JP2010252860A - 温度が変化する入力操作装置ならびに該入力操作装置を用いるプログラム - Google Patents
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【解決手段】家庭用ゲーム機25にプレイヤが入力操作を行うコントローラ装置10が接続されている。コントローラ装置10の操作によりゲーム画面は進行する。コントローラ装置10にコントローラ装置自体を冷却したり、加熱したりするペルチェモジュールが内蔵されている。プレイヤはゲームの場面によってコントローラ装置が加熱されたり、冷却されたりするため、実際のゲーム内容に対応した臨場感や雰囲気を温度変化によって体験することができる。
【選択図】図1
Description
特許文献1にこの種の仕掛けが組み込まれたゲーム機用操作装置が開示されている。
これは、ゲーム機用操作装置にゲーム機本体からのデータを適宜受信する双方向の通信手段を設け、ゲーム機からの特定の応答信号により作動するコイル部および磁性体によって構成され、ゲーム機用操作装置に振動が発生させられるものである。
本発明の目的は、ゲーム画面の場面上の雰囲気や画面に表示されないイベントを好適に演出することができる温度が変化する入力操作装置を提供することにある。
さらに本発明の目的は、上記入力操作装置を用いたゲーム機のプログラムを提供することにある。
本発明の請求項2は、ゲーム機の入力操作装置において、信号を流すことにより加熱し、冷却する加熱冷却モジュールを内蔵させ、ゲーム機本体内からの加熱または吸熱すべき情報を受け、該入力操作装置を発熱または冷却することを特徴とする。
本発明の請求項3は、ゲーム機のユーザが把持する入力操作装置に、信号を流すことにより加熱し、冷却する加熱冷却モジュールを内蔵させ、ゲーム実行時に加熱を行う場面が発生した場合、または加熱する環境にある場合、加熱する信号を出力し、冷却する場面が発生した場合、または冷却する環境にある場合、冷却する信号を出力する加熱冷却制御手段をゲーム機内に設け、ゲーム場面に応じて入力操作装置を加熱冷却することを特徴とする。
本発明の請求項4はキャラクタが障害物を避けながら多種類のステージをクリアしてゲームを進行させるアクションゲームプログラムであって、気温パラメータを規定するステージ設定テーブルを有し、つぎに進行すべきステージの環境をステージ設定テーブルを参照して判断する機能と、判断の結果、高温ステージであれば、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを加熱する加熱機能と、判断の結果、低温ステージであれば、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを冷却する冷却機能と、判断の結果、中温ステージであれば、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールの動作を停止させる停止機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の請求項5は、コマンド選択により会話を進行させ、選択したコマンドによりシーンを分岐させるマルチエンディング方式のアドベンチャーゲームプログラムであって、笑える,怖い,普通を演出するパラメータを規定する会話シーン設定テーブルを有し、会話シーンで会話シーン設定テーブルを参照し、笑えるシーンの場合、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを加熱する加熱機能と、怖いシーンの場合、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを冷却する冷却機能と、普通のシーンの場合、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールの動作を停止する停止機能と、会話中のヒントから謎が解ければゲームクリアとなる機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の請求項6は、並べられた複数のパネルの中から条件に合ったパネルを探し出すゲームプログラムであって、ステージ毎に、温度が低い順または高い順に並べて所定の順位以内のパネルをプレイヤが選択することをステージクリア条件とするステージ設定テーブルを有し、全パネルの温度設定値を所定の範囲でランダムに決定する決定機能と、プレイヤがパネルを選択し、決定ボタンを押していない場合、選択されたパネルのポジションを読み取り、該当パネルに設定されている温度対応に加熱冷却モジュールを加熱または冷却させる加熱冷却機能と、プレイヤがパネルを選択して決定ボタンを押した場合、プレイヤが選択したパネルの温度をステージ設定テーブルの条件と比較し、プレイヤが選択したパネルの温度設定がステージ設定テーブルの条件を満たしているか否かを判定する機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の請求項7は、プレイヤキャラクタを操作するRPGプログラムであって、マップ画面の各座標について敵キャラクタの出現確率が設定される出現確率テーブルを有し、プレイヤの操作によりプレイヤキャラクタが移動したマップ画面の座標の敵キャラクタの出現確率を求め、求めた敵キャラクタの出現確率が所定値Aより高い場合、加熱冷却モジュールを冷却する冷却機能と、敵キャラクタの出現確率が所定値Bより低い場合、加熱冷却モジュールを加熱する加熱機能と、前記所定値Aまたは所定値Bに該当しない場合、加熱冷却モジュールの動作を停止する停止機能とを実現させることを特徴とする。
加熱冷却モジュールを単なる電子クーラとして利用すれば、夏季の使用時に、手のひらに汗をかくことを防止でき、電子ヒータとして利用すれば、冬季の使用時に手指のかじかみを防止することができる。
図1は本発明による温度が変化する入力操作装置を適用したゲーム機の外観を示す図である。
家庭用ゲーム機25にプレイヤが入力操作を行うコントローラ装置(入力操作装置)10が接続されている。プレイヤの電源投入操作により家庭用ゲーム機のメモリまたは光学ドライブ装置に装填されたCD等に記憶されているゲームプログラムが読み出されて起動され、液晶モニタ1にゲーム画面が表示される。コントローラ装置10にコントローラ装置自体を冷却したり、加熱したりするペルチェモジュールが内蔵されている。家庭用ゲーム機25でプレイされるゲーム内容は、ペルチェモジュールを動作させる制御(プログラム)が含まれている。
コントローラ装置10に方向キー4,決定キー5,取り消しキー6の操作部が設けられ、コントローラ装置10の左右にそれぞれ加熱冷却モジュール(ペルチェモジュール)2および3が内蔵されている。加熱冷却モジュール2,3は流す電流の方向を変えることにより発熱,吸熱作用を行い、電流値に従った発熱量,吸熱量となる。
コントローラ装置10はゲーム機回路20とデータ(操作信号,加熱冷却の信号)を送受信し、ゲーム機回路20の制御部21はコントローラ装置10から入力信号を受信する。また、コントローラ装置10へ加熱冷却制御部23を介して加熱冷却の信号を送出する。
液晶モニタ1は加熱冷却モジュール2,3の動作に対応したゲーム画面を表示する。
ゲーム実行部22はメモリ部24または光学ドライブ装置に装填されたCD等のディスクからゲームプログラムを読み込むことによりゲーム機能を実現する。
メモリ部24は温度設定のためのテーブルやゲームクリア条件を示すテーブルなども記憶する。加熱冷却モジュールを動作させる温度設定のためのテーブルはゲームの種類によって書き換えられる場合がある。
プレイヤキャラクタを操作するアクションゲームで用いられるパッドタイプのコントローラ装置30である。左上に方向キー31を、右上にA,Bボタン32をそれぞれ有し、Aボタンはプレイヤキャラクタをジャンプさせるジャンプボタンの機能を有する。左側把持部30a内および右側把持部30b内にそれぞれ板状の金属パーツ33,33が内蔵され、金属パーツ33,33の裏側にそれぞれ加熱冷却モジュール34,34が貼り付けられている。方向キー31はプレイヤキャラクタを左右に移動させる場合に操作する。金属パーツ33,33は加熱冷却モジュール34,34の温度変化を広い範囲に伝導させる機能を有する。
画面内に高さの異なる多数のマッチ棒35,35・・・があり、プレイヤキャラクタ36はこのマッチ棒35,35,・・・を触れることなく飛び越えながら、画面右端に移動するものである。プレイヤキャラクタ36が画面右端に達すればこのステージはクリアとなる。
図3Cは第1の実施の形態の入力操作装置を用いたゲーム機の低温ゲームステージの画面例を示す図である。
このステージは画面内に高さの異なる多数の雪だるま38,38・・・が配置されており、プレイヤキャラクタ36は雪だるま38,38・・・を飛び越えながら右端に移動するものである。プレイヤキャラクタ36がマッチ棒35や雪だるま38に触れるとゲームオーバとなる。
ゲーム実行部22は、高温,低温,中温ステージのいずれかに切り替えが発生したか否かを判断する(ステップ(以下「S」という)001)。切り替えが発生しなければ、そのステージのゲームが続行される(S004)。そしてゲーム実行部22はゲーム終了(タイムオーバなど)が発生したか否かを判断し(S005)、ゲーム終了が発生すれば、そこでゲーム終了となる。ゲーム終了が発生しなければ、再度ステージの切り替えが発生したか否かを判断するS001に移行する。
S001の判断においてステージの切り替えが発生すれば、メモリ部24に記憶されている、気温パラメータを規定するステージ設定テーブルを参照し、そのステージのコースデータ,サウンドデータ,温度設定のデータ,制限時間を取り出す(S002)。
(表1)
STAGE コースデータ サウンドデータ 温度設定 制限時間
番号 ファイル名 ファイル名
0 Coursedata _00.dat Sounddata_00.dat HIGHT 360sec
1 Coursedata _01.dat Sounddata_01.dat LOW 480sec
2 Coursedata _02.dat Sounddata_02.dat HIGHT 240sec
3 Coursedata _03.dat Sounddata_03.dat NORMAL 600sec
4 Coursedata _04.dat Sounddata_04.dat HIGHT 120sec
5 Coursedata _05.dat Sounddata_05.dat LOW 360sec
表1によれば、6種類のステージがあり、例えばステージ番号「0」であれば、コースデータは Coursedata _00.datのファイルであり、画像データ,ヒットデータを含んでいる。サウンドデータは Sounddata_00.datのファイルであり、BGMデータや効果音データを含んでいる。温度設定は HIGHT(高温設定)であり、加熱すべきデータである。制限時間はこのステージをクリアすべき 360sec が設定されている。
そしてそのステージのゲームが続行され(S004)、ゲーム実行部22はゲーム終了(タイムオーバなど)が発生したか否かを判断し(S005)、ゲーム終了が発生すれば、そこでゲーム終了となる。ゲーム終了が発生しなければ、上記と同様、再度ステージの切り替えが発生したか否かを判断するS001に移行する。
この例はプレイヤキャラクタが会話を進めることによりゲームを進行するアドベンチャーゲームで用いられるパッドタイプのコントローラ装置40である。
このコントローラ装置40の操作部分(方向キー41,AおよびBボタン42)および加熱冷却モジュールのハード構成(金属パーツ43,43,加熱冷却モジュール44,44)は、図3Aのコントローラ装置の操作部分および内蔵される加熱冷却モジュールのハード構成と同じであるが、ゲーム内容に対応し、方向キー41はコマンド選択のための操作部,Aボタン42は選択したコマンドを決定するコマンド決定ボタンとして、また、会話文表示のページ送りに使用するページ送りボタンとして用いられる点で異なっている。
ゲーム画面においてプレイヤがキャラクタ45が「話す」46を選択し、キャラクタ45が話した「トンネルに青白い影が・・・」の会話内容47が表示されている状態が示されている。これはコマンド選択により会話を進め、選択したコマンドによりシーンが分岐していくマルチエンディング方式のゲームである。
会話中のヒントからナゾが解ければゲームクリアとなる。ゲーム内容はホラー色のストーリー展開となる。
冷却することにより怖さを演出する恐怖パラメータ等を規定する会話シーン別設定テーブルを有している。
会話シーン別設定テーブルには、笑えるシーンの場合、怖いシーンの場合、普通のシーンの場合に対応して入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュール44,44を加熱するか、冷却するか、動作を停止するかの温度設定データなどが設定されている。
ゲーム実行部22は、会話シーンの切り替えが発生したか否かを判断する(S101)。会話の切り替えが発生しなければ、プレイヤは1会話シーンを進行する(S104)。ゲーム実行部22はゲームが終了(タイムオーバなど)したか否かを判断し(S105)、ゲーム終了が発生すれば、そこでゲームは終了となる。ゲーム終了が発生しなければ、再度会話シーンの切り替えが発生したか否かを判断するS101に移行する。
S101の判断において、会話シーンの切り替えが発生すれば、メモリ部24に記憶されている、会話シーン設定テーブルを参照し、その会話シーンの会話シーンデータ,サウンドデータ,温度設定のデータを取り出す(S102)。
(表2)
会話シーン 会話シーンデータ サウンドデータ 温度設定
ファイル名 ファイル名
0 Coursedata _00.dat Sounddata_00.dat HIGHT
1 Coursedata _01.dat Sounddata_01.dat LOW
2 Coursedata _02.dat Sounddata_02.dat HIGHT
3 Coursedata _03.dat Sounddata_03.dat NORMAL
4 Coursedata _04.dat Sounddata_04.dat HIGHT
5 Coursedata _05.dat Sounddata_05.dat LOW
表2によれば、6種類のステージがあり、例えばステージ番号「0」であれば、コースデータは Coursedata _00.datのファイルであり、画像データ,会話文テキストデータ,シーン分岐情報等を含んでいる。サウンドデータは Sounddata_00.datのファイルであり、BGMデータや効果音データを含んでいる。温度設定は HIGHT(高温設定)であり、加熱すべきデータである。
そしてその会話シーンが続行され(S104)、ゲーム実行部22はゲーム終了(タイムオーバなど)が発生したか否かを判断し(S105)、ゲーム終了が発生すれば、そこでゲーム終了となる。ゲーム終了が発生しなければ、上記と同様、再度会話シーンの切り替えが発生したか否かを判断するS101に移行する。
図5Aのコントローラ装置50においてマウス形状の上部の左側の操作部は決定ボタン51の機能を有している。マウス下部に金属パーツ52が形成され、金属パーツ52の下面に加熱冷却モジュール53が貼付されている。マウスを上下左右に移動させマウス下面の光学センサ(図示していない)に移動量を検知させることによりパネル(図5C参照)上をカーソルを動かしパネルを選択することができる。
図5Bのコントローラ装置54においてスティック形状の上部に方向キー55が設けられ、その下のボタンは決定ボタン56の機能を有している。スティック下部が金属パーツ57で形成され、金属パーツ57の下面に加熱冷却モジュール58が貼付されている。
これらコントロール装置50,54を用いるゲームは、並べられた複数のパネルの中から条件の合ったパネルを探し出すものである。
決定ボタン51,56はマウスの移動によって、または方向キー55の操作によって選択されたパネルを決定するものである。
ステージクリア型探索ゲームで、液晶モニタ1に図5Cに示すような多数のパネルを配列したゲーム画面59が表示され、カーソルを操作して制限時間内に条件の合ったパネルを探し出すものである。右上に残りの時間48秒が表示されている。
各ステージには条件が設定されており、正解を選択すればステージクリアとなる。間違った選択をしたり、残り時間が無くなるとゲームオーバとなる。
ゲーム実行部22は、全パネルの温度設定値を−255〜+255の範囲でランダムに決定する(S201)。つぎに決定ボタン51または56が押されたか否かを判断する(S202)。決定ボタンが押されていなければ、カーソルが移動したパネルのポジションを読み取り、該当パネルの温度設定(ランダムに設定された温度設定値)をするため、加熱冷却制御部23を制御し、加熱冷却モジュール53または58に電流を流し、加熱冷却モジュール53または58を温度設定値に加熱または冷却する(S203)。
一方決定ボタンが押されていれば、そのポジションのパネルの温度を、ステージ情報テーブルの条件と比較し正解か否かを判定する(S204)。
表3にステージ情報テーブルの一例を示す。
(表3)
ステージ番号 クリア条件
0 温度が高い順に並べて10番以内のパネルを選択
1 温度が低い順に並べて10番以内のパネルを選択
2 温度が高い順に並べて 5番以内のパネルを選択
3 温度が低い順に並べて 5番以内のパネルを選択
4 温度が高い順に並べて一番のパネルを選択
5 温度が低い順に並べて一番のパネルを選択
表3によれば、6種類のステージがあり、例えばステージ番号「0」であれば、「温度が高い順に並べて10番以内のパネルを選択」がクリア条件である。
このようにステージ情報テーブルの条件をクリアすれば、ゲーム実行部22はゲーム終了(タイムオーバなど)が発生したか否かを判断する(S205)、ゲーム終了が発生すれば、そこでゲームは終了となる。ゲーム終了が発生しなければ、再度全パネルの温度設定値を−255〜+255の範囲でランダムに決定するS201に移行する。
ステージ情報テーブルの条件をクリアしない場合、外れとなりゲームはそこで終了する。
コントローラ装置60の左上に方向キー61を、右上にA,Bボタン62をそれぞれ有し、Aボタンは方向キーで選択したコマンドの決定に用いられる。左側把持部60aおよび右側把持部60bにそれぞれ板状の金属パーツ63,63が形成され、金属パーツ63,63の下面にそれぞれ加熱冷却モジュール64,64が貼付されている。
携帯電話機65の表面の中央に方向キー66が、方向キー66の中心に決定キー67がそれぞれ配置されている。裏面の下部に金属パーツ68が形成され、金属パーツ68の下面に加熱冷却モジュール69が貼付されている。
図6Aおよび図6Bにおいて方向キー61,66はプレイヤキャラクタを左右に移動させる場合やコマンド選択に用いられる。金属パーツ63,68は加熱冷却モジュール64,69の温度変化を広い範囲に伝導させる機能を有する。
図6A,図6Bともプレイヤキャラクタを操作するRPGのコントロールに用いられる。
プレイヤキャラクタがMAP画面を移動し戦闘を繰り返しながら最終目的地に向かうゲームであり、画面70はプレイヤキャラクタ72が武器を持ち、木71の間(または森)を進行している状態を示している。
方向キー61または66でプレイヤキャラクタ72が移動し、MAP画面の各座標に対し敵キャラクタの出現確率が設定されている。
出現確率に応じて「出現確率の高い場所」では加熱冷却モジュール64または69を冷却し、嫌悪感,恐怖感を演出する。「出現確率の低い場所」では加熱冷却モジュール64または69を加熱し、安心感,安堵感を演出する。
プレイヤキャラクタ72がMAP画面を移動すると、その座標に設定された敵キャラクタの出現確率にそって敵キャラクタと遭遇する。
図6Dに敵に遭遇した状態を示す。
画面73に、敵である雪だるま74が出現し、画面右側に敵の体力HP,MPを示す枠77が表示され、左下に「戦う」、「逃げる」を選択するための枠75が表示されている。画面下部に「ゆきだるまがあらわれた!」という枠76が表示されている。
「戦う」を選択すれば戦闘となる。戦闘画面ではコマンド選択方式の戦闘を行う。
戦闘が終わると、MAP画面に戻り、敵キャラクタの出現確率が再度設定される。
ゲーム実行部22は、MAP画面の出現確率テーブルに各座標の出現確率を設定する(S301)。そしてプレイヤキャラクタが移動したか否かを判定する(S302)。プレイヤが方向キー61または66を操作してプレイヤキャラクタを移動させれば、出現確率テーブルから移動させた座標に応じた敵キャラクタの出現確率を求める(S303)。
表4に出現確率テーブルの一例を示す。
(表4)
左上点座標 領域サイズ 出現確率
X y W H
0 0 80 80 0.003
80 0 80 80 0.05
160 0 80 80 0.001
0 80 80 80 0.001
80 80 160 160 0.07
0 160 80 80 0.01
※出現確率が適用される範囲は左上点座標(x,y)から領域サイズ(W,H)分の矩形内の座標に該当する部分である。
例えば、左上点座標が「80,0」の位置であれば、出現確率は「0.05」である。 この出現確率を得て、条件設定テーブルを参照して加熱冷却モジュールの動作を決定する(S304)。
条件設定テーブルは例えば
敵キャラクタの出現確率>0.01→冷却
敵キャラクタの出現確率<0.005→加熱
他の確率は常温設定(加熱冷却モジュールを起動しない)
に設定されている。
出現確率は「0.05」であるので、この場合は敵キャラクタの出現確率>0.01に該当し加熱冷却モジュール64または69は加熱される。
敵キャラクタが出現すれば、図6Dに示すような戦闘画面が表示され、プレイヤが「戦う」を選択すれば、戦闘画面となる(S306)。戦闘の結果、プレイヤキャラクタが死んでしまったか否かを判定する(S307)。プレイヤキャラクタが死ねば、ゲーム終了となる。死んでいなければ、S301に戻り、再度出現確率テーブルに各座標の出現確率を設定し、S302〜S307を繰り返す。
2,3,34,44,53,58,64,69 加熱冷却モジュール
4,31,41,55,61 方向キー
5 決定キー
6 取り消しキー
10,30,40,50,54,60 コントローラ装置(入力操作装置)
20 ゲーム機回路
21 制御部
22 ゲーム実行部
23 加熱冷却制御部
Claims (7)
- ユーザが把持する入力操作装置において、
信号を流すことにより加熱し、冷却する加熱冷却モジュールを内蔵させ、
装置本体内からの加熱または吸熱すべき情報を受け、該入力操作装置を発熱または冷却することを特徴とする温度が変化する入力操作装置。 - ゲーム機の入力操作装置において、
信号を流すことにより加熱し、冷却する加熱冷却モジュールを内蔵させ、
ゲーム機本体内からの加熱または吸熱すべき情報を受け、該入力操作装置を発熱または冷却することを特徴とするゲーム機の温度が変化する入力操作装置。 - ゲーム機のユーザが把持する入力操作装置に、信号を流すことにより加熱し、冷却する加熱冷却モジュールを内蔵させ、
ゲーム実行時に加熱を行う場面が発生した場合、または加熱する環境にある場合、加熱する信号を出力し、
冷却する場面が発生した場合、または冷却する環境にある場合、冷却する信号を出力する加熱冷却制御手段をゲーム機内に設け、
ゲーム場面に応じて入力操作装置を加熱冷却することを特徴とするゲーム機の温度が変化する入力操作装置。 - キャラクタが障害物を避けながら多種類のステージをクリアしてゲームを進行させるアクションゲームプログラムであって、
気温パラメータを規定するステージ設定テーブルを有し、
つぎに進行すべきステージの環境をステージ設定テーブルを参照して判断する機能と、
判断の結果、高温ステージであれば、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを加熱する加熱機能と、
判断の結果、低温ステージであれば、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを冷却する冷却機能と、
判断の結果、中温ステージであれば、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールの動作を停止させる停止機能と、
を実現させることを特徴とするゲーム機のプログラム。 - コマンド選択により会話を進行させ、選択したコマンドによりシーンを分岐させるマルチエンディング方式のアドベンチャーゲームプログラムであって、
笑える,怖い,普通を演出するパラメータを規定する会話シーン設定テーブルを有し、
会話シーンで会話シーン設定テーブルを参照し、笑えるシーンの場合、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを加熱する加熱機能と、
怖いシーンの場合、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールを冷却する冷却機能と、
普通のシーンの場合、入力操作装置に内蔵された加熱冷却モジュールの動作を停止する停止機能と、
会話中のヒントから謎が解ければゲームクリアとなる機能と、
を実現させることを特徴とするゲーム機のプログラム。 - 並べられた複数のパネルの中から条件に合ったパネルを探し出すゲームプログラムであって、
ステージ毎に、温度が低い順または高い順に並べて所定の順位以内のパネルをプレイヤが選択することをステージクリア条件とするステージ設定テーブルを有し、
全パネルの温度設定値を所定の範囲でランダムに決定する決定機能と、
プレイヤがパネルを選択し、決定ボタンを押していない場合、選択されたパネルのポジションを読み取り、該当パネルに設定されている温度対応に加熱冷却モジュールを加熱または冷却させる加熱冷却機能と、
プレイヤがパネルを選択して決定ボタンを押した場合、プレイヤが選択したパネルの温度をステージ設定テーブルの条件と比較し、プレイヤが選択したパネルの温度設定がステージ設定テーブルの条件を満たしているか否かを判定する機能と、
を実現させることを特徴とするゲーム機のプログラム。 - プレイヤキャラクタを操作するRPGプログラムであって、
マップ画面の各座標について敵キャラクタの出現確率が設定される出現確率テーブルを有し、
プレイヤの操作によりプレイヤキャラクタが移動したマップ画面の座標の敵キャラクタの出現確率を求め、求めた敵キャラクタの出現確率が所定値Aより高い場合、加熱冷却モジュールを冷却する冷却機能と、
敵キャラクタの出現確率が所定値Bより低い場合、加熱冷却モジュールを加熱する加熱機能と、
前記所定値Aまたは所定値Bに該当しない場合、加熱冷却モジュールの動作を停止する停止機能と、
を実現させることを特徴とするゲーム機のプログラム。
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