JP2010262000A - 描画装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 DMDとマイクロレンズなどとの調整を容易にした描画装置を提供する。
【解決手段】 描画装置は、二次元的に配置された複数のミラーでパターンを形成するための光束に紫外光線の光束を空間変調する空間光変調素子(34)と、空間光変調素子によって空間変調されたパターンを形成する光束を拡大する拡大光学系(35)と、拡大光学系の第1結像位置にて拡大光学系の光軸方向と交差する面で空間変調素子の二次元的な配置と一致するように配置された複数のレンズからなる第1インテグレータ(40)と、第1インテグレータで生じる迷光を減少させるように、空間光変調素子の複数のミラーを制御するミラー制御部(90)と、を備える。
【選択図】 図7
【解決手段】 描画装置は、二次元的に配置された複数のミラーでパターンを形成するための光束に紫外光線の光束を空間変調する空間光変調素子(34)と、空間光変調素子によって空間変調されたパターンを形成する光束を拡大する拡大光学系(35)と、拡大光学系の第1結像位置にて拡大光学系の光軸方向と交差する面で空間変調素子の二次元的な配置と一致するように配置された複数のレンズからなる第1インテグレータ(40)と、第1インテグレータで生じる迷光を減少させるように、空間光変調素子の複数のミラーを制御するミラー制御部(90)と、を備える。
【選択図】 図7
Description
本発明は、描画する基板サイズの拡大と、描画するパターンの微細化に対応する直描式露光装置の光学系に関する。
電子回路基板、プリント基板、フラット・ディスプレイ用基板の製造過程ではフォトレジストが塗布された基板に紫外線を含む光(以下、紫外光線という。)を照射して、パターンが形成されている。従来からの通信、計測機器に搭載する基板のパターンの形成にはマスクを使用したコンタクト式露光方式が用いられてきたが、車載用基板及びアミューズメント基板においてはパターンの微細化の需要により、投影露光方式又はマスクを使用しない直描露光方式へと発展してきている。さらには、これらの基板の生産効率を重視するために基板サイズが拡幅化され、また通信性能を向上するために回路線幅が狭くなる傾向であり、描画装置の性能向上が求められている。
直描露光方式としてDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等の空間光変調素子を採用する描画装置では、DMDに照射された光線を反射した光線が投影光学系を経由して基板に照射される。DMDに反射したパターンに相当する光線は、結像する投影光学系の結像レンズの投影倍率によって、基板に照射する光線の幅が変化する。つまり、DMDの各ミラーの大きさと結像レンズの投影倍率とがパターンを描画する光線幅に影響する。例えば、DMDの各ミラーを小型にし、描画すべきパターンを細かく分割して、夫々の反射データを細い光線にて基板方向に反射することで、最終的に基板面に照射されるパターンが微細になる。また、光線幅を拡大するためにはDMDを大型化することが必要になる。つまり、具体的な市場の要求に対応するDMD及び追随する投影光学系をその都度製作することは費用の面と保守の面で実現が難しい。
特許文献1ないし特許文献3においては、さらなる基板サイズの拡幅化とパターンの微細化の需要に応えるために、DMDの個々のミラーの数に合わせて配列したマイクロレンズをDMDと基板との間に挿入することで、描画の光線幅の拡大化と最小線幅の狭小化を可能としている。
しかしながら、DMDの個々のミラーに対応するマイクロレンズを挿入する方式は、マイクロレンズのサイズに合致するサイズで中間像を投影することが必要である。このためには、通常の投影レンズの倍率誤差が±0.3ないし0.5%であるのに対して、中間像を投影する投影レンズの倍率の誤差許容範囲が±0.01%という厳しい条件のレンズが製作されなければならない。又、設定する光学系の個々の倍率に合わせたマイクロレンズが製作されることが必要になる。また仮に上記投影レンズが製作されてもDMDからの反射光線による中間像に対して光軸が1対1で対応するマイクロレンズおよび光学系を調整しなければならず、実際の光学系の製作、保守が非常に難しいという問題があった。
そこで、本発明は、DMDとマイクロレンズなどとの調整を容易にした描画装置を提供する。
そこで、本発明は、DMDとマイクロレンズなどとの調整を容易にした描画装置を提供する。
第1の観点の描画装置は、基板にパターンを描画する描画装置にある。この描画装置は、二次元的に配置された複数のミラーでパターンを形成する光束に紫外光線の光束を空間変調する空間光変調素子と、空間光変調素子によって空間変調されたパターンを形成する光束を拡大する拡大光学系と、拡大光学系の第1結像位置にて拡大光学系の光軸方向と交差する面で空間変調素子の二次元的な配置と一致するように配置された複数のレンズからなる第1インテグレータと、第1インテグレータで生じる迷光を減少させるように、空間光変調素子の複数のミラーを制御するミラー制御部と、を備えている。
これまで必要であった作業者がマイクロレンズおよび光学系を調整する作業に代わり、上記構成により、制御部が複数のミラーを制御して迷光を減少するように光束を制御することができる。
これまで必要であった作業者がマイクロレンズおよび光学系を調整する作業に代わり、上記構成により、制御部が複数のミラーを制御して迷光を減少するように光束を制御することができる。
第2の観点の描画装置のミラー制御部は、ミラー制御部は、第1インテグレータの周辺を通過する紫外光線の光束を基板側に届かないように、ミラーを制御する。
ゴースト又は迷光は第1インテグレータの各レンズの周辺を通過する光によって発生し易い。この構成により、各レンズの周辺を通過する付近の紫外線を含む光を基板側に届かないように複数のミラーを常時OFFに制御する。
ゴースト又は迷光は第1インテグレータの各レンズの周辺を通過する光によって発生し易い。この構成により、各レンズの周辺を通過する付近の紫外線を含む光を基板側に届かないように複数のミラーを常時OFFに制御する。
第3の観点の描画装置のミラー制御部は、共役位置で第1インテグレータの複数のレンズの二次元配列と前記空間光変調素子の二次元配列とを一致させる。
この構成により、第1インテグレータの各レンズと空間光変調素子とが対応付けられることで、複数のミラーのどのミラーを制御すればよいか判断できる。
この構成により、第1インテグレータの各レンズと空間光変調素子とが対応付けられることで、複数のミラーのどのミラーを制御すればよいか判断できる。
第4の観点の描画装置は、第1インテグレータを通過してパターンを形成するための光束を結像する結像光学系と、結像光学形と基板との間に配置され、二次元的に配置された複数のレンズからなる第2インテグレータとを備える。
この構成により、1つの光学系に第1インテグレータ及び第2インテグレータを配置することで、微細なパターンでも明瞭な正立像を得ることができる。
この構成により、1つの光学系に第1インテグレータ及び第2インテグレータを配置することで、微細なパターンでも明瞭な正立像を得ることができる。
第5の観点の描画装置の第1インテグレータは、第1フライアイレンズとこの第1フライアイレンズの後方焦点位置に配置され第1フライアイレンズを通過したパターンを形成するための光束の径を縮小する第2フライアイレンズとを含む。
第6の観点の描画装置の第2インテグレータは、第3フライアイレンズとこの第3フライアイレンズの後方焦点位置に配置された第4フライアイレンズとを装備している。
本発明の描画装置によれば、DMDで反射された光線がフライアイレンズを通過する際の迷光を除去することができるため、微細なパターン形成をすることができる。また、迷光の除去及び光軸の調整がDMDのミラーの制御で行われるため、調整が容易である。
以下に、本発明の描画装置100について説明する。図1は空間光変調素子であるDMDを搭載した描画装置100の全体斜視図である。なお、描画装置100の光学系を説明するために一部をカットして内部構造を示す。
<描画装置100の構成>
描画装置100は、フォトレジスト等の感光材料を表面に塗布した基板SWへ紫外光線UVを照射することにより、描画パターンを形成する装置である。描画装置100は、筐体底部11、ゲート状構造部12、光源装置20、投影光学系30及び制御部90で構成されている。
描画装置100は、フォトレジスト等の感光材料を表面に塗布した基板SWへ紫外光線UVを照射することにより、描画パターンを形成する装置である。描画装置100は、筐体底部11、ゲート状構造部12、光源装置20、投影光学系30及び制御部90で構成されている。
描画装置100は筐体底部11を基礎とし、筐体底部11の側面にゲート状構造部12が接続され、筐体底部11の上面には移動テーブル15が設置され、ゲート状構造部12には光源装置20及び投影光学系30が設置されている。光源装置20と投影光学系30は基板SWに紫外光線UVを照射し、パターンを描画することができる。光源装置20は2個のハウジングで構成され、1つのハウジングの中に4系統の光源がある。このため描画装置100は合計8系統の光源があり、投影光学系30は8系統の光路を形成している。
ゲート状構造部12の前面にはスライド13が設置されており、スライド13にはアライメント・カメラACが2箇所に設置されている。スライド13に設置されたアライメント・カメラACはY軸方向に移動し、アライメント・カメラACはスライド13に設置される移動機構、具体的にはリニア駆動又はモータ駆動にて移動することができる。アライメント・カメラACは基板SWの基準点の位置を計測するために設置させ、スライド13に沿ってX軸方向に移動することで所定の位置に配置させている。なお、必要に応じてアライメント・カメラACは3箇所以上の複数箇所に設置してもよい。
筐体底部11の上面に設置される移動テーブル15は、筐体11上をX軸方向及びY軸方向に移動可能である。移動テーブル15は基板SWが所定の位置に載置されると、図示しない吸着手段により基板SWを吸着固定される。なお、移動テーブル15は、例えばリニア移動手段にて基板SWを精密に筐体のX軸方向及びY軸方向に移動可能となっている。なお移動テーブル15は、リニア移動手段だけでなく、ボールねじと、スライド・ウエイと、ねじ駆動用モータ等で構成する移動手段を用いてもよい。いずれの移動手段においても移動と現在位置とを精密に制御できる機構であればよい。描画装置100の制御は制御部90が行い、移動テーブル15、光源装置20、投影光学系30及びアライメント・カメラACなどを制御する各制御部と通信を行っている。
《第1実施例》
図2は8系統の光源装置20及び投影光学系30を代表して1系統の光源装置20及び投影光学系30の構成を示した断面図である。光源装置20には紫外光線UVを射出する光源があり、投影光学系30は紫外光線UVを描画パターンに変換することができる。光源装置20及び投影光学系30は階層構造となっており、第1層F1の上面に光源装置20が配置され、第1層F1、第2層F2及び第3層F3に投影光学系30が配置されている。
図2は8系統の光源装置20及び投影光学系30を代表して1系統の光源装置20及び投影光学系30の構成を示した断面図である。光源装置20には紫外光線UVを射出する光源があり、投影光学系30は紫外光線UVを描画パターンに変換することができる。光源装置20及び投影光学系30は階層構造となっており、第1層F1の上面に光源装置20が配置され、第1層F1、第2層F2及び第3層F3に投影光学系30が配置されている。
第1層F1の光源装置20は水銀ランプ22、及びリフレクタ23で構成されている。水銀ランプ22は、石英ガラスで形成され、ランプ管軸24の中央付近に略楕円球状体のバルブ部25を形成している。図示しないが、バルブ部25の内部にはタングステンからなる陽極と陰極とが極間距離1.0mm程度で配置されており、電極の後端部にはモリブデン等の金属箔が溶接されて、金属箔の他端には外部リード線が接続されている。例えば水銀ランプ22は、発光部がφ10mm程度、バルブ全長が58mm強で、主にg線(波長436nm)、h線(波長405nm)およびi線(波長365nm)のブロードな光線を発光する入力150wないし250Wのメタルハライドランプもしくはショートアーク型ランプである。
リフレクタ23は、パイレックス(登録商標)・ガラスまたはホウケイ酸ガラス製で、ランプ22の発光部の紫外光線UVが投影光学系30に向かうような曲率の曲面を形成している。また、リフレクタ23の内面には350nmから450nmの波長の光線を反射するような反射膜が蒸着されている。
投影光学系30はコリメート光学系32、反射ミラー33、DMD34、第1結像光学系35、第1インテグレータ40及び第2結像光学系36で構成されている。
光源装置20と同じ第1層F1には投影光学系30のコリメート光学系32と反射ミラー33とが設置され、第2層F2にはDMD34、第1結像光学系35及び第1インテグレータ40が設置されている。第3層F3には第2結像光学系36が設置されている。
光源装置20の発光部で射出された紫外光線UVの光束は、リフレクタの内側面に反射して一方の開口方向に向け射出される。リフレクタの反射によって集光された紫外光線UVは、複数のレンズを組み合わせたコリメート光学系32を通過して平行な紫外光線UVに矯正される。平行となった紫外光線UVの光束は反射ミラー33にて水平方向(X軸方向)から地面方向(Z軸方向)に進行方向を変換され、第2層F2に設置されたDMD34へ向かう。
地面方向(Z軸方向)に進行した紫外光線UVの光束は、同じく第2層F2に設置されたミラーブロック37内でDMD34への正規の入射角度で照射されるように光軸を制御されて、DMD34に投入される。
第2層F2の下部に第1結像光学系35と第1インテグレータ40が設置され、次の第3層F3の下部に第2結像光学系36が設置されている。紫外光線UVの光束はDMD34でパターン形成に必要な紫外光線UVの一部の光束が選択されて、第1結像光学系35に入射し、第1インテグレータ40を通過し、第2結像光学系36を通過して基板SWに照射される。なお、第1結像光学系35と第1インテグレータ40、および第2結像光学系36は、一連の光学系に組み立てることで第2層F2及び第3層F3に装着しても構わない。
本実施形態で用いるDMD34は、例えば対角が0.7インチもしくは1.1インチの矩形の中に、1個の面積が16μm角のミラーが0.8μmの隙間をもって、X軸方向(図2においてはZ軸方向)に768個、Y軸方向に1024個を配置した768個×1024個の矩形をした素子である。個々のミラーは外部からの1ピクセルごとの信号によって角度を基板SW(図1)に紫外光線UVが照射される方向と基板SWに紫外光線UVが届かない方向に切り替える。個々のミラーは、基板SW方向に所定のビームを反射することによって、基板SWに所定のパターンを描画することができる。つまり、DMD34は光源から入射する紫外光線UVの平行光束から所望の紫外光線UVの光束だけを反射させることができる。以下の説明において、DMD34は20μm×20μmのミラーが768個×1024整列している場合で説明する。
図3は投影光学系30のDMD34から基板SWの表面までの紫外光線UVの光束の経路を示した図である。DMD34で反射された紫外光線UVの光束は第1結像光学系35に入射し、第1インテグレータ40を通過し、第2結像光学系36を通過して基板SWの表面に結像する。なお、図3では理解しやすいようにミラーで屈曲する紫外光線UVの光束の経路を直線経路で示している。
第1結像光学系35は複数のレンズを組み合わせた光学系で構成されている。第1結像光学系35はDMD34から射出されるパターンを形成する全ての紫外光線UVの光束がn0倍に拡大するように設置されている。第1結像光学系35は所定の距離で焦点を形成し、その焦点位置を第1結像位置IF1とする。
第1結像位置IF1には第1インテグレータ40が配置されている。第1インテグレータ40は第1フライアイレンズ41と第2フライアイレンズ42とで構成されている。第1フライアイレンズ41及び第2フライアイレンズ42は、例えば片面が平面で反対面が凸となる各1枚のフライアイレンズである。例えば、第1フライアイレンズ41は4mm角、曲率が18.5mmRの凸レンズでX軸方向及びY軸方向の縦横各16個を平面状に密着した1枚のフライアイレンズを構成している。また、第2フライアイレンズ42は4mm角で曲率が29.5mmRの凸レンズを縦横各16個の平面状に密着した1枚のフライアイレンズを構成している。
第1インテグレータ40の第1フライアイレンズ41は第1結像位置IF1に配置される。次に第1フライアイレンズ41を透過した紫外光線UVの光束が最終的に要求される描画サイズに応じたn1倍の投影像を得られる位置に第2フライアイレンズ42を設置する。
第2フライアイレンズ42を通過して紫外光線UVの光束が結像する位置に第2結像光学系36を設置する。即ち第2フライアイレンズ42の焦点を第2結像位置IF2とし、第2結像光学系36を設置する。この第2結像光学系36は先の第1結像光学系35と同じく複数のレンズを組み合わせた光学系で構成されている。第2結像光学系36は基板SW(図1参照)のZ軸方向の作業範囲を広げるために設置される。第2結像光学系36の焦点位置を第3結像位置IF3とする。この第3結像位置IF3が基板SW(図1)の表面に相当する位置である。
紫外光線UVの光束の変化を説明するために、DMD34で反射した紫外光線UVの光束を第0ステージST0とし、第1結像位置IF1の紫外光線UVの光束を第1ステージST1、第2結像位置IF2の光線を第2ステージST2とし、基板SWの表面に相当する第3結像位置IF3の紫外光線UVの光束を第3ステージST3とする。以下はDMD34の1つのミラーで反射した紫外光線UVの光束を光線Lとして説明する。
図4は第0ステージST0ないし第3ステージST3におけるDMDの配列マトリックスを示した図である。以下はこのマトリックスを用いて光線Lの大きさ及び位置について説明する。また、実際の第0ステージST0におけるDMD34のミラーの配置はXZ平面であり、その他のステージに対応する配置はXY平面であるが、説明しやすいように他のステージと同様なXY平面に配置されているものとする。
第0ステージST0では、まずDMD34の左下隅をミラーm0(1,1)としてX軸方向に768列、Y軸方向に1024列が配置されている。つまり、DMD34は左下隅のミラーm0(1,1)、右下隅のミラーm0(768,1)、左上隅のミラーm0(1,1024)、右上隅(768,1024)のアドレスを持つ矩形で示される。これら768×1024個の全てのミラーの反射光が第0ステージST0で反射された場合を想定する。
本実施形態ではミラーm0(1,1)からm0(64,64)までの矩形範囲を1ブロックとしている。即ち、各ステージはX軸方向に12列、Y軸方向に16列に分割することができ、12×16個のブロックに分割することができる。第0ステージST0においては12×16個のブロックを左下隅のM0(1,1)からM0(12,16)のアドレスと規定する。図4(a)は12×16個のブロックに分割された第0ステージST0の一部を示している。なお、本実施形態は64×64個のミラーを1ブロックとして規定したが、基板SWの搬送方向FD(X軸方向)に配置されるDMD34のミラー数の公約数であれば良い。
以下は、代表して第0ステージST0の左下隅のM0(1,1)を第1ブロックB1、その上のM0(1,2)を第2ブロックB2、またその上M0(1,3)を第3ブロックB3とする。同様にM0(2,1)を第4ブロックB4、その上のM0(2,2)を第5ブロックB5、またその上のM0(2,3)を第6ブロックB6とし、これら6ブロックについて説明する。
DMD34で光線Lが全て反射されたとすると、第0ステージST0において、M0(1,1)の第1ブロックB1ないしM0(2,3)の第6ブロックB6の全てのブロックが光線Lを反射する。第0ステージST0で反射された光線Lは第1結像光学系35を通過して、第1ステージST1に結像する。
図4(b)に示されるように、第1ステージST1では第0ステージST0の像がn0倍に拡大されて倒立の実像を結んでいる。第0ステージST0のM0(1,1)の第1ブロックB1は第1ステージST1のM1(12,16)のアドレスに配置される。同様に、M0(1,2)の第2ブロックB2はM1(12,15)、M0(1,3)の第3ブロックB3はM1(12,14)、M0(2,1)の第4ブロックB4はM1(11,16)、M0(2,2)の第5ブロックB5はM1(11,15)、M0(2,3)の第6ブロックB6はM1(11,14)の位置に実像が結像する。すなわち第1ステージST1では第0ステージST0で反射した光線Lがn0倍に拡大されて、左右及び天地が反転して結像する。
図4(b)に示されるように、第1ステージST1では第0ステージST0の像がn0倍に拡大されて倒立の実像を結んでいる。第0ステージST0のM0(1,1)の第1ブロックB1は第1ステージST1のM1(12,16)のアドレスに配置される。同様に、M0(1,2)の第2ブロックB2はM1(12,15)、M0(1,3)の第3ブロックB3はM1(12,14)、M0(2,1)の第4ブロックB4はM1(11,16)、M0(2,2)の第5ブロックB5はM1(11,15)、M0(2,3)の第6ブロックB6はM1(11,14)の位置に実像が結像する。すなわち第1ステージST1では第0ステージST0で反射した光線Lがn0倍に拡大されて、左右及び天地が反転して結像する。
第1ステージST1には第1フライアイレンズ41が配置されている。第1フライアイレンズ41には個々の凸レンズに第0ステージST0の1ブロックに相当する光線Lが通過するように、第1、第2フライアイレンズは1ブロックが1個のレンズを通過するような複数のレンズで構成される。第1フライアイレンズ41を通過する光線Lは、光軸を一定方向(図3における水平方向の高さ)に保ちながらn1倍に縮小され第2ステージST2である第2フライアイレンズ42の第2結像位置IF2に結像される。第2ステージST2では1ブロック分の投映像がn1倍に縮小され、反転して結像する。
図4(c)に示されるように、第1ステージST1でM1(12,16)に投影された第1ブロックは同じ水平方向のアドレスであるM2(12,16)に配置されるが、ミラーに対応する配置が左右及び天地が反転する。
図4(c)に示されるように、第1ステージST1でM1(12,16)に投影された第1ブロックは同じ水平方向のアドレスであるM2(12,16)に配置されるが、ミラーに対応する配置が左右及び天地が反転する。
第2フライアイレンズ42を通過した光線Lは第2結像光学系36を通過して基板SWの表面に相当する第3結像位置IF3の第3ステージST3で結像する。第2結像光学系36は第2結像位置IF2である第2ステージST2の像を単純に第2フライアイレンズ42と基板SWの表面との距離を拡大し、作業しやすくするために設置しているが、像が再度反転する。また、第2結像光学系36では光線Lをn2倍に拡大することも可能である。
図4(d)に示されるように、第2ステージST2のM2(12,16)の第1ブロックB1は第3ステージST3のM3(1,1)のアドレスに配置される。同様に、M2(12,15)の第2ブロックB2はM3(1,2)、M2(12,14)の第3ブロックB3はM3(1,3)、M2(11,16)の第4ブロックB4はM3(2,1)、M2(11,15)の第5ブロックB5はM3(2,2)、M2(11,14)の第6ブロックB6はM3(2,3)の位置に実像が結像する。すなわち第2ステージST2で結像した像が第3ステージST3で左右及び天地が反転する。
図4(d)に示されるように、第2ステージST2のM2(12,16)の第1ブロックB1は第3ステージST3のM3(1,1)のアドレスに配置される。同様に、M2(12,15)の第2ブロックB2はM3(1,2)、M2(12,14)の第3ブロックB3はM3(1,3)、M2(11,16)の第4ブロックB4はM3(2,1)、M2(11,15)の第5ブロックB5はM3(2,2)、M2(11,14)の第6ブロックB6はM3(2,3)の位置に実像が結像する。すなわち第2ステージST2で結像した像が第3ステージST3で左右及び天地が反転する。
第0ステージST0から第3ステージST3までを第1ブロック内のミラーの配置位置で説明すると、第0ステージST0のミラーm0(1,1)の光線Lは第1ステージST1で左右及び天地に反転されてm1(768、1024)のアドレスに配置される。同様に第0ステージST0のミラーm0(1,1)の対角にあるm0(64,64)の光線Lは、第1ステージST1で左右及び天地に反転されてm1(704、960)のアドレスに配置される。第2ステージST2では第1ステージST1でm1(768、1024)の光線Lはm2(704、960)のアドレスに配置され、対角のm1(704、960)の光線Lはm2(768、1024)のアドレスに配置される。第3ステージST3では第2ステージST2のm2(768、1024)の光線Lがm3(1,1)のアドレスに配置され、対角のm2(704、960)の光線Lはm3(64、64)のアドレスに配置される。また、第2ブロック、第3ブロック、第4ブロック、第5ブロック及び第6ブロック内のミラー配置に対応するアドレスも同様に配置する。つまり、第0ステージST0から第1ステージST1においてはステージ全体が左右及び天地に反転し、第1ステージST1から第2ステージST2においてはブロック単位で左右及び天地に反転され、第2ステージST2から第3ステージST3においてはステージ全体が左右及び天地に反転している。
光線Lは第1インテグレータ40を通過することにより、ブロック単位での像の変化がおこる。この光学系では第1フライアイレンズ41を構成する単一のレンズの光軸と、DMD34で構成するブロック単位のミラーの光軸とが一致する必要がある。
図5は、第0ステージST0の第1ブロックB1と、共役位置において二次元配列位置で対応する第1インテグレータ41の1つの凸レンズを示した斜視図である。
例えば、図5は代表して第0ステージST0の第1ブロックB1と、共役位置において二次元配列位置で対応する第1インテグレータの1つの凸レンズを示した図である。図5では1つの第1フライアイレンズ41の光軸OAがDMD34のm0(32,32)のミラー位置に対応している。このように、16×16個の第1インテグレータの光軸OAを第0ステージST0のミラーのブロックに1対1対応するミラーを指定することで、描画装置100は光軸の調整を行うことができる。光軸の調整と確認は、DMD34のミラーm0(32,32)のみ又はその周辺の複数のミラーを使ってテスト基板に描画することで、実際に描画された結果を解析する。その解析結果から、例えばDMD34のミラーm0(30,34)が第1フライアイレンズ41の光軸OAに対応しているなどがわかる。従って、照射光軸の最終調整は第1フライアイレンズ41の機械的な調整が難しい光軸の調整をDMD34のアドレスの調整で行うことができる。なお、第2フライアイレンズ42にて照射される光線が64×64セル分のブロックを1データとして、実際の投影された像が0.3mm×0.3mm程度のサイズで取り扱う事が望ましい。
例えば、図5は代表して第0ステージST0の第1ブロックB1と、共役位置において二次元配列位置で対応する第1インテグレータの1つの凸レンズを示した図である。図5では1つの第1フライアイレンズ41の光軸OAがDMD34のm0(32,32)のミラー位置に対応している。このように、16×16個の第1インテグレータの光軸OAを第0ステージST0のミラーのブロックに1対1対応するミラーを指定することで、描画装置100は光軸の調整を行うことができる。光軸の調整と確認は、DMD34のミラーm0(32,32)のみ又はその周辺の複数のミラーを使ってテスト基板に描画することで、実際に描画された結果を解析する。その解析結果から、例えばDMD34のミラーm0(30,34)が第1フライアイレンズ41の光軸OAに対応しているなどがわかる。従って、照射光軸の最終調整は第1フライアイレンズ41の機械的な調整が難しい光軸の調整をDMD34のアドレスの調整で行うことができる。なお、第2フライアイレンズ42にて照射される光線が64×64セル分のブロックを1データとして、実際の投影された像が0.3mm×0.3mm程度のサイズで取り扱う事が望ましい。
16×16個で構成される第1フライアイレンズ41は凸レンズと凸レンズとの境界が存在する。図6は第1結像光学系35の凸レンズと第1フライアイレンズ41の凸レンズとの関係を示した図である。
第1フライアイレンズ41の個々のレンズ同士は隣接しているため、第1フライアイレンズ41の凸レンズを通過する光線は、個々の凸レンズを透過すると光線Lが回折してお互いの光線Lに干渉し、ミラー像を形成してしまう。図6に示されるように、第1結像光学系35で回折した光線L1,L2およびLcが第1フライアイレンズ41として構成される第1フライアイレンズ41−1,41−2、41−3に投入される場合を想定する。第1フライアイレンズ41と垂直に交わる光線Lが光線Lcとし、光線Lcの上方から入射する光線Lを光線L1とし、光線Lcの下方から入射する光線Lを光線L2としている。
上方から入射する光線L1は第1フライアイレンズ41−1と、光線L1の一部が隣接する第1フライアイレンズ41−2とに照射される。第1フライアイレンズ41−2に照射された光線L1は更に第1フライアイレンズ41−2の中心軸方向に屈折する。反対に下方から投入される光線L2は、第1フライアイレンズ41−2にて第1フライアイレンズ41−2の中心軸方向に屈折し、第1フライアイレンズ41−2の焦点付近で結像Lrを形成する。従って第1フライアイレンズ41−2の上方から投入された光線L1と下方から投入された光線L2と中心軸に平行に透過してきた光線Lcが結像Lrを形成する。しかし光線L1および光線L2は本来の第1フライアイレンズ41−2に投入される光線ではなく、第1フライアイレンズ41−1および第1フライアイレンズ41−3に投入される光線のごく一部であり、その光量は弱い。つまり、本来第1フライアイレンズ41−2を透過してきた光線の結像Lrは本来の光量を透過しているので、明確な像を形成するが、隣接する第1フライアイレンズ41−1および第1フライアイレンズ41−3の境界付近を透過、屈折してきた光線L1及び光線L2が結像Lrと干渉して迷光が生じる。この迷光を除去するために光線L1及び光線L2を除去する必要がある。
結像Lrの迷光を除去するために、本実施例の描画装置100では第1インテグレータの各凸レンズの隣接する部分に光線が通過しないようにDMD34のミラーを調整する。例えば、図5で示された第1ブロックB1の外周であるミラーm0(1,1)からミラーm0(64,1)の列、ミラーm0(64,1)からミラーm0(64,64)の列、ミラーm0(1,1)からミラーm0(1,64)の列、ミラーm0(1,64)からミラーm0(64,64)の列のミラーを常時オフ(Off)することで、光線Lが隣接する第1フライアイレンズ41の凸レンズの密着部分を通過しないようにすることができる。つまり、描画装置100はDMD34のブロック単位ごとに外周部のミラーを適切な列数で非反射(オフ)にすることで、他の光線Lの干渉を受けることなくクリアに結像させることができる。
以上に示されるように、描画装置100は第1フライアイレンズ41の個々の凸レンズの二次元配列に対応した光軸OAの調整、及び干渉の除去をDMD34の制御により複数のミラーの二次元配列を調整することが可能となる。
<描画制御系>
図7は、描画装置100の描画制御系である制御部90の構成を示した図である。描画制御系の制御部90は、図7で示されるように露光制御部91、バッファメモリ92、ミラー制御部であるDMD駆動回路93、及び移動テーブル制御回路94で構成される。
図7は、描画装置100の描画制御系である制御部90の構成を示した図である。描画制御系の制御部90は、図7で示されるように露光制御部91、バッファメモリ92、ミラー制御部であるDMD駆動回路93、及び移動テーブル制御回路94で構成される。
露光制御部91は描画処理を制御し、DMD駆動回路93、及び移動テーブル制御回路94へ制御信号を出力する。描画処理を制御するプログラムは、あらかじめ露光制御部91内のROM(図示せず)に格納されている。
露光制御部91に入力されるパターンデータは、描画パターンの位置情報をもつベクタデータ(CAD/CAMデータ)をワークステーション(図示せず)から取得する。露光制御部91はベクタデータのX−Y座標系に基づいた位置座標データをラスタ変換し、2次元ドットデータ(ON/OFFデータ)であるラスタデータに変換する。なお、ラスタ変換する際には、第1結像光学系35及び第1インテグレータ40の拡大縮小倍率が考慮される。
ラスタデータに変換されたパターンデータは、第1フライアイレンズ41の個々の凸レンズの二次元配列に対応した光軸OAの調整、及び干渉が除去されるようにDMD34の各ブロック単位のミラーの二次元配列で調整され、バッファメモリ92に格納される。
移動テーブル制御回路94は、モータなどの移動手段で移動テーブル15を制御している。移動テーブル制御回路94は、移動テーブル15の位置情報をフィードバックしながら移動速度及び基板送り方向等を制御する。
露光制御部91は走査中、移動テーブル15の所定の位置に従い、ブロックごとのラスタデータを所定のタイミングでバッファメモリ92から順次読み出され、DMD駆動回路93へ伝達する。DMD駆動回路93はDMD34の所定のアドレスのミラーを反射/非反射(ON/OFF)制御する。露光制御部91により描画装置100は第1フライアイレンズ41の個々の凸レンズの二次元配列に対応した光軸OAの調整、及び干渉の除去を、DMD34の各ミラーを調整で行うことができるため、移動テーブル15に載置する基板に対してクリアなパターンを形成することができる。
《第2実施形態》
第1実施形態の第3結像位置IF3である第3ステージST3の像は倒立しているが、第3結像位置IF3に第2インテグレータ45を設置することで、基板SWの表面に相当する第4結像位置IF4に結像させることができる。図8は第2インテグレータ45を追加して設置した投影光学系130を示している。第2インテグレータ45は第3フライアイレンズ46と第4フライアイレンズ47とで構成され、第3ステージST3に第3フライアイレンズ46を配置し、第4ステージST4が第4フライアイレンズ47の第4結像位置IF4となっている。なお、投影光学系130は投影光学系30に第2インテグレータ45を追加した構成のため、第1実施形態で使用した符号を用い、同じ符号についての説明を省略する。
第1実施形態の第3結像位置IF3である第3ステージST3の像は倒立しているが、第3結像位置IF3に第2インテグレータ45を設置することで、基板SWの表面に相当する第4結像位置IF4に結像させることができる。図8は第2インテグレータ45を追加して設置した投影光学系130を示している。第2インテグレータ45は第3フライアイレンズ46と第4フライアイレンズ47とで構成され、第3ステージST3に第3フライアイレンズ46を配置し、第4ステージST4が第4フライアイレンズ47の第4結像位置IF4となっている。なお、投影光学系130は投影光学系30に第2インテグレータ45を追加した構成のため、第1実施形態で使用した符号を用い、同じ符号についての説明を省略する。
第3ステージST3から第4ステージST4の投影像の変化は、第1実施形態で示した第1ステージST1から第2ステージST2の光線Lと同様に変化する。図9は結像位置においての光線Lのマトリックスを示した図であり、図9(a)は第3ステージST3における光線Lのマトリックスを示し、図9(b)は第4ステージST4における光線Lのマトリックスを示した図である。
図9で示すように、第3ステージST3と第4ステージST4とではブロックの配置が同じであり、ミラーのアドレスが異なる。第1ブロックB1で説明すると、第3ステージST3において第1ブロックB1はM3(1,1)に配置され、第4ステージST4においてもM4(1,1)に配置される。第1ブロックB1のミラーのアドレスは、第3ステージST3においてm3(64.64)の位置の光線が左右及び天地に反転されm4(1.1)の対角線上に配置される。同様にm3(1.1)にミラーのアドレスの光線も左右及び天地に反転されm4(64.64)に配置される。つまり、第0ステージST0のDMD34で反射する像が第4ステージST4において正立したままn3倍に縮小されて結像させることができる。なお、本実施形態も第1実施形態で示された第1フライアイレンズ41の個々の凸レンズに対応した光軸OAの調整、及び干渉の除去をDMD34の制御により行うことで、基板SWの表面にクリアな結像を表示することができる。本実施形態では第1インテグレータ40でn1倍に縮小され、第2インテグレータ45でn3倍に縮小されているが、第2インテグレータ45において等倍に結像させることで第1インテグレータ40の倍率をそのまま適用したまま、ブロック単位で光線Lを左右及び天地に反転することができる。
11 … 筐体底部
12 … ゲート状構造部
13 … スライド
15 … 移動テーブル
20 … 光源装置
22 … ランプ
23 … リフレクタ
24 … ランプ管軸
25 … バルブ部
30、130 … 投影光学系
32 … コリメート光学系
33 … 反射ミラー
35 … 結像光学系
36 … 結像光学系
37 … ミラーブロック
40 … 第1インテグレータ、45 … 第2インテグレータ
41 … 第1フライアイレンズ、42 … 第2フライアイレンズ、46 … 第3フライアイレンズ、47 … 第4フライアイレンズ
90 … 制御部
91 … 露光制御部
92 … バッファメモリ
93 … DMD駆動回路、
94 … 移動テーブル制御回路
100 … 描画装置
B … ブロック
F … 層
FD … 搬送方向
IF … 結像位置
L … 光線
Lr … 結像
OA … 光軸
ST … ステージ
UV … 紫外光を含む光(紫外光線)
12 … ゲート状構造部
13 … スライド
15 … 移動テーブル
20 … 光源装置
22 … ランプ
23 … リフレクタ
24 … ランプ管軸
25 … バルブ部
30、130 … 投影光学系
32 … コリメート光学系
33 … 反射ミラー
35 … 結像光学系
36 … 結像光学系
37 … ミラーブロック
40 … 第1インテグレータ、45 … 第2インテグレータ
41 … 第1フライアイレンズ、42 … 第2フライアイレンズ、46 … 第3フライアイレンズ、47 … 第4フライアイレンズ
90 … 制御部
91 … 露光制御部
92 … バッファメモリ
93 … DMD駆動回路、
94 … 移動テーブル制御回路
100 … 描画装置
B … ブロック
F … 層
FD … 搬送方向
IF … 結像位置
L … 光線
Lr … 結像
OA … 光軸
ST … ステージ
UV … 紫外光を含む光(紫外光線)
Claims (6)
- 基板にパターンを描画する描画装置において、
二次元的に配置された複数のミラーで前記パターンを形成するための光束に紫外光線の光束を空間変調する空間光変調素子と、
前記空間光変調素子によって空間変調された前記パターンを形成する光束を拡大する拡大光学系と、
前記拡大光学系の第1結像位置にて、前記拡大光学系の光軸方向と交差する面で、前記空間変調素子の二次元的な配置と一致するように配置された複数のレンズからなる第1インテグレータと、
前記第1インテグレータで生じる迷光を減少させるように、前記空間光変調素子の前記複数のミラーを制御するミラー制御部と、
を備える描画装置。 - 前記ミラー制御部は、前記第1インテグレータの周辺を通過する前記紫外光線の光束が前記基板側に届かないように、前記ミラーを制御する請求項1に記載の描画装置。
- 前記ミラー制御部は、共役位置で前記第1インテグレータの複数のレンズの二次元配列と前記空間光変調素子の二次元配列とを一致させる請求項1に記載の描画装置。
- 前記第1インテグレータを通過して前記パターンを形成するための光束を結像する結像光学系と、
前記結像光学形と前記基板との間に配置され、二次元的に配置された複数のレンズからなる第2インテグレータと、
を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。 - 前記第1インテグレータは、第1フライアイレンズとこの第1フライアイレンズの後方焦点位置に配置され前記第1フライアイレンズを通過した前記パターンを形成するための光束の径を縮小する第2フライアイレンズとを含む請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の描画装置。
- 前記第2インテグレータは、第3フライアイレンズとこの第3フライアイレンズの後方焦点位置に配置された第4フライアイレンズとを含む請求項4に記載の描画装置。
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