JP2010255185A - 防火設備用枠材及びこれを用いた防火ユニット - Google Patents

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達也 山内
Daisuke Matsunaga
大輔 松永
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Abstract

【課題】 防火設備用枠材及びこれを用いた防火ユニットを得る。
【構成】 ドア本体20は、合板1が桐集成材2により挟持された芯材の側面に框材5を接合し、表裏に不燃材3、更に表面材4を積層し、側面に木口材6を接着する。芯材の表層側には反りを抑制するため通気孔8を設ける。防火設備用枠材30のドア本体20と向き合う面には加熱発泡シート9を埋設し、防火設備用枠材30と戸当り10の表面には化粧シート7を接着する。加熱発泡シート9と化粧シート7の間にPETフィルムを介在させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は加熱発泡シートを用いた防火設備用枠材及び防火ユニットに関する。
従来、木製の防火ドアがあり、ドア枠と本体との隙間からの火炎の流出を防止するため加熱発泡材を用いる技術がある。
実開平2−121585号公報 実開平2−121586号公報 実開平5−40585号公報 特開平9−256746号公報
ドア本体側に加熱発泡材を適用する場合、火災による発泡のレスポンスを向上させるため表面から近い距離に埋設するとドア枠の開口巾に従って側面を切断して加熱発泡材を露出させてしまうことがあった。この不具合を解消しようとして奥まった位置に埋設すると熱伝導が悪く発泡するのに時間を要し、加熱発泡材の機能を充分に発揮できず、防火性に乏しくなることがあった。また、ドア枠の内部に加熱発泡材を取り付ける場合もあるが、表面が燃焼してからでないと充分に発泡しないため反応速度が非常に遅かった。
また、丁番で荷重を持たせているので融点の低い金属を用いることができなかった。更にまた、一度発泡した加熱発泡材が、扉の反りなどの動きによって脱落し、防火性能に乏しくなることがあった。
本発明は、かかる状況に鑑み検討されたもので、加熱発泡シート9が埋設され、該加熱発泡シートがPETフィルム15で被覆され、更に化粧シート7がラッピングされた防火設備用枠材30である。
本発明では、加熱発泡シート9を防火設備用枠材30側に埋設しているため化粧シートが溶けた段階で非常に早く反応し発泡する。(約5秒)。また、丁番が加熱により溶融しても加熱発泡材の発泡作用により防火設備用枠材30とドア本体20との隙間を埋めることができ、しかも発泡量が充分になるように設計されているためドア本体20が脱落することなく国土交通省認定の20分耐火の防火試験(建築基準法第2条第九号の二十及び同法施行令第109条の2)に合格するという効果がある。また、通気孔8が設けられているので温度・湿度の影響による反りが小さい。
図1は本発明の防火ユニット40の正面図を示す。図2は図1中の線AA´−BB´に沿う破断構成断面図である。図3は図2中の開口部分の要部拡大断面図である。ドア本体20は、合板1が桐集成材2により挟持された芯材の側面に框材5が接合され、表裏に不燃材3、更に表面材4が積層され、側面に木口材6が接着されている。芯材の表層側には反りを抑制するため通気孔8が設けられている。
ドア本体20の芯材については、ドア本体20の強度を保持するとともに燃焼後の反りを3〜6mm程度に抑制し、寸法安定性の向上を図り、炭化層の収縮による亀裂を接着剤層で抑制し防火性に優れたものにするという観点から桐集成材2(厚み11mm)を用いている。桐は木材の中でも水分の吸脱が少なく、平均収縮率が接線方向で0.23%、放射方向で0.09%と特に寸法安定性に優れた材であるためドアとしての寸法安定性に優れ、軽量化はもちろんのこと断熱性に優れる面からも好ましい。また、桐材同士の集成部分17は、遮炎性能上弱いため合板1を挟み表裏の桐集成材2の集成部分17が直線状にないように設計されている。尚、本発明ではドア本体20の厚みは33mmであり、33mmという薄さでも防火基準を満たし、軽量化、資源の有効活用が可能となっている。
単板、集成材、合板、単板積層材、中密度繊維板(MDF)等の木質基材、アルミニウム、スチール等の金属基材からなる防火設備用枠材30のドア本体20と向き合う面には加熱発泡シート9が埋設され、その表面は熱可塑性樹脂フィルム15で被覆されている。熱可塑性樹脂フィルム15で被覆することにより施工時の加熱発泡シート9の傷、打痕を防止するものとなっており本発明の重要な構成要素となっている。熱可塑性樹脂フィルム15として、PETフィルムを用いているが、他にもポリカーボネートフィルム、アクリルフィルム等、溶融しやすいフィルムが使用できる。加熱発泡シート9は黒色で見栄えが良くないので、防火設備用枠材30には化粧シート7として、坪量140g/mの化粧シート7がラッピング接着されている。戸当り10の表面にも同様の化粧シート7がラッピング接着されている。化粧シート7は、オレフィンシートが使用されているが、他にも、塩化ビニルシート、化粧強化紙、突板等が使用でき特に制約はない。
加熱発泡シート9は水ガラス系の加熱発泡材、グラファイト系の加熱発泡材、膨張黒鉛などとガラス繊維との複合シ−トを好適に用いることができる。
この加熱発泡シート9は両面テ−プや通常の接着剤、例えばエポキシ樹脂系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、アクリル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤等にて埋設固定される。加熱発泡材は温度が150〜200℃になると発泡して、防火設備用枠材30とドア本体20との隙間を封止することにより内部又は外部の炎や煙を遮断する効果を有する。
本発明においては、加熱発泡シート9として、膨張黒鉛とガラス繊維との複合シ−ト(商品名 EXP3000 株式会社アスクテクニカ製)を熱可塑性樹脂フィルム15で被覆し、酢酸ビニル系接着剤でMDFからなる枠材30に埋設固定されている。加熱発泡シート9の厚みは2.3mmである。また、本発明において極めて重要な構成要件は丁番が加熱により溶融しても加熱発泡材の発泡作用により防火設備用枠材30とドア本体20との隙間を埋め、ドア本体が脱落しないように次式による値が3以上となるように加熱発泡シート、発泡倍率が設定されている。
チリ;ドア本体20と枠材30との隙間(図3中のt)
また、加熱発泡シート9の幅(L)は扉の中心から扉厚さ(Dt)との関係は、L/Dt≧2/3とする。(図3中のL、Dt)
このように設計すると、ドア本体が反ってもそれに追従する新たな発泡材が膨張するため炎の噴出に対して非常に有効に作用する。
不燃材3はパルプ・ガラス繊維混入けい酸マグネシウム板(GRANDEX 登録商標,グランデックス株式会社製)が使用されている。この不燃材3を用いることによりドア本体20の炭化スピードを遅らせることができ、燃焼時の反りも小さく、四方からの加熱発泡材の圧力に耐えうる剛性を長時間保持することができ、これも本発明の重要な構成要件である。
不燃材3の表裏に接着される表面材4はとしては広く一般に用いられているメラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレ−ト樹脂化粧板、ポリエステル化粧板や、合板、繊維板、チップボ−ドなどの木質基材に塗装突板シ−トを接着加工したものなどが適用でき、特に制約はない。
框材5には厚み25mmの単板積層材が使用されている。
本発明の防火ユニットの正面図。 図1中の線AA´−BB´に沿う拡大断面図。 図2中の開口部分の要部拡大断面図。
1 合板
2 桐集成材
3 不燃材
4 表面材
5 框材
6 木口材
7 化粧シート
8 通気孔
9 加熱発泡シート
10 戸当り
15 熱可塑性樹脂フィルム
17 桐材同士の集成部分
20 ドア本体
30 防火設備用枠材
40 防火ユニット
t チリ
L 加熱発泡シートの幅
Dt 扉厚

Claims (2)

  1. 加熱発泡シート9が埋設され、該加熱発泡シートが熱可塑性樹脂フィルム15で被覆され、更に化粧シート7がラッピングされた防火設備用枠材30。
  2. 請求項1記載の防火設備用枠材30と、不燃材3が内部に積層されたドア本体20とからなる防火ユニット40。
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