JP2010263297A - 無線中継局 - Google Patents

無線中継局 Download PDF

Info

Publication number
JP2010263297A
JP2010263297A JP2009110797A JP2009110797A JP2010263297A JP 2010263297 A JP2010263297 A JP 2010263297A JP 2009110797 A JP2009110797 A JP 2009110797A JP 2009110797 A JP2009110797 A JP 2009110797A JP 2010263297 A JP2010263297 A JP 2010263297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
relay station
transmission
unit
sta
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009110797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5344986B2 (ja
Inventor
Kei Igarashi
圭 五十嵐
Kengo Yagyu
健吾 柳生
Masayoshi Shintaku
正佳 新宅
Akira Yamada
曉 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2009110797A priority Critical patent/JP5344986B2/ja
Publication of JP2010263297A publication Critical patent/JP2010263297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5344986B2 publication Critical patent/JP5344986B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】APとSTAとの間で通信されるフレームを中継する無線中継局を提供する。
【解決手段】無線中継局は、無線通信機器から送信されたフレームを受信する受信部、受信フレームの宛先の無線通信機器から第1の受信確認フレームが送信されたか否かを判断する判断部、前記判断部において第1の受信確認フレームが送信されていないと判断された場合、前記受信部がフレームを受信してから所定の送信待ち時間及びバックオフ時間後に、受信フレームの送信元の無線通信機器に第2の受信確認フレームを送信する受信確認フレーム送信部、及び前記受信確認フレーム送信部が第2の受信確認フレームを送信してから所定の送信待ち時間後に、受信フレームを受信フレームの宛先の無線通信機器に中継するフレーム中継部を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線中継局に関する。
近年、様々な装置に無線LANインターフェースが搭載されている。特に、PCや家電、携帯ゲーム機等へのIEEE802.11の普及は著しい。IEEE802.11では、レイヤ2(特にMACレイヤ)以下の無線LAN技術が規定されている。無線LANでは、無線通信端末(以下「STA」と称する。STAはSTATIONを意味する。)が無線通信基地局(以下「AP」と称する。APはAccess Pointを意味する。)から離れた距離にある場合、或いは通信経路に障害物がある場合、STAとAPとの間で電波が届かず、通信が遮断されてしまう。
非特許文献1で定められているIEEE802.11sでは、無線LANメッシュネットワークに関するルーティング技術等が規定されており、無線LAN通信エリアの拡張を実現している。これによってIEEE802.11sを実装している無線LAN機器は、直接電波が届かない距離に位置しても、MAP(Mesh Access Point)と呼ばれる無線中継局を通して互いに通信が確保される。
IEEE P802.11sTM/D2.02 Draft STANDARD for Information Technology-Telecommunications and information exchange between systems- Local and metropolitan area networks- Specific requirements- Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications Amendment 10: Mesh Networking
しかしながら、MAPと呼ばれる無線中継局を通して通信を確保するためには、無線LAN機器がIEEE802.11sで規定された技術を実装している必要がある。従って、MAPが存在していても、IEEE802.11sを実装していないAPとSTAとの間で電波が届かない場合には、通信や接続を確保できない。
本発明は、APとSTAとの間で通信されるフレームを中継する無線中継局を提供することを目的とする。例えば、ユーザの利便性のために、AP及びSTAに対して変更を加えることなく、無線中継局を設置しただけで無線LAN通信エリアを拡張することを目的とする。
本発明の無線中継局は、
無線通信機器から送信されたフレームを受信する受信部;
受信フレームの宛先の無線通信機器から第1の受信確認フレームが送信されたか否かを判断する判断部;
前記判断部において第1の受信確認フレームが送信されていないと判断された場合、前記受信部がフレームを受信してから所定の送信待ち時間及びバックオフ時間後に、受信フレームの送信元の無線通信機器に第2の受信確認フレームを送信する受信確認フレーム送信部;及び
前記受信確認フレーム送信部が第2の受信確認フレームを送信してから所定の送信待ち時間後に、受信フレームを受信フレームの宛先の無線通信機器に中継するフレーム中継部;
を有することを特徴とする。
本発明の実施例によれば、APとSTAとの間で通信されるフレームを中継する無線中継局が実現できる。
無線中継局が存在する無線通信システムの例 無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例(その1) 無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例(その2) 本発明の実施例が適用される無線通信システムの例 本発明の実施例に係る無線中継局の機能ブロック図 本発明の実施例に係る無線中継局のハードウェア構成図 本発明の実施例に係るユニキャストフレーム中継方法のタイミング図(無線中継局がSTAからAPにデータフレームを中継する場合) 本発明の実施例に係るユニキャストフレーム中継方法のタイミング図(無線中継局がAPからSTAにデータフレームを中継する場合) 本発明の実施例に係るブロードキャスト/マルチキャストフレーム中継方法のタイミング図 本発明の実施例が適用される無線通信システムの別の例 無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例(その3) 本発明の変形例に係るユニキャストフレーム中継方法のタイミング図(その1) 本発明の変形例に係るユニキャストフレーム中継方法のタイミング図(その2)
本発明の実施例について、図面を参照して以下に説明する。
本発明の実施例では、APとSTAとの間でフレームを中継する無線中継局について説明する。無線中継局は、AP又はSTAからフレームを受信し、受信フレームの宛先のSTA又はAPからACKフレーム(受信確認フレーム又はAcknowledgeフレーム)が送信されたか否かを観測する。ACKフレームの送信が観測された場合、AP及びSTAは互いに通信エリア内に存在すると判断し、無線中継局はフレームを中継しない。一方、ACKフレームの送信が観測されない場合、AP及びSTAは互いに通信エリア外に存在すると判断し、無線中継局はフレームを中継する。具体的には、フレームの宛先のSTA又はAPからACKフレームの送信が観測されない場合、無線中継局は、所定の送信待ち時間及びバックオフ時間後に、フレームの送信元のAP又はSTAにACKフレームを代理で送信する。更に、無線中継局は、ACKフレームを代理で送信してから所定の送信待ち時間後に、受信フレームを宛先のSTA又はAPに中継する。所定の送信待ち時間は、IEEE802.11で定められている最短送信待ち時間としてのSIFS(Short Inter Frame Space)でもよい。また、バックオフ時間は、SIFS及びバックオフ時間の取りうる最大値がACKタイムアウト未満になるように設定されてもよい。
<通常の無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例>
本発明の実施例に係る無線中継局について詳細に説明する前に、通常の無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例について図1〜3を参照して説明する。
図1に、無線中継局が存在する無線通信システムの例を示す。無線通信システムは、APと無線中継局とSTAとで構成される。無線中継局、AP及びSTAは、仮想キャリアセンスにより無線帯域を割り当てるパケット伝送方式(例えば、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式)に従って通信する無線通信機器である。このパケット伝送方式では、パケットを送信する前に送信待ち時間を挿入することで、パケットの衝突を回避する。
無線中継局は、STAとAPとの間で通信されるフレームを中継する。例えば、リピータのような無線中継局が用いられてもよい。リピータにより、無線LAN通信エリアが拡張できる。ここでいうリピータとは、受信した全てのフレームを中継する機器である。しかし、このような無線中継局では、以下に説明するように、フレームの中継が失敗する可能性がある。
図2に、無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例を示す。STAが無線中継局を通してAPにデータフレームを送信する場合を想定する。無線中継局は、STAからデータフレームを受信し、データフレームをAPに中継する。しかしながら、IEEE802.11無線LANでは、STAはデータフレーム送信後、ACKタイムアウトと呼ばれる時間内にACKフレームを受信できない場合に、データフレームを再送する。このACKタイムアウトは、SIFS+ACKフレーム長で設定される。IEEE802.11bではSIFSは10μsであり、ACKフレーム長はロングプリアンブルの場合に304μsである。従って、ACKタイムアウトは、314μsとなる。一方、データフレームの送信は1msを超えることもある。このような場合に無線中継局がデータフレームを中継すると、図2に示すように、STAは、ACKタイムアウト時間内にACKフレームを受信できない。従って、STAは、データフレームを再送することになる。この再送についても同様に、データフレームを再々送することになる。IEEE802.11では再送が予め定められた回数を超えると、データフレームの送信をあきらめて破棄し、次のデータフレームを送信する。しかし、このデータフレームについても同じように、再送、再々送、破棄を繰り返すことになり、結局通信不能になる。
図3に、無線中継局でデータフレームの中継が失敗する別の例を示す。無線中継局がSTAからデータフレームを受信した場合、無線中継局がAPの代わりに、先にACKフレームを生成してSTAに送信し、その後データフレームをAPに中継するという手順も考えられる。しかしながら、この場合、APとSTAが互いに通信エリア内に位置していると次のような問題が起こる。APはSTAからのデータフレームを受信できるため、SIFS後にACKフレームを送信する。一方、無線中継局はAPとSTAが互いに通信エリア内にいるのか通信エリア外にいるのかを認識できないため、無線中継局もSTAからデータフレームを受信してからSIFS後にACKフレームを送信することになる。これによって同時に送信されたACKフレームが衝突し、STAはACKフレームを受信できない。よってSTAはデータフレームを再送する。この再送フレームについても同様に、ACKフレームの衝突が発生し、再々送、ACKフレームの衝突が繰り返され、最終的にデータフレームが破棄される。従って、通信不能になる。
このような問題を解決するための無線中継局について、以下に詳細に説明する。
<本発明の実施例が適用される無線通信システムの例>
図4に、本発明の実施例が適用される無線通信システムの例を示す。無線通信システムは、APと無線中継局とSTA(例えば、STA1及びSTA2)で構成される。図4の破線は、各機器の無線LAN電波の到達エリアを示している。各機器の無線LAN電波の到達エリアの大きさは、それぞれ同じでもよく、異なってもよい。STA1及びAPは、互いに直接電波が到達しない位置にあり、STA1及び無線中継局は、互いに直接電波が到達する位置にある。STA2、AP及び無線中継局は、それぞれ互いに電波が到達する位置にある。例えば、AP、STA1及びSTA2は、既存のIEEE802.11a、IEEE802.11b及びIEEE802.11gのうちいずれか1つを実装する。以下に詳細に説明するように、AP、STA1及びSTA2は、IEEE802.11sを実装しなくても、本発明の実施例に係る無線中継局を通して無線LAN通信エリアを拡張できる。
<無線中継局の構成>
図5に、本発明の実施例に係る無線中継局10の機能ブロック図を示す。無線中継局10は、無線受信部101と、フレーム分析部103と、時刻制御部105と、AP・STAアドレス管理部107と、ACK生成部109と、送信可否判断部111と、バックオフ時間制御部113と、無線送信部115とを有する。無線中継局10は、ビーコン書き換え部117と、再送判断部119とを更に有してもよい。
無線受信部101は、外部の無線通信機器から、ユニキャストフレーム、ブロードキャストフレーム及びマルチキャストフレームのような無線LANフレームを受信し、受信フレームをフレーム分析部103に送る。受信フレームがユニキャストフレームであるか、ブロードキャストフレーム又はマルチキャストフレームであるかは、受信フレーム内の宛先アドレスを参照することによって判断できる。
フレーム分析部103は、無線受信部101から受信フレームを受け取り、フレームの種別を判断すると共に、フレーム内の情報を分析する。フレーム分析部103は、受信フレームのアドレスをAP・STAアドレス管理部107に送る。フレーム分析部103は、受信フレームがユニキャストフレームである場合、ユニキャストフレームをACK生成部109及び送信可否判断部111に送る。更に、フレーム分析部103は、受信フレーム(ユニキャストフレーム、ブロードキャストフレーム又はマルチキャストフレーム)を無線送信部115に送る。フレーム分析部103は、受信フレームがACKフレームである場合、ACKフレームを送信可否判断部111に送る。フレーム分析部103は、受信フレームがビーコンフレームである場合、ビーコンフレームを時刻制御部105及びビーコン書き換え部117に送ってもよい。また、フレーム分析部103は、受信フレームのシーケンスナンバー又は再送フラグ情報を再送判断部119に送ってもよい。
時刻制御部105は、無線中継局10の時刻を管理する。時刻制御部105は、送信可否判断部111及び無線送信部115に時刻情報を送る。時刻制御部105は、ビーコンフレームから時刻情報を受け取り、無線中継局10の時刻を調整してもよい。更に、時刻制御部105は、ビーコン書き換え部117に時刻情報を送ってもよい。
AP・STAアドレス管理部107は、AP及びSTAのアドレスを管理する。AP・STAアドレス管理部107は、フレーム分析部103から受信フレームのアドレスを受け取り、AP及びSTAのアドレス(例えば、MACアドレス)を格納する。受信フレームがユニキャストフレームである場合、AP・STAアドレス管理部107は、受信フレームの送信元アドレスを受け取り、ACK生成部109に受信フレームの送信元アドレスを送る。受信フレームがACKフレームである場合、AP・STAアドレス管理部107は、送信元アドレス及び宛先アドレスを送信可否判断部111に送る。
ACK生成部109は、無線中継局10が受信フレームに対して代理で送信するACKフレームを生成する。ACK生成部109は、フレーム分析部103からユニキャストフレームを受け取り、また、AP・STAアドレス管理部107から受信フレームの送信元アドレスを受け取る。ACK生成部109は、受信フレームの送信元アドレスをACKフレームの宛先アドレスに設定し、ACKフレームを生成する。ACK生成部109は、生成したACKフレームを無線送信部115に送る。
送信可否判断部111は、AP及びSTAが互いに通信エリア内に存在するか否かを判断し、ACKフレーム及び受信フレームの送信指示又は送信停止指示を判断する。送信可否判断部111は、フレーム分析部103からユニキャストフレームを受け取り、また、時刻制御部105から時刻情報を受け取る。更に、送信可否判断部111は、フレーム分析部103からACKフレームを受け取る。送信可否判断部111は、受信フレームに対するACKフレームがSTA又はAPから所定の時間内(例えば、SIFS+バックオフ時間内)に送信されたか否かを観測し、無線送信部115にACKフレーム及び受信フレームの送信指示又は送信停止指示を送る。例えば、受信フレームに対するACKフレームがSTA又はAPから所定の時間内に送信された場合、送信可否判断部111は、AP及びSTAが互いに通信エリア内に存在すると判断し、無線送信部115にACKフレーム及び受信フレームの送信停止指示を送る。例えば、受信フレームに対するACKフレームがSTA又はAPから所定の時間内に送信されない場合、送信可否判断部111は、AP及びSTAが互いに通信エリア外に存在すると判断し、無線送信部115にACKフレーム及び受信フレームの送信指示を送る。また、送信可否判断部111は、中継したフレームの宛先のSTA又はAPからACKフレームが受信できなかった場合、宛先のSTA又はAPが無線中継局の電波到達エリア外に存在すると判断し、中継したフレームの再送フレームについて、無線送信部115にACKフレーム及び受信フレームの送信停止指示を送ってもよい。或いは、送信可否判断部111は、再送判断部119から初回送信又は再送情報を受け取り、初回送信又は再送情報に基づいて、無線送信部115に送信指示又は送信停止指示を送ってもよい。
バックオフ制御部113は、無線送信部115へバックオフ時間を送る。バックオフ時間は、送信毎に決定される乱数でもよく、一定値でもよい。
無線送信部115は、送信可否判断部111による送信指示又は送信停止指示に基づいて、無線LANフレームを送信する。無線送信部115は、フレーム分析部103から受信フレームを受け取り、ACK生成部109からACKフレームを受け取る。また、無線送信部115は、時刻制御部105から時刻情報を受け取り、バックオフ時間制御部113からバックオフ時間を受け取る。更に、無線送信部115は、送信可否判断部111から送信指示又は送信停止指示を受け取る。無線送信部115は、送信可否判断部111から送信指示を受け取った場合、ACKフレーム及び受信フレームのような無線LANフレームを外部の無線通信機器に送信する。例えば、無線送信部115は、SIFS+バックオフ時間後にACKフレームを送信し、無線送信部115は、ACKフレームを送信してからSIFS後に受信フレームを外部の無線通信機器に送信する。なお、受信フレームがブロードキャストフレーム又はユニキャストフレームである場合、このような無線LANフレームに対するACKフレームは存在しない。従って、無線送信部115は、ブロードキャストフレーム又はマルチキャストフレームを外部の無線通信機器に送信してもよい。更に、無線送信部115は、ビーコン書き換え部117からビーコンフレームを受け取り、ビーコンフレームを送信してもよい。
ビーコン書き換え部117は、フレーム分析部103からビーコンフレームを受け取り、時刻制御部105から時刻情報を受け取り、ビーコンフレーム内のタイムスタンプフィールドに記載されたタイムスタンプを書き換えてもよい。例えば、ビーコン書き換え部117は、ビーコンフレームのタイムスタンプフィールドの時刻情報を無線中継局からの送信時刻に書き換えてもよい。ビーコン書き換え部117は、無線送信部115にビーコンフレームを送る。
再送判断部119は、フレーム分析部103からシーケンスナンバー又は再送フラグ情報を受け取り、受信フレームか初回送信フレームであるか再送フレームであるかを判断してもよい。再送判断部119は、送信可否判断部111に初回送信又は再送情報を送る。前述のように、初回送信又は再送情報は、送信可否判断部111での送信指示又は送信停止指示の判断に用いられてもよい。
なお、図5に示す無線中継局10は単なる一例であり、無線中継局10の各機能は他の機能ブロックにより実現されてもよい。例えば、無線送信部115は、ACKフレームを送信するACKフレーム送信部と、ユニキャストフレーム、ブロードキャストフレーム及びマルチキャストフレームを中継するフレーム中継部とに分離されてもよい。また、ACKフレームの送信に関して、ACK生成部109及び無線送信部115がACKフレーム送信部に結合されてもよい。
図6に、本発明の実施例に係る無線中継局10のハードウェア構成図を示す。無線中継局10は、情報処理装置であるCPU201と、ROM203やRAM205のようなメモリと、キーボードや操作ボタンのような操作部207と、無線LAN通信をサポートする無線通信部209と、ディスプレイ211とを有する。
図5に示す無線受信部101は、無線通信部209に実装されてもよい。また、フレーム分析部103は、CPU101及びRAM103に実装されてもよい。時刻情報部105は、CPU101に実装されてもよい。AP・STAアドレス管理部107は、ROM203及びRAM205に実装されてもよい。ACK生成部109は、CPU201及びRAM205に実装されてもよい。送信可否判断部111は、CPU201、ROM203及びRAM205に実装されてもよい。バックオフ時間制御部113は、CPU201、ROM203及びRAM205に実装されてもよい。無線送信部115は、無線通信部209に実装されてもよい。ビーコン書き換え部117は、CPU201、ROM203及びRAM205に実装されてもよい。再送判断部119は、CPU201、ROM203及びRAM205に実装されてもよい。
<無線中継局における中継方法>
図7に、無線中継局がSTAからAPにデータフレームを中継する場合のユニキャストフレーム中継方法のタイミング図を示す。図7では、AP、無線中継局、STA1及びSTA2が図4に示す位置関係にある場合に、無線中継局がSTA1及びSTA2から送信されたデータフレームをAPに中継する例を示している。ここでは、図5の無線中継局の構成要素を用いて無線中継局での中継方法の手順を説明するが、この手順は、他の構成要素により実行されてもよい。
ます、STA1からのユニキャストのデータフレーム送信について説明する。STA1は、APにユニキャストのデータフレームを送信する。無線中継局は、無線受信部101においてデータフレームを受信すると、フレーム分析部103において、フレームの種別がユニキャストフレームであると分析し、AP・STA管理部107にデータフレームの送信元アドレス及び宛先アドレスを格納する。無線中継局は、ACK生成部109においてACKフレームを生成する。更に、SIFS及びバックオフ時間の間にデータフレームの送信を待機する。ここでバックオフ時間とは、以下の式を満たす値でもよい。
0 < SIFS + バックオフ時間 < ACKタイムアウト時間
ACKタイムアウト時間 = SIFS + ACKフレーム長
バックオフ時間は、中継毎に異なる乱数でもよいし、ある一定値でもよい。なお、IEEE802.11bにおけるSIFSは10μsであり、ACKフレーム長は伝送方式がロングプリアンブルの場合304μsである。
無線中継局は、このSIFS及びバックオフ時間中にAPからACKフレームが送信されるのを観測すると、送信可否判断部111は、データフレームの中継の停止を指示する。送信可否判断部111による送信停止指示に基づいて、無線中継局は、ACKフレームの送信を停止し、生成したACKフレームを破棄する。しかしながら、図4に示す位置関係ではAPとSTA1とは互いに通信エリア外にあるため、無線中継局はAPからのACKフレームを観測できない。従って、STA1からデータフレームを受信してからSIFS+バックオフ時間後に、送信可否判断部111は、データフレームの中継を指示する。送信可否判断部111による送信指示に基づいて、無線中継局は、無線送信部115を通してACKフレームをSTA1に送信する。これによって、STA1は、先に送信したデータフレームがAPにより受信されたと認識できる。無線中継局は、ACKフレームをSTA1に送信してからSIFS後にSTA1が送信したデータフレームを、無線送信部115を通してAPに中継する。なお、無線送信部115からACKフレーム及びデータフレームを送信するタイミングには、時刻制御部105からの時刻情報及びバックオフ時間制御部113からのバックオフ時間が用いられる。このように無線中継局がACKフレームをSTA1に送信してからSIFS後にデータフレームを中継することにより、他のデータフレームによる割り込みを回避できる。なぜなら、IEEE802.11ではSIFSより長い待ち時間後にしかデータフレームを送信できないように規定されているからである。また、無線送信部115を通して中継するデータフレーム内の送信元フィールドは、STA1のMACアドレスのままとする。これによって、無線中継局により中継されたデータフレームを受信したAPは、無線中継局を意識することなくSTA1からデータフレームを受信したと認識できる。
APは、データフレームを受信すると、IEEE802.11の規定に従ってデータフレームを受信してからSIFS後に、STA1に対してACKフレームを送信する。このとき、ACKフレームの宛先アドレスにはSTA1のMACアドレスが入る。無線中継局は、無線受信部101においてAPから送信されたACKフレームを受信する。無線中継局は、AP・STAアドレス管理部107に格納されたアドレス情報に基づいて、送信可否判断部111において既にACKフレームの送信を指示していることが判断できる。従って、無線中継局は、このACKフレームをSTA1に中継する必要はない。以上により、STA1からAPへのデータフレーム通信が完了する。
次に、STA2からのユニキャストのデータフレーム送信について説明する。STA2は、APにユニキャストのデータフレームを送信する。無線中継局は、無線受信部101においてデータフレームを受信すると、フレーム分析部103において、フレームの種別がユニキャストフレームであると分析し、AP・STA管理部107にデータフレームの送信元アドレス及び宛先アドレスを格納する。図4に示す位置関係ではAPはSTA2の通信エリア内にあるため、APは、STA2から送信されたデータフレームを直接受信する。無線中継局は、ACK生成部109においてACKフレームを生成し、SIFS及びバックオフ時間の間にデータフレームの送信を待機する。APは、データフレームを受信すると、IEEE802.11の規定に従ってデータフレームを受信してからSIFS後にACKフレームを送信する。これにより、無線中継局は、AP・STA管理部107に格納されたアドレス情報に基づいて、SIFS+バックオフ時間中にAPからのACKフレームを確認できるため、送信可否判断部111による送信停止指示に基づいて、ACKフレームの送信を停止する。
図8に、無線中継局がAPからSTAにデータフレームを中継する場合のユニキャストフレーム中継方法のタイミング図を示す。図8では、AP、無線中継局、STA1及びSTA2が図4に示す位置関係にある場合に、無線中継局がAPから送信されたデータフレームをSTA1及びSTA2に中継する例を示している。ここでは、図5の無線中継局の構成要素を用いて無線中継局での中継方法の手順を説明するが、この手順は、他の構成要素により実行されてもよい。
まず、APからSTA1へのユニキャストのデータフレーム送信について説明する。APは、STA1にユニキャストのデータフレームを送信する。無線中継局は、無線受信部101においてデータフレームを受信すると、フレーム分析部103において、フレームの種別がユニキャストフレームであると分析し、AP・STA管理部107にデータフレームの送信元アドレス及び宛先アドレスを格納する。無線中継局は、ACK生成部109においてACKフレームを生成する。更に、SIFS及びバックオフ時間の間にデータフレームの送信を待機する。
無線中継局は、このSIFS及びバックオフ時間中にSTA1からACKフレームが送信されるのを観測すると、送信可否判断部111は、データフレームの中継の停止を指示する。送信可否判断部111による送信停止指示に基づいて、無線中継局は、ACKフレームの送信を停止し、生成したACKフレームを破棄する。しかしながら、図4に示す位置関係ではAPとSTA1とは互いに通信エリア外にあるため、無線中継局はSTA1からのACKフレームを観測できない。従って、APからデータフレームを受信してからSIFS+バックオフ時間後に、送信可否判断部111は、データフレームの中継を指示する。送信可否判断部111による送信指示に基づいて、無線中継局は、無線送信部115を通してACKフレームをAPに送信する。これによって、APは、先に送信したデータフレームがSTA1により受信されたと認識できる。無線中継局は、ACKフレームをAPに送信してからSIFS後にAPが送信したデータフレームを、無線送信部115を通してSTA1に中継する。なお、無線送信部115からACKフレーム及びデータフレームを送信するタイミングには、時刻制御部105からの時刻情報及びバックオフ時間制御部113からのバックオフ時間が用いられる。また、無線送信部115を通して中継するデータフレーム内の送信元フィールドは、APのMACアドレスのままとする。これによって、無線中継局により中継されたデータフレームを受信したSTA1は、無線中継局を意識することなくAPからデータフレームを受信したと認識できる。
STA1は、データフレームを受信すると、IEEE802.11の規定に従ってデータフレームを受信してからSIFS後に、APに対してACKフレームを送信する。このとき、ACKフレームの宛先アドレスにはAPのMACアドレスが入る。無線中継局は、無線受信部101においてSTA1から送信されたACKフレームを受信する。無線中継局は、AP・STAアドレス管理部107に格納されたアドレス情報に基づいて、送信可否判断部111において既にACKフレームの送信を指示していることが判断できる。従って、無線中継局は、このACKフレームをAPに中継する必要はない。以上により、APからSTA1へのデータフレーム通信が完了する。
次に、APからSTA2へのユニキャストのデータフレーム送信について説明する。APは、STA2にユニキャストのデータフレームを送信する。無線中継局は、無線受信部101においてデータフレームを受信と、フレーム分析部103において、フレームの種別がユニキャストフレームであると分析し、AP・STA管理部107にデータフレームの送信元アドレス及び宛先アドレスを格納する。図4に示す位置関係ではSTA2はAPの通信エリア内にあるため、STA2は、APから送信されたデータフレームを直接受信する。無線中継局は、ACK生成部109においてACKフレームを生成し、SIFS及びバックオフ時間の間にデータフレームの送信を待機する。STA2は、データフレームを受信すると、IEEE802.11の規定に従ってデータフレームを受信してからSIFS後にACKフレームを送信する。これにより、無線中継局は、AP・STA管理部107に格納されたアドレス情報に基づいて、SIFS+バックオフ時間中にSTA2からのACKフレームを確認できるため、生成したACKフレームの送信を停止する。
図9に、ブロードキャスト/マルチキャストフレームの中継方法のタイミング図を示す。図9では、AP、無線中継局、STA1及びSTA2が図4に示す位置関係にある場合に、無線中継局がSTA1及びSTA2から送信されたデータフレームをAPに中継する例と、無線中継局がAPから送信されたデータフレームをSTA1及びSTA2に中継する例とを示している。ここでは、図5の無線中継局の構成要素を用いて無線中継局での中継方法の手順を説明するが、この手順は、他の構成要素により実行されてもよい。
まず、STA1及びSTA2からのブロードキャスト/マルチキャストフレームの送信について説明する。例えば、ブロードキャスト/マルチキャストフレームは、レイヤ3以上のフレームとレイヤ2のフレームとに分けられる。
レイヤ3以上のブロードキャスト/マルチキャストフレームの場合について説明する。STA1又はSTA2は、ブロードキャスト/マルチキャストフレームを送信する。無線中継局は、無線受信部101においてブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信すると、フレーム分析部103において、フレームの種別がブロードキャスト/マルチキャストフレームであると分析する。この場合、無線中継局は、無線送信部115を通して、ブロードキャスト/マルチキャストフレームをそのまま中継する。例えば、無線中継局は、ブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信してからSIFS以降にブロードキャスト/マルチキャストフレームを中継してもよい。APは、STA1から送信されて無線中継局により中継されたブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信する。また、APは、STA2から送信されて無線中継局により中継されたブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信する。図4に示す位置関係ではAPはSTA2の通信エリア内にあるため、更に、APは、STA2が送信したブロードキャスト/マルチキャストフレームを直接受信する。このため、STA2が送信したブロードキャスト/マルチキャストフレームについては、APに重複したフレームが届くことになる。しかしながら、通常のレイヤ3以上のブロードキャスト/マルチキャストフレームの処理では、重複したフレームはAPの上位レイヤ内で破棄されるため、問題は生じない。
レイヤ2のブロードキャスト/マルチキャストフレームの場合について説明する。IEEE802.11で規定されたレイヤ2におけるSTAからAPへのブロードキャスト/マルチキャストフレームとしては、STAがAPに対して未接続の状態から接続を要求する際に送信するプローブリクエストフレームがある。無線中継局は、無線受信部101においてSTA1又はSTA2からプローブリクエストフレームを受信すると、フレーム分析部103において、フレームの種別がプローブリクエストフレームであると分析する。この場合、無線中継局は、無線送信部115を通して、プローブリクエストフレームをそのまま中継する。この場合も同様にSTA2が送信したプローブリクエストフレームは、重複してAPに届くことになる。しかしながら、通常ではSTAはプローブリクエストフレームを複数回送信でき、APは重複したプローブリクエストフレームを破棄するため、問題は生じない。
次に、APからSTA1及びSTA2へのブロードキャスト/マルチキャストフレームの送信について説明する。この場合も同様に、例えば、ブロードキャスト/マルチキャストフレームは、レイヤ3以上のフレームとレイヤ2のフレームとに分けられる。
レイヤ3以上のブロードキャスト/マルチキャストの場合について説明する。APは、ブロードキャスト/マルチキャストフレームを送信する。無線中継局は、無線受信部101においてブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信すると、フレーム分析部103において、フレームの種別がブロードキャスト/マルチキャストフレームであると分析する。この場合、無線中継局は、無線送信部115を通して、ブロードキャスト/マルチキャストフレームをそのまま中継する。例えば、無線中継局は、ブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信してからSIFS以降にブロードキャスト/マルチキャストフレームを中継してもよい。STA1は、APから送信されて無線中継局により中継されたブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信する。また、STA2は、APから送信されて無線中継局により中継されたブロードキャスト/マルチキャストフレームを受信する。図4に示す位置関係ではSTA2はAPの通信エリア内にあるため、更に、STA2は、APが送信したブロードキャスト/マルチキャストフレームを直接受信する。このため、APが送信したブロードキャスト/マルチキャストフレームについては、STA2に重複したフレームが届くことになる。しかしながら、通常のレイヤ3以上のブロードキャスト/マルチキャストフレームの処理では、重複したデータフレームはSTA2の上位レイヤ内で破棄されるため、問題は生じない。
レイヤ2のブロードキャスト/マルチキャストフレームの場合について説明する。IEEE802.11で規定されたレイヤ2におけるAPからSTAへのブロードキャスト/マルチキャストフレームとしては、ビーコンフレームがある。APがビーコンフレームを送信すると、無線中継局は、無線受信部101においてビーコンフレームを受信し、フレーム分析部103において、フレームの種別がビーコンフレームであると分析する。この場合、無線中継局は、時刻制御部105においてビーコン内のタイムスタンプフィールドに記載された時刻情報を自局の時計に設定し、APと絶対時刻を同期させる。その後、無線中継局は、ビーコン書き換え部117においてビーコンフレームのタイムスタンプフィールドの時刻情報を無線中継局からの送信時刻に書き換え、無線送信部115を通してビーコンフレームを中継する。IEEE802.11では、APから受信したビーコンフレーム内のタイムスタンプ情報に基づいてSTAが自局の時計を調整するように規定されている。無線中継局がタイムスタンプフィールドを書き換えずにAPからのビーコンフレームをそのまま中継してしまうと、無線中継局内での中継処理に要する時間だけSTA内の時計がずれてしまう可能性がある。無線中継局がビーコンフレーム内のタイムスタンプフィールドを書き換えることにより、このような問題を回避できる。
<本発明の実施例が適用される無線通信システムの別の例>
図10に、本発明の実施例が適用される無線通信システムの別の例を示す。無線通信システムは、APと無線中継局とSTA(例えば、STA3)とで構成される。図10の破線は、各機器の無線LAN電波の到達エリアを示している。各機器の無線LAN電波の到達エリアの大きさは、それぞれ同じでもよく、異なってもよい。STA3及びAPは、互いに直接電波が到達する位置にあり、AP及び無線中継局は、互いに直接電波が到達する位置にある。一方、STA3及び無線中継局は、互いに直接電波が到達しない位置にある。例えば、AP、STA1及びSTA2は、IEEE802.11a、IEEE802.11b及びIEEE802.11gのうちいずれか1つを実装する。このような位置関係にあるときに、図7及び図8を参照して説明したユニキャストフレーム中継方法を用いたとしても、データフレームの中継が失敗する例について説明する。
図11に、無線中継局でデータフレームの中継が失敗する例を示す。APは、ユニキャストのデータフレームをSTA3に送信する。図10に示す位置関係ではSTA3はAPの通信エリア内にあるため、STA3は、APが送信したデータフレームを直接受信する。STA3は、IEEE802.11に従ってSIFS後にACKフレームを送信する。一方、無線中継局も、APからSTA3に送信されたデータフレームを観測し、受信する。上記のように、無線中継局は、APからSTA3に送信されたデータフレームを受信すると、STA3宛のACKフレームを生成し、SIFS+バックオフ時間の間にデータフレームの送信を待機する。しかしながら、図10に示す位置関係では無線中継局はSIFS+バックオフの送信待機時間中にSTA3からのACKフレームを観測できない。なぜなら、無線中継局はSTA3からの通信エリア外にあるからである。従って、無線中継局は、APからのデータフレームをSTA3が受信できなかったと誤認し、データフレームを受信してからSIFS+バックオフ時間後に、STA3宛のACKフレームを送信する。その結果、APは、STA3からのACKフレームの受信中に無線中継局からACKフレームを受信し、APにおいてSTA3からのACKフレームと無線中継局からのACKフレームとが衝突する可能性がある。この場合、APはACKフレームを正常に受信できない。更に、無線中継局はSTA3宛のACKフレームを送信してからSIFS後に、APから送信されたデータフレームを中継する。しかしながら、無線中継局で中継されたデータフレームはSTA3まで到達しないため、無線中継局はSTA3からACKフレームを受信できない。一方、APもACKフレームを正常に受信していないため、データフレームを再送する。この再送フレームについても上記と同様にACKフレームの受信が失敗し、通信が不能となる。このような場合の無線中継局の中継処理について説明する。
<無線中継局における中継方法>
図12に、本発明の変形例に係るユニキャストフレーム中継方法のタイミング図を示す。図12では、AP、無線中継局、STA3が図10に示す位置関係にある場合に、無線中継局がAPから送信されたデータフレームをSTA3に中継する例を示している。ここでは、図5の無線中継局の構成要素を用いて無線中継局での中継方法の手順を説明するが、この手順は、他の構成要素により実行されてもよい。
APは、STA3にユニキャストのデータフレームを送信する。STA3は、APが送信したデータフレームを直接受信する。STA3は、IEEE802.11に従ってSIFS後にACKフレームを送信する。一方、無線中継局も、APからSTA3に送信されたデータフレームを観測し、無線受信部101において受信する。図10に示す位置関係では無線中継局はSIFS+バックオフの送信待機時間中にSTA3からのACKフレームを観測できないため、データフレームを受信してからSIFS+バックオフ時間後に、無線中継局は、送信可否判断部111による送信指示に基づいて、無線送信部115を通してSTA3宛のACKフレームを送信する。その結果、APにおいてSTA3からのACKフレームと無線中継局からのACKフレームとが衝突し、APはACKフレームを正常に受信できない。従って、APは、データフレームを再送する。一方、無線中継局は、送信可否判断部111による送信停止指示に基づいて、再送データフレームに対するACKフレームの送信及びデータフレームの中継を停止する。これにより、APは、STA3から再送データフレームのACKフレームを受信できる。ここで、APから送信されたデータフレームが初回送信フレームであるか再送フレームであるかは、再送判断部119において、データフレームのMACヘッダ内に記載された再送フラグ及びシーケンスナンバーのうちの少なくとも一方を参照して判断できる。再送フラグに関しては、例えば、データが再送フレームのときに1が記載されており、初回送信フレームのときに0が記載されている。またシーケンスナンバーに関しては、再送フレームのシーケンスナンバーは初回送信フレームのシーケンスナンバーと同じ値が用いられるため、無線中継局は、過去に受信したフレームのシーケンスナンバーを記憶しておき、同じシーケンスナンバーが記載されたフレームを受信すると、そのフレームは再送フレームであると認識できる。
図13に、本発明の変形例に係る別のユニキャストフレーム中継方法のタイミング図を示す。図13では、AP、無線中継局、STA3が図10に示す位置関係にある場合に、無線中継局がAPから送信されたデータフレームをSTA3に中継する例を示している。ここでは、図5の無線中継局の構成要素を用いて無線中継局での中継方法の手順を説明するが、この手順は、他の構成要素により実行されてもよい。
APは、STA3にユニキャストのデータフレームを送信する。STA3は、APが送信したデータフレームを直接受信する。STA3は、IEEE802.11に従ってSIFS後にACKフレームを送信する。無線中継局は、受信したデータフレームが初回送信フレームの場合には、送信可否判断部111による送信停止指示に基づいて、ACKフレームの送信及びデータフレームの中継を停止する。ただし、無線中継局は、受信したデータフレームが再送フレームの場合には、送信可否判断部111による送信指示に基づいて、ACKフレームを送信し、データフレームを中継する。これにより、APとSTAとの間で直接電波が届く場合は、初回送信フレームの送受信によりAPとSTAとの間で通信が実現される。上記のように、APから送信されたデータフレームが初回送信フレームであるか再送フレームであるかは、再送判断部119において、データフレームのMACヘッダ内に記載された再送フラグ及びシーケンスナンバーのうちの少なくとも一方を参照して判断できる。
本発明の実施例によれば、APとSTAとの間で通信されるフレームを中継する無線中継局が実現できる。また、この無線中継局を設置するだけで、AP及びSTAに対して変更を加えることなく、無線LAN通信エリアを拡張できる。また、AP及びSTAに従って無線中継器の設定を変更する必要もなく、ユーザの利便性が向上する。例えば、AP及びSTAは、IEEE802.11を実装していればよい。
バックオフ時間制御部113でバックオフ時間を設定することにより、無線中継装置は、SIFS+バックオフ時間内に通信エリア内に存在するSTA及びAPを認識できる。また、無線送信部115でACKフレームを送信してからSIFS後にデータフレームを中継することにより、他のデータフレームによる割り込みを回避できる。
更に、APとSTAとが互いに直接通信できる距離に位置しなくても、ユニキャストフレームを送受信できるだけでなく、ブロードキャスト/マルチキャストフレームも送受信できる。また、APとSTAとが互いに直接通信できる距離に位置していなくても、無線中継装置は、APからのビーコンをSTAに送信できる。この場合、ビーコン書き換え部117でビーコンフレームの時刻情報を書き換えることにより、かつ、STA内の時計とAP内の時計との同期を担保できる。更に、時刻制御部105でビーコンフレームのタイムスタンプフィールドに記載された時刻情報に従って時刻を設定することにより、APと無線中継装置との同期を担保できる。APと無線中継装置とが同期されると、ビーコン書き換え部117でビーコンフレームのタイムスタンプフィールドにAPと同期した正確な時刻情報を設定できるため、結果的にAPとSTAとの同期が担保できる。
バックオフ時間は、SIFS及びバックオフ時間の取りうる最大値がACKタイムアウト未満になるように設定される。これにより、APとSTAとが直接電波の届かない距離に位置する場合、無線中継局は、STAがデータフレーム送信して再送手順を開始する前にACKフレームを送信できる。従って、STAによる無駄な再送を回避できる。
APとSTAが直接電波の届く距離に位置し、且つ、APと無線中継局が直接電波の届く距離に位置し、且つ、無線中継局とSTAが直接電波の届かない距離に位置する場合であっても、APがデータフレーム送信後、STAと無線中継局とのACKフレームの同時送信によるACKフレームの衝突の連続発生を回避できる。
10 無線中継局
101 無線受信部
103 フレーム分析部
105 時刻制御部
107 AP・STAアドレス管理部
109 ACK生成部
111 送信可否判断部
113 バックオフ時間制御部
115 無線送信部
117 ビーコン書き換え部
119 再送判断部

Claims (8)

  1. 無線通信機器から送信されたフレームを受信する受信部;
    受信フレームの宛先の無線通信機器から第1の受信確認フレームが送信されたか否かを判断する判断部;
    前記判断部において第1の受信確認フレームが送信されていないと判断された場合、前記受信部がフレームを受信してから所定の送信待ち時間及びバックオフ時間後に、受信フレームの送信元の無線通信機器に第2の受信確認フレームを送信する受信確認フレーム送信部;及び
    前記受信確認フレーム送信部が第2の受信確認フレームを送信してから所定の送信待ち時間後に、受信フレームを受信フレームの宛先の無線通信機器に中継するフレーム中継部;
    を有する無線中継局。
  2. 受信フレームの種別を判断するフレーム種別判断部;
    を更に有し、
    前記フレーム種別判断部において受信フレームがユニキャストフレームであると判断された場合、前記受信確認フレーム送信部は、第2の受信確認フレームを送信する、請求項1に記載の無線中継局。
  3. 前記フレーム種別判断部において受信フレームがブロードキャストフレーム又はマルチキャストフレームであると判断された場合、前記フレーム中継部は、受信フレームを受信フレームの宛先の無線通信機器に中継する、請求項2に記載の無線中継局。
  4. 前記フレーム種別判断部において受信フレームがビーコンフレームであると判断された場合、ビーコンフレームの時刻情報を書き換えるビーコンフレーム書き換え部;
    を更に有する、請求項2又は3に記載の無線中継局。
  5. 前記フレーム種別判断部において受信フレームがビーコンフレームであると判断された場合、ビーコンフレームの時刻情報に従って無線中継局の時刻を調整する時刻制御部;
    を更に有する、請求項2乃至4のうちいずれか1項に記載の無線中継局。
  6. 前記受信確認フレーム送信部は、第1の受信確認フレームについて定められたタイムアウト時間内に、第2の受信確認フレームを送信する、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の無線中継局。
  7. 受信フレームが初回送信フレームであるか再送フレームであるかを判断する再送判断部;
    を更に有し、
    前記フレーム種別判断部において受信フレームがユニキャストフレームであると判断された場合、前記判断部は、前記フレーム中継部が中継したフレームの宛先の無線通信機器から第3の受信確認フレームが送信されたか否かを判断し、
    前記判断部において第3の受信確認フレームが送信されていないと判断された場合、且つ、前記再送判断部において受信フレームが再送フレームであると判断された場合、前記受信確認フレーム送信部は、再送フレームについて第2の受信確認フレームの送信を停止し、前記フレーム中継部は、再送フレームについて受信フレームの中継を停止する、請求項2乃至6のうちいずれか1項に記載の無線中継局。
  8. 受信フレームが初回送信フレームであるか再送フレームであるかを判断する再送判断部;
    を更に有し、
    前記フレーム種別判断部において受信フレームがユニキャストフレームであると判断され、且つ、前記再送判断部において受信フレームが初回送信フレームであると判断された場合、前記受信確認フレーム送信部は、第2の受信確認フレームの送信を停止し、前記フレーム中継部は、受信フレームの中継を停止する、請求項2乃至6のうちいずれか1項に記載の無線中継局。
JP2009110797A 2009-04-30 2009-04-30 無線中継局 Expired - Fee Related JP5344986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009110797A JP5344986B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 無線中継局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009110797A JP5344986B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 無線中継局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010263297A true JP2010263297A (ja) 2010-11-18
JP5344986B2 JP5344986B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=43361062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009110797A Expired - Fee Related JP5344986B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 無線中継局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5344986B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012140850A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 パナソニック株式会社 中継装置、受信装置、送信装置、及び中継方法
WO2014199610A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線通信装置
WO2017188302A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 京セラ株式会社 リレーノード及び無線端末
JP2018182727A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 株式会社東芝 ワイヤレスネットワークにおいて双方向通信を支援するための方法
US10349427B2 (en) 2017-04-13 2019-07-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for scheduling closed loop information in wireless networks
US10462808B2 (en) 2017-04-13 2019-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for scheduling transmissions in wireless networks
US10673577B2 (en) 2018-07-24 2020-06-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for efficient retransmissions in multi-hop control networks
US11388699B2 (en) 2020-03-25 2022-07-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication between network nodes

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07288542A (ja) * 1994-04-18 1995-10-31 Nec Corp アクセス方式
JPH10215281A (ja) * 1996-12-30 1998-08-11 Lucent Technol Inc メッセージを伝送できる無線リレーを有するワイアレスコンピュータネットワーク
JP2001231078A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット中継局及び無線パケット中継方法
JP2006066948A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Kddi Corp マルチホップ通信での自動再送制御を用いた通信方法、基地局及び無線端末
JP2006165623A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Nec Access Technica Ltd 無線中継システム、無線クライアント、無線中継方法及び無線中継プログラム
WO2007052709A1 (ja) * 2005-11-04 2007-05-10 National University Corporation The University Of Electro-Communications 時刻同期方法及びそれに用いる通信装置及びノード
JP2007235445A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Ntt Docomo Inc 無線通信端末及び無線通信方法
JP2008510380A (ja) * 2004-08-12 2008-04-03 インターデイジタル テクノロジー コーポレーション 無線通信媒体へのアクセスを制御するための方法およびシステム
JP2008131649A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Ntt Docomo Inc 第1のパートナートランシーバから第2のパートナートランシーバへと送信されるデータパケットを中継する中継装置
JP2008283673A (ja) * 2007-03-28 2008-11-20 Harris Corp アドホックネットワークにおける同期化およびタイミングソース優先度
JP2008546354A (ja) * 2005-06-07 2008-12-18 クアルコム インコーポレイテッド 物理層中継装置内の制御メッセージ管理
JP2009049938A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信装置、及び、無線通信方法
JP2010045490A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Shinshu Univ 地域防犯システムの制御方法
JP2012503932A (ja) * 2008-09-24 2012-02-09 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線ネットワークにおけるオポチュニスティックデータ転送及び動的再構成

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07288542A (ja) * 1994-04-18 1995-10-31 Nec Corp アクセス方式
JPH10215281A (ja) * 1996-12-30 1998-08-11 Lucent Technol Inc メッセージを伝送できる無線リレーを有するワイアレスコンピュータネットワーク
JP2001231078A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット中継局及び無線パケット中継方法
JP2008510380A (ja) * 2004-08-12 2008-04-03 インターデイジタル テクノロジー コーポレーション 無線通信媒体へのアクセスを制御するための方法およびシステム
JP2006066948A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Kddi Corp マルチホップ通信での自動再送制御を用いた通信方法、基地局及び無線端末
JP2006165623A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Nec Access Technica Ltd 無線中継システム、無線クライアント、無線中継方法及び無線中継プログラム
JP2008546354A (ja) * 2005-06-07 2008-12-18 クアルコム インコーポレイテッド 物理層中継装置内の制御メッセージ管理
WO2007052709A1 (ja) * 2005-11-04 2007-05-10 National University Corporation The University Of Electro-Communications 時刻同期方法及びそれに用いる通信装置及びノード
JP2007235445A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Ntt Docomo Inc 無線通信端末及び無線通信方法
JP2008131649A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Ntt Docomo Inc 第1のパートナートランシーバから第2のパートナートランシーバへと送信されるデータパケットを中継する中継装置
JP2008283673A (ja) * 2007-03-28 2008-11-20 Harris Corp アドホックネットワークにおける同期化およびタイミングソース優先度
JP2009049938A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信装置、及び、無線通信方法
JP2010045490A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Shinshu Univ 地域防犯システムの制御方法
JP2012503932A (ja) * 2008-09-24 2012-02-09 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線ネットワークにおけるオポチュニスティックデータ転送及び動的再構成

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102893649B (zh) * 2011-04-15 2017-04-05 松下知识产权经营株式会社 中继装置、接收装置、发送装置、以及中继方法
CN102893649A (zh) * 2011-04-15 2013-01-23 松下电器产业株式会社 中继装置、接收装置、发送装置、以及中继方法
WO2012140850A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 パナソニック株式会社 中継装置、受信装置、送信装置、及び中継方法
US9236931B2 (en) 2011-04-15 2016-01-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Relay device, receiving device, transmitting device, and relay method
JP5927540B2 (ja) * 2011-04-15 2016-06-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 中継装置、受信装置、送信装置、及び中継方法
US9794951B2 (en) 2013-06-14 2017-10-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Wireless communication device
JPWO2014199610A1 (ja) * 2013-06-14 2017-02-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線通信装置
US9565677B2 (en) 2013-06-14 2017-02-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Wireless communication device
WO2014199610A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線通信装置
WO2017188302A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 京セラ株式会社 リレーノード及び無線端末
JPWO2017188302A1 (ja) * 2016-04-26 2019-03-14 京セラ株式会社 リレーノード及び無線端末
US10701610B2 (en) 2016-04-26 2020-06-30 Kyocera Corporation Relay node and radio terminal
JP2018182727A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 株式会社東芝 ワイヤレスネットワークにおいて双方向通信を支援するための方法
US10349427B2 (en) 2017-04-13 2019-07-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for scheduling closed loop information in wireless networks
US10368349B2 (en) 2017-04-13 2019-07-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for assisting bidirectional communication in wireless networks
US10462808B2 (en) 2017-04-13 2019-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for scheduling transmissions in wireless networks
US10673577B2 (en) 2018-07-24 2020-06-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for efficient retransmissions in multi-hop control networks
US11388699B2 (en) 2020-03-25 2022-07-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication between network nodes

Also Published As

Publication number Publication date
JP5344986B2 (ja) 2013-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5344986B2 (ja) 無線中継局
US20220132611A1 (en) Multi-link communications of a wireless network
KR200404707Y1 (ko) 메시 네트워크에서 ack 전송 시에 레이턴시를 단축하기위한 메시 네트워크용 노드
JP4407126B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP5305703B2 (ja) 無線通信装置、無線通信装置の制御方法、および無線通信装置の制御プログラム
JP5637988B2 (ja) 無線ローカル・エリア・ネットワークにおいてマルチキャスト・データの確認応答の要求および伝送を行う装置
EP2918022B1 (en) Systems and methods for packet relaying
US20110038358A1 (en) Apparatus And Method For Neighbor-Aware Concurrent Transmission Media Access Control Protocol
JP6208325B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
US8072910B2 (en) Retransmitting lost packet with subsequent received packet
EP2642808B1 (en) Wireless Communication Method And Wireless Communication System
JP2007208830A (ja) 無線中継方法
JP4633720B2 (ja) メディアアクセスプロトコルを提供する方法
JP2001231078A (ja) 無線パケット中継局及び無線パケット中継方法
KR101200792B1 (ko) Mac 유니캐스트와 중계 노드를 이용한 네트워크 브로드캐스트 방법
US8301955B2 (en) Method and apparatus performing express retransmission of frames
WO2015133646A1 (ja) 通信制御装置、無線端末、メモリーカード、集積回路および無線通信方法
JP4760306B2 (ja) 通信装置およびデータ削除方法
JP2007060366A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP4975427B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP6317787B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP5967953B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP6415949B2 (ja) 無線通信装置
Alonso Zárate et al. Cooperative arq: A medium access control (mac) layer perspective
JP2005117244A (ja) 無線パケット通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5344986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees