JP2020134773A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】感光体ドラムへのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像の濃度を精度良く検知することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、感光体ドラム101と、中間転写ベルト121と、濃度検知部104と、制御部20とを備える。感光体ドラム101は、トナー像が形成される。中間転写ベルト121は、感光体ドラム101からトナー像が転写される。濃度検知部104は、中間転写ベルト121に転写されたトナー像の濃度を検知する。制御部20は、中間転写ベルト121と感光体ドラム101とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。制御部20は、濃度検知部104がトナー像の濃度を検知する期間、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも大きくなるように、中間転写ベルト121の回転速度と感光体ドラム101の回転速度とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、現像電源と、フォトセンサーとを備える。現像電源は、現像ローラーに現像バイアスを印加する。現像電源は、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像してトナー像を形成するときに現像電流を検知する。フォトセンサーは、感光体ドラムに形成されたトナー像のトナー付着量を検知する。
特許文献1に記載の画像形成装置では、現像電源で検知された現像電流の電流値は、現像ローラーから感光体ドラムに移動したトナーの電荷量を示す。画像形成装置は、トナーの電荷量とトナーの付着量とからトナーの帯電量を算出する。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、単位面積当たりのトナーの移動量が多くなるほど、感光体ドラムへのトナーの付着量が多くなる。感光体ドラムへのトナーの付着量が多くなると、トナーの付着量からトナー像の濃度を検知するフォトセンサーの検知精度が低下する。一方、トナーの電荷量を検知する場合は感光体ドラムの単位面積当たりのトナーの移動量を多くすることが好ましい。したがって、感光体ドラムへのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像の濃度を精度良く検知することは困難であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、感光体ドラムへのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像の濃度を精度良く検知することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、感光体ドラムと、中間転写ベルトと、濃度検知部と、制御部とを備える。前記感光体ドラムには、トナー像が形成される。前記中間転写ベルトは、前記感光体ドラムから前記トナー像が転写される。前記濃度検知部は、前記中間転写ベルトに転写された前記トナー像の濃度を検知する。前記制御部は、前記中間転写ベルトと前記感光体ドラムとのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。前記制御部は、前記濃度検知部が前記トナー像の濃度を検知する期間、前記中間転写ベルトの回転速度が前記感光体ドラムの回転速度よりも大きくなるように、前記中間転写ベルトの回転速度と前記感光体ドラムの回転速度とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。
本発明の一局面に係る画像形成方法は、形成するステップと、転写するステップと、検知するステップと、制御するステップとを包含する。前記形成するステップは、トナー像を感光体ドラムに形成する。前記転写するステップは、前記感光体ドラムに形成された前記トナー像を中間転写ベルトに転写する。前記検知するステップは、前記中間転写ベルトに転写された前記トナー像の濃度を検知する。前記制御するステップは、前記感光体ドラムと前記中間転写ベルトとのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。前記制御するステップにおいて、前記検知するステップでトナー像の濃度を検知する期間、前記中間転写ベルトの回転速度が前記感光体ドラムの回転速度よりも大きくなるように、前記中間転写ベルトの回転速度と前記感光体ドラムの回転速度とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。
本発明によれば、感光体ドラムへのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像の濃度を精度良く検知することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。実施形態において、X軸及びY軸は水平方向に沿っており、Z軸は鉛直方向に沿っており、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、例えば、カラー複合機である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット10、給送部30、搬送部40、定着部50、排出部60、制御部20及び記憶部21を備える。
給送部30は、シートPを搬送部40へ供給する。搬送部40は、シートPを画像形成ユニット10、及び定着部50を経由して排出部60まで搬送する。画像形成ユニット10は、シートPに画像を形成する。定着部50は、シートPを加熱、及び加圧し、シートPに形成された画像をシートPに定着する。排出部60は、シートPを画像形成装置100の外部へ排出する。
次に、画像形成ユニット10の構成について説明する。画像形成ユニット10は、複数の画像形成部11、露光部13、及び転写部12を備える。
複数の画像形成部11には、それぞれ、互いに異なる色の複数のトナーが供給される。トナーは多数のトナーを含む。複数の画像形成部11の各々は感光体ドラム101を含む。
感光体ドラム101には、トナー像が形成される。
露光部13は、感光体ドラム101の表面を露光する。具体的には、露光部13は、画像データに基づいて、複数の感光体ドラム101の各々に光を照射する。その結果、複数の感光体ドラム101の各々に静電潜像が形成される。露光部13は、例えば、光源、ポリゴンミラー、反射ミラー、及び偏向ミラーを有する。
そして、複数の画像形成部11の各々は、感光体ドラム101に形成された静電潜像を現像して、感光体ドラム101にトナー像を形成する。その結果、複数の感光体ドラム101に、それぞれ、互いに異なる複数色のトナー像が形成される。
転写部12は、トナー像をシートP上に転写する。その結果、シートPに画像が形成される。
制御部20は、画像形成ユニット10、給送部30、搬送部40、定着部50、排出部60のような画像形成装置100の各要素を制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなプロセッサー、及び記憶装置を含む。
記憶部21は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部21は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリー及び/またはハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。記憶部21は、リムーバルメディアを含んでもよい。
次に、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る画像形成部11と転写部12との構成について説明する。図2は、画像形成部11と転写部12との構成の一例を示す断面図である。
転写部12は、中間転写ベルト121、駆動ローラー122、従動ローラー123、ベルトクリーニング部124、及び2次転写ローラー125を有する。
中間転写ベルト121は、感光体ドラム101からトナー像が転写される。具体的には、中間転写ベルト121の所定領域PAには、感光体ドラム101からトナー像が転写される。中間転写ベルト121は、無端ベルトである。中間転写ベルト121は、駆動ローラー122と従動ローラー123とに架け渡される。
駆動ローラー122は、中間転写ベルト121を回転方向RAに回転させる。駆動ローラー122は、制御部20の指示にしたがって、所定の回転速度で回転する。駆動ローラー122が回転することで、駆動ローラー122の回転速度に応じた線速度で中間転写ベルト121が回転する。中間転写ベルト121の線速度は、中間転写ベルト121の外面に沿った方向における中間転写ベルト121の接線方向の速度を示す。中間転写ベルト121の線速度は、「中間転写ベルト121の回転速度」の一例に相当する。中間転写ベルト121の線速度は、例えば、200mm/秒である。例えば、中間転写ベルト121の所定領域PAは、200mm/秒で移動する。中間転写ベルト121の線速度200mm/秒は、シートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度である。
従動ローラー123は、中間転写ベルト121の回転に伴って回転する。ベルトクリーニング部124は、中間転写ベルト121の表面に残留しているトナーを除去する。
2次転写ローラー125は、中間転写ベルト121に形成されたトナー像をシートPに転写する。2次転写ローラー125は、駆動ローラー122に押圧され、2次転写ローラー125と駆動ローラー122との間にニップ部が形成される。2次転写ローラー125は、シートPがニップ部を通過する際に、中間転写ベルト121の所定領域PAに形成されたトナー像をシートPに転写する。その結果、シートPに画像が形成される。
引き続き、図1及び図2を参照して複数の画像形成部11について詳しく説明する。
複数の画像形成部11は、シアン色のトナーが供給される画像形成部11c、マゼンタ色のトナーが供給される画像形成部11m、イエロー色のトナーが供給される画像形成部11y、及び、ブラック色のトナーが供給される画像形成部11kを含む。
画像形成部11c、画像形成部11m、画像形成部11y及び画像形成部11kの構成は、互いに略同一である。したがって、画像形成部11cを例に説明する。
画像形成部11は、感光体ドラム101に加えて、クリーニング部103と、現像部110、帯電部102、1次転写ローラー105、及び濃度検知部104とを更に備える。
感光体ドラム101は、略円柱形状または略円筒形状を有する。感光体ドラム101は、例えばモーターによって駆動されて、感光体ドラム101の回転軸線AXを中心として回転方向RBに回転する。感光体ドラム101は、例えばアモルファスシリコン(α−Si)感光体ドラム101または有機感光体(OPC:Organic Photo Conductor)ドラムである。
感光体ドラム101は、所定の線速度で回転する。感光体ドラム101の線速度は、感光体ドラム101の周面における感光体ドラム101の接線方向の速度を示す。感光体ドラム101の線速度は、「感光体ドラム101の回転速度」の一例に相当する。感光体ドラム101の線速度は、例えば、200mm/秒である。感光体ドラム101の線速度200mm/秒は、シートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度である。シートPに画像を形成する場合、感光体ドラム101の線速度と中間転写ベルト121の線速度とは、等しい。感光体ドラム101の回転速度は、制御部20によって制御される。
クリーニング部103は、感光体ドラム101の表面に付着しているトナーを除去する。クリーニング部103は、クリーニングブレードを含む。
クリーニングブレードは、感光体ドラム101の表面と摺接する。感光体ドラム101の表面とクリーニングブレードの先端とが摺接することで、感光体ドラム101の表面に残留するトナーが除去される。
現像部110は、トナーによってトナー像を感光体ドラム101に形成する。具体的には、現像部110は、回転する感光体ドラム101にトナー像を形成する。例えば、現像部110は、回転する感光体ドラム101に形成された静電潜像をトナーによって現像し、感光体ドラム101にトナー像を形成する。
現像部110は、現像ローラー112を備える。現像ローラー112は、トナーを担持する。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させる。帯電部102は、例えば、帯電ローラーを含む。帯電部102が感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させた後、露光部13が感光体ドラム101の所定領域に露光することで、感光体ドラム101の所定領域に静電潜像が形成される。
1次転写ローラー105は、感光体ドラム101に形成されたトナー像を中間転写ベルト121に転写する。例えば、1次転写ローラー105は、感光体ドラム101からシアン色、マゼンタ色、イエロー色、及び黒色のトナー像を順番に中間転写ベルト121の所定領域に転写する。この結果、シアン色のトナー像と、マゼンタ色のトナー像と、イエロー色のトナー像と、黒色のトナー像が中間転写ベルト121の所定領域PAで重畳できる。
濃度検知部104は、中間転写ベルト121に転写されたトナー像の濃度を検知する。例えば、濃度検知部104は、中間転写ベルト121の所定領域PAに転写されたトナー像の濃度を検知する。濃度検知部104は、予め定められた期間に中間転写ベルト121に転写されたトナー像の濃度を検知する。例えば、濃度検知部104は、露光部13が感光体ドラム101に静電潜像の形成を開始するときからシートPに画像が形成されるまでの期間に中間転写ベルト121に転写されたトナー像の濃度を検知する。
本実施形態では、トナー像の濃度は、単位面積当たりのトナー像を形成するトナーの質量を示す。トナー像の濃度は、例えば、トナー像の厚みに基づいて算出される。よって、濃度検知部104は、所定面積のトナー像の厚みHTを検知する。詳細には、濃度検知部104は、トナー像との間の距離LTを測定して、トナー像の厚みHTを検知する。更に詳細には、濃度検知部104は、下記式(1)を用いてトナー像の厚みHTを検知する。
(厚みHT)=(基準距離LTA)−(距離LT) (1)
なお、基準距離LTAは、濃度検知部104と中間転写ベルト121の表面との間の距離を示す。
(厚みHT)=(基準距離LTA)−(距離LT) (1)
なお、基準距離LTAは、濃度検知部104と中間転写ベルト121の表面との間の距離を示す。
濃度検知部104は、例えば、レーザー変位センサーである。レーザー変位センサーは、半導体レーザーとリニアイメージセンサー(Linear Image Sensor)とを備え、三角測距を用いて距離LTを測定する。そして、濃度検知部104は、トナー像の濃度を示す検知信号SG1を制御部20に出力する。
次に図3を参照して、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1と中間転写ベルト121に形成されたトナー像G2について説明する。
図3(a)は、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1を示す図である。トナー像G1は、幅GW1及び長さGL1を有する。幅GW1は、感光体ドラム101の軸方向の長さを示し、長さGL1は感光体ドラム101の周方向の長さを示す。トナー像G1は、矩形状のソリッド画像である。
図3(b)は、中間転写ベルト121に形成されたトナー像G2を示す図である。トナー像G2は、幅GW2及び長さGL2を有する。幅GW2は、中間転写ベルト121の幅方向の長さを示し、長さGL2は中間転写ベルト121の周方向の長さを示す。幅GW2は、幅GW1と等しい。長さGL2は、長さGL1より長い。
図3(b)に示す中間転写ベルト121のトナー像G2は、図3(a)に示す感光体ドラム101に形成されたトナー像G1が感光体ドラム101から中間転写ベルト121に転写されることで、中間転写ベルト121に形成される。具体的には、回転速度200mm/秒で回転する感光体ドラム101から回転速度300mm/秒で回転する中間転写ベルト121にトナー像G1が転写される。中間転写ベルト121の回転速度は、感光体ドラム101の回転速度より大きい。したがって、図3(a)に示すトナー像G1が感光体ドラム101から中間転写ベルト121に転写される際に、図3(b)に示すトナー像G2のように、トナー像G1は中間転写ベルト121の周方向に伸びる。この結果、300mm/秒で回転する中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の長さGL2は、トナー像G1の長さGL1より長い。また、トナー像G2の面積は、トナー像G1の面積より大きい。
なお、図3(b)に示すように、トナー像G2を中間転写ベルト121に転写する場合、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも大きくなるように、制御部20は中間転写ベルト121の回転速度を制御する。例えば、感光体ドラム101の回転速度が200mm/秒である場合、中間転写ベルト121の回転速度を300mm/秒にする。例えば、中間転写ベルト121の回転速度200mm/秒である場合、感光体ドラム101の回転速度を100mm/秒にする。中間転写ベルト121の回転速度を感光体ドラム101の回転速度よりも大きくした状態で、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1を中間転写ベルト121に転写することで、中間転写ベルト121にトナー像G2が形成される。
また、トナー像G2とトナー像G1とは、同じ量のトナーで形成される。したがって、トナー像G2の単位面積当たりのトナー像の厚みは、トナー像G1の単位面積当たりのトナー像の厚みと比較して、小さい。つまり、トナー像の厚みが小さくなるため、トナー像G2の濃度は、トナー像G1の濃度と比較して小さくなる。
次に図1〜図3を参照して、制御部20について、詳しく説明する。
制御部20は、中間転写ベルト121と感光体ドラム101とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。具体的には、制御部20は、濃度検知部104がトナー像G2の濃度を検知する期間、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも大きくなるように、中間転写ベルト121の回転速度と感光体ドラム101の回転速度とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する。
中間転写ベルト121の回転速度は感光体ドラム101の回転速度と比較して早いので、トナー像G1が中間転写ベルト121に転写される際にトナー像G1は中間転写ベルト121の周方向に伸びた状態で転写される。トナー像G1とトナー像G2とは同じ量のトナーで形成されるため、トナー像G2の中間転写ベルト121の周方向の長さが長くなるほど、トナー像G2の厚みは、小さくなる。したがって、トナー像G2の厚みは、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1の厚みと比較して小さくなる。この結果、感光体ドラム101へのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像G2の濃度を精度よく検知できる。
一般的に、トナー像の厚みが増加すると濃度検知部の検知精度が低下する。例えば、感光体ドラム101の回転速度と中間転写ベルト121の回転速度とが同じ速度である場合、図3(a)に示すトナー像G1と同じサイズのトナー像G2が中間転写ベルト121に転写される。トナー像G2はトナー像G1と同じ量のトナーで中間転写ベルト121に転写されるため、トナー像G2とトナー像G1とは同じ厚みである。このような場合、トナー像G1の厚みが過大になると濃度検知部の検知精度が低下する場合がある。
一方、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度より大きい場合、中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2のサイズは大きくなる。トナー像G2はトナー像G1と同じ量のトナーで中間転写ベルト121に転写されるため、トナー像G2のサイズが大きくなるほど、トナー像G2の厚みは、小さくなる。したがって、トナー像G2の厚みは、トナー像G1の厚みと比較して小さくなる。したがって、トナー像G1の厚みが過大であっても、トナー像G2の厚みがトナー像G1の厚みより小さくなるので、濃度検知部104の検知精度の低下を抑制できる。
また、感光体ドラム101の回転速度は、中間転写ベルト121の回転速度より小さいため、現像部110から感光体ドラム101に移動するトナーの移動量が確保される。この結果、感光体ドラム101へのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像の濃度を精度よく検知できる。
また、本実施形態の制御部20は、濃度検知部104が中間転写ベルト121に転写されたトナー像の濃度を検知する期間、中間転写ベルト121の回転速度がシートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度より大きくなるように、中間転写ベルト121の回転速度を制御する。
一般的に、シートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度と中間転写ベルト121の回転速度とは同じ回転速度に設定される。シートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度より中間転写ベルト121の回転速度を大きくすることで、中間転写ベルト121のトナー像G2の濃度は、感光体ドラム101のトナー像G1の濃度より小さくなる。したがって、濃度検知部104の検知精度の低下を抑制できる。その結果、感光体ドラム101へのトナーの移動量を確保しつつ、トナー像の濃度を精度良く検知できる。
例えば、シートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度は200mm/秒である場合、制御部20は中間転写ベルト121の回転速度を300mm/秒に設定する。中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度より大きくなるため、トナー像G1が中間転写ベルト121に転写される際に中間転写ベルト121の周方向に伸びる。中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の厚みは、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1と比較して小さくなる。この結果、感光体ドラム101へのトナーの移動量を確保しつつ、中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を更に精度良く検知できる。
次に図4を参照して、画像形成装置100について詳しく説明する。図4は、制御部20と画像形成部11とを示す図である。画像形成装置100の現像部110は、現像ハウジング111と現像ローラー112と、第1スクリューフィーダー113と、第2スクリューフィーダー114と、規制ブレード115と、吸引ファン(不図示)とを備える。
現像ハウジング111は、2成分現像剤を収容する。現像ハウジング111は、第1搬送部131と第2搬送部132とを含む。第1搬送部131では、2成分剤が現像ローラー112の軸方向の一端側から他端側に向かう第1搬送方向に搬送される。第2搬送部132では、第1搬送方向とは逆の第2搬送方向に2成分現像剤が搬送される。
具体的には、第2搬送部132は第2スクリューフィーダー114を含む。第2スクリューフィーダー114は、回転方向REに回転され、2成分現像剤を第2搬送方向に搬送する。第1搬送部131は第1スクリューフィーダー113を含む。第1スクリューフィーダー113は、回転方向RDに回転され、2成分現像剤を第1搬送方向に搬送する。第1スクリューフィーダー113は、2成分現像剤を第1搬送方向に搬送しながら、現像ローラー112に2成分現像剤を供給する。
2成分現像剤は、複数のトナー(具体的には多数のトナー)と、複数のキャリア(具体的には多数のキャリア)を含む。複数のトナーは粉体であり、複数のキャリアは粉体である。トナーは、例えば正帯電性トナーである。正帯電性トナーは、キャリアとの摩擦により正に帯電する。キャリアは、磁性を有する。キャリアは、例えば、樹脂被覆型のキャリアである。樹脂被覆型のキャリアのコアは、例えば、フェライトまたはマグネタイトである。
現像ローラー112は、トナーを担持する。現像ローラー112は、感光体ドラム101に対向して配置される。現像ローラー112は、スリーブ112Sと磁石112Mとを備える。
スリーブ112Sは、非磁性の筒体(例えば、アルミニウムパイプ)である。スリーブ112Sは、例えばモーターによって駆動されて、磁石112Mの周りを回転方向RCに回転する。
磁石112Mは、スリーブ112Sの内部に配置されている。磁石112Mは、キャリアを磁石112Mの磁力により引き付ける。その結果、キャリアによる磁気ブラシがスリーブ112Sの表面に形成される。トナーはキャリアの表面に担持される。すなわち、トナーは磁気ブラシに担持された状態で現像ローラー112の表面に担持される。
規制ブレード115は、現像ローラー112に対して所定間隔をおいて配置される。規制ブレード115は、現像ローラー112の表面に形成された磁気ブラシの長さを規制する。
吸引ファンは、感光体ドラム101と現像ローラー112との間で浮遊するトナーを吸引する。
引き続き図4を参照して、電圧印加部23及び検知部70を説明する。図4に示すように画像形成装置100は、電圧印加部23と、及び検知部70とを更に備える。
電圧印加部23は、現像ローラー112に現像バイアス(所定の電圧)を印加する。現像ローラー112に現像バイアスを印加することで電圧印加部23は、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に電位差を付与する。
現像ローラー112に現像バイアスが印加されて、感光体ドラム101と現像ローラー112との間が所定の電位差になると、現像ローラー112に担持されたトナーが、電気的に引き付けられる。そして、トナーが現像ローラー112から感光体ドラム101の静電潜像に向かって飛翔し、現像ローラー112から感光体ドラム101に向けてトナーが移動する。この結果、感光体ドラム101の表面にトナー像G1が形成される。
検知部70は、感光体ドラム101と現像部110との間に流れる電流を検知する。具体的には、現像ローラー112から感光体ドラム101に向けてトナーが移動する際に感光体ドラム101と現像部110との間に流れる電流を検知部70は、検知する。検知部70は、電流の電流値を示す検知信号SG2を出力する。検知信号は、例えば、電圧信号である。
また、本実施形態の制御部20は、濃度検知部104が検知した中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度と検知部70が検知した電流とに基づいて、トナーの帯電量を算出する。そして、制御部20は、帯電量に基づいて、シートPに画像を形成するときの条件を設定する。
したがって、精度よく検知したトナー像の濃度と検知部70が検知した電流とから帯電量を算出できる。そして、精度良く算出した帯電量からシートPに画像を形成するときの条件を設定できる。この結果、品質の高い画像をシートPに形成できる。
例えば、帯電量を算出する場合、制御部20は、感光体ドラム101から中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を示す検知信号SG1を、濃度検知部104から受信する。そして、制御部20は、検知信号SG1によって示されるトナー像G2の濃度に基づいて、トナー像G2を形成しているトナーの量Mを算出する。トナーの量Mは、トナー像G2を形成しているトナーの質量を示す。
更に、制御部20は、電流の電流値を示す検知信号SG2を、検知部70から受信する。そして、制御部20は、検知信号SG2によって示される電流の電流値に基づいて、トナー像G2を形成しているトナーの電荷量Qを算出する。
更に、制御部20は、トナーの量Mとトナーの電荷量Qとに基づいて、トナーの帯電量QPMを算出する。具体的には、トナーの帯電量QPMは、QPM=Q/M、によって表される。よって、トナーの帯電量QPMは、単位質量当たりのトナーの電荷量を示す。
また、本実施形態の制御部20は、帯電量QPMに基づいて、現像部110から感光体ドラム101に供給されるトナーの量と、現像部110の現像ローラー112の回転速度と、現像ローラー112に印加する現像バイアスと、感光体ドラム101の表面電位と、現像部110において飛散したトナーを吸引する吸引ファンの出力とのうちの少なくとも1つを調整する。
したがって、トナーの帯電量QPMの変化からシートPに画像を形成するときの条件を設定できる。この結果、画像濃度の低下、かぶりの発生、トナー飛散の増加を抑制し、適切な条件でシートPに画像を形成できる。
例えば、制御部20は、トナーの帯電量QPMに基づいて、帯電部102が感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させる際の電位を調整する。この結果、画像濃度の低下を抑制できる。例えば、制御部20は、トナーの帯電量QPMに基づいて、電圧印加部23が現像ローラー112に現像バイアスを印加する際の現像バイアスを調整する。この結果、画像濃度の低下とかぶりの悪化を抑制できる。例えば、制御部20は、トナーの帯電量QPMに基づいて、現像ローラー112の回転速度を調整する。この結果、画像濃度の低下を抑制しつつ、かぶりの悪化を抑制できる。
また、本実施形態の制御部20は、濃度検知部104が中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を検知する期間、感光体ドラム101の回転速度がシートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度よりも小さくなるように、感光体ドラム101の回転速度を制御する。
一般的に、シートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度と感光体ドラム101の回転速度とは同じ回転速度に設定される。シートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度より感光体ドラム101の回転速度を小さくすることで、感光体ドラム101へのトナーの移動量が増加する。更に、中間転写ベルト121のトナー像G2の厚みは、感光体ドラム101のトナー像G1の厚みより小さくなる。したがって、感光体ドラム101へのトナーの移動量を増大しつつ、トナー像の濃度を精度良く検知できる。この結果、更に精度よく帯電量QPMを算出できる。
例えば、シートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度は200mm/秒である場合、制御部20は感光体ドラム101の回転速度を100mm/秒に設定する。感光体ドラム101の回転速度が中間転写ベルト121の回転速度より小さくなるため、感光体ドラム101へのトナーの移動量が増加する。したがって、トナーの移動によって現像部110から感光体ドラム101に流れる電流を増大させることができる。更に、感光体ドラム101の回転速度が中間転写ベルト121の回転速度より小さくなるため、トナー像G1が中間転写ベルト121に転写される際に中間転写ベルト121の周方向に伸びる。中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の厚みは、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1の厚みと比較して小さくなる。この結果、電流の電流値を精度よく検知しつつ、中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を精度よく検知できる。
また、本実施形態の制御部20は、濃度検知部104が中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を検知する期間、中間転写ベルト121の回転速度がシートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度より大きくなるように、中間転写ベルト121の回転速度を制御する。更に、制御部20は、濃度検知部104が中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を検知する期間、感光体ドラム101の回転速度がシートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度よりも小さくなるように、感光体ドラム101の回転速度を制御する。
したがって、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度より大きくなり、中間転写ベルト121のトナー像G2の濃度は、感光体ドラム101のトナー像G1の濃度より小さくなる。また、感光体ドラム101の回転速度が中間転写ベルト121の回転速度より小さくなり、感光体ドラム101へのトナーの移動量が増加する。その結果、電流の電流値を更に精度良く検知しつつ、トナー像の濃度を更に精度良く検知できる。
例えば、シートPに画像を形成するときの感光体ドラム101の回転速度が200mm/秒である場合、制御部20は感光体ドラム101の回転速度を100mm/秒に設定する。そして、シートPに画像を形成するときの中間転写ベルト121の回転速度が200mm/秒である場合、制御部20は中間転写ベルト121の回転速度を300mm/秒に設定する。つまり、制御部20は、感光体ドラム101の回転速度を100mm/秒に設定し、中間転写ベルト121の回転速度を300mm/秒に設定する。したがって、感光体ドラム101の回転速度と中間転写ベルト121の回転速度との差がより大きくなる。
そして、感光体ドラム101へのトナーの移動量が更に増加するため現像部110から感光体ドラム101に流れる電流も更に増大し、中間転写ベルト121の回転速度が更に増加するため中間転写ベルト121に形成されるトナー像G2の周方向の長さGL2は更に増加する。したがって、トナー像G2の厚みは、更に小さくなる。
この結果、電流の電流値を更に精度良く検知しつつ、中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を更に精度良く検知できる。
次に図5を参照して、本実施形態の制御部20が実行する処理を説明する。図5は、本実施形態の制御部20が実行する処理のフローチャートを示す。制御部20が実行する処理は、ステップS201〜ステップS209を含む。
ステップS201において、制御部20は、現像部110が感光体ドラム101にトナーを供給するように、現像部110を制御する。処理はステップS202に進む。
ステップS202において、制御部20は、露光部13が感光体ドラム101に静電潜像を形成するように、露光部13を制御する。処理はステップS203に進む。
ステップS203において、制御部20は、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも大きくなるように、感光体ドラム101の回転速度または中間転写ベルト121の回転速度を制御する。また、制御部20は、中間転写ベルト121の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも大きくなるように、感光体ドラム101の回転速度と中間転写ベルト121の回転速度とを制御してもよい。処理は、ステップS204に進む。
ステップS204において、制御部20は、現像部110がトナーによって静電潜像を現像して、静電潜像に基づくトナー像G1を感光体ドラム101に形成するように、現像部110を制御する。処理は、ステップS205に進む。
ステップS205において、制御部20は、検知部70が検知した電流の電流値を示す検知信号SG2を受信する。処理はステップS206に進む。
ステップS206において、制御部20は、感光体ドラム101に形成されたトナー像G1を中間転写ベルト121に転写するように、中間転写ベルト121を制御する。処理は、ステップS207に進む。
ステップS207において、制御部20は、濃度検知部104が検知した中間転写ベルト121に転写されたトナー像G2の濃度を取得する。処理は、ステップS208に進む。
ステップS208において、制御部20は、濃度検知部104が検知したトナー像G2の濃度と検知部70が検知した電流とに基づいて、トナーの帯電量QPMを算出する。処理は、ステップS209に進む。
ステップS209において、制御部20は、帯電量QPMに基づいて、シートPに画像を形成するときの条件を設定する。処理は終了する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法の分野に利用可能である。
13 露光部
20 制御部
70 検知部
100 画像形成装置
101 感光体ドラム
102 帯電部
104 濃度検知部
110 現像部
121 中間転写ベルト
G1 トナー像
G2 トナー像
P シート
20 制御部
70 検知部
100 画像形成装置
101 感光体ドラム
102 帯電部
104 濃度検知部
110 現像部
121 中間転写ベルト
G1 トナー像
G2 トナー像
P シート
Claims (7)
- トナー像が形成される感光体ドラムと、
前記感光体ドラムから前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトに転写された前記トナー像の濃度を検知する濃度検知部と、
前記中間転写ベルトと前記感光体ドラムとのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記濃度検知部が前記トナー像の濃度を検知する期間、前記中間転写ベルトの回転速度が前記感光体ドラムの回転速度よりも大きくなるように、前記中間転写ベルトの回転速度と前記感光体ドラムの回転速度とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する、画像形成装置。 - 前記感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーによって現像して、前記トナー像を前記感光体ドラムに形成する現像部と、
前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる電流を検知する検知部と
を更に備え、
前記制御部は、前記濃度検知部が検知した前記トナー像の濃度と前記検知部が検知した電流とに基づいて、前記トナーの帯電量を算出し、
前記帯電量に基づいて、シートに画像を形成するときの条件を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記帯電量に基づいて、前記現像部から前記感光体ドラムに供給されるトナーの量と、前記現像部の現像ローラーの回転速度と、前記現像ローラーに印加する現像バイアスと、前記感光体ドラムの表面電位と、前記現像部において飛散したトナーを吸引する吸引ファンの出力とのうちの少なくとも1つを調整する、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記濃度検知部が前記トナー像の濃度を検知する期間、前記中間転写ベルトの回転速度がシートに画像を形成するときの前記感光体ドラムの回転速度よりも大きくなるように、前記感光体ドラムの回転速度を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記濃度検知部が前記トナー像の濃度を検知する期間、前記感光体ドラムの回転速度がシートに画像を形成するときの前記中間転写ベルトの回転速度よりも小さくなるように、前記感光体ドラムの回転速度を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記濃度検知部が前記トナー像の濃度を検知する期間、
前記中間転写ベルトの回転速度がシートに画像を形成するときの前記中間転写ベルトの回転速度よりも大きくなるように、前記中間転写ベルトの回転速度を制御し、
前記感光体ドラムの回転速度がシートに画像を形成するときの前記感光体ドラムの回転速度よりも小さくなるように、前記感光体ドラムの回転速度を制御し、
前記中間転写ベルトの回転速度が前記感光体ドラムの回転速度よりも大きくなるように制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - トナー像を感光体ドラムに形成するステップと、
前記感光体ドラムに形成された前記トナー像を中間転写ベルトに転写するステップと、
前記中間転写ベルトに転写された前記トナー像の濃度を検知するステップと、
前記感光体ドラムと前記中間転写ベルトとのうちの少なくとも一方の回転速度を制御するステップと
を包含し、
前記制御するステップにおいて、前記検知するステップで前記トナー像の濃度を検知する期間、前記中間転写ベルトの回転速度が前記感光体ドラムの回転速度よりも大きくなるように、前記中間転写ベルトの回転速度と前記感光体ドラムの回転速度とのうちの少なくとも一方の回転速度を制御する、画像形成方法。
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2019
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