JP2010256522A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010256522A
JP2010256522A JP2009105048A JP2009105048A JP2010256522A JP 2010256522 A JP2010256522 A JP 2010256522A JP 2009105048 A JP2009105048 A JP 2009105048A JP 2009105048 A JP2009105048 A JP 2009105048A JP 2010256522 A JP2010256522 A JP 2010256522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
suction
suction force
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009105048A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Omori
佑一 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2009105048A priority Critical patent/JP2010256522A/ja
Publication of JP2010256522A publication Critical patent/JP2010256522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】飛散する現像剤が確実に回収されると共に零れ現像剤(トナー)や飛散現像剤で画像形成装置の内部や外部を汚すことのない現像装置を装着した画像形成装置の提供。
【解決手段】現像剤担持体に担持した現像剤により、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、該現像装置の現像剤担持体に隣接して配置され、飛散した現像剤を吸引する吸引力を有する吸引手段とを備えた画像形成装置であって、前記現像剤担持体が停止の状態から回転を開始して前記現像剤担持体の全領域からの現像剤の飛散の多い過渡期状態における前記現像剤担持体の端部からの吸引力をF1、中央部からの吸引力をP1とし、現像剤の飛散が少なくなった定常状態における前記現像剤担持体の端部からの吸引力をF2、中央部からの吸引力をP2としたとき、F2/F1>P2/P1になるように飛散する現像剤の吸引力手段及び吸引力変換手段を制御する画像形成装置。
【選択図】図4

Description

本発明は電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に現像装置から飛散する現像剤の吸引手段を改良した画像形成装置に関する。
現像装置から飛散する現像剤の吸引手段を有する画像形成装置について、特許文献1には、次のようなことが記載されている。例えばフルカラー用の画像形成装置のように複数の現像装置がある場合においては、各現像装置は発色する色毎に使用される現像剤の量が異なっている。そのため現像剤担持体の近傍で飛散する現像剤の量も異なるのでそれを回収するときの吸引力も異ならせる必要があり、各現像装置毎に吸引ダクトの吸引方向の断面積を変えて吸引力を調整している。また、個々の現像装置における現像剤担持体の軸方向の近傍に設けた吸引口で飛散する現像剤を吸い込む吸引ダクトに前記軸方向の領域毎に仕切板を設け、各領域毎の飛散現像剤の分布の量に対応させていた。
また、特許文献2においては、現像剤担持体の着磁領域の軸方向外側(両端部近傍)に飛散トナーの発生が多いので、その部分に吸引口を配置して現像剤の飛散を防止していた。
更に、特許文献3においては、現像剤担持体に近接して平行に吸引用の中空軸を配置して、その両端部に吸引用の開口を形成して両端部に発生して飛散する現像剤を吸引除去する現像装置が記載されている。
特開2007−140038号公報 特開2006−106557号公報 実開平5−90512号公報
特許文献2及び特許文献3においては、現像装置から飛散する現像剤は現像剤担持体の近傍でその軸方向端部で発生するものが多いのでこの端部の位置の近傍に回収口を設けている。しかし、これだけでは飛散する現像剤は除去しきれないので、特許文献1では現像剤担持体の軸方向全領域に亘って飛散する現像剤の分布に基づいた吸引手段を用いようとしている。
しかし、現像剤担持体が停止状態から回転を開始した時点では現像剤担持体の全領域からの現像剤の飛散が発生していると共に特に中央部に較べて端部からの飛散の多い状態になっている。そのまま現像剤担持体が回転し続けると、ある時点で端部に対して中央部での飛散する量が減少する傾向は変わらないが全領域への飛散の量が大きく減少したまま落ち着いてくる。このような状況の中で特許文献1のように、最初に、軸方向に一定の吸引力の分布バランスをとったままで、飛散する現像剤の吸引手段の作動を続けていると、例えば時間が経ち飛散する現像剤が減少してくる状態に落ち着いたときも、必要な現像剤をも過剰に吸引してしまうことになる。そして必要なトナーの量による現像が十分に行えず、画像欠陥を生じたり、現像剤の回収室に設けるフィルタの寿命を縮めたり、風量バランスが崩れることによってトナー零れ等の原因になり不都合が生じる。
本発明はこのような従来技術の欠点を回避して飛散する現像剤が確実に回収されると共に零れ現像剤(トナー)や飛散現像剤で画像形成装置の内部や外部を汚すことがない現像装置を装着し画像欠陥を起こすことのない画像形成装置を提供することを目的にする。
この目的は次の技術手段1〜7の何れかによって達成される。
1.像担持体と、
該像担持体上に形成された静電潜像を現像剤担持体上に担持された現像剤で現像する現像装置と、
該現像装置の現像剤担持体の軸方向に隣接して現像装置の本体ケースを介して配置され、飛散する現像剤を吸引する吸引力を有する吸引手段と、
前記吸引力を過渡期状態と定常状態との間で変換可能にした吸引力変換手段と、
少なくとも前記吸引手段、前記吸引力変換手段を制御する制御手段と、
を備えた画像形成装置であって、
前記現像剤担持体が停止の状態から回転を開始して前記現像剤担持体の全領域からの現像剤の飛散の多い前記過渡期状態における前記現像剤担持体の端部からの吸引力をF1、中央部からの吸引力をP1とし、
現像剤の飛散が少なくなった前記定常状態における前記現像剤担持体の端部からの吸引力をF2、中央部からの吸引力をP2としたとき、
前記制御手段は、以下の関係になるように前記吸引力変換手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
F2/F1>P2/P1
2.前記制御手段は、前記過渡期状態における吸引力F1、P1と、前記定常状態における吸引力F2、P2に対して、F1>F2及びP1>P2になるように前記吸引力変換手段を制御することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記吸引手段の吸引力の前記定常状態への変換は、回転開始から前記過渡期状態を経て前記定常状態に移行する迄の時間として予め設定されている所定時間の終了を前記制御手段が検知して前記吸引力変換手段を制御することによって行われることを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
4.前記吸引手段の吸引力の前記定常状態への変換は、回転開始から前記過渡期状態を経て前記定常状態に移行する時の前記現像装置の現像剤の帯電量を前記制御手段が検知して前記吸引力変換手段を制御することによって行われることを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
5.前記吸引手段には、端部から吸引する各吸引ダクトが合流した合流部を介して接続される回収室と、中央部から吸引する各吸引ダクトが合流した合流部を介して接続される回収室とが設けられ、各前記回収室に接続されたサクションブロワにより吸引された現像剤は、各前記回収室の中に着脱可能に設けられ且つ、フィルタ機能を有する回収袋に回収されると共に、該回収袋を介して外部への排気がなされることを特徴とする前記1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
6.前記吸引力変換手段による吸引力の可変は、前記サクションブロワの駆動モータの電圧変更によって行われることを特徴とする前記5に記載の画像形成装置。
7.前記吸引力変換手段による吸引力の可変は、端部と中央部とにそれぞれ設けた前記合流部の風路の一部に対して開閉可能な遮蔽部材をオリフィスとして設け、該遮蔽部材を移動して前記風路の一部の断面積を変化させて行われることを特徴とする前記5に記載の画像形成装置。
本発明により、飛散する現像剤が確実に回収されると共に零れ現像剤(トナー)や飛散現像剤で画像形成装置の内部や外部を汚すことがない現像装置を装着し画像欠陥を起こすことのない画像形成装置が提供できるようになった。
本発明の画像形成装置の実施の形態の全体構成図である。 本発明に用いる現像装置及び飛散現像剤の吸引手段の一例を示す正面図である。 図2の吸引手段の部分の平面図である。 本発明に用いる現像装置と飛散現像剤の吸引に遮蔽部材を装着した吸引手段とを示す正面図である。 図5(a)は図4の吸引手段の部分平面図であり、図5(b)は遮蔽部材を全開したときの図4の部分平面図であり、図5(c)は遮蔽部材を所定の位置に移動させたときの図4の部分平面図である。 現像装置を駆動開始してからの吸引力の時間的変化の状態を示すグラフである。 現像装置を駆動開始してからの現像剤の帯電量の時間的変化の状態を示すグラフである。 画像形成装置内で吸引力変換手段の吸引力切換え動作を制御する制御ブロック図である。 本発明における飛散する現像剤の吸引力を切り換える吸引力変換手段の制御フローを示すフローチャートである。 本発明における飛散する現像剤の吸引力を切り換える別の吸引力変換手段の制御フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の画像形成装置の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
図1は本発明の画像形成装置、詳しくはデジタル方式による画像形成装置の実施の形態の全体構成図であり、画像読取り部A、画像処理部B、画像形成部C、記録紙としてのシート(以下単にシートとも言う)Pを搬送するシート搬送手段であるシート搬送部Dから構成されている。
画像読取り部Aの上部には原稿を自動搬送する自動原稿送り手段が設けられていて、原稿載置台11上に載置された原稿は原稿搬送ローラ12によって1枚宛分離搬送され読み取り位置13aにて画像の読み取りが行われる。原稿読み取りが終了した原稿は原稿搬送ローラ12によって原稿排紙皿14上に排出される。
一方、プラテンガラス13上に置かれた場合の原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプ及び第1ミラーから成る第1ミラーユニット15の速度vによる読み取り動作と、V字状に位置した第2ミラー及び第3ミラーから成る第2ミラーユニット16の同方向への速度v/2による移動によって読み取られる。
読み取られた画像は、投影レンズ17を通してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像される。撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学像は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メモリに記憶される。
画像形成部Cでは、画像形成ユニットとして、像担持体であるドラム状の感光体21と、その外周に、該感光体21を帯電させる帯電手段22、帯電した感光体の表面電位を検出する電位検出手段220、現像手段としての現像装置23、転写分離手段である転写極24及び分離極25、前記感光体21のクリーニング装置26及び光除電手段としてのPCL(プレチャージランプ)27が各々動作順に配置されている。また、現像手段としての現像装置23の下流側には感光体21上に現像されたパッチ像の反射濃度を測定する反射濃度検出手段222が設けられている。感光体21は、光導電性化合物をドラム基体上に塗布形成したもので、例えば有機感光体(OPC)が好ましく使用され、図示の時計方向に駆動回転される。
回転する感光体21へは帯電手段22による一様帯電がなされた後、像露光手段としての露光光学系30により画像処理部Bのメモリから呼び出された画像信号に基づいた像露光が行われる。書き込み手段である像露光手段としての露光光学系30は図示しないレーザーダイオードを発光光源とし、回転するポリゴンミラー31、fθレンズ34、シリンドリカルレンズ35を経て反射ミラー32により光路が曲げられ主走査がなされるもので、感光体21に対してAoの位置において像露光が行われ、感光体21の回転(副走査)によって潜像が形成される。本実施の形態の一例では文字部に対して露光を行い潜像を形成する。
感光体21上の潜像は現像手段としての現像装置23によって反転現像が行われ、感光体21の表面に可視像のトナー像が形成される。シート搬送部Dでは、画像形成ユニットの下方に異なるサイズの記録紙としてのシートPが収納されたシート収納手段としての給紙ユニット41(A)、41(B)、41(C)と搬送ローラ43が設けられ、また側方には手差し給紙を行う手差し給紙ユニット42が設けられていて、それらの何れかから選択されたシートPは搬送ローラ43によって搬送路40に沿って給紙され、給紙されるシートPの傾きと偏りの修正を行うレジストローラ対44によってシートPは一時停止を行ったのち再給紙が行われ、搬送路40、転写前ローラ43a、給紙経路46及び進入ガイド板47に案内され、感光体21上のトナー画像が転写位置Boにおいて転写極24及び分離極25によってシートP上に転写され、搬送ベルト装置45の搬送ベルト454に載置搬送されながら前記シートPは感光体21面より分離し、前記搬送ベルト装置45により定着手段としての定着装置50に搬送される。
定着装置50は加熱源を持つ回転体加熱部材としての加熱ローラ51と加圧部材としての加圧ローラ54とを有しており、シートPを加熱ローラ51と加圧ローラ54との間を通過させることにより、加熱、加圧によってトナーを定着させる。トナー画像の定着を終えたシートPは排紙トレイ81上に排出される。
以上はシートPの片側への画像形成を行う状態を説明したものであるが、両面複写の場合は排紙切換部材170が切り替わり、シート案内部177が開放され、転写材又は記録紙と呼ばれるシートPは破線矢印の方向に搬送される。
更に、搬送機構178によりシートPは下方に搬送され、シート反転部179によりスイッチバックさせられ、今までのシートPの後端部は先端部となって両面複写用給紙ユニット130内に搬送される。
シートPは両面複写用給紙ユニット130に設けられた搬送ガイド131を給紙方向に移動し、給紙ローラ132でシートPを再給紙し、シートPを搬送路40に案内する。
再び、上述したように感光体21方向にシートPを搬送し、シートPの裏面にトナー画像を転写し、定着装置50で定着した後、排紙トレイ81上に排紙する。
次に本発明の画像形成装置に搭載された現像装置23とその飛散現像剤の吸引手段250の一例について図2の正面図と、吸引手段250の平面図である図3を用いて説明する。
図において、前記現像装置23は、像担持体としての感光体21に対して開口部Sを有する本体ケース230及びその蓋部材231により外郭が構成されている。
本体ケース230には、円筒状の非磁性スリーブで構成した現像剤担持体としての現像ローラ232と、それに同心に回転摺動面を形成する複数の磁界発生手段(磁極と同義)を有する固定の円筒磁石体233が設けられている。また、現像剤を撹拌しながら搬送する攪拌スクリュー234、撹拌後の現像剤を現像ローラ232に向けて供給する供給スクリュー235、現像ローラ232の上方における周面の一部に近接して設けた穂立ち規制板236が取り付けられている。穂立ち規制板236から余って除去された現像剤や現像ローラ232の回転により現像がなされた後の余剰の現像剤は戻されて、供給スクリュー235、攪拌スクリュー234によって循環攪拌されて再び現像ローラ232に供給されて行く。
この現像装置23の上部の蓋部材231には、クリーニング装置26でクリーニングされて搬送されてくる回収現像剤の供給口241及び新規に供給されてくる現像剤即ち、ニュートナーの供給口242が設けられている。
ここに、クリーニング装置26からのリサイクルトナーや、新たに補給されるニュートナーは、現像装置23内に設けられている、トナー濃度センサ244の検知情報により、適量が算出され、それぞれ前記供給口241,242から適量が供給され、それまでに循環されている現像剤と共にミックスされ、循環、回収、撹拌のサイクルに加わる。
また、現像剤の帯電量検知器245もトナー濃度センサ244と共に本体ケース230内の底部に設けられている。
尚、本発明に用いる現像剤とは、2成分現像剤の場合はキャリアを除いたトナーのことであり、1成分現像剤の場合は現像剤そのもののことである。
さて、回転する現像ローラ232上に穂立ち規制されて着磁された現像剤(ここでは2成分現像剤のトナー)には、現像ローラ232の表面から遊離しかけている現像剤がかなりある。それらは現像ローラ232の回転により現像ローラ232から離れて飛散する現像剤となり画像形成装置1内を浮遊して機内を汚染してしまう。これを効率よく除去するために吸引手段250が設けられている。該吸引手段250には現像装置23の本体ケース230の外側にあって現像ローラ232の回転方向下流側に、現像ローラ232の近傍で軸方向に沿って両軸端部に飛散する現像剤の吸引口252Aが設けられている。それと共に、中央部に複数(本実施の形態では3箇所、しかしこれに限定はされない)の吸引口252Bが設けられている。それら軸方向に並んだ各吸引口252Aに対応して吸引ダクト253Aが設けられていると共に、各吸引口252Bに対応して吸引ダクト253Bが設けられている。また、各吸引ダクト253Aは合流部255Aに、各吸引ダクト253Bは合流部255Bに合流し、該合流部は回収室256A、256Bに接続されている。そして回収室256A、256Bの排気口を構成する排気ダクト257A、257Bは、それぞれ画像形成装置1の本体フレーム1Aに取り付けたサクションブロワ254A、254Bに着脱可能に接続されている。吸引口252A、252Bから吸引された現像剤はそれぞれ回収室256A、256Bの中にセットされている袋状のフィルタの役目をする回収袋258A、258Bに回収される。そして回収室256A、256Bの排気ダクト257A、257Bから排気がなされる。
因みに、像担持体としての感光体21、現像装置23及び吸引手段250は画像形成装置1に設けた本体フレーム1Aに着脱可能にしたドラム架台20上に取り付けられてプロセスカートリッジとして配置されている。
ここで、左右の端部に属する各吸引口252Aの合計面積と中央部に属する各吸引口252Bの合計面積とはほぼ同等の7×10−4にしてある。そして表1に示すように各吸引口の吸引力のパラメータとしての風速及び風量が端部と中央部とで異なる所定値になるようにサクションブロワ254A、254Bを調節して変換可能にしてある。
Figure 2010256522
図6のグラフに示すように、現像装置23の回転を開始すると飛散する現像剤が多く定常状態に達するまで吸引力の高い状態、即ち端部での吸引力F1、中央部での吸引力P1が維持されることが必要である。通常、回転開始から定常状態に達するまでに飛散する現像剤も徐々に減った状態になってくるので、それに倣って吸引力も端部でF2、中央部でP2になるように図の点線に示すように徐々に下げておくことが望ましい。しかし、定常状態になるまでの時間は60秒足らずであり、図の実線で示すように安定状態に達したとき一気にF1からF2及びP1からP2に下げておくようにしても良い。本実施の形態例では後者の方式にしている。
時間が経ち飛散する現像剤が減少してきた状態になったときにも吸引力を下げないでおくと、現像剤を過剰に吸引してしまうことになる。そして必要な現像剤をも吸引してしまったり、現像剤の回収室に設ける回収袋のフィルタ機能を阻害したり、風量バランスが崩れることによってトナー零れ等を起こしたりする不都合が生じる。このようなことを無くすために、前述のようにF1、F2を端部の吸引力とし、P1、P2を中央部の吸引力としたとき、次のような(1)式又は(2)式の関係を保つようにしてある。
F2/F1>P2/P1 (1)
F1>F2及びP1>P2 (2)
また、(1)式及び(2)式を共に満足することが好ましい。
尚、前述のように、本実施の形態においては、表1に示すように、吸引力はそのパラメータとして吸引口252A、252Bから吸引する風速及び風量によって現した。
また、吸引力が安定状態に達するまでの時間は図6に示すようにほぼ一定であり、これを所定時間として吸引力の切換を行うタイミングに活用できる。
また、図7のグラフに示すように安定状態に達するまでに現像剤の帯電量も0の状態から30μc/gの安定した定常状態になり、これを現像剤の帯電量検知器245で検知して、直ちに吸引力の切換を行うのに活用することもできる。
この吸引力の調節を行う吸引力変換手段の第1の対応例として、サクションブロワ254A、254Bを駆動する駆動モータとしての各直流モータ254Mの電圧をPWM(パルス幅変更手段)によって電圧変更して風速及び風量を変更する手段が採られる。即ち、現像装置23の駆動を開始して安定した定常状態に達するまでは電圧を所定の高い状態にし、所定時間が経って安定状態に達したら、電圧を所定の電圧に下げサクションブロワの回転数を落とし風速及び風量を下げた状態にする。
この吸引力の調節を行う吸引力変換手段の第2の対応例として、吸引ダクトから回収室256A、256Bへの合流部255A、255Bの風路の一部にそれを狭めたり広げたりするオリフィスを形成する遮蔽部材261を設ける。この遮蔽部材261をスライドして移動することによって前記風路の断面積を変化させ吸引力の変換が行われるようにしてある。このような遮蔽部材261を装着した吸引手段250について図4の正面図及びその平面図である図5を用いて説明する。図4及び図5において遮蔽部材261及びその移動手段として用いるソレノイド263以外の部分については図2及び図3と全く同じであるので、その同じ部分の説明は省く。
前述のように飛散する現像剤は、吸引口252A、252Bと、吸引ダクト253A、253Bと、合流部255A、255Bとを経て回収室256A、256Bの回収袋258A、258Bの中に回収されて行く。合流部255A、255Bは、図5(a)に示すように、隣接して配置され、その水平に置かれた断面部分である調節面をオリフィスの機能を有する遮蔽部材261がソレノイド263によって水平にスライドして移動できるようにしてある。この遮蔽部材261の移動位置によっても飛散する現像剤の吸引力を前述の表1に示すように調節することができる。
因みに、図5(b)は過渡期状態で遮蔽部材261が所定の全開の位置を占めるように、ソレノイド263の作動をOFFにし、吸引力を高くしたときの状態を示す部分平面図である。また、図5(c)は定常状態になり、ソレノイド263がONで遮蔽部材261を所定の位置に移動させて風路の一部の断面積を狭め、吸引力が所定量に減力された状態を示すときの部分平面図である。
現像装置23の駆動を開始して周辺への現像剤の飛散量が減少し始めて定常状態に達したかどうかの判断に基づいて吸引手段250の吸引力を切り換える動作を説明する。図8は、画像形成装置1内の本動作に関る制御ブロック図である。画像形成装置1内には、吸引力変換手段70と帯電量検知器245等を制御する制御手段71、書き込みと読み取り可能な記憶手段72、タイマー73が備えられる。
制御手段71は、例えばCPU、ROM、RAMを含めた電気回路(いずれも図示せず)からなり、例えばROMに記録された処理プログラムを実行する。制御手段71は、画像形成装置1全体を制御する機能をも有すものとして説明する。
本動作は制御手段71が主体となって実行される。本動作の制御フローを図9のフローチャートを用いて説明する。
S1で、制御手段71は、吸引手段250を含めて停止状態にある現像装置23に回転動作の信号を送信する。続いて、
S2で、制御手段71は、吸引手段250のサクションブロワ254A、254BをONする。端部の吸引口252A、252Bから吸引力F1及び中央部の吸引力P1が働くようになる。続いて、
S3で、制御手段71は、現像ローラ232や攪拌スクリュー234や供給スクリュー235の動作をONする。
S4で、現像装置23が作動を続け、現像剤の飛散量の減少状態が判断されることになる。現像装置23に回転動作開始の信号が入ってから安定状態に達するまでの経過時間が予め測定されて合理的に決められたデータとして記憶手段72に設定されている。このようにして実際の現像装置23の現像剤の飛散量が安定状態に達する時間を制御手段71がタイマー73から読み取って検知する。直ちに
S5で、制御手段71は、吸引力変換手段70の第1の対応例として、サクションブロワ254A、254Bの駆動モータとしての直流モータ254Mの駆動電圧をPWMにより所定値へ下降させる。これにより端部の吸引力のF1からF2への変換及び中央部の吸引力のP1からP2への変換が行われる。
また、S4での判断に用いた所定時間経過の代わりに、現像装置23の帯電量検知器245で現像剤の帯電量が所定値(ここでは30μc/g)になったときを検知する手段を用いることができる。即ち、S5で、帯電量が所定値になるのを検知した時点で、前述のものと同様に直流モータの駆動電圧をPWMにより所定値へ下降させることによって端部の吸引力のF1からF2への変換及び中央部の吸引力のP1からP2への変換を行うことができる。
このようにして一連の調整動作が終了する。
次に、吸引力変換手段70として遮蔽部材261を移動させて吸引力を調節する手段を採用した場合の動作について図10に示すフローチャートを用いて説明する。
S11で、制御手段71は、吸引手段250を含めて停止状態にある現像装置23に回転動作の信号を送信する。続いて、
S12で、制御手段71は、吸引手段250のサクションブロワ254A、254BがONし、端部の吸引口252A、252Bから吸引力F1及び中央部の吸引力P1が働くようになる。このとき、オリフィスを形成する遮蔽部材261はソレノイド263の作動をOFFにしたまま全開の状態にしてある。続いて、
S13で、制御手段71は、現像ローラ232や攪拌スクリュー234や供給スクリュー235の動作をONする。
S14で、現像装置23が作動を続け、現像剤の飛散量の減少状態が判断されることになる。現像装置23に回転動作開始の信号が入ってから安定状態に達するまでの経過時間が予め測定されて合理的に決められたデータとして記憶手段72に設定されている。そして、実際の現像装置23の現像剤の飛散量が安定状態に達する時間を、制御手段71がタイマー73から読み取って検知する。直ちに、
S15で、制御手段71は、吸引力変換手段70の第2の対応例として、オリフィスの役目を有する遮蔽部材261の所定位置への移動を、ソレノイド263を作動させることで行う。これによって端部の吸引力のF1からF2への変換及び中央部の吸引力のP1からP2への変換が行われる。
また、S14での判断に用いた所定時間経過の代わりに現像剤の帯電量が所定値(ここでは30μc/g)になったときを検知する手段を用いることができる。即ち、制御手段71は、S15で帯電量が所定値になるのを検知した時点で、前述のものと同様に、遮蔽部材261の所定位置への移動を、ソレノイド263を作動させることで行う。端部の吸引力のF1からF2への変換及び中央部の吸引力のP1からP2への変換を行うことができる。
現像剤は、トナーとして、材質がスチレンーアクリルで、粒径が6.5μmの重合トナーを用いた。また、キャリアとして、材質がシリコーン系樹脂コートをしたフェライトで、粒径が60μmのフェライトキャリアを用いた。しかし本発明に用いる現像剤はこのような2成分系現像剤のトナーを対象にしたものに限られるものでなく、1成分系の現像剤であっても良い。
尚、本発明はモノクロ用の画像形成装置だけでなくカラー用の画像形成装置にも適用可能である。
1 画像形成装置
1A 本体フレーム
20 ドラム架台
21 感光体
23 現像装置
26 クリーニング装置
70 吸引力変換手段
71 制御手段
72 記憶手段
73 タイマー
230 本体ケース
232 現像ローラ
233 円筒磁石体
234 撹拌スクリュー
235 供給スクリュー
236 穂立ち規制板
241 回収現像剤(トナー)の供給口
242 新しい現像剤(ニュウトナー)の供給口
244 トナー濃度センサ
245 現像剤の帯電量検知器
250 吸引手段
252A、252B 吸引口
253A、253B 吸引ダクト
254A、254B サクションブロワ
254M 直流モータ
255A、255B 合流部
256A、256B 回収室
257A、257B 排気ダクト
258A、258B 回収袋
261 遮蔽部材
263 ソレノイド

Claims (7)

  1. 像担持体と、
    該像担持体上に形成された静電潜像を現像剤担持体上に担持された現像剤で現像する現像装置と、
    該現像装置の現像剤担持体の軸方向に隣接して現像装置の本体ケースを介して配置され、飛散する現像剤を吸引する吸引力を有する吸引手段と、
    前記吸引力を過渡期状態と定常状態との間で変換可能にした吸引力変換手段と、
    少なくとも前記吸引手段、前記吸引力変換手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記現像剤担持体が停止の状態から回転を開始して前記現像剤担持体の全領域からの現像剤の飛散の多い前記過渡期状態における前記現像剤担持体の端部からの吸引力をF1、中央部からの吸引力をP1とし、
    現像剤の飛散が少なくなった前記定常状態における前記現像剤担持体の端部からの吸引力をF2、中央部からの吸引力をP2としたとき、
    前記制御手段は、以下の関係になるように前記吸引力変換手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
    F2/F1>P2/P1
  2. 前記制御手段は、前記過渡期状態における吸引力F1、P1と、前記定常状態における吸引力F2、P2に対して、F1>F2及びP1>P2になるように前記吸引力変換手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記吸引手段の吸引力の前記定常状態への変換は、回転開始から前記過渡期状態を経て前記定常状態に移行する迄の時間として予め設定されている所定時間の終了を前記制御手段が検知して前記吸引力変換手段を制御することによって行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吸引手段の吸引力の前記定常状態への変換は、回転開始から前記過渡期状態を経て前記定常状態に移行する時の前記現像装置の現像剤の帯電量を前記制御手段が検知して前記吸引力変換手段を制御することによって行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記吸引手段には、端部から吸引する各吸引ダクトが合流した合流部を介して接続される回収室と、中央部から吸引する各吸引ダクトが合流した合流部を介して接続される回収室とが設けられ、各前記回収室に接続されたサクションブロワにより吸引された現像剤は、各前記回収室の中に着脱可能に設けられ且つ、フィルタ機能を有する回収袋に回収されると共に、該回収袋を介して外部への排気がなされることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記吸引力変換手段による吸引力の可変は、前記サクションブロワの駆動モータの電圧変更によって行われることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記吸引力変換手段による吸引力の可変は、端部と中央部とにそれぞれ設けた前記合流部の風路の一部に対して開閉可能な遮蔽部材をオリフィスとして設け、該遮蔽部材を移動して前記風路の一部の断面積を変化させて行われることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
JP2009105048A 2009-04-23 2009-04-23 画像形成装置 Pending JP2010256522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105048A JP2010256522A (ja) 2009-04-23 2009-04-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105048A JP2010256522A (ja) 2009-04-23 2009-04-23 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010256522A true JP2010256522A (ja) 2010-11-11

Family

ID=43317526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009105048A Pending JP2010256522A (ja) 2009-04-23 2009-04-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010256522A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038281A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
WO2016031478A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 富士フイルム株式会社 画像記録装置及びその排気調整方法並びに給気調整方法
JP2020134775A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134773A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134769A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134774A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134772A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020144337A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2020144336A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038281A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
WO2016031478A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 富士フイルム株式会社 画像記録装置及びその排気調整方法並びに給気調整方法
JP6081029B2 (ja) * 2014-08-29 2017-02-15 富士フイルム株式会社 画像記録装置及びその排気調整方法並びに給気調整方法
JP2020134774A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134773A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134769A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134775A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020134772A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP7234683B2 (ja) 2019-02-21 2023-03-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP7281072B2 (ja) 2019-02-21 2023-05-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP7283115B2 (ja) 2019-02-21 2023-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2020144337A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2020144336A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010256522A (ja) 画像形成装置
US8073368B2 (en) Development device and image forming apparatus
JP2010271361A (ja) 飛散トナー除去方法および画像形成装置
JP2008003560A (ja) 現像装置及び画像形成装置
US9709927B1 (en) Developer unit air venting in a dual component development electrophotographic image forming device
EP0357390B1 (en) An image forming apparatus
JP2009258166A (ja) 現像装置
JP5863187B2 (ja) 画像形成装置
JP2003162143A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011112990A (ja) 画像形成装置
JP2011069850A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2009058894A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2013064783A (ja) 現像装置、およびそれを備えた画像形成装置
JP2004271999A (ja) 画像形成装置
JP2005070383A (ja) 画像形成装置
JP2001092254A (ja) 画像形成装置
JP2010276705A (ja) 画像形成装置
JPH10221939A (ja) 画像形成装置
JP3628444B2 (ja) 画像形成装置
JP2004094122A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP6658445B2 (ja) クリーニング装置、画像形成装置
JP2018005038A (ja) 画像形成装置
JP3926041B2 (ja) 画像形成装置
JP2017083593A (ja) 現像剤補給装置及び画像形成装置
JP2009103899A (ja) 画像形成装置