JPH08218744A - 防火ドア - Google Patents

防火ドア

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Publication number
JPH08218744A
JPH08218744A JP7025124A JP2512495A JPH08218744A JP H08218744 A JPH08218744 A JP H08218744A JP 7025124 A JP7025124 A JP 7025124A JP 2512495 A JP2512495 A JP 2512495A JP H08218744 A JPH08218744 A JP H08218744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
foaming agent
lattice
wood
noncombustible
Prior art date
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Pending
Application number
JP7025124A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Akagi
恭司 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YODEN ICHIRO
Original Assignee
YODEN ICHIRO
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Filing date
Publication date
Application filed by YODEN ICHIRO filed Critical YODEN ICHIRO
Priority to JP7025124A priority Critical patent/JPH08218744A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製であることによる重厚感や温もり感を生
かしながら、しかも、甲種認定されるほどに防火性能を
発揮し、製造が容易かつ、軽量な構造の防火ドアを提供
する。 【構成】 難燃処理された表裏の突板層1,2間に表裏
両側より内部に向けて難燃処理木材層3,4と無機質不
燃材層5,6を積層し、中心部にコア層として不燃処理
木材格子7と該格子内に無機質不燃繊維8を設け、無機
質不燃材層及びコア層外周の框側部材9の内外に熱発泡
剤の充填溝11を設けて加熱によって発泡する熱発泡剤10
を収容すると共に、前記不燃処理木材格子7の無機質繊
維8との接触面側にも熱発泡剤10の充填溝12を設けてな
る防火ドアである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面が木質でありなが
ら甲種等の高度に防火性能を発揮する防火ドアに関す
る。
【0002】
【従来の技術】防火ドアは従来鉄扉が一般的であり、甲
種防火戸としては木製のものが認定されることはなかっ
た。しかし、最近では消防法の改正もあって、木製でも
条件によっては甲種や乙種防火戸となり得ることが明ら
かとなって実施されつつある。ちなみに、甲種防火戸
は、18cmの距離をおいて950℃のバーナー炎を当てた場
合に60分間耐えることができれば認定される。乙種防火
戸は20分間である。
【0003】木質の防火ドアの従来例としては、木材を
難燃処理、すなわち、処理釜内に木材を入れ、真空状態
とした後、難燃剤を浸透吸収させたものを用いるのが一
般的ではあるが、甲種に認定されるほどに防火性能を発
揮することはない。また、木材は炎に当ると反りが出て
しまう。
【0004】木材の内部に石膏ボードを挾む手段も耐火
構造としては効果的であるが、防火戸自体が80〜90kgも
の高重量となる難点がある上に、取付けも困難で生産性
が低く、価格的にも実用化が難しい。
【0005】前記難点を本発明者は、難燃処理された木
材層間に不燃材マットを介して不燃接着剤で接着複層化
すると共に複数箇所で全体をビス止めした内層と、木質
外装材とからなり表面に塗装を施してなる木製防火ドア
を先に開発し、提案している(特願平4-330725号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者による前記木
製防火ドアは、木製であることによる重厚感や温もり感
を生かしながら、しかも、甲種認定されるほどに防火性
能を発揮し、炎が当るようなことがあっても反りが生じ
ない特徴を有している。しかし、製造に際して全体をビ
ス止めするため、ビス止め箇所が多数で作業工数が大で
あるし、不燃材マットにより高重量物となりドアとして
の使用時の操作性や、運搬、施工等における難点を有す
ることが指摘されていた。
【0007】そこで、本発明者は、前記提案したものと
同様に木製の持つ温もり感を生かしながら、甲種認定さ
れるほどに防火性能を発揮するドアであって、製造時の
作業工数の低減と、使用時の操作性の改善、及び適当な
ドア重量となるよう軽量化することを課題としたのであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の防火ドアは難燃
処理された表裏の突板層1,2間に表裏両側より内部に
向けて難燃処理木材層3,4と無機質不燃材層5,6を積
層し、中心部にコア層として不燃処理木材格子7と該格
子内に無機質不燃繊維8を設け、無機質不燃材層及びコ
ア層外周の框側部材9の内外に熱発泡剤の充填溝11を設
けて加熱によって発泡する熱発泡剤10を収容すると共
に、前記不燃処理木材格子7の無機質繊維8との接触面
側にも熱発泡剤10の充填溝12を設けたことを特徴とす
る。
【0009】ここにいう突板層及び難燃処理木材層は特
殊合板農林規格品で規定された難燃処理の施されたもの
であり、また、無機質不燃材層は繊維混入けい酸カルシ
ウム板が好ましい。無機質不燃繊維にはけい酸綿、カー
ボン繊維等が使用できる。熱発泡剤は高温で発泡して気
密性能を発揮する市販のグラファイト系気密発泡剤が好
適である。
【0010】
【作用】本発明はこのような構造としたことにより、木
製であることによる重厚感や温もり感を保持した状態
で、中心部にコア層として不燃処理木材格子7と格子内
に無機質不燃繊維8を用いることとしたので、軽量化が
可能となった。
【0011】難燃処理木材層3,4と無機質不燃材層5,
6との接着が常温接着剤で良好に可能であるから、常温
での高強度が確保される。接着一体化によるので、複数
箇所でビス止めした従来の構造に比べて大幅な省力化を
可能にした。
【0012】熱発泡剤の充填溝12を設けて加熱で発泡す
るようにしたので、火災時には一方が燃えて、もしコア
層に熱が達するようなことがあっても、熱発泡剤が発泡
して気密状態にして他面への熱の伝導を防ぎ、他面側ま
で燃焼するのを妨げる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の防火ドアの正面図、図2はこ
の防火ドアの要部断面図、図3は単位格子の正面図、図
4は本発明の防火ドアの分解斜視図である。これらの図
にみられるように、難燃処理された表裏のオーク材の0.
3mm突板層1,2間に、表裏両側より内部に向けて13mmの
難燃処理木材層3,4と、厚さ6mmの繊維混入けい酸カル
シュウム板からなる無機質不燃材層5,6を積層し、中
心部にコア層として不燃処理木材格子7とその格子内に
無機質不燃繊維8を設けている。積層に際して突板層
1,2と難燃処理木材層3,4、無機質不燃材層5,6及
び不燃処理木材格子7の各接着部にはポリウレタン系接
着剤を用いた。
【0014】無機質不燃材層5,6およびコア層外周の
框側部材9の内外に熱発泡剤の充填溝11を設けており、
これに加熱によって発泡する熱発泡剤10を充填してい
る。また、不燃処理木材格子7の無機質繊維8との接触
面側にも熱発泡剤10の充填溝12を設けている。熱発泡剤
は市販のグラファイト系のものを用いた。無機質繊維は
市販のソノトライト結晶を主材料とした保温材であるス
ーパーシリカを桝目の中へ充填可能な方形片に多数個作
成して充填した。
【0015】この防火ドアは取手埋込金具や丁番金具
は、所定容積に耐熱スレートで仕切られた中へ耐熱セメ
ント13を充填固化させ、取手埋込金具や丁番金具をねじ
によって固定するようにしている。
【0016】
【発明の効果】本発明の防火ドアは以上のような構造で
あるから、木製であることによる重厚感や温もり感を持
ち、しかも、外観が純木製に近いものでありながら甲種
認定されるほどに防火性能を発揮し得るものとなった。
製造時の作業工数の低減と軽量化が可能となり、使用時
には適当な開閉時の操作性に加えて、開閉音も木質のも
のに近いものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防火ドアの正面図である。
【図2】同防火ドアの要部断面図である。
【図3】同防火ドアの単位格子の正面図である。
【図4】同防火ドアの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 突板層 2 突板層 3 難燃処理木材層 4 難燃処理木材層 5 無機質不燃材層 6 無機質不燃材層 7 不燃処理木材格子 8 無機質不燃繊維 9 框側部材 10 熱発泡剤 11 充填溝 12 充填溝 13 耐熱セメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難燃処理された表裏の突板層間に表裏両
    側より内部に向けて難燃処理木材層と無機質不燃材層を
    積層し、中心部にコア層として不燃処理木材格子と該格
    子内に無機質不燃繊維を設け、無機質不燃材層及びコア
    層外周の框側部材の内外に熱発泡剤の充填溝を設けて加
    熱によって発泡する熱発泡剤を収容すると共に、前記不
    燃処理木材格子の無機質繊維との接触面側にも熱発泡剤
    の充填溝を設けてなる防火ドア。
JP7025124A 1995-02-14 1995-02-14 防火ドア Pending JPH08218744A (ja)

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JP7025124A JPH08218744A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 防火ドア

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JP7025124A JPH08218744A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 防火ドア

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