JP5245636B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関する。
画像に写っている人物の顔領域を検出し、検出した顔領域の一部を拡大して表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−293782号公報
従来技術では、顔領域を拡大表示させる場合、あらかじめ顔表示モードに設定しておく必要がある。つまり、拡大表示操作に応じて画像を拡大表示する通常モードとの間でモード切換えが必要で、ユーザにとって使いづらいという問題がある。
請求項1に記載の発明による電子機器は、電子データによる画像を再生する画像再生手段と、拡大指示を示す信号を発する操作部材と、前記操作部材からの前記信号に応じて前記画像の一部を引き延ばして前記画像再生手段に拡大再生させる拡大手段と、前記画像に含まれる顔を示す顔情報が存在する場合、前記画像のうち当該顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を決めるように前記拡大手段を制御する制御手段と、前記顔情報に含まれる付加情報を前記拡大再生画像とともに再生するように前記画像再生手段を制御する再生制御手段とを備え、前記顔情報が複数存在する場合、前記制御手段は、前記付加情報を含む顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を優先して決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の発明による電子機器は、電子データによる画像を再生する画像再生手段と、拡大指示を示す信号を発する操作部材と、前記操作部材からの前記信号に応じて前記画像の一部を引き延ばして前記画像再生手段に拡大再生させる拡大手段と、前記画像に含まれる顔を示す顔情報が1つ存在する場合には、前記画像のうち当該顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を決めるように前記拡大手段を制御し、前記顔情報が複数存在する場合には、前記画像の中央に近い位置に位置している顔を示す顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を優先して決めるように前記拡大手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項16に記載の発明による電子機器は、電子データによる画像を再生する画像再生手段と、拡大指示を示す信号を発する操作部材と、前記操作部材からの前記信号に応じて前記画像の一部を引き延ばして前記画像再生手段に拡大再生させる拡大手段と、前記画像に含まれる顔を示す顔情報の有無に応じて前記拡大再生の中心位置を異ならせるように前記拡大手段を制御する制御手段と、前記画像に含まれる顔を示す顔情報が存在しない場合に、前記画像の再生時に前記画像再生手段によって再生された画像の中から顔領域を検出して前記顔領域を示す顔情報を出力する検出手段と、前記画像の再生時に前記検出手段から出力される前記顔情報を記録する記録手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像に含まれる顔を示す顔情報が存在しない場合に、前記画像再生手段によって再生された画像について前記検出手段から出力される前記顔情報の有無に応じて前記拡大再生の中心位置を異ならせるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
本発明による電子機器では、顔表示モードにしなくても、適切に顔領域を拡大表示できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による電子カメラの背面図である。図1において、電子カメラ1の背面に、液晶モニタ16と、ズームボタン172と、切替ボタン173と、メニューボタン175と、削除ボタン174、OKボタン176およびマルチセレクタ177とが設けられている。リング状に構成されたマルチセレクタ177は、押下操作に応じた押下位置信号を発生する。OKボタン176の配設位置はマルチセレクタ177の中央部である。マルチセレクタ177およびOKボタン176は、電子カメラ1に各種設定を指示するための操作部材である。
ズームボタン172は、電子カメラ1にズームダウンまたはズームアップを指示するための操作部材である。切替ボタン173は、撮影を行う撮影モードと、撮影画像の再生表示を行う再生モードとの切替を電子カメラ1に指示するための操作部材である。メニューボタン175は、メニュー選択画面を液晶モニタ16に表示させるための操作部材である。削除ボタン174は、電子カメラ1に画像ファイルの削除を指示するための操作部材である。
電子カメラ1の上面には、レリーズボタン171が配設されている。レリーズボタン171は、電子カメラ10に撮影を指示するための操作部材である。
図2は、電子カメラ1の要部構成を説明するブロック図である。電子カメラ1は、メインCPU11によって制御される。
撮影レンズ21は、撮像素子22の撮像面上に被写体像を結像させる。撮像素子22はCCDイメージセンサなどで構成され、撮像面上の被写体像を撮像し、撮像信号を撮像回路23へ出力する。撮像素子22は、静止画像の単写撮像、静止画像の連写撮像、および動画像の撮像がそれぞれ可能である。
ND(Neutral Density)フィルタ20は、透過光を所定量(たとえば、アペックス値で3段相当)減衰させる減光部材である。NDフィルタ20は、駆動機構19によって撮影レンズ21の光軸と直交する向きに進退駆動される。NDフィルタ20が駆動されて被写体光の光路上へ挿入された場合、撮像素子22へ入射される光量がNDフィルタ20で制限される。一方、NDフィルタ20が駆動されて被写体光の光路外へ退避された場合、撮像素子22へ入射される光量は制限されない。駆動機構19は、メインCPU11からの指示に応じてNDフィルタ20に対する進退駆動を行う。
撮像回路23は、メインCPU11からの感度変更指示に応じて撮像感度(露光感度)を所定範囲(たとえばISO100相当〜ISO800相当)内において所定ステップで変更する。撮像感度は、撮像素子22に蓄積された電荷の検出感度、もしくは不図示の増幅回路の増幅利得を変化させる被制御量のことをいう。撮像感度値は、相当するISO感度値で表される。撮影回路23はさらに、メインCPU11からの撮影指示に応じて、内蔵されるA/D変換回路を用いてアナログ撮像信号をディジタルデータに変換する。
AF装置18は、メインCPU11からの指示に応じて撮影レンズ21のフォーカス調節状態を検出し、検出結果に応じて撮影レンズ21を構成する不図示のフォーカスレンズを光軸方向に進退駆動する。
メインCPU11は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。画像処理回路12は、たとえばASICとして構成され、撮像回路23から入力されるディジタル画像信号に対して画像処理を行う。画像処理には、たとえば、輪郭強調や色温度調整(ホワイトバランス調整)処理、画像信号に対するフォーマット変換処理が含まれる。
画像圧縮回路13は、画像処理回路12による処理後の画像信号に対して、JPEG方式で所定の圧縮比率の画像圧縮処理を行う。表示画像作成回路15は、撮像画像を液晶モニタ16に表示させるための表示データを作成する。
記録媒体30は、電子カメラ1に対して着脱可能なメモリカードなどで構成される。記録媒体30には、メインCPU11からの指示によって撮影画像のデータおよびその情報を含むExif形式の画像ファイルが記録される。記録媒体30に記録された画像ファイルは、メインCPU11からの指示によって読み出しが可能である。
Exif形式の画像ファイルは、JPEG画像フォーマットの画像データ内にサムネイル画像や撮影情報などのデータを埋め込むようにしたものである。このファイル構造は、図3に例示するように、画像の付属情報を記録するタグ領域31と撮影画像データを記録する画像データ領域32とを有する。
バッファメモリ14は、画像処理前後および画像処理途中のデータを一時的に格納する他、記録媒体30へ記録する前の画像ファイルを格納したり、記録媒体30から読み出した画像ファイルを格納したりするために使用される。
操作部材17は、上述した各種ボタンやスイッチ類を含み、レリーズボタン171やメニューボタン175の押下操作など、各操作部材の操作内容に応じた操作信号をメインCPU11へ出力する。
<撮影動作>
メインCPU11は、電子カメラ1が撮影モードに切替えられている場合、液晶モニタ16にモニタ画像を表示させる。具体的には、撮像素子22にモニタ用の撮像を行わせ、電荷蓄積後に出力される撮像信号を用いて画像処理回路12に信号処理させ、信号処理後の画像データを表示画像作成回路15へ出力させる動作を繰り返すことにより、モニタ画像を液晶モニタ16に逐次表示させる。
メインCPU11は、レリーズボタン171の半押し操作を示す操作信号が操作部材17から入力されると、測光を開始させる。具体的には、撮像素子22に測光用の撮像を行わせ、電荷蓄積後に出力される撮像信号の信号値から被写界の明るさ情報を取得する。メインCPU11はさらに、明るさ情報に基づいて露出演算を行い、露出条件を決定する。撮像信号に対して画像処理回路12に信号処理させ、信号処理後の画像データを表示画像作成回路15へ出力させることにより、半押し操作後のモニタ画像が液晶モニタ16に表示される。
レリーズボタン171の全押しを示す操作信号が操作部材17から入力されると、メインCPU11は撮影動作を開始させる。具体的には、上記決定した露出条件で撮像素子22に撮影用の電荷蓄積を行わせる。画像処理回路12が信号処理を施した画像データを表示画像作成回路15へ出力すると、撮影画像が液晶モニタ16に表示される。また、画像圧縮回路13によって圧縮処理された画像データが記録媒体30へ記録される。
<再生動作>
メインCPU11は、撮影モード時に切替ボタン173の押下を示す操作信号を操作部材17から受けると再生モードへ切替え、記録媒体30に記録されている直近の撮影画像を液晶モニタ16に再生表示させる(図1)。メインCPU11は、マルチセレクタ177の左操作を示す信号を操作部材17から受けると、1コマ前の撮影画像を液晶モニタ16に再生表示させる。また、マルチセレクタ177の右操作を示す信号を操作部材17から受けると、1コマ後ろの撮影画像を液晶モニタ16に再生表示させる。メインCPU11は、液晶モニタ16で再生表示中に切替ボタン173の押下を示す操作信号を操作部材17から受けると、再生動作を止めて撮影モードに戻る。
本実施形態の電子カメラ1は、再生モード時の動作に特徴を有するので、以後再生モード時の処理を中心に説明する。図4は、表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。メインCPU11は、再生モードにおいて液晶モニタ16へ画像を再生表示させると、図4による処理を起動する。
図4のステップS11において、メインCPU11はズームボタン172が操作されたか否かを判定する。メインCPU11は、ズームボタン172のテレ側「T」押下を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS11を肯定判定してステップS12へ進む。メインCPU11は、ズームボタン172のテレ側「T」押下を示す信号を操作部材17から受けない場合は、ステップS11を否定判定して当該判定処理を繰り返す。
ステップS12において、メインCPU11は顔検出情報があるか否かを判定する。顔検出情報は、画像における顔位置を示す座標およびその顔のサイズ(画素領域)を示す情報であり、画像に対して顔検出処理を行った場合に生成される。顔検出情報は、Exif画像ファイルが記録媒体30に記録される場合、ファイル内の所定領域(たとえばタグ領域31)に記録される。なお、画像ファイルに関連付けた別ファイルとして顔検出情報を記録しても構わない。
メインCPU11は、表示中の画像に関する顔検出情報が存在する場合にステップS12を肯定判定してステップS13へ進み、顔検出情報が存在しない場合にはステップS12を否定判定し、ステップS20へ進む。
ステップS13において、メインCPU11は顔ズーム再生を行ってステップS14へ進む。具体的には、顔領域(顔を構成する画素領域)内の所定位置(たとえば領域の中心座標)を拡大中心とし、液晶モニタ16に表示中の画像のうち、拡大中心の周囲を引き延ばしてズームアップ表示する。表示倍率は、顔の表示サイズを液晶モニタ画面の短辺の略1/3にする倍率とする。なお、顔ズーム再生する前の画像(元画像と呼ぶ)で「顔」の表示サイズが液晶モニタ画面の短辺の1/3を超えている場合は、表示倍率を1.2倍とする。また、元画像で「顔」が画像の端部に位置する場合など、顔領域の中心座標を拡大中心にできない場合には、可能な範囲で拡大中心を顔領域の中心座標に寄せる。
図5は、顔ズーム再生(ステップS13)後の表示画面を例示する図である。図1に例示した表示画像を元画像とし、元画像のファイルに人物Aと人物Bの顔検出情報が含まれていれば、メインCPU11は、元画像において中央に近い位置に検出されている「顔」(人物A)について顔ズーム再生する。
図4のステップS14において、メインCPU11は顔検出情報が複数の顔情報を含むか否かを判定する。メインCPU11は、複数の顔情報が含まれている場合にステップS14を肯定判定してステップS15へ進む。メインCPU11は、複数の顔情報が含まれていない場合にはステップS14を否定判定し、ステップS21へ進む。
ステップS15において、メインCPU11はマルチセレクタ177が操作されたか否かを判定する。メインCPU11は、マルチセレクタ177の押下操作を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS15を肯定判定してステップS18へ進む。メインCPU11は、マルチセレクタ177の押下操作を示す信号を操作部材17から受けない場合は、ステップS15を否定判定してステップS16へ進む。
ステップS16において、メインCPU11は顔情報の削除操作が行われたか否かを判定する。メインCPU11は、削除ボタン174の押下操作を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS16を肯定判定してステップS17へ進む。メインCPU11は、削除ボタン174の押下操作を示す信号を操作部材17から受けない場合は、ステップS16を否定判定してステップS12へ戻る。ステップS12へ戻る場合は、上述した処理を繰り返す。
ユーザーによって削除操作されるのは、「顔」でない領域がズームアップ表示されている場合、もしくはユーザーが望まない「顔」がズームアップ表示されている場合である。ステップS17において、メインCPU11は、拡大中心を決定する際に用いた顔情報を顔検出情報から削除してステップS12へ戻る。これにより、次回以降の顔ズーム再生において、当該領域についてのズームアップ表示が回避される。
ステップS15を肯定判定して進むステップS18において、メインCPU11は、マルチセレクタ177による操作信号に応じた顔ズーム再生を行ってステップS19へ進む。たとえば、左操作を示す信号を受けた場合、「顔」(人物A)に代えて、人物Aより左に位置する「顔」(人物B)について顔ズーム再生する。顔の表示サイズを液晶モニタ画面の短辺の略1/3にする点、元画像で「顔」の表示サイズが液晶モニタ画面の短辺の1/3を超えている場合は表示倍率を1.2倍とする点、顔領域内の所定位置(たとえば領域の中心座標)を拡大中心とする点、および可能な範囲で拡大中心を顔領域の中心座標に寄せる点は、ステップS13の場合と同様である。
図6は、顔ズーム再生(ステップS18)後の表示画面を例示する図である。元画像において人物Aおよび人物B間で「顔」の領域の大きさが異なっても、顔ズーム再生後はほぼ等しい大きさで表示される。
メインCPU11は、顔ズーム再生後にマルチセレクタ177の左操作を示す信号を受けた場合、顔検出情報に含まれる顔情報のうち、顔ズーム再生中の「顔」より水平方向左側に位置する「顔」の顔情報に基づいて顔ズーム再生を行う。もし、水平方向の座標が共通する「顔」の顔情報が複数存在する場合は、垂直方向に上に位置する「顔」を優先して顔ズーム再生する。
メインCPU11は、顔ズーム再生後にマルチセレクタ177の右操作を示す信号を受けた場合、顔検出情報に含まれる顔情報のうち、顔ズーム再生中の「顔」より水平方向右側に位置する「顔」の顔情報に基づいて顔ズーム再生を行う。もし、水平方向の座標が共通する「顔」の顔情報が複数存在する場合は、垂直方向に下に位置する「顔」を優先して顔ズーム再生する。
図4のステップS19において、メインCPU11はズームボタン172が操作されたか否かを判定する。メインCPU11は、ズームボタン172の「T」(テレ側)または「W」(ワイド側)操作を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS19を肯定判定してステップS22へ進む。メインCPU11は、ズームボタン172の操作を示す信号を操作部材17から受けない場合は、ステップS19を否定判定してステップS15へ戻る。ステップS15戻る場合は、上述した処理を繰り返す。
上述したステップS12を否定判定して進むステップS20において、メインCPU11は通常ズーム再生を行ってステップS21へ進む。具体的には、元画像の中心座標を拡大中心とし、液晶モニタ16に表示中の画像のうち、拡大中心の周囲を引き延ばしてズームアップ表示する。表示倍率は、たとえば1.2倍とする。
ステップS21において、メインCPU11はズームボタン172が操作されたか否かを判定する。メインCPU11は、ズームボタン172の「T」(テレ側)または「W」(ワイド側)操作を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS21を肯定判定してステップS22へ進む。メインCPU11は、ズームボタン172の操作を示す信号を操作部材17から受けない場合は、ステップS21を否定判定してステップS23へ進む。
ステップS22において、メインCPU11は通常ズーム再生を行ってステップS23へ進む。ズームボタン172の「T」(テレ側)操作を示す信号を操作部材17から受けた場合、現表示画面における中心座標を拡大中心とし、液晶モニタ16に表示中の画像のうち、拡大中心の周囲を引き延ばしてズームアップ表示する。表示倍率は、たとえば1.2倍とする。一方、ズームボタン172の「W」(ワイド側)操作を示す信号を操作部材17から受けた場合、現表示画面における中心座標を縮小中心とし、液晶モニタ16に表示中の画像をズームダウン表示する。表示倍率は、たとえば1/1.2倍とする。なお、ズームダウンにより等倍表示に戻す場合は、元画像の中心座標が縮小中心に対応する。
ステップS23において、メインCPU11はOKボタン176が操作されたか否かを判定する。メインCPU11は、OKボタン176の押下操作を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS23を肯定判定し、ズームダウンにより等倍表示に戻してステップS11へ戻る。メインCPU11は、OKボタン176の押下操作を示す信号を操作部材17から受けない場合は、ステップS23を否定判定してステップS21へ戻る。
上記顔検出情報を生成する顔検出処理について説明する。メインCPU11は、撮影時の撮影準備画像(モニタ画像)の中から人物の顔に対応する画像領域を抽出する。抽出方法としては、特開平9−138470号公報に開示されるように、特定色を抽出する方法、特定形状パターンを抽出する方法、背景に相当すると推定される領域を除去する方法等の複数の異なる抽出方法をあらかじめ評価して重みを定め、各抽出方法で主要な被写体像(主要部)を抽出し、抽出された主要部を定めた重みで重み付けし、その結果に応じて主要部を判定および抽出する。
また、別の主要部抽出方法としては、特開平9−138471号公報に開示されるように、画像中の複数点の濃度または輝度を測定してその変化量を求め、変化量が所定値以上の点を基準点として設定した後に、基準点から所定範囲内で濃度等の変化量等を用いて検索範囲および検索方向パターンを設定し、検索範囲内で検索方向パターンが示す方向における濃度等の変化量が所定値以上の箇所を検索し、次いでこの箇所を基準として検索を行うことを繰り返し、検索・設定した基準点を結んで主要部を抽出する。
メインCPU11は、液晶モニタ16に表示しているモニタ画像について顔領域を抽出し、抽出した顔領域の位置情報、その顔領域のサイズ情報を算出する。メインCPU11は、このように認識した顔領域に対応する画像データを用いてフォーカス調節を行う。たとえば、レリーズボタン171の半押し操作に応じて上記顔検出処理を行い、その後にレリーズボタン171の全押し操作に応じて撮影動作を行うと、顔検出情報を含む撮影画像ファイルを記録媒体30へ保存する。
被写体人物の顔を複数検出した場合、たとえば、画像の中央に近い「顔」から順に番号を付与して顔検出情報に記録する。ステップS13において顔ズーム再生する場合、付与された番号が小さい「顔」を優先して行う。なお、メニュー操作に応じて、顔領域のサイズが大きい「顔」を優先して顔ズーム再生するように切替え自在に構成してもよい。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)顔検出情報に基づいて顔領域の中心座標を拡大中心とし、液晶モニタ16に表示中の画像のうち拡大中心の周囲を引き延ばしてズームアップ表示する顔ズーム再生を行うようにした。これにより、スクロール操作しなくても拡大した被写体人物の「顔」を液晶モニタ16の中央に表示させることができる。
(2)拡大後の顔の表示サイズを液晶モニタ画面の短辺の略1/3にする表示倍率としたので、1操作(ズームボタン172「T」操作のみ)で適切な大きさにズームアップ表示できる。
(3)顔検出情報に顔情報が複数存在する場合は、顔ズーム再生後のマルチセレクタ177操作に応じて他の顔を対象に顔ズーム再生を行うようにした。これにより、ズーム対象の「顔」の切替えを容易にすることができる。また、元画像において「顔」の大きさが異なる場合でも、各「顔」をほぼ共通の大きさで顔ズーム再生表示できる。
(4)顔ズーム再生後に、当該拡大中心を得るための情報(すなわち顔情報)を顔検出情報から削除可能に構成した。これにより、「顔」でない領域がズームアップ表示されること、もしくはユーザーが望まない「顔」がズームアップ表示されることを、次回以降の顔ズーム再生において回避できる。
(5)顔ズーム再生後、2回目のズームボタン172操作(「T」または「W」)で通常ズーム再生を行うようにした。通常ズーム再生は、現表示画面の中心座標を拡大/縮小中心とする。ユーザーによるモード切替え操作がなくても、顔ズーム再生後に通常ズーム再生へ自動的に切替えるので、使い勝手のよい拡大/縮小表示を実現できる。
(変形例1)
上述した実施形態では、顔検出情報が存在しなければ通常ズーム再生を行ったが(ステップS20)、通常ズーム再生を行う前に顔検出処理を行うように構成してもよい。図7は、変形例1による表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。メインCPU11は、図4による処理に代えて図7による処理を起動する。
図7において、ステップS25およびステップS26が追加される点が図4と異なるので、これら相違点を中心に説明する。ステップS12を否定判定して進むステップS25において、メインCPU11は、液晶モニタ16に表示中の元画像の画像データを用いて顔検出処理を行い、ステップS26へ進む。メインCPU11が検出した顔検出情報は、記録媒体30内の元画像の画像ファイルに記録される。なお、顔検出処理の内容は上述したとおりである。
ステップS26において、メインCPU11は顔検出したか否かを判定する。メインCPU11は、顔検出した場合にステップS26を肯定判定してステップS13へ進み、顔検出していない場合にはステップS26を否定判定してステップS20へ進む。
以上説明した変形例1によれば、顔検出情報が存在しない場合でも、新たに顔検出処理を施すことによって被写体人物の「顔」を液晶モニタ16の中央に表示させることができる。
(変形例2)
拡大中心を変更自在に構成してもよい。図8は、変形例2による表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。メインCPU11は、図7による処理に代えて図8による処理を起動する。
図8において、ステップS27およびステップS28が追加される点が図7と異なるので、これら相違点を中心に説明する。ステップS22の次に進むステップS27において、メインCPU11は指定操作が行われたか否かを判定する。メインCPU11は、マルチセレクタ177の押下操作を示す信号を操作部材17から受けると、ステップS27を肯定判定する。メインCPU11はさらに、マルチセレクタ177の左操作を示す信号を受けた場合、ズーム再生中の表示領域より水平方向左側の画像を表示するようにスクロールさせる。同様に、マルチセレクタ177の右操作を示す信号を受けた場合、ズーム再生中の表示領域より水平方向右側の画像を表示するようにスクロールさせる。また、マルチセレクタ177の上操作を示す信号を受けた場合、ズーム再生中の表示領域より垂直方向上側の画像を表示するようにスクロールさせる。さらにまた、マルチセレクタ177の下操作を示す信号を受けた場合、ズーム再生中の表示領域より垂直方向下側の画像を表示するようにスクロールさせる。メインCPU11は、表示画像をスクロールさせるとステップS28へ進む。
一方、メインCPU11は、マルチセレクタ177の押下操作を示す信号を操作部材17から受けない場合はステップS27を否定判定し、ステップS23へ進む。ステップS28において、メインCPU11は、スクロール後の表示画像の中心座標を示す情報を顔検出情報に登録し、ステップS23へ進む。顔検出情報は、記録媒体30内の元画像の画像ファイルに記録される。これにより、次回以降の顔ズーム再生において、当該領域についてのズームアップ表示が行われる。
以上説明した変形例2によれば、通常ズーム再生後に表示位置を指定する操作が行われた場合には、指定操作後の表示中心を示す情報を保存することにより、次回以降の顔ズーム再生において当該領域をズームアップ表示させることができる。
(変形例3)
上述した説明では、表示拡大/表示縮小を指示するための操作部材(ズームボタン172)と、表示領域の移動を指示するための操作部材(マルチセレクタ177)とを分ける場合を説明したが、これらを分けずに共通の操作部材によって表示拡大/表示縮小および表示領域の移動を指示するように構成してもよい。
(変形例4)
電子カメラを例に説明したが、電子データによる再生画像を表示または投影する機器であれば、フォトビューワやプロジェクタにも本発明を適用できる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態では、顔検出情報に加えて、その顔の人物に関する付加情報がファイル内の所定領域(たとえばタグ領域31)に記録可能に構成される。図9は、第二の実施形態による電子カメラ1Aの要部構成を説明するブロック図である。図2に例示した場合に比べて、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ10が追加されている点が異なる。
第二の実施形態のメインCPU11が行う再生モード時の処理の流れについて、図10および図11のフローチャートを参照して説明する。メインCPU11は、再生モードにおいて液晶モニタ16に画像を再生表示させると、図10、図11による処理を起動する。図10および図11において、図4の場合と同様の処理を行うステップ番号には同一番号を付して説明を省略する。
第二の実施形態のメインCPU11は、ステップS13において顔ズーム再生する場合に、顔検出情報のうち付加情報が存在する「顔」を付加情報が存在しない「顔」より優先させて表示対象にする。たとえば、図1に例示した表示画像を元画像とし、元画像のファイルに人物Aと人物Bの顔検出情報が含まれているものとする。そして、人物Aに関する付加情報が存在し、人物Bに関する付加情報が存在しないと仮定すれば、ステップS13では人物Aの「顔」を先に顔ズーム再生する。付加情報が存在する「顔」が複数存在する場合は、たとえば、元画像において中央に近い位置に検出されている「顔」を優先させて顔ズーム再生する。
図10のステップS13Bにおいて、メインCPU11は上記付加情報が記録されているか否かを判定する。メインCPU11は、顔ズーム再生表示中の「顔」の人物に関する付加情報がタグ領域31に存在する場合にステップS13Bを肯定判定してステップS13Cへ進み、付加情報が存在しない場合にはステップS13Bを否定判定し、ステップS14へ進む。
ステップS13Cにおいて、メインCPU11は、タグ領域31から付加情報を読み出し、顔ズーム再生表示中の「顔」とともに当該付加情報を液晶モニタ16に表示させる。図12は、付加情報表示(ステップS13C)後の表示画面を例示する図である。
<付加情報の編集>
図12に例示した画面(顔ズーム再生表示中の「顔」と当該「顔」に関する付加情報)を液晶モニタ16に表示させたメインCPU11は、たとえば、OKボタン176の押下を示す操作信号を操作部材17から受けると、図13に例示する編集画面を液晶モニタ16に表示させる。メインCPU11は、既に登録されている付加情報(たとえば、登録名、グループ名、メガネの有無(かける/かけない)など)の内容を操作部材17からの操作信号に応じて変更する。変更した内容は所定領域(本例ではタグ領域31)に上書き更新する。メインCPU11は、たとえば、OKボタン176の押下を示す操作信号を操作部材17から受けると、図13に例示する編集画面に代えて、図12と同様の顔ズーム再生画面を液晶モニタ16に表示させる。「顔」とともに表示する付加情報は、編集された付加情報である。
ステップS15を肯定判定した場合(マルチセレクタ177の押下操作を示す信号を操作部材17から受け場合)のメインCPU11は、ステップS30に進む。ステップS30において、メインCPU11は、タグ領域31に顔検出情報が他にも存在するか否かを判定する。メインCPU11は、他にも顔検出情報が存在する場合にステップS30を肯定判定してステップS18へ進む。メインCPU11は、他の顔検出情報が存在しない場合にステップS30を否定判定してステップS31へ進む。
ステップS18において、メインCPU11は、「顔」(人物A)に代えて、他の「顔」(人物B)について顔ズーム再生する。顔の表示サイズを液晶モニタ画面の短辺の略1/3にする点、元画像で「顔」の表示サイズが液晶モニタ画面の短辺の1/3を超えている場合は表示倍率を1.2倍とする点、顔領域内の所定位置(たとえば領域の中心座標)を拡大中心とする点、および可能な範囲で拡大中心を顔領域の中心座標に寄せる点は、ステップS13の場合と同様である。
ステップS18Bにおいて、メインCPU11は上記付加情報が記録されているか否かを判定する。メインCPU11は、顔ズーム再生表示中の「顔」の人物に関する付加情報がタグ領域31に存在する場合にステップS18Bを肯定判定してステップS18Cへ進み、付加情報が存在しない場合にはステップS18Bを否定判定し、ステップS19へ進む。
ステップS18Cにおいて、メインCPU11は、タグ領域31から付加情報を読み出し、顔ズーム再生表示中の「顔」とともに当該付加情報を液晶モニタ16に表示させる。この場合の液晶モニタ16の表示画面は図12と同様であり、付加情報の編集操作を受け付ける点はステップS13Cによる表示中と同様である。
ステップS30を否定判定して進むステップS31において、メインCPU11は、タグ領域31に付加情報が存在しない(すなわち未登録の)顔検出情報が存在するか否かを判定する。メインCPU11は、未登録の顔検出情報が存在する場合にステップS31を肯定判定してステップS32へ進む。メインCPU11は、未登録の顔検出情報が存在しない場合にはステップS31を否定判定して図11のステップS22へ進む。
ステップS32において、メインCPU11は、他の「顔」について顔ズーム再生する。顔の表示サイズを液晶モニタ画面の短辺の略1/3にする点、元画像で「顔」の表示サイズが液晶モニタ画面の短辺の1/3を超えている場合は表示倍率を1.2倍とする点、顔領域内の所定位置(たとえば領域の中心座標)を拡大中心とする点、および可能な範囲で拡大中心を顔領域の中心座標に寄せる点は、ステップS13の場合と同様である。
<付加情報の登録>
顔ズーム再生処理(ステップS32)によって図6と同様の画面(顔ズーム再生表示中の「顔」だけで付加情報の表示なし)を液晶モニタ16に表示させたメインCPU11は、ステップS33において、メインCPU11は登録操作が行われたか否かを判定する。メインCPU11は、たとえば、OKボタン176の押下を示す操作信号を操作部材17から受けると、図14に例示する登録画面を液晶モニタ16に表示させる。メインCPU11は、新たな付加情報(たとえば、登録名、グループ名、メガネの有無(かける/かけない)など)を示す操作信号を操作部材17から受けた場合にステップS33を肯定判定してステップS34へ進む。メインCPU11は、新たな付加情報を示す操作信号を操作部材17から受けない場合にはステップS33を否定判定してステップS18Bへ進む。
ステップS34において、メインCPU11は新たな付加情報を登録(タグ領域31へ記録する)し、図14に例示する登録画面に代えて図12と同様の顔ズーム再生画面を液晶モニタ16に表示させてステップS18Bへ進む。この場合に「顔」とともに表示する付加情報は、登録された付加情報である。
上述したステップS12を否定判定した場合(タグ領域31に顔検出情報が存在しない場合)のメインCPU11は、図11のステップS40へ進む。図11のステップS40において、メインCPU11は、タグ領域31に付加情報が存在しない(すなわち未登録の)顔検出情報が存在するか否かを判定する。メインCPU11は、未登録の顔検出情報が存在する場合にステップS40を肯定判定してステップS41へ進む。メインCPU11は、未登録の顔検出情報が存在しない場合にはステップS40を否定判定してステップS20へ進む。
ステップS41において、メインCPU11は、未登録の「顔」、すなわち、顔検出情報が存在するものの付加情報が存在しない「顔」を再生するか否かを判定する。メインCPU11は、再生表示するように設定されている(たとえば、あらかじめメニュー設定される)場合にステップS41を肯定判定してステップS42へ進む。メインCPU11は、再生表示するように設定されていない場合にステップS41を否定判定してステップS20へ進む。
ステップS42において、メインCPU11は、未登録の「顔」について顔ズーム再生する。顔の表示サイズを液晶モニタ画面の短辺の略1/3にする点、元画像で「顔」の表示サイズが液晶モニタ画面の短辺の1/3を超えている場合は表示倍率を1.2倍とする点、顔領域内の所定位置(たとえば領域の中心座標)を拡大中心とする点、および可能な範囲で拡大中心を顔領域の中心座標に寄せる点は、ステップS13の場合と同様である。
ステップS43において、メインCPU11は登録操作が行われたか否かを判定する。顔ズーム再生処理(ステップS42)によって図6と同様の画面(顔ズーム再生表示中の「顔」だけで付加情報の表示なし)を液晶モニタ16に表示させたメインCPU11は、たとえば、OKボタン176の押下を示す操作信号を操作部材17から受けると、図14に例示する登録画面を液晶モニタ16に表示させる。メインCPU11は、新たな付加情報(たとえば、登録名、グループ名、メガネの有無(かける/かけない)など)を示す操作信号を操作部材17から受けた場合にステップS43を肯定判定してステップS44へ進む。メインCPU11は、新たな付加情報を示す操作信号を操作部材17から受けない場合にはステップS43を否定判定して図10のステップS13Bへ戻る。
ステップS44において、メインCPU11は新たな付加情報を登録(タグ領域31へ記録する)し、図14に例示する登録画面に代えて図12と同様の顔ズーム再生画面を液晶モニタ16に表示させて図10のステップS13Bへ戻る。この場合に「顔」とともに表示する付加情報は、登録された付加情報である。
以上説明した第二の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ1Aは、画像に含まれる「顔」を示す顔検出情報が存在する場合、画像のうち当該顔検出情報が示す顔領域を拡大再生の中心にした拡大再生画像とともに、顔検出情報に含まれる付加情報を液晶モニタ16に再生表示するように制御したので、拡大再生した「顔」に関する情報を「顔」とともに知らせることができる。
(2)付加情報を含んでいない顔検出情報に対して、操作部材17で受け付けられた情報を付加情報として加えるようにしたので、拡大再生した「顔」に関する情報を後から登録することができる。
(3)付加情報を含んでいない顔検出情報が示す顔領域を拡大再生の中心にした拡大再生画像を再生表示しているときに付加情報を加えるので、拡大再生された「顔」を確認した上で登録できる。
(4)顔検出情報に含まれる付加情報を、操作部材17で受け付けられた情報に基づいて更新するようにしたので、拡大再生した「顔」に関する情報を後から編集することができる。
(5)付加情報を含んでいる顔検出情報が示す顔領域を拡大再生の中心にした拡大再生画像を再生表示しているときに付加情報を加えるので、拡大再生された「顔」を確認した上で編集できる。
(6)画像に含まれる複数の「顔」を示す複数の顔検出情報が存在する場合、付加情報を含む顔情報が示す顔領域を拡大再生の中心にした画像を優先して表示させることができる。
(変形例5)
以上の説明では、顔検出情報を記録媒体30に記録する画像ファイル内の所定領域(たとえばタグ領域31)に記録する例を説明した。この代わりに、画像ファイルに関連付けた別ファイルとして、図9におけるフラッシュメモリ10に記録するようにしてもよい。
(変形例6)
ステップS13において顔ズーム再生を行う場合、顔検出情報のうち付加情報が存在する「顔」を付加情報が存在しない「顔」より優先させて表示対象にする例を説明したが、付加情報が存在する「顔」の中でも優先順位をつけて表示順を制御するように構成してもよい。たとえば、付加情報に含められているグループ名ごとにあらかじめ優先順位をつけておき、優先順位が高いグループ名で付加情報が記録されている人物の「顔」を優先して顔ズーム再生対象にする。
(変形例7)
また、同じグループ名で付加情報が記録されている人物の「顔」の中でも優先順位をつけて表示順を制御するように構成してもよい。たとえば、記録媒体30あるいはフラッシュメモリ10の所定フォルダ内に記録されている全画像ファイルについて人物の「顔」の登場回数(画像に「顔」が含まれている数)を計数し、登場回数が多い人物の「顔」を優先して顔ズーム再生対象にする。
(変形例8)
あらかじめタグ領域に31に顔検出情報が記録されている場合を例に説明したが、タグ領域に31に顔検出情報が記録されていない場合には、操作部材17が操作された時点で顔検出処理を行うようにしてもよい。たとえば、ステップS11においてズームボタン172のテレ側「T」押下を示す信号を操作部材17から受けた場合に、顔検出処理を行ってからステップS11を肯定判定してステップS12へ進む。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。上述した実施形態と変形例を組み合わせてもよく、たとえば、図4の処理にステップS27およびステップS28(図8)を追加するようにしてもよい。
本発明の第一の実施形態による電子カメラの背面図である。 電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 Exifファイル構造を示す図である。 表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。 顔ズーム再生後の表示画面を例示する図である。 顔ズーム再生後の表示画面を例示する図である。 変形例1による表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。 変形例2による表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。 第二の実施形態による電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。 表示倍率の変更を行うズーム処理の流れを説明するフローチャートである。 顔ズーム再生後の表示画面を例示する図である。 編集画面を例示する図である。 登録画面を例示する図である。
符号の説明
1、1A…電子カメラ
11…メインCPU
15…表示画像作成回路
16…液晶モニタ
17(171〜177)…操作部材
30…記録媒体

Claims (16)

  1. 電子データによる画像を再生する画像再生手段と、
    拡大指示を示す信号を発する操作部材と、
    前記操作部材からの前記信号に応じて前記画像の一部を引き延ばして前記画像再生手段に拡大再生させる拡大手段と、
    前記画像に含まれる顔を示す顔情報が存在する場合、前記画像のうち当該顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を決めるように前記拡大手段を制御する制御手段と、
    前記顔情報に含まれる付加情報を前記拡大再生画像とともに再生するように前記画像再生手段を制御する再生制御手段とを備え
    前記顔情報が複数存在する場合、前記制御手段は、前記付加情報を含む顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を優先して決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項に記載の電子機器において、
    前記付加情報は、前記画像が含む顔に対応する人物の情報を含むことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項に記載の電子機器において、
    情報入力を受け付ける操作部材と、
    前記付加情報を含んでいない前記顔情報に対して前記受け付けられた情報を前記付加情報として加える情報付加手段とをさらに備えることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項に記載の電子機器において、
    前記情報付加手段は、前記制御手段によって前記付加情報を含んでいない前記顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置が決められている場合に前記付加情報を加えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項3または4に記載の電子機器において、
    前記顔情報が含んでいる前記付加情報を前記受け付けられた情報に基づいて更新する情報更新手段をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項に記載の電子機器において、
    前記情報更新手段は、前記制御手段によって前記付加情報を含んでいる前記顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置が決められている場合に前記付加情報を更新することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記付加情報を含む顔情報が複数存在する場合、前記付加情報を含む顔情報のうち、前記画像の中央に近い位置に位置している顔を示す顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を優先して決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記顔情報が存在しない場合には、前記画像の中心位置を前記拡大再生の中心位置に決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
  9. 電子データによる画像を再生する画像再生手段と、
    拡大指示を示す信号を発する操作部材と、
    前記操作部材からの前記信号に応じて前記画像の一部を引き延ばして前記画像再生手段に拡大再生させる拡大手段と、
    前記画像に含まれる顔を示す顔情報が1つ存在する場合には、前記画像のうち当該顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を決めるように前記拡大手段を制御し、前記顔情報が複数存在する場合には、前記画像の中央に近い位置に位置している顔を示す顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を優先して決めるように前記拡大手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器において、
    前記顔情報が複数存在する場合に拡大再生の中心位置を他の顔情報が示す領域内に変更するように指示する指示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記指示手段により指示された顔情報が示す領域内に前記拡大再生の中心位置を決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
  11. 請求項に記載の電子機器において、
    前記画像の中から顔領域を検出する検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記顔情報が存在しない場合、前記画像のうち前記検出手段が検出した顔領域内に前記拡大再生の中心位置を決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記検出手段が顔領域を検出しない場合、前記画像の中心位置を前記拡大再生の中心位置に決めるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
  13. 請求項9〜12のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記画像のデータを格納するファイルのタグ情報を参照して前記顔情報の有無を判定することを特徴とする電子機器。
  14. 請求項11または12に記載の電子機器において、
    情報追加指示に応じて、前記顔情報に前記検出手段が検出した顔領域の情報を加える情報追加手段をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  15. 請求項10に記載の電子機器において、
    情報削除指示に応じて、前記拡大手段が決めた前記拡大再生の中心位置に対応する情報を、前記顔情報から削除する情報削除手段をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  16. 電子データによる画像を再生する画像再生手段と、
    拡大指示を示す信号を発する操作部材と、
    前記操作部材からの前記信号に応じて前記画像の一部を引き延ばして前記画像再生手段に拡大再生させる拡大手段と、
    前記画像に含まれる顔を示す顔情報の有無に応じて前記拡大再生の中心位置を異ならせるように前記拡大手段を制御する制御手段と、
    前記画像に含まれる顔を示す顔情報が存在しない場合に、前記画像の再生時に前記画像再生手段によって再生された画像の中から顔領域を検出して前記顔領域を示す顔情報を出力する検出手段と、
    前記画像の再生時に前記検出手段から出力される前記顔情報を記録する記録手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記画像に含まれる顔を示す顔情報が存在しない場合に、前記画像再生手段によって再生された画像について前記検出手段から出力される前記顔情報の有無に応じて前記拡大再生の中心位置を異ならせるように前記拡大手段を制御することを特徴とする電子機器。
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