JP2010267839A - プリント配線板とビルドアップ多層基板とこれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも無機フィラー16と樹脂18とからなる1層以上の絶縁層11と、1層以上の配線パターン層12とを交互に積層してなる積層体と、前記配線パターン層12間を電気的に接続するめっき導体17を有したスルーホール13もしくはバイアホール22とからなり、前記めっき導体17と接している前記絶縁層11に、前記無機フィラー16の粒径の0.5倍以上5.0倍以下の空孔15を複数個設けることで、加熱時やヒートサイクル条件において、スルーホール13やバイアホール22におけるクラック発生等を防止する、優れた接続信頼性を有する多層プリント配線板14を提供する。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の実施の形態におけるプリント配線板について、図1〜図5を用いて説明する。
次に、実施の形態2として、ビルドアップ多層基板(ビルドアップ多層プリント配線板等と呼ばれることもある)について、図5〜図6を用いて説明する。
次に、実施の形態3を用いて、空孔15の形成方法の一例について説明する。
実施の形態4として、プリント配線板14やビルドアップ多層基板23の製造方法の一例について、図7〜図12を用いて説明する。
次に実施の形態5として、次に作製した多層プリント配線板の特性の評価結果について報告する。実験として、図1等に示した少なくとも無機フィラー16と樹脂18とからなる1層以上の絶縁層11と1層以上の配線パターン層12とが交互に積層された積層体と前記配線パターン層12との層間を電気的に接続するめっき導体17を有したスルーホール13とを有するプリント配線板14であって前記めっき導体17と接している前記絶縁層11に、前記無機フィラー16の粒径の0.5倍以上5.0倍以下の空孔15を、前記スルーホール13を取り囲んで複数個形成した接続信頼性評価用の6層スルーホール基板(実施例1)と、比較例として同じ樹脂系で空孔の無い6層スルーホール基板を、異なる条件で複数種類(比較例1、比較例2)作製し、オイルディップ試験を行い、抵抗値変動について評価を行った結果を、以下の(表1)に示す。オイルディップ試験の条件は260℃(15秒)⇔20℃(20秒)とし、抵抗値変動が20%以上となったものを不良と判断した。
12 配線パターン層
13 スルーホール
14 プリント配線板
15 空孔
16 無機フィラー
17 めっき導体
18 樹脂
19 欠乏層
20 コア基板
21 ビルドアップ層
22 バイアホール
23 ビルドアップ多層基板
24 配線材料
25 基材
26 プリプレグ
27 積層体
28 矢印
29 プレス
30 孔
31 ビルドアップ積層体
Claims (7)
- 少なくとも無機フィラーと樹脂とからなる絶縁層と、配線パターン層とが積層された積層体と、
前記配線パターン層間を電気的に接続する孔の内部に形成されためっき導体からなるスルーホールと、
を有するプリント配線板であって、
前記絶縁層部の前記スルーホールまたはめっき導体を囲う部分に、前記無機フィラーの0.5倍以上5.0倍以下の複数個の空孔、あるいは前記めっき導体の前記絶縁層側に設けた前記無機フィラーの0.5倍以上5.0倍以下の複数の突起、のいずれか一つ以上を設けたプリント配線板。 - 複数の第1の配線パターン層と、この第1の配線パターン層間を電気的に接続する層間接続部とを有したコア基板と、
前記コア基板の一面以上に形成された、少なくとも無機フィラーと樹脂とからなるビルドアップ層と、第2の配線パターン層と、が交互に積層された積層体と、
前記ビルドアップ層に形成した前記第2の配線パターン層間を電気的に接続するめっき導体からなるバイアホールと、
を有するビルドアップ多層基板であって、
前記ビルドアップ層の前記バイアホールまたはめっき導体を囲う部分に、前記無機フィラーの0.5倍以上5.0倍以下の複数個の空孔、あるいは前記めっき導体の前記絶縁層側に設けた前記無機フィラーの0.5倍以上5.0倍以下の複数の突起、のいずれか一つ以上を設けたビルドアップ多層基板。 - 前記空孔の内部の一部以上に、めっき導体が形成されている請求項1もしくは2のいずれか一つに記載のプリント配線板またはビルドアップ多層基板。
- 前記スルーホールもしくは前記バイアホールの周囲に設けた突起の一部以上は、前記絶縁層またはビルドアップ層に埋め込まれている請求項1もしくは2のいずれかひとつに記載のプリント配線基板またはビルドアップ多層基板。
- 前記スルーホールもしくは前記バイアホールの周囲部分に形成された前記空孔は、前記めっき導体から離れるに従い発生頻度が低下するように設けた請求項1もしくは2のいずれか一つに記載のプリント配線基板またはビルドアップ多層基板。
- 少なくとも無機フィラーと樹脂とからなる半硬化状態のシート状の第1の絶縁層の表裏面に第1の配線材料を積層配置し、加熱加圧によって接着し積層体を形成する第1の熱プレス工程と、
前記積層体上の配線材料層をエッチングにより配線パターン層とし、両面板を形成する工程と、
前記両面板の表裏面に、未硬化状態のシート状の第2の絶縁層と、第2の配線材料とを積層配置し、加熱加圧によって接着することで多層積層体を形成する第2の熱プレス工程と、
前記多層積層体に孔を形成する工程と、
前記孔の内壁に、前記無機フィラーの0.5倍以上5.0倍以下の複数の空孔を形成する工程と、
前記孔の内壁に、前記積層体の前記配線パターン層を電気的に接続するめっき導体を形成する工程と、を含むプリント配線基板の製造方法。 - 少なくとも各配線パターン層の層間を電気的に接続する層間接続部を有したコア基板を形成する工程と、
前記コア基板の表裏面に形成された少なくとも無機フィラーと樹脂とからなる1層以上のビルドアップ層と1層以上の配線材料とを交互に積層し、仮積層体を形成する工程と、
前記仮積層体を加熱加圧によって接着し積層体を形成する熱プレス工程と、
前記孔の内壁周囲に、前記無機フィラーの0.5倍以上5.0倍以下の空孔を形成する工程と、
前記孔の内壁に、積層体の前記配線パターン層を電気的に接続するめっき導体を形成する工程と、を含むビルドアップ多層基板の製造方法。
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JP2021005624A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 新光電気工業株式会社 | 配線基板及びその製造方法 |
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JP2005285862A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Kyocera Corp | 配線基板 |
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