JP2010266525A - コネクタおよびそれを備えたトナーカートリッジ、並びに、画像形成装置 - Google Patents

コネクタおよびそれを備えたトナーカートリッジ、並びに、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、記憶素子と電気接点部を極めて容易に取り外すことができるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタは、トナーカートリッジが画像形成装置に装着される際に画像形成装置と電気的に接続されるコネクタであって、トナーカートリッジに固定されるハウジング部材と、トナーカートリッジに関連する関連情報を記憶する記憶素子を搭載し前記画像形成装置と電気的に接続される電気接点部が形成された基板部材と、基板部材を搭載しハウジング部材に取り外し可能に嵌め込まれる嵌め込み部材とを備え、嵌め込み部材はハウジング部材の外部から操作して取り外し可能である。
【選択図】図6

Description

この発明は、コネクタおよびそれを備えたトナーカートリッジ、並びに、画像形成装置に関し、詳しくは、トナーカートリッジに関する情報を電子情報として記憶するコネクタとそれを備えたトナーカートリッジ、並びに、このトナーカートリッジが装着される画像形成装置に関する。
電子写真方式あるいは静電記録方式等の画像形成装置としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、およびこれらを一体化した複合機等がある。これらの画像形成装置においては、静電潜像を感光体上に形成し、トナーを現像装置から感光体へと供給し、トナーにより感光体上の静電潜像を現像して感光体上にトナー像を形成し、このトナー像を感光体から記録用紙に転写し、記録用紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録用紙上に定着させている。
このような画像形成装置においては、画像形成を繰り返すに伴ってトナーが徐々に消費されることから、消費されたトナーを適宜補給する必要がある。例えば、現像装置上にホッパーを設け、このホッパー上にトナーカートリッジを着脱自在に取り付け、トナーカートリッジからホッパーへとトナーを落下させ、ホッパーから現像装置へとトナーを供給している。
そして、トナーカートリッジ内のトナー残量を検出したり、画素をカウントしてトナー消費量を算出し、トナー残量が少なくなった場合には、ユーザーにトナーカートリッジの交換を促し、トナー不足に陥ることを未然に防いでいる。
このように、トナーカートリッジは消耗品であり、交換された使用済みトナーカートリッジは業者によって回収され、リサイクル後、再びリサイクル済みトナーカートリッジとしてユーザーのもとに届けられる。
ところで、トナーカートリッジは、消耗品として市場で流通する性格の商品であることから、残念ながら外見上のみ純正品と互換性をもたせた不正品が出まわる可能性がある。
しかしながら、近年の画像形成装置は画像品質の向上に伴い、トナーについてもそれに見合った高い性能が要求され、非純正のトナーカートリッジを用いると目的とする画像品質が得られないばかりでなく、装置内を汚染して故障を引き起こす原因にもなる。
さらに、トナーカートリッジのリサイクルについても際限なく何度でも繰り返せるわけではなく、トナーカートリッジ本体の機構的な寿命からリサイクルできる回数には限度がある。
このようにトナーカートリッジを取り巻く状況は複雑化しており、近年は、トナーカートリッジに情報の書換えが可能な記憶素子を設け、この記憶素子に当該トナーカートリッジに特有の情報を保有させるようにしたものもある。
このようなものとしては、トナーカートリッジに装着されるコネクタであって、画像形成装置と電気的に接続される接点端子をコネクタの正面側に設けると共に、記憶素子を実装したメモリIC基板をコネクタの背面側に設け、前記接点端子とメモリIC基板の端子とをバネ性の接点端子を介して接続し、メモリIC基板を必要に応じて取り外し可能な構成としたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−255780号公報
回収されたトナーカートリッジをリサイクルする際には、トナーカートリッジ内に少量残ったトナーを圧縮空気で吹き飛ばしながら外部に排出する清掃作業がある。
しかし、上記の清掃作業時に微細な粉末であるトナーとトナーカートリッジの内壁とが激しく接触し、トナーカートリッジに静電気が帯電し易くなる。
また、清掃作業後に新たなトナーを充填する際にも、微細な粉末であるトナーの流動によりトナーカートリッジに静電気が帯電し易くなる。
このような静電気の帯電は、特に冬期の低湿度の環境では数千ボルトもの高電圧になることもあり、回収したトナーカートリッジをリサイクルする際に帯電した静電気が一気に放電されると記憶素子が破壊されてしまう恐れがある。
また、リサイクル作業時に飛散するトナーによって画像形成装置の被接続部と電気的に接続される電気接点部が汚染されると、接続不良を引き起こす恐れもある。
したがって、トナーカートリッジをリサイクルする際には、トナーカートリッジから記憶素子と電気接点部を予め取り外しておくことが望ましい。
特許文献1に記載のものでは、記憶素子を実装したメモリIC基板がコネクタから取り外し可能に構成されているため、トナーカートリッジのリサイクルに先立ってメモリIC基板を取り外すことができる。
しかしながら、コネクタの背面側にメモリIC基板が設けられているため、トナーカートリッジからコネクタを取り外してからでなければメモリIC基板を取り外すことができず手間を要する。
また、画像形成装置の被接続部と電気的に接続される接点端子がメモリIC基板と別に設けられているため、リサイクル作業時の接点端子の汚染を防止するためにはコネクタ自体をトナーカートリッジから取り外さなければならない。
この発明は以上のような事情を考慮してなされたものであり、簡易な構成でありながら、記憶素子と電気接点部を極めて容易に取り外すことができるコネクタを提供するものである。
この発明は、トナーカートリッジが画像形成装置に装着される際に画像形成装置と電気的に接続されるコネクタであって、トナーカートリッジに固定されるハウジング部材と、トナーカートリッジに関連する関連情報を記憶する記憶素子を搭載し前記画像形成装置と電気的に接続される電気接点部が形成された基板部材と、基板部材を搭載しハウジング部材に取り外し可能に嵌め込まれる嵌め込み部材とを備え、嵌め込み部材はハウジング部材の外部から操作して取り外し可能であることを特徴とするコネクタを提供するものである。
この発明によれば、記憶素子を搭載し画像形成装置と電気的に接続される電気接点部が形成された基板部材がハウジング部材に取り外し可能に嵌め込まれる嵌め込み部材に搭載され、嵌め込み部材はハウジング部材の外部からの操作により取り外し可能に構成されているので、ハウジング部材がトナーカートリッジに固定された状態であってもハウジング部材の外部から操作して嵌め込み部材を容易に取り外すことができる。
このため、トナーカートリッジのリサイクルに先立ち、記憶素子を搭載し電気接点部が形成された基板部材を極めて容易に取り外すことができ、トナーカートリッジに帯電した静電気が一気に放電されることによる記憶素子の破壊と、トナーの飛散による電気接点部の汚染を防止できる。
また、基板部材を搭載する嵌め込み部材がハウジング部材に対して取り外し可能に構成されるため、トナーカートリッジがリサイクル回数の上限を迎えても、ハウジング部材から嵌め込み部材を取り外すことにより、基板部材を再利用でき、資源を有効に利用できる。
さらには、嵌め込み部材が破損した場合も、嵌め込み部材のみを交換すればハウジング部材や基板部材は再利用可能であり、資源を有効に利用できる。
この発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジが装着される画像形成装置の全体構成を概略的に示す説明図である。 図1に示される画像形成装置を制御する制御部のブロック図である。 この発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジと、このトナーカートリッジが装着される現像器を示す斜視図である。 この発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジが現像器に装着された際に制御部が行う一連の制御フローを示すフローチャート図である。 この発明の実施形態に係るコネクタの単体の斜視図である。 図5に示されるコネクタを斜め上方からみた分解斜視図である。 図5に示されるコネクタを斜め下方からみた分解斜視図である。 図5のA−A断面図である。 この発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジから嵌め込み部材を取り外す様子を示す斜視図である。 この発明の実施形態の変形例に係るコネクタの図6対応図である。 この発明の実施形態の変形例に係るコネクタの図7対応図である。 この発明の実施形態の変形例に係るコネクタの図8対応図である。
この発明によるコネクタは、トナーカートリッジが画像形成装置に装着される際に画像形成装置と電気的に接続されるコネクタであって、トナーカートリッジに固定されるハウジング部材と、トナーカートリッジに関連する関連情報を記憶する記憶素子を搭載し前記画像形成装置と電気的に接続される電気接点部が形成された基板部材と、基板部材を搭載しハウジング部材に取り外し可能に嵌め込まれる嵌め込み部材とを備え、嵌め込み部材はハウジング部材の外部から操作して取り外し可能であることを特徴とする。
この発明によるコネクタにおいて、トナーカートリッジとは、特に限定されるものではないが、画像形成装置にトナーを供給する目的でトナーを収容し、画像形成装置に対して着脱可能に構成された容器を意味する。
ここで、画像形成装置とは、特に限定されるものではないが、感光体とトナーを用いる電子写真方式または静電記録方式により記録媒体上に画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置全般を意味する。
ハウジング部材とは、トナーカートリッジに固定される筐体を意味し、その構造や材質は特に限定されない。
基板部材とは、トナーカートリッジに関連する関連情報を記憶する記憶素子が実装され、かつ、トナーカートリッジが画像形成装置に装着される際に該画像形成装置と電気的に接続される電気接点部が形成された基板を意味し、該基板には、記憶素子以外の様々な電子回路や電子部品が設けられていてもよい。
嵌め込み部材とは、基板部材を搭載しハウジング部材に取り外し可能に嵌め込まれる部材を意味し、その構造や材質は特に限定されない。
また、トナーカートリッジに関連する関連情報とは、特に限定されるものではないが、例えば、同型式のトナーカートリッジに共通な一般的な情報と、個々のトナーカートリッジに特有な情報との双方を含んだものを意味し、本発明では書換可能な電子情報として記憶素子に記憶される。
関連情報に含まれる情報は、例えば、固有情報、履歴情報およびリサイクル情報の3つに大別できる。
ここで、固有情報としては、例えば、品番、内容量、収容しているトナーの色、ロット番号、製造年月日、製造業者等の情報を挙げることができる。
また、履歴情報としては、例えば、トナー残量、使用開始時期、実使用時間等の情報を挙げることができる。
また、リサイクル情報としては、例えば、リサイクル回数、リサイクル年月日、回収業者等の情報を挙げることができる。
このような関連情報は、主に、(1)非純正トナーカートリッジの使用防止、(2)トナーカートリッジの交換時期の予測、(3)上限回数を超えたリサイクルの防止、(4)不良品が発生した場合の追跡調査等を目的に記憶される。
この発明によるコネクタにおいて、嵌め込み部材はハウジング部材と解除可能に係合する係合部と、ハウジング部材との係合を解除して嵌め込み部材を取り外す際にハウジング部材の外部から操作される操作部とを有していてもよい。
このような構成によれば、ハウジング部材と嵌め込み部材との係合を解除する際に操作される操作部がハウジング部材の外部から操作可能に設けられるので、嵌め込み部材の取り外し作業を容易、かつ、確実に行うことができる。
嵌め込み部材が係合部と操作部を有する上記構成において、係合部は、嵌め込み部材が嵌め込まれる方向に向かって延びる弾性変形可能な一対のアームの先端に形成された爪からなり、操作部はハウジング部材の外部に露出した前記一対のアームの基端からなり、ハウジング部材は前記一対のアームの爪と解除可能に係合する被係合部を有していてもよい。
このような構成によれば、ハウジング部材の外部に露出する一対のアームの基端を押さえる操作を行うだけでアームを弾性変形させてハウジング部材の被係合部とアームの爪との係合を解除でき、作業性に優れる。
この発明によるコネクタにおいて、電気接点部は、記憶素子から基板部材上に延出した複数の接点端子からなり、前記複数の接点端子は画像形成装置に接続される接続方向に沿って基板部材上に平行に並ぶように配設されてもよい。
このような構成によれば、基板部材の一平面上に複数の接点端子が配設されるので、接点端子が複数の面に配設される場合と比較して基板部材の構成が簡易なものとなり、嵌め込み部材に搭載し易くなる。
また、複数の接点端子が画像形成装置に接続される接続方向に沿って平行に並ぶように基板部材上に配設されるので、画像形成装置とスムーズに接続できる。
この発明によるコネクタにおいて、嵌め込み部材は基板部材を位置決めして搭載する搭載部を有し、搭載部は搭載した基板部材の縁に接するリブを有していてもよい。
このような構成によれば、搭載部が基板部材の縁に接するリブを有するので、基板部材を嵌め込み部材の搭載部に搭載する際の位置決めが容易になる。
搭載部が基板部材の縁に接するリブを有する上記構成において、基板部材は互いに対向する2つの側縁と互いに対向する前縁および後縁を有する方形であって、搭載部のリブは基板部材の両側縁、前縁および後縁に接するように設けられてもよい。
このような構成によれば、方形の基板部材の両側縁、前縁および後縁にリブが接するので、高い精度で基板部材を位置決めできる。
搭載部が基板部材の縁に接するリブを有する上記構成において、基板部材は互いに対向する2つの側縁と互いに対向する前縁および後縁を有する方形であって、搭載部のリブは基板部材の両側縁と前縁に接し、かつ、前記両側縁と前縁の少なくとも1つに被さるように設けられていてもよい。
このような構成によれば、方形の基板部材の後縁と対応する部分にリブが設けられないので、リブが設けられない当該部分から基板部材を搭載部上にスライドさせるようにして搭載でき、作業性に優れる。
また、基板部材の両側縁と前縁の少なくとも1つに対応するリブが被さるので、接着剤や両面テープ等を用いることなく基板部材を搭載部上に簡易に固定でき、搭載部から基板部材を取り外す際の作業性にも優れる。
ハウジング部材は、嵌め込み部材が嵌め込まれたときに嵌め込み部材の先端と突き当たりハウジング部材に対して嵌め込み部材を位置決めする壁を有していてもよい。
このような構成によれば、嵌め込み部材をハウジング部材に嵌め込むと、嵌め込み部材の先端がハウジング部材の壁に突き当たり、ハウジング部材に対する嵌め込み部材の位置が自ずと定まるので、無理な嵌め込みが防止される。
この発明は別の観点からみると、この発明による上述のコネクタを備えたトナーカートリッジを提供するものでもある。
この発明による上記のトナーカートリッジによれば、この発明による上述のコネクタで得られるのと同様の効果が得られる。
すなわち、トナーカートリッジのリサイクルに先だって、記憶素子を搭載し電気接点部が形成された基板部材を容易に取り外すことができ、トナーカートリッジがリサイクル回数の上限を迎えた場合には、基板部材を取り外して再利用できる。
また、記憶素子に記憶されたトナーカートリッジの関連情報を画像形成装置に提供することにより、非純正トナーカートリッジの使用防止、非適合トナーカートリッジの誤装着防止、リサイクル回数の管理など、様々な効果を奏することができる。
この発明は更に別の観点からみると、この発明による上述のトナーカートリッジが着脱可能に装着され画像情報に応じた画像を形成する画像形成部と、画像形成部に用紙を搬送する用紙搬送部と、画像形成部および用紙搬送部を制御する制御部とを備え、画像形成部は前記トナーカートリッジが装着された際に該トナーカートリッジのコネクタと電気的に接続され、制御部は前記コネクタから当該トナーカートリッジの関連情報を読み取り、更新又は追加すべき情報を前記コネクタへ書き込むことを特徴とする画像形成装置を提供するものでもある。
この発明による上記の画像形成装置によれば、制御部が、装着されたトナーカートリッジの関連情報をコネクタから読み取り、更新又は追加すべき情報をコネクタに書き込むことにより、非純正トナーカートリッジの使用防止、非適合トナーカートリッジの誤装着防止、トナーカートリッジのリサイクル回数の管理など、様々な効果を奏することができる。
以下、この発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジが装着される画像形成装置について図面に基づいて詳細に説明する。
画像形成装置の全体構成と動作
図1は本発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジが装着される画像形成装置の全体構成を概略的に示す説明図、図2は図1に示される画像形成装置を制御する制御部の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る画像形成装置100は、カラー画像を記録用紙に記録するカラーレーザープリンタであり、画像情報に応じた画像を形成する画像形成部10と、画像形成部に用紙を搬送する用紙搬送部20と、画像形成部10および用紙搬送部20を制御する制御部40(図2参照)とから主に構成されている。
画像形成部10は、露光ユニット1、画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pd、中間転写ベルトユニット2および定着ユニット3等を備えている。
一方、用紙搬送部20は、用紙搬送装置4、給紙トレイ5および排紙トレイ6等を備えている。
この画像形成装置100において、記録用紙は、給紙トレイ5に積載収容されており、ピックアップローラ7−1により1枚ずつ給紙トレイ5から引き出されて、搬送ローラ4−1によりレジストローラ8へと搬送される。あるいは、記録用紙は、手差しトレイ9に載置され、ピックアップローラ7−2により引き出されて、搬送ローラ4−6〜4−4によりレジストローラ8へと搬送される。
レジストローラ8は、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、記録用紙の先端が中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト11上に形成されるトナー像の先端に重なるタイミングで、記録用紙を2次転写ローラ33へと搬送する。
画像形成ステーションPa〜Pdは、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナー像をそれぞれ形成して、各色のトナー像を中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト11に転写する。
これらの画像形成ステーションPa〜Pdは、現像器21a,21b,21c,21d、トナーカートリッジ22a,22b,22c,22d、感光体ドラム23a,23b,23c,23d、帯電器24a,24b,24c,24d、及びクリーナユニット25a,25b,25c,25d等をそれぞれ備えている。
感光体ドラム23a〜23dは、中間転写ベルト11を介して1次転写ローラ26a,26b,26c,26dにそれぞれ押圧されており、移動方向Bに回転移動する中間転写ベルト11と同一の周速度で、中間転写ベルト11と共に回転される。また、各1次転写ローラ26a〜26dも、移動方向Bに回転移動する中間転写ベルト11と同一の周速度で、中間転写ベルト11に追従回転する。
帯電器24a〜24dは、感光体ドラム23a〜23dにそれぞれ接触するローラ型やブラシ形のもの、あるいはチャージャー型のものであり、感光体ドラム23a〜23d表面を一様に帯電させる。
露光ユニット1は、感光体ドラム23a〜23dに対してそれぞれレーザ光を出射するレーザ光源1a、および出射されたレーザ光を感光体ドラム23a〜23dにそれぞれ導く複数のミラー1b等を有しており、画像データに応じて各レーザ光を変調しつつ、レーザ光を感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれ照射して、感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれ静電潜像を形成する。
なお、露光ユニット1として、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッドを用いてもよい。
トナーカートリッジ22a〜22dは、黒、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーをそれぞれ収容している。現像器21a〜21dには、トナーカートリッジ22a〜22dからそれぞれトナーが供給される。現像器21a〜21dは感光体ドラム23a〜23d表面の静電潜像に各色のトナーを付着させて、感光体ドラム23a〜23d表面に各色のトナー像を形成する。これら各色のトナー像は、感光体ドラム23a〜23dから中間転写ベルト11に転写されて重ね合わされる。
中間転写ベルトユニット2は、中間転写ベルト11、1次転写ローラ26a〜26d、駆動支持ローラ31、従動支持ローラ32および2次転写ローラ33等を備えている。駆動支持ローラ31と従動支持ローラ32は、中間転写ベルト11を回転移動可能に張架し、1次転写ローラ26a〜26dと2次転写ローラ33は張架された中間転写ベルト11に押し付けられている。
中間転写ベルト11は、例えば、厚さ100〜150μm程度の合成樹脂フィルムにより形成される。2次転写ローラ33は、図中の左右方向に移動可能に支持されており、右方向に移動されたときに駆動支持ローラ31との間に中間転写ベルト11を挟み込んでニップ域を形成する。
駆動支持ローラ31は、中間転写ベルト11を2次転写ローラ33へ押さえつけるバックアップローラとしての役目を果たしつつ回転駆動され、1次転写ローラ26a〜26dと感光体ドラム23a〜23d間の各ニップ域が順次下流側へ移動するように中間転写ベルト11を移動方向Bに回転移動させる。これにより、各ニップ域が安定的に維持される。
なお、1次転写ローラ26a〜26dと感光体ドラム23a〜23d間の各ニップ域をより安定的に形成するためには、1次転写ローラ26a〜26dおよび感光体ドラム23a〜23dのいずれか一方を硬質材料で形成し、他方を弾性材料で形成するのが好ましい。
1次転写ローラ26a〜26dは、例えば、直径8〜10mmの金属軸の外周を導電性の弾性材(EPDM、発泡ウレタン等)により被覆したものである。
1次転写ローラ26a〜26dには、1次転写ローラ26a〜26dと感光体ドラム23a〜23d間のニップ域に中間転写ベルト11を挟み込んだ状態で、トナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧が印加される。
バイアス電圧の印加によって生じた電界は中間転写ベルト11を介して各感光体ドラム23a〜23d表面のトナーに作用し、各感光体ドラム23a〜23d表面のトナーは中間転写ベルト11へ引き付けられ転写される。これにより、各色のトナー像が中間転写ベルト11に転写されて重ね合わされる。
なお、1次転写ローラ26a〜26dとしてローラの代わりにブラシ等が用いられても構わない。
クリーニングユニット34は、例えば中間転写ベルト11表面に摺接するクリーニングブレードであり、中間転写ベルト11表面に残留したトナーを除去して、次回に印字される画像のカブリ等を防止する。
こうして中間転写ベルト11に転写され重ね合わされた多色(カラー)トナー像は、中間転写ベルト11の回転移動に伴い、駆動支持ローラ31と2次転写ローラ33間のニップ域へと搬送される。
この時、レジストローラ8は、ニップ域へ搬送された多色トナー像の先端と記録用紙の先端が一致するタイミングで前記ニップ域に記録用紙を搬送し、多色トナー像が記録用紙に転写される。
次いで、記録用紙は、定着ユニット3へと搬送され、ここで加圧ローラ3aと加熱ローラ3b間に挟み込まれる。これにより、記録用紙上の多色トナー像が加熱・溶融され、記録用紙上にカラー画像として定着される。
その後、記録用紙は、用紙搬送装置4により排紙トレイ6へ排出され、画像形成面を下に向けたフェイスダウン方式で排紙トレイ6上に載置される。
なお、画像形成ステーションPaだけを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト11に転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト11から記録用紙に転写され記録用紙上に定着される。
また、記録用紙の表面だけでなく、両面の印字を行う場合は、記録用紙の表面に転写されたトナー像が定着ユニット3で定着された後、当該記録用紙が搬送ローラ4−3により排紙トレイ6へ向けて搬送される途中で、搬送ローラ4−3を停止させてから逆回転させ、当該記録用紙を反転経路4rに通して表裏を反転させてからレジストローラ8へと導き、表面に画像形成を行ったのと同様にして当該記録用紙の裏面にトナー像を転写して定着させ、記録用紙を排紙トレイ6に排出する。
図1には示されないが、画像形成装置100は全体を統合的に制御する制御部を備えている。図2に示されるように、制御部40は、演算処理を行うCPU41、CPU41が行う制御プログラムを格納したROM42、CPU41にワークエリアを提供するRAM43、CPU41の制御の下で画像形成装置100の各種センサと制御信号の入出力を行うI/Oポート44、CPU41の制御の下で画像形成装置100に備えられた各種駆動部を駆動するドライバ回路45などから構成されたマイクロコンピュータであり、露光ユニット1および画像形成ステーションPa〜Pdを含め画像形成装置100を総合的に制御する。
トナーカートリッジの構成
トナーカートリッジ22a〜22dは、画像形成ステーションPa〜Pdにそれぞれ着脱可能に装着されるが、具体的には、画像形成ステーションPa〜Pdの現像器21a〜21dにそれぞれ着脱可能に装着されることとなる。
以下、トナーカートリッジ22a〜22dは、トナーカートリッジ22と総称する。また現像器21a〜21dは、現像器21と総称する。
図3は、この発明の実施形態によるトナーカートリッジとトナーカートリッジが装着される現像器を示す斜視図である。
図3に示されるように、トナーを収容するトナーカートリッジ22には、記憶素子81(図6参照)を有するコネクタ60が設けられている。
コネクタ60の記憶素子81は、非純正トナーカートリッジの使用防止、間違った色のトナーカートリッジの誤装着防止、トナーカートリッジ22の交換時期の予測、上限回数を超えたリサイクルの防止、不良品が発生した場合の追跡調査等の目的のために、トナーカートリッジ22に関連する関連情報を電子情報として記憶する。
上記の関連情報は、固有情報、履歴情報およびリサイクル情報の3つに大別でき、固有情報には、品番、内容量、トナーの色、ロット番号、製造年月日、製造業者等の情報が含まれる。
また、履歴情報には、トナー残量、使用開始時期、実使用時間、トナーエンド時期、累積使用量データ(例えば、総累積印字枚数)等の情報が含まれる。
また、リサイクル情報としては、リサイクル回数、リサイクル年月日、回収業者等の情報が含まれる。
図3に示されるように、トナーカートリッジ22が現像器21に装着されると、トナーカートリッジ22のトナー排出口51と現像器21のトナー受入口52が一致し、トナーの供給が可能になるとともに、トナーカートリッジ22に設けられたコネクタ60が現像器21に設けられた被接続部53に電気的に接続される。
図示しないが、トナーカートリッジ22のトナー排出口51や現像器21のトナー受け入れ口52にはシャッター部材が設けられており、トナーカートリッジ22が現像器21に装着されたときのみシャッター部材が開き、トナー排出口51とトナー受け入れ口52が連通するようになっている。
トナーカートリッジ22が現像器21に装着された際に、上述の制御部40(図2参照)が行う一連の制御フローについて図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4に示されるように、トナーカートリッジ22が現像器21に装着されると(ステップS1)、制御部40は現像器21の被接続部53を介して記憶素子81に記憶された上述の関連情報を読み出し(ステップS2)、装着されたトナーカートリッジ22が機種に適合した純正品であるかどうかを判別し(ステップS3)、機種に適合しない非純正品であると判断した場合は、機種に適合した純正トナーカートリッジ22への交換を促す旨の注意喚起を行う(ステップS4)。
一方、ステップS3において機種に適合した純正品であると判断した場合には、間違った色のトナーカートリッジ22が誤って装着されていないかどうかを判別し(ステップS5)、間違った色のトナーカートリッジ22が装着されている判断した場合には、正しい色のトナーカートリッジ22を装着するよう注意喚起を行う(ステップS6)。
ステップS5において、正しい色のトナーカートリッジ22が装着されていると判断した場合には、現在装着されているトナーカートリッジ22のロット番号とそれまで装着されていたトナーカートリッジ22のロット番号とを比較し(ステップS7)、ロット番号が異なる場合には新しいトナーカートリッジ22が装着されたと判断し、コネクタ60の記憶素子81に使用開始時期、実使用時間(すなわちゼロ)、トナー残量(すなわちフル)の初期情報を被接続部53を介して書き込む(ステップS8)。
また、画像形成装置100が稼働している間は、所定時間(例えば、1時間)毎に実使用時間の情報を更新し、所定枚数(例えば、100枚)の印字がなされる度に累積使用量データを更新し、トナーカートリッジ22から現像器21へトナーが補給される度に、トナー残量の情報を更新する(ステップS9)。
そして、トナー残量の情報が所定量以下になったと判断すると(ステップS10)、トナーカートリッジ22の交換が近々必要になると判断し、ユーザーに新しいトナーカートリッジの準備を促す旨の注意喚起を行う(ステップS11)。また、トナー残量の情報が空を示すとトナーが消費し尽くされたと判断し(ステップS12)、トナーエンド時期の情報を記憶素子81に書き込み(ステップS13)、一連のフローを終了する。
コネクタの構成
次に、コネクタの構成について詳細に説明する。
図5は本発明の実施形態に係るコネクタ単体の斜視図、図6は図5に示されるコネクタを斜め上方からみた分解斜視図、図7は図5に示されるコネクタを斜め下方からみた分解斜視図、図8は図5のA−A断面図、図9は本発明の実施形態に係るコネクタを備えたトナーカートリッジから嵌め込み部材を取り外す様子を示す斜視図である。
図5および図6に示されるように、本発明の実施形態に係るコネクタ60は、トナーカートリッジ22(図3参照)に装着される樹脂製のハウジング部材70と、トナーカートリッジ22に関連する関連情報を記憶する記憶素子81を実装した基板82からなる基板部材80と、基板部材80を搭載しハウジング部材70に取り外し可能に嵌め込まれる樹脂製の嵌め込み部材90とを備えている。
図6に示されるように、基板部材80は、互いに対向する前縁82aおよび後縁82bと、互いに対向する側縁82c,82dとを有する方形であって、前縁82a側に電気接点部としての4つの接点端子83a,83b,83c,83dが形成され、後縁82b側に記憶素子81が実装されている。
基板部材80の前縁82a側に形成された接点端子83a,83b,83c,83dと、基板部材80の後縁82b側に実装された記憶素子81は、基板82の表面に形成された図示しない回路によって電気的に接続されている。
接点端子83a,83b,83c,83dが形成された基板部材80の前縁82aは、トナーカートリッジ22のコネクタ60が現像器21の被接続部53と接続される際に基板部材80の先端となる部分であり、接点端子83a,83b,83c,83dは被接続部53と接続される接続方向C(図3参照)に沿って平行に並ぶように配設されている。
図示しないが、被接続部53にも同様の接点端子が形成され、コネクタ60が被接続部53に接続されると、基板部材80に形成された接点端子83a,83b,83c,83dが被接続部53の接点端子とそれぞれ電気的に接続される。
図6に示されるように、嵌め込み部材90は基板部材80を位置決めして搭載する搭載部93を有している。
搭載部93は基板部材80に対応した形状を有し、その周縁には搭載部93の領域を規定するようにリブ94が立設されている。リブ94はコネクタ60が被接続部53に接続される際に被接続部53(図3参照)と最初に接触する先端部94a、嵌め込み部材90がハウジング部材70に嵌め込まれる際に先端となる後端部94b、先端部94aと後端部94bの両端をそれぞれ繋ぐ側縁部94c,94dとから構成されている。
このため、嵌め込み部材90の搭載部93上に基板部材80が搭載されると、搭載部93の周縁に立設されたリブ94の先端部94a、後端部94b、側縁部94c,94dが基板部材80の前縁82a,後縁82b,側縁82c,82dにそれぞれ接し、搭載した基板部材80を搭載部93上で位置決めする。
なお、基板部材80は、誤って上下逆さに搭載されることがないよう、その一方の表面側にのみ記憶素子81および接点端子83a,83b,83c,83dが図示しない回路と共に設けられ、他方の表面側が接着剤または両面テープ等を介して搭載部93上に搭載されることにより、搭載部93上に位置決めされたうえで固定される。
搭載部93のリブ94は、被接続部53と最初に接触する先端部94aが接続方向C(図3参照)へ向かって厚みが徐々に薄くなるように成形され、さらに先端部94aの両端は角が落とされ丸みを帯びるように成形されている。
これにより、トナーカートリッジ22を現像器21に装着する際にコネクタ60が被接続部53に引っ掛かることなくスムーズに接続されるようになっている。
また、図6に示されるように、嵌め込み部材90はハウジング部材70に嵌め込まれたときにハウジング部材70の一部と解除可能に係合する弾性変形可能な一対のアーム91,92を有している。
一対のアーム91,92は、リブ94の両側縁部94c,94dに設けられた操作部としての基端91a,92aから嵌め込み部材90の嵌め込み方向Dへそれぞれ延び、先端には係合部としての爪91b,92bが形成されている。
一方、ハウジング部材70は、嵌め込み部材90が挿入される挿入口71を有し、ハウジング部材70の内部には嵌め込み部材90が嵌め込まれた際に一対のアーム91,92の先端に形成された爪91b,92bと解除可能に係合する一対の被係合部72,73(図8参照)が形成されている。
また、図6に示されるように、ハウジング部材70は挿入口71を介して嵌め込み部材90が嵌め込まれる際に嵌め込み部材90を案内する案内片74が挿入口71から嵌め込み方向Dと逆方向に向かって延出している。そして、図7に示されるように、嵌め込み部材90の裏面には案内片74をスライド式に受け入れる被案内部95が形成されている。
これにより、嵌め込み部材90をハウジング部材70の挿入口71を介して嵌め込むと、ハウジング部材70の案内片74が嵌め込み部材90の被案内部95にスライド式に嵌まり、嵌め込み部材90は案内片74に案内されながらハウジング部材70内の所定の位置へ進んでいく。このとき、弾性変形可能な一対のアーム91,92はハウジング部材70の挿入口71の幅に一致して互いの間隔を狭めるように変形させられる。
そして、図8に示されるように、嵌め込み部材90がハウジング部材70内の所定の位置まで進むと、嵌め込み方向D(図6参照)へ向かって先端となるリブ94の後端部94bがハウジング部材70内の後壁75と突き当たり、ハウジング部材70に対する嵌め込み部材90の位置決めがなされる。これと同時に、互いの間隔を狭めるように変形させられていた一対のアーム91,92は元の形状に復帰し、一対のアーム91,92の先端に形成された爪91b,92bがハウジング部材70の一対の被係合部72,73にそれぞれ解除可能に係合する。これにより、嵌め込み部90がハウジング部材70に対して取り外し可能に固定され、記憶素子81がハウジング部材70内の空間Sに収容される。
このように、嵌め込み部材90の搭載部93上に基板部材80を位置決めして搭載した上で、嵌め込み部材90をハウジング部材70に嵌め込むことにより、嵌め込み部材90の一対のアーム91,92の先端に形成された爪91b,92bとハウジング部材70の一対の被係合部72,73とがそれぞれ解除可能に係合し、本実施形態に係るコネクタ60が組み上がる。
そして、コネクタ60は、ハウジング部材70のトナーカートリッジ22(図3参照)と接触する面に形成されたネジ孔75,76(図7参照)を利用してトナーカートリッジ22にネジ止めにより装着される。
なお、ハウジング部材70から嵌め込み部材90を取り外す場合は、ハウジング部材70の外部に露出した一対のアーム91,92の基端91a,92aを両側から挟む操作を行い、ハウジング70内で一対のアーム91,92の間隔を互いに狭めるように変形させることにより、ハウジング部材70の一対の被係合部72,73と一対のアーム91,92の先端の爪91b,92bとの係合を解除し、ハウジング部材70から嵌め込み部材90を引き抜けばよい。
コネクタ60は、上述のように組立てられてからトナーカートリッジ22に装着されてもよいし、予めハウジング部材70のみがトナーカートリッジ22に装着されていてもよい。
また、ハウジング部材70をトナーカートリッジ22に装着する方法は上述のようなネジ止めに限られず、接着剤や両面テープを用いて装着されてもよい。さらには、トナーカートリッジ22とハウジング部材70とが一体に成形されていてもよい。
図5および図9に示されるように、本実施形態に係るコネクタ60は、嵌め込み部材90がハウジング部材70の正面側から嵌め込まれるように構成され、かつ、ハウジング部材70の外部に露出した一対のアーム91,92の基端91a,92a(操作部)を両側から挟む操作を行うことによりハウジング部材70と嵌め込み部材90との係合を解除できるように構成されているので、ハウジング部材70をトナーカートリッジ22に装着したまま、嵌め込み部材90をハウジング部材70から容易に取り外すことができる。
つまり、基板部材80を搭載した嵌め込み部材90をハウジング部材70から取り外すにあたって、ハウジング部材70をトナーカートリッジ22から取り外す必要がない。
このため、使用済みのトナーカートリッジ22をリサイクルする際に、記憶素子81を実装した基板部材80を予め容易に取り外すことができ、リサイクル作業時に発生する静電気が一気に放電されることによる記憶素子81の破壊を防止できる。
また、リサイクルに先だって基板部材80を予め取り外すことにより、接点端子83a,83b,83c,83dが、リサイクル作業中に飛散するトナーによって汚損されることも防止でき、接点端子83a,83b,83c,83dの汚損による接続不良も防止できる。
コネクタの変形例
次に、本発明の実施形態に係るコネクタの変形例について、図10〜12に基づいて説明する。図10は変形例に係るコネクタの図6対応図、図11は変形例に係るコネクタの図7対応図、図12は変形例に係るコネクタの図8対応図である。
図10〜12に示されるように、変形例に係るコネクタ160は、上述の実施形態に係るコネクタ60の嵌め込み部材90のリブ94に改変を加えたものである。
すなわち、上述の実施形態では、嵌め込み部材90のリブ94が先端部94a,後端部94b,側縁部94c,94dで構成されていたが、変形例に係る嵌め込み部材190のリブ194では、上述の実施形態の後端部94b(図6参照)に相当する部分が省略され、リブ194は先端部194aと側縁部194c,194dのみで構成されている。
そして、側縁部194c,194dには基板部材80の側縁82c,82dに被さるように張り出した押さえ部194e,194fがそれぞれ設けられている。
これにより、リブ194が設けられていない嵌め込み部材190の後端から基板部材80を搭載部193上に挿し入れて搭載部193上をスライドさせることにより基板部材80を搭載部193上に搭載できる。このとき、基板部材80は基板部材80の前縁82aがリブ194の先端部194aと当接することにより搭載部193上で位置決めされ、さらに側縁部194c,194dから張り出した押さえ部194e,194fが基板部材80の側縁82c,82dに被さり、基板部材80が搭載部193上に簡易に固定される。
このため、変形例に係るコネクタ160では、上述の実施形態に係るコネクタ60のように、基板部材80を搭載部93上に固定する接着剤や両面テープが不要となり、必要に応じて嵌め込み部材190から基板部材80を容易に取り外すことができる。
これにより、何らかの原因により嵌め込み部材190が損傷しても、嵌め込み部材190から基板部材80を取り外して嵌め込み部材190のみを交換すれば基板部材80をそのまま利用でき、資源を有効に利用できる。
また、廃棄する際にも嵌め込み部材190と基板部材80を分離して適切な廃棄処理を行うことができる。
1 露光ユニット
1a レーザ光源
1b ミラー
2 中間転写ベルトユニット
3 定着ユニット
3a 加圧ローラ
3b 加熱ローラ
4 用紙搬送装置
4−1,4−2,4−3,4−4,4−5,4−6,4−7,4−8 搬送 ローラ
5 給紙トレイ
6 排紙トレイ
7−1,7−2 ピックアップローラ
8 レジストローラ
9 手差しトレイ
10 画像形成部
11 中間転写ベルト
20 用紙搬送部
21,21a,21b,21c,21d 現像器
22,22a,22b,22c,22d トナーカートリッジ
23a,23b,23c,23d 感光体ドラム
24a,24b,24c,24d 帯電器
25a,25b,25c,25d クリーナユニット
26a,26b,26c,26d 1次転写ローラ
31 駆動支持ローラ
32 従動支持ローラ
33 2次転写ローラ
34 クリーニングユニット
40 制御部
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 I/Oポート
45 ドライバ回路
51 トナー排出口
52 トナー受入口
53 被接続部
60,160 コネクタ
70 ハウジング部材
71 挿入口
72,73 被係合部
74 案内片
75 後壁
80 基板部材
81 記憶素子
82 基板
82a 前縁
82b 後縁
82c,82d 側縁
83a,83b,83c,83d 接点端子
90,190 嵌め込み部材
91,92 アーム
91a,92a 基端
91b,92b 爪
93,193 搭載部
94 リブ
94a,194a 先端部
94b 後端部
94c,94d,194c,194d 側縁部
95 被案内部
100 画像形成装置
194e,194f 押さえ部
Pa,Pb,Pc,Pd 画像形成ステーション
S 空間

Claims (10)

  1. トナーカートリッジが画像形成装置に装着される際に画像形成装置と電気的に接続されるコネクタであって、トナーカートリッジに固定されるハウジング部材と、トナーカートリッジに関連する関連情報を記憶する記憶素子を搭載し前記画像形成装置と電気的に接続される電気接点部が形成された基板部材と、基板部材を搭載しハウジング部材に取り外し可能に嵌め込まれる嵌め込み部材とを備え、嵌め込み部材はハウジング部材の外部から操作して取り外し可能であることを特徴とするコネクタ。
  2. 嵌め込み部材はハウジング部材と解除可能に係合する係合部と、ハウジング部材との係合を解除して嵌め込み部材を取り外す際にハウジング部材の外部から操作される操作部とを有する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 係合部は、嵌め込み部材が嵌め込まれる方向に向かって延びる弾性変形可能な一対のアームの先端に形成された爪からなり、操作部はハウジング部材の外部に露出した前記一対のアームの基端からなり、ハウジング部材は前記一対のアームの爪と解除可能に係合する被係合部を有する請求項2に記載のコネクタ。
  4. 電気接点部は、記憶素子から基板部材上に延出した複数の接点端子からなり、前記複数の接点端子は画像形成装置に接続される接続方向に沿って基板部材上に平行に並ぶように配設される請求項1〜3のいずれか1つに記載のコネクタ。
  5. 嵌め込み部材は基板部材を位置決めして搭載する搭載部を有し、搭載部は搭載した基板部材の縁に接するリブを有する請求項1〜4のいずれか1つに記載のコネクタ。
  6. 基板部材は互いに対向する2つの側縁と互いに対向する前縁および後縁を有する方形であって、搭載部のリブは基板部材の両側縁、前縁および後縁に接するように設けられる請求項5に記載のコネクタ。
  7. 基板部材は互いに対向する2つの側縁と互いに対向する前縁および後縁を有する方形であって、搭載部のリブは基板部材の両側縁と前縁に接し、かつ、前記両側縁と前縁の少なくとも1つに被さるように設けられる請求項5に記載のコネクタ。
  8. ハウジング部材は、嵌め込み部材が嵌め込まれたときに嵌め込み部材の先端と突き当たりハウジング部材に対して嵌め込み部材を位置決めする壁を有する請求項1〜7のいずれか1つに記載のコネクタ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載のコネクタを備えたトナーカートリッジ。
  10. 請求項9に記載のトナーカートリッジが着脱可能に装着され画像情報に応じた画像を形成する画像形成部と、画像形成部に用紙を搬送する用紙搬送部と、画像形成部および用紙搬送部を制御する制御部とを備え、画像形成部は前記トナーカートリッジが装着された際に該トナーカートリッジのコネクタと電気的に接続され、制御部は前記コネクタから当該トナーカートリッジの関連情報を読み取り、更新又は追加すべき情報を前記コネクタへ書き込むことを特徴とする画像形成装置。
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