JP2010252502A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転子の回転数が高い場合であってもモータケース内での冷却媒体分布の偏りを緩和し、モータトルク損失の増大化を防止することができる回転電機を提供する。
【解決手段】回転子10及び固定子20と、この回転子10及び固定子20を内蔵するモータケース30内に封入した冷却媒体(冷媒オイルOIL)とを備えた回転電機1Aにおいて、モータケース30は、重力方向上側に位置する上部内空間30aと、重力方向下側に位置する下部内空間30bとを連通すると共に、冷却媒体OILが流通可能な冷媒調節路(第1連通溝38)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関し、特に、モータケース内に封入された冷却媒体を有する回転電機に関するものである。
従来、回転子コアに永久磁石を装着してなる回転子と、固定子コアに固定子巻線を捲きつけてなる固定子と、回転子及び固定子を内蔵するモータケースと、備えると共に、モータケース内に冷媒オイルを封入し、回転子の回転によって発生する遠心力を利用してモータケース内で冷媒オイルを掻き上げ、必要箇所を冷却する回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001-37129号公報
ところで、従来の回転電機では、回転子の出力回転数が上昇して所定の回転数に達すると、回転子による遠心力が高まり、モータケースの重力方向上側に冷媒オイルが溜まってしまう現象が生じる。そして、冷媒オイルが一定量溜まると自重に耐え切れずに落下し、その結果モータケースの重力方向下側の冷媒オイル量が急激に増加していた。
しかしながら、冷媒オイル量が急激に増加すると、回転子と固定子との間のギャップに充満した冷媒オイルのせん断抵抗が大きくなり、オイル引きずりによるモータトルク損失が増大するという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、回転子の回転数が高い場合であってもモータケース内での冷却媒体分布の偏りを緩和し、モータトルク損失の増大化を防止することができる回転電機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明では、回転子及び固定子と、この回転子及び固定子を内蔵するモータケースと、モータケース内に封入した冷却媒体とを備えた回転電機において、モータケースは、重力方向上側に位置する上部内空間と、重力方向下側に位置する下部内空間とを連通すると共に、冷却媒体が流通可能な冷媒調節路を有する。
よって、本発明の回転電機にあっては、固定子の回転数が高く、モータケースの上部内空間側に冷却媒体が溜まってしまっても、冷媒調節路を介して上部内空間に溜まった冷却媒体をモータケースの下部内空間側に流すことができる。これにより、モータケース内において冷却媒体分布の偏りが緩和され、冷却媒体が急激に増加することで、オイル引きずりによるモータトルク損失が増大してしまうことを防止できる。
この結果、回転子の回転数が高い場合であっても、モータケース内での冷却媒体分布の偏りを緩和し、モータトルク損失の増大化を防止することができる。
実施例1の回転電機の構成を示す概略断面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 実施例1の回転電機における第一の変形例の構成を示す概略断面図である。 図4におけるC−C断面図である。 実施例1の回転電機における第二の変形例の構成を示す概略断面図である。 図6におけるD−D断面図である。 実施例1の回転電機における第二の変形例の要部を示す説明図である。
以下、本発明の回転電機を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の回転電機の構成を示す概略断面図である。図2は、図1におけるA−A断面図である。図3は、図1におけるB−B断面図である。なお、各図中矢印Xで示す方向が重力方向下側である。
実施例1の回転電機1Aは、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動モータとして使用される交流同期型電動機であり、回転子(ロータ)10と、固定子(ステータ)20と、回転子10及び固定子20を内蔵したモータケース30と、モータケース30内に封入した冷媒オイル(冷却媒体)OILと、を備えている。
回転子10は、回転軸(シャフト)11と、この回転軸11に回転子保持部材12を介して取り付けられた回転子コア13と、を有している。回転軸11は、モータケース30を貫通すると共に、このモータケース30の後述する第1,第2エンドプレート部32A,32BにボールベアリングB1,B2を介して回転可能に保持されている。回転子保持部材12は複数のネジNにより回転軸11の中間部に固定されている。回転子コア13は、リング状の磁性薄板を多数積層して形成されたロータ部鉄心13aと、ロータ部鉄心13aの外周面近傍に埋設固定された希土類磁石等からなる複数の永久磁石13bと、を有している。なお、永久磁石13bは、ロータ部鉄心13aの周方向に沿って交互に極性が変わるように配置されている。そして、ロータ部鉄心13aは、軸方向の両端部にそれぞれエンドリング13cが取り付けられ、一方のエンドリング13cと回転子保持部材12とが固定部14により一体的に固定されている。これにより、回転軸11と回転子保持部材12と回転子コア13とが一体的に回転可能になっている。
固定子20は、複数の分割コア21(図2参照)と、各分割コア21にインシュレータ(図示せず)を介して捲きつけられた固定子巻線(コイル)22と、を有している。図2に示すように、複数の分割コア21は、回転子10の外周を取り囲む円環状に連結され、固定子コア21aを構成する。また、固定子巻線22は断面が矩形状のエナメル線であり、各分割コア21のティース部23に捲きつけられている。固定子コア21aは、モータケース30の内側に固定されている。
モータケース30は、回転子10及び固定子20の外周面を覆う円筒状のハウジング部31と、回転子10及び固定子20の軸方向両端面をそれぞれ覆い、ハウジング部31の両端部にそれぞれ取り付けられた第1,第2エンドプレート部32A,32Bと、を有している。
ハウジング部31は、両端が開放した円筒形状を呈しており、外周面には多数の放熱フィン31aが形成され、内周面には固定子20の固定子コア21aが固着されている。第1,第2エンドプレート部32A,32Bは、ハウジング部31の開放した両端部をそれぞれ閉塞するように固定されており、それぞれの中心には回転軸11が貫通する軸貫通孔33が形成されている。
そして、第1エンドプレート部32Aの内側(ハウジング部31内部)には、軸貫通孔33を取り囲む筒状の第1軸保持部材34が複数のネジN1にて固定され、この第1軸保持部材34と回転軸11との間にボールベアリングB1が配置されている。なお、35aは、モータケース30内の気密性を保持するためのリップシール部であり、35bはボールベアリングB1の軸方向位置を規定するCリングである。
また、第2エンドプレート部32Bの軸貫通孔33の内側には、筒状の第2軸保持部材36が嵌着され、この第2軸保持部材36と回転軸11との間にボールベアリングB2が配置されている。なお、36aは、モータケース30内の気密性を保持するためのリップシール部であり、36bはボールベアリングB2の軸方向位置を規定するCリングである。さらに、この第2エンドプレート部32Bは、軸方向に重ね合わされた一対の第1円板32Baと第2円板32Bbとを有している。
第1円板32Baは、ハウジング部31側に配置されると共に、図3に示すように、軸貫通孔33を挟んで同一径上に位置する第1,第2貫通孔37a,37bと、この第1,第2貫通孔37a,37b間をつなぐと共に一方の端面に形成された第1連通溝38と、第1貫通孔37aから軸貫通孔33へと延びると共に一方の端面に形成された第2連通溝39と、が形成されている。
なお、第1連通溝38は、軸貫通孔33と緩衝しないように正面視コ字状を呈している(図3参照)。また、第2連通溝39は、第2軸保持部材36を径方向に貫通する冷媒通路36cに連通している。そのため、第1貫通孔37aは、第2連通溝39及び冷媒通路36cを介して、回転軸11と第2軸保持部材36との間にボールベアリングB2によって生じる空間Hに連通する。ここで、この空間Hは、ボールベアリングB2に臨んでいる。さらに、第1,第2連通溝38,39及び冷媒通路36cは、それぞれ冷媒オイルOILが流通可能な幅(内径)及び深さを有している。
一方、第2円板32Bbは、第1円板32Baの第1,第2連通溝38,39が形成された一方の端面に対して隙間なく固定されており、第1,第2貫通孔37a,37b、第1連通溝38、第2連通溝39を覆っている。
そして、第1,第2円板32Ba,32Bbが重ね合うことで形成された第2エンドプレート部32Bは、第1貫通孔37aがモータケース30の重力方向上側に位置する上部内空間30aに対向し、第2貫通孔37bがモータケース30の重力方向下側に位置する下部内空間30bに対向する状態で、ハウジング部31に取り付けられている。
このとき、第1,第2貫通孔37a,37bは、それぞれ回転子10の外周面よりも径方向外側に位置する。すなわち、第1,第2貫通孔37a,37bは回転子コア13の外周面よりも径方向外側位置に開放する。さらに、ここでは、第1貫通孔37aの方が、第2貫通孔37bよりも径方向外側に位置している。つまり、軸貫通孔33から第1貫通孔37aまでの距離の方が、軸貫通孔33から第2貫通孔37bまでの距離よりも長くなっている。
これにより、第1貫通孔37aが、モータケース30の上部内空間30aに開放する冷媒流入口に相当し、第2貫通孔37bが、モータケース30の下部内空間30bに開放する冷媒流出口に相当し、第2円板32Bbに覆われた第1連通溝38が、上部内空間30aと下部内空間30bとを連通すると共に、冷媒オイルOILが流通可能な冷媒調節路に相当する。さらに、第2円板32Bbに覆われた第2連通溝39が、上部内空間30aと空間Hとを連通する潤滑用オイル流路に相当する。
冷媒オイルOILは、固定子20の固定子巻線22が持つ熱をモータケース30に伝達する冷却媒体である。この冷媒オイルOILは、図1に示すように、回転子10が停止状態であって、冷媒オイルOILの全量が自重で下部内空間30bに貯留しているときに回転子10の下側が一部浸る程度の量が、モータケース30内に封入されている。
次に、作用を説明する。
実施例1の回転電機1Aにおいて、固定子巻線22を図示しないインバータにより励磁すると、固定子20の周方向に回転磁界が形成され、周方向に交互に極性が異なるように配置された永久磁石13bが埋設された回転子コア13が、固定子20の発生する回転磁界に吸引反発され、回転子コア13が回転軸11と共に回転磁界に同期して回転する。
このとき、モータケース30内に封入された冷媒オイルOILは、回転子10の回転によってモータケース30の重力方向下側から重力方向上側に向かって掻き上げられる。そして、回転子10の回転数の増加に伴って、この回転で生じる遠心力(掻き上げ力)、冷媒オイルOIL自身の有する粘性等により、モータケース30の内面のほぼ全面に張り付くように広がりながらモータケース30内で循環する。これにより、固定子20から発生した熱は冷媒オイルOILを介してモータケース30に伝達され、さらに放熱フィン31aを介して放熱される。なお、このとき、冷媒オイルOILは回転子10の遠心力で径方向外側に向かって流れると同時に、回転子10に引きずられてこの回転子10の回転方向に流れる。そのため、モータケース30の内面には回転子10の回転方向に沿う動圧、及び径方向外側に向かう動圧が作用する。
そして、回転子10の回転数が上昇して高回転領域(例えば1000rpm以上)になると、回転子10によって生じる遠心力が強くなり、モータケース30の上部内空間30aに溜まる冷媒オイルOILの量が増加する。
ここで、上部内空間30aには、第2エンドプレート部32Bに形成された第1貫通孔37aが開放している。この第1貫通孔37aは、第2エンドプレート部32Bのモータケース30内側に開放することで、モータケース30内を循環する冷媒オイルOILの流れ方向に対して動圧を受ける方向に開放することとなる。
これにより、上部内空間30aに溜まった冷媒オイルOILは、動圧により第1貫通孔37a内に入り込み、第1連通溝38を自重で流れ落ちて下部内空間30bに開放した第2貫通孔37bから排出される。
特に、ここでは、軸貫通孔33から第1貫通孔37aまでの距離の方が、軸貫通孔33から第2貫通孔37bまでの距離よりも長くなっているため、第1貫通孔37aに作用する動圧の方が、第2貫通孔37bに作用する動圧よりも大きい。この圧力差によって第1貫通孔37aから入り込んだ冷媒オイルOILは、第2貫通孔37bから円滑に排出される。
なお、この軸貫通孔33から第1貫通孔37aまでの距離と、軸貫通孔33から第2貫通孔37bまでの距離とを調整することで、第1,第2貫通孔37a,37bのそれぞれに作用する圧力差を制御することができ、冷媒オイルOILの排出量及び排出方向を任意に調整することができる。また、ハウジング部31の内周面から第1貫通孔37aまでの距離を調整することで、モータケース30の上部内空間30aに溜まる冷媒オイル量を調整することができる。
そして、第2貫通孔37bから排出された冷媒オイルOILは、モータケース30の下部内空間30bに流れ込む。このように、上部内空間30aに溜まった冷媒オイルOILを下部内空間30bへとスムーズに導くことができる。そのため、モータケース30内での冷媒オイルOILの分布の偏りを緩和することができる。
つまり、上部内空間30aに溜まった冷媒オイルOILが下部内空間30bへと一気に落下し、下部内空間30bの冷媒オイル量が急激に増加して回転子10と固定子20との間のギャップに充満した冷媒オイルOILのせん断抵抗が大きくなり、オイル引きずりによるモータトルク損失が増大することがない。
この結果、回転子10の回転数が高い場合(高回転領域で回転する場合)であっても、モータケース30内での冷媒オイル分布の偏りを緩和し、モータトルク損失の増大化を防止することができる。
また、実施例1の回転電機1Aでは、第1貫通孔37aから空間Hへと延びる第2連通溝39を有しているので、第1貫通孔37aに入り込んだ冷媒オイルOILは、第2連通溝39を通って空間H内へも流れ込むことができる。ここで、空間HはボールベアリングB2に臨んでいるので、冷媒オイルOILがボールベアリングB2に供給されて潤滑油になる。すなわち、第1貫通孔37aと第2貫通孔37bとをつなぐ第1連通溝38が第2エンドプレート部32Bに形成することで、第2エンドプレート部32Bの軸貫通孔33の内側に配置されたボールベアリングB2等に、回転子10の回転を利用して潤滑油として冷媒オイルOILを供給することができ、冷媒オイルOILの一部をボールベアリングB2の潤滑油として利用することができる。このため、ボールベアリングB2の潤滑構造の簡素化を図ることができる。
さらに、実施例1の回転電機1Aでは、冷媒オイルOILが入り込む第1貫通孔37aが、回転子10の外周面よりも径方向外側に位置しているので、回転子10の回転によって生じる遠心力でモータケース30の内面に張り付くように循環する冷媒オイルOILを、効率よく第1貫通孔37aに取り込むことができる。
そして、実施例1の回転電機1Aでは、第1貫通孔37aがモータケース30内を循環する冷媒オイルOILの流れ方向に対して動圧を受ける方向に開放しているため、冷媒オイルOILの動圧を利用して第1貫通孔37a内にさらに効率よく冷媒オイルOILを取り込むことができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の回転電機1Aにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 回転子10及び固定子20と、前記回転子10及び前記固定子20を内蔵するモータケース30と、前記モータケース30内に封入した冷却媒体(冷媒オイルOIL)とを備えた回転電機1Aにおいて、前記モータケース30は、重力方向上側に位置する上部内空間30aに開放する冷媒流入口(第1貫通孔37aと)、重力方向下側に位置する下部内空間30bに開放する冷媒流出口(第2貫通孔37b)とを有し、前記上部内空間30aと前記下部内空間30bとを連通すると共に、前記冷却媒体OILが流通可能な冷媒調節路(第1連通溝38)を有する構成とした。このため、回転子10の回転数が高い場合であってもモータケース30内での冷却媒体分布の偏りを緩和し、モータトルク損失の増大化を防止することができる。
(2) 前記冷媒流入口37aは、前記回転子10の外周面よりも径方向外側に位置している構成とした。このため、回転子10の回転で発生した遠心力によりモータケース30の内面に張り付きながら循環する冷却媒体OILを冷媒調節路38に効率よく取り込むことができる。
(3) 前記冷媒流入口37aは、前記回転子10の回転により生じる遠心力で流れる前記冷却媒体OILの流れ方向に対して、動圧を受ける方向に開放する構成とした。このため、冷却媒体OILを冷媒調節路38に取り込む際に、冷却媒体OILの流速による動圧を利用することができ、さらに効率よく取り込むことができる。
(4) 前記モータケース30は、前記回転子10及び前記固定子20の外周面を覆う円筒状のハウジング部31と、前記回転子10及び前記固定子20の軸方向両端面をそれぞれ覆う一対のエンドプレート部(第1エンドプレート部32A,第2エンドプレート部32B)とを有し、前記冷媒調節路38は、前記一対のエンドプレート部32A,32Bのうち、少なくとも一方に形成する構成とした。このため、第2エンドプレート部32Bに取り付けられた回転子10を支持するボールベアリングB2等に冷却媒体OILの一部を潤滑油として供給することができ、潤滑機構を簡素化することができる。
図4は実施例1の回転電機における第一の変形例の構成を示す概略断面図である。図5は図4におけるC−C断面図である。なお、各図中矢印Xで示す方向が重力方向下側である。
実施例1の回転電機1Aでは、第1,第2貫通孔37a,37b及び第1連通溝38を、モータケース30の第2エンドプレート部32Bに形成したが、これに限らない。図4に示す回転電機1Bのように、第1,第2貫通孔37a,37b及び第1連通溝38を、モータケース30のハウジング部31に形成してもよい。
すなわち、第1,第2貫通孔37a,37bは、それぞれ円筒状のハウジング部31の内周面に開放し、第1連通溝38は、ハウジング部31を周方向に貫通する。なお、この第1連通溝38を形成するには、まず第1連通溝38を形成する位置でハウジング部31を軸方向に分割し、分割端面に第1連通溝38を形成した後、双方を締結する。
このとき、冷媒流入口に相当する第1貫通孔37aは、回転子10の回転によって生じる冷媒オイルOILの流れ方向に対して動圧を受ける方向に開放している。つまり、図5では回転子(ここでは図示せず)は、回転軸11を中心に時計回りに回転するので、冷媒オイルOILも矢印で示すように時計回りに流れる。そのため、図5において右側面に形成された第1貫通孔37aから冷媒オイルOILを効率よく取り込むことができる。
さらに、第1連通溝38は、モータケース30の周方向に沿って延びるので、第1貫通孔37aから第1連通溝38、第2貫通孔37bへと冷媒オイルOILを流す際に、オイルの流れ方向が軸方向に曲がることがない。そのため、第1連通溝38内での抵抗が低減し、さらに効率よく冷媒オイルOILを取り込むことができる。
そして、第1貫通孔37aから取り込まれ、第1連通溝38を流れた冷媒オイルOILは、第2貫通孔37bから排出され、モータケース30の下部内空間30bへ流れ込む。このため、モータケース30内での冷媒オイル分布の偏りを緩和し、モータトルク損失の増大化を防止することができる。
すなわち、以上説明した実施例1の第一の変形例では、上述の(1)〜(3)の効果に加え、下記(5)の効果を得ることができる。
(5) 前記モータケース30は、前記回転子10及び前記固定子20の外周面を覆う円筒状のハウジング部31と、前記回転子10及び前記固定子20の軸方向両端面をそれぞれ覆う一対のエンドプレート部32A,32Bとを有し、前記冷媒調節路(第1連通溝38)は、前記ハウジング部31に形成する構成とした。このため、冷媒調節路38を冷却媒体(冷媒オイルOIL)の流れ方向に沿って形成することができ、流路抵抗を低減して円滑に流すことができる。
図6は実施例1の回転電機における第二の変形例の構成を示す概略断面図である。図7は図6におけるD−D断面図である。なお、各図中矢印Xで示す方向が重力方向下側である。
実施例1の回転電機1Aでは、第1,第2貫通孔37a,37b及び第1連通溝38をモータケース30の第2エンドプレート部32Bに形成する例を示すと共に、その変形として第1,第2貫通孔37a,37b及び第1連通溝38をモータケース30のハウジング部31に形成する例を示したが、これに限らない。図6に示す回転電機1Cのように、第1,第2貫通孔37a,37b及び第1連通溝38を、固定子20の固定子コア21aの外周面に接する位置、つまり固定子コア21aとモータケース30のハウジング部31との間に形成してもよい。
なお、図6では、固定子20の固定子コア21aは、ハウジング部31の内周面に形成された一対の保持用突起40,40に軸方向端部が保持されている。
そして、冷媒流入口に相当する第1貫通孔37aは、一方の保持用突起40を貫通すると共に、固定子コア21aの一部を切り欠いて形成されている。また、冷媒調節路に相当する第1連通溝38は、ハウジング部31の内周面であって固定子コア21aの外周面に対向する位置に周方向に延びるように形成されている。これにより、第1連通溝38は、固定子20の固定子コア21aの外周面に接する位置に形成されることとなる。さらに、冷媒流出口に相当する第2貫通孔37bは、一方の保持用突起40を貫通すると共に、固定子コア21aの一部を切り欠いて形成されている。
ここで、図7に示すように、固定子コア21aに形成された第1貫通孔37aは、重力方向最上部に位置する分割コア21のバックヨーク部24の周方向中心部に形成されている。また、第2貫通孔37bは、重力方向最下部に位置する2つの分割コア21のそれぞれのバックヨーク部24の周方向中心部に形成されている。
通常、図8に示すように、ティース部23の先端から入力する磁束は、バックヨーク部24の周方向の両端部から向かって流れる。つまり、バックヨーク部24の周方向中心部分は最も磁束密度が低くなる。そして、このバックヨーク部24の周方向中心部に第1,第2貫通孔37a,37bを形成することで、第1,第2貫通孔37a,37bが磁束の流れを阻害しない位置に形成されることとなる。
これにより、第1,第2貫通孔37a,37bが回転電機1Cの磁気性能を悪化させることを防止できる。
そして、第1貫通孔37aから第1連通溝38へと流れ込んだ冷媒オイルOILは、固定子コア21aの外周面に沿いながら自重で下方へ流れていき、第2貫通孔37bからモータケース30の下部内空間30bへと流れ出ることができる。
このとき、冷媒オイルOILが下部内空間30bへ向かう際に、固定子コア21aの外周面に沿って冷媒オイルOILが流れることで、固定子コア21aの熱を奪うことができる。そのため、固定子コア21aを外方から冷却することができ、固定子20の冷却効率を高めて回転電機1Cの熱的な限界出力を向上させることができる。
すなわち、以上説明した実施例1の第二の変形例では、上述の(1)〜(3)の効果に加え、下記(6),(7)の効果を得ることができる。
(6) 前記冷媒調節路(第1連通溝38)は、前記固定子20の外周面に接する位置に形成する構成とした。このため、冷却媒体(冷媒オイルOIL)が冷媒流入口(第1貫通孔37a)から冷媒調節路38を介して冷媒流出口(第2貫通孔37b)へと流れる際に、固定子20の固定子コア21aの冷却を行うことができ、熱的な限界出力を向上させることができる。
(7) 前記冷媒流入口37a及び前記冷媒流出口37bは、磁束の流れを阻害しない位置に形成する構成とした。このため、磁気性能の悪化を生じることなく、冷却媒体OILを下部内空間へと戻す際に固定子コア21aを冷却することができる。
以上、本発明の回転電機を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
なお、冷媒調節路の数、大きさ(幅、深さ、長さ等)については設計要件であり、形状・条件等により最適値が変化するため一義的に規定することはできない。しかし、冷却媒体の排出効率、省スペース化等を考慮すると、冷媒流入口と冷媒流出口とのそれぞれの開口面積は等しい方が好ましい。
また、冷媒流入口及び冷媒流出口を設ける位置は、実施例1にて回転子10の外周面よりも径方向外側位置を規定しているが、周方向位置については設計要件であり、形状・条件等により最適値が変化するため一義的に規定することはできない。冷却媒体に作用する流速ベクトルと重力ベクトルとが直角を成す位置の近傍に設けることが好ましいが、厳密な最適位置については、実験や数値計算等によりモータケース30内における冷却媒体の飛散状況を解析して設定することが望ましい。
1A 回転電機
10 回転子
20 固定子
30 モータケース
30a 上部内空間
30b 下部内空間
37a 第1貫通孔(冷媒流入口)
37b 第2貫通孔(冷媒流出口)
38 第1連通溝(冷媒調節路)
OIL 冷媒オイル(冷却媒体)

Claims (7)

  1. 回転子及び固定子と、前記回転子及び前記固定子を内蔵するモータケースと、前記モータケース内に封入した冷却媒体とを備えた回転電機において、
    前記モータケースは、重力方向上側に位置する上部内空間に開放する冷媒流入口と、重力方向下側に位置する下部内空間に開放する冷媒流出口とを有し、前記上部内空間と前記下部内空間とを連通すると共に、前記冷却媒体が流通可能な冷媒調節路を有することを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載された回転電機において、
    前記冷媒流入口は、前記回転子の外周面よりも径方向外側に位置していることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された回転電機において、
    前記冷媒流入口は、前記回転子の回転により生じる遠心力で流れる前記冷却媒体の流れ方向に対して、動圧を受ける方向に開放することを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された回転電機において、
    前記モータケースは、前記回転子及び前記固定子の外周面を覆う円筒状のハウジング部と、前記回転子及び前記固定子の軸方向両端面をそれぞれ覆う一対のエンドプレート部とを有し、
    前記冷媒調節路は、前記一対のエンドプレート部のうち、少なくとも一方に形成することを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された回転電機において、
    前記モータケースは、前記回転子及び前記固定子の外周面を覆う円筒状のハウジング部と、前記回転子及び前記固定子の軸方向両端面をそれぞれ覆う一対のエンドプレート部とを有し、
    前記冷媒調節路は、前記ハウジング部に形成することを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された回転電機において、
    前記冷媒調節路は、前記固定子の外周面に接する位置に形成することを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6に記載された回転電機において、
    前記冷媒流入口及び前記冷媒流出口は、磁束の流れを阻害しない位置に形成することを特徴とする回転電機。
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