JP2010255824A - ハイブリッド式建設機械及びその油圧制御装置 - Google Patents

ハイブリッド式建設機械及びその油圧制御装置 Download PDF

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浩之 塚本
Takashi Kubo
隆 久保
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Abstract

【課題】ロードセンシング方式を採用して電動油圧ポンプをより有効に活用するパラレルハイブリッド式建設機械の制御装置を提供すること。
【解決手段】パラレルハイブリッド式建設機械のための油圧制御装置100は、原動機10によって駆動される油圧ポンプ20と、発電機11が発電した電力によって駆動される電動油圧ポンプ21と、油圧アクチュエータ7〜9のそれぞれにおける圧油の流量を制御する複数の流量制御弁30〜32と、各流量制御弁30〜32の前後の圧力差を所定値に維持する圧力補償弁33〜35と、流量制御弁30〜32に対する圧油の供給源として油圧ポンプ20と電動油圧ポンプ21とを切り替える切り替え手段60〜65と、油圧アクチュエータ7〜9のそれぞれにおける負荷圧力に応じて切り替え手段60〜65のそれぞれを制御する制御手段70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、原動機の駆動力とその原動機によって駆動される発電機が発電した電力とで各種油圧アクチュエータを動作させるパラレルハイブリッド式建設機械及びその油圧制御装置に関し、特に、ロードセンシング方式を採用したパラレルハイブリッド式建設機械及びその油圧制御装置に関する。
従来、原動機で第一及び第二の油圧ポンプと発電機とを駆動し、第一の油圧ポンプが吐出する圧油をアーム用アクチュエータに供給し、第二の油圧ポンプが吐出する圧油をバケット用アクチュエータに供給すると共に、その発電機又はその発電機が発生させた電力を蓄えるバッテリの電力で電動油圧ポンプを駆動し、電動油圧ポンプが吐出する圧油をブーム用アクチュエータに供給する構成としたハイブリッド式の建設機械が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、特許文献1は、これら第一及び第二の油圧ポンプの吐出量がロードセンシング方式、ポジティブコントロール方式、又はネガティブコントロール方式に基づくポンプ容量制御により制御され得ることを開示する(特許文献1の段落[0024]参照。)。
特開2002−322682号公報
しかしながら、特許文献1の建設機械は、電動油圧ポンプをブーム用アクチュエータ専用とするので電動油圧ポンプの活用が不十分であり、また、第一及び第二の油圧ポンプのポンプ容量制御にロードセンシング方式を採用できるとするもののその具体的な構成を何ら開示していない。
そこで、本発明は、ロードセンシング方式を採用して電動油圧ポンプをより有効に活用するパラレルハイブリッド式建設機械及びその油圧制御装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る油圧制御装置は、原動機の駆動力と該原動機によって駆動される発電機が発電した電力とで複数の油圧アクチュエータを動作させるパラレルハイブリッド式建設機械のための油圧制御装置であって、前記原動機によって駆動される油圧ポンプと、前記発電機が発電した電力によって駆動される電動油圧ポンプと、前記油圧アクチュエータのそれぞれにおける圧油の流量を制御する複数の流量制御弁であり、各流量制御弁の前後の圧力差を所定値に維持する圧力補償弁をそれぞれ伴う複数の流量制御弁と、前記流量制御弁に対する圧油の供給源として前記油圧ポンプと前記電動油圧ポンプとを切り替える切り替え手段と、前記油圧アクチュエータのそれぞれにおける負荷に応じて前記切り替え手段のそれぞれを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係る油圧制御装置であって、前記制御手段は、負荷が最大となる油圧アクチュエータに対応する一の流量制御弁に対する圧油の供給源を前記電動油圧ポンプに切り替え、他の油圧アクチュエータに対応する流量制御弁のそれぞれに対する圧油の供給源を前記油圧ポンプに切り替えることを特徴とする。
また、第三の発明は、第二の発明に係る油圧制御装置であって、前記他の油圧アクチュエータのうちの最大負荷圧力に応じて前記油圧ポンプの吐出量を調整する吐出量調整手段を更に備えることを特徴とする。
また、第四の発明は、第三の発明に係る油圧制御装置であって、前記制御手段は、前記原動機の出力を、前記他の油圧アクチュエータの負荷に見合う出力に調整することを特徴とする。
また、第五の発明は、第二乃至第四の何れかの発明に係る油圧制御装置であって、前記発電機は、電動機としても機能し、前記制御手段は、前記他の油圧アクチュエータの負荷が前記原動機の出力を上回る場合に前記発電機を電動機として機能させ前記原動機をアシストさせることを特徴とする。
また、第六の発明は、第五の発明に係る油圧制御装置であって、前記制御手段は、前記発電機が発電した電力を蓄える蓄電装置の蓄電状態と、前記電動油圧ポンプを所望の回転速度で回転させるのに必要な電力と、前記発電機を電動機として機能させ前記原動機をアシストさせるのに必要な電力とに基づいて、前記電動油圧ポンプ及び前記発電機のそれぞれに対する電力の供給を制御することを特徴とする。
また、第七の発明は、第六の発明に係る油圧制御装置であって、前記制御手段は、前記電動油圧ポンプに対する電力の供給を優先させることを特徴とする。
また、第八の発明は、第一乃至第七の何れかの発明に係る油圧制御装置を備えたハイブリッド式建設機械である。
上述により、本発明は、ロードセンシング方式を採用して電動油圧ポンプをより有効に活用するパラレルハイブリッド式建設機械及びその油圧制御装置を提供することができる。
本発明に係る油圧制御装置を備えたハイブリッド式建設機械の構成例を示す図である。 本発明に係る油圧制御装置の第一実施例の油圧回路図である。 最大負荷、総負荷、及び残余負荷を導き出す手順を説明するための図である。 制御内容決定処理の流れを示すフローチャートである。 原動機省力制御における処理の流れを示すフローチャートである。 ブームシリンダが最大負荷となる場合における油圧制御装置の状態を示す回路図である。 第一原動機アシスト制御における処理の流れを示すフローチャートである。 第二原動機アシスト制御における処理の流れを示すフローチャートである。 原動機増力制御における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る油圧制御装置の第二実施例の油圧回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る油圧制御装置を備えたハイブリッド式建設機械である油圧ショベルの構成例を示す図である。図1において、油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2の上に、旋回機構を介して、上部旋回体3をX軸周りに旋回自在に搭載している。
また、上部旋回体3は、前方中央部に、バケット4、アーム5及びブーム6、並びに、これらを駆動する油圧アクチュエータとしてのバケットシリンダ7、アームシリンダ8及びブームシリンダ9から構成される掘削アタッチメントを備える。
図2は、本発明に係る油圧制御装置の第一実施例の油圧回路図であり、機械的結合を二重線で示し、圧油管路を実線で示し、制御圧管路を破線で示し、制御電流線を斜線付きの線で示す。
油圧制御装置100は、エンジン10によって駆動される油圧ポンプ20、又は、電動機16によって駆動される電動油圧ポンプ21が吐出する圧油をバケットシリンダ7、アームシリンダ8、及びブームシリンダ9に選択的に供給して掘削アタッチメントを動作させるようにする装置である。
エンジン10は、燃料を燃焼させて動力(回転力)を発生させる原動機であり、例えば、所定の回転数で回転するディーゼルエンジンであって、その出力軸を動力分配機構12の第一軸(後述)に連結し発生させた回転力を動力分配機構12に伝達する。
発電電動機11は、蓄電装置14に蓄えられた電力を用いて動力(回転力)を発生させる電動機であり、その出力軸を動力分配機構12の第二軸(後述)に連結し発生させた回転力を動力分配機構12に伝達する。
また、発電電動機11は、発電機としても機能し(以下、発電機として機能する場合を「発電機モード」とする。)、電動機として機能する(以下、電動機として機能する場合を「電動機モード」とする。)場合とは反対に、動力分配機構12の第二軸を介してその出力軸に伝えられるエンジン10による回転力によって駆動されて交流電力を発電し、インバータ13を介してその発電した電力を直流電力に変換して蓄電装置14に充電する。
動力分配機構12は、動力を分配するための機構であり、例えば、エンジン10の出力軸に連結される第一軸、発電電動機11の出力軸に連結される第二軸、及び、油圧ポンプ20の入力軸に連結される第三軸を有し、エンジン10が発生させた回転力を発電電動機11及び油圧ポンプ20に分配して伝え、発電電動機11に発電を行わせ、且つ、油圧ポンプ20に圧油を吐出させる。
また、動力分配機構12は、エンジン10が発生させた回転力、及び、電動機モードにある発電電動機11が発生させた回転力を油圧ポンプ20に伝え、油圧ポンプ20に圧油を吐出させるようにしてもよい。
インバータ13は、交流電力と直流電力とを相互に変換するための装置であり、例えば、発電機モードにある発電電動機11が発電した交流電力を直流電力に変換し蓄電装置14がその直流電力を蓄電できるようにする。
また、インバータ13は、発電電動機11が電動機として機能するよう、蓄電装置14に蓄えられた直流電力を交流電力に変換して発電電動機11に供給する。
蓄電装置14は、電力を蓄えるための装置であり、例えば、電気二重層キャパシタ、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等である。
インバータ15は、インバータ13と同様、交流電力と直流電力とを相互に変換するための装置であり、例えば、電動機16を回転させるため、蓄電装置14に蓄えられた直流電力を交流電力に変換して電動機16に供給する。
また、インバータ15は、電動油圧ポンプ21の回生運転により電動機16が発生させる交流電力を直流電力に変換し蓄電装置14がその直流電力を蓄電できるようにする。
電動機16は、電力を用いて回転力を発生させるための装置であり、例えば、発電電動機11が発電した電力、又は、蓄電装置14に蓄えられた電力を用いて電動油圧ポンプ21を回転させるための回転力を発生させる。
油圧ポンプ20は、一回転当たりの吐出量(cc/rev)が可変である可変容量型のポンプであり、電磁比例減圧弁66(後述)の二次圧に応じて動作するレギュレータ67(後述)によってその吐出量が制御される。
電動油圧ポンプ21は、一回転当たりの吐出量(cc/rev)が可変である電動ポンプであり、電動機16によってその吐出量が制御される。
流量調整弁30〜32はそれぞれ、油圧ポンプ20又は電動油圧ポンプ21が吐出する圧油をバケットシリンダ7、アームシリンダ8、又はブームシリンダ9へ供給し、また、バケットシリンダ7、アームシリンダ8、又はブームシリンダ9内の圧油を圧油タンクへ排出するために圧油の流れを調整するスプール弁である。
圧力補償弁33〜35はそれぞれ、流量調整弁30〜32の上流側の圧力と下流側の圧力との間の圧力差を所定のロードセンシング差圧に保つための弁であり、スプリング33a〜35aの付勢力がそのロードセンシング差圧に相当する。
コントロールポンプ40は、制御用圧油を吐出するための油圧ポンプであり、所定の吐出圧(例えば、4MPaである。)で制御用圧油を継続的に吐出する固定容量型の油圧ポンプである
リモコン弁41〜43はそれぞれ、バケット4、アーム5、又はブーム6を操作するための操作手段であり、コントロールポンプ40が吐出する圧油を利用して各リモコン弁の操作量に応じた制御圧を発生させ、対応する流量調整弁30〜32のパイロットポートにその発生させた制御圧を導入させる。なお、図示されてはいないが、走行モータや旋回機構を操作するための操作手段も同様の構成を採り得るものとする。
圧力センサ50a〜52a、50b〜52bのそれぞれは、リモコン弁41〜43が発生させた制御圧を測定するためのセンサであり、測定した値をメインコントローラ70に対して出力する。
圧力センサ53a〜55a、53b〜55bのそれぞれは、バケットシリンダ7、アームシリンダ8、又はブームシリンダ9の負荷圧を測定するためのセンサであり、測定した値をメインコントローラ70に対して出力する。
電磁比例切換弁60〜62のそれぞれは、油圧ポンプ20が吐出する圧油の流量調整弁30〜32への流入を許容するか(開状態)或いは禁止するか(閉状態)を切り替えるための弁であり、例えば、2ポート2ポジションのスプール弁であって、メインコントローラ70が出力する制御電流に応じて切り替えを実行する。
電磁比例切換弁63〜65のそれぞれは、電動油圧ポンプ21が吐出する圧油の流量調整弁30〜32への流入を許容するか(開状態)或いは禁止するか(閉状態)を切り替えるための弁であり、例えば、2ポート2ポジションのスプール弁であって、メインコントローラ70が出力する制御電流に応じて切り替えを実行する。
図2において、電磁比例切換弁60〜62は、メインコントローラ70からの制御電流の供給を受けない場合に油圧ポンプ20が吐出する圧油の流量調整弁30〜32への流入を許容し(初期状態で開)、一方で、電磁比例切換弁63〜65は、メインコントローラ70からの制御電流の供給を受けない場合に電動油圧ポンプ21が吐出する圧油の流量調整弁30〜32への流入を禁止するが(初期状態で閉)、最大負荷となり易いブームシリンダ9に対応する電磁比例切換弁62が初期状態で閉となる一方で同じくブームシリンダ9に対応する電磁比例切換弁65が初期状態で開となっていてもよく、電磁比例切換弁60〜65の全てが初期状態で開となっていてもよい。
電磁比例減圧弁66は、コントロールポンプ40が吐出する圧油を利用して、メインコントローラ70が出力する制御電流に応じた二次圧を発生させるための弁であり、その発生させた二次圧をレギュレータ67に導入させる。
レギュレータ67は、油圧ポンプ20の吐出量を制御するための機構であり、例えば、電磁比例減圧弁66の二次圧が上昇するにつれて油圧ポンプ20の吐出量を増大させるようにする。
メインコントローラ70は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであり、バルブ制御手段及びハイブリッド制御手段に対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
なお、弁制御手段は、電磁比例切換弁60〜65、及び、電磁比例減圧弁66を制御するための手段であり、ハイブリッド制御手段は、エンジン10の回転数、発電電動機11の動作モード(電動機モード又は発電機モード)及び回転数、並びに、電動機16の回転数を制御するための手段である。
メインコントローラ70は、圧力センサ50a〜55a、50b〜55bの出力に基づいて、バケットシリンダ7、アームシリンダ8、及びブームシリンダ9のそれぞれの駆動負荷のうちの最大である最大負荷Tmax、それら駆動負荷の合計である総負荷Ttotal、及び、総負荷Ttotalから最大負荷Tmaxを差し引いた残余負荷Trest(=Ttotal−Tmax)を算出する。
また、メインコントローラ70は、エンジン10の駆動状態に基づいてエンジン10の出力Tengを取得し、且つ、蓄電装置14の充電状態SOCに基づいて蓄電装置14が供給可能な出力Tbatを取得する。
その上で、メインコントローラ70は、油圧制御装置100の制御内容を決定し、決定した制御内容を弁制御手段及びハイブリッド制御手段に対して出力する。
ここで、図3を参照しながら、メインコントローラ70が最大負荷Tmax、総負荷Ttotal、及び残余負荷Trestを導き出す手順について説明する。
最初に、メインコントローラ70は、圧力センサ53a〜55a、53b〜55bのそれぞれの出力に基づいて流量調整弁30の下流側の圧力(バケット圧P1)、流量調整弁31の下流側の圧力(アーム圧P2)、及び、流量調整弁32の下流側の圧力(ブーム圧P3)を取得する。
また、メインコントローラ70は、圧力センサ50a〜52a、50b〜52bのそれぞれの出力に基づいてリモコン弁41の制御圧(バケット操作圧P4)と操作方向、リモコン弁42の制御圧(アーム操作圧P5)と操作方向、及び、リモコン弁43の制御圧(ブーム操作圧P6)と操作方向を取得する。
その後、メインコントローラ70は、バケット操作圧P4とROMに記憶されたバケット操作用参照テーブル(バケット操作圧P4とバケットシリンダ7に流入させる圧油の目標流量Q1との間の対応関係を記憶するルックアップテーブルである。)とに基づいてバケットシリンダ目標流量Q1を取得する。なお、バケットシリンダ目標流量Q1は、原則的には、バケット操作圧P4の増大に比例して(例えば、バケット操作用レバーの傾斜角の増大に比例して)、増大するものとする。アームシリンダ目標流量Q2及びブームシリンダ目標流量Q3についても同様である。また、各リモコン弁の操作方向に応じて各シリンダのロッド側用ルックアップテーブル(例えば、バケット操作圧P4とバケットシリンダ7のロッド側に流入させる圧油の目標流量Q1との間の対応関係を記憶するルックアップテーブルである。)とボトム側用ルックアップテーブル(例えば、バケット操作圧P4とバケットシリンダ7のボトム側に流入させる圧油の目標流量Q1との間の対応関係を記憶するルックアップテーブルである。)とを切り換えるようにしてもよい。
その後、メインコントローラ70は、バケット圧P1とバケットシリンダ目標流量Q1とに基づいて(例えば、バケット圧P1にバケットシリンダ目標流量Q1を乗じることによって)、バケット負荷T1を算出する。アーム負荷T2及びバケット負荷T3についても同様である。
更にその後、メインコントローラ70は、バケット負荷T1、アーム負荷T2及びバケット負荷T3のうちの最大のものを導出して最大負荷Tmaxを取得し、バケット負荷T1、アーム負荷T2及びバケット負荷T3を合計して総負荷Ttotalを取得し、更に、総負荷Ttotalから最大負荷Tmaxを差し引いて残余負荷Trestを取得する。
このようにして、メインコントローラ70は、バケットシリンダ7、アームシリンダ8、及びブームシリンダ9に関する最大負荷Tmax、総負荷Ttotal、及び残余負荷Trestを取得するが、旋回用油圧モータ又は走行用油圧モータ等における負荷を更に考慮しながら最大負荷Tmax、総負荷Ttotal、及び残余負荷Trestを取得するようにしてもよい。
次に、図4を参照しながら、メインコントローラ70が油圧制御装置100の制御内容を決定する処理(以下、「制御内容決定処理」とする。)について説明する。なお、図4は、制御内容決定処理の流れを示すフローチャートであり、メインコントローラ70は、所定周期で繰り返しこの制御内容決定処理を実行するものとする。
最初に、メインコントローラ70は、図3で示されたような手順に従って最大負荷Tmax、総負荷Ttotal、及び残余負荷Trestを導き出す(ステップS1)。
その後、メインコントローラ70は、エンジン10の駆動状態に基づいて(例えば、ROMに記憶された参照テーブルであり、エンジン10の回転数とエンジン10の出力Tengとの間の対応関係を示す参照テーブルを参照することによって)エンジン10の出力Tengを取得し、且つ、蓄電装置14の充電状態SOCに基づいて(例えば、蓄電装置14の電圧値を検出することによって)蓄電装置14が供給可能な出力Tbatを取得する(ステップS2)。
その後、メインコントローラ70は、総負荷Ttotalと総出力(エンジン10の出力Tengと蓄電装置14が供給可能な出力Tbatとの合計である。)とを比較する(ステップS3)。
総負荷が総出力を上回ると判定した場合(ステップS3のNO)、メインコントローラ70は、制御内容を「原動機増力制御」(エンジン回転数を増大させてエンジン出力Tengをその総負荷に見合った出力まで増大させる制御である。)に決定する。
総負荷が総出力以下であると判定した場合(ステップS3のYES)、メインコントローラ70は、最大負荷Tmaxと蓄電装置14が供給可能な出力Tbatとを比較する(ステップS4)。電動油圧ポンプ21のみで最大負荷Tmaxとなる油圧アクチュエータを動作させることができるか否かを判定するためである。
最大負荷Tmaxが蓄電装置14の供給可能出力Tbat以下であると判定した場合(ステップS4のYES)、メインコントローラ70は、残余負荷Trestとエンジン10の出力Tengとを比較する(ステップS5)。エンジン10の出力が残余負荷Trestに見合ったものであるか否かを判定するためである。
残余負荷Trestがエンジン10の出力Teng以下の場合(ステップS5のYES)、メインコントローラ70は、制御内容を「原動機省力制御」(エンジン回転数を低減させてエンジン出力Tengを負荷に見合った出力まで低減させる制御である。)に決定する。
一方、残余負荷Trestがエンジン10の出力Tengより大きいと判定した場合(ステップS5のNO)、メインコントローラ70は、制御内容を「第一原動機アシスト制御」(電動油圧ポンプ21が吐出する圧油で最大負荷Tmaxとなる油圧アクチュエータを動作させ、且つ、エンジン回転数をそのままに維持しながら発電電動機11を電動機モードとしエンジン10をアシストする制御である。)に決定する。
また、最大負荷Tmaxが蓄電装置14の供給可能出力Tbatより大きいと判定した場合(ステップS4のNO)、メインコントローラ70は、制御内容を「第二原動機アシスト制御」(電動油圧ポンプ21を停止させ、且つ、エンジン回転数をそのままに維持しながら発電電動機11を電動機モードとしエンジン10をアシストする制御である。)に決定する。
次に、図5及び図6を参照しながら、原動機省力制御における処理の流れについて説明する。なお、図5は、総負荷が総出力以下の場合であり、最大負荷Tmaxが蓄電装置14の供給可能出力Tbat以下であり、且つ、残余負荷Trestがエンジン出力Teng以下である場合に選択される制御内容である原動機省力制御における処理の流れを示すフローチャートであり、ここでは、便宜上、最大負荷Tmaxとなる油圧アクチュエータがブームシリンダ9であるものとする。また、図6は、ブームシリンダ9が最大負荷となる場合における油圧制御装置100の状態を示す回路図である。
最初に、メインコントローラ70は、最大負荷Tmaxとなるブームシリンダ9に圧油を供給する圧油供給源が電動油圧ポンプ21となるよう、弁制御手段により、電磁比例切換弁60及び61を開状態、電磁比例切換弁62を閉状態、電磁比例切換弁63及び64を閉状態、及び、電磁比例切換弁65を開状態に切り替える(ステップS11)。
また、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、インバータ15に対して制御電流を出力し、蓄電装置14の電力を用いて電動機16を所定回転数で回転させることで電動油圧ポンプ21を駆動し(ステップS12)、電動油圧ポンプ21における所望の吐出量を実現させる。最大負荷Tmaxが蓄電装置14の供給可能出力Tbat以下である限り、蓄電装置14にある電力を優先的に電動機16に供給し、最大負荷となるブームシリンダ9を電動油圧ポンプ21が吐出する圧油のみで動作させるようにするためである。
また、メインコントローラ70は、発電電動機11が発電機モードとなるよう、ハイブリッド制御手段により、インバータ13に対して制御電流を出力し、発電電動機11が発電した電力を蓄電装置14に蓄電する(ステップS13)。
バケットシリンダ7又はアームシリンダ8の負荷が増大し、油圧ポンプ20における吐出圧の増大が要求された場合(バケットシリンダ7又はアームシリンダ8における最大負荷圧力にロードセンシング差圧を加えた圧力が要求される。)、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、発電電動機11の発電量を低下させることでエンジン10の出力Tengのより多くの部分を油圧ポンプ20の回転に割り振るようにし、その上で、弁制御手段により、電磁比例減圧弁66に対して制御電流を出力し、電磁比例減圧弁66の二次圧を増大させてレギュレータ67を動作させ油圧ポンプ20の吐出量を増大させるようにする。この場合、メインコントローラ70は、ROMに記憶された所定のP・Q(吐出圧・吐出量)特性を用いた全馬力制御に従って制御電流の大きさ(すなわち油圧ポンプ20の吐出量である。)を決定する。
また、メインコントローラ70は、発電電動機11が無負荷で回転するよう(発電電動機11の発電量がゼロとなるよう)、ハイブリッド制御手段により、発電電動機11における界磁電流をゼロにしてもよい。エンジン10の出力を全て油圧ポンプ20の回転に使用できるようにするためである。
その後、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、エンジン10に対して制御電流を出力し、残余負荷Trestに見合ったエンジン出力となるよう、エンジン回転数を低減させる(ステップS14)。
このようにして、メインコントローラ70は、最大負荷となるブームシリンダ9を電動油圧ポンプ21が吐出する圧油で独立して動作させ、比較的小さい負荷となるバケットシリンダ7及びアームシリンダ8を油圧ポンプ20が吐出する圧油で動作させるようにしながらバケットシリンダ7及びアームシリンダ8における負荷に見合ったエンジン出力となるようエンジン回転数を低減させるので、エンジン10の駆動によって発電した電力を含めたエンジン10の出力をより有効に活用しながら掘削アタッチメントを効率的に動作させることができ、結果として燃料消費量を低下させることができる。
次に、図7を参照しながら、第一原動機アシスト制御における処理の流れについて説明する。なお、図7は、総負荷が総出力以下の場合であり、最大負荷Tmaxが蓄電装置14の供給可能出力Tbat以下であり、且つ、残余付加Trestがエンジン出力Tengよりも大きい場合に選択される制御内容である第一原動機アシスト制御における処理の流れを示すフローチャートであり、ここでも、便宜上、最大負荷Tmaxとなる油圧アクチュエータがブームシリンダ9であるものとする。また、ステップS21及びS22は、図5の原動機省力制御におけるステップS11及びS12と共通するため説明を省略するものとする。
ステップS23において、メインコントローラ70は、発電電動機11が電動機モードとなるよう、ハイブリッド制御手段により、インバータ13に対して制御電流を出力し、発電電動機11を電動機として駆動させエンジン10の出力をアシストさせる(ステップS23)。
その後、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、エンジン10に対して制御電流を出力し、エンジン回転数を所定回転数で維持させるようにする(ステップS24)。
バケットシリンダ7又はアームシリンダ8の負荷が増大し、油圧ポンプ20における吐出圧の増大が要求された場合、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、インバータ13に対して制御電流を出力し、電動機モードにある発電電動機11の回転トルクを増大させることでエンジン10の出力をアシストし、その上で弁制御手段により電磁比例減圧弁66に対して制御電流を出力し、電磁比例減圧弁66の二次圧を増大させてレギュレータ67を動作させ油圧ポンプ20の吐出量を増大させるようにする。
このようにして、メインコントローラ70は、最大負荷となるブームシリンダ9を電動油圧ポンプ21が吐出する圧油で独立して動作させ、比較的小さい負荷となるバケットシリンダ7及びアームシリンダ8を油圧ポンプ20が吐出する圧油で動作させるようにしながら、バケットシリンダ7及びアームシリンダ8における負荷がエンジン10の出力を上回った場合にも発電電動機11の回転トルクを増大させてエンジン10の出力をアシストするので、エンジン10の駆動によって発電した電力を含めたエンジン10の出力をより有効に活用しながら掘削アタッチメントを効率的に動作させることができ、結果として燃料消費量を低下させることができる。
次に、図8を参照しながら、第二原動機アシスト制御における処理の流れについて説明する。なお、図8は、総負荷が総出力以下の場合であり、且つ、最大負荷Tmaxが蓄電装置14の供給可能出力Tbatよりも大きい場合に選択される制御内容である第二原動機アシスト制御における処理の流れを示すフローチャートであり、ここでも、便宜上、最大負荷Tmaxとなる油圧アクチュエータがブームシリンダ9であるものとする。
最初に、メインコントローラ70は、バケットシリンダ7、アームシリンダ8及びブームシリンダ9の全てに圧油を供給する圧油供給源が油圧ポンプ20となるよう、弁制御手段により、電磁比例切換弁60〜62の全てを開状態に切り替え、電磁比例切換弁63〜65の全てを閉状態に切り替える(ステップS31)。
また、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、インバータ15に対して制御電流を出力し、電動機16の駆動を停止させ電動油圧ポンプ21を停止させる(ステップS32)。
また、メインコントローラ70は、発電電動機11が電動機モードとなるよう、ハイブリッド制御手段により、インバータ13に対して制御電流を出力し、発電電動機11を電動機として駆動させエンジン10の出力をアシストさせる(ステップS33)。
その後、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、エンジン10に対して制御電流を出力し、エンジン回転数を所定回転数で維持させるようにする(ステップS34)。
バケットシリンダ7又はアームシリンダ8の負荷が増大し、油圧ポンプ20における吐出圧の増大が要求された場合、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、インバータ13に対して制御電流を出力し、電動機モードにある発電電動機11の回転トルクを増大させることでエンジン10の出力をアシストし、その上で弁制御手段により電磁比例減圧弁66に対して制御電流を出力し、電磁比例減圧弁66の二次圧を増大させてレギュレータ67を動作させ油圧ポンプ20の吐出量を増大させるようにする。
このようにして、メインコントローラ70は、電力不足により最大負荷となるブームシリンダ9を電動油圧ポンプ21が吐出する圧油で独立して動作させることができない場合であっても、総出力が総負荷Ttotalを上回る場合には発電電動機11の回転トルクを増大させてエンジン10の出力をアシストしながらバケットシリンダ7、アームシリンダ8及びブームシリンダ9の全てを油圧ポンプ20が吐出する圧油で動作させるようにするので、エンジン10の駆動によって発電した電力を含めたエンジン10の出力をより有効に活用しながら掘削アタッチメントを効率的に動作させることができ、結果として燃料消費量を低下させることができる。
最後に、図9を参照しながら、原動機増力制御における処理の流れについて説明する。なお、図9は、総負荷が総出力よりも大きい場合に選択される制御内容である原動機増力制御における処理の流れを示すフローチャートであり、ここでも、便宜上、最大負荷Tmaxとなる油圧アクチュエータがブームシリンダ9であるものとする。また、ステップS41及びS42は、図8の第二原動機アシスト制御におけるステップS31及びS32と共通するため説明を省略するものとする。
ステップS43において、メインコントローラ70は、発電電動機11が無負荷で回転するよう(発電電動機11の発電量がゼロとなるよう)、ハイブリッド制御手段により、発電電動機11における界磁電流をゼロにする(ステップS43)。エンジン10の出力を全て油圧ポンプ20の回転に使用できるようにするためである。
その後、メインコントローラ70は、ハイブリッド制御手段により、エンジン10に対して制御電流を出力し、総負荷Ttotalに見合ったエンジン出力となるよう、エンジン回転数を増大させる(ステップS44)。
このようにして、メインコントローラ70は、電力不足により最大負荷となるブームシリンダ9を電動油圧ポンプ21が吐出する圧油で独立して動作させることができず、更に、エンジン出力不足により油圧アクチュエータを油圧ポンプ20が吐出する圧油で動作させることができない場合には、エンジン10の出力を増大させた上でエンジン10の出力の全てを油圧ポンプ20に割り振りバケットシリンダ7、アームシリンダ8及びブームシリンダ9の全てを油圧ポンプ20が吐出する圧油で動作させるようにするので、掘削アタッチメントを確実に動作させることができる。
次に、図10を参照しながら、本発明に係る油圧制御装置の第二実施例200について説明する。なお、図10は、油圧制御装置200の油圧回路図であり、図2の回路図と同様、機械的結合を二重線で示し、圧油管路を実線で示し、制御圧管路を破線で示し、制御電流線を斜線付きの線で示す。
油圧制御装置200は、図2の油圧制御装置100における電磁比例切換弁60〜65の代わりに電磁比例切換弁60A、61A及び62Aを備える点で油圧制御装置100と相違するが、その他の点で共通する。そのため、共通点に関する説明を省略しながら、相違点である電磁比例切換弁60A、61A及び62Aを中心に説明する。
電磁比例切換弁60Aは、電動油圧ポンプ21が吐出する圧油の流量調整弁30への流入を禁止しながら油圧ポンプ20が吐出する圧油の流量調整弁30への流入を許容するか、或いは、油圧ポンプ20が吐出する圧油の流量調整弁30への流入を禁止しながら電動油圧ポンプ21が吐出する圧油の流量調整弁30への流入を許容するかを切り替えるための弁であり、例えば、4ポート2ポジションのスプール弁であって、メインコントローラ70が出力する制御電流に応じて切り替えを実行する。流量調整弁31に対する電磁比例切換弁61A、及び流量調整弁32に対する電磁比例切換弁62Aの機能についても同様の説明が適用される。
図10において、電磁比例切換弁60A〜62Aは、メインコントローラ70からの制御電流の供給を受けない場合に油圧ポンプ20が吐出する圧油の流量調整弁30〜32への流入を許容する一方で電動油圧ポンプ21が吐出する圧油の流量調整弁30〜32への流入を禁止するが、メインコントローラ70からの制御電流の供給を受けない場合に、電動油圧ポンプ21が吐出する圧油がブームシリンダ9に対応する流量調整弁32へ流入できるようにしてもよい。
これにより、油圧制御装置200は、油圧制御装置100が有する有利な効果に加え、一つの流量調整弁につき一つの電磁比例切換弁を備えることにより流量調整弁に対する圧油の供給源(油圧ポンプ20又は電動油圧ポンプ21である。)を切り替えられるようにするので、装置の構成及び制御を簡略化することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、油圧制御装置100、200は、単一の油圧ポンプ20及び単一の電動油圧ポンプ21を採用するが、複数の油圧ポンプ20を採用するようにしてもよく、複数の電動油圧ポンプ21を採用するようにしてもよい。
1・・・油圧ショベル 2・・・下部走行体 3・・・上部旋回体 4・・・バケット 5・・・アーム 6・・・ブーム 7・・・バケットシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・ブームシリンダ 10・・・エンジン 11・・・発電電動機 12・・・動力分配機構 13・・・インバータ 14・・・蓄電装置 15・・・インバータ 16・・・電動機 20・・・油圧ポンプ 21・・・電動油圧ポンプ 30〜32・・・流量調整弁 33〜35・・・圧力補償弁 40・・・コントロールポンプ 41〜43・・・リモコン弁 50a〜55a、50b〜55b・・・圧力センサ 60〜65・・・電磁比例切換弁 60A〜62A・・・電磁比例切換弁 66・・・電磁比例減圧弁 67・・・レギュレータ 70・・・メインコントローラ 100、200・・・油圧制御装置

Claims (8)

  1. 原動機の駆動力と該原動機によって駆動される発電機が発電した電力とで複数の油圧アクチュエータを動作させるパラレルハイブリッド式建設機械のための油圧制御装置であって、
    前記原動機によって駆動される油圧ポンプと、
    前記発電機が発電した電力によって駆動される電動油圧ポンプと、
    前記油圧アクチュエータのそれぞれにおける圧油の流量を制御する複数の流量制御弁であり、各流量制御弁の前後の圧力差を所定値に維持する圧力補償弁をそれぞれ伴う複数の流量制御弁と、
    前記流量制御弁に対する圧油の供給源として前記油圧ポンプと前記電動油圧ポンプとを切り替える切り替え手段と、
    前記油圧アクチュエータのそれぞれにおける負荷に応じて前記切り替え手段のそれぞれを制御する制御手段と、
    を備えた油圧制御装置。
  2. 前記制御手段は、負荷が最大となる油圧アクチュエータに対応する一の流量制御弁に対する圧油の供給源を前記電動油圧ポンプに切り替え、他の油圧アクチュエータに対応する流量制御弁のそれぞれに対する圧油の供給源を前記油圧ポンプに切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧制御装置。
  3. 前記他の油圧アクチュエータのうちの最大負荷圧力に応じて前記油圧ポンプの吐出量を調整する吐出量調整手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の油圧制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記原動機の出力を、前記他の油圧アクチュエータの負荷に見合う出力に調整する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の油圧制御装置。
  5. 前記発電機は、電動機としても機能し、
    前記制御手段は、前記他の油圧アクチュエータの負荷が前記原動機の出力を上回る場合に前記発電機を電動機として機能させ前記原動機をアシストさせる、
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の油圧制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記発電機が発電した電力を蓄える蓄電装置の蓄電状態と、前記電動油圧ポンプを所望の回転速度で回転させるのに必要な電力と、前記発電機を電動機として機能させ前記原動機をアシストさせるのに必要な電力とに基づいて、前記電動油圧ポンプ及び前記発電機のそれぞれに対する電力の供給を制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の油圧制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記電動油圧ポンプに対する電力の供給を優先させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の油圧制御装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の油圧制御装置を備えたハイブリッド式建設機械。
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