JP2018148684A - モータ用防水装置 - Google Patents

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光 澤田
Hikaru Sawada
光 澤田
貴寛 永井
Takahiro Nagai
貴寛 永井
真也 大木
Shinya Oki
真也 大木
陽平 増田
Yohei Masuda
陽平 増田
悠太 鈴木
Yuta Suzuki
悠太 鈴木
信幸 佐々木
Nobuyuki Sasaki
信幸 佐々木
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Abstract

【課題】リード線を通す防水用グロメットの防水効果を高めたモータ用防水装置を提供すること。
【解決手段】電動モータ10のリード線挿通用開口61に、リード線13を通した防水用グロメット70が嵌め込まれている、モータ用防水装置50である。前記電動モータ10のモータターミナル20を覆うターミナルカバー40に、前記防水用グロメット70の全体を覆うグロメット防水カバー80が一体に設けられている。このため、前記防水用グロメット70は、前記グロメット防水カバー80によって被水を防止される。水が、前記電動モータ10の外方から前記防水用グロメット70へ、直接にかかりにくくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動モータのリード線挿通孔に防水用グロメットが嵌め込まれている、モータ用防水装置の改良技術に関する。
電動モータの中には、ターレットトラックに搭載される機種がある。ターレットトラックは、例えば卸売市場、工場、倉庫、鉄道駅の構内で荷役用に多用されている運搬車両の一種である。このターレットトラックは、海風や雨風に晒されることも多く、被水などの厳しい環境下で運転されることが多い。ターレットトラックに搭載される電動モータも、被水などの厳しい環境に晒されるので、防水性を高めることが求められている。
ターレットトラックに搭載される電動モータは、回転速度を検出する回転速度センサ等の各種のセンサを備えている。この電動モータの防水性を高めるためには、電動モータから外部へセンサ用リード線を引き出す開口をシールする必要がある。シールのためにグロメットを開口に嵌め込む技術が、特許文献1から知られている。
特許文献1で知られているモータ用防水装置は、自動車の電動パワーステアリング装置用電動モータに採用されている。この電動モータは、ケース内の後端部にレゾルバ(回転センサの一種)を有している。ケースの後端部には、レゾルバに接続されたリード線を外部へ引き出すための開口が設けられている。開口には、リード線との間をシールするグロメットが嵌め込まれている。このグロメットは外部に露出している。
電動パワーステアリング装置に搭載される電動モータは、自動車のエンジンルーム内に配置されている。このため、グロメットは外部に露出しても、実質的に被水する心配はない。しかし、ターレットトラックに搭載される場合のように、グロメットが被水する可能性が高い場合には、更なる防水対策を考慮することが好ましい。
特許第4895704号公報
本発明は、リード線を通す防水用グロメットの防水効果を容易に高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1による発明によれば、電動モータのリード線挿通用開口に、リード線を通した防水用グロメットが嵌め込まれているモータ用防水装置において、前記電動モータのモータターミナルを覆うターミナルカバーに、前記防水用グロメットの全体を覆うグロメット防水カバーが一体に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記電動モータのケースから立設して、前記モータターミナルの周囲の少なくとも一部を囲う防水壁を、更に有する。前記リード線挿通用開口は、前記防水壁に設けられている。前記グロメット防水カバーは、前記防水壁における前記リード線挿通用開口周りをも覆っている。前記防水壁の外周面と前記グロメット防水カバーの内周面との間と、前記グロメット防水カバーの内部空間と、前記防水用グロメットのリード線通し孔と前記リード線との間とによって、ラビリンスシールを構成している。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記モータターミナルと防水壁とは、前記ケースの上端面に位置している。前記グロメット防水カバーの下端面は、前記ケースの上端面の真上に位置している。前記ケースの上端面と前記グロメット防水カバーの下端面との間には間隙を有している。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記グロメット防水カバーは、前記リード線を通す切欠孔を有する。前記切欠孔は、前記防水用グロメットに対向して位置するとともに、前記ケースの下端面から上端面へ向かって開放している。
請求項1に係る発明では、ターミナルカバーに一体に設けられているグロメット防水カバーは、防水用グロメットの全体を覆っている。このため、防水用グロメットは、グロメット防水カバーによって被水を防止される。水は、電動モータの外方から防水用グロメットへ、直接にかかりにくくなる。ターミナルカバーにグロメット防水カバーを設けるだけの、簡単な構成によって、防水用グロメットの防水効果を容易に高めることができる。ターレットトラックに搭載される電動モータのように、防水用グロメットが被水する可能性が高い場合には、特に有効で簡便な防水対策である。しかも、防水用グロメットの防水のために、接着剤やシール剤を用いる必要はなく、生産工数を増すこともない。
請求項2に係る発明では、防水壁の外周面とグロメット防水カバーの内周面との間には、微小な間隙(第1の間隙)が生じ得る。この第1の間隙の容積は、グロメット防水カバーの内部(膨張室に相当する)の容積に比べて極めて小さい。また、防水用グロメットのリード線通し孔にはセンサ用リード線が圧入されている。リード線通し孔とセンサ用リード線との間の間隙は、実質的に無い。仮に微小な間隙(第2の間隙)が有ったと仮定した場合であっても、この第2の間隙の容積は、グロメット防水カバーの内部の容積に比べて極めて小さい。このように、第1の間隙と膨張室と第2の間隙とを順に組み合わせることにより、ラビリンスシールを構成することができる。このため、電動モータが被水した場合に、水が外部から第1の間隙、つまりグロメット防水カバーと防水壁との間の間隙を通って、電動モータ内へ浸入しないように防止することができる。
請求項3に係る発明では、電動モータの上からグロメット防水カバーへ降った水は、このグロメット防水カバーに沿ってケースの上端面へ流れ落ち、さらに、この上端面からケースの外周面に沿って流れ落ちる。ケースの上端面とグロメット防水カバーの下端面との間には、間隙を有している。このため、グロメット防水カバーの内部や下に水が溜まることはなく、流れ落ちる。グロメット防水カバーの下の水はけが良いので、防水用グロメットの防水性を、より一層高めることができる。
請求項4に係る発明では、グロメット防水カバーは、リード線を通す切欠孔を有する。この切欠孔は、防水用グロメットに対向して位置するとともに、ケースの下端面から上端面へ向かって開放している。このため、防水用グロメットのリード線通し孔を挿通したリード線を、電動モータ自体やグロメット防水カバーに遮られることなく、外部へ容易に引き出すことができる。グロメット防水カバーによって防水用グロメットを覆っているにもかかわらず、防水用グロメットの防水効果を高めつつ、リード線の引き回しを容易に行うことができる。
本発明によるモータ用防水装置を備えた電動モータの斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図1に示されたモータ用防水装置を分解した斜視図である。 図1の4−4線に沿った断面図である。 図4の5−5線に沿った断面図である。 図5の6−6線に沿った断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係るモータ用防水装置について説明する。なお、図中、Upは上、Dnは下を示している。
図1に示されるように、本実施例の電動モータ10は三相インダクションモータであって、ターレットトラックに走行動力源として搭載するのに好適である。さらに、この電動モータ10は、モータ軸11の回転速度を検出する回転速度センサ(例えば、ホールIC)等の、各種のセンサ12を備えている。このセンサ12にはリード線13が接続されている。以下、モータ軸11を下向きにした、いわゆる縦置き式の電動モータ10を例示して説明する。なお、電動モータ10は、縦置き式に限定されるものではなく、モータ軸11を横向きにした横置き式であってもよい。
この電動モータ10のケース14は、両端が閉鎖された縦向きの円筒状に構成されており、下端部に複数の取付ブラケット15を有する。モータ軸11は、ケース14の下端面から下方へ延びている。ケース14の上端面14aは、平坦面に構成されている。この上端面14aには、モータターミナル20が位置している。このモータターミナル20には、3本の電源ケーブル21の各圧着端子22が個別に接続されている。
図2に示されるように、モータターミナル20は、上端面14aに取り付けられたターミナルホルダ23と、このターミナルホルダ23に取り付けられた3つのターミナル軸24(1つのみを示す。)と、各ターミナル軸24に個別に接続された3つの内部ターミナル板25(1つのみを示す。)とを含む。
詳しく述べると、電気絶縁性のターミナルホルダ23は、ケース14の上端面14aに重ねられ且つビス止めされている。
ターミナル軸24は、導電性の段付きボルトによって構成されており、ケース14の上端面14aに対し垂直方向へ延びている。このターミナル軸24は、ターミナルホルダ23に装着する下半分の小径のボルト軸24aと、このボルト軸24aよりも大径の上半分の給電軸24bとから成る。ボルト軸24aと給電軸24bとの境は段差面24cに構成されている。ボルト軸24aは、ターミナルホルダ23のボルト孔23aに嵌め込まれた状態で、ナット26に結合されている。この結果、ターミナルホルダ23にターミナル軸24を固定することができる。
内部ターミナル板25は、ターミナルホルダ23の上面とターミナル軸24の段差面24cとの間に挟み込まれ、且つボルト軸24aとナット26とによって結合されている。さらに、この内部ターミナル板25は、他の1箇所を、ターミナルホルダ23にボルト31とナット32により結合されている。この内部ターミナル板25の一端には、内部電力線33が接続されている。
給電軸24bの上端面24dは平坦面であって、ネジ孔24eが形成されてなる。このネジ孔24eには、外部端子止めボルト34をねじ込むことができる。電源ケーブル21の圧着端子22は、給電軸24bの上端面24dに重ねられ、且つ外部端子止めボルト34によって結合されている。従って、給電軸24bに対し、外部の電源ケーブル21を取り外し可能に取り付けることができる。外部の電源の電力を、電源ケーブル21の圧着端子22と、ターミナル軸24と、内部ターミナル板25とを経由して、内部電力線33に供給することができる。
ネジ孔24eに対する外部端子止めボルト34の「ねじ締め方向」は、ナット26に対するボルト軸24aの「ねじ締め方向」と同じである。ボルト軸24aの径D1は、外部端子止めボルト34の径D2よりも大きく設定されている(D1>D2)。例えば、ボルト軸24aは、メートルねじ(並目ねじ)のM8に設定される。外部端子止めボルト34は、メートルねじ(並目ねじ)のM6に設定される。
ナット26に対するボルト軸24aの締付けトルクT1のことを、内部締付けトルクT1という。ネジ孔24eに対する外部端子止めボルト34の緩みトルクT2のことを、外部緩みトルクT2という。今「D1>D2」の関係にあるので、内部締付けトルクT1は外部緩みトルクT2よりも大きい(T1>T2)。
トルクレンチにより外部端子止めボルト34を緩めて、給電軸24bから電源ケーブル21の圧着端子22を外すときに、外部緩みトルクT2が内部組み付けトルクT1を上回ることはない。このため、外部端子止めボルト34を緩めても、給電軸24bは共回りすることなくターミナルホルダ23に対する取り付け状態を十分に維持することができる。しかも、ナット26に対するボルト軸24aの緩み防止のために、ねじ緩み防止剤を用いる必要はなく、ボルト軸24aや外部端子止めボルト34の組み付け構成や方法を特殊なものに変更する(例えば緩み止めピンを追加する)必要もない。
モータターミナル20は、電気絶縁性のターミナルカバー40によって上から覆われている。但し、給電軸24bの上端面24dは、ターミナルカバー40から上に露出している。このターミナルカバー40は、下端面の全体が開放された構成であり、平坦な天板41と、この天板41の縁から全周にわたりケース14の上端面14aへ向かって延びた側板42とから成る、樹脂成型品である。このターミナルカバー40は、ケース14の上端面14aに位置しており、この上端面14aに複数のビス43により取り付けられている。天板41は、給電軸24bを通すための円筒部44を有する。この円筒部44の内周面と給電軸24bの外周面との間は、Oリング45によって防水シールをなされている。この結果、ターミナル軸24とターミナルカバー40との間の防水は、Oリング45によって確保されている。
このターミナルカバー40は、モータ用防水装置50の一部を構成している。このモータ用防水装置50は、ターミナルカバー40と、ケース14の上端面14aに位置した縦板状の防水壁60とを含む。防水壁60は、ケース14の上端面14aから立設して、モータターミナル20の周囲の少なくとも一部を囲っている。ターミナルカバー40は、モータターミナル20と防水壁60とを覆っている。このように、モータターミナル20は、モータ用防水装置50によって防水されている。
図3に示されるように、防水壁60には、リード線13を外部へ引き出し可能なリード線挿通用開口61が設けられている。このリード線挿通用開口61は、防水壁60の上端まで切り欠かれた、略U状の切欠孔の構成である。このリード線挿通用開口61の下縁61aは、ケース14の上端面14aよりも上位にある。このような電動モータ10の、防水壁60のリード線挿通用開口61には、リード線13を通した防水用グロメット70(以下、「グロメット70」と略称する。)が嵌め込まれている。リード線13は、グロメット70のリード線通し孔71に圧入されている。このグロメット70の一部は、防水壁60の外周面62から露出している。
図4も参照すると、ターミナルカバー40の外周面42aには、グロメット防水カバー80が一体に設けられている。このグロメット防水カバー80は、防水壁60の外周面62から露出しているグロメット70の全体を覆っている。グロメット防水カバー80の下端面80aは開放されており、ケース14の上端面14aの真上に位置している。さらに、グロメット防水カバー80の下端面80aは、ケース14の上端面14aよりも上位に位置するとともに、リード線挿通用開口61の下縁61aよりも下位に位置している。
詳しく述べると、図4及び図5に示されるように、グロメット防水カバー80は、略矩形状の平板からなる天板81と、この天板81の縁から下方へ延びた正面板82及び左右の側板83,83とから成る。天板81は、防水壁60の上端(図4参照)に接している。正面板82は、グロメット70に向かい合っている。互いに向かい合った左右の側板83,83は、グロメット70の側端に隣接している。
電動モータ10の上からグロメット防水カバー80へ降った水Waは、天板81と正面板82及び左右の側板83,83とに沿って、ケース14の上端面14aへ流れ落ち、さらに、上端面14aからケース14の外周面に沿って流れ落ちる。ケース14の上端面14aとグロメット防水カバー80の下端面80aとの間には間隙Scを有している。このため、グロメット防水カバー80の内部や下に水が溜まることはなく、流れ落ちる。グロメット防水カバー80の下の水はけが良いので、グロメット70の防水性を、より一層高めることができる。
以上の説明から明らかなように、ターミナルカバー40に一体に設けられているグロメット防水カバー80は、グロメット70の全体を覆っている。このため、グロメット70は、グロメット防水カバー80によって被水を防止される。水Waは、電動モータ10の外方からグロメット70へ、直接にかかりにくくなる。ターミナルカバー40にグロメット防水カバー80を設けるだけの、簡単な構成によって、グロメット70の防水効果を容易に高めることができる。ターレットトラックに搭載される電動モータ10のように、グロメット70が被水する可能性が高い場合には、特に有効で簡便な防水対策である。しかも、グロメット70の防水のために、接着剤やシール剤を用いる必要はなく、生産工数を増すこともない。
図4に示されるように、グロメット防水カバー80は、リード線13を通す切欠孔84を有する。より具体的には、切欠孔84は正面板82に形成されてなる。この切欠孔84は、グロメット70に対向して位置するとともに、ケース14の下端面から上端面14aへ向かって開放している。つまり、この切欠孔84は、グロメット防水カバー80の下端面80a側を開放するように、切り欠かれてなる。このため、グロメット70のリード線通し孔71を挿通したリード線13を、電動モータ10自体やグロメット防水カバー80に遮られることなく、外部へ容易に引き出すことができる。グロメット防水カバー80によってグロメット70を覆っているにもかかわらず、グロメット70の防水効果を高めつつ、リード線13の引き回しを容易に行うことができる。
図6に示されるように、グロメット防水カバー80の奥行きLaは、外部から切欠孔84へ吹き付けた水がグロメット70へ到達しにくい大きさに設定される。切欠孔84の幅Wdは、リード線13の径drに対して若干大きい程度に設定される。上述のように、リード線13はグロメット70のリード線通し孔71に圧入されているので、屈曲変形を規制される。このため、グロメット70のリード線通し孔71と切欠孔84とによって、リード線13の屈曲変形を規制することができる。しかも、リード線13がグロメット70のリード線通し孔71に対して径方向へ変形しにくい。このため、リード線13とリード線通し孔71との間に間隙が発生しにくいので、防水効果をより高めることができる。
図5も参照すると、防水壁60の外周面62は、ターミナルカバー40によって覆われていない面62a、いわゆる「露出した面62a」を有する。この露出した面62aの範囲は、ケース14の上端面14aからターミナルカバー40の下端までの範囲である。グロメット防水カバー80は、露出した面62aに重なるように、ケース14の上端面14aへ向かって延びている。つまり、グロメット防水カバー80の内周面80b,80bは、露出した面62aに対して接触または近接している。「内周面80b,80b」とは、グロメット防水カバー80の左右の側板83,83のなかの、露出した面62aに対向する端面のことである。グロメット防水カバー80は、防水壁60におけるリード線挿通用開口61周り全体をも覆っている。
図6に示されるように、防水壁60の外周面62(露出した面62a)とグロメット防水カバー80の内周面80b,80bとの間と、グロメット防水カバー80の内部空間と、グロメット70のリード線通し孔71とリード線13との間とによって、ラビリンスシール90を構成している。
詳しく述べると、防水壁60の外周面62とグロメット防水カバー80の内周面80b,80bとの間には、微小な間隙S1(第1の間隙S1)が生じ得る。この第1の間隙S1の容積は、グロメット防水カバー80の内部Re(膨張室Reに相当する。)の容積に比べて極めて小さい。また、グロメット70のリード線通し孔71にはリード線13が圧入されている。リード線通し孔71とリード線13との間の間隙は、実質的に無い。仮に微小な間隙S2(第2の間隙S2)が有ったと仮定した場合であっても、この第2の間隙S2の容積は、グロメット防水カバー80内の容積に比べて極めて小さい。
このように、第1の間隙S1と膨張室Reと第2の間隙S2とを順に組み合わせることにより、ラビリンスシール90を構成することができる。このため、電動モータ10が被水した場合に、水が外部から第1の間隙S1、つまり露出した面62aとグロメット防水カバー80との間の間隙S1を通って、電動モータ10内へ浸入しないように防止することができる。
なお、本発明によるモータ用防水装置50は、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されるものではない。
本発明のモータ用防水装置50は、被水などの厳しい環境に晒されるターレットトラック等の運搬車両に搭載された電動モータに、採用するのに好適である。
10 電動モータ
12 センサ
13 リード線
14 ケース
14a ケースの上端面
20 モータターミナル
40 ターミナルカバー
42a ターミナルカバーの外周面
50 モータ用防水装置
60 防水壁
61 リード線挿通用開口
62 防水壁の外周面
62a 露出した面
70 防水用グロメット
71 リード線通し孔
80 グロメット防水カバー
80a グロメット防水カバーの下端面
80b グロメット防水カバーの内周面
84 切欠孔
90 ラビリンスシール
Re グロメット防水カバーの内部(膨張室)
Sc ケースの上端面とグロメット防水カバーの下端面との間の間隙

Claims (4)

  1. 電動モータのリード線挿通用開口に、リード線を通した防水用グロメットが嵌め込まれているモータ用防水装置において、
    前記電動モータのモータターミナルを覆うターミナルカバーに、前記防水用グロメットの全体を覆うグロメット防水カバーが一体に設けられていることを特徴とするモータ用防水装置。
  2. 前記電動モータのケースから立設して、前記モータターミナルの周囲の少なくとも一部を囲う防水壁を、更に有し、
    前記リード線挿通用開口は、前記防水壁に設けられており、
    前記グロメット防水カバーは、前記防水壁における前記リード線挿通用開口周りをも覆っており、
    前記防水壁の外周面と前記グロメット防水カバーの内周面との間と、前記グロメット防水カバーの内部空間と、前記防水用グロメットのリード線通し孔と前記リード線との間とによって、ラビリンスシールを構成していることを特徴とする請求項1記載のモータ用防水装置。
  3. 前記モータターミナルと防水壁とは、前記ケースの上端面に位置しており、
    前記グロメット防水カバーの下端面は、前記ケースの上端面の真上に位置しており、
    前記ケースの上端面と前記グロメット防水カバーの下端面との間には間隙を有していることを特徴とする請求項2記載のモータ用防水装置。
  4. 前記グロメット防水カバーは、前記リード線を通す切欠孔を有し、
    前記切欠孔は、前記防水用グロメットに対向して位置するとともに、前記ケースの下端面から上端面へ向かって開放していることを特徴とする請求項3記載のモータ用防水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110011461A (zh) * 2019-05-05 2019-07-12 迪克斯汽车电器(上海)有限公司 一种涉水起动机电磁开关防水装置
WO2022249307A1 (ja) * 2021-05-26 2022-12-01 三菱電機株式会社 電動機及び空気調和機

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