JP2010256152A - 時計 - Google Patents

時計 Download PDF

Info

Publication number
JP2010256152A
JP2010256152A JP2009106042A JP2009106042A JP2010256152A JP 2010256152 A JP2010256152 A JP 2010256152A JP 2009106042 A JP2009106042 A JP 2009106042A JP 2009106042 A JP2009106042 A JP 2009106042A JP 2010256152 A JP2010256152 A JP 2010256152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crown
winding stem
timepiece
winding
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009106042A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruka Takeuchi
遥 竹内
Ikuhiro Uchiyama
行宏 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009106042A priority Critical patent/JP2010256152A/ja
Publication of JP2010256152A publication Critical patent/JP2010256152A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

【課題】耐衝撃性に優れた文字板を備える時計を提供すること。
【解決手段】時計1は、ケース3と、ケース3に回転自在に支持された竜頭6と、ケース
3内に収容されたムーブメント4に回転自在に支持された巻真7と、竜頭6と巻真7とを
連結させて当該竜頭6の回転を巻真7に伝達する軸状の弾性部材8とを備える。このよう
な時計1では、竜頭6と巻真7とを連結させて竜頭6の回転を巻真7に伝達するコイルば
ね8を備えるので、衝撃によってケース3とムーブメント4とが位置ずれ、ひいては竜頭
6と巻真7の位置ずれを吸収できる。従って、衝撃によって巻真7に剪断方向の応力が生
じることはなく、巻真7の耐衝撃性を格段に向上させることができて、巻真7の折れを確
実に防ぐことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、時計に係り、特に巻真を衝撃から保護するための耐衝撃構造に関する。
従来、時計内部のムーブメントを交換する際に、竜頭と交換後のムーブメントとの間に
ずれが生じても、容易に対処できる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような時計では、ケースのうち少なくとも竜頭の軸の通過孔が含まれる部分をケー
スの胴部に対して着脱可能な外胴部として構成することにより、ムーブメントの交換に起
因してずれたとしても、外胴部を取り換えることによってずれを吸収することができる。
特開2006−112832号公報
ところで、特許文献1に記載のように、外胴部を着脱可能とすることで、竜頭とムーブ
メントのずれを補正する従来の構成では、部品交換時のみ補正を行うため、時計の使用中
のずれを補正できないという問題がある。
この他に、巻真パイプと竜頭との間にコイルばねを配置した時計も知られているが、こ
のようなコイルばねは、竜頭が押下された場合に竜頭を押下前の位置に向けて付勢させ、
押下されなくなると自動的に押下前の位置に復帰させる自動復帰機構を実現するためのも
のであり、竜頭に加わった衝撃が巻真に伝達されるのを防止する効果はない。
本発明は、上記のような問題に鑑みて、巻真の耐衝撃性を格段に向上させることができ
る時計を提供することを目的とする。
本発明の時計は、ケースと、前記ケースに回転自在に支持された竜頭と、前記ケース内
に収容されたムーブメントに回転自在に支持された巻真と、前記竜頭と前記巻真とを連結
させて当該竜頭の回転を前記巻真に伝達する軸状の弾性部材とを備えていることを特徴と
する。
本発明によれば、竜頭と巻真とを連結させて当該竜頭の回転を前記巻真に伝達する軸状
の弾性部材を備えるので、通常使用時には、弾性部材によって竜頭と巻真の位置ずれ、ひ
いてはケースとムーブメントの位置ずれを吸収でき、衝撃によってそれらが位置ずれした
場合でも、巻真に剪断方向の応力が生じることはなく、巻真の耐衝撃性を格段に向上させ
ることができる。
また、竜頭の引き操作を行った場合でも、竜頭と巻真とが弾性部材にて連結されている
ため、弾性部材によって竜頭の回転を巻真に伝達させることができ、一般的な時計と同様
な操作にて時刻修正やカレンダー修正を行える。
また、本発明の時計では、前記弾性部材の軸方向の途中には、径方向の外方に延出した
延出部が設けられ、前記ケースの内部には、前記竜頭の引き操作および戻し操作により前
記延出部が乗り越えて移動する接触片が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、延出部が接触片を乗り越えなければ移動することができず、竜頭が
ロックされた状態となるため、ロック機能を容易に設けることができる。
また、本発明の時計では、前記弾性部材はコイルばねであることが好ましい。
この発明によれば、竜頭の引き操作を行った場合でも、コイルばねの撓みにより変位が
吸収されるので、巻真に剪断力がかかることを防止できる。
本発明によれば、竜頭と巻真とを連結させる弾性部材を備えることにより、弾性部材が
位置ずれを吸収し、巻真の耐衝撃性を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る時計の正面図である。 本発明の第一実施形態に係る時計の要部を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る時計の要部を示す断面図である。 本発明の変形例における時計の要部を示す断面図である。
[第一実施形態]
以下、本発明に係る第一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る時計1の正面図である。図2は、本実施形態に係る時計1の
要部を示す断面図である。
図1および図2において、時計1は、例えば複数の指針2を有した機械時計、電子時計
、電子制御式機械時計などであり、ケース3と、ケース3内に配置されて指針2が取り付
けられるムーブメント4と、ムーブメント4の図2中の上方側に取り付けられる文字板5
とを備え、文字板5がケース3を構成する見切り31の下面に当接されている。
ケース3の上方側の開口部分は縁部材32に取り付けられた風防ガラス33で塞がれ、
下方側の開口部分は裏蓋34で塞がれている。ケース3の側部外方には、竜頭6が回転自
在に支持されている。ムーブメント4には、一端が回転自在に支持された巻真7が設けら
れている。巻真7の軸方向は、竜頭6に一体に設けられた竜頭軸61の軸方向と同じであ
る。竜頭軸61と巻真7との間には、弾性部材であるコイルばね8が設けられており、コ
イルばね8を介して竜頭6と巻真7とは連結される。この竜頭6を操作することで時刻修
正等が行われる。
ケース3には内外を貫通する貫通孔35が設けられている。貫通孔35には巻真パイプ
36が圧入され、巻真パイプ36内に竜頭6の竜頭軸61が挿入されている。竜頭軸61
と巻真パイプ36との間には、止水機能を有した樹脂リング9が巻真パイプ36側に係止
されて取り付けられている。この樹脂リング9により、竜頭6と巻真パイプ36との軸中
心を一致させることも可能である。
このような竜頭軸61の先端側(ムーブメント4側)には、竜頭側挿入穴62が設けら
れている。この竜頭側挿入穴62にはコイルばね8の外方側の端部が挿入され、圧入や接
着等の適宜な固定手段にて固定されている。
巻真7の先端側(竜頭6側)には、巻真側挿入穴71が設けられており、この巻真側挿
入穴71にはコイルばね8の内方側の端部が挿入され、やはり適宜な固定手段にて固定さ
れている。
コイルばね8は、竜頭6が引き出されていない(0段)の時には、付勢力が生じていな
い状態で収容されている。コイルばね8のばね定数は、竜頭6が引き出された(1段およ
び2段)り戻されたりした場合でも、コイルばね8が伸縮せず、また、竜頭6を回転させ
てもねじれない程度に高く設定されている。一方、コイルばね8のばね定数は、外部から
の衝撃に対して径方向には自由に撓むように設定されている。
以下には、竜頭6および巻真7と、竜頭6と巻真7とを連結させるコイルばね8の組付
手順を説明する。
まず、巻真7の巻真側挿入穴71にコイルばね8の内方側の端部を連結させ、竜頭軸6
1の竜頭側挿入穴62にコイルばね8の外方側の端部を連結させて取り付ける。
さらに、ケース3の貫通孔35には巻真パイプ36を圧入しておく。そして、巻真7お
よびコイルばね8が取り付けられた竜頭6を巻真パイプ36内に挿入し、最後に、巻真7
の先端をムーブメント4に挿入し、図示しないおしどりにて係止させる。
コイルばね8は、竜頭軸61および巻真7に連結固定されているので、コイルばね8が
竜頭軸61および巻真7から外れて動くことはなく、竜頭6の引き操作および戻し操作に
合わせて動く。つまり、竜頭6を引いたときには、コイルばね8は軸方向に伸びることな
く移動し、竜頭6を回転させることでコイルばね8は竜頭6の動きに強制されて回転方向
に回る。そして、竜頭6を戻したときには、コイルばね8は軸方向に縮むことなく移動し
、巻真7も元の位置に戻る。
以上の本実施形態によれば、以下の効果がある。
すなわち、本実施形態の時計1では、竜頭6と巻真7とを連結させて竜頭6の回転を巻
真7に伝達するコイルばね8を備えるので、衝撃によってケース3とムーブメント4とが
位置ずれしても、その位置ずれをコイルばね8が撓むことで吸収でき、ひいては竜頭6と
巻真7の位置ずれを吸収できる。従って、衝撃によって巻真7に剪断方向の応力が生じる
ことはなく、巻真7の耐衝撃性を格段に向上させることができて、巻真7の折れを確実に
防ぐことができる。
コイルばね8は、竜頭6を引いたときや戻したときに容易に伸縮しないようばね定数が
設定されているので、巻真7をムーブメント4から引き出したり戻したりする操作を一般
的な時計と同様に行える。そして、コイルばね8のばね定数は、竜頭6を回転させてもね
じれることなく、竜頭6と一体で回転する硬さに設定されているため、竜頭6の回転を巻
真7に確実に伝達でき、時刻修正やカレンダー修正を支障なく行え、使い勝手を良好にで
きる。
[第二実施形態]
次に本発明に係る第二実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態において、
前記第一実施形態の時計1と同一の構成については同符号を付し、その説明を簡略もしく
は省略する。
図3は、本実施形態に係る時計1の要部を示す拡大断面図である。
図3に示す時計1のコイルばね8は、一部のコイル径が大きくなるように径違いに形成
されており、軸方向の一部が径方向の外方に延出する延出部8Aとなっている。また、巻
真パイプ36の先端側(ムーブメント4側)の内側には、リング状の接触片10が設けら
れている。その他の構成は、前記第一実施形態と同じである。
本実施形態の時計1においても、前記第一実施形態と同様の作用効果を奏することがで
きる。
さらに、本実施形態では、竜頭6の段引き操作を行ったときに、接触片10を乗り越え
てコイルばね8の延出部8Aが移動するので、不用意に竜頭6が引き出されないようにロ
ックできる。また、例えば、延出部8Aが接触片10を乗り越える際の感触を出すことで
、クリック感が生じるため、利用者が段引き操作していることをわかり易くでき、操作性
を良好にできる。
[変形例]
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成でき
る範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、竜頭6と巻真7とを連結させる弾性部材としてコイルば
ね8を用いたが、コイルばね8に限らない。軸方向の衝撃を和らげる弾性部材であれば、
ゴム部材等であってもよい。
また、前記第二実施形態では、コイルばね8の一部のコイル径が大きくなるように径違
いに形成することで、延出部8Aを設けたが、コイル径が同じコイルばね8にリング状の
部材を連結させて延出部8Aを形成してもよい。
このとき、前記第二実施形態のように、接触片10にて巻真パイプ36の内周縁を全周
にわたって連続して覆ってもよいが、周方向に沿って断続的となるように、複数箇所を間
隔を空けて覆うような構成としてもよい。また、接触片10を上側と下側の2箇所のみに
設けるような構成としてもよい。つまり、接触片10が、竜頭6の段引き操作により延出
部8Aが乗り越えて移動するような構成であれば本発明に含まれるのであり、全周にわた
って連続して覆うか否かは問わない。
また、接触片10が、ゴム部材のような弾性を有する部材で構成されている場合には、
接触片10を乗り越えてコイルばね8の延出部8Aが移動することによる接触片10の破
損を防止できる。
また、図4に示すように、コイルばね8の長さをより短く設定して、常に竜頭6を内方
に付勢させた状態で収容してもよい。この場合、竜頭6はケース3の内方側に引き付けら
れるので、竜頭6とケース3との間の隙間をなくすことができ、意匠性を良好にできる。
これに伴い、隙間をなくすために行っていた巻真7の丈詰め等の微調整が不要となり、製
造過程における工数を減らすことができるうえ、不用意に竜頭6が外方に引き出されてし
まうことを防止できる。ただし、短く設定したコイルばね8を用いる場合には、組付け時
において巻真7の先端をムーブメント4に挿入させた際に巻真7の先端側の溝等をおしど
りにて確実に届かせて係止させる構成が必要である。
さらに、前記各実施形態では、コイルばね8の組付手順を、巻真7の巻真側挿入穴71
にコイルばね8の内方側の端部を連結させてから、竜頭軸61の竜頭側挿入穴62にコイ
ルばね8の外方側の端部を連結させて取り付けるとしたが、先に竜頭軸61にコイルばね
8を連結させてから、巻真7に連結させてもよい。
1…時計、2…指針、3…ケース、4…ムーブメント、5…文字板、6…竜頭、7…巻
真、8…コイルばね、9…樹脂リング、36…巻真パイプ、61…竜頭軸。

Claims (3)

  1. ケースと、
    前記ケースに回転自在に支持された竜頭と、
    前記ケース内に収容されたムーブメントに回転自在に支持された巻真と、
    前記竜頭と前記巻真とを連結させて当該竜頭の回転を前記巻真に伝達する軸状の弾性部
    材とを備えている
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記弾性部材の軸方向の途中には、径方向の外方に延出した延出部が設けられ、
    前記ケースの内部には、前記竜頭の引き操作および戻し操作により前記延出部が乗り越
    えて移動する接触片が設けられている
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の時計において、
    前記弾性部材はコイルばねである
    ことを特徴とする時計。
JP2009106042A 2009-04-24 2009-04-24 時計 Withdrawn JP2010256152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009106042A JP2010256152A (ja) 2009-04-24 2009-04-24 時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009106042A JP2010256152A (ja) 2009-04-24 2009-04-24 時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010256152A true JP2010256152A (ja) 2010-11-11

Family

ID=43317237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009106042A Withdrawn JP2010256152A (ja) 2009-04-24 2009-04-24 時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010256152A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061684A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 カシオ計算機株式会社 スイッチ装置、時計、及びスイッチ装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061684A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 カシオ計算機株式会社 スイッチ装置、時計、及びスイッチ装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7591582B2 (en) Watch and crown used in this watch
JP5440886B2 (ja) スイッチ装置及び腕時計
JP6578975B2 (ja) 回転ベゼル付時計
JP5249137B2 (ja) 時打ち機構を含む時計
JP2008076068A (ja) 携帯時計
JP2018151254A (ja) りゅうずロック機構付き時計
JP6891622B2 (ja) 機械部品及び時計
JP6591635B2 (ja) 時計用プッシュボタン装置
JP2017161511A (ja) 輪列規正機構、ムーブメントおよび機械式時計
JP6370178B2 (ja) 日曜回し車、カレンダ機構、時計用ムーブメント及び時計
JP5331842B2 (ja) 腕時計用のクラウン
JP5839294B2 (ja) スイッチ装置および時計
JP6666979B2 (ja) 時計ムーブメントの機能のための修正機構
CN110083044B (zh) 机芯和钟表
JP2010256152A (ja) 時計
JP2005127815A (ja) 携帯時計
US20040100869A1 (en) Push-piece control device for a watch
JP2009085284A (ja) ピン連結構造及びそれを有する変速機の操作装置
JP7299115B2 (ja) 輪列規正機構、時計用ムーブメントおよび時計
JP7240877B2 (ja) 時差修正機構及び時差修正機構付時計
JP2010243343A (ja) 時計
JP2002234295A (ja) キャップ位置決め構造
CN106970514B (zh) 定位杆机构、机芯以及钟表
JP2006266700A (ja) 時計
JP5389737B2 (ja) 時計のボタンロック機構、該機構を備えた時計用ムーブメント及び該ムーブメントを備えた時計

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120703