JP2010263898A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. （ａ）配列番号６で示すエピトープ ⁶² PQPQLPY ⁶⁸ 中に少なくとも１つの突然変異を有する突然変異グリアジンタンパク質であって、該突然変異はT細胞応答を誘導するエピトープの能力を低下させるものである前記タンパク質；又は
   （ｂ）少なくとも15アミノ酸長であり、かつ突然変異したPQPQLPY配列を含む（ａ）の突然変異タンパク質の断片；
   を含むタンパク質。
2. グルタミン残基が65位で突然変異している、請求項１に記載のタンパク質。
3. 65位のグルタミン残基が、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、リジン、プロリン又はアルギニン残基に置換されている、請求項２に記載のタンパク質。
4. 請求項１〜３のいずれか１項に定義されるタンパク質をコードするコーディング配列を含むポリヌクレオチド。
5. コーディング配列に機能的に連結される１つ以上の調節配列をさらに含み、該調節配列が細胞中での該コーディング配列の発現を確実なものとすることができる、請求項４に記載のポリヌクレオチド。
6. ベクターであるか、又はベクターの形態にある、請求項４〜５のいずれか１項に記載のポリヌクレオチド。
7. 請求項４〜６のいずれか１項に定義されるポリヌクレオチドを含むか、又はそのようなポリヌクレオチドで形質転換されている細胞。
8. イネ科（graminaceous）単子葉種の細胞である、請求項７に記載の細胞。
9. コムギ、トウモロコシ、カラスムギ、ライムギ、イネ、オオムギ、ライコムギ、ソルガム、又はサトウキビの細胞である、請求項８に記載の細胞。
10. 請求項４に定義されるコーティング配列によってコードされるタンパク質の産生方法であって：
    （ａ）請求項７〜９のいずれか１項に記載の細胞を、該タンパク質の発現を可能にする条件下で培養し；さらに、任意に、
    （ｂ）発現したタンパク質を回収することを含む、前記方法。
11. トランスジェニック植物細胞を得る方法であって：
    （ａ）請求項６に記載のベクターで植物細胞を形質転換して、トランスジェニック植物細胞を得ることを含む、前記方法。
12. 請求項１１に記載の方法により得ることができるトランスジェニック植物細胞。
13. 請求項７〜９のいずれか１項に記載の植物細胞を含むトランスジェニック植物又は植物種子。
14. 請求項８、９又は１２に定義されるトランスジェニック植物細胞から得ることができる、請求項８又は９に記載の植物細胞を含むトランスジェニック植物細胞カルス。
15. 請求項８又は９に定義される種のものである、請求項１３又は１４のいずれか１項に記載の植物又はカルス。
16. 作物またはその製品を得る方法であって、請求項１３又は１５に記載の植物から作物産物を収穫し、かつ、任意に、収穫した産物をさらに加工することを含む、前記方法。
17. 植物がコムギ植物であり、かつ収穫した産物が穀粒であり；任意に、穀粉又は他の穀粒製品にさらに加工する、請求項１６に記載の方法。
18. 請求項１６又は１７に記載の方法によって得ることができる作物製品。
19. 請求項１〜３のいずれか１項に定義されるタンパク質を含む食品。
20. 野生型グリアジンの代わりに請求項１〜３のいずれか１項に定義されるタンパク質が用いられる、請求項１９に記載の食品。