JP2012109718A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラケット撮影された画像データを処理する画像処理装置において、ユーザにとって必要な画像データが削除されることを抑制しつつ、データ量を削減することができる技術を提供する。
【解決手段】所定の撮影パラメータの値を異ならせて撮影を行うブラケット撮影により得られた複数の画像データのうち、前記撮影パラメータの値の差分が所定の閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する判定手段と、前記判定手段により類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データを削除する削除手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラケット撮影された画像データを処理する機能を備えた画像処理装置及びその制御方法に関するものである。
ビデオカメラやデジタルカメラには、複数の異なる撮影条件で同一被写体を連続して撮影するブラケット撮影を行なう機能を備えたものがある。例えば、複数の露出で撮影する露出ブラケット撮影、複数の合焦位置で撮影するフォーカスブラケット撮影、複数の感度(ISO値)で撮影するISOブラケット撮影等がある。ブラケット撮影において設定値を異ならせる撮影パラメータをブラケット撮影パラメータと称する。ブラケット撮影を活用することで、失敗撮影の回避や、同じシーンを異なった撮影条件で記録しておくことができる。ブラケット撮影機能は動画像の撮影にも適用できる。
ブラケット撮影された画像データ(以下、ブラケット撮影データという)は、ブラケット撮影パラメータの値が異なる複数の画像データ(以下、ブラケットコンテンツという)から構成される。図3を用いてブラケット撮影データとブラケットコンテンツについて説明する。図3は、種々の撮影パラメータのうち特にフォーカス位置(合焦位置)をブラケット撮影パラメータとするブラケット撮影により得られる2つの画像データからなるブラケット撮影データの例である。すなわち、フォーカス以外の撮影パラメータの値はブラケットコンテンツ間で共通である。フォーカスブラケット撮影は、例えば、撮像範囲を複数の分割領域に分割し、異なる複数の分割領域を選択し、合焦対象を各分割領域内の被写体に限定して複数回撮影することにより行う。
図3において、フォーカスブラケット撮影データ301は、フォーカスA(ある分割領域内にある被写体Aに合焦)とフォーカスB(別の分割領域内にある被写体Bに合焦)とに合焦位置を異ならせてフォーカスブラケット撮影された画像データである。フォーカスAで撮影された画像データがブラケットコンテンツ302、フォーカスBで撮影された画像データがブラケットコンテンツ303である。ブラケット撮影データとブラケットコンテンツとの関係は、静止画像のブラケット撮影データも動画像のブラケット撮影データも同様とする。
ブラケット撮影データは、異なる複数の撮影条件で撮影した複数のブラケットコンテンツを含むため、データ量が大きくなる課題がある。特に動画像のブラケット撮影においてこの課題はより顕著である。
この問題を解決するために、ブラケット撮影された画像データを優先的に削除して記録媒体の空き容量を確保する技術が特許文献1に記載されている。
特開2005−175955号公報
ブラケット撮影された画像データには、撮影条件は異なるものの実際の画像にはほとんど差がない冗長な複数の画像データが含まれる場合もある。一方、ブラケット撮影は、複数の異なる撮影条件で撮影した画像データを記録しておきたいというユーザの積極的な意
図により行われることもある。そのような場合、ブラケット撮影された複数の画像データはいずれもユーザにとって必要な画像データであると考えられる。
特許文献1の技術では、ブラケット撮影された画像データは無条件に削除対象となってしまうので、ユーザにとって必要な画像データが意図せず削除される可能性がある。
そこで、本発明は、ブラケット撮影により得られた画像データのデータ量を削減することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、所定の撮影パラメータの値を異ならせて撮影を行うブラケット撮影により得られた複数の画像データのうち、前記撮影パラメータの値の差分が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する判定手段と、
前記判定手段により類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データを削除する削除手段と、
を有する画像処理装置である。
本発明は、所定の撮影パラメータの値を異ならせて撮影を行うブラケット撮影により得られた複数の画像データのうち、前記撮影パラメータの値の差分が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する判定工程と、
前記判定工程により類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データを削除する削除工程と、
を有する画像処理装置の制御方法である。
本発明によれば、ブラケット撮影された画像データのデータ量を削減することが可能になる。
画像処理装置のブロック図 ブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツ削除のフローチャート フォーカスブラケット撮影データのブラケットコンテンツを示す図 露出ブラケット撮影データのブラケットコンテンツを示す図 フォーカスブラケット撮影データの類似判定方法を示す図
以下、本発明に係わる画像処理装置の発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。図1は本実施例の画像処理装置の概略構成を示したブロック図である。
画像処理装置101は、画像入力部102、蓄積部103(メモリ)、画像処理部104、及び表示部105を有し、画像入力部102に入力される映像が蓄積部103及び画像処理部104を経て表示部105に表示される。また、入力される画像データがブラケット撮影データか否かを判定するブラケット判定部106、ブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツ群の中に互いに類似したブラケットコンテンツがあるか否かを判定する類似判定部107が備わる。更に、ブラケットコンテンツの削除処理の指示を出す削除指示部108、削除通知部109、操作部110が含まれている。以下に各部の詳細について述べる。
画像処理装置101は、入力される画像データを蓄積し、画像データに対し画像処理を行った結果を再生し表示することができる。また、画像処理装置101は、蓄積された画
像データがブラケット撮影データであるか否かを判定し、ブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツの削除処理を行うことができる。
画像入力部102は、画像処理装置101で蓄積し表示可能な画像データの入力インターフェースであり、受信した画像データを蓄積部103へ出力する。
蓄積部103は、画像入力部102から入力された画像データを蓄積する。また、蓄積部103は、画像データをブラケット判定部106へ出力する。これにより、画像入力部102から入力され蓄積した画像データがブラケット撮影データか否かが判断される。画像データがブラケット撮影データの場合は、後述する類似判定の結果に応じて、削除指示部108の指示により、ブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツの削除処理が行われる。類似判定及び削除処理の詳細は後述する。また、蓄積部103は、画像データを表示するために、後段の画像処理部104へ画像データを送信する。
画像処理部104は、蓄積部103から入力された画像データに対し画像処理を行う。更に、削除通知部109から入力される情報表示用グラフィックスを前記画像データに合成する処理を行い、表示部105に転送する。
表示部105は、画像処理部104から入力される画像データ又は画像データと情報表示用グラフィックスとを合成したデータを、表示パネルによって表示する。
ブラケット判定部106は、蓄積部103から入力される画像データを解析し、前記画像データがブラケット撮影データであるか否かを判定する。画像データの解析は、静止画像データの場合、例えばEXIF(Exchangeable Image File Format)のような、撮像装置側で画像データに付加した撮影条件情報に基づき行う。動画像の場合、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)のメタデータなどに記述される撮影条件情報に基づいて画像データの解析をすることで、ブラケット撮影データか否かを判断することができる。
類似判定部107は、ブラケット判定部106でブラケット撮影データであると判断された場合に、前記ブラケット撮影データ内で互いに類似しているブラケットコンテンツ(類似画像データ)があるか否かを判定する(判定手段)。判定の方法は、前記撮影条件情報で示されている撮影パラメータの値を解析する方法と、ブラケットコンテンツの画像データの差分を解析する方法とがある。詳細は後述する。
削除指示部108は、類似判定部107にて類似しているブラケットコンテンツがあると判定されたことを示す信号を受信した場合に、削除指示信号を蓄積部103に出力する。また、操作部110から削除指示を受信した場合についても、削除指示信号を蓄積部103に出力する。具体的には、削除指示部108は、類似していると判定された2つのブラケットコンテンツのうち、一方を残し他方を削除する指示を蓄積部103に対して出力する。
削除通知部109は、類似判定部107にて類似しているブラケットコンテンツがあると判定されたことを示す信号を受信した場合、ユーザに対して削除を促す通知を行う。そのために、削除通知部109は、ユーザに削除指示を入力させるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を構成するグラフィックスを生成し、画像処理部104に出力する。削除通知部109は、本発明の入力手段として機能している。
操作部110は、画像処理装置101への指示を入力するためのユーザの操作を受け付け、ユーザによる操作を画像処理装置101への指示に変換して所定の機能部へ通知する
。例えば、前記削除を促す通知を表示部105で確認したユーザが、削除するか否かを判断して、その指示を操作部110に対する操作によって画像処理装置101に入力することができる。操作部110は、ユーザの操作に応じて、削除指示部108に対して、削除処理を行うか否かの信号を出力する。
図2は、画像処理装置101における、ブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツを削除する処理を行うための画像処理装置の制御方法を表すフローチャートである。
ステップS201にてブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツの削除処理が開始されると、ステップS202で画像入力部102に画像データが入力される。ステップS203では入力された画像データが蓄積部103に蓄積される。蓄積された画像データは、ブラケット判定部106により、撮影条件を解析される(ステップS204)。
ステップS205では、ブラケット判定部106により、前記撮影条件の解析結果から、入力(蓄積)された画像データがブラケット撮影データか否か判定する。ブラケット撮影データであると判定された場合(ステップS205:Yes)は、ステップS206の処理が実行され、そうでない場合(ステップS205:No)はステップS213で本フローの処理が終了する。
ステップS206では、類似判定部107が、前記ブラケット撮影データ内のブラケットコンテンツの中に互いに類似しているブラケットコンテンツが存在するか否かを判定する。ブラケット撮影データ内に類似するブラケットコンテンツがある場合(ステップS207:Yes)は、ステップS208の処理が実行され、そうでない場合(ステップS207:No)は、ステップS213で本フローの処理が終了する。ブラケットコンテンツ同士の類似判断の具体的な方法については後述する。
ステップS208では、画像処理装置101が自動削除モードに設定されているか否かが判断される。自動削除モードになっている場合(ステップS208:Yes)は、ステップS209において、削除指示部108は、類似していると判定された2つのブラケットコンテンツのうち一方を削除するよう蓄積部103に指示する。蓄積部103は指示されたブラケットコンテンツの削除を実行し、ステップS213で本フローの処理が終了する。
ここで、「自動削除モード」とは、ユーザに確認を求める通知を表示したり、ユーザによる指示の入力を待機したりせずに、類似していると判定されたブラケットコンテンツに対する上記の削除処理が実行される画像処理装置101の動作モードをいう。画像処理装置101を自動削除モードに設定するか否かは、操作部110を介してユーザが指示を入力することができる。
自動削除モードになっていない場合(ステップS208:No)は、ステップS210において、ブラケット撮影データの中に類似するブラケットコンテンツがある旨をユーザに通知するための表示が表示部105に表示される。
ステップS211では、前記類似していると判定されたブラケットコンテンツの画像をユーザが確認するためのGUIが表示部105に表示される。さらに、当該ブラケットコンテンツを削除するか否かの指示をユーザが操作部110を介して画像処理装置101に入力するためのGUIが表示部105に表示される。ユーザが、不要と判断したブラケットコンテンツについて、当該ブラケットコンテンツの削除を指示する操作を操作部110にて行うと、削除指示部108の指示により、蓄積部103は当該ブラケットコンテンツの削除を実行する(ステップS212)。
ユーザが積極的に撮影条件を異ならせた画像データを残したいという意図により行ったブラケット撮影では、ブラケット撮影パラメータの値がある程度大きく異なると考えられる。逆に、2つのブラケットコンテンツにおいて、ブラケット撮影パラメータの値がほとんど変わらない場合、つまり類似している場合、異なる撮影条件で撮影した画像データを残すというユーザの積極的な意図を反映しているとは言い難い。従って、このような類似しているブラケットコンテンツは、ユーザにとっての重要度が低いと判断し、本実施例では、いずれか一方のブラケットコンテンツを削除する処理の対象とする。逆に、ブラケット撮影パラメータの値が大きく異なるブラケットコンテンツは、ユーザにとっての重要度が高いと判断し、削除対象とはしない。
本実施例では、ブラケット撮影データ内の2つのブラケットコンテンツが類似していると判定される場合に限り、一方のブラケットコンテンツを自動的に削除する。又は、ユーザに、ブラケットコンテンツが類似している旨を通知したり、類似していると判定したブラケットコンテンツの内容を実際に確認するためのGUIを表示したりする。そして、一方のブラケットコンテンツを削除するか否かの指示を入力させるインターフェースを提供(GUIを表示)する。
従って、本実施例の画像処理装置によれば、ブラケット撮影データの削除処理において、ユーザが積極的に撮影条件を異ならせて撮り分けたいという撮影意図をもって撮影したブラケットコンテンツが意図せず削除されてしまうことを抑制できる。よって、ユーザに必要な画像データが削除されることを抑制しつつ、ブラケット撮影により得られた画像データのデータ量を削減することが可能となる。
次に、類似判定部107におけるブラケットコンテンツの類似判定方法について説明する。判定方法としてここでは2つの方法を例示する。第1の判定方法は、2つのブラケットコンテンツのブラケット撮影パラメータの値を比較し、設定値の差異がある基準以下の場合に当該ブラケットコンテンツ同士は類似していると判断する方法である。第2の判定方法は、判定対象の2つのブラケットコンテンツの画像データの差分を解析して、その差分がある閾値以下の場合に当該ブラケットコンテンツ同士は類似していると判断する方法である。
まず、第1の判定方法、すなわち2つのブラケットコンテンツのブラケット撮影パラメータの値を比較して類似判定を行う方法について説明する。本実施例では、判定対象の2つのブラケットコンテンツのブラケット撮影パラメータの値の差分(差の大きさ)を算出し、算出した差分が予め設定しておいた閾値以下の場合に、当該2つのブラケットコンテンツは類似していると判定する。
例えば、ブラケット撮影パラメータが露出の場合、2つのブラケットコンテンツの露出値の差が±1以内(差分が1以下)の場合に、当該2つのブラケットコンテンツは類似している判定する。なお、閾値は例示であり、上記の値に限らない。
例えば、図4(A)に示す露出ブラケット撮影データ401が入力された場合、画像処理装置101は、まず撮影条件情報から露出ブラケット撮影データであること(ブラケット撮影パラメータが露出であること)を認識する。次に、2つのブラケットコンテンツ402及び403の露出値の差分を算出する。ブラケットコンテンツ402の露出値は「標準±0EV」、ブラケットコンテンツ403の露出値は「標準+1EV」であり、その差分は閾値である1EV以下である。よって画像処理装置101は、ブラケットコンテンツ402とブラケットコンテンツ403とは類似していると判断する。ここで、EV(Exposure value)は露出値の単位を表す。
従って、図4(A)の露出ブラケット撮影データ401が入力された場合、画像処理装置101は、ブラケットコンテンツ402又はブラケットコンテンツ403の一方を削除する。なお、ブラケットコンテンツ403の露出値が「標準+2EV」であったとすると、画像処理装置101は、ブラケットコンテンツ402とブラケットコンテンツ403とは類似していないと判断し、いずれのブラケットコンテンツも削除しない。
このように、第1の判定方法では、2つのブラケットコンテンツのブラケット撮影パラメータの値の差分が小さい場合、2つのブラケットコンテンツは類似していると判断し、ブラケットコンテンツを削除可能と判断する。
なお、ブラケット撮影パラメータ以外の撮影パラメータの値にも基づいて、より細かい類似判定を行うこともできる。具体的には、2つのブラケットコンテンツのブラケット撮影パラメータの値の差分に加えて、その他の撮影パラメータの値の差分も算出し、これら算出した各種撮影パラメータの値の差分に係数を乗じて総和を算出する(重み付き総和をとる)。このとき、ブラケット撮影パラメータの値の差分に乗じる係数を、他の撮影パラメータの値の差分に乗じる係数よりも大きくする。すなわち、重み付き総和に、ブラケット撮影パラメータの値の差分の影響がより強く反映されるようにする。重み付き総和が予め設定しておいた閾値以下の場合に、2つのブラケットコンテンツは類似していると判定する。
例えば、露出ブラケット撮影データにおいて、2つのブラケットコンテンツ間の露出値の差分に大きい係数を乗じ、それ以外の撮影パラメータ(シャッタスピードや絞りなど)の値の差分に小さい係数を乗じ、総和(重み付き総和)を算出する。算出した重み付き総和が所定の閾値以下であれば、着目している2つの露出ブラケットコンテンツは類似している判定する。このような類似判定により、ブラケット撮影パラメータの値の差異に重きをおいた類似判定が行える。従って、ブラケット撮影データのユーザにとっての重要度を精度良く判定できる。
次に、第2の判定方法、すなわち2つのブラケットコンテンツの実際の画像データ同士の差分を解析して、その差分が小さい場合に当該2つのブラケットコンテンツ同士は類似していると判定する方法について述べる。最も単純な方法としては、2つのブラケットコンテンツの対応する全ての画素について画素値を比較し、その差分の合計値により類似度を判定する方法がある。つまり、全画素の差分絶対値和が所定の閾値以下の場合に、2つのブラケットコンテンツは類似していると判定することができる。
なお、ブラケット撮影パラメータの種類に応じて2つのブラケットコンテンツ同士の比較方法を変えてもよい。例えば、ブラケット撮影パラメータが露出の場合、2つのブラケットコンテンツの輝度値について比較し、輝度値の差分に基づいて類似度を判定してもよい。
フォーカスブラケット撮影により得られた2つの画像データの類似判定方法について図5を用いて説明する。図5の例では、撮像領域を9個の分割領域に分割し、各分割領域に対応するフォーカス枠を選択することにより、選択したフォーカス枠内の被写体に限定して合焦するように撮影することができる。この場合、ブラケット撮影パラメータはフォーカス枠の位置である。フォーカスブラケット撮影データ501には、中央のフォーカス枠506が合焦対象として選択されたブラケットコンテンツ502と、右下のフォーカス枠507が合焦対象として選択されたブラケットコンテンツ503と、を含んでいる。
このブラケットコンテンツ502及び503について類似判定する場合は、同一フォー
カス枠内の画素同士で比較を行う。図5の場合、ブラケットコンテンツ502とブラケットコンテンツ503との間で、ブラケットコンテンツ502で合焦対象として選択されたフォーカス枠506内の画素同士の比較(504)を行う。また、ブラケットコンテンツ502とブラケットコンテンツ503との間で、ブラケットコンテンツ503で合焦対象として選択されたフォーカス枠507内の画素同士の比較(505)を行う。
比較504及び比較505の結果、フォーカス枠506及びフォーカス枠507の両方において、2つのブラケットコンテンツ502とブラケットコンテンツ503との間の画素値の差分が所定の閾値以下であれば、両者は類似していると判定される。
このように、ブラケット撮影パラメータの種類に応じて類似判定方法を変えることで、撮影者が積極的に撮り分けようとした撮影パラメータに重きをおいた類似判定を行うことができる。
なお、本実施例では、ブラケット撮影データが2つのブラケットコンテンツで構成される例を説明したが、図4(B)に示すように1つのブラケット撮影データに3つ以上のブラケットコンテンツが含まれている場合にも本発明を適用できる。例えば、3つ以上のブラケットコンテンツのうちから、ブラケット撮影パラメータの値の差分が閾値以下という条件を満たす2つのブラケットコンテンツを選び出す。ブラケット撮影パラメータの値の差分が閾値以下という条件を満たす2つのブラケットコンテンツの組み合わせが複数通り考えられる場合は、どれを選択しても良いし、ブラケット撮影パラメータの値の差分に応じて優先順位を定めても良い。そして、選択した2つのブラケットコンテンツのうち一方のブラケットコンテンツを削除する。このような削除処理を1回実行することにより、例えば3つのブラケットコンテンツからなるブラケット撮影データから、1つのブラケットコンテンツが削除されるので、結果としてブラケット撮影データのデータ量を削減できる。ただし、ユーザの指定する代表画像や検索キーになるような画像(例:露出値「標準±0EV」の画像)は削除しないようにしてもよい。
削除処理を1回実行した後、ブラケット撮影データのうちに、ブラケット撮影パラメータの値の差分が閾値以下という条件を満たす2つのブラケットコンテンツがなお存在する場合、当該2つのブラケットコンテンツを対象として本発明の削除処理を実行しても良い。つまり、3つ以上のブラケットコンテンツからなるブラケット撮影データに対しては、本発明の削除処理を少なくとも1回実行する。これにより、ブラケット撮影データのデータ量を削減できる。本発明の削除処理を複数回実行すれば、ブラケット撮影データのデータ量をさらに削減できる。そして、いずれの削除処理においても、削除されるのは、類似していると判定されるブラケットコンテンツの一方であるから、ユーザが積極的に撮り分けたデータが削除されてしまうことを好適に抑制できる。
本発明は、次のように捉えることも出来る。すなわち、ブラケット撮影データに含まれるブラケットコンテンツを、ブラケット撮影パラメータの値の差分が閾値以下という条件を満たすブラケットコンテンツの集合によりグループ分けする。これにより、ブラケット撮影パラメータの値が近い複数のブラケットコンテンツが1つのグループに属すると共に、ブラケット撮影パラメータの値が離れているブラケットコンテンツ同士は、互いに異なるグループに属するようにグループ分けされる。そして、特に複数のブラケットコンテンツを含むグループに関して、当該グループに属するブラケットコンテンツのうち少なくとも1つを残し他を削除する。
例えば、ブラケット撮影パラメータが露出であり、露出値が異なる6つのブラケットコンテンツを含むブラケット撮影データにおいて、5つの露出値EV1からEV5が、EV1〜EV2<<EV3〜EV4<<EV5という大小関係であるとする。ここで、EV1〜EV2は、EV1とEV2の差分が閾値以下であることを表し、EV2<<EV3は、EV2とEV3の差分が閾値を超えることを表す。この場合、露出値がEV1とEV2のブラケットコンテンツが第1のグループ、露出値がEV3とEV4のブラケットコンテン
ツが第2のグループ、露出値がEV5のブラケットコンテンツが第3のグループにそれぞれグループ分けされる。これらのグループのうち、複数のブラケットコンテンツを含む第1のグループ及び第2のグループに対して、グループに属する少なくとも1つのブラケットコンテンツを残し他を削除する処理が行われる。これにより、例えば、露出値がEV1、EV4、EV5のブラケットコンテンツが残され、他のブラケットコンテンツが削除されるので、非類似のブラケットコンテンツを残しつつブラケット撮影データのデータ量を削減することができる。
本実施例は、静止画像のブラケット撮影データにも動画像のブラケット撮影データにも適用できる。動画像のブラケット撮影データの場合、ブラケット撮影パラメータの値を異ならせたことによるフレーム画像への効果の現れ方が、シーンによって異なる場合があり得る。従って、動画像の全てのフレームや、数フレームおきに抽出した複数のフレームや、シーンチェンジを検出してシーン毎に抽出した複数のフレームなどについて、類似判定による比較を行っても良い。そして、全てのフレーム或いは抽出した全てのフレームが類似している場合に、2つの動画像のブラケットコンテンツは類似していると判定するようにしても良い。
本実施例に係る画像処理装置は、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置や、デジタルテレビやメディアプレーヤーなどの画像表示装置などに適用することができる。特に、撮像装置に適用した場合には、記録メディアの空き容量が不足したときに、ユーザにとって重要度の高いブラケットコンテンツが削除されることを抑制しつつ、冗長なブラケットコンテンツを優先的に削除して迅速な空き容量の確保を容易にする。
101 画像処理装置、107 類似判定部、108 削除指示部

Claims (7)

  1. 所定の撮影パラメータの値を異ならせて撮影を行うブラケット撮影により得られた複数の画像データのうち、前記撮影パラメータの値の差分が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する判定手段と、
    前記判定手段により類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データを削除する削除手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記複数の画像データのうち、前記撮影パラメータの値の差分に所定の係数を乗じた値と、前記撮影パラメータ以外の撮影パラメータの値の差分に前記所定の係数より小さい値を乗じた値と、の和が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記複数の画像データのうち、対応する画素同士の画素値の差分の総和が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の撮影パラメータは露出であり、
    前記判定手段は、前記複数の画像データのうち、輝度値の差分が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の撮影パラメータはフォーカス枠の位置であり、
    前記判定手段は、前記複数の画像データのうち、対応するフォーカス枠内の画素同士の画素値の差分の総和が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段により類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データの削除を実行するか否かの指示をユーザに入力させる入力手段を有し、
    前記削除手段は、ユーザにより前記指示が入力された場合に、前記類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データの削除を実行する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 所定の撮影パラメータの値を異ならせて撮影を行うブラケット撮影により得られた複数の画像データのうち、前記撮影パラメータの値の差分が閾値以下である2つの画像データを類似画像データと判定する判定工程と、
    前記判定工程により類似画像データと判定された2つの画像データのうち一方の画像データを削除する削除工程と、
    を有する画像処理装置の制御方法。
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