JP2010259208A - 電気品の収納装置及び車両用インバータの収納装置 - Google Patents

電気品の収納装置及び車両用インバータの収納装置 Download PDF

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Kazuhito Ishida
一仁 石田
Hidenori Shinohara
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Abstract

【課題】上部筐体と下部筐体の対抗面に水滴等が付着しないように、簡単な構成で防水性を高めた電力変換装置を提供する。
【解決手段】上部筐体1のフランジは、その端部に外周フランジ垂下部1aを設定している。下部筐体2のフランジ部2aの外周に第1の突起2cを設けることにより、第1の突起2cの先端と上部筐体1のフランジ部2aの外周垂下部との間に狭い隙間を設定し、第1の突起2cの上部に第1の空間6aを設定する。水滴7aの飛散に対しては、突起部先端と上部筐体1のフランジ部外周垂下部との第1の隙間5aを通すことにより、勢いを減少させ、上部の第1の空間6aで流体の速度を更に低下させることにより、上部筐体1と下部筐体2の対抗面まで水が浸入することを抑制できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、防水性を有する電気品の収納装置、特にトラック等に用いられる電力変換装置の防水構造に関するものである。
電気品を内蔵する筐体の構造は、風雨に曝される環境にある場合、一定の防水構造が必要であり、Oリング等のシール部材を用いて防水性を確保することが一般的である。
しかし、スプラッシュや跳ね返り,洗浄等の噴水による水は、その水勢により、上下筐体の合わせ面の近傍まで到達する可能性がある。上下筐体の合わせ面の近傍まで到達した水は蒸発され難く、また上下筐体の合わせ面による毛細管効果によって上下筐体の合わせ面に保持される。
このため、環境条件によっては、上下筐体間の隙間に長期間水分が保持されるため金属腐食が発生する。この金属腐食の進行により、筐体構造の防水性に影響を与える可能性がある。
防水構造の筐体としては、上部ケースを折り曲げ、下部ケースを階段状にしたL字の嵌合部により、防水性を持たせるものが、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−4521号公報
本発明が解決しようとする課題は、筐体の防水性を更に向上させることである。
本発明は、狭い隙間と毛細管現象が生じない空間を有する構造に有る。
本発明により、筐体の防水性を更に向上させることができる。
車両への電力変換装置搭載位置を示す図である。 電力変換装置の搭載位置を俯瞰した図である。 電力変換装置の内部配置の概略を示す図である。 電力変換装置における一般的な防水構造を示す図である。(従来例1) 第1の突起を設けた防水構造を示す図である。(実施例1) 第2の突起を設けた防水構造を示す図である。(実施例2) 第2の空間と水抜き穴を設けた防水構造を示す図である。(実施例3) 防水効果を示す図である。
発明を実施するための形態を以下、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態として、車両へ搭載した電力変換装置の概略の配置図である。車両10は、構造体であるフレーム10aを有する。電力変換装置10cは、収納ボックス10bに収納されている。電力変換装置10cは、電動機10dを制御及び駆動するための装置である。
図2は、図1における電力変換装置10cの取り付け状態を俯瞰した図である。電力変換装置10cは、フレーム10aに取り付け部材10fを介して固定される。取り付け部材10fは、ハーネス10g,ホース10hを引き出すための開口部10iが設けられている。電力変換装置10cは、収納ボックス10bに収納され、収納ボックス10bには、換気のため、スリット10jが設けられることが多い。電力変換装置10cを収納した収納ボックス10bは、車輪10eの近くに設定されるため、飛散した水10kに直接曝されると同時に開口部10iより、飛散した水10kが浸入し、電力変換装置10cに付着する。
図3は、電力変換装置10cの内部配置を上部筐体1の一部を削除して上部筐体側より示したものである。電力変換装置10cは、下部筐体2の底部に半導体素子100と取り付け、その上方に平滑コンデンサ300,制御基板600が配置される。更に筐体には、入力コネクタ500,電流センサ200が取り付けられ、これらを母線400で接続する構造となっている。このように電力変換装置10c内部に収納される部品は、電気・電子部品が殆どであり、これらを囲むように下部筐体2のシール部を有するフランジ部2aが、配置されているため、上部筐体1と下部筐体2の合わせ面は防水性が要求される。
図4は、従来の防水構造を示した図である。上部筐体1は、外周フランジ垂下部1aを設けている。また下部筐体2は、上部筐体1と対向するようにフランジ部2aを設けている。当該フランジ部2aは、シール用溝2bを備え、当該、シール用溝2bにはシール部材3が嵌められる。上部筐体1が、シール部材3を押しつぶすことにより、防水性を確保している。なお、上部筐体1は、下部筐体2の開口部を塞ぐ蓋体であってもよい。
しかし、スプラッシュや跳ね返り,洗浄等の噴水による水は、その水勢により、上部筐体1とフランジ部2aとの接合面の端部20cまで到達する可能性がある。端部20cまで到達した水は蒸発され難く、また上下筐体の合わせ面による毛細管効果によって上下筐体の合わせ面に保持される。このため、環境条件によっては、上下筐体間の隙間に長期間水分が保持されるため金属腐食が発生する。この金属腐食の進行により、筐体構造の防水性に影響を与える可能性がある。
図5は、本発明の第1の実施例を示したものである。上部筐体1のフランジは、その端部に、外周フランジ垂下部1aを設けている。下部筐体2のフランジ部2aは、前記上部筐体1のフランジと対向して設けられ、さらに下部筐体2の近い側にシール用溝2bが設けられている。フランジ部2aは、シール用溝2bを備え、当該、シール用溝2bにはシール部材3が嵌められる。上部筐体1が、シール部材3を押しつぶすことにより、防水性を確保している。
端部20cは、上部筐体1のフランジとフランジ部2aとの接合面の端部を示す。フランジ部2aの側面の端部20cとは対向する位置に、第1の突起2cが設けられる。当該第1の突起2cは、外周フランジ垂下部1aに近づくように形成され、さらに第1の突起2cと外周フランジ垂下部1aの間は、所定の大きさの第1の隙間5aが設けられる。また、第1の突起2cと外周フランジ垂下部1aとにより、第1の空間6aが設けられる。
水滴7aの飛散に対しては、第1の突起2cの先端と外周フランジ垂下部1aとの第1の隙間5aを通すことにより、勢いを減少させることができる。さらに、上部の第1の空間6aで流体の速度を低下させることができる。これらにより、端部20cまで水が浸入することを抑制することができる。
また、図8は、第1の隙間5aを水等の表面張力によって液体が第1の隙間5aに保持することができる。これにより、端部20cまで水が浸入することを抑制することができる。
したがって、本実施形態は、部品点数を増やすことなく、水の飛まつ,水滴等の飛散に対して、狭い隙間で水の飛散等のエネルギーを吸収し、更に、拡大した空間で浸入速度を落とすことで、上部筐体と下部筐体の合わせ面への水の到達を制限する効果がある。
図6は、本発明の第2の実施例であり、第1実施例と同じ図面番号を付した構成は、第1実施例の構成と同様の機能を有する。以下の説明では、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。
第1の突起2cの側面の下部に、第2の突起2dが設けられる。当該第2の突起2dは、外周フランジ垂下部1aの端面と対向するように、外周フランジ垂下部1aの下方側まで延びるように形成される。そして、第2の突起2dと外周フランジ垂下部1aとの間で、第2の隙間5bが設けられる。これにより、装置の下方側からの水滴の飛散を遮断することができ、防水性をさらに向上させることができる。特に、トラック等のように、地面から装置に向かって飛散する水滴に対する防水性を向上させることができる。
また、第1の隙間5aと第2の隙間5bとが互いに垂直関係、つまりL字型を形成するように構成される。これにより、たとえ、装置の側方から水等が飛散したとしても、水の勢いを低下させることが可能であり、防水性を更に向上することができる。
図7は、本発明の第3の実施例であり、第1実施例と同じ図面番号を付した構成は、第1実施例の構成と同様の機能を有する。以下の説明では、第1実施例とは異なる点を中心に説明する。
突起に水抜き穴を設けることにより、空間に溜まった水等を当該空間の外へ排出するように構成している。これにより、空間を形成する金属部品の腐食を防止することができる。
本実施形態では、第2の突起2dが、フランジ部2aの側面の端部20cとは対向する位置に設けられる。さらにフランジ部2aの側面の中央部に、第1の突起2cが設けられる。この2つの突起により、第2の空間6bを設けられる。そして、第2の突起2d側に水抜き穴2eが設けられる。これにより、装置の側方から大量に水等が飛散したとしても、第2の空間6bで水等をせきとめ、さらに水抜き穴2eにより水等を当該空間の外へ排出することができる。
1 上部筐体
1a フランジ垂下部
2 下部筐体
2a フランジ部
2b シール用溝
2c 第1の突起
2d 第2の突起
2e 水抜き穴
3 シール部材
4 締結用ボルト
5a 第1の隙間
5b 第2の隙間
6a 第1の空間
6b 第2の空間
7a 水滴
7b 液体
10 車両
10a フレーム
10b 収納ボックス
10c 電力変換装置
10d 電動機
10e 車輪
10f 取り付け部材
10g ハーネス
10h ホース
10i 開口部
10j スリット
10k 飛散水
100 半導体素子
200 電流センサ
300 平滑コンデンサ
400 母線
500 入力コネクタ
600 制御基板

Claims (8)

  1. 電気部品を収納するための開口を形成し、かつ当該開口の外周に形成された第1フランジを有する第1筐体と、
    前記第1筐体の開口を塞ぎ、かつ前記第1フランジと対向するように形成される第2フランジを有する第2筐体と、を備え、
    前記第2フランジは、外周部で第1フランジ側に垂下し、
    前記第1フランジは、前記第2フランジの垂下した内側面と対向する当該第1フランジの外周部に第1突起部を形成し、
    前記第1突起部の先端面と前記第2フランジの垂下部の内側面との間の第1の長さは、前記第1フランジの前記第1突起部が形成されていない面と当該第2フランジの垂下した内側面との第2の長さより小さく構成される電気品の収納装置。
  2. 請求項1に記載された電気品の収納装置であって、
    第2フランジの垂下した先端面に対抗するように第1フランジの第1突起に連接する第2突起を設けた電気品の収納装置。
  3. 請求項1に記載の電気品収納装置であって、
    第2フランジの垂下した先端面に対抗するように第1フランジの第1突起との離間させて第2突起を設け、第1の突起と第2の突起の間に第2の長さの空間を持つ電気品の収納装置。
  4. 請求項3に記載された電気品の収納装置であって、
    前記第2の突起部と前記第1フランジの前記第1突起部と突起が形成されていない面と当該第2フランジの垂下した内側面とにより構成される空間と外部とを連通する孔を有する電気品の収納装置。
  5. 電気部品を収納するための開口を形成し、かつ当該開口の外周に形成された第1フランジを有する筐体と、
    前記筐体の開口を塞ぎ、かつ前記第1フランジと対向するように形成される第2フランジを有する蓋体と、を備え、
    前記第1フランジは、第2フランジ側に折り曲げられ、
    前記第2フランジは、前記第1フランジの折り曲げられた内側面と対向する当該第2フランジの面に第1突起部を形成し、
    前記第1突起部の先端面と前記第1フランジの折り曲げられた内側面との間の第1の長さは、前記第2フランジの前記第1突起部が形成されていない面と当該第1フランジの折り曲げられた内側面との第2の長さより小さく構成される電気品の収納装置。
  6. 請求項5に記載された電気品の収納装置であって、
    前記第2フランジは、前記第1フランジの折り曲げられた内側面と対向する当該第2フランジの面に第2突起部を形成し、
    前記第2突起部は、前記第1フランジの折り曲げられた先端面と対向するように延設される電気品の収納装置。
  7. 請求項5または6に記載されたいずれかの電気品の収納装置であって、
    前記第2突起部は、前記第2フランジの前記第1突起部が形成されていない面と当該第1フランジの折り曲げられた内側面とにより構成される空間と外部とを連通する孔を有する電気品の収納装置。
  8. 請求項1ないし7に記載されたいずれかの電気品の収納装置は、車両用インバータの電気部品を収納し、かつ車両のシャーシの下部に搭載される車両用インバータの収納装置。
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