JP2014083908A - 建設機械 - Google Patents

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悦二郎 今西
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Abstract

【課題】油圧モータで生成される動力を活用しながら、エンジンの動力の変動を抑制することが可能な建設機械を提供すること。
【解決手段】建設機械であって、エンジン(20)と、油圧ポンプ(18)と、油圧アクチュエータ(10)と、油圧モータ(22)と、油圧ポンプ(18)を駆動する電動機としての機能とエンジン動力及び油圧モータ(22)で生成される回生動力のうち少なくとも一方の動力によって発電する発電機としての機能とを有する発電電動機(24)と、蓄電器(26)と、制御部(30)とを備え、制御部(30)は、油圧ポンプ(18)の駆動に必要なポンプ動力から回生動力を引いた残余動力が予め設定されたエンジン動力の上限値以上のときは、発電電動機(24)を蓄電器(26)の電力によって電動機として作動させ、前記残余動力が予め設定されたエンジン動力の下限値以下のときは、発電電動機(24)を発電機として作動させること。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
従来、建設機械として、エンジンの動力と蓄電器の電力とによって油圧ポンプを駆動するハイブリッド建設機械が知られている。
例えば、特許文献1には、エンジンと、前記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータからの戻り油で回転する回生モータと、前記エンジン及び前記回生モータに接続された発電電動機と、前記発電電動機によって発電された電力を蓄える蓄電器とを備えたハイブリッド建設機械が開示されている。前記発電電動機は、前記蓄電器の電力によって前記油圧ポンプを駆動する電動機としての機能と、前記油圧モータで生成される出力トルクによって駆動されて発電する発電機としての機能とを有する。
このハイブリッド建設機械では、前記油圧ポンプの駆動に必要な駆動トルクが前記回生モータで生成される出力トルクよりも大きい場合、前記エンジンの出力トルクと前記回生モータの出力トルクとによって前記油圧ポンプを駆動し、前記油圧ポンプの駆動に必要な駆動トルクが前記回生モータの出力トルクよりも小さい場合、前記回生モータの出力トルクのみによって前記油圧ポンプを駆動するとともに、前記回生モータの出力トルクのうち前記油圧ポンプの駆動に使用されなかった余剰トルクで前記発電電動機を駆動することによって前記蓄電器に蓄電する。
特許第4179465号公報
上記特許文献1のハイブリッド建設機械では、前記エンジンの動力の変動が著しく、安定した運転が難しいという課題がある。具体的には、前記回生モータ、すなわち、前記油圧アクチュエータからの戻り油で回転する油圧モータで生成される出力トルクが前記油圧ポンプの駆動に必要な駆動トルクを上回ったときは、前記エンジンで発生される出力トルクが実質的にゼロとなる一方、前記油圧モータで生成された出力トルクが前記駆動トルクよりも少ない場合は、その不足分を補うように前記エンジンの動力が大きくなるので、前記エンジンの動力は、前記油圧モータで生成される出力トルクと前記駆動トルクとの大小関係に支配されて著しく変動する。そして、上記特許文献1に記載の建設機械の分野においては、このエンジンの動力の変動を抑制することが望まれている。
本発明の目的は、油圧モータで生成される動力を活用しながら、エンジンの動力の変動を抑制することが可能な建設機械を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、建設機械であって、エンジンと、前記エンジンのエンジン動力により駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータからの戻り油で回転する油圧モータと、前記エンジン及び前記油圧モータに接続されており、前記油圧ポンプを駆動する電動機としての機能と前記エンジン動力及び前記油圧モータで生成される回生動力のうち少なくとも一方の動力によって発電する発電機としての機能とを有する発電電動機と、前記発電電動機によって発電された電力を蓄える蓄電器と、前記発電電動機の駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記油圧ポンプの駆動に必要なポンプ動力から前記回生動力を引いた残余動力が予め設定された前記エンジン動力の上限値以上のときは、前記発電電動機を前記蓄電器の電力によって電動機として作動させ、前記残余動力が予め設定された前記エンジン動力の下限値以下のときは、前記発電電動機を発電機として作動させる建設機械を提供する。
本発明によれば、前記残余動力が予め設定されたエンジン動力の上限値以上のときは、前記発電電動機を前記蓄電器の電力によって電動機として作動させることによって前記エンジンをアシストし、逆に、前記残余動力が予め設定されたエンジン動力の下限値以下のときは、前記発電電動機を発電機として作動させて前記エンジン動力を消費させるので、前記エンジンは、前記エンジン動力が概ね前記上限値と前記下限値との間に収まるように駆動される。よって、エンジン動力の変動が有効に抑制される。
この場合において、前記制御部は、前記残余動力が前記上限値以上のときは、当該残余動力と前記上限値との差分だけの動力が得られるように前記発電電動機を前記電動機として作動させ、前記残余動力が前記下限値以下のときは、当該下限値と前記残余動力との差分だけの動力により前記発電電動機を前記発電機として作動させることが好ましい。
このようにすれば、前記発電電動機による前記エンジンのアシストが必要な動力(前記ポンプ動力から前記回生動力と前記エンジン動力とを引いたもの)が得られる分だけ前記蓄電器の電力によって前記発電電動機が電動機として作動され、前記発電電動機による発電が可能な余剰分の動力(前記エンジン動力と前記回生動力との和から前記ポンプ動力を引いたもの)で前記発電電動機が発電機として作動されるので、前記油圧ポンプの適切な駆動と前記蓄電器への適切な蓄電とが達成される。
本発明において、前記上限値と前記下限値とは等しくてもよい。
このようにすれば、前記エンジン動力が一定となるように前記エンジンが駆動されるので、前記エンジン動力の変動幅が一層小さくなる。
この場合において、前記上限値及び前記下限値は、前記エンジンの燃料消費率が当該燃料消費率の最も低い最低消費率から3割以上高くならない高効率領域に含まれる前記エンジンの回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力に設定されることが好ましい。
このようにすれば、前記エンジン動力の変動を抑制しながら、エンジンの燃費を向上させることができる。
あるいは、本発明において、前記上限値は前記下限値よりも大きな値でもよい。この場合、当該上限値と下限値との間に前記エンジンの燃料消費率が当該燃料消費率の最も低い最低消費率から3割以上高くならない高効率領域に含まれる前記エンジンの回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力を含むように前記上限値と前記下限値とが設定されることが好ましい。
このようにすれば、前記エンジン動力は、前記高効率領域に含まれる前記エンジンの回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力を含む範囲で変動することから、当該エンジンの燃費が向上する。ここで、前記残余動力が前記上限値と前記下限値との間の範囲で変動する場合の前記制御部の制御内容は特に限定されないが、例えば、その変動は、前記エンジン動力の変動によって吸収される。
また、本発明において、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには前記発電電動機で発電させるように前記上限値及び下限値を上げることが好ましい。
このようにすれば、前記油圧ポンプの適切な駆動と前記蓄電器の過放電状態の回避とが両立される。具体的には、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには前記発電電動機で発電させるように前記上限値及び下限値を上げるので、前記油圧ポンプの適切な駆動を確保しながら前記蓄電器への蓄電が行われる。
また、本発明において、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには前記発電電動機の電力により前記油圧ポンプが駆動されるように前記上限値及び前記下限値を下げることが好ましい。
このようにすれば、前記油圧ポンプの適切な駆動と前記蓄電器の過充電状態の回避とが両立される。具体的には、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには前記発電電動機の電力により前記油圧ポンプが駆動されるように前記上限値及び前記下限値を下げるので、前記油圧ポンプの適切な駆動を確保しながら前記蓄電器の放電が行われる。
また、本発明において、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには前記残余動力にかかわらず前記発電電動機を発電機として作動させることが好ましい。
このようにすれば、前記蓄電器の過放電状態が回避される。具体的には、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには前記残余動力にかかわらず前記発電電動機を発電機として作動させるので、前記蓄電器の蓄電量が確実に前記蓄電下限値以上に保たれる。
また、本発明において、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには前記残余動力にかかわらず前記発電電動機を電動機として作動させることが好ましい。
このようにすれば、前記蓄電器の過充電状態が回避される。具体的には、前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには前記残余動力にかかわらず前記発電電動機を電動機として作動させるので、前記蓄電器の蓄電量が確実に前記蓄電上限値以下に保たれる。
以上のように、本発明によれば、油圧モータで生成される動力を活用しながら、エンジンの動力の変動を抑制することが可能な建設機械を提供することができる。
本発明の第一実施形態のハイブリッド油圧ショベルの側面図である。 図1に示すハイブリッド油圧ショベルのシステムの概略を示す図である。 第一実施形態のポンプ動力と回生動力との差の推移を示すグラフである。 第一実施形態におけるポンプ動力と回生動力との差とエンジン動力及び発電電動機動力との関係を示すグラフである。 エンジンの回転数とトルクとの関係及びエンジンの燃費特性を示すグラフである。 バッテリの蓄電率とエンジン動力との関係を示すグラフである。 油圧モータの傾転角と油圧モータの流量との関係を示すグラフである。 第二実施形態のポンプ動力と回生動力との差の推移を示すグラフである。 第二実施形態におけるポンプ動力と回生動力との差とエンジン動力及び発電電動機動力との関係を示すグラフである。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の建設機械について、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、建設機械の一例としてのハイブリッド油圧ショベル1を示している。このハイブリッド油圧ショベル1は、左走行クローラ2L及び右走行クローラを有する下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、この上部旋回体3上に起伏可能に設けられた作業アタッチメント4とを備えている。
作業アタッチメント4は、ブーム6と、このブーム6の先端部に連結されたアーム7と、このアーム7の先端部に揺動可能に取り付けられたバケット8とを有する。ブーム6は、ブームシリンダ10aの伸縮動作によって上部旋回体3に対して起伏する。アーム7は、アームシリンダ10bの伸縮動作によってブーム6に対して揺動する。バケット8は、バケットシリンダ10cの伸縮動作によってアーム7に対して揺動する。
次に、図2を参照して、本実施形態のハイブリッド油圧ショベル1の概要について説明する。
このハイブリッド油圧ショベル1は、主に、高圧の作動油(圧油)により駆動される油圧アクチュエータ10と、操作レバー12aを有するリモコン弁12と、このリモコン弁12により切換操作されるコントロールバルブ14と、油圧アクチュエータ10を駆動する油圧ポンプ18と、この油圧ポンプ18を駆動するエンジン20と、ブームシリンダ10aからの戻り油で回転駆動される油圧モータ22と、エンジン20及び油圧モータ22に接続された発電電動機24と、この発電電動機24に接続された蓄電器26と、発電電動機24の駆動を制御する制御部としてのコントローラ30と、下部走行体2に対し上部旋回体3を旋回させる旋回電動機38とを有する。なお、本実施形態では、ブームシリンダ10aからの戻り油により油圧モータ22が回転駆動される例を示すが、アームシリンダ10b、バケットシリンダ10c、左走行モータ10L及び右走行モータ10Rからの戻り油をブームシリンダ10aからの戻り油と合流させ、その戻り油によって油圧モータ22が回転駆動されてもよい。
油圧アクチュエータ10は、油圧ポンプ18から吐出される圧油により駆動される。本実施形態では、油圧アクチュエータ10は、ブームシリンダ10aと、アームシリンダ10bと、バケットシリンダ10cと、左走行クローラ2Lを駆動する油圧モータからなる左走行モータ10Lと、右走行クローラを駆動する油圧モータからなる右走行モータ10Rとを有する。
リモコン弁12は、操作レバー12aを有するとともに、第1パイロットライン151及び第2パイロットライン152を介して前記コントロールバルブ14に接続されている。リモコン弁12は、前記両パイロットライン151,152のうち前記操作レバー12aの操作方向に対応するパイロットライン151,152にその操作量に対応した大きさのパイロット圧を出力し、このパイロット圧によりコントロールバルブ14の切換操作を行ってブームシリンダ10aへの作動油の供給及び当該ブームシリンダ10aからの作動油の排出を行わせる。前記各パイロットライン151,152におけるパイロット圧、すなわち、操作レバー12aの各操作方向(ブーム上げ方向及びブーム下げ方向)についてのパイロット圧は、それぞれ第一圧力センサP1及び第二圧力センサP2により検出される。なお、図2では、ブームシリンダ10aを操作するためのコントロールバルブ14の切換操作を行うリモコン弁12のみが示されているが、その他の油圧アクチュエータ10についても同様である。すなわち、アームシリンダ10b、バケットシリンダ10c、左走行モータ10L及び右走行モータ10Rに接続された油圧回路16は、各アクチュエータに対応するコントロールバルブと、各コントロールバルブのそれぞれの切換操作を行うリモコン弁とを含む。
この実施形態のコントロールバルブ14は、前記パイロット圧により中立位置140、ブーム下げ位置141及びブーム上げ位置142の3位置の間で切換操作される油圧パイロット式の3位置切換弁である。コントロールバルブ14は、前記両パイロットライン151,152のいずれを通じてもパイロット圧の供給を受けないときは前記中立位置140を維持し、この中立位置140では前記ブームシリンダ10aと前記油圧ポンプ18及び前記油圧モータ22との間を遮断する。コントロールバルブ14は、前記第1パイロットライン151を通じてのパイロット圧の供給を受けることにより前記ブーム下げ位置141に切換えられ、このブーム下げ位置141では、油圧ポンプ18から第一油路y1を通じて供給される圧油を前記ブームシリンダ10aのロッド室に導いて当該ブームシリンダ10aを収縮させるとともに、当該ブームシリンダ10aのヘッド室からの戻り油を第二油路y2を通じて油圧モータ22に導く油路を形成する(図2は、コントロールバルブ14がブーム下げ位置141に切換えられている状態を示している。)。なお、図示はしていないが、ブーム下げ操作時のブームシリンダ10aからの戻り油は、油圧モータ22の駆動に寄与した後にその下流側でタンクに戻される。コントロールバルブ14は、前記第2パイロットライン152を通じてのパイロット圧の供給を受けることにより前記ブーム上げ位置142に切換えられ、このブーム上げ位置142では、油圧ポンプ18から第一油路y1を通じて供給される圧油を前記ブームシリンダ10aのヘッド室に導いて当該ブームシリンダ10aを伸長させるとともに、当該ブームシリンダ10aのロッド室からの戻り油をタンクに戻す油路を形成する。この実施形態では、後述のようにブーム上げ操作時に油圧モータ22が作動油を吐出するポンプ作用を発揮する状態に切換えられ、コントロールバルブ14は、前記ブーム上げ位置142において、前記油圧ポンプ18から吐出される作動油を前記油圧モータ22から吐出される作動油と合流させて前記ブームシリンダ10のヘッド室に導く油路を形成する。
油圧ポンプ18は、レギュレータR1からの電気信号に応じてその吐出流量(ポンプ流量Qm)が可変の可変容量形ポンプであり、第一油路y1を介して油圧アクチュエータ10に接続されている。レギュレータR1は、制御部としてのコントローラ30により制御される。この油圧ポンプ18からの吐出油が第一油路y1を通じて油圧アクチュエータ10に送られる。なお、この油圧ポンプ18は、固定容量形であってもよい。この場合、ポンプ流量Qpは、予め所定値に設定される。
エンジン20は、発電電動機24を介して油圧ポンプ18に接続されている。本実施形態のハイブリッド油圧ショベル1では、このエンジン20のエンジン動力Weの変動が抑制されるような制御がコントローラ30によりなされる。その制御の詳細については後述する。
油圧モータ22は、この実施形態では可変容量形モータにより構成され、その容量はレギュレータR2により操作され、当該レギュレータR2は後述のコントローラ30により制御される。この容量の操作によって前記油圧モータ22のモータ流量Qmが制御される。具体的に、油圧モータ22は斜板を有しており、レギュレータR2はその斜板の傾転角θを変化させることにより前記油圧モータ22の容量ひいてはモータ流量Qmを変化させる(図7を参照)。この油圧モータ22は、傾転角θが負の方向の状態のときにブームシリンダ10aから第二油路y2を通じて戻される戻り油で回転駆動されることにより回生動力Wrを生成する一方、傾転角θが正の方向の状態のときには前記ポンプ作用、すなわち、当該油圧モータ22から作動油を吐出する作用を発揮する。油圧モータ22には、油圧ポンプ18及び発電電動機24に接続された第一ギア34と噛み合う第二ギア32が接続されている。そのため、油圧モータ22により生成された回生動力Wrは、油圧ポンプ18及び発電電動機24に伝達される。なお、この油圧モータ22は、固定容量形であってもよい。この場合、モータ流量Qmは、予め所定の値に設定される。
発電電動機24は、油圧ポンプ18を駆動する電動機としての機能と、主に蓄電器26に蓄電するための電力を発生させる発電機としての機能とを有し、油圧ポンプ18、エンジン20、油圧モータ22及び蓄電器26に接続されている。この発電電動機24は、蓄電器26の電力によって電動機として駆動される一方、エンジン動力We及び回生動力Wrのうち少なくとも一方の動力によって発電機として駆動される。
蓄電器26は、主に発電電動機24を電動機として作動させるときの電力を蓄えるものである。この蓄電器26は、コントローラ30により制御される第一インバータ28を介して発電電動機24に接続されている。また、蓄電器26の蓄電量は、所定の範囲(蓄電下限値と蓄電上限値との間)で推移するように維持されることが好ましい。
コントローラ30は、各圧力センサP1,P2,42,44に接続されているとともに、各レギュレータR1,R2及び各インバータ28,36に接続されている。このコントローラ30は、エンジン動力Weが概ね一定に保たれるように、発電電動機24を発電機として作動させるか電動機として作動させるかの制御を行う。具体的には、予め設定されたエンジン動力Weと回生動力Wrとの和が油圧ポンプ18の駆動に必要なポンプ動力Wpに満たない場合、コントローラ30は、発電電動機24を電動機として作動させる。このとき、コントローラ30は、発電電動機24がその不足分(Wp−Wr−We)を補うだけの動力、すなわち、エンジン20をアシストするアシスト動力Wa(Wa=Wp−Wr−We)を発生するように当該発電電動機24を制御することが好ましい。一方、前記予め設定されたエンジン動力Weと回生動力Wrとの和がポンプ動力Wpよりも大きい場合、コントローラ30は、発電電動機24を発電機として作動させる。このとき、コントローラ30は、発電電動機24がその余剰動力Wg(Wg=We+Wr−Wp)によって発電するように当該発電電動機24を制御することが好ましい。そして、このとき得られる電力は、蓄電器26に蓄電されるか、あるいは、後述の旋回電動機38に供給される。コントローラ30がこのように発電電動機24を制御することにより、エンジン動力Weは、概ね一定に保たれる(図3及び図4を参照)。
ここで、ポンプ動力Wp及び回生動力Wrは、コントローラ30により算出される。具体的に、コントローラ30は、ポンプ流量Qpと圧力センサ44で検出される圧力Ppとの積としてポンプ動力Wpを算出する。なお、ポンプ流量Qpは、馬力制御の場合、予め設定された馬力特性に基づいて圧力センサ44で検知される圧力からコントローラ30で逆算され、いわゆるポジコン制御(ポジティブコントロール制御)の場合、操作レバー12aの操作量、すなわち、コントローラ30で読み取られる前記パイロット圧に見合った量に設定される。そして、コントローラ30は、傾転角θに応じて求められたモータ流量Qmと圧力センサ42で検出される圧力Poとの積として回生動力Wrを算出する。
また、コントローラ30は、各圧力センサP1,P2で検出された値に基づいてコントロールバルブ14の切換状況の判断、すなわち、ブームシリンダ10aの作動状況の判断を行い、コントロールバルブ14がブーム下げ位置141に切り替えられたと判断した場合は、油圧モータ22の斜板の傾転角θを負の方向とする信号をレギュレータR2に送信する。これにより、ブームシリンダ10aからの戻り油で油圧モータ22の軸が回転駆動され、当該油圧モータ22から回生動力Wrが生成される。一方、コントローラ30は、各圧力センサP1,P2で検出された値に基づいてコントロールバルブ14がブーム上げ位置142に切り替えられたことを判断した場合は、油圧モータ22の斜板の傾転角θを正の方向とする信号をレギュレータR2に送信する。これにより、ブームシリンダ10aのヘッド室には、油圧ポンプ18から吐出される圧油に加え、油圧モータ22から吐出される圧油も供給されるので、ブーム上げ操作が高速化される。
次に、ポンプ動力Wpから回生動力Wrを引いた値の推移を、エンジン動力We及び発電電動機動力と合わせて図3を参照しながら説明する。以下、図3中の(1)から(3)の区間について説明する。
(1)の区間では、回生動力Wrが発生しておらず、エンジン動力Weとアシスト動力Waとによってポンプ動力Wpがまかなわれている。つまり、アシスト動力Waは次式、すなわち、
Wa=Wp−We
により算出される。
(2)の区間では、回生動力Wrとアシスト動力Waとが発生している。つまり、アシスト動力Waは次式、すなわち、
Wa=(Wp−Wr)−We
により算出される。
(3)の区間では、回生動力Wrと余剰動力Wgとが発生している。つまり、余剰動力Wgは次式、すなわち、
Wg=We−(Wp−Wr)
により算出される。
換言すれば、コントローラ30は、図4に示すように、ポンプ動力Wpから回生動力Wrを引いた残余動力(Wp−Wr)が予め設定されたエンジン動力We以上のときは、発電電動機24を蓄電器26の電力によって電動機として作動させ、前記残余動力(Wp−Wr)が予め設定されたエンジン動力We以下のときは、発電電動機24を発電機として作動させる。
ここで、エンジン動力Weは、エンジン20の燃料消費率が高効率領域(図5を参照)に含まれるエンジン20の回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力に設定されることが好ましい。図5に示す「高効率領域」は、エンジン20の燃料消費率が当該燃料消費率の最も低い最低消費率から3割以上高くならない範囲をいう。
また、コントローラ30は、蓄電器26の蓄電量が適切な範囲(蓄電下限値と蓄電上限値との間の範囲)に保たれるように発電電動機24を制御する。具体的には、コントローラ30は、蓄電器26の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには、蓄電器26の蓄電量が増えるように、すなわち、発電電動機24で発電させるように予め設定されたエンジン動力Weの値を上げる。逆に、コントローラ30は、蓄電器26の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには、蓄電器26の電力が消費されるように、すなわち、発電電動機24の電力により油圧ポンプ18が駆動されるように予め設定されたエンジン動力Weを下げる。つまり、コントローラ30は、図6に示すように、エンジン動力Weが蓄電器26の蓄電率に応じて変化するように発電電動機24を制御する。
ここで、コントローラ30は、次のようにして蓄電器26の蓄電量を制御することもできる。すなわち、コントローラ30は、蓄電器26の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには、前記残余動力にかかわらず発電電動機24を電動機として作動させ、逆に、蓄電器26の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには、前記残余動力にかかわらず発電電動機24を発電機として作動させる。
旋回電動機38は、コントローラ30により制御される第二インバータ36を介して発電電動機24及び蓄電器26に接続されている。この旋回電動機38は、発電電動機24で生成された電力及び蓄電器26の電力の少なくともいずれか一方の電力によって駆動される。この旋回電動機38の回転駆動に応じて下部走行体2に対し上部旋回体3が垂直軸回りに旋回するようになっている。また、コントローラ30は、旋回電動機38で生成された回生電力が発電電動機24の駆動、あるいは、蓄電器26の蓄電に用いられるように各インバータ28,36を制御する。
また、本実施形態のハイブリッド油圧ショベル1は、第二油路y2から分岐するように設けられた第三油路y3と、この第三油路y3に設けられた流量制御手段40とをさらに備える。
流量制御手段40は、第三油路y3の作動油の流量を調整することにより第二油路y2の作動油の流量を調整するものである。この流量制御手段40はコントローラ30により制御される。具体的には、コントローラ30は、ブームシリンダ10aから第二油路y2を通じて油圧モータ22に戻される作動油の流量を所望の流量、すなわち、ブームシリンダ10aの速度を安定化させ、ハンチングが抑制される流量とするように流量制御手段40を操作する。なお、第三油路y3及び流量制御手段40は、省略が可能である。
以上説明したように、本実施形態のハイブリッド油圧ショベル1によれば、前記残余動力(Wp−Wr)が予め設定されたエンジン動力We以上のときは、発電電動機24を蓄電器26の電力によって電動機として作動させることによってエンジン20をアシストし、逆に、前記残余動力が予め設定されたエンジン動力We以下のときは、発電電動機24を発電機として作動させてエンジン動力Weを消費させるので、エンジン20は、エンジン動力Weが概ね一定となるように駆動される。よって、エンジン動力Weの変動が有効に抑制される。
また、制御部としてのコントローラ30は、前記残余動力がエンジン動力We以上のときは、当該残余動力とエンジン動力Weとの差分だけの動力が得られるように発電電動機24を電動機として作動させ、逆に、前記残余動力がエンジン動力We以下のときは、当該エンジン動力Weと前記残余動力との差分だけの動力により発電電動機24を発電機として作動させる。すなわち、コントローラ30は、発電電動機24によるエンジン20のアシストが必要な動力(ポンプ動力Wpから回生動力Wrとエンジン動力Weとを引いたもの)が得られる分だけ蓄電器26の電力によって発電電動機24を電動機として作動させ、発電電動機24による発電が可能な余剰分の動力(エンジン動力Weと回生動力Wrとの和からポンプ動力Wpを引いたもの)で発電電動機24を発電機として作動させる。よって、油圧ポンプ18の適切な駆動と蓄電器26への適切な蓄電とが達成される。
また、本実施形態では、前記エンジン動力Weは、エンジン20の燃料消費率が当該燃料消費率の最も低い最低消費率から3割以上高くならない高効率領域に含まれるエンジン20の回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力に設定されるので、エンジン動力Weの変動を抑制しながら、エンジン20の燃費を向上させることができる。
また、本実施形態では、コントローラ30は、蓄電器26の蓄電量が前記蓄電下限値以下になったときには前記発電電動機で発電させるようにエンジン動力Weを上げるので、油圧ポンプ18の適切な駆動と蓄電器26の過放電状態の回避とが両立される。さらに、コントローラ30は、蓄電器26の蓄電量が前記蓄電上限値以上になったときには発電電動機24の電力により油圧ポンプ18が駆動されるようにエンジン動力Weを下げるので、油圧ポンプ18の適切な駆動と蓄電器26の過充電状態の回避とが両立される。また、コントローラ30が、蓄電器26の蓄電量が前記蓄電下限値以下になったときには、前記残余動力にかかわらず発電電動機24を電動機として作動させ、逆に、蓄電器26の蓄電量が前記蓄電上限値以上になったときには、前記残余動力にかかわらず発電電動機24を発電機として作動させる場合も、蓄電器26の蓄電状態が適切な範囲に維持される。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態について、図8及び図9を参照しながら説明する。なお、この第二実施形態では、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第一実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態では、エンジン動力Weが概ね予め設定された上限値We_maxと下限値We_minとの間で変動するように、コントローラ30が発電電動機24を制御する。具体的には、予め設定されたエンジン動力Weの上限値We_maxと回生動力Wrとの和がポンプ動力Wpに満たない場合、コントローラ30は、発電電動機24を電動機として作動させる。このとき、コントローラ30は、発電電動機24がその不足分(Wp−Wr−We_max)を補うだけの動力、すなわち、エンジン20をアシストするアシスト動力Wa(Wa=Wp−Wr−We_max)を発生するように当該発電電動機24を制御することが好ましい。一方、予め設定されたエンジン動力Weの下限値We_minと回生動力Wrとの和がポンプ動力Wpよりも大きい場合、コントローラ30は、発電電動機24を発電機として作動させる。このとき、コントローラ30は、発電電動機24がその余剰動力Wg(Wg=We_min+Wr−Wp)によって発電するように当該発電電動機24を制御することが好ましい。コントローラ30がこのように発電電動機24を制御することにより、エンジン動力Weは、概ね上限値We_maxと下限値We_minとの間で一定に保たれる(図8及び図9を参照)。つまり、この上限値We_maxと下限値We_minとが等しいものが第一実施形態に相当する。
次に、ポンプ動力Wpから回生動力Wrを引いた値の推移を、エンジン動力Weの上限値We_maxと下限値We_min及び発電電動機動力と合わせて図8を参照しながら説明する。以下、図8中の(1)から(4)の区間について説明する。
(1)の区間では、回生動力Wrが発生しておらず、エンジン動力Weの上限値We_maxとアシスト動力Waとによってポンプ動力Wpがまかなわれている。つまり、アシスト動力Waは次式、すなわち、
Wa=Wp−We_max
により算出される。
(2)の区間では、回生動力Wrとアシスト動力Waとが発生している。つまり、アシスト動力Waは次式、すなわち、
Wa=(Wp−Wr)−We_max
により算出される。
(3)の区間では、アシスト動力Wa及び余剰動力Wgは発生していない。すなわち、発電電動機24からは動力及び電力が生成されておらず、ポンプ動力Wpは、回生動力Wrとエンジン動力Weとによりまかなわれている。このように、残余動力(Wp−Wr)がエンジン動力の上限値We_maxと下限値We_minとの間の範囲で変動するときは、エンジン動力Weが当該残余動力の変動に応じて変動することによって、その残余動力の変動を吸収する。
(4)の区間では、回生動力Wrと余剰動力Wgとが発生している。つまり、余剰動力Wgは次式、すなわち、
Wg=We_min−(Wp−Wr)
により算出される。
換言すれば、コントローラ30は、図9に示すように、ポンプ動力Wpから回生動力Wrを引いた残余動力(Wp−Wr)が予め設定されたエンジン動力Weの上限値We_max以上のときは、発電電動機24を蓄電器26の電力によって電動機として作動させ、前記残余動力(Wp−Wr)が予め設定されたエンジン動力Weの下限値We_min以下のときは、発電電動機24を発電機として作動させる。
ここで、エンジン動力Weの上限値We_max及び下限値We_minは、当該上限値We_maxと下限値We_minとの間に前記高効率領域(図5を参照)に含まれるエンジン20の回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力を含むように設定されることが好ましい。
なお、蓄電器26の蓄電量が前記蓄電下限値以下になったときには、コントローラ30が発電電動機24を発電機として作動させること、及び蓄電器26の蓄電量が前記蓄電上限値以上になったときには、コントローラ30が発電電動機24を電動機として作動させることは、第一実施形態と同様である。
以上説明したように、この第二実施形態のハイブリッド油圧ショベル1によれば、エンジン20は、エンジン動力Weが概ね上限値We_maxと下限値We_minとの間に収まるように駆動されるので、エンジン動力Weの変動が有効に抑制される。
また、エンジン動力Weの上限値We_maxと下限値We_minとの間に前記高効率領域に含まれるエンジン20の回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力が含まれるので、エンジン20の燃費が向上する。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、上部旋回体3は、発電電動機24で生成される電力及び蓄電器26の電力のうち少なくとも一方の電力で駆動される旋回電動機38によって旋回される例を示したが、この上部旋回体3は、油圧ポンプ18の吐出油で駆動される油圧モータによって駆動されてもよい。この場合、発電電動機38及び第二インバータ36は省略される。
また、本実施形態では、油圧ポンプ18と油圧モータ22とが第一ギア34及び第二ギア32を介して接続された例が示されているが、これら油圧ポンプ18と油圧モータ22とは、同一の軸に直列的に取り付けられてもよい。
1 ハイブリッド油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業アタッチメント
6 ブーム
7 アーム
8 バケット
10 油圧アクチュエータ
10a ブームシリンダ
10b アームシリンダ
10c バケットシリンダ
10d 左クローラ用アクチュエータ
10e 右クローラ用アクチュエータ
12 リモコン弁
12a 操作レバー
14 コントロールバルブ
16 油圧回路
18 油圧ポンプ
20 エンジン
22 油圧モータ
24 発電電動機
26 蓄電器
28 第一インバータ
30 コントローラ(制御部)
36 第二インバータ
38 旋回電動機
40 流量制御手段
42 圧力センサ
44 圧力センサ
y1 第一油路
y2 第二油路
y3 第三油路

Claims (9)

  1. 建設機械であって、
    エンジンと、
    前記エンジンのエンジン動力により駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータからの戻り油で回転する油圧モータと、
    前記エンジン及び前記油圧モータに接続されており、前記油圧ポンプを駆動する電動機としての機能と前記エンジン動力及び前記油圧モータで生成される回生動力のうち少なくとも一方の動力によって発電する発電機としての機能とを有する発電電動機と、
    前記発電電動機によって発電された電力を蓄える蓄電器と、
    前記発電電動機の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの駆動に必要なポンプ動力から前記回生動力を引いた残余動力が予め設定された前記エンジン動力の上限値以上のときは、前記発電電動機を前記蓄電器の電力によって電動機として作動させ、前記残余動力が予め設定された前記エンジン動力の下限値以下のときは、前記発電電動機を発電機として作動させる建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記制御部は、前記残余動力が前記上限値以上のときは、当該残余動力と前記上限値との差分だけの動力が得られるように前記発電電動機を前記電動機として作動させ、前記残余動力が前記下限値以下のときは、当該下限値と前記残余動力との差分だけの動力により前記発電電動機を前記発電機として作動させる建設機械。
  3. 請求項1又は2に記載の建設機械において、
    前記上限値と前記下限値とが等しくなるように設定されている建設機械。
  4. 請求項3に記載の建設機械において、
    前記上限値及び前記下限値は、前記エンジンの燃料消費率が当該燃料消費率の最も低い最低消費率から3割以上高くならない高効率領域に含まれる前記エンジンの回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力に設定される建設機械。
  5. 請求項1又は2に記載の建設機械において、
    前記上限値及び前記下限値は、当該上限値と下限値との間に前記エンジンの燃料消費率が当該燃料消費率の最も低い最低消費率から3割以上高くならない高効率領域に含まれる前記エンジンの回転数とトルクとの組み合わせに対応する動力を含むように設定される建設機械。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の建設機械において、
    前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには前記発電電動機で発電させるように前記上限値及び下限値を上げる建設機械。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の建設機械において、
    前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには前記発電電動機の電力により前記油圧ポンプが駆動されるように前記上限値及び前記下限値を下げる建設機械。
  8. 請求項1ないし5のいずれかに記載の建設機械において、
    前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電下限値以下になったときには前記残余動力にかかわらず前記発電電動機を発電機として作動させる建設機械。
  9. 請求項1ないし6のいずれかに記載の建設機械において、
    前記制御部は、前記蓄電器の蓄電量が予め設定された蓄電上限値以上になったときには前記残余動力にかかわらず前記発電電動機を電動機として作動させる建設機械。
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