JP2010251971A - 画像処理装置、画像保存方法及び画像処理を実行するためのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像保存方法及び画像処理を実行するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オートブラケット撮影された画像データを保存しながら保存容量を削減する画像処理装置、画像保存方法及び画像処理を実行するためのプログラムを提供すること。
【解決手段】オートブラケット撮影された第1のデジタル画像データと第2のデジタル画像データのそれぞれに割り当てられたヘッダ情報の差分から、第1のデジタル画像データを第2のデジタル画像データに変換するための画像処理の画像処理係数を算出する。記憶手段に第1のデジタル画像データと算出された画像処理係数を記憶する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像保存方法及び画像処理を実行するためのプログラムに関し、特にオートブラケット撮影により得られた画像データの保存を行うための画像処理装置、画像保存方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラや撮影機能付携帯端末の普及に伴いデジタル化された画像データを簡易に取得することが可能になっている。ユーザは、これら画像データをPC(パーソナルコンピュータ)やファイルサーバなどのハードディスクドライブに保存する事で、後に印刷や表示装置での鑑賞をして楽しんでいる。また、ビジネスでは文書原稿にカラー画像データを合成する事で、従来以上の情報伝達力を確保した文書の作成を行える環境が整っている。文書原稿のカラー画像データを合成する場合には、定型文書であれば様々な自動合成手段も提案されており、画像データの利用がより一般化してきている。
一方、従来のカメラには撮影条件を変えて複数回撮影を行い、一度に複数の画像データの取得が可能なオートブラケット撮影機能を備えているものがある。このオートブラケット撮影には、例えば撮影条件として露出量を変化させ異なる露出量で複数回撮影を行う露出ブラケット撮影がある。他にもある位置にピントが合った状態に加え、その前方及び後方にピントに合わせた状態で撮影を行うフォーカスブラケット撮影がある。またデジタルカメラ特有の機能でホワイトバランスを基準となる色温度設定に加え、マゼンタ側/グリーン側に変更した撮影を行うホワイトバランスブラケット撮影がある。オートブラケット撮影では、撮影条件の変更された複数の画像データを取得し、ユーザがその複数の画像データから任意の画像を選択することで、最終的に適正であると思われる画像データを提供することが目的となっている。
オートブラケット撮影に関する提供画像を選択する技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、表示装置に複数並べられた表示手段を設け、オートブラケット撮影された画像データに対して同等の画像処理を行う。これにより、ユーザが画像データを選択しやすい環境を提供している。
さらに、特許文献2では、ユーザが削除候補とした画像データは直ぐには削除しないで、ハードディスク等の容量が圧迫された時に削除する技術を提案している。これにより、削除することを間違って指定された画像もしばらくの間は再生が可能である。
特開2008−010970号公報 特開2002−057978号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2ではユーザが画像を選択する必要があり、また削除が必要であった。
すなわち、特許文献1では、削除する画像データの枚数が増加する事によって、ユーザの画像選別が困難になる事は避けられない。また、一度消去した画像データを復活させる事が出来ないために不便を強いてしまう。一方、特許文献2についても、最終的には画像データは消去されてしまう為、消去されてしまった後では画像データを再生させる事はできない。
更に、ユーザの画像データの利用方法によっては、オートブラケット撮影した画像データをそのまま残したいという要望がある。例えば、画像データの撮影者と利用者が違う場合にそのような要望がある。すなわち、撮影者がオートブラケット撮影を行い、ハードディスク容量の圧迫を避ける為に自分の判断画像を消去してしまった場合、この画像が利用者によっては目的に合わない場合は、ユーザに不利益を与えてしまう。
以上のような環境を考えた場合、ユーザからはオートブラケット撮影された画像データを出来る限り残し、且つハードディスク容量を圧迫しないで画像データを保存する方法が要望されてきた。
以上の課題を解決する為に、本発明は、オートブラケット撮影された画像データを保存しながら保存容量を削減する画像処理装置、画像保存方法及び画像処理を実行するためのプログラムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決する為に、本発明に係る画像処理装置は、オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、前記記憶された第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて画像処理係数を算出する手段と、前記算出された画像処理係数を用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、デジタル画像データを生成する手段と、前記第2のデジタル画像データと前記生成されたデジタル画像データとを比較し、画像データの差異を算出する手段と、前記算出された差異が所定の値より小さい場合に、前記算出された画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、前記記憶された第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて複数の画像処理係数を算出する手段と、前記算出された複数の画像処理係数のそれぞれを用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、複数のデジタル画像データを生成する手段と、前記第2のデジタル画像データと前記生成された複数のデジタル画像データのそれぞれとの差異を算出する手段と、前記算出された複数の差異のうち、前記差異が最も小さい前記生成されたデジタル画像データに係る前記画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像保存方法は、記憶手段を備える画像処理装置において実行される方法であって、オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを前記記憶手段に記憶するステップと、前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、前記記憶された第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて画像処理係数を算出するステップと、前記算出された画像処理係数を用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、デジタル画像データを生成するステップと、前記第2のデジタル画像データと前記生成されたデジタル画像データとを比較し、画像データの差異を算出するステップと、前記算出された差異が所定の値より小さい場合に、前記算出された画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除するステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像保存方法は、記憶手段を備える画像処理装置において実行される方法であって、オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを前記記憶手段に記憶するステップと、前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて複数の画像処理係数を算出するステップと、前記算出された複数の画像処理係数のそれぞれを用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、複数のデジタル画像データを生成するステップと、前記第2のデジタル画像データと前記生成された複数のデジタル画像データのそれぞれとの差異を算出するステップと、前記算出された複数の差異のうち、前記差異が最も小さい前記生成されたデジタル画像データに係る前記画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除するステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに本発明に係る画像保存方法を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、オートブラケット撮影された画像データを保存しながら保存容量を削減する画像処理装置、画像保存方法及び画像処理を実行するためのプログラムを提供することができる。
本発明に係るマルチファンクションプリンターの構成を示すブロック図である。 実施形態に係るオートブラケット撮影のファイルフォーマットの例を示す図である。 オートブラケット撮影の例を示す図である。 実施形態1で利用するデジタルカメラ接続時のフローチャートである。 実施形態1で利用する画像削減処理のフローチャートである。 実施形態1で利用する印刷時のフローチャートである。 画像処理装置の詳細ブロック図である。 画像比較装置の詳細ブロック図である。 実施形態1で利用する画像再生処理のフローチャートである。 実施形態1で利用する操作部の例を示す図である。 実施形態2で利用する画像削除の操作のフローチャートである。 実施形態2で利用する画像再生の操作のフローチャートである。 実施形態3で利用する画像削減処理のフローチャートである。 実施形態2で利用する画像削減処理のフローチャートである。 実施形態4で利用する画像削減処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施するための最良の形態として以下にカラープリンターで印刷する場合を説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で、ディスプレイへの表示や、任意の複合機などへの印刷などの画像処理に適用できる。
[実施形態1]
図面に従って、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は本発明の説明で利用するハードディスク内臓のマルチファンクションプリンター(100)の構成例を示すブロック図である。符号101は操作部である。図10に示すように、本実施形態の操作部は、デジタル画像データをビットマップ表示する為のモニタ部(1001)と操作用のキー(1002)を持つ。符号102は圧縮/伸張装置である。本発明では、例えばJPEG圧縮/伸張を利用する事とする。符号103はスキャナ装置であり、原稿を読み取り、電子画像データに変換する。符号104は画像処理装置であり、電子画像データに対して決められた画像処理アルゴリズムに従い、与えられたパラメータを用いて処理する為の装置である。符号105は画像比較装置であり、2枚の画像データを受け取り、画像の比較を行い数値化する装置である。符号106はCPUであり、後述するハードディスク等の記憶媒体に記憶されたプログラムを実行することによって、マルチファンクションプリンター(100)に備える各装置の制御や演算処理を行う。符号107はハードディスクコントローラであり、ハードディスクへのデータ書き込み/読み込みの制御を行う。符号108はハードディスクであり、本実施形態での画像データなどの情報を記憶する記憶装置(画像保存手段)として機能する。符号109はLANコントローラであり、ネットワークとのデータ通信をコントロールする。符号110はLANインタフェイスである。符号111はUSBコントローラであり、特に本実施形態ではデジタルカメラなどとの接続に利用される。符号112はUSB接続用のインタフェイスである。符号113はプリンターコントローラであり、本実施形態の印刷制御を行う。符号114はプリンターである。符号115はROMであり、CPUを制御する為のプログラムや画像処理装置が利用するパラメータなどが格納されている。符号116はRAMであり、CPUやその他の装置によって一時情報蓄積に利用される。
次に、本実施形態において、マルチファンクションプリンター(100)にて実行される処理のフローチャートを解説する。図4はデジタルカメラがマルチファンクションプリンター(100)に接続されたときの処理のフローチャートを示している。図4のフローチャートは、破線の左側(S401、S406)がユーザとのインタフェイス部の操作を表す。また、破線の右側(S402〜S405,S407)は、CPU(106)や画像処理装置(104)による処理を表す。本実施形態ではデジタルカメラが接続される例について説明するが、この例に限定されず、メモリーメディアなどの記憶装置が接続されることとしてもよい。また、本実施形態では、デジタルカメラなどがUSBインタフェイス(112)を介して接続される場合について説明するが、これに限定されず、LANインタフェイス(110)を介して接続されても構わない。
(画像データの入力)
S401で、マルチファンクションプリンター(100)はユーザからUSBインタフェイス(112)を介してデジタルカメラを接続される。S402では、CPU(106)が、USBインタフェイス(112)を介して、デジタルカメラにアクセスして画像情報を読み出す。すなわち、S402において、先ず、USBコントローラ(111)が接続を検知するとCPU(106)が動作する。CPU(106)は、ROM(115)に格納されたプログラムに従ってUSBインタフェイス(112)を介した画像読み込み開始をUSBコントローラ(111)に命令する。そして、デジタルカメラに格納された画像データ(図2)がUSBコントローラ(111)とBUS(117)を介してRAM(116)に一時保存される。
S403では、RAM(116)に一時保存された画像データ(図2)が、ハードディスクコントローラ(107)を経由して、ハードディスク(108)に保存される。
S404では、ハードディスク(108)に保存されている画像データ(図2)の中にオートブラケット撮影による画像データが存在するかを判断する。この時、オートブラケット撮影による画像データであるか否かの判断方法は幾つかある。本実施形態では、ブラケット撮影により取得された複数の画像のセットを1つのファイルフォーマット内で管理される方法について記載する。すなわち、このようなファイルフォーマットで画像データが管理されている場合に、オートブラケット撮影による画像データであると判断する。このフォーマットはデジタルカメラで撮影時に作成されるファイルフォーマットとして考えられる。
図2にオートブラケット画像が1つのファイルに保存されているフォーマットの例を示す。符号202,207,211の各領域にヘッダ(ヘッダ情報)が格納されており、符号203に付属情報が格納されている。ヘッダには214の領域に画像ユニークID、215の領域に撮影情報、216の領域にサムネイル画像が格納されている。すなわち、ヘッダ情報(202,207,211)が各画像(204,208,212)に割り当てられた状態で、画像データ(図2)がハードディスク(108)に保存されている。図3は、オートブラケット撮影により取得された画像データの例を示す図である。図3に示した画像データは、露出ブラケットにより撮影された画像である。この時、ファイルフォーマットとしては、例えば、標準露出(302)は先頭画像(204)、露出マイナス補正画像(301)は個別画像3(212)、露出プラス補正画像(303)は個別画像2(208)に自動的に画像の順序が割り当てられるものとする。但し、先頭画像(204)や個別画像2(208)はユーザの指示により入れ替えは可能である。例えば、本実施形態では、操作部(101)を利用して先頭画像(204)や個別画像2(208)の入れ替えを行うことの要否をユーザに問い合わせる事が可能である。
尚、他にもオートブラケット撮影された画像をオートブラケット撮影画像のグループとして判断する方法には他にも存在するので、本特許ではこれに限定されるものではない。
例えば、撮影データがJPEGファイル形式で保存されていた場合、ヘッダ領域にオートブラケット撮影である主旨が記載されている場合がある。これを判断してオートブラケット撮影である画像と他の画像を分けることができる。
また、一般的にオートブラケット撮影では撮影時間が同じ時間になる。この撮影時間を利用してオートブラケット撮影である事を判断する方法もある。
S405では、容量削減の確認をユーザに問い合わせる。この動作は、CPU(106)の制御により、操作部(101)に選択肢を表示することによって行われる。これにより、ユーザに選択を提案する。選択肢の例として、次のものが考えられる。
・画像容量削減をする(データ量優先)
・画像容量削減をしない(画質優先)
選択肢は、例えば図10に示すようなモニタ部(1001)に表示され、マルチファンクションプリンター(100)はユーザ入力による選択肢の選択を待つ。S406でマルチファンクションプリンター(100)において、ユーザからの操作ボタン(1002)を介した入力に応じて、操作部(101)に入力情報が伝達される。操作部(101)からの入力情報はCPU(106)に転送される。画像容量削減が選択されたことを入力情報が示している場合、マルチファンクションプリンター(100)はS407の容量削減処理を実行する。
(画像容量削減)
S407の容量削減処理について、詳しく図5のフローチャートで説明する。本実施形態において、図2の個別画像2(208)が圧縮対象である。先ず、S501で、CPU(106)は、先頭画像(204)(第1のデジタル画像データ)のヘッダファイル(202)を読み込む。
S502では、CPU(106)は、個別画像2(208)(第2のデジタル画像データ)のヘッダファイル(207)の内部にある撮影情報を取得する。表1にオートブラケット撮影の種類と、それに対応する撮影情報を示す。
Figure 2010251971
S503では、CPU(106)は、表1に従って撮影条件を解析して、先頭画像の撮影情報(202)と個別画像2の撮影情報(207)の差分を検出する。例えば、オートブラケットの種類が露出ブラケットである場合、CPU(106)は、先頭画像のヘッダ(202)及び個別画像2のヘッダ(207)から撮影情報をそれぞれ取得し、露出時間の差分を検出する。
S504では、CPU(106)は、検出された撮影情報の差分に応じて画像処理を実施する処理係数を決定する。この時、先頭画像から個別画像2を生成するために必要な画像処理の処理係数が予測され、当該予測値が画像処理係数として決定される。すなわち、先頭画像のヘッダ(202)の撮影情報と、個別画像2のヘッダ(207)の撮影情報との差分から画像処理係数を予測し決定する事ができる。なお、決定する画像処理係数を1つではなく複数決定し、そのうちの1つを選択して、以降の処理を行うこととしてもよい。複数決定する方法として、例えば、露出ブラケットの場合、まず、S503にて検出された露出時間の差分に基づいて、先頭画像から個別画像2を生成するために必要な画像処理が露出マイナス補正であるか露出プラス補正であるかを判断する。そして、当該判断された補正を行うたに必要な、異なる補正値についての画像処理係数を複数決定する。
更にS505では、決定した画像処理係数を用いて、画像処理装置(104)で先頭画像に対して画像処理が実施される。但し、一般的には画像ファイルはJPEG圧縮がされているので、圧縮/伸張装置(102)によって画像ファイルはRAWデータに展開された後に画像処理が実施される。
ここで、本実施形態で利用する画像処理装置(104)について説明する。図7に画像処理装置(104)の内部ブロック図を示す。符号701は外部とのインタフェイスであり、図1のBUS(117)やCPU(106)などに接続されている。符号702は空間フィルタであり、ここに入力される画像処理係数に応じてフィルタ処理を行う。符号703はルックアップテーブルである。このルックアップテーブルは、3次元変換を行う事が出来るルックアップテーブルであり、複数チャンネルの入出力に対応している。例えば、RGB(3チャンネル)の入力情報に対して、CMYの出力を任意に設定する事が可能である。符号704は画像メモリーであり、外部から転送されてきた画像データを一旦ためる為のバッファとして利用される。符号705は色空間変換処理を実施するブロックである。色空間変換とは、例えばRGB(カラー輝度情報)をL*a*b(明度、彩度情報)に変換する事が出来、また逆の変換も可能である。この処理は、行列演算やルックアップテーブルを利用して実現される。
以下にオートブラケット撮影の種類毎にS505の処理の詳細を記載する。
(1)露出ブラケット撮影
先頭画像の露出時間に対して、個別画像2(208)の露出時間が長ければ、先頭画像よりも明るい画像が取得されている。よって、この場合、先頭画像を明るくして、個別画像2に近づける画像処理が実行される。
一方、先頭画像の露出時間に対して、個別画像2(208)の露出時間が短ければ、先頭画像よりも暗い画像が取得されている。よって、この場合、先頭画像を暗くして、個別画像2に近づける画像処理が実行される。
つまり、露出ブラケットでは、先頭画像の明るさを変更した画像を作成する必要が発生する。ここでは、先頭画像をLUT703によって画像の明るさを変更するパラメータを利用する事で明るさを変更する画像処理を実現する。具体的には、先頭画像を色空間変換処理705に転送し、L*a*b*情報(明度、彩度)に変換する。変換する為のパラメータはROM(115)に格納されており、外部IF(701)を経由して色空間変換処理装置に転送する。次にLUT(703)を使って、明度情報にルックアップテーブルによる明度補正を実行する。この時のパラメータもROM(115)に格納されており、外部IF(701)を経由してLUT(703)で利用される。
明度補正された先頭画像は、再び色空間変換(705)を使って元の色空間に戻す。以上の処理を実施する事で、個別画像2に近づけた画像処理後の先頭画像を得る事が出来る。
(2)フォーカスブラケット撮影
先頭画像の焦点距離が最適にフォーカスされている場合には、フォーカスブラケットによって撮影された個別画像2は、先頭画像に対してはピントが合っていない状態である。この時の個別画像2と同じ画像を先頭画像から擬似的に作り出す為に、空間フィルタ(702)を利用して指定帯域の減衰フィルタを利用した画像処理を先頭画像に対して行う。空間フィルタ(702)に利用するフィルタ係数はROM(115)に格納されており、外部IF701を経由して先頭画像(204)に対して空間フィルタ(702)で帯域減衰処理が実施される。
個別画像2(208)が先頭画像(204)に比べて適正にフォーカスされていた場合も考えられる。この場合には、帯域強調フィルタを用いる事で先頭画像(204)を個別画像2(208)に近づける事となる。空間フィルタ(702)に利用するフィルタ係数はROM115に格納されており、外部IF701を経由して空間フィルタ(702)で帯域強調処理が実施される。
(3)ホワイトバランスブラケット撮影
先頭画像のホワイトバランスに対して、個別画像2(208)のホワイトバランスへの変換マトリックスを使って画像処理後の先頭画像を個別画像2に近づける。変換マトリックスはROM(115)に格納されており、外部IF(701)を経由して色空間変換装置(704)に読み込んで画像処理を実施する。
次に図5のS506では、S505で作成した画像処理後の先頭画像と個別画像2(208)の比較を行う。画像比較は、画像比較装置(105)に、画像処理後の先頭画像と個別画像2(208)の2つの画像を入力して比較を行い、両画像の差異を算出する。比較の方法については様々な方法があるが、本実施形態では(1)解像力、(2)階調性能とダイナミックレンジ、(3)色味の3項目を利用して比較する。図8に画像比較装置のブロック図を示す。符号801は周波数演算装置である。周波数解析は、デジタルフーリエ変換を用いる事で実現可能である。符号802は解像力判定装置である。符号803はヒストグラム作成装置である。ヒストグラム作成装置は、画像内における各値の頻出割合を演算する。符号804はヒストグラム判定装置である。符号805は色変換装置である。符号806は色差判定装置である。近年では、CPUの演算性能の向上により、プログラムでもハードウェアでも各処理装置が行う処理を実施可能であるが、本実施形態では特に指定はしていない。これより、上記各項目における画像の比較方法について詳しく解説する。
(1)解像力判定
解像力の判定を行う方法として、フーリエ変換による周波数成分の比較を行う。特に、実施する場合には一般的に用いられるDFT(デジタルフーリエ変換)アルゴリズムを用いており、本実施形態でもDFT処理を行うDFTブロック(801)を用意した。画像処理後の先頭画像と個別画像2(208)の2つの画像に対して、DFTブロック(801)で周波数変換処理を実行する。この時の2つの画像の結果が近ければ、DFTの結果の差は小さくなり、遠ければDFTの結果の差は大きくなる。本実施形態では、式1で比較結果を作成する事とする。
Figure 2010251971
式1のimg1は画像処理後の先頭画像であり、img2は個別画像2(208)である。式1による演算は符号802の解像力判定装置で実施され、演算結果としてΔfを得る。
(2)階調性能とダイナミックレンジ判定
階調性能とダイナミックレンジの比較を行う方法として、符号803のヒストグラム作成装置を用いた方法を利用する。比較の方法は、ヒストグラム判定装置(804)を利用して式2の演算を行い判定する。
Figure 2010251971
式2のimg1(level)は、画像処理後の先頭画像におけるヒストグラムであり、注目レベルの画素の割合を表している。また、img2は個別画像2(208)のヒストグラムであり、注目レベルにおける画素の割合を表している。levelは、8ビットの場合には0〜255まで存在する事になる。ΔLが小さい程、画像処理後の先頭画像と個別画像2(208)のダイナミックレンジと階調性は一致していることになる。
(3)色味の比較
色味の比較を行う方法として、L*a*b*色空間における平均色差による比較を実施する。先ず、画像処理後の先頭画像又は個別画像2がRGB色空間を利用していた場合には、色変換装置805でL*a*b*色空間に変換する。次に式3を利用して全画素の色差平均値の算出を色差判定装置806で実行する。
Figure 2010251971
式3では、ΔLabが小さいほど、画像処理後の先頭画像と個別画像2の画像の色差が小さい事になる。
次に、図5のS507では個別画像2をハードディスク(108)から削除するかどうかの判定を行う。この時、削除候補である個別画像2削除するか否かは、S506で算出された比較値であるΔf,ΔL,ΔLabを利用して判定する。ここでは、それぞれの値が閾値(threshf,thresL,threshLab)と比較して小さい画像だけを削除するものとする。閾値には、画像容量削減の目的等に応じて、所定の値が設定される。ここで閾値を設ける理由は、画像処理後の先頭画像と個別画像2が完全一致する必要が無いためである。実際にマルチファンクションプリンターが印刷する解像力やダイナミックレンジ、階調性、色身再現性は印刷装置の特性に依存している。このため、完全に一致したとしても、印刷装置の再現性が低い場合には印刷では画像の差が無くなる傾向がある。例えば、色再現性の少ないプリンターを利用した場合には、色差判定でのthreshLabの閾値を高く(甘く)する。これによって、削除できる画像を増やすことができる。
S507で削除可能と判断したら、S508で個別画像2(208)の画像領域をハードディスク(108)から削除する。この時、先頭画像に対して実施した画像処理の処理係数は、別途ハードディスク(108)に保存しておく。この時、削除された個別画像2(208)のヘッダ領域(207)に含まれる画像ユニークIDを使って、削除された個別画像2と画像処理係数の関連付けを行ってハードディスク(108)に保存を行う。このような保存を行うのは、以降で説明する削除済み画像の再生を実行するために必要だからである。
更に、S505にて画像処理係数が複数決定されている場合には、S509にて全ての画像処理係数について画像処理及び画像比較を実施したか否かを判定する。まだ実施されていない画像処理係数がある場合には、S505へ進み、S504〜S507において画像処理係数を変更しながら処理を繰り返し実施する。この繰り返した結果の中から、Δf,ΔL,ΔLabの結果が最小となる画像処理係数をS508にて選択しハードディスク(108)に保存する。この場合、撮影条件の解析(S503)の結果によって最適と考えられる画像処理係数と±2段階程度異なる画像処理係数を複数選定すると効果的である。個別画像2により近似した画像を生成するための画像処理係数を決定することが可能となるためである。
個別画像2(208)を削除した場合には、個別画像2(208)のヘッダ部分(207)だけを残す。そして、ハードディスク(108)の削除された分の領域を空けるために、個別画像2(208)よりも後ろのアドレスに記憶されている個別画像3(212)のヘッダ情報(211)や画像情報(212)のアドレスを詰めて保存する。
(画像の印刷)
図5のS508にて削除された個別画像をユーザが選択して印刷するときの手順について解説する。図6は印刷時の処理フローである。図6では、破線の左(S601,S604,S607)はユーザに対する動作である。また、破線の右側(S602,S603,S605,S606)は、CPU(106)又は画像処理装置(104)により実行される処理である。
S601はユーザが、先頭画像以外の画像、例えば個別画像2を操作部(101)から選択するステップである。個別画像2は、本実施形態では、前述の処理で既に削除されている。次にS602で個別画像2のプレビュー画像を読み込み、S603で操作部(101)に表示する。この時のプレビュー画像として、個別画像2のヘッダ(207)に付属しているサムネイルを利用する事が出来る。ユーザはS604で画像を確認した後に、印刷の決定を行う。S605で、CPU(106)は、ユーザが選択した画像が削除済みかどうかを判断する。ここで、S601で選択された個別画像2は削除済みであるため、本実施形態では「削除済み」であるとCPU(106)は判断する。この時、S601にて、削除されていない個別画像3の印刷をユーザから指定された時には、個別画像3(212)を直接読み出してハードディスク(108)から読み出す。その後、S607にて、読み出された画像をプリンターコントローラ(113)で印刷できる画像に処理をし、プリンター(114)で印刷を実行する。
本実施形態では、個別画像2(208)が選択されているので、S606の画像再生処理を実施した後に、再生された個別画像2をプリンター(114)で印刷する。
次に、S606で実施する画像再生処理について詳細に説明する。図9は、削除された個別画像を再生させる為の処理のフローチャートである。
S901で、CPU(106)は、ハードディスク(108)から先頭画像(204)をRAM(116)に読み込む。先頭画像はJPEG圧縮されているので、圧縮/伸張装置(102)で伸張されてRAW画像データに変換される。
次にS902では、CPU(106)は、ハードディスク(108)から選択された個別画像2(208)のヘッダ部(207)に格納されている画像ユニークIDに関連付けられた画像処理係数をRAM(116)に読み込む。これは、例えば、画像ユニークIDと一致する画像処理係数のユニークIDから画像処理係数を特定することによって読み込みを行う。
次にS903では画像処理装置(104)で画像処理を実行する。画像処理の実行の前に、先ずRAM(116)に記憶されている先頭画像と画像処理係数を画像メモリー(704)に格納する。次に、この画像処理係数を使って、空間フィルタ(702)やLUT(703)により画像処理を実行し、画像を再生する。
再生された画像は、プリンターコントローラ(113)に転送され、印刷用画像に変換された後にプリンター(114)で印刷される。
以上、実施形態1によれば、画像処理係数及び先頭画像(第1の前記デジタル画像データ)をハードディスクなどの記憶媒体に記憶し、画像処理係数を用いて先頭画像から個別画像2(第2の前記デジタル画像データ)に近似するデジタル画像データを生成する。そのため、オートブラケット撮影されたデジタルカメラ画像データを記憶するために必要な記憶媒体の容量を削減する事が可能となる。
[実施形態2]
第2の実施形態については、実施形態1との差分のみを記載する。
図11に実施形態2の処理フローチャートを示す。図11において、破線の左側(S1101、S1102、S1105)がユーザとのインタフェイス部の操作を表す。また、破線の右側(S1103〜S1104、S1106)は、CPU(106)や画像処理装置(104)による処理を表す。
まず、S1101、S1102は、ユーザがブラケット撮影した画像(図2)のうち、個別画像2の削除を指示するステップである。S1103では、ユーザから選択されたプレビュー画像に応じて個別画像2のヘッダ部(207)からサムネイルを読み込む。更にS1104で読み込んだプレビュー画像を操作部(101)に表示し、S1105で削除の確認を求める。
ユーザが操作部(101)を介して削除指示を行った場合、S1106で、CPU(106)は、容量削減処理を実施する。容量削減処理の詳細を図14に記載する。実施形態2では、ユーザから削除指示がされている。よって、S508の削除は実行されなければならない。よって実施形態1の容量削減処理との違いは、S507の分岐とS509の分岐は不要となる点である。
図12に、既に削除されてしまった画像を再生させて印刷させる方法を記載する。図12において、破線の左(S1201, S1202, S1205, S1207)はユーザに対する動作である。また、破線の右側(S1203, S1204, S1206)は、CPU(106)又は画像処理装置(104)により実行される処理である。
まず、S1201,S1202は、マルチファンクションプリンターに対して、ユーザからの入力により、削除済みの個別画像2(208)を印刷する指示がされ、印刷対象の画像が選択されるステップである。S1203では、CPU(106)は、ユーザが選択した画像のプレビュー画像を個別画像2のヘッダ部(207)からサムネイルを読み込む。更に、CPU(106)は、S1204で読み込んだプレビュー画像を操作部(101)に表示する。S1205でユーザは画像印刷を決定する。
S1206の画像再生処理については、実施形態1で説明した図9の処理と同じである為、本実施形態では割愛する。再生された画像は、プリンターコントローラ(113)に転送され、印刷用画像に変換された後にプリンター(114)で印刷される。
以上、実施形態2の実施によって、ユーザが(例えば、誤って)消去してしまったオートブラケット画像の再生をする事が可能となる。
[実施形態3]
第3の実施形態については、実施形態1との差分のみを記載する。
実施形態3のフローチャートを図13に示す。本実施形態では、図5のフローチャートにS1304を設けている。これは、実施形態1で実施した画像削除の結果をデータベース化することでS504〜S507(図13ではS1305〜S1308)を実行しない。これによって、処理の高速化を行う実施形態である。但し、実施形態3が実現できる為には、オートブラケット撮影の種類が限定されている。例えば、露光ブラケットの場合には本実施形態を適用することが難しい。何故なら、同じ撮影条件でも周囲の環境に大きく影響されるためである。一方で、フォーカスブラケットは本実施形態を利用しやすい。何故なら、撮影時の周囲の環境による影響が少ない為である。
実施形態3では、実施形態1と同様にS1309の画像削除を実行する時に、実施形態1のS508で説明した個別画像2のヘッダ(207)内部の画像ユニークIDと画像処理係数をハードディスク(108)に保存する。更に、画像削除の結果をデータベース化する為、S1303で実施された撮影条件の解析結果もハードディスク(108)に保存する必要がある。この保存データをデータベースとして利用する事で、実施形態3は実施される。
以上、実施形態3の実施によって、オートブラケット撮影されたデジタルカメラ画像データを削減する事が可能となる。また、一部の撮影条件に関しては、実施形態1に対して高速化を実現する事も可能である。
[実施形態4]
実施形態4では、撮影情報(215)が付加されていない撮影画像データの場合に実施する方法である。これは、例えば撮影情報(215)が撮影画像データであったとしても、利用できる実施形態である。
実施形態4では、容量削減処理(S407)に実施形態1との差分が発生する為、これについて記載を行う。図15は実施形態4での容量削減処理のフローチャートである。
S1501では、ROM(115)に格納されている画像処理係数を選択するステップである。この時、実施形態1との違いは、撮影情報(215)が存在しない為、マルチファンクションプリンターのROM(115)に記憶されている処理内容の異なる全ての画像処理係数を利用する必要がある。よって、露出ブラケットを想定したLUT(703)の係数、ホワイトバランスブラケットを想定した色空間変換装置の係数、フォーカスブラケットを想定した空間フィルタ(702)の係数を順次選択していく事となる。
S1502〜S1506までは、図5のS505〜S509に対応する。但し、S1503で求められる比較値(ΔL、Δf,ΔLab)の値に応じて、S1501で選択される係数の優先順位を変えることも可能である。これにより、素早くS1504で行う画像削除の条件を満たす係数が決定される。
以上を用いる事により、撮影情報の無いオートブラケット撮影されたデジタルカメラの画像データを削減する事が可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンターなど)から構成されるシステムに適用することも、1つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。即ちコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も実施例の範囲に含まれる。また、前述のコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのコンピュータプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
かかる記憶媒体としてはたとえばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。
また前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
101 操作部
104 画像処理装置
105 画像比較装置
106 CPU
107 ハードディスクコントローラ
108 ハードディスク
113 プリンターコントローラ
114 プリンター
115 ROM
116 RAM

Claims (14)

  1. オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、前記記憶された第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて画像処理係数を算出する手段と、
    前記算出された画像処理係数を用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、デジタル画像データを生成する手段と、
    前記第2のデジタル画像データと前記生成されたデジタル画像データとを比較し、画像データの差異を算出する手段と、
    前記算出された差異が所定の値より小さい場合に、前記算出された画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、前記記憶された第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて複数の画像処理係数を算出する手段と、
    前記算出された複数の画像処理係数のそれぞれを用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、複数のデジタル画像データを生成する手段と、
    前記第2のデジタル画像データと前記生成された複数のデジタル画像データのそれぞれとの差異を算出する手段と、
    前記算出された複数の差異のうち、前記差異が最も小さい前記生成されたデジタル画像データに係る前記画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記ヘッダ情報は、前記オートブラケット撮影の撮影条件の情報である撮影情報を含み、
    前記画像処理係数を算出する手段は、前記撮影情報の差分に応じて画像処理係数を算出すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記記憶手段に記憶された前記第1のデジタル画像データ及び前記画像処理係数を用いてデジタル画像データを生成する手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された前記第2のデジタル画像データの削除指示を受けるインタフェイスを備え、
    前記画像処理係数を算出する手段は、前記インタフェイスが前記削除指示を受けたときに、前記画像処理係数を算出すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. オートブラケット撮影によって取得された複数のデジタル画像データを記憶する記憶手段と、
    処理内容の異なる複数の画像処理係数のそれぞれを用いて前記記憶手段に記憶された第1の前記デジタル画像データに対して画像処理を行い、複数のデジタル画像データを生成する手段と、
    前記記憶手段に記憶された第2の前記デジタル画像データと前記生成された複数のデジタル画像データのそれぞれとの差異を算出する手段と、
    前記算出された複数の差異のうち、前記差異が最も小さい前記生成されたデジタル画像データに係る前記画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記第2のデジタル画像データを削除する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 記憶手段を備える画像処理装置において実行される方法であって、
    オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを前記記憶手段に記憶するステップと、
    前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、前記記憶された第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて画像処理係数を算出するステップと、
    前記算出された画像処理係数を用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、デジタル画像データを生成するステップと、
    前記第2のデジタル画像データと前記生成されたデジタル画像データとを比較し、画像データの差異を算出するステップと、
    前記算出された差異が所定の値より小さい場合に、前記算出された画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除するステップと
    を備えることを特徴とする画像保存方法。
  8. 記憶手段を備える画像処理装置において実行される方法であって、
    オートブラケット撮影によって取得され、それぞれヘッダ情報が割り当てられた複数のデジタル画像データを前記記憶手段に記憶するステップと、
    前記記憶された第1の前記デジタル画像データのヘッダ情報と、第2の前記デジタル画像データのヘッダ情報との差分に応じて複数の画像処理係数を算出するステップと、
    前記算出された複数の画像処理係数のそれぞれを用いて前記第1のデジタル画像データに対して画像処理を行い、複数のデジタル画像データを生成するステップと、
    前記第2のデジタル画像データと前記生成された複数のデジタル画像データのそれぞれとの差異を算出するステップと、
    前記算出された複数の差異のうち、前記差異が最も小さい前記生成されたデジタル画像データに係る前記画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記記憶された第2のデジタル画像データを削除するステップと
    を備えることを特徴とする画像保存方法。
  9. 前記ヘッダ情報は、前記オートブラケット撮影の撮影条件の情報である撮影情報を含み、
    前記画像処理係数を算出するステップは、前記撮影情報の差分に応じて画像処理係数を算出すること
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像保存方法。
  10. 前記記憶手段に記憶された前記第1のデジタル画像データ及び前記画像処理係数を用いてデジタル画像データを生成するステップを備えることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1つに記載の画像保存方法。
  11. 前記画像処理装置はインタフェイスを備え、
    前記方法は、
    前記インタフェイスを介して、前記記憶手段に記憶された前記第2のデジタル画像データの削除指示を受けるステップを備え、
    前記画像処理係数を算出するステップは、前記インタフェイスが前記削除指示を受けたときに、前記画像処理係数を算出すること
    を特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1つに記載の画像保存方法。
  12. 記憶手段を備える画像処理装置において実行される方法であって、
    オートブラケット撮影によって取得された複数のデジタル画像データを前記記憶手段に記憶するステップと、
    処理内容の異なる複数の画像処理係数のそれぞれを用いて前記記憶手段に記憶された第1の前記デジタル画像データに対して画像処理を行い、複数のデジタル画像データを生成するステップと、
    前記記憶手段に記憶された第2の前記デジタル画像データと前記生成された複数のデジタル画像データのそれぞれとの差異を算出するステップと、
    前記算出された複数の差異のうち、前記差異が最も小さい前記生成されたデジタル画像データに係る前記画像処理係数を前記記憶手段に記憶し、前記第2のデジタル画像データを削除するステップと
    を備えることを特徴とする画像保存方法。
  13. コンピュータに請求項7から12のいずれかに記載の画像保存方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
  14. コンピュータにより読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、請求項13に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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JP2012109718A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法

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