JP2010250461A - 警備システム - Google Patents

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康行 佐々木
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Abstract

【課題】分譲地内の住人等で警戒を補完し合うことによって、分譲地の防犯性を向上させることができる警備システムを得る。
【解決手段】私道21と複数の分譲区画地23a〜23hとを有する分譲地は、複数の警戒補完領域A〜Cに区画されている。各領域A〜Cには複数の分譲区画地23とそれらに面する私道21の一部分が含まれ、警戒エリアK1,K2として私道21と不在となった分譲区画地23cとが設定されている。いずれかの警戒エリアK1,K2で不審者F1,F2が検知されると、コントローラ51は、その警戒エリアK1,K2が設定された領域に所属する各分譲区画地23で警告報知を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、分譲地の警戒を行う警備システムに関する。
一般に、一つの土地が複数に区画され、区画地ごとに販売されてそこに住宅などの建物が建てられる場合がある。このような土地は分譲地と呼ばれる。この分譲地における防犯対策としては、例えば次のような構成が従来から提案されている。
まず第1に、公道と分譲地内の私道との境界部に防犯ゲートを設置する構成がある(例えば、特許文献1参照)。この場合、防犯ゲートによって、各分譲区画地の所有者等の立ち入りが許可された者のみ私道への通過を許可し、分譲地への不審者の侵入を防止する。
第2に、分譲地の各区画地で個別に設置される警備システムがある(例えば、特許文献2参照)。この場合、警備システムは、分譲区画地やそこに建てられた住宅等の建物に不審者が侵入したことを検知すると、音声や光等による警告を発して不審者に退去を促すようになっている。その他、不在時には侵入者の検知情報が警備会社等に通報されるようになっているものもよく知られている。
特開2006−63582号公報 特開2006−163887号公報
しかしながら、上記の各従来技術にはいずれも問題を有している。
すなわち、防犯ゲートを設置する第1の構成では、防犯性能を追及すればするだけ防犯ゲートの構造は大掛かりなものとなってしまうという構造上の問題を有している。また、いったん防犯ゲートを通過されてしまえば、分譲地内が無防備状態となっているという点でも防犯上大きな問題を有している。
また、各区画で個別に警備システムを設置する第2の構成では、個別に警戒を行うという点で一定の限界がある。例えば、分譲区画地への侵入者に対して警告を発するにしても、昼間の喧騒等によって警告がかき消されてしまう場合もある。その他、侵入された分譲区画地が不在である場合にはその住人に知らせる警告がなされても意味をなさないとか、警備会社の対処にはある程度の時間を要するためにその対処が間に合わないという状況も考えられる。
そこで、本発明は、分譲地内の住人等で警戒を補完し合うことによって、分譲地の防犯性を向上させることができる警備システムの提供を主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の発明では、土地が分譲単位ごと複数に区画され、各分譲区画地に建物が建てられている分譲地の警戒を行う警備システムであって、一の領域に複数の前記分譲区画地が含まれるように前記分譲地を複数の領域に区画し、各領域に警戒エリアを設定する設定手段と、前記各領域の警戒エリアのうち、いずれの警戒エリアで人が検知されたかが判別できるように人を検知する人検知手段と、前記人検知手段によって所定の警戒エリアにて人が検知された場合に、その警戒エリアが設定された領域に所属する各分譲区画地で警戒制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この第1の発明によれば、所定の警戒エリアで人が検知されると、制御手段によってその警戒エリアが設定された領域に所属する各分譲区画地で警戒制御が行われる。例えば、第1領域に設定された警戒エリアで人が検知されると、第1領域に所属する各分譲区画地で警戒が行われる。これにより、ある住人等が警戒に気づかなくても、他の住人等が気づくといったように、領域に設定された警戒エリアの警戒を同一領域内の住人等で補完し合える。その結果、分譲地内の住人等がそれぞれ個別に警戒を行うよりも、分譲地の防犯性を向上させることができる。
第2の発明では、前記各分譲区画地における住人の滞在状況を把握する滞在状況把握手段を備え、前記設定手段は、前記滞在状況把握手段によって把握した住人の滞在状況に応じて前記警戒エリアを設定変更するようにした。
住人の滞在状況は警戒の要否を判断する上で重要な判断材料となるため、この第2の発明では、各分譲区画地における住人の滞在状況が滞在状況把握手段によって把握される。設定手段は、その把握した住人の滞在状況に応じて警戒エリアを設定変更するため、分譲地の防犯性を向上させるのに好適である。なお、住人の滞在状況とは、例えば滞在又は不在(留守)、大人と子供とが滞在又は子供だけが滞在などといった状況が考えられる。
第3の発明では、前記滞在状況把握手段は、住人が不在か否かを把握するものであるとした。具体的には、住人によって所持される携帯通信機(電子キー)の識別情報(ID)受信状況や、各建物に設置された防犯システムにおいて防犯モードへ移行すること等によって住人が不在か否かが把握される。
この第3の発明によれば、住人が不在となっている分譲区画地が警戒エリアとして設定され、その不在となった分譲区画地の警戒をそれが所属する同一領域内の住人で補完し合える。これにより、分譲地の防犯性を向上させる上で好適となる。
第4の発明では、前記各分譲区画地には、同一領域に所属する他の分譲区画地での人滞在状況を報知する滞在状況報知部が設けられているとした。
この第4の発明によれば、同一領域に所属する他の分譲区画地の人滞在状況が滞在状況報知部によって報知されることにより、領域内の住人等は、不在等によって注意が必要な分譲区画地を把握できる。これにより、同一領域内の住人等による警戒の相互補完を行い易くなる。
第5の発明では、前記領域を構成する複数の分譲区画地は、隣接又は向かい合うことで一まとまりになって存在するとした。
この第5の発明によれば、隣接又は向かい合うことで一まとまりとなった複数の分譲区画地を含んで領域が高背入れているため、警戒を補完し合う住人等は隣近所の住人等となる。これにより、異常な事態に対して迅速な対処ができるようになる。
第6の発明では、前記設定手段は、一の領域に住人不在の分譲区画地がある場合に当該領域を拡張し、その拡張領域には拡張前の領域に隣接する分譲区画地が含まれていて、前記制御手段はその拡張領域に所属する各分譲区画地で警戒制御を行うようにした。
同一領域に所属する各分譲区画地の住人が補完しあって警戒を行うとしても、その領域内に住人不在の分譲区画地が存在すると警戒の相互補完が不十分になることも考えられる。例えば、四つの分譲区画地を含む一の領域で半数以上の分譲区画地が不在となれば、警戒補完は十分ではない。そこで、この第6の発明では、一の領域に住人不在の分譲区画地が存在する場合に、設定手段が当該領域を拡張し、警戒主体となる分譲区画地を増加させている。これにより、警戒補完をなす分譲区画地の数が拡張前と同じ状態で維持されたり、十分な数(例えば、過半数)の分譲区画地が確保されたりするため、領域に所属する各分譲区画地によって警戒を補完し合うという警戒能力が低下することを抑えられる。
第7の発明では、前記領域には、各分譲区画地の所有者に共用される共用地が含まれており、前記警戒エリアは前記共用地を含んで構成されているとした。
各分譲区画地の所有者に共用される共用地とは、例えば私道、公園、駐車場などある。一般に、共用地は分譲区画地に隣接して設けられるため、隣接する分譲区画地への不法侵入等に悪用されるおそれがある。このため、この第7の発明のように警戒エリアが共用地を含んで構成されれば、分譲地の防犯性向上に寄与できる。
第8の発明では、前記領域に含まれる前記共用地は、同一領域を構成する複数の分譲区画地のそれぞれに面した一区画であり、その共用地の一区画を含んで前記警戒エリアが構成されているとした。
この第8の発明によれば、複数の分譲区画地とそれら各分譲区画地に面する共用地の一区画とを含んで一の領域が構成される。そして、その共用地の一区画を含んで警戒エリアが構成される。このため、共用地の一区画で不審者が存在すれば、その区画に面した各分譲区画地の住人等によって共用地の警戒を補完し合う。これによって、迅速な対処ができる。
この場合において、領域内に不在の分譲区画地がある場合に当該領域が拡張される前記第6の発明の構成では、前記共用地の一区画やそこに設定される警戒エリアもその領域の拡張に伴って拡張されることになる。
第9の発明では、前記設定手段は、隣接する領域同士を一部重複させるとともに、その重複部分に両領域の警戒エリアを設定し、前記制御手段は、その重複部分の警戒エリアで人が検知された場合に、重複する両領域の各分譲区画地で警戒制御を行うようにした。
この第9の発明によれば、隣接する領域同士が重複した部分の警戒エリアで人が検知されると、制御手段によって、重複する両領域の各分譲区画地で警戒制御が行われる。これにより、一の領域に所属する分譲区画地だけでなく隣接領域に所属する分譲区画地も警戒主体となるため、警戒補完の範囲を広げてより一層防犯性を向上させることができる。
第10の発明では、前記制御手段は、前記領域に所属する各分譲区画地に警戒情報を通知することによって警戒制御を行うようにした。
この第10の発明によれば、制御手段が行う警戒制御の内容として、領域所属の各分譲区画地に警戒情報が通知されるため、その警戒情報によって各分譲区画地の住人等は注意が喚起される。これにより、警戒の相互補完を好適に行える。
警備システムの警戒対象である分譲地の平面図。 警備システムのブロック図。 各警戒補完領域を示す分譲地の平面図。 第1領域における警戒エリアの設定状況を示す平面図。 分譲地警備処理を示すフローチャート。 警備システムの動作を模式化して示す説明図 二つの分譲区画地が不在となった場合に、新たに設定された警戒補完領域を示す分譲地の平面図。 袋小路の私道を有する別例の分譲地を示す平面図。
以下に、本発明を具体化する一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
初めに、警備システムによって警戒を行う対象である分譲地について、その平面図である図1を参照して説明する。なお、この実施形態における分譲地は住宅分譲地であり、当該分譲地が区画されてなる複数の分譲区画地に建物として戸建住宅が建てられているものとする。
図1に示されているように、分譲地11は互いに平行に延びる一対の公道R1,R2に挟まれた土地である。この分譲地11は、私道21と専有地22とを備えている。
私道21は、前記一対の公道R1,R2に対して直交するように延び、両公道R1,R2の間を渡す一本の道路である。この私道21は、両公道R1,R2の延びる方向の中央部に設けられ、車両が通行可能な程度の道路幅が確保されている。私道21は各分譲区画地23a〜23hの所有者に共用される共用地であり、公道Rと各分譲区画地23a〜23hとの間を行き来する際に利用される。
専有地22はこの私道21を挟んだ両側の残余地(非道路部分)であって、複数(この実施形態では8つ)の分譲区画地23a〜23hに区画されている。いずれの分譲区画地23a〜23hも前記私道21に面して設けられ、それぞれ敷地内に建物(前述したように戸建住宅)41が建てられている。建物41の建築スペースを除く敷地部分には、アプローチ42と戸別敷地43とが設けられている。アプローチ42は、私道21との境界部分に設置された出入口構造体(例えば、門扉など)44から建物41の玄関ポーチに至る通路スペースであり、住人等が玄関と出入口構造体44との間を行き来する際に主として利用される。戸別敷地43は、アプローチ42を除いた敷地部分である。
次に、前述した構成を有する分譲地11について、その警戒を行う警備システムを以下に説明する。まずは、警備システムの構成を当該システムのブロック図である図2を参照しながら説明する。
図2に示されているように、警備システム50はシステムの動作制御を司るコントローラ51(設定手段、制御手段に相当)を有している。コントローラ51はCPU52、記憶部53等を備えたコンピュータであり、例えば私道21に設置されたシステム管理ボックス54内に設けられている(図1参照)。記憶部53には、システムの制御プログラムや各種情報等が予め記憶された領域と、制御プログラムの実行に際して各種情報が一時的に記憶される領域とを備えている。
記憶部53に予め記憶されている情報には、警戒補完領域情報が含まれている。これは、分譲地11が複数の警戒補完領域(領域に相当)に区画されることによって設定された情報である。ちなみに、区画されているといってもそれはシステム上の想定であって、フェンス等の境界構造体等によって分譲地11が現実に区画されることを意味するものではない。
図3は、各警戒補完領域を示す分譲地11の平面図である。この図3を参照して詳しく説明すると、分譲地11は三つの警戒補完領域(第1領域A、第2領域B、第3領域C)に区画されている。第1領域Aは、図3(a)に示されているように、分譲区画地23a〜23d及びそれらに挟まれた私道21の一部を含む領域である。第2領域Bは、図3(b)に示されているように、分譲区画地23c〜23f及びそれらに挟まれた私道21の一部を含む領域である。第3領域は、図3(c)に示されているように、分譲区画地23e〜23h及びそれらに挟まれた私道21の一部を含む領域である。
この説明からわかるように、各領域A〜Bに含まれる複数の分譲区画地23は、隣接又は向かい合うことで一まとまりになって存在している。そして、その複数の分譲区画地23とそれら各分譲区画地23に面する私道21の一部分(一区画)とを含んで一の警戒補完領域A〜Cが構成される。また、各領域A〜Bのうち隣接する領域同士ではその一部が重複している。このため、分譲区画地23c,23dは第1領域Aと第2領域Bとにまたがっており、分譲区画地23e,23fは第2領域Bと第3領域Cとにまたがっている。
第1〜第3の各領域A〜Cにはそれぞれ警戒エリアが設定されていて、その警戒エリア情報も記憶部53に予め記憶されている。この場合、私道21が警戒エリアとして設定されている。そして、各分譲区画地23a〜23hの中に不在となった分譲区画地23があれば、その敷地部分も警戒エリアとなるように設定変更される。
図4は第1領域Aにおける警戒エリアの設定状況を示す平面図である。この図4を参照して詳しく説明すると、まず第1領域Aにおける私道21の該当部分が第1警戒エリアK1として設定されている。また、第1領域Aにおける各分譲区画地23a〜23dのうち、不在となった分譲区画地23の敷地部分(アプローチ42及び戸別敷地43)が第2警戒エリアK2として設定される。この図4では、分譲区画地23aが不在となった場合が想定され、その分譲区画地23aの敷地部分が第2警戒エリアK2として設定された状態が示されている。
ちなみに、コントローラ51は、各分譲区画地23a〜23hにおける滞在状況(滞在又は不在)を、電子キー等の携帯通信装置(携帯機)が有する個別の識別情報(ユーザID)の受信状況によって把握する。この携帯機は、各分譲区画地23a〜23hの所有者や分譲地11での滞在が許可された者ごとに携帯される。したがって、コントローラ51は滞在状況把握手段に相当する。
続いて、図2に戻り、前記コントローラ51には複数の各種機器がそれぞれ接続されている。
まず、コントローラ51には、操作部55が接続されている。操作部55は、例えばコントローラ51とともに前記システム管理ボックス54内に設けられている。この操作部55は処理内容ごとに割り当てられた操作子(例えば、ボタンやスイッチなど)を備え、その操作子を操作することによりコントローラ51に対する各種入力処理が可能となっている。例えば、警備システム50の動作開始やその解除を受け付けたり、予め記憶されている設定の変更を受け付けたりする。
また、コントローラ51には、各分譲区画地23a〜23hに設置された監視カメラ61〜63(人検知手段に相当)、領域状況報知部64がそれぞれ接続されている。なお、これらは各分譲区画地23a〜23hで同じ構成であるため、図2には分譲区画地23aのものが代表して図示されている。
監視カメラ61〜63は、私道21を監視する私道監視カメラ61、アプローチ42を監視するアプローチ監視カメラ62、戸別敷地43を監視する敷地監視カメラ63である(図1参照)。私道監視カメラ61は、各分譲区画地23a〜23hの出入口構造体44に設置されている。私道監視カメラ61は分譲区画地23の前方私道領域を撮影範囲とし、その範囲で撮影された撮影情報をコントローラ51に送信する。図1には、例として分譲区画地23cの私道監視カメラ61の撮影範囲Rが図示されている。各分譲区画地23a〜23hの私道監視カメラ61によって、私道21の略全域が監視領域となっている。また、アプローチ監視カメラ62及び敷地監視カメラ63は、各分譲区画地23a〜23hのアプローチ42及び戸別敷地43にそれぞれ設置されている。これらは、塀などの境界構造物や建物41の外壁部、ポール等の支持体に取り付けられ、死角が生じないように設置されている。各監視カメラ62,63はその撮影範囲を常時撮影し、撮影された情報をコントローラ51に送信する。
領域状況報知部64は建物41内に設置され、コントローラ51から送信される情報に基づいて、所属する警戒補完領域の状況が住人等に報知されるようになっている。具体的には、私道21及び他の分譲区画地23の状況が報知される。このため、例えば第1領域Aに所属する分譲区画地23aの領域状況報知部64では、第1領域Aの私道21の状況、及び第1領域Aに所属する他の分譲区画地23b〜23dの状況が報知される。報知される私道21の状況とは、不審者が存在する旨の警告報知等である。また、報知される分譲区画地23の状況とは、分譲区画地23ごとの住人の滞在状況、不審者が存在する旨の警告報知等である。この場合、警告報知は、音、光、メッセージ等によってなされる。なお、この領域状況報知部64が滞在状況報知部に相当する。
コントローラ51に接続されている上記各機器には、それぞれ設置された場所ごとに識別番号(ID)が付与されている。このため、コントローラ51は、検知情報が送信された監視カメラ61〜63、情報を送信の対象となる領域状況報知部64を個々に判別することができるようになっている。
以上が警備システム50の構成であり、次に、コントローラ51が実行する警備システム50の動作を図5のフローチャートに基づいて説明する。この図5に示す分譲地警備処理は、所定間隔ごと繰り返して実行される。
図5に示されているように、ステップS101では、第1〜第3の各警戒補完領域A〜Cに設定された警戒エリアK(第1警戒エリアK1、第2警戒エリアK2)で侵入者が検知されたか否かを判定する。いずれの警戒エリアKでも侵入者が検知されていない場合、この判定を否定してこの処理を終了する。一方、いずれかの警戒エリアKで侵入者が検知された場合は、この判定を肯定して次のステップS102に進む。
ここでの判定には、分譲地11内に設置された各監視カメラ61〜62によって撮影された撮影情報を利用する。この撮影情報に人の撮影状況が含まれている場合は、立ち入りが予め許可されている者(例えば、分譲地11の住人等)を除き、侵入者が検知されたと判断する。この場合、立ち入り許可者か否かは、認証処理を別途実行することによって判定する。その認証処理では、例えば撮影情報から得られた顔情報や、許可者が所持する携帯機から得られた識別情報を利用し、予め登録されたそれらの情報と一致するか否かを判定する。
次のステップS102では、侵入者が検知された警戒エリアKが、第1警戒エリアK1及び第2警戒エリアK2のいずれであるのかを判別する。私道監視カメラ61によって侵入者が撮影されて検知された場合、その侵入者は第1警戒エリアK1の私道21に存在している。したがって、この場合には次のステップS103での判定を肯定し、ステップS104に進む。このステップS104では、検知された侵入者が私道21に所定時間(例えば、数10分程度)滞在しているか否かを判定する。滞在時間が所定時間未満であれば判定を否定してこの処理を終了するが、所定時間を超えて滞在している場合はこの判定を肯定して次のステップS105に進む。
なお、滞在時間の判定には、例えば私道監視カメラ61の撮影情報を利用できる。私道監視カメラ61で人が撮影されるたびその人の顔情報を取得すれば、私道21に滞在する限りその人の顔情報を逐次取得することになる。そのため、最初に顔情報を取得した時点を起算点とし、顔情報を取得し続ける時間を計測すれば、滞在時間を算出できる。
その一方で、先のステップS102にて、アプローチ監視カメラ62や敷地監視カメラ63によって侵入者が撮影されて検知された場合、その侵入者は第2警戒エリアK2である不在となった分譲区画地23に存在している。したがって、この場合には次のステップS103での判定を否定してステップS105に進む。
このように、侵入者が検知された警戒エリアKが第1警戒エリアK1である場合、その第1警戒エリアK1に所定時間を超えて滞在している場合に限り、ステップS105に進むようになっている。これは、私道21が共用地であるとともに、一般の通行人、知人等の訪問者、郵便や宅配便の配達人等、予め立ち入りが許可されていない者の往来が頻繁だからである。これらの者は何らかの目的があって私道21に立ち入るため、通常であれば私道21に長時間滞在し続けることはないと考えられる。そのため、所定時間を超えて滞在し続ける場合に限って警戒対象の不審者と認定し、ステップS105に進むようにしている。
そのステップS105では、侵入者が検知された警戒補完領域が、第1〜第3の各領域A〜Cのいずれであるのかを判別する。この判別には、記憶部53に記憶されている前記警戒補完領域情報と、分譲地11内のいずれの監視カメラ61〜63で撮影されて侵入者が検知されたかという情報とを利用する。例えば、分譲区画地23aの私道監視カメラ61によって撮影された場合、その分譲区画地23aは第1領域Aに所属しているため、侵入者は第1領域Aで検知されたものと判断する。
続くステップS106では、その判別された警戒補完領域での警戒を実行し、その後、この警備処理を終了する。
ここで、図6は、警備システム50の動作を模式化して示す説明図である。この図6を参照しながら、ステップS106にて実行する警戒内容を詳しく説明する。
まず前提として、不在となっている分譲区画地23があれば、その分譲区画地23が所属する領域の他の分譲区画地23で、領域状況報知部64によって不在となった分譲区画地23が不在である旨の報知がなされている。
そして、図6に示されているように、不審者が検知されたのが第1領域Aの警戒エリアK(第1警戒エリアK1又は第2警戒エリアK2)であれば、その第1領域Aに所属する各分譲区画地23a〜23dに警戒情報を送信し、領域状況報知部64で警告報知を実行する。この場合、第1警戒エリアK1にて侵入者が検知されたのであれば、その警告内容は私道21に不審者が存在することである。また、第2警戒エリアK2にて侵入者が検知されたのであれば、その警告内容は不在となった分譲区画地23に不審者が存在することである。一方、侵入者が検知されたのが第2領域Bの警戒エリアKであれば、その領域に所属する各分譲区画地23c〜23fの領域状況報知部64で同様の警告報知を実行する。また、第3領域Cの警戒エリアKで検知されたのであれば、その領域に所属する各分譲区画地23e〜23hの領域状況報知部64で同様の警告報知を実行する。
図6を参照しながら、一つの分譲区画地23cが不在となっている場合を具体例として、上記警戒動作についてより詳しく説明する。この場合、まず不在となっている分譲区画地23cは第1領域A及び第2領域Bのいずれにも所属している。このため、第1領域Aに所属する他の分譲区画地23a,23b,23d及び第2領域Bの所属する他の分譲区画地23d〜23fの各々の領域状況報知部64で、分譲区画地23cが不在である旨が報知されている。この不在報知により、これら他の分譲区画地23a,23b,23d〜23fの住人等は、分譲区画地23cが不在となっているために注意が必要であることを把握する。
また、私道21が第1警戒エリアK1として設定されているとともに、不在となっている分譲区画地23cの敷地部分(アプローチ42及び戸別敷地43)が第2警戒エリアK2として設定されている。
かかる状況で、仮に、第3領域Cの私道21に不審者F1が存在するとすれば、第3領域Cに所属する各分譲区画地23e〜23hの領域状況報知部64で、不審者が存在する旨の警告報知を行う。また、不在となっている分譲区画地23cの敷地部分に不審者F2が存在するとすれば、第1領域A及び第2領域Bに所属する他の分譲区画地23a,23b,23d〜23fの領域状況報知部64で、分譲区画地23cに不審者が存在する旨の警告報知を行う。
これにより、複数の分譲区画地23を含む警戒補完領域A〜Cの単位で警戒が行われるため、各領域A〜Cの住人等で警戒を補完し合うことになる。これによって、分譲地11の防犯性を向上させることができる
ところで、このように警戒補完領域A〜Cの単位で警戒を補完し合うとしても、一の警戒補完領域内で複数の分譲区画地23が不在となる場合がある。このような場合、不審者の警告報知を受ける分譲区画地23が減少するため、それによって警戒の補完が不十分となってしまうことが懸念される。
そこで、この警備システム50では、一の警戒補完領域に所属する分譲区画地23のうち、半数(具体的には2つ)以上が不在となった場合、警戒補完領域の設定が自動的に変更されるようになっている。つまり、コントローラ51は、一の警戒補完領域A〜Cで半数以上の分譲区画地23が不在であることを把握すると、その記憶部53に記憶されている警戒補完領域情報を書き換える。
この場合、新たな警戒補完領域は、いずれの警戒補完領域においても過半数の分譲区画地23が滞在中となっているように設定される。そのため、旧領域のうち半数以上の分譲区画地23が不在となった領域はそれに隣接する分譲区画地23が追加され、旧領域よりも拡張されている。また、領域が拡張されることにより、その拡張領域に含まれることになった旧領域は省略される。
一例として、第1領域Aに所属する二つの分譲区画地23a,23bが不在となった場合について説明する。図7は、その場合に新たに設定された警戒補完領域を示す分譲地11の平面図である。この図7に示されているように、分譲地11は新たな警戒補完領域として、二つの警戒補完領域(新第1領域Aα、新第2領域Bα)に区画されている。新第1領域Aαは、もとの第1領域Aがそれに隣接する分譲区画地23e,23fを追加することで拡張された領域であり、分譲区画地23a〜23f及びそれらに挟まれた私道21の一部を含んでいる。新第2領域Bαは、もとの第3領域Cと同じく、分譲区画地23e〜23h及びそれらに挟まれた私道21の一部を含む領域となっている。なお、もとの第2領域Bは新第1領域Aαに含まれることになったため、省略されている。
コントローラ51はこの新たに設定された警戒補完領域をもとに、前述した分譲警備処理を実行する。例えば、新第1領域Aαの各警戒エリアKに不審者が存在する場合、新たに追加された分譲区画地23e,23fの領域状況報知部64でも警告報知が行われる。もとの第1領域Aのままでは、二つの分譲区画地23c,23dの領域状況報知部64で警告報知が行われるだけであるが、この新領域設定によって、新第1領域Aαに所属する分譲区画地23の過半数で警戒を補完し合う状態を維持できる。
ちなみに、分譲地11全体では複数の分譲区画地23で不在となっているものの、各領域A〜Cで過半数の分譲区画地23によって警戒を補完し合う状態となっていれば、前述した警戒補完領域の設定変更は行われない。例えば、第1領域Aの分譲区画地23aと、第2領域B及び第3領域に重複する分譲区画地23fとが不在となっている場合、いずれの警戒補完領域A〜Cでも残り三つの分譲区画地で警戒を補完し合う状態となっている。つまり、第1領域Aでは三つの分譲区画地23b〜23dにより、第2領域Bでは三つの分譲区画地23c〜23eにより、第3領域Cでは三つの分譲区画地23e,23g,23hにより補完し合う。このため、領域の設定変更は行われない。第1領域Aの分譲区画地23aと第3領域の分譲区画地23hとが不在となっている場合も同様である。
以上より、この実施の形態によれば、以下に示す有利な効果が得られる。
(1)警戒エリアK1,K2で不審者が検知されると、その警戒エリアK1,K2が設定された警戒補完領域A〜Cに所属する各分譲区画地23で、領域状況報知部64による警告報知が行われる。これにより、ある分譲区画地23の住人が警戒に気づかなくても、他の住人が気づくといったように、警戒エリアK1,K2の警戒を同一領域内の住人等で補完し合える。その結果、分譲地11内の住人等がそれぞれ個別に警戒を行うよりも、分譲地11の防犯性を向上させることができる。
(2)私道21のような共用地は分譲区画地23に面して設けられるため、隣接する分譲区画地23への不法侵入等に悪用されるおそれがある。このため、警戒補完領域A〜Cには私道21が含まれるとともにその私道21が第1警戒エリアK1として設定され、その警戒が同一領域内の住人等によって行われる。これにより、分譲地11の防犯性向上に寄与できる。
また、不在となった分譲区画地23の敷地部分が第2警戒エリアK2として設定され、その警戒が同一領域内の住人等によって行われるようになっている。専有地22である各分譲区画地23a〜23hが不在であれば警戒の必要性が高いため、そのエリアを警戒エリアとして設定することは分譲地11の防犯性を向上させるのに好適である。
(3)各分譲区画地23a〜23fに設けられた領域状況報知部64には、同一領域に所属する他の分譲区画地23における住人の滞在状況が報知されるようになっている。この報知から、住人等は不在となって注意が必要な分譲区画地23の存在を把握できる。これにより、同一領域内の住人等による警戒の相互補完を行い易くなる。
(4)警戒補完領域A〜Cは、隣接又は向かい合うことで一まとまりとなった複数の分譲区画地23と、それら各分譲区画地23に面する私道21の一部分とを含んで構成されている。これにより、警戒を補完し合う住人等は隣近所の住人等となるため、領域内の警戒エリアK1,K2に不審者が存在するという異常な事態に対して迅速な対処ができる。
(5)一の警戒補完領域A〜Cに所属する分譲区画地23のうち、半数以上が不在となった場合、警備補完領域の設定が自動的に変更される。この場合、当該半数以上の分譲区画地23が不在となった領域が、それに隣接する分譲区画地23を追加して拡張される。これにより、警戒主体となる分譲区画地23が増加するため、警戒補完をなすのに十分な数の分譲区画地が確保され、警戒補完による警戒能力が低下することを抑えられる。
(6)警戒補完領域A〜Cの設定に際し、隣接する領域同士が一部重複して設定されている。その重複部分の警戒エリアK1,K2で不審者が検知されれば、両領域に所属する各分譲区画地23の領域状況報知部64で警告報知が行われる。これにより、一の領域に所属する分譲区画地23だけでなく隣接領域に所属する分譲区画地23の住人等も警戒主体となるため、警戒補完の範囲を広げてより一層防犯性を向上させることができる。
(7)警戒エリアKで不審者が検知されると、同一領域に所属する各分譲区画地23に警戒情報を送信し、その領域状況報知部64で警告報知が行われる。この警告報知によって各分譲区画地23の住人等は注意が喚起されるため、警戒の相互補完を好適に行える。
なお、以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。
(a)上記実施の形態で説明した分譲地11はあくまで一例であって、他の形態をなす分譲地であってもよい。例えば、分譲地が有する土地の広狭や形状によって、設けられる私道21や分譲区画地23の数も増減する。場合によっては、私道21が設けられないこともある。また、一対の公道R1,R2の間を渡す私道21ではなく、袋小路となった私道を有する分譲地であってもよい。図8にはそのような分譲地の一例を示す平面図である。この分譲地71では、袋小路となった私道21の最奥端にフェンス等の境界構造体72が設けられることもある。
その他、各分譲区画地23の所有者に共用される共用地としては、前記私道21以外に、例えば公園、共同駐車場などがあり、この公園等が設けられた分譲地であってもよい。そして、この私道21以外に公園等の共用地が設けられた場合、その共用地も警戒エリアとして設定することが好ましい。この場合も、隣接する分譲区画地23に対する不法侵入等に悪用されるおそれがあるからである。
(b)上記実施の形態では、各警戒補完領域A〜Cに設定された警戒エリアKについて、その要求される警戒レベルが一律に設定されているが、警戒エリアKごとに異なる警戒レベルを設定するようにしてもよい。この場合、コントローラ51は警戒エリアKで不審者が検知されると、検知された警戒エリアKに設定されている警戒レベルに応じた警戒制御を実行する。
例えば、一般の通行人等の存在も予定されている第1警戒エリアK1(私道21)より、専有領域であってしかも不在となっている第2警戒エリアK2(分譲区画地23の敷地)の方が、要求される警戒レベルは高い。このため、第2警戒エリアK2の警戒レベルを高く設定し、そこで不審者が検知された場合には、威嚇度(対不審者)や注意喚起度(対住人等)のより高い警戒を行うようにしてもよい。
また、袋小路となった私道21を有する前記分譲地71(図8参照)では、最奥側に配置されている分譲区画地23a,23bが不在となっているのに、その両分譲区画地23a,23bに挟まれた私道21に所定時間を超えて人が滞在することは通常考えられない。そこで、私道21の最奥部Yと他の部分Xとをエリア分けし、最奥部Yの警戒レベルを高く設定するようにしてもよい。
(c)上記実施の形態では、警戒エリアKで不審者を検知した場合に警戒を実行するようにしているが、これに加えて、私道21である第1警戒エリアK1にて不審な車両が検知された場合にも警戒を実行するようにしてもよい。この場合、私道監視カメラ61によって撮影した車両登録ナンバーや、ETC車載器等から発信される車両識別情報を利用して不審な車両かそうでない車両かの判断を行うことが考えられる。
(d)上記実施の形態では、警戒補完領域A〜Cは隣接する領域同士が一部で重複するように設定されているが、そのように領域を一部重複させることは必須の設定ではなく、各領域を互いに重複しないように設定してもよい。
(e)上記実施の形態では、一の領域で半数以上の分譲区画地23が不在となると、過半数の分譲区画地23で滞在中となるように警戒補完領域の設定が変更されるが、不在状況がどの程度の場合に設定変更するか、どのように領域設定を変更するかは任意である。例えば、一の分譲区画地23が不在となるたびに一つの分譲区画地23(滞在中のもの)を順次追加して拡張するようにしてもよい。分譲区画地23が配置された状況等の各種事情に鑑みて、警戒補完を好適に行えるように適宜設定される。
(f)上記実施の形態では、人検知手段に相当するものとして監視カメラ61〜63が用いられているが、人感センサ等の検知センサ等を人検知手段として用いてもよい。
(g)上記実施の形態では、第2警戒エリアK2の設定や警戒補完領域の設定変更が、人が滞在か不在かという分譲区画地23の滞在状況に応じて行われているが、他の滞在状況を考慮してもよい。例えば、子供だけが滞在中の場合は要求される警戒レベルが高いため、大人と子供とが一緒に滞在しているか、子供だけが滞在しているかなどの滞在状況を考慮してもよい。この状況も、携帯機が有する識別情報の受信状況によって把握できる。
(h)上記実施の形態では、携帯機が有する識別情報の受信状況によって分譲区画地23における住人等の滞在状況が把握されるようになっているが、不在設定スイッチ等の不在操作部を建物41に設けて、その不在操作部の操作の有無によって滞在状況を把握するようにしてもよい。また、各分譲区画地23の建物41に防犯システムが個別に設置されている場合であれば、その防犯システムが防犯モードへ移行することによって住人等が不在であることを把握してもよい。
(i)上記実施の形態では、各分譲区画地23a〜23hに建てられる建物41として戸建住宅を例示し、分譲地11は住宅分譲地であるとして説明したが、集合住宅や工場など戸建住宅以外の建物が建てられる分譲地であってもよい。
11…分譲地、21…私道(共用地)、23…分譲区画地、50…警備システム、51…コントローラ(設定手段、制御手段、滞在状況把握手段)、61…私道監視カメラ(人検知手段)、62…アプローチ監視カメラ(人検知手段)、63…敷地監視カメラ(人検知手段)、64…領域状況報知部(滞在状況報知部)、A〜C,Aα,Bα…警戒補完領域(領域)、K…警戒エリア。

Claims (10)

  1. 土地が分譲単位ごと複数に区画され、各分譲区画地に建物が建てられている分譲地の警戒を行う警備システムであって、
    一の領域に複数の前記分譲区画地が含まれるように前記分譲地を複数の領域に区画し、各領域に警戒エリアを設定する設定手段と、
    前記各領域の警戒エリアのうち、いずれの警戒エリアで人が検知されたかが判別できるように人を検知する人検知手段と、
    前記人検知手段によって所定の警戒エリアにて人が検知された場合に、その警戒エリアが設定された領域に所属する各分譲区画地で警戒制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする警備システム。
  2. 前記各分譲区画地における住人の滞在状況を把握する滞在状況把握手段を備え、
    前記設定手段は、前記滞在状況把握手段によって把握した住人の滞在状況に応じて前記警戒エリアを設定変更することを特徴とする請求項1に記載の警備システム。
  3. 前記滞在状況把握手段は、住人が不在か否かを把握するものであることを特徴とする請求項2に記載の警備システム。
  4. 前記各分譲区画地には、同一領域に所属する他の分譲区画地での人滞在状況を報知する滞在状況報知部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の警備システム。
  5. 前記各領域を構成する複数の分譲区画地は、隣接又は向かい合うことで一まとまりになって存在することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の警備システム。
  6. 前記設定手段は、一の領域に住人不在の分譲区画地がある場合に当該領域を拡張し、その拡張領域には拡張前の領域に隣接する分譲区画地が含まれていて、前記制御手段はその拡張領域に所属する各分譲区画地で警戒制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の警備システム。
  7. 前記領域には、各分譲区画地の所有者に共用される共用地が含まれており、
    前記警戒エリアは前記共用地を含んで構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の警備システム。
  8. 前記領域に含まれる前記共用地は、同一領域を構成する複数の分譲区画地に面した一区画であり、その共用地の一区画を含んで前記警戒エリアが構成されていることを特徴とする請求項7に記載の警備システム。
  9. 前記設定手段は、隣接する領域同士を一部重複させるとともに、その重複部分に両領域の警戒エリアを設定し、
    前記制御手段は、その重複部分の警戒エリアで人が検知された場合に、重複する両領域の各分譲区画地で警戒制御を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の警備システム。
  10. 前記制御手段は、前記領域に所属する各分譲区画地に警戒情報を通知することによって警戒制御を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の警備システム。
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