JP2010261979A - レーザプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザプロジェクタ100は、スクリーンSに画像を形成する投影区間aにおいて、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を第一の振り幅から第二の振り幅に調節することで、スクリーンS上の投影画像が長方形となるように補正することができる。特に、スクリーンSに画像を投影する投影区間aとなる直前の後期区間b2において、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅は投影区間aの始端での振り幅に応じた第一の振り幅に維持されているので、後期区間b2から投影区間aに移行した際に、速やかに第一の振り幅での走査ができ、容易に電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を第一の振り幅から第二の振り幅に調節して補正画像の投影が可能となるので、より確実に投影画像を補正することができる。
【選択図】図1
Description
このレーザプロジェクタからスクリーンに向けて照射されるレーザ光は、ミラーにより照射角度を変えながら走査されるので、プロジェクタからの距離が長いほどスクリーンに投影された画像が大きくなる台形歪みが生じてしまうことがある。
このような台形歪みを補正する技術として一般的に、プロジェクタにおいて画像処理を施すことによって、画像が長方形になるように補正する技術が知られている。
また、台形歪みを補正するために、ミラーがレーザ光を走査する角度を調整して走査幅を増減させる際に、走査幅を増大させ過ぎたり減少させ過ぎたりしないように、適正な角度調整を行う必要があった。
レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を投影面上の左右方向および上下方向に走査する走査手段と、を備え、左右方向に走査された前記レーザ光の軌跡を上下方向に並べるように、前記投影面に画像を形成するレーザプロジェクタにおいて、
前記走査手段が前記レーザ光を左右方向に走査するためのパルス信号を生成する走査信号生成手段と、
前記走査信号生成手段により生成されたパルス信号に応じて、前記走査手段を左右方向に往復させる駆動手段と、
前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を変えるために、前記走査信号生成手段が生成するパルス信号のパルスパターンを変化させるパルス調整手段と、を備え、
前記走査手段がレーザ光を左右方向に走査しつつ、始端から終端の上下方向に走査位置が切り替えられて前記投影面に画像が形成される投影区間では、前記パルス調整手段によって前記走査手段の左右の振り幅が、第一の振り幅から第二の振り幅になる投影用のパルスパターンとされ、
前記終端から前記始端に戻る上下方向へ前記走査手段による走査位置が切り替えられる非投影区間における前期区間(例えば、振り幅調整区間)では、前記パルス調整手段によって前記走査手段の左右の振り幅が、第二の振り幅から第一の振り幅に戻る振り幅調整用のパルスパターンとされ、前記非投影区間における後期区間(例えば、振り幅保持区間)では、前記パルス調整手段によって前記投影区間となるまで前記第一の振り幅を維持するための振り幅保持用のパルスパターンとされることを特徴とする。
前記非投影区間における前記前期区間の長さを短くするように、前記パルス調整手段によって前記振り幅調整用のパルスパターンが調整されることを特徴とする。
前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス数を増減させることで、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されることを特徴とする。
前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス幅を増減させることで、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されることを特徴とする。
前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス中心を基準にして、前記パルス信号のパルス幅を増減させることを特徴とする。
前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス振幅を増減させることで、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されることを特徴とする。
当該レーザプロジェクタが前記投影面に対して設置された仰角または俯角を検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段が検出した角度に応じた前記パルス調整手段による制御によって、前記走査信号生成手段が前記パルス信号のパルスパターンを変化させて、
前記レーザ光が前記投影面に当たる角度が浅くなるほど、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を小さくすることを特徴とする。
レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を投影面上の左右方向および上下方向に走査する走査手段と、を備え、左右方向に走査された前記レーザ光の軌跡を上下方向に並べるように、前記投影面に画像を形成するレーザプロジェクタにおいて、
前記走査手段が前記レーザ光を左右方向に走査するためのパルス信号を生成する走査信号生成手段と、
前記走査信号生成手段により生成されたパルス信号に応じて、前記走査手段を左右方向に往復させる駆動手段と、
当該レーザプロジェクタが前記投影面に対して設置された仰角または俯角を検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段が検出した角度に応じて、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を変えるために、前記走査信号生成手段が生成するパルス信号のパルスパターンを変化させるパルス調整手段と、
を備え、
前記走査手段がレーザ光を左右方向に走査しつつ、始端から終端の上下方向に走査位置が切り替えられて前記投影面に画像が形成される投影区間では、前記走査手段の左右の振り幅が、第一の振り幅から第二の振り幅になる投影用のパルスパターンとされ、
前記終端から前記始端に戻る上下方向へ前記走査手段による走査位置が切り替えられる非投影区間における前期区間(例えば、振り幅調整区間)では、前記走査手段の左右の振り幅が、第二の振り幅から第一の振り幅に戻る振り幅調整用のパルスパターンとされ、前記非投影区間における後期区間(例えば、振り幅保持区間)では、前記投影区間となるまで前記第一の振り幅を維持するための振り幅保持用のパルスパターンとされるように、
前記角度検出手段が検出した角度に応じた前記パルス調整手段による制御によって、前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス数を増減させることと、前記パルス信号のパルス幅を増減させることと、前記パルス信号のパルス振幅を増減させることの、少なくとも1つのパルス信号のパルスパターンの変化がなされて、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されて、
前記レーザ光が前記投影面に当たる角度が浅くなるほど、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を小さくすることを特徴とする。
特に、レーザプロジェクタにおいて、走査手段がレーザ光を左右方向に走査しつつ、始端から終端の上下方向に走査位置が切り替えられて投影面に画像が形成される投影区間では、走査手段の左右の振り幅が、第一の振り幅から第二の振り幅になる投影用のパルスパターンとされるようになっており、また、終端から始端に戻る上下方向へ走査手段による走査位置が切り替えられる非投影区間における前期区間(例えば、振り幅調整区間)では、走査手段の左右の振り幅が、第二の振り幅から第一の振り幅に戻る振り幅調整用のパルスパターンとされ、非投影区間における後期区間(例えば、振り幅保持区間)では、投影区間となるまで第一の振り幅を維持するための振り幅保持用のパルスパターンとされるようになっている。
つまり、投影面に画像を形成する投影区間となる直前の後期区間において、走査手段の左右の振り幅は投影区間の始端での振り幅に応じた第一の振り幅に維持されているので、後期区間から投影区間に移行した際に、速やかに第一の振り幅での走査ができ、容易に走査手段の左右の振り幅を第一の振り幅から第二の振り幅に調節して補正画像の投影が可能となるので、より確実に投影画像を補正することができる。
ミラー基板31は、内側軸34によって内側フレーム32の内側に支持され、内側軸34の軸周りに揺動可能となっている。また、内側フレーム32は、内側軸34と直交する方向の外側軸35によって外側フレーム33の内側に支持され、外側軸35の軸周りに揺動可能となっている。
ミラー基板31の表面の略中央部にはミラーMが設けられており、ミラーMを囲む周縁部に平面状のコイル311が形成されている。また、内側フレーム32の表面の周縁部には平面状のコイル312が形成されており、各コイル311、312の両端は電極36に電気的に接続されている。
また、外側フレーム33の側面には、2対の永久磁石37、38が、N極とS極とが互いに対向するように配置されている。なお、対を成す永久磁石37は、内側軸34の軸線方向に対向しており、対を成す永久磁石38は、外側軸35の軸線方向に対向している。
特に、駆動信号生成部6は、走査信号生成手段として機能し、電磁駆動型走査ミラー4が、レーザ光を左右方向に主走査するためのパルス信号を生成する。また、駆動信号生成部6は、電磁駆動型走査ミラー4が、レーザ光を上下方向に副走査するための駆動信号を生成する。
なお、電磁駆動型走査ミラー4による左右方向の主走査は速く、上下方向の副走査は遅いものであり、左右方向に1往復の主走査が行われた後のタイミングに、下方向に一段ずれる副走査が行われるようになっている。ただし、最下行の主走査を行った後は、最上行の主走査を行うために上方向に比較的早く戻る副走査が行われる。
従って、電磁駆動型走査ミラー4に流す電流信号を制御することで、電磁駆動型走査ミラー4を、内側軸34と外側軸35を軸心とする直交する2つの方向(左右方向及び上下方向)に自在に揺動させることができる。
この電磁駆動型走査ミラー4に所定の周期で変動する駆動信号であるパルス信号を流すと、電磁駆動型走査ミラー4は、そのパルス信号の周期(周波数)に応じた所定の周期で振動することとなる。特に、共振周波数f0で駆動した場合、電磁駆動型走査ミラー4はその電流値における最大の振れ角で揺動するため、低電力で最も効率よく大きな画像を表示させることができる。
また、ROM103には、レーザ光がスクリーンSに当たる角度に対応し、スクリーンSに投影された画像が長方形となるように、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を調節するためのパルス信号に関するデータが記憶されている。
CPU101は、パルス調整プログラム103aの実行において、傾斜角センサ5が検出したレーザプロジェクタ100(筐体100a)の仰角または俯角の角度、または、操作部1を介して入力されたデータに基づき、レーザ光がスクリーンSに当たる角度が浅くなるほど、ミラー駆動部7による電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を小さくするように、駆動信号生成部6が生成するパルス信号を変調させるなど、パルス信号のパルスパターンを変化させる。
CPU101は、かかるパルス調整プログラム103aを実行することにより、パルス調整手段として機能する。
また、パルス調整手段としてのCPU101は、走査信号生成手段としての駆動信号生成部6が生成するパルス信号のパルス幅を増減させることで、ミラー駆動部7による電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を調節する制御を実行する。
また、パルス調整手段としてのCPU101は、走査信号生成手段としての駆動信号生成部6が生成するパルス信号のパルス振幅を増減させることで、ミラー駆動部7による電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を調節する制御を実行する。
また、走査幅区間切替プログラム103bは、例えば、フレームの終端から始端に戻る上下方向へ電磁駆動型走査ミラー4によって走査位置が切り替えられる非投影区間における前期区間である振り幅調整区間では、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が第二の振り幅から第一の振り幅に戻る振り幅調整用のパルスパターンとなるように、パルス調整手段としてのCPU101によるパルスパターンの調整がなされることを実現させるためのプログラムである。
また、走査幅区間切替プログラム103bは、例えば、非投影区間における後期区間である振り幅保持区間では、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が、投影区間となるまで第一の振り幅を維持するための振り幅保持用のパルスパターンとなるように、パルス調整手段としてのCPU101によるパルスパターンの調整がなされることを実現させるためのプログラムである。
CPU101は、走査幅区間切替プログラム103bの実行において、投影区間、非投影区間における振り幅調整区間、非投影区間における振り幅保持区間のそれぞれの区間に応じたパルスパターンとなるようにパルス信号の変調を行わせる。
CPU101は、かかる走査幅区間切替プログラム103bを実行することにより、投影区間、振り幅調整区間(前期区間)、振り幅保持区間(後期区間)の各区間毎に、好適な走査が可能となるようにパルスパターンを切り替える区間切替制御手段として機能する。
なお、区間切替制御手段としてのCPU101は、所定長の後期区間を確保するため、非投影区間における前期区間の長さを短くするパルスパターンを調整するようになっており、パルス調整手段の一部として機能するようになっている。
なお、レーザプロジェクタ100における電磁駆動型走査ミラー4が最上行の走査を行う際のミラーの角度が「+θ」であり、最下行の走査を行う際のミラーの角度が「−θ」であるとする。
そして、スクリーンSに対して設置されたレーザプロジェクタ100(筐体100a)の角度(仰角、俯角)がα=0°であると傾斜角センサ5が検出した場合、パルス調整手段としてのCPU101は、レーザプロジェクタ100がスクリーンSの上下方向の中央(図3(a)中「0」の位置)に向け、左右方向にレーザ光を走査する際の電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が最大となるパルス信号を駆動信号生成部6に生成させ、また、レーザ光の走査が最上行(図3(a)中「+θ」の位置)や最下行(図3(a)中「−θ」の位置)に向かうほど、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が徐々に小さくなるパルス信号を駆動信号生成部6に生成させる。
そして、スクリーンSに対して設置されたレーザプロジェクタ100(筐体100a)の角度(仰角、俯角)がα°であると傾斜角センサ5が検出した場合、パルス調整手段としてのCPU101は、レーザ光の走査が最上行(図3(b)中「α+θ」の位置)から最下行(図3(b)中「α−θ」の位置)に移行する間に、レーザ光がスクリーンSに当たる角度に応じて、レーザ光がスクリーンSに当たる角度が浅くなるほど、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が小さくなるパルス信号を駆動信号生成部6に生成させる。
なお、パルス調整手段としてのCPU101は、図6(a)(b)(c)に示すように、共振周波数f0を有する図6(a)に示すパルス信号のパルス中心を基準にして、パルス信号のパルス幅を増減させることが好ましい。このようなパルス幅を増減によって、より短い時間でレーザ光の走査幅を増減させることが可能となり、より大きな歪みの補正を好適に行うことが可能になる。
なお、ここでは、図3(b)の投射角度(α;α1<α2<α3)でスクリーンSに対して設置されたレーザプロジェクタ100を例に説明する。
また、非投影区間(区間b)には、先の投影区間(区間a)直後の前期区間(振り幅調整区間)b1と、次の投影区間(区間a)の直前の後期区間(振り幅保持区間)b2と、がある。なお、図8に示す、前期区間b1と後期区間b2は、スクリーンSに対して設置されたレーザプロジェクタ100(筐体100a)の角度(仰角)がα=α1の場合に対応する区間である。
次いで、非投影区間(区間b)の前期区間b1では、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が、終端である「α−θ」側の位置での最も大きな振り幅(第二の振り幅)から、後期区間b2となるまでに最も小さな振り幅(第一の振り幅)に戻るように変化させるように、例えば、図4(c)に示す、パルス数が比較的少ないパルスパターン(振り幅調整用パルスパターン)に設定される。
次いで、非投影区間(区間b)の後期区間b2では、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が、次の投影区間(区間a)の始端である「α+θ」側の位置となるまで最も小さな振り幅(第一の振り幅)を維持するように、例えば、図4(b)に示す、パルス数が中庸なパルスパターン(振り幅保持用パルスパターン)に設定される。
また、非投影区間(区間b)の前期区間b1において、図4(c)に示す振り幅調整用パルスパターンが設定されることで、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が徐々に小さくなり、投影区間(区間a)の始端に応じた第一の振り幅に戻る。
また、非投影区間(区間b)の後期区間b2において、図4(b)に示す振り幅保持用パルスパターンが設定されることで、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が第一の振り幅に維持されるので、次の投影区間(区間a)での走査に好適に移行することができる。
この非投影区間(区間b)に、所定長の後期区間b2を確実に確保することで、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を、投影区間(区間a)の始端に応じた第一の振り幅とすることができるので、次の投影区間(区間a)での走査に好適に移行することができるのである。
例えば、後期区間b2がない場合、前期区間b1の終了時に投影区間(区間a)に切り替わることになるため、投影区間(区間a)に切り替わった際に、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が第一の振り幅となっていないことがある。具体的には、投影区間(区間a)に切り替わる際に、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が第一の振り幅に戻りきっていなかったり、第一の振り幅を越えた振り幅になってしまっていたりすることがある。特に、電磁駆動型走査ミラー4は、パルスパターン(パルス信号)の周波数に応じた所定周期で振動されることで駆動されるので、その振動の余韻が振り幅に作用してしまうことがあり、区間が切り替わるタイミングに合わせて振り幅が切り替わりにくいことがある。そのため、所望する振り幅となるまで安定させるために後期区間b2が必要となるのである。なお、この振り幅調整用パルスパターンも、スクリーンSに対するレーザプロジェクタ100(筐体100a)の角度(仰角)に応じて、最適なものが設定されるようになっている。
特に、非投影区間(区間b)の後期区間b2において、次の投影区間(区間a)となるまで、電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅が、投影区間(区間a)の始端に応じた第一の振り幅が維持されるので、切り替わった投影区間(区間a)での走査に好適に移行することができる。
なお、電磁駆動型走査ミラー4が左右方向に走査するレーザ光の軌跡の間隔を等間隔とするように、磁駆動型走査ミラー4の上下の振り幅を調整するようにすれば、所望のアスペクト比を維持した長方形の画像をスクリーンSに投影することができる。
特に、このレーザプロジェクタ100が、スクリーンSに画像を形成する投影区間(区間a)に移行する際には、その移行前の非投影区間(区間b)の後期区間b2において、投影区間(区間a)での始端における電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅である第一の振り幅に維持されているので、投影区間(区間a)に移行した際に、速やかに第一の振り幅での走査ができ、容易に電磁駆動型走査ミラー4の左右の振り幅を第一の振り幅から第二の振り幅に調節して補正画像の投影が可能となるので、より確実に投影画像を補正することができる。
また、パルス数の増減、パルス幅の増減、パルス振幅の増減を組み合わせるなど、その他のパルスパターンで各区間の振り幅を調整するようにしてもよい。
2 レーザ光源
3 ミラー部
4 電磁駆動型走査ミラー(走査手段)
5 傾斜角センサ(角度検出手段)
6 駆動信号生成部(走査信号生成手段)
7 ミラー駆動部(駆動手段)
8 画像メモリ
9 光源駆動部
10 制御部
101 CPU(パルス調整手段)
102 RAM
103 ROM
103a パルス調整プログラム
103b 走査幅区間切替プログラム
100 レーザプロジェクタ
100a 筐体
S スクリーン(投影面)
Claims (8)
- レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を投影面上の左右方向および上下方向に走査する走査手段と、を備え、左右方向に走査された前記レーザ光の軌跡を上下方向に並べるように、前記投影面に画像を形成するレーザプロジェクタにおいて、
前記走査手段が前記レーザ光を左右方向に走査するためのパルス信号を生成する走査信号生成手段と、
前記走査信号生成手段により生成されたパルス信号に応じて、前記走査手段を左右方向に往復させる駆動手段と、
前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を変えるために、前記走査信号生成手段が生成するパルス信号のパルスパターンを変化させるパルス調整手段と、を備え、
前記走査手段がレーザ光を左右方向に走査しつつ、始端から終端の上下方向に走査位置が切り替えられて前記投影面に画像が形成される投影区間では、前記パルス調整手段によって前記走査手段の左右の振り幅が、第一の振り幅から第二の振り幅になる投影用のパルスパターンとされ、
前記終端から前記始端に戻る上下方向へ前記走査手段による走査位置が切り替えられる非投影区間における前期区間では、前記パルス調整手段によって前記走査手段の左右の振り幅が、第二の振り幅から第一の振り幅に戻る振り幅調整用のパルスパターンとされ、前記非投影区間における後期区間では、前記パルス調整手段によって前記投影区間となるまで前記第一の振り幅を維持するための振り幅保持用のパルスパターンとされることを特徴とするレーザプロジェクタ。 - 前記非投影区間における前記前期区間の長さを短くするように、前記パルス調整手段によって前記振り幅調整用のパルスパターンが調整されることを特徴とする請求項1に記載のレーザプロジェクタ。
- 前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス数を増減させることで、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザプロジェクタ。
- 前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス幅を増減させることで、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のレーザプロジェクタ。
- 前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス中心を基準にして、前記パルス信号のパルス幅を増減させることを特徴とする請求項4に記載のレーザプロジェクタ。
- 前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス振幅を増減させることで、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のレーザプロジェクタ。
- 当該レーザプロジェクタが前記投影面に対して設置された仰角または俯角を検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段が検出した角度に応じた前記パルス調整手段による制御によって、前記走査信号生成手段が前記パルス信号のパルスパターンを変化させて、
前記レーザ光が前記投影面に当たる角度が浅くなるほど、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を小さくすることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のレーザプロジェクタ。 - レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を投影面上の左右方向および上下方向に走査する走査手段と、を備え、左右方向に走査された前記レーザ光の軌跡を上下方向に並べるように、前記投影面に画像を形成するレーザプロジェクタにおいて、
前記走査手段が前記レーザ光を左右方向に走査するためのパルス信号を生成する走査信号生成手段と、
前記走査信号生成手段により生成されたパルス信号に応じて、前記走査手段を左右方向に往復させる駆動手段と、
当該レーザプロジェクタが前記投影面に対して設置された仰角または俯角を検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段が検出した角度に応じて、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を変えるために、前記走査信号生成手段が生成するパルス信号のパルスパターンを変化させるパルス調整手段と、
を備え、
前記走査手段がレーザ光を左右方向に走査しつつ、始端から終端の上下方向に走査位置が切り替えられて前記投影面に画像が形成される投影区間では、前記走査手段の左右の振り幅が、第一の振り幅から第二の振り幅になる投影用のパルスパターンとされ、
前記終端から前記始端に戻る上下方向へ前記走査手段による走査位置が切り替えられる非投影区間における前期区間では、前記走査手段の左右の振り幅が、第二の振り幅から第一の振り幅に戻る振り幅調整用のパルスパターンとされ、前記非投影区間における後期区間では、前記投影区間となるまで前記第一の振り幅を維持するための振り幅保持用のパルスパターンとされるように、
前記角度検出手段が検出した角度に応じた前記パルス調整手段による制御によって、前記走査信号生成手段が、前記パルス信号のパルス数を増減させることと、前記パルス信号のパルス幅を増減させることと、前記パルス信号のパルス振幅を増減させることの、少なくとも1つのパルス信号のパルスパターンの変化がなされて、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅が調節されて、
前記レーザ光が前記投影面に当たる角度が浅くなるほど、前記駆動手段による前記走査手段の左右の振り幅を小さくすることを特徴とするレーザプロジェクタ。
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