JP2010250906A - 光ディスク装置およびハイブリッド光ディスク倍速決定方法 - Google Patents

光ディスク装置およびハイブリッド光ディスク倍速決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイブリッド光ディスクにおいて、他層へのアクセスを短時間で行える光ディスク装置および倍速決定方法を提供する。
【解決手段】光ディスク装置100は、光源106、光源制御手段108、集光手段110、受光手段112、信号処理手段114、サーボ手段116、ディスク判別手段118、倍速決定手段124を備える。上記構成により、光ディスク装置100は、再生専用層と記録可能層を備えるハイブリッド光ディスクにおいて、再生専用層の再生倍速と記録可能層の再生倍速を同じとすることで場合に回転数の変更を不要とし、他層へのアクセス時間を最適にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は再生専用層と記録可能層を持つハイブリッド光ディスクおいて、ハイブリッド光ディスクの再生倍速及び記録倍速を決定し、再生や記録におけるアクセス時間を短くする光ディスク装置に関するものである。
デジタル情報を再生、記録する光ディスクとして、コンパクトディスク(以下、CDと称す)やDVDが広く普及している。また、近年はさらに高密度の記録が可能な光ディスクとしてBlu−ray Disc(以下、BDと称す)が提案され、市場での普及が始まっている。光ディスクには、情報を再生するための信号層である再生専用層のみを有する再生専用光ディスク(図2(a))と、情報を再生および記録するための信号層である記録可能層のみを有する記録可能光ディスク(図2(b))がある。記録可能光ディスクは、1度のみ記録が可能な追記型光ディスクと書き換え記録が可能な書換型光ディスクがある。これら光ディスクは、例えばBD規格では、再生専用光ディスクとしてBD−ROM、追記型光ディスクとしてBD−R、書換型光ディスクとしてBD−REが規格化されている。これに対し、近年、再生専用層と略同一の構造の第2の再生専用層と、記録可能層と略同一の構造の第2記録可能層の両方を有するハイブリッド光ディスクが提案されている(図2(c)、例えば、特許文献1参照)。このようなハイブリッド光ディスクの使用用途としては、第2再生専用層の情報が更新された場合に、更新された情報を第2の記録可能層に記録し情報を更新することが考えられる。光ディスク装置においてはこれら様々な光ディスクに対して再生、または記録のサポートをする必要がある。
光ディスク装置は一般的に、情報を再生、記録する速度である再生倍速、記録倍速を複数サポートしている。倍速には、半径位置によらず回転数(角速度)一定のCAV倍速(図3(a)参照)、半径位置により線速度一定のCLV倍速がある(図3(b)参照)。さらに、倍速にはCAV倍速とCLV倍速を組み合わせたものがある。光ディスクの半径方向を複数にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を持つ所謂ZCLV倍速(図3(c)参照)や、同じく光ディスクを半径方向に複数にゾーニングしCLV倍速とCAV倍速を混在させた所謂PCAV倍速(図3(d))である。
光ディスク装置で再生倍速や記録倍速は高いほど、再生や記録に要する時間が短くなる。しかし、例えば、光ディスクに想定外の部分的な偏芯があると、所望の位置へ焦点を追従させにくくなり、再生や記録が困難になる。このような偏芯に焦点を追従させるには制御利得を上げれば良いが発熱などの点から容易ではない。このような場合でも、再生や記録を継続するために、追従残差を再生中など所定のタイミングで測定し、追従残差が所定値よりも大きい場合に再生倍速や記録倍速を下げる手段が用いられる。そのため、光ディスク装置は1種類の光ディスクに対して複数の再生倍速や記録倍速を用意している。
特開平11−185364号公報
ハイブリッド光ディスクでの第2の再生専用層の再生倍速、第2の記録可能層の再生倍速、第2の記録可能層の記録倍速を考える。仮に、第2の再生専用層の再生倍速に再生専用光ディスクに対してサポートする最も高い再生倍速を、第2の記録可能層の再生倍速に記録可能光ディスクに対してサポートする最も高い再生倍速を、第2の記録可能層の記録倍速に記録可能光ディスクに対してサポートする最も高い記録倍速を選択したとする。例えば、第2の再生専用層の再生倍速が6倍CAV、第2の記録可能層の再生倍速が4倍CAV、第2の記録可能層の記録倍速が2倍CLVである。ここで、光ディスク装置が第2の再生専用層を再生中に、ホストコンピュータから光ディスク装置に第2の記録可能層の再生が命令されるとする。第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速とは異なるため、第2の記録可能層への移動に伴って回転数変更が発生し、再生までに余分な時間を要する。例えば、ノートPC向け光ディスク装置では、回転数変更だけで1秒以上の時間を要する。さらに、ホストコンピュータから第2の記録可能層を再生中に第2の記録可能層への記録が命令されるとする。第2の記録可能層の再生倍速と第2の記録可能層の記録倍速とは異なるため、第2の記録可能層への記録に伴って回転数変更が発生し、記録までに余分な時間を要する。
また、一般に再生専用層の反射率と記録可能層の反射率を比較すると記録可能層の反射率の方が低い。反射率が低いほど、反射光に含まれる信号成分が小さくなる。そのため記録可能層を再生する際の光源の光出力は再生専用層を再生する際の光源の光出力よりも大きくすることが適当である。同様なことは、第2の再生専用層と第2の記録可能層とにも言え、信号層により光源の光出力を変えることが適当である。例えば、第2の再生専用層を0.5mWの光出力で、第2の記録可能層を1.0mWの光出力で再生することを考える。ここで、光ディスク装置が第2の記録可能層を再生中に、ホストコンピュータから光ディスク装置に第2の再生専用層への再生が命令されるとする。光ディスク装置が1.0mWの光出力のまま焦点を第2の再生専用層へ移動させると、第2の再生専用層に対しては所定以上の光出力が加わることになり、第2の再生専用層に書かれた信号の品質を劣化させる場合がある。
さらに、光ディスク装置の開発において、サポートする光ディスクが増えると設計・検証の工数が増えると共に、内蔵するサポートする光ディスク用の各種設定テーブルが増大するためソフトウェア容量も増えてしまい、光ディスク装置のコストが増えるという課題がある。
従来の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置は、信号を再生するための再生専用層のみを有する再生専用光ディスクと、信号を再生もしくは記録するための記録可能層のみを有する記録可能光ディスクと、前記再生専用層と略同一構造の第2の再生専用層と前記記録可能層と略同一構造の第2の記録可能層を有するハイブリッド光ディスクと、
を再生もしくは記録する光ディスク装置であって、光ディスクの種類を判別するディスク判別手段と、光ディスクの再生倍速および記録倍速を決定する倍速決定手段とを備え、
前記ディスク判別手段の出力がハイブリッド光ディスクである場合に、前記倍速決定手段は前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速を同じとすることを特徴とする。
また、角速度一定のCAV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とすることを特徴とする。
また、線速度一定のCLV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とすることを特徴とする。
また、光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を用いる倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とすることを特徴とする。
また、光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とすることを特徴とする。
また、前記倍速決定手段は前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルとを備え、前記ディスク判別手段の出力がハイブリッド光ディスクである場合に、前記倍速決定手段は前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルの両方に含まれる共通の再生倍速の中から倍速を決定することを特徴とする。
また、前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルは光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を含み、CLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も外周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルから選択することを特徴とする。
また、前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルは光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を含み、CAV倍速とCLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も内周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルから選択することを特徴とする。
また、前記倍速決定手段は、前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速と前記第2の記録可能層の記録倍速を同じとすることを特徴とする。
また、角速度一定のCAV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とすることを特徴とする。
また、線速度一定のCLV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とすることを特徴とする。
また、光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を用いる倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とすることを特徴とする。
また、光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とすることを特徴とする。
また、前記倍速決定手段は前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルと、前記記録可能光ディスクを記録するための第1の記録倍速の集合である記録倍速テーブルとを備え、前記倍速決定手段は前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルの全てに含まれる共通の倍速の中から再生倍速および記録倍速を決定することを特徴とする。
また、前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルは光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を含み、CLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記記録倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も外周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルから選択することを特徴とする。
また、前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルが光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を含み、CAV倍速とCLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記記録倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も内周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルから選択することを特徴とする。
また、光を出射するための光源と、光ディスクに前記光源の出力である光出力を集光し焦点を形成する集光手段と、前記第2の再生専用層を再生する際は前記光源を第1の再生光出力で制御し、前記第2の記録可能層を再生する際は前記光源を第2の再生光出力で制御する光源制御手段とを備え、前記層間移動手段により前記第2の再生専用層から前記第2の記録可能層へ、或いは前記第2の記録可能層から前記第2の再生専用層へ前記焦点を移動させる層間移動動作の際に、前記光源制御手段は層間移動前の光出力が層間移動後の光出力より大きい場合は層間移動前に光出力を層間移動後の光出力に変更し、層間移動前の光出力が層間移動後の光出力より小さい場合は層間移動後に光出力を層間移動後の光出力に変更することを特徴とする。
また、前記光源制御手段は前記光出力が整定しているかを判別する光出力整定判別手段をさらに備え、前記光出力整定判別手段により前記光出力が整定したと判別された後に層間移動することを特徴とする。
また、光ディスクからの反射光を受光する受光手段と、前記受光手段からの出力信号を基に信号を処理する信号処理手段と、前記信号処理手段は入力信号を増幅する増幅手段を備え、前記光源制御手段が前記光出力を変更すると略同時に前記増幅手段の増幅率を変更することを特徴とする。
また、前記信号処理手段は少なくとも、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を生成することを特徴とする。
また、前記再生専用層と前記第2の再生専用層は凹凸のピットで構成されたトラックを持つ信号層であることを特徴とする。
また、前記記録可能層と前記第2の記録可能層は溝で構成されたトラックを持つ信号層であることを特徴とする。
また、前記再生専用光ディスクはN個の前記再生専用層を有し、前記記録可能光ディスクはN個の前記記録可能層を有し、前記再生専用光ディスクの表面から各々の前記再生専用層までの距離と前記記録可能光ディスクの表面から各々の前記記録可能層までの距離は略同一であることを特徴とする。
また、前記ハイブリッド光ディスクはM個の前記第2の再生専用層とL個の前記第2の記録可能層を有し、前記ハイブリッド光ディスク表面から各々の前記第2の再生専用層までの距離と各々の前記第2の記録可能層までの距離は、前記再生専用層を(M+L)個有する前記再生専用光ディスクの前記再生専用光ディスク表面から各々の前記再生専用層までの距離と略同一であることを特徴とする。
また、本発明の倍速決定方法は、信号を再生するための再生専用層のみを有する再生専用光ディスクと、信号を再生もしくは記録するための記録可能層のみを有する記録可能光ディスクと、前記再生専用層と略同一構造の第2の再生専用層と前記記録可能層と略同一構造の第2の記録可能層を有するハイブリッド光ディスクと、を再生もしくは記録する光ディスク装置における再生倍速決定方法であって、光ディスクの種類を判別するディスク判別ステップと、光ディスクの再生倍速および記録倍速を決定する倍速決定ステップとを備え、前記ディスク判別ステップがハイブリッド光ディスクと判断した場合、前記倍速決定ステップは前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速を同じとすることを特徴とする。
また、前記倍速決定ステップは前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルとの両方に含まれる共通の再生倍速の中から倍速を決定することを特徴とする。
また、前記倍速決定ステップは、前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速と前記第2の記録可能層の記録倍速を同じとすることを特徴とする。
また、前記倍速決定ステップは前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルと、前記記録可能光ディスクを記録するための記録倍速の集合である記録倍速テーブルとの全てに含まれる共通の倍速の中から再生倍速および記録倍速を決定することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置を用いることで、ハイブリッド光ディスクにおいて他層へのアクセス時間を最適にできる。
また、光ディスクに書かれた信号の品質を劣化させることなく他層へのアクセスが可能となる。
さらに、再生専用光ディスク及び記録可能光ディスクの再生倍速テーブル、記録倍速テーブルをハイブリッド光ディスクに使用できるため、光ディスク装置のハイブリッド光ディスクに関する設計・検証工数を削減できると共に、ソフトウェア容量も削減できるという効果がある。
本発明の実施の形態1から実施の形態5における光ディスク装置を示す図 再生専用光ディスクと記録可能光ディスクとハイブリッド光ディスクの構成を示す図 光ディスクにおける倍速の種類を示す図 本発明の実施の形態1における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを示す図 本発明の実施の形態1における動作を示したフローチャート 本発明の実施の形態2における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを示す図 本発明の実施の形態2における動作を示したフローチャート 本発明の実施の形態3における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを示す図 本発明の実施の形態3における動作を示したフローチャート 本発明の実施の形態4における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを示す図 本発明の実施の形態4における動作を示したフローチャート 本発明の実施の形態5における動作を示したフローチャート 本発明の実施の形態5における光出力整定判別手段1302を有する光源制御手段108を示す図 本発明の実施の形態5における増幅手段1402を有する信号処理手段114を示す図
以下、本発明を実施するための実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置100の構成を示したブロック図である。
光ディスク102は光により形成された焦点により情報を再生または記録する媒体である。光アップピック104は、光源106、光源制御手段108、集光手段110、受光手段112、フォーカスアクチュエータ(図示しない)、トラッキングアクチュエータ(図示しない)を備える。光源106の出力である光出力は、光源制御手段108と集光手段110に入力される。光源制御手段108の出力である光出力制御信号は、光源106に入力される。集光手段110の出力である反射光は、受光手段112に入力される。受光手段112の出力である受光信号は信号処理手段114に入力される。信号処理手段114の出力である信号処理信号は、サーボ手段116とディスク判別手段118とシステムコントローラ120に入力される。サーボ手段116の出力であるサーボ制御信号はフォーカスアクチュエータ(図示しない)、トラッキングアクチュエータ(図示しない)に入力される。ディスク判別手段118の出力であるディスク判別信号はシステムコントローラ120に入力される。システムコントローラ120の出力は、目標光出力信号が光源制御手段108に、信号処理手段制御信号が信号処理手段114に、サーボ手段制御信号がサーボ手段116に、目標回転数信号がディスクモータ122に入力される。ディスクモータ122の出力である回転数信号は、システムコントローラ120に入力される。
光ディスク102は、光により形成された焦点により情報を再生または記録する媒体である。図2に光ディスクの例を挙げる。図2(a)は情報を再生するための信号層である再生専用層のみを持つ再生専用光ディスク102であり、例えばBD−ROMである。図2(b)は情報を再生および記録するための信号層である記録可能層のみを持つ記録可能光ディスク102であり、例えばBD−RやBD−REである。さらに図2(c)は、図2(a)の再生専用層と略同一の構造の第2の再生専用層と、図2(b)の記録可能層と略同一の構造の第2記録可能層の両方を有するハイブリッド光ディスク102である。
再生専用層と記録可能層の光ディスク表面からの位置は、BD・DVD・CDそれぞれにおいて再生専用層の数または記録可能層の数によってほぼ同一である。例えば、再生専用光ディスクであるBD−ROMであれば再生専用層が1つの場合は光ディスク表面から略100um、再生専用層が2つの場合は光ディスク表面から略100umと略75umに位置する。同様に、記録可能光ディスクであるBD−RやBD−REであれば記録可能層が1つの場合は光ディスク表面から略100um、記録可能層が2つの場合は光ディスク表面から略100umと略75umに位置する。第2の再生専用層の光ディスク表面からの位置は、2つの再生専用層を持つ再生専用光ディスクのどちらか一方の再生専用層と略同じ位置にあり、第2の記録可能層はもう一方の再生専用層と略同じ位置にある。例えば、ハイブリッド光ディスクにおいて第2の再生専用層は光ディスク表面から略100um、第2の記録可能層は光ディスク表面から略75umに位置する。再生専用層と第2の再生専用層は凹凸のピットで構成されたトラックを持つ層である。記録可能層と第2の記録可能層は溝で構成されたトラックを持つ層である。これら以外の物理的および論理的フォーマットは再生専用層と2の再生専用層と略同一である。第2の記録可能層についても、記録可能層と物理的および論理的フォーマットは略同一である。
光源106は、光を出射する素子であり、BDには波長が略405nmの青紫色半導体レーザを、DVDには波長が略660nmの赤色半導体レーザを、CDには波長が略780nmの赤外半導体レーザを使用する。
光源制御手段108は、光出力がシステムコントローラ120から入力された目標光出力信号になるように光源106からの光出力を検出し制御する。光源制御手段108は、光源106への制御信号として光出力制御信号を出力する。
集光手段110は、光出力が光ディスク102上に焦点を形成するような光学素子である。ここで、光学素子とは、例えば、コリメータレンズ、1/4波長板、対物レンズなどである。
受光手段112は、光ディスク102からの反射光を受け電気信号に変換する光電変換素子である。
信号処理手段114は、受光信号に基づいて信号を生成する。ここで、生成される信号とは、例えば、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、ウォブル信号である。
サーボ手段116は、信号処理信号のうち、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスアクチュエータを、トラッキングエラー信号に基づいてトラッキングアクチュエータを制御するサーボ制御信号を出力する。また、サーボ手段116は、サーボ手段制御信号に基づいてサーボ手段116の状態を変更する。例えば、光ディスク102の情報を再生する際は、サーボ手段116はフォーカス制御およびトラッキング制御は動作状態とする。また、光ディスク102の層と層の間を移動する層間移動をする際は、サーボ手段116はトラッキング制御を非動作状態としフォーカスアクチュエータに層間を移動するサーボ制御信号を入力する。
ディスク判別手段118は、信号処理信号を基にディスクの種類を判別する。ディスク判別手段118は、例えば、BD用の青紫色半導体レーザをシステムコントローラ120から入力された目標光出力信号になるように、光源制御手段108により光源106を制御する。また、ディスク判別手段118は、フォーカスアクチュエータ(図示しない)をサーボ手段116からのサーボ制御信号により光ディスク102に近づけ、信号処理手段114から出力されるフォーカスエラー信号に基づいてBDか否かを判別する。また、ディスク判別手段118は、例えば、光ディスク102に記録されたディスク種類情報を再生して判別する。
システムコントローラ120は、光ディスク装置100のコントローラである。システムコントローラ120は倍速決定手段124を備える。
倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを図4に示す。図4は第1の再生倍速テーブル402、第2の再生倍速テーブル404、第1の記録倍速テーブル406、第3の再生倍速テーブル408、第2の記録倍速テーブル410から構成される。
倍速決定手段124は、ディスク判別信号や信号処理信号を基に光ディスク装置100で光ディスク102に応じて再生倍速と記録倍速を決定する。再生専用光ディスクの再生倍速は第1の再生倍速テーブル402から選ばれる。記録可能光ディスクの再生倍速は第2の再生倍速テーブル404から選ばれる。記録可能光ディスクの記録倍速は第1の記録倍速テーブル406から選ばれる。ハイブリッド光ディスクの再生倍速は第3の再生倍速テーブル408から選ばれる。ハイブリッド光ディスクの記録倍速は第2の記録倍速テーブル410から選ばれる。ハイブリッド光ディスクでは第2の再生専用層と第2の記録可能層によらず第3の再生倍速テーブル408は同じあり、第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速は同じ倍速が決められる。
システムコントローラ120は、信号処理信号の中から例えばフォーカスエラー信号と所定のレベルを比較する。もし、所定のレベル以上であれば所望の位置に焦点を追従できず、再生や記録が困難だと判断する。その場合には倍速抑制信号を倍速決定手段124に出力する。倍速決定手段124は再生倍速を再生倍速テーブルの中から、記録倍速を記録倍速テーブルの中から再選択し、再生倍速および記録倍速を下げる。
倍速決定手段124で決定された倍速はCAV倍速では半径位置情報によらず、CLV倍速、ZCLV倍速、PCAV倍速は半径位置情報に基づいてディスクモータ122の目標回転数を決定し、目標回転数信号をディスクモータ122へ入力する。
ディスクモータ122は、光ディスク102を回転させる機構である。ディスクモータ122は、その回転数を計測するための回転数センサ(図示しない)を備え、回転数センサ信号としてシステムコントローラ120に入力する。システムコントローラ120は、回転数センサ信号に基づいてディスクモータ122の回転数を求め、回転数が目標回転数になるように目標回転数信号を決定する。
以上の構成において、実施の形態1に係る光ディスク装置100について図5を参照して説明する。図5は、実施の形態1に係るハイブリッド光ディスクにおける倍速決定のフローチャートである。
この方法において、光ディスク装置100には光ディスク102が挿入され(S500)、ディスク判別手段118で光ディスク102の種類を判別する(S502)。ディスク判別の結果、光ディスク102がハイブリッド光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第3の再生倍速テーブル408から第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速を、第2の記録倍速テーブル410から記録倍速をそれぞれ決定する(S504)。光ディスク102が再生専用光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生倍速テーブル402から再生倍速を決定する(S506)。光ディスク102が記録可能光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第2の再生倍速テーブル404から再生倍速を、第1の記録倍速テーブル406から記録倍速を決定する(S508)。
以上のように、実施の形態1の光ディスク装置100によれば、ハイブリッド光ディスクの第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速を同じにできる。これにより、第2の再生専用層から第2の記録可能層へ、或いは第2の記録可能層から第2の再生専用層へ焦点を層間移動させる場合に、ディスクモータ122の加減速が不要にすることで、層間移動を素早く行い、次に続く再生の指令にスムーズに行える。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はCAV倍速としても良い。これにより、半径方向に応じてディスクモータ122の回転数を変更することが不要となり、光ディスク102の半径方向でディスクモータ122の加減速が不要となることで焦点の移動が素早く行える。さらに、消費電力を低くできる。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はCLV倍速としても良い。これにより、線速度が一定のため半径方向に応じて再生パラメータの変更が不要となり、安定した再生が可能となる。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はZCLV倍速としても良い。これにより、同じゾーンにおいては線速度が一定のため半径方向に応じて再生パラメータの変更が不要となり安定した再生が可能となる。また、ある半径位置においてより高いCLV倍速に変更するため再生倍速を高くできため、再生時間が短くなる。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はPCAV倍速としても良い。これにより、CAV倍速を用いる領域ではディスクモータ122の加減速が不要となることで焦点の移動が素早く行える。さらに、消費電力を低くできる。また、再生倍速を高くでき、再生時間が短くなる。
なお、ディスク判別手段118は、複数回の判別を行って光ディスク102がハイブリッド光ディスクか再生専用光ディスクか記録可能光ディスクかを判別しても良い。
光ディスク102に書かれた物理情報を再生して光ディスク102がハイブリッド光ディスクか再生専用光ディスクか記録可能光ディスクかを判別する場合は、まずディスク判別手段118は物理情報を再生する信号層が再生専用層もしくは第2の再生専用層か記録可能層もしくは第2の記録可能層かを判別する。再生専用層か記録可能層かを判別するには、トラッキングエラー信号などを用いれば可能である。その後再生専用層もしくは記録可能層に適した形でサーボ手段116はフォーカス制御およびトラッキング制御は動作状態とする。その後、ディスク判別手段118は、物理情報を再生した情報に基づいて、光ディスク102がハイブリッド光ディスクか再生専用光ディスクか記録可能光ディスクかを判別する。これにより、物理情報を再生するまでにディスク判別手段118が、光ディスク102がハイブリッド光ディスクか再生専用光ディスクか記録可能光ディスクかを判別できない場合でも、光ディスク102を起動できる。
なお、倍速決定手段124が倍速抑制信号を受けて倍速抑制を行う場合には、第3の再生倍速テーブル408から再生倍速を再選択する。例えば、再生倍速が6倍CAVの場合に倍速抑制を行う場合は、4xCAVを選択する。なお、記録倍速は再生倍速を超えない範囲で第2の記録倍速テーブル410から再選択する。
なお、再生専用層と第2の再生専用層は凹凸のピットで構成されたトラックを持つ信号層である。これにより、第2の再生専用層の物理的フォーマットを再生専用層の物理フォーマットと合わせることが可能なため、第2の再生専用層に向けた新たな開発が不要で、開発期間が削減できる。
なお、記録可能層と第2の記録可能層は溝で構成されたトラックを持つ信号層である。これにより、第2の記録可能層の物理的フォーマットを記録可能層の物理フォーマットと合わせることが可能なため、第2の記録可能層に向けた新たな開発が不要で、開発期間が削減できる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る光ディスク装置は図1における光ディスク装置100と同じ構成なので説明を省略する。また、前述した実施の形態1と同じ構成については、図1から図5までと同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態2における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを図6に示す。図6は第1の再生倍速テーブル602、第2の再生倍速テーブル604、第1の記録倍速テーブル606、第3の再生倍速テーブル608、第2の記録倍速テーブル610から構成される。
倍速決定手段124は、ディスク判別信号や信号処理信号を基に光ディスク装置100で光ディスク102に応じて再生倍速と記録倍速を決定する。再生専用光ディスクの再生倍速は第1の再生倍速テーブル602から選ばれる。記録可能光ディスクの再生倍速は第2の再生倍速テーブル604から選ばれる。記録可能光ディスクの記録倍速は第1の記録倍速テーブル606から選ばれる。
第1の再生倍速テーブル602と第2の再生倍速テーブル604に共通な再生倍速を抽出し、第3の再生倍速テーブル608を作成し、ハイブリッド光ディスクの再生倍速は第3の再生倍速テーブル608から選ばれる。図6においては、1倍CLV、2倍CLV、2倍−4倍ZCLV、4倍CAV、6倍PCAVが共通なので、これらが第3の再生倍速テーブル608となる。ハイブリッド光ディスクの記録倍速は第2の記録倍速テーブル610から選ばれる。ハイブリッド光ディスクでは第2の再生専用層と第2の記録可能層によらず第3の再生倍速テーブル608は同じあり、第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速は同じ倍速が決められる。
以上の構成において、実施の形態2に係る光ディスク装置100について図7を参照して説明する。図7は、実施の形態2に係るハイブリッド光ディスクにおける倍速決定のフローチャートである。
この方法において、光ディスク装置100には光ディスク102が挿入され(S500)、ディスク判別手段118で光ディスク102の種類を判別する(S502)。ディスク判別の結果、光ディスク102がハイブリッド光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生倍速テーブル702と第2の再生倍速テーブル704に共通な再生倍速から第3の再生倍速テーブル708を作成する(S700)。そして倍速決定手段124は、第3の再生倍速テーブル708から第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速を、第2の記録倍速テーブル710から記録倍速をそれぞれ決定する(S702)。光ディスク102が再生専用光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生倍速テーブル702から再生倍速を決定する(S704)。光ディスク102が記録可能光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第2の再生倍速テーブル704から再生倍速を、第1の記録倍速テーブル706から記録倍速を決定する(S706)。
以上のように、実施の形態2の光ディスク装置100によれば、ハイブリッド光ディスクの第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速を同じにできる。これにより、第2の再生専用層から第2の記録可能層へ、或いは第2の記録可能層から第2の再生専用層へ焦点を層間移動させる場合に、ディスクモータ122の加減速が不要にすることで、層間移動を素早く行い、次に続く再生の指令にスムーズに行える。さらに、第3の再生倍速テーブル708のみを用意すれば良く、ハイブリッド光ディスク向けの設計・検証が不要なため工数が増えない。また、各種設定テーブルが不要なため、ソフトウェアコストが増えない。
なお、第1の再生倍速テーブル702と第2の再生倍速テーブル704から共通なZCLV倍速が選択された場合に、例えば、図7では2倍−4倍ZCLV倍速である。2倍CLVと4倍CLVは所定の切替半径位置で切替えられる。第1の再生倍速テーブル702の2倍−4倍ZCLV倍速と、第2の再生倍速テーブル704の2倍−4倍ZCLV倍速で切替半径位置が異なる場合でも、第1の再生倍速テーブル702の2倍−4倍ZCLV倍速と第2の再生倍速テーブル704の2倍−4倍ZCLV倍速は同じ倍速とみなす。第3の再生倍速テーブル708の2倍−4倍ZCLV倍速における所定の切替半径位置は、第1の再生倍速テーブルでの切替半径位置と第2の再生倍速テーブル704の倍速での切替半径位置から、最も外周となる半径位置を選択する。これにより各層共にサポートされている線速に抑えることができる。
なお、第1の再生倍速テーブル702と第2の再生倍速テーブル704から共通なPCAV倍速が選択された場合に、例えば、図7では6倍PCAV倍速である。6倍CAVと6倍CLVは所定の切替半径位置で切替えられる。第1の再生倍速テーブル702の6倍PCAV倍速と、第2の再生倍速テーブル704の6倍PCAV倍速で切替半径位置が異なる場合でも、第1の再生倍速テーブル702の6倍PCAV倍速と第2の再生倍速テーブル704の6倍PCAV倍速は同じ倍速とみなす。第3の再生倍速テーブル708の6倍PCAV倍速における所定の切替半径位置は、第1の再生倍速テーブル702での切替半径位置と第2の再生倍速テーブル704での切替半径位置から、最も内周となる半径位置を選択する。これにより各層共にサポートされている線速に抑えることができる。
なお、第2の再生専用層をM個と第2の記録可能層をL個持つハイブリッド光ディスクでは、第1の再生倍速テーブル702は(M+N)個の再生専用層を有する再生専用光ディスクの再生倍速テーブルとする。
なお、第2の再生専用層をM個と第2の記録可能層をL個持つハイブリッド光ディスクでは、第2の再生倍速テーブル704は(M+N)個の記録可能層を有する再生専用光ディスクの再生倍速テーブルとする。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る光ディスク装置は図1における光ディスク装置100と同じ構成なので説明を省略する。また、前述した実施の形態1および実施の形態2と同じ構成については、図1から図7までと同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態3における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを図8に示す。図8は第1の再生倍速テーブル802、第2の再生倍速テーブル804、第1の記録倍速テーブル806、第1の再生記録倍速テーブル808から構成される。
倍速決定手段124は、ディスク判別信号や信号処理信号を基に光ディスク装置100で光ディスク102に応じて再生倍速と記録倍速を決定する。再生専用光ディスクの再生倍速は第1の再生倍速テーブル802から選ばれる。記録可能光ディスクの再生倍速は第2の再生倍速テーブル804から選ばれる。記録可能光ディスクの記録倍速は第1の記録倍速テーブル806から選ばれる。ハイブリット光ディスクの再生倍速および記録倍速は第1の再生記録倍速テーブル808から選ばれる。ハイブリッド光ディスクでは第2の再生専用層と第2の記録可能層によらず第1の再生記録倍速テーブル808は同じあり、第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速と第2の記録可能層の記録倍速は同じ倍速が決められる。
以上の構成において、実施の形態3に係る光ディスク装置100について図9を参照して説明する。図9は、実施の形態2に係るハイブリッド光ディスクにおける倍速決定のフローチャートである。
この方法において、光ディスク装置100には光ディスク102が挿入され(S500)、ディスク判別手段118で光ディスク102の種類を判別する(S502)。ディスク判別の結果、光ディスク102がハイブリッド光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生記録倍速テーブル808から第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速と第2の記録可能層の記録倍速をそれぞれ決定する(S900)。光ディスク102が再生専用光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生倍速テーブル802から再生倍速を決定する(S902)。光ディスク102が記録可能光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第2の再生倍速テーブル804から再生倍速を、第1の記録倍速テーブル806から記録倍速を決定する(S904)。
以上のように、実施の形態3の光ディスク装置100によれば、ハイブリッド光ディスクの第2の再生専用層の再生倍速と、第2の記録可能層の再生倍速と、第2の記録可能層の記録倍速を全て同じにできる。これにより、第2の再生専用層から第2の記録可能層へ、或いは第2の記録可能層から第2の再生専用層へ焦点を層間移動させる場合に、ディスクモータ122の加減速が不要にすることで、層間移動を素早く行い、次に続く再生および記録の指令にスムーズに行える。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はCAV倍速としても良い。これにより、半径方向に応じてディスクモータ122の回転数を変更することが不要となり、光ディスク102の半径方向でディスクモータ122の加減速が不要となることで焦点の移動が素早く行える。さらに、消費電力を低くできる。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はCLV倍速としても良い。これにより、線速度が一定のため半径方向に応じて再生パラメータの変更が不要となり、安定した再生が可能となる。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はZCLV倍速としても良い。これにより、同じゾーンにおいては線速度が一定のため半径方向に応じて再生パラメータの変更が不要となり安定した再生が可能となる。また、ある半径位置においてより高いCLV倍速に変更するため再生倍速を高くできため、再生時間が短くなる。
なお、ハイブリッド光ディスクの再生倍速はPCAV倍速としても良い。これにより、CAV倍速を用いる領域ではディスクモータ122の加減速が不要となることで焦点の移動が素早く行える。さらに、消費電力を低くできる。また、再生倍速を高くでき、再生時間が短くなる。
なお、倍速決定手段124が倍速抑制信号を受けて倍速抑制を行う場合には、第1の再生記録倍速テーブル808から再生倍速と記録倍速を再選択する。例えば、例えば、再生倍速が6倍CAVの場合に倍速抑制を行う場合は、4xCLVを選択する。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る光ディスク装置は図1における光ディスク装置100と同じ構成なので説明を省略する。また、前述した実施の形態1から実施の形態3と同じ構成については、図1から図9までと同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態4における倍速決定手段124が持つ倍速テーブルを図10に示す。図10は第1の再生倍速テーブル1002、第2の再生倍速テーブル1004、第1の記録倍速テーブル1006、第1の再生記録倍速テーブル1008から構成される。
倍速決定手段124は、ディスク判別信号や信号処理信号を基に光ディスク装置100で光ディスク102に応じて再生倍速と記録倍速を決定する。再生専用光ディスクの再生倍速は第1の再生倍速テーブル1002から選ばれる。記録可能光ディスクの再生倍速は第2の再生倍速テーブル1004から選ばれる。記録可能光ディスクの記録倍速は第1の記録倍速テーブル1006から選ばれる。第1の再生倍速テーブル1002と第2の再生倍速テーブル1004と第1の記録倍速テーブル1006に共通な倍速を抽出し、第1の再生記録倍速テーブル1008を作成し、ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速は第1の再生記録倍速テーブル1008から選ばれる。図10においては、1倍CLV、2倍CLV、2倍−4倍ZCLV倍速、6倍PCAV倍速が共通なので、これらが第1の再生記録倍速テーブル1008となる。ハイブリッド光ディスクでは第2の再生専用層と第2の記録可能層によらず第1の再生記録倍速テーブル1008は同じあり、第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速と第2の記録可能層の記録倍速は同じ倍速が決められる。
以上の構成において、実施の形態4に係る光ディスク装置100について図11を参照して説明する。図11は、実施の形態4に係るハイブリッド光ディスクにおける倍速決定のフローチャートである。
この方法において、光ディスク装置100には光ディスク102が挿入され(S500)、ディスク判別手段118で光ディスク102の種類を判別する(S502)。ディスク判別の結果、光ディスク102がハイブリッド光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生倍速テーブル1002と第2の再生倍速テーブル1004と第1の記録倍速テーブル1006に共通な倍速から第1の再生記録倍速テーブル1008を作成する(S1100)。そして、倍速決定手段124は、第1の再生記録倍速テーブル1108から、第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速と第2の記録可能層の記録倍速をそれぞれ決定する(S1102)。光ディスク102が再生専用光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第1の再生倍速テーブル1002から再生倍速を決定する(S1104)。光ディスク102が記録可能光ディスクと判別されたなら、倍速決定手段124は第2の再生倍速テーブル1004から再生倍速を、第1の記録倍速テーブル1006から記録倍速を決定する(S1106)。
以上のように、実施の形態4の光ディスク装置100によれば、ハイブリッド光ディスクの第2の再生専用層の再生倍速と第2の記録可能層の再生倍速と第2の記録可能層の記録倍速を同じにできる。これにより、第2の再生専用層から第2の記録可能層へ、或いは第2の記録可能層から第2の再生専用層へ焦点を層間移動させる場合に、ディスクモータ122の加減速が不要にすることで、層間移動を素早く行い、次に続く再生の指令にスムーズに行える。さらに、第1の再生記録倍速テーブル1008のみを用意すれば良く、ハイブリッド光ディスク向けの設計・検証が不要なため工数が増えない。また、各種設定テーブルが不要なため、ソフトウェアコストが増えない。
なお、第1の再生倍速テーブル1002と、第2の再生倍速テーブル1004と、第1の記録倍速テーブル1006から共通なZCLV倍速が選択された場合に、例えば、図10では2倍−4倍ZCLV倍速である。2倍CLVと4倍CLVは所定の切替半径位置で切替えられる。第1の再生倍速テーブル1002の2倍−4倍ZCLV倍速と、第2の再生倍速テーブル1004の2倍−4倍ZCLV倍速と、第1の記録倍速テーブル1006の2倍−4倍ZCLV倍速とで切替半径位置が異なる場合でも、第1の再生倍速テーブル1002の2倍−4倍ZCLV倍速と第2の再生倍速テーブル1004の2倍−4倍ZCLV倍速と第1の記録倍速テーブル1006の2倍−4倍ZCLV倍速とは同じ倍速とみなす。第1の再生記録倍速テーブル1008の2倍−4倍ZCLV倍速における所定の切替半径位置は、第1の再生倍速テーブル1002での切替半径位置と第2の再生倍速テーブル1004での切替半径位置と第1の記録倍速テーブル1006での切替半径位置から、最も外周となる半径位置を選択する。これにより各層共にサポートされている線速に抑えることができる。
なお、第1の再生倍速テーブル1002と第2の再生倍速テーブル1004と記録倍速テーブル1006から、共通なPCAV倍速が選択された場合に、例えば、図10では6倍PCAV倍速である。6倍CAVと6倍CLVは所定の切替半径位置で切替えられる。第1の再生倍速テーブル1002の6倍PCAV倍速と、第2の再生倍速テーブル1004の6倍PCAV倍速と第1の記録倍速テーブル1006の6倍PCAV倍速で切替半径位置が異なる場合でも、第1の再生倍速テーブル1002の6倍PCAV倍速と第2の再生倍速テーブル1004の6倍PCAV倍速と第1の記録倍速テーブル1006の6倍PCAV倍速とは同じ倍速とみなす。第1の再生記録倍速テーブル1008の6倍PCAV倍速における所定の切替半径位置は、第1の再生倍速テーブル1002での切替半径位置と第2の再生倍速テーブル1004での切替半径位置と第1の記録倍速テーブル1006での切替半径位置から、最も内周となる半径位置を選択する。これにより各層共にサポートされている線速に抑えることができる。
なお、第2の再生専用層をM個と第2の記録可能層をL個持つハイブリッド光ディスクでは、第1の再生倍速テーブル1002は(M+N)個の再生専用層を有する再生専用光ディスクの再生倍速テーブルとする。
なお、第2の再生専用層をM個と第2の記録可能層をL個持つハイブリッド光ディスクでは、第2の再生倍速テーブル1004は(M+N)個の記録可能層を有する再生専用光ディスクの再生倍速テーブルとする。
なお、第2の再生専用層をM個と第2の記録可能層をL個持つハイブリッド光ディスクでは、第1の記録倍速テーブル1004は(M+N)個の記録可能層を有する記録可能光ディスクの記録倍速テーブルとする。
(実施の形態5)
実施の形態5に係る光ディスク装置は図1における光ディスク装置100と同じ構成なので説明を省略する。また、前述した実施の形態1から実施の形態4と同じ構成については、図1から図11までと同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態5において、光ディスク装置100は第2の再生専用層の情報を再生する場合は、システムコントローラ120は目標光出力信号として第1の目標再生光出力信号を光源制御手段106に入力し、光源制御手段106は光源104の出力が第1の再生光出力となるように制御する。また、第2の記録可能層の情報を再生する場合は、システムコントローラ120は目標光出力信号として第2の目標再生光出力信号を光源制御手段106に入力し、光源制御手段106は光源104の出力が第2の再生光出力となるように制御する。一般に再生専用層の反射率と記録可能層の反射率を比較すると記録可能層の反射率の方が低い。反射率が低いほど、反射光に含まれる信号成分が小さくなる。そのため記録可能層を再生する際の光源の光出力は再生専用層を再生する際の光源の光出力よりも大きくすることが適当である。同様なことは、第2の再生専用層と第2の記録可能層とにも言え、信号層により光源の光出力を変えることが適当である。例えば、第2の再生専用層を0.5mWの光出力で、第2の記録可能層を1.0mWの光出力で再生すると想定する。
以上の構成において、実施の形態5に係る光ディスク装置100について図12を参照して説明する。図12は、実施の形態5に係るハイブリッド光ディスクにおける層間移動のフローチャートである。
この方法において、光ディスク装置100はハイブリッド光ディスクの第2の記録可能層の再生が行われ、光源104は第2の再生光出力で制御されている(S1200)。第2の再生専用層への再生が指示される(S1202)。システムコントローラ120は、第2の記録可能層から第2の再生専用層へ層間移動する前に第2の目標再生光出力信号と第1の目標再生光出力信号を比較する。(S1204)。比較した結果、第2の目標再生光出力信号が第1の目標再生光出力信号よりも高いと判別された場合は、目標光出力信号を第1の目標再生光出力信号に設定し(S1206)、第2の再生専用層へ層間移動を行い(S1208)、第2の再生専用層の情報を再生する(S1214)。第2の目標再生光出力信号が第1の目標再生光出力信号よりも低いと判別された場合は、第2の再生専用層へ層間移動を行い(S1210)、目標光出力信号を第1の目標再生光出力信号に設定し(S1212)、第2の再生専用層の情報を再生する(S1214)。
以上のように、実施の形態5の光ディスク装置100によれば、光源104からの光出力が第2の再生専用層と第2の記録可能層で異なる場合において、層間移動に第2の目標光出力信号と第1の目標光出力信号を比較するため、ハイブリッド光ディスクに記録されて情報を損傷しない。
なお、第2の再生専用層から第2の記録可能層へ層間移動する際も図4と同様な流れで行う。
なお、光源制御手段108は光出力が整定しているかを判別する光出力整定判別手段1302を有する(図13)。光出力整定判別手段1302は、検出した光出力と目標光出力を比較して、光出力が所定の範囲であるか否かを判別する。これにより、光出力が整定した後に層間移動を行うため、より確かにハイブリッド光ディスクに記録されている情報を損傷しない。
なお、信号処理手段114は、信号処理手段制御信号に基づいて信号処理方式と増幅手段1402の増幅率を変更する。信号処理手段制御信号は信号処理手段114を制御する信号である。例えば、ディスクの種類や目標光出力信号である。信号処理方式はディスクの種類に応じた信号処理の方式で、例えば、トラッキングエラー信号の場合は再生専用光ディスクには位相差法を記録可能光ディスクにはプッシュプル法が適している。増幅手段1402はディスクの種類や目標光出力信号に応じた入出力の増幅率を設定する。ディスクの種類によって反射率は異なる。また、光出力を小さくすると信号処理信号が小さくなり、サーボ手段116やシステムコントローラ120などの制御が不安定にある場合がある。このような場合に、増幅率を変更し信号処理信号を所望のレベルに保つことで制御を安定にできる。
本発明による光ディスク装置は、再生専用層と記録可能層を備えるハイブリッド光ディスクにおいても適切に再生倍速や記録倍速を決定することが可能となり、ハイブリッド光ディスクの再生および記録に有用である。
102 光ディスク
106 光源
108 光源制御手段
110 集光手段
112 受光手段
114 信号処理手段
116 サーボ手段
118 ディスク判別手段
124 倍速決定手段
402,602,802,1002 第1の再生倍速テーブル
404,604,804,1004 第2の再生倍速テーブル
406,606,806,1006 第1の記録倍速テーブル
408,608 第3の再生倍速テーブル
410,610 第2の記録倍速テーブル
808,1008 第1の再生記録倍速テーブル
1302 光出力整定判別手段
1402 増幅手段

Claims (28)

  1. 信号を再生するための再生専用層のみを有する再生専用光ディスクと、
    信号を再生もしくは記録するための記録可能層のみを有する記録可能光ディスクと、
    前記再生専用層と略同一構造の第2の再生専用層と前記記録可能層と略同一構造の第2の記録可能層を有するハイブリッド光ディスクと、
    を再生もしくは記録する光ディスク装置であって、
    光ディスクの種類を判別するディスク判別手段と、
    光ディスクの再生倍速および記録倍速を決定する倍速決定手段と、
    を備え、
    前記ディスク判別手段の出力がハイブリッド光ディスクである場合に、前記倍速決定手段は前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速を同じとすることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 角速度一定のCAV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 線速度一定のCLV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を用いる倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速とする請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 前記倍速決定手段は、
    前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、
    前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルと、
    を備え、
    前記ディスク判別手段の出力がハイブリッド光ディスクである場合に、前記倍速決定手段は前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルの両方に含まれる共通の再生倍速の中から倍速を決定することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  7. 前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルは光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を含み、CLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も外周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルから選択する請求項6記載の光ディスク装置。
  8. 前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルは光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を含み、CAV倍速とCLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も内周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルから選択する請求項6記載の光ディスク装置。
  9. 前記倍速決定手段は、前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速と前記第2の記録可能層の記録倍速を同じとすることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  10. 角速度一定のCAV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とする請求項9記載の光ディスク装置。
  11. 線速度一定のCLV倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とする請求項9記載の光ディスク装置。
  12. 光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を用いる倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とする請求項9記載の光ディスク装置。
  13. 光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を前記ハイブリッド光ディスクの再生倍速および記録倍速とする請求項9記載の光ディスク装置。
  14. 前記倍速決定手段は、
    前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、
    前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルと、
    前記記録可能光ディスクを記録するための記録倍速の集合である第1の記録倍速テーブルと、
    を備え、
    前記倍速決定手段は前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルの全てに含まれる共通の倍速の中から再生倍速および記録倍速を決定することを特徴とする請求項9記載の光ディスク装置。
  15. 前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルは光ディスクの半径方向にゾーニングし各ゾーンで異なるCLV倍速を含み、CLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記記録倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も外周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルから選択する請求項14記載の光ディスク装置。
  16. 前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルが光ディスクの半径方向にゾーニングしCAV倍速とCLV倍速とが混在する倍速を含み、CAV倍速とCLV倍速の切替半径位置が前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルで異なる場合は、切替半径位置が最も内周であるものを前記第1の再生倍速テーブルと前記第2の再生倍速テーブルと前記第1の記録倍速テーブルから選択する請求項14記載の光ディスク装置。
  17. 光を出射するための光源と、
    光ディスクに前記光源の出力である光出力を集光し焦点を形成する集光手段と、
    前記第2の再生専用層を再生する際は前記光源を第1の再生光出力で制御し、前記第2の記録可能層を再生する際は前記光源を第2の再生光出力で制御する光源制御手段と備え、
    前記層間移動手段により前記第2の再生専用層から前記第2の記録可能層へ、或いは前記第2の記録可能層から前記第2の再生専用層へ前記焦点を移動させる層間移動動作の際に、
    前記光源制御手段は層間移動前の光出力が層間移動後の光出力より大きい場合は層間移動前に光出力を層間移動後の光出力に変更し、層間移動前の光出力が層間移動後の光出力より小さい場合は層間移動後に光出力を層間移動後の光出力に変更することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  18. 前記光源制御手段は前記光出力が整定しているかを判別する光出力整定判別手段をさらに備え、
    前記光出力整定判別手段により前記光出力が整定したと判別された後に層間移動する請求項17記載の光ディスク装置。
  19. 光ディスクからの反射光を受光する受光手段と、
    前記受光手段からの出力信号を基に信号を処理する信号処理手段と、
    前記信号処理手段は入力信号を増幅する増幅手段を備え、
    前記光源制御手段が前記光出力を変更すると略同時に前記増幅手段の増幅率を変更する請求項17記載の光ディスク装置。
  20. 前記信号処理手段は少なくとも、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を生成する請求項19記載の光ディスク装置。
  21. 前記再生専用層と前記第2の再生専用層は凹凸のピットで構成されたトラックを持つ信号層である請求項1記載の光ディスク装置。
  22. 前記記録可能層と前記第2の記録可能層は溝で構成されたトラックを持つ信号層である請求項1記載の光ディスク装置。
  23. 前記再生専用光ディスクはN個の前記再生専用層を有し、
    前記記録可能光ディスクはN個の前記記録可能層を有し、
    前記再生専用光ディスクの表面から各々の前記再生専用層までの距離と前記記録可能光ディスクの表面から各々の前記記録可能層までの距離は略同一である請求項1記載の光ディスク装置。
  24. 前記ハイブリッド光ディスクはM個の前記第2の再生専用層とL個の前記第2の記録可能層を有し、前記ハイブリッド光ディスク表面から各々の前記第2の再生専用層までの距離と各々の前記第2の記録可能層までの距離は、前記再生専用層を(M+L)個有する前記再生専用光ディスクの前記再生専用光ディスク表面から各々の前記再生専用層までの距離と略同一である請求項23記載の光ディスク装置。
  25. 信号を再生するための再生専用層のみを有する再生専用光ディスクと、
    信号を再生もしくは記録するための記録可能層のみを有する記録可能光ディスクと、
    前記再生専用層と略同一構造の第2の再生専用層と前記記録可能層と略同一構造の第2の記録可能層を有するハイブリッド光ディスクと、
    を再生もしくは記録する光ディスク装置における再生倍速決定方法であって、
    光ディスクの種類を判別するディスク判別ステップと、
    光ディスクの再生倍速および記録倍速を決定する倍速決定ステップと、
    を備え、
    前記ディスク判別ステップがハイブリッド光ディスクと判断した場合、前記倍速決定ステップは前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速を同じとすることを特徴とする倍速決定方法。
  26. 前記倍速決定ステップは、
    前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、
    前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルとの両方に含まれる共通の再生倍速の中から倍速を決定することを特徴とする請求項25記載の倍速決定方法。
  27. 前記倍速決定ステップは、前記第2の再生専用層の再生倍速と前記第2の記録可能層の再生倍速と前記第2の記録可能層の記録倍速を同じとすることを特徴とする請求項25記載の倍速決定方法。
  28. 前記倍速決定ステップは、
    前記再生専用光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第1の再生倍速テーブルと、
    前記記録可能光ディスクを再生するための再生倍速の集合である第2の再生倍速テーブルと、
    前記記録可能光ディスクを記録するための記録倍速の集合である第1の記録倍速テーブルとの全てに含まれる共通の倍速の中から再生倍速および記録倍速を決定することを特徴とする請求項25記載の倍速決定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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