JP2010256188A - 圧力センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】品質の良い圧力センサおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】圧力センサは、圧力センサチップ1と、周壁の一部を構成する底壁11aの一部に形成されたリブ11cおよび底壁11aに貫設された貫通孔11dを内側から覆う形で圧力センサチップ1が配設されるボディブロック11と、一端側がボディブロック11の底壁11aに連続する形に形成され且つ内部がボディブロック11の底壁11aの貫通孔11dに連通する筒状体12とを備える。筒状体12は、他端側から付加される圧力を圧力センサチップ1のダイヤフラム部1aに伝達するとともに圧力センサチップ1を保護するための圧力媒体Aが充填される液体充填部12aと、液体充填部12aの前記他端側に設けられ且つ且つ液体充填部12aに圧力媒体Aを注入する際に圧力媒体Aを一時的に貯留するための液体貯留部12bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力センサおよびその製造方法に関するものである。
従来から、図5に示すように、ダイヤフラム部(図示せず)及び該ダイヤフラム部の圧力による撓みを検出する検出素子(図示せず)が形成された圧力センサチップ1’と、合成樹脂により形成され且つ一面が開口する略箱型に形成され圧力センサチップ1’を収納するボディブロック11’と、一端側がボディブロック11’の底壁11a’と連続一体に形成されボディブロック11’の底壁11a’から前記一面とは反対側に突出する筒状体12’と、ボディブロック11’の前記一面を覆う形でボディブロック11’に取り付けられたカバー20’と、筒状体12’の内部の液体充填部12a’に注入され筒状体12’の他端側から付加される圧力を圧力センサチップ1’の前記ダイヤフラム部に伝達する液体の圧力媒体A’とを備え、水圧等を検出する圧力センサが提案されている(特許文献1参照)。ここで、圧力媒体A’は、フッ素オイルやシリコンオイル等からなり、圧力センサチップ1’の前記ダイヤフラム部が水等と接触し汚染されることから保護する役割も果たす。
ここにおいて、ボディブロック11’の底壁11a’における筒状体12’が接続された部位には、筒状体12’側とは反対側に突出したリブが形成されており、前記リブおよび底壁11a’には、前記リブおよび底壁11a’それぞれを厚み方向に貫通する貫通孔11d’が貫設されている。また、前記リブには、筒状の台座13’が台座13’の下端面の全周に亘って接着剤により気密的に固着されており、当該台座13’上には、圧力センサチップ1’が凹部1b’の周部の全周に亘って接着剤により気密的に固着されている。ここに、筒状体12’の液体充填部12a’、貫通孔11d’および台座部13’の内側13d’が圧力媒体A’で充填されている。また、ボディブロック11’の外壁には、複数の端子5’が設けられている。
また、図5に示す構成の圧力センサの製造方法は、図6に示すように、圧力媒体A’を筒状体12’の液体充填部12a’に注入する注入工程を備える。図6に示す注入工程では、まず、圧力媒体A’が充填されていない圧力センサを真空中に置く或いは当該圧力センサが置かれた空間を真空引きする(図6(a)参照)。そして、底面が開放した略円錐形状であって頂部B1’に吐出用孔が設けられてからなる漏斗B’を使用して、真空中において、漏斗B’の頂部B1’を圧力センサの筒状体12’におけるボディブロック11’側とは反対側の端部に挿入し、別途設けられた計量手段(図示せず)により計量された規定量の圧力媒体A’を別途設けられた圧力媒体注入手段(図示せず)により漏斗B’に注入する(図6(b)参照)。ここに、漏斗B’に注入された圧力媒体A’の一部は、筒状体12’の液体充填部12a’に滴下するが、当該圧力媒体A’の大部分は、当該圧力媒体A’の表面張力により、漏斗B’の内側に貯留される。続いて、当該圧力センサを大気中に置く或いは当該圧力センサが置かれた空間を大気開放すると同時に、大気圧(図6(c)の矢印参照)により漏斗B’の内側に貯留した圧力媒体A’が筒状体12’の液体充填部12a’に注入される(図6(c)参照)。しかして、圧力媒体A’は、筒状体12’の液体充填部12a’の一部に充填される(図6(d)参照)。
ここにおいて、筒状体12’の液体充填部12a’へ注入する圧力媒体A’の前記規定量は、圧力センサに付加される圧力に所定時間内に規定の大きさの変動が生じた場合に、筒状体12’の液体充填部12a’から圧力媒体A’が流出するのを防止する観点から、筒状体12’の液体充填部12a’に圧力媒体A’を注入した際に、筒状体12’におけるボディブロック11’側とは反対側の端部に規定の大きさの空洞12f’が生じるように設定されている。
特開2000−346736号公報
しかしながら、図6に示す注入工程では、圧力媒体A’が漏斗B’の内側に貯留された状態で、大気圧により漏斗B’の内側に貯留した圧力媒体A’を筒状体12’の液体充填部12a’に注入するために、圧力センサを大気中に置く或いは当該圧力センサが置かれた空間を大気開放すると同時に、漏斗B’の周壁B2’と筒状体12’におけるボディブロック11’側とは反対側の端面の開口部12g’の内周部との当接部分に生じた隙間から空気が流入して、圧力媒体A’内に気泡が混入し、圧力センサの性能が低下することがあった。
また、図5に示す圧力センサの製造方法では、複数の圧力センサに対する圧力媒体A’の注入工程を同一の漏斗B’を使用して連続して行うことが一般的であり、複数の圧力センサのうちの1つの圧力センサに対して圧力媒体A’の注入工程を行った際に、漏斗B’内に圧力媒体A’が残存していると、次に注入工程を行う圧力センサの筒状体12’の液体充填部12a’に注入される圧力媒体A’が漏斗B’内に残存している圧力媒体A’の量だけ前記規定量を超えてしまうおそれがある。すると、筒状体12’におけるボディブロック11’側とは反対側の端部に生じる空洞12f’が、前記規定の大きさよりも小さくなり、圧力センサから圧力媒体A’が外部に流出するおそれがあった。つまり、図5に示した構成の圧力センサでは、圧力媒体A’の注入量のばらつきにより、品質が低下するおそれがあった。
本願発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、品質の良い圧力センサおよびその製造方法を提供することにある。
請求項1の発明は、厚み方向の一面側に凹部が形成され且つ凹部の底部がダイヤフラム部を構成する圧力センサチップと、周壁の一部に貫通孔が貫設され且つ当該貫通孔を塞ぐ形で圧力センサチップが配設されたボディブロックと、一端側がボディブロックの周壁に接続され且つ内部がボディブロックの前記貫通孔に連通する筒状体と、筒状体の他端側から付加される圧力を圧力センサチップのダイヤフラム部に伝達するとともに圧力センサチップを圧力検出対象による汚染から保護する液体の圧力媒体とを備え、筒状体の内部には、圧力媒体が筒状体のボディブロック側の端部を含む一部に充填される液体充填部と、液体充填部に対して筒状体の前記他端側に設けられ且つ容積が前記凹部の内部、前記貫通孔の内側および液体充填部からなる部分の合計の容積を超えないように設定され液体充填部に圧力媒体を注入する際に真空中で圧力媒体を一時的に貯留するための液体貯留部とを有し、真空中で圧力媒体注入手段により注入される圧力媒体を液体貯留部で貯留した後に、大気圧により圧力媒体を液体充填部に注入されてなることを特徴とする。
この発明によれば、筒状体の内部には、圧力媒体が筒状体のボディブロック側の端部を含む一部に充填される液体充填部と、液体充填部に対して筒状体の前記他端側に設けられ且つ液体充填部に圧力媒体を注入する際に圧力媒体を一時的に貯留するための液体貯留部とを有し、真空中で圧力媒体注入手段により圧力媒体を液体貯留部に注入して圧力媒体を液体貯留部に貯留した後に大気圧により圧力媒体を液体充填部に注入されてなることにより、液体充填部への圧力媒体の注入時に液体充填部内に気泡が生じるのを抑制することができるので、品質の良い圧力センサを提供することができる。また、真空中で筒状体に設けられた液体貯留部に圧力媒体を一時的に貯留することにより、圧力媒体注入手段および圧力センサとは別に、圧力媒体を一時的に貯留するための漏斗等の部材を使用する必要がないので、漏斗等の部材に圧力媒体が残存することによる圧力媒体の注入量のばらつきの発生を抑制することができるから、品質の良い圧力センサを提供することができるとともに、圧力センサの製造に必要な部材を減らすことにより製造コストの削減を図ることができる。また、液体貯留部の容積が、前記凹部の内部、前記貫通孔の内側および液体充填部からなる部分の合計の容積を超えないように設定されていることにより、圧力媒体を液体充填部に注入する際に圧力媒体が液体充填部から溢れるのを防止できるので、品質の良い圧力センサを提供することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記液体貯留部における前記液体貯留部と前記液体充填部との境界部に連続する少なくとも一部において、前記境界部から前記筒状体の前記他端側にかけて前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が漸次大きくなるように形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記液体貯留部における前記液体貯留部と前記液体充填部との境界部に連続する少なくとも一部において、前記境界部から前記筒状体の前記他端側にかけて前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が漸次大きくなるように形成されてなることにより、前記液体貯留部に貯留された前記圧力媒体が前記液体充填部に注入され易くなるので、前記液体充填部に前記圧力媒体を注入する際に、前記液体貯留部に前記圧力媒体が残存するのを抑制することができ、前記液体充填部への前記圧力媒体の注入量のばらつきを抑えることができるから、品質の良い圧力センサを提供することができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記液体貯留部における前記液体貯留部と前記液体充填部との境界部に連続する少なくとも一部において、前記筒状体の中心軸周りの周方向における全体に亘って形成され且つ前記筒状体の前記中心軸に平行な断面が円弧の一部から構成され且つ前記筒状体の前記他端側の前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が前記境界部側の前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積に比べて大きくなるように形成された曲面からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記液体貯留部における前記液体貯留部と前記液体充填部との境界部に連続する少なくとも一部において、前記筒状体の中心軸周りの周方向における全体に亘って形成され且つ前記筒状体の前記中心軸に平行な断面が円弧の一部から構成され且つ前記筒状体の前記他端側の前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が前記境界部側の前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積に比べて大きくなるように形成された曲面からなることにより、前記液体貯留部に貯留された圧力媒体が前記液体充填部に注入され易くなるので、前記液体充填部に圧力媒体を注入する際に、前記液体貯留部に前記圧力媒体が残存するのを抑制することができ、前記液体充填部への前記圧力媒体の注入量のばらつきを抑えることができるから、品質の良い圧力センサを提供することができる。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記筒状体における前記液体充填部が、前記筒状体の中心軸から当該中心軸方向とは直交する一方向に偏った形で形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記筒状体における前記液体充填部が、前記筒状体の中心軸から当該中心軸方向とは直交する一方向に偏った形で形成されてなることにより、圧力センサの外形を変更することなく前記ボディブロックの前記周壁において前記筒状部の内部が連通する前記貫通孔を形成する位置を変更することができるので、前記液体充填部に圧力媒体を注入する際に前記液体貯留部に前記圧力媒体が残存するのを抑制することができながらも、圧力センサの外形を変更することなく前記ボディブロックの内部における前記貫通孔を塞ぐ圧力センサチップの配置を変更して前記ボディブロックの内部にスペースを確保することができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4いずれか1項に記載の圧力センサの製造方法であって、前記圧力媒体を前記筒状体の前記液体充填部に注入する注入工程を備え、注入工程において、真空中で前記圧力媒体注入手段により注入される前記圧力媒体を前記液体貯留部で貯留した後に、大気圧により前記液体貯留部に貯留された前記圧力媒体を前記液体充填部に注入するために圧力センサの雰囲気を大気中とする工程を行うことを特徴とする。
この発明によれば、前記圧力媒体を前記筒状体の前記液体充填部に注入する注入工程において、真空中で前記圧力媒体注入手段により注入される前記圧力媒体を前記液体貯留部で貯留した後に、大気圧により前記液体貯留部に貯留された前記圧力媒体を前記液体充填部に注入するために圧力センサの雰囲気を大気中とする工程を行うことにより、前記圧力媒体注入手段および圧力センサとは別に、圧力媒体を一時的に貯留するための漏斗等を使用する必要がないので、複数の圧力センサに対して連続して注入工程を行う際に、注入工程時に前記部材の液体貯留部に残存した圧力媒体が後に注入工程を行う圧力センサの液体充填部に流入することによる圧力媒体の注入量のばらつきが発生しないから、品質の良い圧力センサを提供することができる。また、圧力センサとは別に、圧力媒体を一時的に貯留するための漏斗等を使用する必要がないので、製造を容易にすることができるとともに製造コストを低減することができる。
請求項1の発明によれば、筒状体が、筒状体の内部におけるボディブロック側とは反対側の端部に設けられ且つ液体充填部に圧力媒体を注入する際に圧力媒体を一時的に貯留するための液体貯留部を有することにより、液体充填部への圧力媒体の注入時に液体充填部内に気泡が生じるのを抑制することができるので、品質の良い圧力センサを提供することができる。
請求項5の発明によれば、前記圧力媒体を前記筒状体の前記液体充填部に注入する注入工程において、真空中で前記圧力媒体注入手段により注入される前記圧力媒体を前記液体貯留部で貯留した後に、圧力センサの雰囲気を大気中とする工程することにより、前記圧力媒体注入手段および圧力センサとは別に、前記圧力媒体を一時的に貯留するための漏斗等を使用する必要がないので、複数の圧力センサに対して連続して注入工程を行う際に、注入工程時に前記部材の液体貯留部に残存した圧力媒体が後に注入工程を行う圧力センサの液体充填部に流入することによる圧力媒体の注入量のばらつきが発生しないから、品質の良い圧力センサを提供することができる。
実施形態1の圧力センサの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態2の圧力センサの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態3の圧力センサの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 実施形態4の圧力センサの製造方法を説明するための主要工程断面図である。 従来例の圧力センサの一部破断した側面図である。 従来例の圧力センサの製造方法を説明するための主要工程断面図である。
(実施形態1)
本実施形態の圧力センサは、図1(d)に示すように、半導体基板(例えば、Si基板やSOI基板など)の厚み方向の一面側に形成された凹部1bの底部からなるダイヤフラム部1aと該ダイヤフラム部1aの撓みを検出する検出素子である複数のピエゾ抵抗(図示せず)とを有する圧力センサチップ1と、一面が開口する箱型に形成され圧力センサチップ1を収納するボディブロック11と、ボディブロック11の周壁の一部である底壁11aに接続されボディブロック11の底壁11aから前記一面側とは反対側に突出する筒状体12と、筒状体12におけるボディブロック11側の一端側とは反対側の他端側から付加される圧力を圧力センサチップ1のダイヤフラム部1aに伝達する液体の圧力媒体Aとを備える。なお、圧力媒体Aは、圧力センサチップ1が圧力検出対象である水等により圧力センサチップ1のダイヤフラム部1aが汚染されるのを防止する役割も果たす。
また、ボディブロック11には、ボディブロック11の前記一面を覆う形で合成樹脂からなるカバー20が取り付けられている。ダイヤフラム部1aの筒状部12側とは反対側であるボディブロック11とカバー20とで囲まれた空間は、大気圧に保たれており、筒状体12におけるボディブロック11側の一端側とは反対側の他端側から圧力が付加されると、当該圧力と大気圧との圧力差によりダイヤフラム部1aが撓む。このダイヤフラム部1aの撓み量を検出素子であるピエゾ抵抗が接続されたブリッジ回路(図示せず)の出力の変化量を読み取ることで、圧力センサチップ1のダイヤフラム部1aに伝達される圧力を検出する。
ボディブロック11は、合成樹脂により平面視円形状に形成され、外周縁には外側に向かって突出する外鍔部11bが形成されている。また、底壁11aの平面視における略中央部には、圧力センサチップ1が固着されるリブ11cが形成されている。また、リブ11cおよび底壁11aには、リブ11cおよび底壁11aそれぞれを厚み方向に貫通する貫通孔11dが貫設されている。貫通孔11dは、底壁11aに連続一体に形成された筒状体12の内部に連通している。リブ11cには、貫通孔11dを覆う形で圧力センサチップ1が凹部1bの周部の全周に亘って接着剤により気密的に固着されている。ボディブロック11の外鍔部11bには、複数の端子5が埋め込まれており、これらの端子5の一端部は、例えば、外部の制御装置等に電気的に接続されている。また、端子5の他端部は、ボディブロック11の内部に延出しており、当該他端部は、ボンディングワイヤ(図示せず)により、圧力センサチップ1の出力端子部(図示せず)に電気的に接続されている。しかして、圧力センサチップ1からの信号が外部の制御装置等に出力される。また、筒状体12の液体充填部12aに充填された圧力媒体Aとしては、例えば、フッ素オイルやシリコンオイルを使用することができる。
カバー20は、周縁部がボディブロック11の外鍔部11bの外周部全体から上側に突出した突出部11eの外周部に固着されている。
ところで、本実施形態の筒状体12の内部には、圧力媒体Aがボディブロック11側の一端部を含む一部に充填される液体充填部12aと、液体充填部12aに対して筒状体12の他端側に設けられ且つ容積が凹部1bの内部、貫通孔11dの内側および液体充填部12aからなる部分の合計の容積を超えないように設定され、液体充填部12aに圧力媒体Aを注入する際に圧力媒体Aを一時的に貯留するための液体貯留部12bとを有する。また、圧力媒体Aは、液体充填部12aのみに充填されている。
しかして、本実施形態の圧力センサは、真空中で圧力媒体注入手段により圧力媒体Aを液体貯留部12bに注入して圧力媒体Aを液体貯留部12bに貯留した後に大気圧により圧力媒体Aを液体充填部12aに注入されてなることにより、液体充填部12aへの大気圧により圧力媒体Aを液体充填部12aに注入する時に液体充填部12a内に気泡が生じるのを抑制することができるので、品質の良い圧力センサを提供することができる。また、液体貯留部12bの容積が凹部1bの内部、貫通孔11dの内側および液体充填部12aからなる部分の合計の容積を超えないように設定されていることにより、圧力媒体Aを液体充填部12aに注入する際に圧力媒体Aが液体充填部12aから溢れるのを防止できるので、品質の良い圧力センサを提供することができる。
本実施形態の圧力センサの製造方法は、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して半導体基板を加工することによりダイヤフラム部1aを形成した後に該ダイヤフラム部1aの圧力による撓みを検出するためのピエゾ抵抗からなる検出素子を形成することにより圧力センサチップ1を作製する圧力センサチップ作製工程と、ボディブロック11、および一端側がボディブロック11の底壁11aに連続する筒状体12を樹脂成形により一体成形品として作製するボディブロック作製工程と、ボディブロック11の前記一面を覆うカバー20を樹脂成形により作製するカバー作製工程とを含む。ここで、圧力センサチップ作製工程と、ボディブロック作製工程と、カバー作製工程とは並行して行うことができる。圧力センサチップ作製工程、ボディブロック作製工程およびカバー作製工程を行った後に、ボディブロック11の底壁11aに貫設された貫通孔11dに圧力センサチップ1を、圧力センサチップ1の凹部1bが形成された一面側を貫通孔11dに対向させて貫通孔11dを塞ぐ形で、底壁11aのリブ11c上に接着材により固着して圧力センサチップ1とリブ11cとのを封じる第1の組立工程を行い、その後、ボディブロック11の外鍔部11eの外周部にカバー20を固着する第2の組立工程を行い、続いて、筒状体12の液体充填部12aに圧力媒体Aを注入する注入工程とを備えている。なお、第1の組立工程の後にカバー作製工程を行い、その後、第2の組立工程を行ってもよい。
注入工程では、まず、圧力媒体Aが充填されていない圧力センサを真空中に置く或いは当該圧力センサが置かれた空間を真空引きする(図1(a)参照)。そして、真空中において、圧力媒体注入手段(図示せず)により、圧力センサの筒状体12の液体貯留部12bに圧力媒体Aを注入する(図1(b)参照)。ここに、液体貯留部12bに注入された圧力媒体Aの一部は、筒状体12の液体充填部12aの内部に滴下するが、当該圧力媒体Aの大部分は、当該圧力媒体Aの表面張力により、液体貯留部12bの内側に貯留される。続いて、大気圧により液体貯留部12bに貯留された圧力媒体Aを液体充填部12aに注入するために、当該圧力センサを大気中に置く或いは当該圧力センサが置かれた空間を大気開放することにより、圧力センサの雰囲気を大気中とする。ここで、当該圧力センサの雰囲気を大気中とすると同時に、大気圧(図1(c)の矢印D)によって、液体貯留部12bに塗布された圧力媒体Aが筒状体12の液体充填部12aに注入され(図1(c)参照)、液体充填部12aに圧力媒体Aが充填される(図1(d)参照)。
しかして、圧力媒体Aを筒状体12の液体充填部12aに注入する前記注入工程において、真空中で筒状体12に形成された液体貯留部12bに圧力媒体Aを一時的に貯留することにより、従来例のように、前記圧力媒体注入手段および圧力センサとは別に、圧力媒体Aを一時的に貯留するための液体貯留部12bを有する部材である漏斗B’(図6参照)を使用する必要がないので、複数の圧力センサに対して連続して前記注入工程を行う際に、前記注入工程時に漏斗B’に残存した圧力媒体Aが後に前記注入工程を行う圧力センサの液体充填部12aに流入することによる圧力媒体Aの注入量のばらつきが発生しないから、品質の良い圧力センサを提供することができる。更に、圧力センサとは別に、圧力媒体Aを一時的に貯留するための漏斗B’を使用する必要がないので、製造を容易にすることができるとともに製造コストを低減することができる。
(実施形態2)
本実施形態の圧力センサの基本構成は、実施形態1と略同じであり、図2に示すように、液体貯留部12bにおける液体貯留部12bと液体充填部12aとの境界部を含む内周面のうち液体貯留部12bにおける液体充填部12aとの境界部から筒状体12の長手方向における他端から筒状体12の中心軸方向に規定寸法だけ液体充填部12a側(奥側)に位置する部位との間の部位において、前記境界部から筒状体12の前記他端側ほど筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が漸次大きくなるように形成されている点が実施形態1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、液体貯留部12bに貯留された圧力媒体Aが液体充填部12aに注入され易くなるので、液体充填部12aに圧力媒体Aを注入する際に、液体貯留部12bに圧力媒体Aが残存するのを抑制することができ、液体充填部12aへの圧力媒体Aの注入量のばらつきを抑えることができるから、品質の良い圧力センサを提供することができる。
(実施形態3)
本実施形態の圧力センサの基本構成は、実施形態1と略同じであり、図3に示すように、液体貯留部12bにおける液体貯留部12bと液体充填部12aとの境界部に連続する一部において、筒状体12の中心軸周りの周方向における全体に亘って形成され且つ筒状体12の前記中心軸に平行な断面が円弧の一部から構成され且つ筒状体12の前記他端側の筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が前記境界部側の筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積に比べて大きくなるように形成された曲面からなる点が実施形態1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、液体貯留部12bに貯留された圧力媒体Aが液体充填部12aに注入され易くなるので、液体充填部12aに圧力媒体Aを注入する際に、液体貯留部12bに圧力媒体Aが残存するのを抑制することができ、液体充填部12aへの圧力媒体Aの注入量のばらつきを抑えることができるから、品質の良い圧力センサを提供することができる。
(実施形態4)
本実施形態の圧力センサの基本構成は、実施形態1と略同じであり、図4に示すように、筒状体12における液体充填部12aが、筒状体12の中心軸から当該中心軸方向とは直交する一方向に偏った部位に形成され、液体貯留部12bにおける液体貯留部12bと液体充填部12aとの境界部を含む内周面のうち液体貯留部12bにおける液体充填部12aとの境界部から筒状体12の長手方向における他端から筒状体12の中心軸方向に規定寸法だけ液体充填部12a側(奥側)に位置する部位との間の部位が、前記境界部から筒状体12の前記他端側ほど筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が漸次大きくなるように形成されている点が実施形態1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、圧力センサの外形を変更することなくボディブロック11の底壁11aにおいて筒状部12の内部が連通する貫通孔11dを形成する位置を変更することができるので、液体充填部12aに圧力媒体Aを注入する際に液体貯留部12bに圧力媒体Aが残存するのを抑制することができながらも、圧力センサの外形を変更することなくボディブロック11内における貫通孔11dを塞ぐ圧力センサチップ1の配置を変更してボディブロック11の内部にスペースを確保することができる。
なお、本実施形態では、液体貯留部12bにおける液体貯留部12bと液体充填部12aとの境界部を含む内周面のうち液体貯留部12bにおける液体充填部12aとの境界部から筒状体12の長手方向における他端から筒状体12の中心軸方向に規定寸法だけ液体充填部12a側(奥側)に位置する部位との間の部位が、前記境界部から筒状体12の前記他端側ほど筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が大きくなるように形成されている例について説明したが、これに限定されるものではなく、実施形態3の圧力センサのように、液体貯留部12bの筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が液体充填部12aの筒状体12の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積よりも大きくなるように形成されてなり、液体貯留部12bにおける液体貯留部12bと液体充填部12aとの境界部に連続する少なくとも一部において、筒状体12の中心軸周りの周方向における全体に亘って形成され且つ筒状体12の前記中心軸に平行な断面が円弧の一部から構成される曲面状に形成されてなるものであってもよい。
1 圧力センサチップ
1a ダイヤフラム部
1b 凹部
11 ボディブロック
11a 底壁(周壁)
11d 貫通孔
12 筒状体
12a 液体充填部
12b 液体貯留部
A 圧力媒体

Claims (5)

  1. 厚み方向の一面側に凹部が形成され且つ凹部の底部がダイヤフラム部を構成する圧力センサチップと、周壁の一部に貫通孔が貫設され且つ当該貫通孔を塞ぐ形で圧力センサチップが配設されたボディブロックと、一端側がボディブロックの周壁に接続され且つ内部がボディブロックの前記貫通孔に連通する筒状体と、筒状体の他端側から付加される圧力を圧力センサチップのダイヤフラム部に伝達するとともに圧力センサチップを圧力検出対象による汚染から保護する液体の圧力媒体とを備え、筒状体の内部には、圧力媒体が筒状体のボディブロック側の端部を含む一部に充填される液体充填部と、液体充填部に対して筒状体の前記他端側に設けられ且つ容積が前記凹部の内部、前記貫通孔の内側および液体充填部からなる部分の合計の容積を超えないように設定され液体充填部に圧力媒体を注入する際に真空中で圧力媒体を一時的に貯留するための液体貯留部とを有し、真空中で圧力媒体注入手段により注入される圧力媒体を液体貯留部で貯留した後に、大気圧により圧力媒体を液体充填部に注入されてなることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記液体貯留部における前記液体貯留部と前記液体充填部との境界部に連続する少なくとも一部において、前記境界部から前記筒状体の前記他端側にかけて前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が漸次大きくなるように形成されてなることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  3. 前記液体貯留部における前記液体貯留部と前記液体充填部との境界部に連続する少なくとも一部において、前記筒状体の中心軸周りの周方向における全体に亘って形成され且つ前記筒状体の前記中心軸に平行な断面が円弧の一部から構成され且つ前記筒状体の前記他端側の前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積が前記境界部側の前記筒状体の延長方向とは直交する断面の開口部分の面積に比べて大きくなるように形成された曲面からなることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  4. 前記筒状体における前記液体充填部が、前記筒状体の中心軸から当該中心軸方向とは直交する一方向に偏った形で形成されてなることを特徴とする請求項2または請求項3記載の圧力センサ。
  5. 請求項1ないし請求項4いずれか1項に記載の圧力センサの製造方法であって、前記圧力媒体を前記筒状体の前記液体充填部に注入する注入工程を備え、注入工程において、真空中で前記圧力媒体注入手段により注入される前記圧力媒体を前記液体貯留部で貯留した後に、大気圧により前記液体貯留部に貯留された前記圧力媒体を前記液体充填部に注入するために圧力センサの雰囲気を大気中とする工程を行うことを特徴とする圧力センサの製造方法。
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