JP2010259286A - 充電回路 - Google Patents

充電回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010259286A
JP2010259286A JP2009109439A JP2009109439A JP2010259286A JP 2010259286 A JP2010259286 A JP 2010259286A JP 2009109439 A JP2009109439 A JP 2009109439A JP 2009109439 A JP2009109439 A JP 2009109439A JP 2010259286 A JP2010259286 A JP 2010259286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
unit
voltage
switching
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009109439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5291527B2 (ja
Inventor
Kosaku Takada
康作 高田
Yasuo Ibuki
康夫 伊吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009109439A priority Critical patent/JP5291527B2/ja
Publication of JP2010259286A publication Critical patent/JP2010259286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5291527B2 publication Critical patent/JP5291527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】 ノイズによる誤動作で中断した充電動作を再開できる充電回路を提供する。
【解決手段】 本発明の充電回路2は、一次側に電源部23を備え二次側に電源部23によって充電されるコンデンサ3を備えたフライバックトランス24と、電源部23からフライバックトランス24への電力供給のスイッチング動作を行うスイッチング部52と、充電動作の開始・停止を切り替える切替部53と、切替部53による充電動作の開始・停止の切替を制御する中央演算部4と、を有している。そして、中央演算部4は充電動作開始後コンデンサ3が所定の充電電圧を蓄えるまでの間に充電開始信号を出力するものとした。これにより、ノイズ101で誤作動して充電動作が中断しても中央演算部4の充電開始信号により充電動作を再開させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、充電回路、詳しくは、光照射用のコンデンサ等を充電する充電回路に誤動作が生じて充電動作が不完全な状態で止まったままになることを防止する充電制御に関するものである。
従来から、電池等の電源部からトランスを介してコンデンサに所定量の電荷を蓄えさせる充電回路を備えた装置において、充電動作の開始直後にトランスの二次側に配置した整流用のダイオード等の電子部品に逆起電力が生じて、一次側に逆電流が流れることがあった。
このとき、充電動作の開始直後に生じた逆電流をコンデンサに蓄えた電荷の電流と誤って判断して、開始直後に充電動作が停止してしまうことがあり、解決手段として、例えば、特許文献1のように、充電動作の開始直後に生じた逆電流による誤動作を回避したものがあった。
詳しくは、コンデンサの磁気エネルギーを検知するためにトランスの一次側に備えた電流検知部が逆電流により誤動作しても、充電動作の開始後所定時間が経過するまで遅延回路が電流検知部からの検知信号を遮断するため、逆電流による誤動作を回避したものであった。
特開2005−288682号公報
しかしながら、特許文献1等は充電動作の開始直後に生じる逆電流による誤動作を回避して、充電動作が開始されなくなることを防止したものにすぎず、充電動作の途中で誤動作を生じると、充電動作が中断してしまうことがあった。
詳しくは、集積回路内に備えた電圧検知部は数ナノ秒〜数マイクロ秒程度で電圧検知を確定するため、充電動作中に何時でも充電回路へ入り込む恐れのある周辺部品からの輻射ノイズや伝搬ノイズあるいは外来ノイズ等の電圧を充電電圧として誤検知してしまうことがあった。そのため、集積回路がノイズによる誤動作を回避できずに、充電動作の途中で充電動作を中断してしまうものであった。
例えば、図7(a)に示すように、充電動作が開始されると、コンデンサの充電電圧及びコンデンサと並列に配置された分圧抵抗等の検知手段による検知電圧が共に上昇する。そして、検知電圧が所定の基準電圧V1に達すると、コンデンサに必要なだけ充電電圧を蓄えられたと集積回路等の制御回路が判断してコンデンサへの電力供給を停止することで充電動作が完了となり、該充電回路を備えた装置で光照射等のコンデンサに蓄えた電荷を用いた動作を行うことができる。
しかし、図7(b)に示すように、充電途中に検知手段の検知結果にノイズ101が入ることがある。その際に該ノイズ101の電圧が充電動作を完了と判断する基準電圧V1より高いものであると、検知電圧が基準電圧V1に達したと誤った判定を制御回路が下してしまい、充電動作を途中で止めてしまう。このとき、実際のコンデンサの充電電圧は上記必要充電電圧より低いため、コンデンサに蓄えた電荷を用いた動作を正常に行うことができないばかりか、充電動作を完了したと判断しているため、コンデンサを必要充電電圧に充電できない状態で装置の機能が停止してしまう。
つまり、充電動作中にノイズ等で制御回路に誤動作を生じて充電動作が中断すると、充電動作が中断したまま何時まで経っても充電動作を完了できないため、装置が充電動作はもちろん光照射等の動作を行えず使用できなくなるという問題があった。
また、充電動作の途中にノイズで誤作動が生じて充電動作が中断した際に、中断した充電動作を再開させる手段を装置が備えていないため、中断した充電動作を再開させるには使用者による外部操作が必要であり、使い勝手の悪いという問題があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて発明したものであり、上記ノイズにより充電動作が中断しても、中断した充電動作を再開させる手段を備えたことで、充電動作が完了しなくなる不具合を解消すると共に、再開時の使い勝手を向上させた充電回路を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明の充電回路2は、電源部23と、上記電源部23を一次側に備えたフライバックトランス24と、上記フライバックトランス24の二次側に位置し上記電源部23によって所定の充電電圧まで充電される充電用のコンデンサ3と、上記電源部23から上記フライバックトランス24への電力供給のスイッチング動作を行うスイッチング部52と、充電回路2による充電動作の開始・停止を切り替える切替部53と、上記切替部53による充電動作の開始・停止の切替を制御する中央演算部4と、を有している。そして、中央演算部4は充電動作の開始後コンデンサ3が上記所定の充電電圧を蓄えるまでの間に切替部53に充電動作を開始させる充電開始信号を出力するものであることを特徴としている。
このような構成としたことで、コンデンサ3が所定の充電電圧まで充電される前に、ノイズ101で切替部53が誤動作して充電動作を中断しても、中央演算部4の充電開始信号により充電動作を再開させることができる。
また、請求項2に係る発明は、中央演算部4は充電動作が開始されると充電開始信号を所定の間隔で繰り返し切替部53へ出力し続けるものであることを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、コンデンサ3の充電電圧を検知する第1の電圧検知部21と、第1の電圧検知部21の検知結果を所定の基準電圧V1以上か否かを判定する第1判定部51と、コンデンサ3の充電電圧を検知すると共に検知結果を中央演算部4に出力する第2の電圧検知部22と、を有している。そして、第1判定部51が第1の電圧検知部21からの検知結果を基準電圧V1以上であると判定した際に、中央演算部4が第2の電圧検知部22からの検知結果を所定の目標電圧V2未満であると判定すると、中央演算部4は充電動作が中断したとして上記充電開始信号を切替部53へ出力するものであることを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、上記所定の基準電圧V1が上記所定の目標電圧V2より高い値あるいは同じ値であることを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、中央演算部4にコンデンサ3の充電電圧を検知した検知結果が出力されている。そして、中央演算部4は検知結果を所定の設定値と比較して充電電圧が上昇しているか否かを判定することで充電動作が中断しているか否かを判断し、中断していると判断した際に充電開始信号を切替部53へ出力するものであることを特徴としている。
また、請求項6に係る発明は、切替部53による充電動作の開始・停止の切替結果を論理レベルの出力信号で中央演算部4に出力する切換結果出力部54を有している。そして、中央演算部4は切替結果出力部54からの出力信号の変化から充電動作が中断しているか否かを判断し、中断していると判断した際に充電動作開始信号を切替部53へ出力するものであることを特徴としている。
上記のように、本発明の充電回路は、切替部の誤動作等でコンデンサに所定の充電電圧を蓄えさせる前に充電動作が中断しても、中央演算部が充電動作を再開させるため、充電動作が止まったままで完了できなくなることを防止することができる。そして、中断した充電動作を中央演算部が外部操作無しで再開させるため、使用者による充電動作を再開させる外部操作の手間が不要となり、使い勝手を向上することができる。
また、充電動作が開始されると、中央演算部が充電開始信号を所定の間隔で繰り返し出力し続ければ、中央演算部に充電動作の中断を検知させなくても、中央演算部で中断した充電動作を再開させることができるため、充電回路の構造を簡素にできる。
また、二つの電圧検知部からコンデンサの充電電圧の検知結果を出力すれば、一方の電圧検知部にノイズが入り誤動作して充電動作が中断しても、他方の電圧検知部の検知結果に基づいて充電動作を再開させることができる。このとき、第1判定部が判定に用いる所定の基準電圧を中央演算部が判定に用いる所定の目標電圧より高い値あるいは同じ値とすれば、中央演算部による切替部の切替制御を安定して行うことができる。
また、中央演算部が入力された検知電圧を所定の設定値と比較して充電動作の中断を検知するものにすれば、ノイズによる誤検知や誤動作の検知精度を向上することができる。
また、切替部による充電動作の開始・停止の切替結果を中央演算部に論理レベルの出力信号で出力したことで、充電動作が中断しているか否かを中央演算部が容易に判断することができる。
本発明の充電回路を備えた光照射装置の一部を省略した回路図である。 同上の充電回路の一部を省略した回路図である。 同上の充電回路に配置した集積回路の一部を省略した回路図である。 本発明の再開手段を備えた充電回路の充電動作のタイムチャートである。 同上の他の再開手段を備えた充電回路の充電動作のタイムチャートである。 同上の更に他の再開手段を備えた充電回路の充電動作のタイムチャートである。 従来の充電回路の充電動作のタイムチャートであり、(a)が正常動作時のものであり、(b)が動作中にノイズが検知結果に入ったものである。
以下、図面に基づいて本発明の基本構成及び実施形態について説明する。
本発明の充電回路2は、図1に示すように、光源15をストロボ発光させて外部に光照射を行う光照射部14を備えた光照射装置1に内蔵されており、光源15をストロボ発光させるための電荷を蓄えるコンデンサ3を充電するための回路である。
詳しくは、上記光照射装置1が、上記充電回路2及びコンデンサ3を内蔵した装置本体11と、光源15を有し装置本体11に着脱自在の光照射部14と、からなり、装置本体11のコンデンサ3と光照射部14はコネクタ12を介して電気的に接続されている。
そして、使用者により発光スイッチ(特に図示しない)が外部操作されることで、充電回路のよる充電動作でコンデンサ3に所定の充電電圧まで蓄えられた電荷が光照射部14に供給されて光源15がストロボ発光するものである。
更に、上記光照射は光源15の発する光の波長により異なるが育毛あるいは脱毛効果の得られるものであり、該効果を効率的に得るために10分〜15分程度の間に数秒の光照射を多数回行うことができるものとなっている。つまり、光照射部14の電力供給源であるコンデンサ3は上記10分〜15分程度の間に充電動作と放電動作が交互に何度も繰り返されるものとなっており、コンデンサ3が充電に要する充電時間は4秒〜6秒程度の短時間で充電を完了するものとなっている。
また、装置本体11は、上記コンデンサ3と、上記コンデンサ3を充電するための充電回路2と、コンデンサ3の充電電圧を夫々検知する第1の電圧検知部21及び第2の電圧検知部22と、充電回路2による充電動作の開始・停止を切り替える集積回路5と、光照射部14による光照射動作及び集積回路5による充電動作を制御する中央演算部4と、を有している。
そして、上記充電回路2は、図2に示すように、充電回路2で用いる充電電力の供給源である電源部23と、電源部23からの出力電圧を昇圧するフライバックトランス24(以下、FBトランス24と記載する)と、出力電圧から電荷を蓄えるコンデンサ3と、第1の電圧検知部21及び第2の電圧検知部22と、電源部23からFBトランス24への電力供給のスイッチング動作を行うスイッチング部52と、を有している。
上記FBトランス24の一次側には電源部23及びスイッチング部52が配置されており、二次側には、コンデンサ3と、第1の電圧検知部21と、第2の電圧検知部22と、FBトランス24により昇圧された出力電圧を整流する整流ダイオード25と、が配置されている。そして、上記電源部23は電池等の直流の電力を供給する電力供給源となっており、集積回路5に内蔵されたスイッチング部52のスイッチング動作により、FBトランス24の二次側へ昇圧された交流の電力として供給されている。つまり、スイッチング部52のスイッチング動作が開始されると、電源部23からの出力電力がFBトランス24へ昇圧されて二次側に流れた後、整流ダイオード25で整流されてコンデンサ3に電荷として蓄えられることで、充電動作が行われるものとなっている。
また、上記スイッチング部52のスイッチング動作は第1の電圧検知部21の検知結果及び中央演算部4からの制御信号に基づいて集積回路5で開始・停止の切替が行われており、上記開始・停止の切替結果は論理レベルのH・L信号で中央演算部4に出力されている。
もちろん、上記集積回路5によるスイッチング部52のスイッチング動作の開始・停止とは、スイッチング動作を始めることを開始とし、スイッチング動作を止めることを停止としており、スイッチング動作である電源部23の電力供給のオン・オフを交互に行うことではない。
また、上記第1の電圧検知部21は充電動作時にコンデンサ3の充電電圧を検知して集積回路5に検知結果を出力するものであり、第2の電圧検知部22は充電動作中と光照射動作後のコンデンサ3の電圧を検知して中央演算部4に検知結果を出力するものとなっている。詳しくは、第1の電圧検知部21及び第2の電圧検知部22は夫々コンデンサ3に並列の分圧抵抗となっており、コンデンサ3に蓄えた電気エネルギーを消費することで、コンデンサ3の充電電圧を検知しており、消費を抑えるため、その抵抗値は数百Ω〜数メガΩとなっている。
また、上記中央演算部4は、第2の電圧検知部22の検知結果が所定の目標電圧V2以上か否かを判定する第2判定部41と、集積回路5に充電動作の制御信号として論理レベルのH・L信号を出力する信号出力部42と、信号出力部42で出力するH・L信号の切替の制御や光照射の制御を行う演算部43と、を有している。そして、信号出力部42は充電動作開始時に充電開始信号として論理レベルL→Hのエッジ信号を集積回路5に出力した後、演算部43が充電完了と判断するまで出力信号をHレベルで継続して出力するものとなっている。
また、演算部43による上記充電完了の判断は第2判定部41で第2の電圧検知部22の検知結果が所定の目標電圧V2以上と判定されることで判断されるものとなっており、充電完了と判断した際には、信号出力部42の出力信号がLレベルに切り替えられる。つまり、信号出力部42は集積回路5に対して充電開始時に充電開始信号としてL→Hのエッジ信号を出力すると共に、充電動作中はHレベルの信号を出力して、充電前や充電後等の非充電動作中はLレベルの信号を出力するものとなっている。
そして、第2判定部41が判定に用いる所定の目標電圧V2とは光照射を行う際にコンデンサ3で必要となる電圧と略同じであり、検知結果が目標電圧V2に達することでコンデンサ3の充電電圧が光照射装置1で光照射可能な電圧に達したこととなる。
なお、符号13は使用者が充電動作を開始させる際に操作するチャージスイッチであり、中央演算部4の符号45は上記チャージスイッチ13の操作を検知する入力検知部であり、入力検知部45が上記操作を検知することで演算部43が充電動作を開始させる。そして、第2判定部41が判定に用いる所定の目標電圧V2は中央演算部4に内蔵された符号44の不揮発性記憶素子に記憶されている。更に、中央演算部4の符号46はスイッチング部52がスイッチング動作中か否かを集積回路5から論理レベルのH・L信号で入力される切替結果入力部であり、詳細は後述する。もちろん、図1に示すように、中央演算部4は第2判定部41や信号出力部42や演算部43等を兼ね備えたマイクロコンピュータが好ましい。
また、上記集積回路5は、図3に示すように、上記スイッチング部52と、スイッチング部52のスイッチング動作の開始・停止の切替を行う切替部53と、第1の電圧検知部21の検知結果が所定の基準電圧V1以上か否かを判定する第1判定部51と、上記切替結果を出力する切替結果出力部54と、を有している。
そして、第1判定部51は、例えば、非反転入力端子側に検知結果が加えられ反転入力端子側に上記基準電圧V1が加えられたコンパレータであり、検知結果が基準電圧V1以上になるとHレベルで出力信号を出力するものである。このとき、切替部53は第1判定部51からのHレベルの出力信号を受けてスイッチング部52のスイッチング動作を停止すると共に、切替結果出力部54からHレベルの出力信号を中央演算部4に出力させるものとなっている。
また、切替部53は、例えば、L→Hのエッジ信号が入力されるとワンショット信号を出力するワンショット素子61と、スイッチング部52にH・L信号を出力する切替用ANDゲート63と、エッジトリガ式のリセットセットフリップフロップ62(以下、RS−FF62と記載する)と、を有している。
上記ワンショット素子61は、信号出力部42が集積回路5に出力するH・L信号のうち、L→Hのエッジ信号に対してのみ反応してL→Hの立ち上がりを有したワンショット信号をRS−FF62のセットSに出力するものとなっている。
そして、上記RS−FF62のリセットRには第1判定部51からH・L信号が入力されている。更に、RS−FF62の出力Qからは上記セットS及びリセットRに入力された信号に基づいてH・L信号が切替用ANDゲート63に出力されると共に、出力qからは出力Qを反転させた否定出力信号が切替結果出力部54に出力されている。なお、否定出力信号とは、出力QからHレベルの出力信号が出力されると出力qからLレベルの出力信号が出力され、出力QからLレベルの出力信号が出力されると出力qからHレベルの出力信号が出力されるものであり、出力qはMIL規格でQバーと記載されるものである。
つまり、RS−FF62は、出力Qからの出力信号がLレベルの状態でワンショット素子61のワンショット信号がセットSに入力されると、ワンショット信号のL→Hのエッジ信号に反応して出力Qの出力信号のレベルをL→Hに切り替えた後、Hレベルに保持する。このとき、出力qからの否定出力信号は出力Qの出力信号の切替と略同時にレベルをH→Lに切り替えて、出力Qの出力信号のレベルがH→Lに切り替わるまでLレベルの出力信号を継続する。
また、出力Qからの出力信号がHレベルの状態で第1判定部51からの入力信号がHレベルに切り替わると、該切替時に伴いリセットRに入力されたL→Hのエッジ信号に反応して出力信号のレベルをH→Lに切り替えた後、Lレベルに保持する。このとき、出力qからの否定信号は出力Qの出力信号の切替と略同時にHレベルに切り替えて、出力Qの出力信号のレベルがL→Hに切り替わるまでHレベルの出力信号を継続する。
このように、RS−FF62は非充電時に出力Qからの出力信号をLレベルで出力すると共に出力qからの否定出力信号をHレベルで出力し、充電中には出力Qからの出力信号をHレベルで出力すると共に出力qからの否定出力信号をLレベルで出力するものである。もちろん、RS−FF62の出力Qの出力信号がHレベルの際にセットSにL→Hのエッジ信号が入力さても該エッジ信号を無視するものであり、同様に出力Qの出力信号がLレベルの際にリセットRにL→Hのエッジ信号が入力されても無視するものである。
また、切換用ANDゲート63には、RS−FF62の出力Qからの出力信号と、信号出力部42からのH・L信号と、が入力されており、双方の入力信号がHレベルでHレベルの信号を出力し、少なくとも一方の入力信号がLレベルではLレベルの信号を出力するものである。そして、スイッチング部52は切換用ANDゲート63からHレベルの信号が入力されるとスイッチング動作を開始し、スイッチング動作中に切替用ANDゲート63からLレベルの信号が入力されるとスイッチング動作を停止するものとなっている。
また、切替結果出力部54は、判定用ANDゲート541と、判定用ANDゲート541の出力をゲートに接続したエンハンスメント形のFET542と、からなり、FET542のドレインから切替結果入力部46へH・L信号が出力されるものとなっている。
詳しくは、判定用ANDゲート541に、RS−FF62の出力qからの否定出力信号と、信号出力部42からの出力信号と、が入力されている。そして、判定用ANDゲート541は信号出力部42からHレベルの出力信号が入力され且つRS−FF62の出力qからHレベルの否定出力信号が入力されることで、上記判定用ANDゲート541からFET542のゲートに電圧が印加されるものとなっている。
また、上記FET542はエンハンスメント形であるため、ゲートに電圧が印加されていないとドレインからの出力信号はLレベルとなり、ゲートに電圧が印加されるとドレインの出力信号をHレベルとなるものである。つまり、切替結果出力部54は中央演算部4が充電完了を判断する前に集積回路5が充電完了と判断した際に切替結果入力部46への出力信号のレベルをL→Hに切り替えるものである。このとき、中央演算部4は切替結果入力部46にHレベルの出力信号が入力されると、演算部43により第2判定部41の判定結果に基づいて信号出力部42の出力信号のレベルをH→Lに切り替えて充電動作を完了させるあるいは、H→L→Hに切り替えて再開させる。
このように、第1判定部51が基準電圧V1に達したと判定して切替部53でスイッチング部52のスイッチング動作を停止した際に、切替結果出力部54から集積回路5が独自の判断で充電動作を停止させたことを中央演算部4に伝えるものとなっている。もちろん、FET542はエンハンスメント形に限らず、ゲートに電圧が印加されるとドレインの出力信号がLレベルに切り替わるデプレッション形のものであってよく、ましてや判定用ANDゲート541から直接H・L信号を切替結果入力部46に入力してもよい。
なお、電圧検知部は分圧抵抗に限らず適宜設計変更可能であり、基準電圧V1と目標電圧V2の大小関係における誤解を防止するため、コンデンサ3の充電電圧に基づいた基準電圧V1及び目標電圧V2に統一して説明する。つまり、本実施形態では電圧の検知を分圧抵抗で行っているため、各判定部で判定に用いる基準電圧及び目標電圧はコンデンサ3の充電電圧に基づいた基準電圧V1及び目標電圧V2を分圧比で補正したものとなっている。詳しくは、実際のコンデンサ3の充電電圧に基づいた基準電圧V1を約330Vとし、目標電圧V2を約285Vとして、且つ第1の電圧検知部21の分圧比を約1/300とし、第2の電圧検知部22の分圧比を約1/125としている。そして、基準電圧V1及び目標電圧V2を夫々の分圧比で補正すると、第1判定部41の判定で用いる基準電圧は約1.3V、第2判定部51の判定で用いる目標電圧は約2.3Vとなり、補正前と大小関係が逆転したものとなっている。このように、分圧抵抗を用いたことにより基準電圧V1と目標電圧V2の大小関係が不明瞭となるため、本実施形態の説明では、基準電圧V1及び目標電圧V2を補正前のコンデンサ3の充電電圧に基づいたもの、例示では330Vと285Vに統一している。ただし、第1判定部41で誤判定が生じるノイズ101の電圧は分圧比で補正した基準電圧に准じた値、例えば、約1.3V以上である。もちろん、上述した各数字は例示にすぎず限定するものではない。
以下、中断されずに充電動作が正常に行われた場合の充電動作の開始から完了までの中央演算部4の切替制御及び集積回路5のスイッチング部52のスイッチング動作の切替について説明する。
コンデンサ3が所定の充電電圧に満たない未充電状態で入力検知部45が充電動作の開始操作を検知することで、中央演算部4が信号出力部42からL→Hのエッジ信号を集積回路5に出力する。そして、集積回路5内では信号出力部42からのL→Hのエッジ信号を受けてワンショット素子61からワンショット信号がRS−FF62のセットSに出力されて、RS−FF62の出力Qからの出力信号をHレベルに切り替える。
また、切替用ANDゲート63にRS−FF62の出力Qと信号出力部42とから夫々Hレベルの信号が入力されるため、切替用ANDゲート63はスイッチング部52にHレベルの信号を出力して、スイッチング部52にスイッチング動作を開始させる。
これにより、電源部23からの出力電圧がスイッチング部52でスイッチングされながらFBトランス24に供給されるため、充電回路2によるコンデンサ3への充電動作が開始される。そして、上記充電動作の開始に伴い第1の電圧検知部21及び第2の電圧検知部22が夫々コンデンサ3の充電電圧を検知して集積回路5あるいは中央演算部4に検知結果を出力する。更に、上記充電動作によりコンデンサ3が所定の電荷を蓄えて充電完了の状態になると、第1判定部51あるいは第2判定部41によりコンデンサ3の充電電圧が基準電圧V1あるいは目標電圧V2に達したと判定されることで、充電動作の停止が行われる。このとき、第1判定部51で判定に用いる基準電圧V1が第2判定部41で判定に用いる目標電圧V2より高い場合と、基準電圧V1と目標電圧V2が略同じである場合と、で充電動作を終了する際の集積回路5と中央演算部4の動作が異なるものとなっている。
例えば、実施例のように、第2判定部41の目標電圧V2が第1判定部51の基準電圧V1より低い場合では、集積回路5が充電完了を判断する前に、中央演算部4が先に充電完了を判断すると共に、信号出力部42の出力信号をLレベルに切り替える。そのため、切換用ANDゲート63に入力される信号出力部42からの信号がLレベルに切り替わることとなり、切替用ANDゲート63の出力信号もLレベルに切り替わり、スイッチング部52のスイッチング動作が停止されて電力供給が止まり、充電動作が終了となる。つまり、切替部53のRS−FF62の出力QからのH・L信号等の集積回路5の判断によらずにスイッチング部52のスイッチング動作の開始・停止の切替を中央演算部4が制御している。
また、基準電圧V1が目標電圧V2と略等しい場合では、第1判定部51と第2判定部41が略同時に基準電圧V1あるいは目標電圧V2に達したと判定するため、中央演算部4と集積回路5とが略同時に充電完了と判断して充電動作の停止を行うことになる。つまり、中央演算部4は上述と同様に信号出力部42の出力信号をLレベルに切り替えるものである。そして、上記中央演算部4の動作と略同時に集積回路5では、第1判定部51が切替部53への信号をHレベルに切り替えるため、RS−FF62のリセットRにL→Hのエッジ信号を出力されることとなり、RS−FF62の出力Qからの出力信号がLレベルに切り替わる。そのため、切替用ANDゲート63に入力される二つの信号が共にLレベルに切り替わり、切換用ANDゲート63が出力信号をLレベルに切り替えて、スイッチング部52のスイッチング動作を停止して、充電動作を終了する。
このように、基準電圧V1と目標電圧V2が略等しいと、切替用ANDゲート63に入力される二つの信号が共にLレベルに切り替わり、切換用ANDゲート63の出力信号をLレベルに切り替えるものとなっている。つまり、スイッチング部52のスイッチング動作は、集積回路5が第1の電圧検知部21の検知結果に基づいて行うものと、中央演算部4が第2の電圧検知部22の検知結果に基づいて集積回路5を介して行うものの二通りで停止されるものとなっている。そして、第1判定部51と第2判定部41の少なくとも一方が基準電圧V1あるいは目標電圧V2に達したと判定することで、スイッチング部52のスイッチング動作を停止するものとなっている。特に、基準電圧V1と目標電圧V2が略同じ場合では、演算部43による演算処理がない分第1判定部51の判定結果に基づいて集積回路5が充電動作を停止する動作が先に行われるものである。
また、集積回路5と中央演算部4とが夫々独自にコンデンサ3の充電電圧を検知して充電動作の停止を行えるため、集積回路5あるいは中央演算部4の一方が充電動作の完了を判断した時点で、充電動作を停止するものとなっている。そして、集積回路5と中央演算部4が夫々に出力された検知結果に基づいて充電動作の停止を判断できるため、確実にコンデンサ3を所定の充電電圧に充電して停止させることができ、コンデンサ3に過剰な充電が行われることを防止している。特に、集積回路5が独自にコンデンサ3を所定の充電電圧で充電動作を停止できるため、光照射制御等で酷使されている中央演算部4が熱暴走する等で演算部43の処理能力が低下して充電制御の判断が遅れても、コンデンサ3へ過剰な充電が行われることがない。
なお、集積回路5にスイッチング部52が内蔵されたものとなっているが、スイッチング部52を集積回路5に内蔵せずに、スイッチング部52を集積回路5とは別の部品としてFBトランス24の一次側に配置してもよい。
以下、上述の充電回路2において、ノイズ101で誤動作して充電動作が中断した際に、中央演算部4によって充電動作を再開させる構成を夫々図4−6に基づいて説明する。なお、図4−6中の符号T0、T1、T2、T3は動作タイミングを示しており、符号T0は充電動作の開始時であり、符号T1はノイズ101による充電動作の中断時であり、符号T2は充電動作の再開時であり、符号T3は所定の充電電圧が蓄えられた充電完了時である。
例えば、図4に示す例では、中央演算部4が信号出力部42から充電開始信号を所定の間隔で繰り返し出力することで、ノイズ101により集積回路5が誤動作して充電を中断しても充電動作を再開させるものである。
詳しくは、中央演算部4が信号出力部42からの出力信号をL→Hに切り替えて充電動作を開始すると、Hレベルを約2秒間継続する毎に出力信号のレベルをH→L→Hと切り替えて、信号出力部42からの出力信号をリセットするものである。このとき、上記約2秒毎の出力信号のリセット動作により、出力信号が一時的にLレベルになるが、その間の時間は約5ミリ秒となっており、充電時間に比べて十分に短いものとなっており、上記リセット動作が充電時間を延長させることがないものとなっている。
上記リセット動作は第2判定部41が検知結果を目標電圧V2以上と判定して演算部43が充電完了と判断するまで継続して約2秒毎の間隔で繰り返されるものとなっている。つまり、中央演算部4は充電動作を開始すると中央演算部4自身で充電完了と判断するまでの間、充電開始信号を集積回路5へ約2秒毎の周期で繰り返し出力し続けるものとなっている。
また、集積回路5は中央演算部4から約2秒毎に充電開始信号であるL→Hのエッジ信号が入力されるため、ワンショット素子61がHレベルの立ち上がりを有したワンショット信号を約2秒毎の間隔で出力するものとなる。そのため、RS−FF62のセットSへワンショット素子61からL→Hのエッジ信号が約2秒毎に入力されることとなり、ノイズ101で集積回路5が誤動作して充電動作を中断しても、中断後最大で約2秒経過するまでに充電動作が再開されるものとなっている。
このように、充電開始信号を所定の間隔で繰り返し出力させたことで、集積回路5がノイズ101で誤動作して充電動作が中断しても、約2秒毎という一定の周期で出力される充電開始信号により充電動作が再開されるものとなる。そのため、中央演算部4が充電動作の中断を検知しなくても充電動作を再開させることができ、中央演算部4に充電動作の中断を検知させる手段を設ける必要のないものにでき、充電回路2の構造を簡素化でき、製造費用を安価にすることができる。
また、信号出力部42から充電開始信号が出力される間隔を充電時間の半分以下である約2秒としたことで、充電開始信号が短時間で完了する充電動作中に少なくとも2回出力されるため、中断によって充電時間が延長される時間を短く抑えることができる。そして、充電動作の中断から再開までの時間を短く抑えたことで、充電動作の中断中にコンデンサ3に蓄えられた充電電圧が第1の電圧検知部21や第2の電圧検知部22等により消費される量を抑えることができる。
つまり、充電動作が開始されると、中央演算部4が充電動作開始信号を所定の周期で繰り返し出力し続けるため、複雑な制御や構造を要することなく、且つ充電動作が中断される時間を短く抑えて、中断した充電動作を再開させることができるものとなっている。
また、図5に示す例では、中央演算部4の演算部43が第2の電圧検知部22の検知結果を所定の充電電圧上昇データと比較して充電動作が行われているか中断しているかを判断して切替制御を行うことで、ノイズ101により充電動作が中断した際に再開させるものである。なお、前述した例と同様の構成の説明は省略し、本例の差異点のみを以下に説明する。
本例では、充電動作が開始されると、演算部43が、第2の電圧検知部22の検知結果と、不揮発性記憶素子44に設定値として記憶された所定の上下限の幅を有する電圧と、を比較して、検知結果が上記設定値の範囲内に収まるか否かを判定している。そして、上記演算部43の判定の結果、検知結果が上記設定値に納まらない際には、ノイズ101により誤動作が生じて充電動作が中断していると判断して、信号出力部42に出力信号のレベルをH→L→Hに切り替えるリセット動作を行わせる。このとき、上記リセット動作により、集積回路5に再度充電開始信号が入力されるため、集積回路5が再度スイッチング部52のスイッチング動作を開始させることとなり、中断している充電動作が再開される。
また、上記検知結果が設定値の範囲に収まらない際とは、ノイズ101で誤動作が生じて充電動作が中断されてコンデンサ3の充電電圧が上昇しなくなった際と、第2の電圧検知部22の検知結果にノイズ101が入る等で検知結果の充電電圧が著しく上昇した際である。つまり、演算部43が上記所定の設定値と検知した充電電圧とを比較することで、充電動作中か否かの判断に加え、第2の電圧検知部22の検知結果へのノイズ101の誤検知も検知でき、ノイズ101による第2判定部41の誤判定を防止している。
このように、中央演算部4で充電動作に伴うコンデンサ3の充電電圧の上昇の有無を検知判断させたことで、集積回路5の誤動作によって充電動作が中断して充電電圧の上昇が止まった際に、中央演算部4が短時間で中断を検知して充電動作を再開させることができる。そして、充電電圧の上昇の有無を第2の電圧検知部22の検知結果と所定の設定値と比較して判断するため、第2の電圧検知部22にノイズ101が入っても、演算部43がノイズ101の電圧とコンデンサ3の充電電圧とを区別することができる。
つまり、第2の電圧検知部22の検知結果にノイズ101が入っても、中央演算部4が検知結果へのノイズ101の混入を検知できるため、中央演算部4がノイズ101によって誤動作して充電動作を中断することがない。なお、検知結果と比較する上記設定値は直前に検知した電圧と比較して上昇しているか否かを判定して充電動作が中断しているか否かを判断してもよく、ましてや設定値は電圧値を用いるだけでなく充電による電圧の上昇速度を演算して比較してもよい。もちろん、充電・放電動作に伴うコンデンサ3の温度上昇により充電能力に変動が生じるため、コンデンサ3の温度を検知する温度検知部等を設けて中央演算部4がコンデンサ3の温度変化に基づいて設定値を補正することが好ましい。
また、図6に示す例では、切替結果出力部54からのH・L信号を用いることで、中央演算部4が集積回路5のノイズ101による誤動作を検知して充電動作を再開させるものである。なお、前述した充電動作の再開方法と同様の構成の説明は省略する。
これは、集積回路5が第1判定部51の判定に基づいた独自の判断でスイッチング部52のスイッチング動作を停止した際に、切替結果出力部54がHレベルの信号を出力することを利用したものである。
つまり、スイッチング部52のスイッチング動作を集積回路5が独自の判断で停止すると、切替結果出力部54がHレベルの出力信号を切替結果入力部46に出力して、中央演算部4に集積回路5が独自の判断でスイッチング動作を停止させたことを伝える。そして、上記Hレベルの出力信号の入力された中央演算部4は第2判定部41の判定結果に基づいて集積回路5の誤動作により充電動作が中断されたと判断して、信号出力部42に出力信号のレベルをH→L→Hに切り替えるリセット動作を行わせる。このとき、上記リセット動作により、集積回路5に再度スイッチング部52のスイッチング動作を開始させるため、中断している充電動作を再開させる。
このように、中断した充電動作を短時間で再開させる手段を中央演算部4が備えたことで、ノイズ101により集積回路5が誤動作して充電動作が中断しても、中断した充電動作を中央演算部4により再開させることができる。そして、充電動作が中断した際に、中断した充電動作を中央演算部4が再開させるため、充電動作が止まってしまい何時まで経ってもコンデンサ3が所定の充電電圧に達しなくなり、充電動作を完了できなくなる不具合を解消した充電回路2となっている。更に、充電動作を中断後短時間で再開できるため、中断時に中断直前までコンデンサ3に蓄えた電気エネルギーが電圧検知部等で消費されることを軽減すると共に、充電動作の中断による充電時間の延長を抑制したものとなっている。
また、中央演算部4が外部操作無しに充電動作を再開させるため、充電動作を再開させるための操作部を使用者が操作する必要がなくなり、使い勝手の向上した充電回路2となっている。そして、充電動作の再開時に使用者による操作が不要であるため、充電動作の中断を使用者に把握させる手段や充電動作を再開させる操作部を不要にでき、充電回路2の構造を簡素に且つ安価に抑えたものとなっている。
なお、集積回路5は実施例に示した論理回路の構成及び配置に限らず、電源部23からの出力電圧をFBトランス24で昇圧してコンデンサ3に充電可能なものであればよい。もちろん、充電時間や充電開始信号を繰り返す周期等で数字を明記しているが、上記数字は限定するものではなく単なる例示にすぎない。
1 光照射装置
11 装置本体
12 コネクタ
13 チャージスイッチ
14 光照射部
15 光源
2 充電回路
21 第1の電圧検知部
22 第2の電圧検知部
23 電源部
24 フライバックトランス
25 整流ダイオード
3 コンデンサ
4 中央演算部
41 第2判定部
42 信号出力部
43 演算部
44 不揮発性記憶素子
45 入力検知部
46 切替結果入力部
5 集積回路
51 第1判定部
52 スイッチング部
53 切替部
54 切替結果出力部

Claims (6)

  1. 電源部と、上記電源部を一次側に備えたフライバックトランスと、上記フライバックトランスの二次側に位置し上記電源部によって所定の充電電圧まで充電される充電用のコンデンサと、上記電源部から上記フライバックトランスへの電力供給のスイッチング動作を行うスイッチング部と、充電回路による充電動作の開始・停止を切り替える切替部と、上記切替部による充電動作の開始・停止の切替を制御する中央演算部と、を有しており、上記中央演算部は上記充電動作の開始後上記コンデンサが上記所定の充電電圧を蓄えるまでの間に上記切替部に充電動作を開始させる充電開始信号を出力するものであることを特徴とする充電回路。
  2. 前記中央演算部は前記充電動作が開始されると前記充電開始信号を所定の間隔で繰り返し前記切替部へ出力し続けるものであることを特徴とする請求項1に記載の充電回路。
  3. 前記コンデンサの充電電圧を検知する第1の電圧検知部と、上記第1の電圧検知部の検知結果を所定の基準電圧以上か否かを判定する第1判定部と、前記コンデンサの充電電圧を検知すると共に検知結果を前記中央演算部に出力する第2の電圧検知部と、を有しており、上記第1判定部が上記第1の電圧検知部からの検知結果を上記基準電圧以上であると判定した際に、上記中央演算部が上記第2の電圧検知部からの検知結果を所定の目標電圧未満であると判定すると、上記中央演算部は充電動作が中断したとして前記充電開始信号を上記切替部へ出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の充電回路。
  4. 前記所定の基準電圧が前記所定の目標電圧より高い値あるいは同じ値であることを特徴とする請求項3に記載の充電回路。
  5. 前記中央演算部に前記コンデンサの充電電圧を検知した検知結果が出力されており、上記中央演算部は上記検知結果を所定の設定値と比較して充電電圧が上昇しているか否かを判定することで充電動作が中断しているか否かを判断し、中断していると判断した際に前記充電開始信号を前記切替部へ出力するものであることを特徴とする請求項1または請求項3または請求項4のいずれか一項に記載の充電回路。
  6. 前記切替部による充電動作の開始・停止の切替結果を論理レベルの出力信号で前記中央演算部に出力する切換結果出力部を有しており、上記中央演算部は上記切替結果出力部からの出力信号の変化から充電動作が中断しているか否かを判断し、中断していると判断した際に前記充電動作開始信号を上記切替部へ出力するものであることを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の充電回路。
JP2009109439A 2009-04-28 2009-04-28 充電回路 Expired - Fee Related JP5291527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109439A JP5291527B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 充電回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109439A JP5291527B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 充電回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010259286A true JP2010259286A (ja) 2010-11-11
JP5291527B2 JP5291527B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=43319543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009109439A Expired - Fee Related JP5291527B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 充電回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5291527B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139089A (ja) * 2010-12-10 2012-07-19 Nichicon Corp 充電制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220047042A (ko) * 2020-10-08 2022-04-15 엘지이노텍 주식회사 조명 구동 장치 및 이의 구동 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0299933A (ja) * 1988-10-06 1990-04-11 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラのストロボ充電方法および装置
JPH02193532A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Shinko Electric Co Ltd 充電器の制御方法
JP2003047166A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Canon Inc コンデンサ充電装置及びストロボ装置
JP2006025597A (ja) * 2005-07-25 2006-01-26 Konica Minolta Holdings Inc ストロボ装置
JP2009022139A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Denso Corp 昇圧電源装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0299933A (ja) * 1988-10-06 1990-04-11 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラのストロボ充電方法および装置
JPH02193532A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Shinko Electric Co Ltd 充電器の制御方法
JP2003047166A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Canon Inc コンデンサ充電装置及びストロボ装置
JP2006025597A (ja) * 2005-07-25 2006-01-26 Konica Minolta Holdings Inc ストロボ装置
JP2009022139A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Denso Corp 昇圧電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139089A (ja) * 2010-12-10 2012-07-19 Nichicon Corp 充電制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5291527B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2451066B1 (en) Power-supply control device, power supply system, and electronic device
JP4751108B2 (ja) 他励式dc/dcコンバータの制御回路およびそれを用いた電源装置、発光装置、電子機器
US9318964B2 (en) Power supply system, image forming apparatus having the same, and control method of the same
US9496795B2 (en) Switching power supply apparatus
JP2019047621A (ja) 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法
CN107251396B (zh) 电源控制用半导体装置
JP5168010B2 (ja) スイッチング電源装置
KR20170119683A (ko) 전원 제어용 반도체 장치
JP6139794B2 (ja) 電力変換装置
JP2018148676A (ja) スイッチング電源制御用半導体装置
JP6032749B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5340639B2 (ja) キャパシタ充電装置およびその制御回路、制御方法、ならびにそれらを用いた発光装置および電子機器
US10790704B2 (en) Power feeding system and power receiving device
JP5291527B2 (ja) 充電回路
US9525353B2 (en) Switching power-supply device for performing control of output voltage switching operation
JP2013038857A (ja) スイッチング電源の制御回路
JP6528234B2 (ja) 給電システム、給電装置、及び給電方法
JP4163640B2 (ja) 充電器
JP2016149865A (ja) スイッチング電源装置
JP2005278376A (ja) スイッチング電源装置
JP4877755B2 (ja) キャパシタ充電装置およびその制御回路、制御方法、ならびにそれらを用いた発光装置および電子機器
JP2006156147A (ja) 誘導加熱装置
JP2014079130A (ja) 制御装置の電源回路
JP3893271B2 (ja) ストロボ制御回路およびこれを有するストロボ内蔵型カメラ
JP2010115047A (ja) 充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110523

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5291527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees