JP2010249317A - 緩衝台アセンブリ及びこれを含んだ検出器 - Google Patents

緩衝台アセンブリ及びこれを含んだ検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010249317A
JP2010249317A JP2010093628A JP2010093628A JP2010249317A JP 2010249317 A JP2010249317 A JP 2010249317A JP 2010093628 A JP2010093628 A JP 2010093628A JP 2010093628 A JP2010093628 A JP 2010093628A JP 2010249317 A JP2010249317 A JP 2010249317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isolator
shock
detector
shock absorber
base member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010093628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5702945B2 (ja
Inventor
Nicholas Ryan Konkle
ニコラス・ライアン・コンクル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2010249317A publication Critical patent/JP2010249317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5702945B2 publication Critical patent/JP5702945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/38Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】最大加速度を低下させ衝撃荷重を吸収しつつ外部ケーシングに対してある程度の移動を可能とした可搬式検出器内で利用できる緩衝台アセンブリを提供すること。
【解決手段】緩衝台アセンブリ(200)は、基部部材(202)と、上部部材(204)と、これら基部部材と上部部材の間に配置されたアイソレータ(206)であって、検出器アレイを3次元で囲繞するケーシング(102)を基準とした検出器アレイ(100)の動き、ゆがみ及び/または加速度を制限するために3種類の方向に動剛性を提供するアイソレータ(206)と、を含む。本明細書には、緩衝台アセンブリを含んだ検出器アレイも記載している。
【選択図】図7

Description

本明細書に開示した主題は全般的には検出器デバイスに関し、またさらに詳細には検出器デバイス内の電子アセンブリに対して衝撃保護を提供する装置に関する。
様々な可搬式医用X線撮像用途では、金属から形成されることが典型的な外部ケーシング内に空冷式のX線検出器が封止されている。このX線検出器は、壊れやすいガラス製パネル上に形成させた検出器アレイを含む。この検出器アレイは、熱発生構成要素を含む回路基板に対して直接または間接的に付加されている。X線検出器を落とした場合、外部ケーシングに衝撃が伝わる。受けた衝撃によって検出器アレイが外部ケーシングと接触し、これにより検出器アレイが損傷することがある。このことから検出器アレイを衝撃から隔離させるように検出器アレイを外部ケーシングから分離させることが必要である。
さらにこのX線検出器は、熱発生構成要素からの熱の伝達排除を容易にするための熱界面を含む。熱発生構成要素はせん断抵抗性でないサーマルコンパウンドを介してケーシングに熱結合されており、このことは、せん断力が加えられたときに熱結合が破壊される可能性があることを意味する。したがって、X線検出器が衝撃を受けると、その熱界面はせん断荷重を受けることがあり、また熱伝導の際の効率が低下することがある。
米国特許出願第2005/0285045(A1)号
X線検出器アレイを機械的な衝撃荷重から隔絶させかつ構成要素及びX線検出器の温度を温度管理するために、数多くの緩衝台(shock mount)が使用されている。これらの緩衝台は検出器内部にある限られた範囲のスペースに納められると共に、検出器アレイに伝えられる最大加速度を低下させるように衝撃荷重を吸収しつつその検出器アレイを外部ケーシングを基準としてある程度の移動を可能とさせる必要がある。
一実施形態では、緩衝台アセンブリを提供する。本緩衝台アセンブリは、基部部材と、上部部材と、これら基部部材と上部部材の間に配置されたアイソレータと、を含む。このアイソレータは、検出器アレイを3次元的に囲繞するケーシングに対する検出器アレイの動き、ゆがみ(deflection)及び/または加速度を制限するために3種類の方向に動剛性(dynamic stiffness)を提供するように選択された動剛性を有する。
別の実施形態では、検出器アレイを提供する。本検出器アレイは電子アセンブリを含む。この電子アセンブリはパネル及び回路基板を含む。本検出器アレイはさらに、電子アセンブリと強固に結合させたパネル支持体と、電子アセンブリ及びパネル支持体を囲繞するケーシングと、パネル支持体とケーシングの間に結合された柔軟な緩衝台と、を含む。この柔軟な緩衝台は3つの軸対称方向に動剛性を提供する。
別の実施形態では、検出器に加えられた衝撃力を減衰させる方法を提供する。検出器は、パネル及び回路基板を含む電子アセンブリと、電子アセンブリと強固に結合させたパネル支持体と、電子アセンブリ及びパネル支持体を囲繞するケーシングと、を含む。本方法は、パネルとケーシングの間の距離を決定する工程と、3種類の方向に動剛性を提供するような動剛性を有するアイソレータを構成する工程であって、該動剛性はケーシングに対するパネルの動きをパネルとケーシングの間の距離未満の量まで制限するように選択されるアイソレータ構成工程と、を含む。
本発明の一実施形態による例示的な医用撮像システムのブロック概要図である。 本発明の一実施形態による封入された例示的なX線検出器の底部切り欠き図である。 本発明の一実施形態による図2に示した検出器の側面切り欠き図である。 本発明の一実施形態による図2に示した検出器の背面図である。 本発明の一実施形態による図2に示した検出器の一部分の断面図である。 本発明の一実施形態による図4及び5に示した検出器と共に使用できる例示的な緩衝台の斜視図である。 本発明の一実施形態による図6に示した緩衝台の分解図である。 本発明の一実施形態による図6に示した緩衝台の一部分の側面図である。 本発明の一実施形態による図8に示した緩衝台部分の断面図である。 本発明の一実施形態による図6に示した緩衝台の一部分の側面図である。 本発明の一実施形態による図8に示した緩衝台部分の断面図である。 本発明の一実施形態による図6に示した例示的緩衝台が第1の動作位置にあるところの断面図である。 本発明の一実施形態による図6に示した例示的緩衝台が別の第2の動作位置にあるところの断面図である。 本発明の一実施形態による図3に示した検出器の断面図である。 本発明の一実施形態による本明細書に記載した緩衝台に対するチューニングの効果を表したグラフである。
上述した要約、並びに本発明のある種の実施形態に関する以下の詳細な説明は、添付の図面と共に読むことによってさらに十分な理解が得られよう。これらの図面が様々な実施形態の機能ブロックからなる図を表している場合も、必ずしもこれらの機能ブロックがハードウェア回路間で分割されることを意味するものではない。したがって例えば、1つまたは複数の機能ブロック(例えば、プロセッサやメモリ)を単一のハードウェア(例えば、汎用の信号プロセッサ、ランダムアクセスメモリの1ブロック、ハードディスク、その他)の形で実現させることがある。同様にそのプログラムは、スタンドアロンのプログラムとすること、オペレーティングシステム内のサブルーチンとして組み込まれること、インストールしたソフトウェアパッケージの形で機能させること、その他とすることができる。こうした様々な実施形態は図面に示した配置や手段に限定されるものではないことを理解すべきである。
本明細書で使用する場合、単数形で「a」や「an」の語を前に付けて記載した要素や工程は、これに関する複数の要素や工程も排除していない(こうした排除を明示的に記載している場合を除く)と理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」に対する言及は、記載した特徴も組み込んでいる追加的な実施形態の存在を排除すると理解されるように意図したものではない。さらに特に明示的に否定する記述をしない限り、ある具体的な性状を有する1つまたは複数の構成要素を「備える(comprising)」または「有する(having)」実施形態は、こうした構成要素で当該性状を有しない追加的な構成要素も含むことがある。
図面を見ると、図1は医用撮像システムのブロック図を表している。この例示的な実施形態では、医用撮像システムはディジタル放射線撮像システム10である。ディジタル放射線撮像システム10は、X線源12と、該X線源12に隣接させたコリメータ14と、撮像対象16と、検出器30と、位置決め器18と、を含む。位置決め器18は、X線源12及びコリメータ14の位置決めを制御するためにX線源12及びコリメータ14に結合させた機械的制御器である。
ディジタル放射線撮像システム10はX線源12が放出しコリメータ14を通過したX線ビーム20によって対象16の画像を作成するように設計されており、このコリメータ14はX線ビーム20を形成すると共に、人間の患者、動物または物体などの対象16がその内部に位置決めされる所望の領域内にこれを閉じこめている。X線ビーム20の一部分は対象16内またはその周囲を通過すると共に、対象16内部の組織による減衰及び/または吸収によって変更を受け、続いて検出器30に向かって進み検出器30に当たる。例示的な一実施形態では検出器30は、固定の検出器とすることも、可搬式の検出器とすることもできる。例示的な一実施形態ではその検出器30はディジタルフラットパネルX線検出器とすることがある。検出器30はその表面上で受け取ったX線量子をより低エネルギーの光量子に、また続いて電気信号に変換しており、これが収集され処理され、対象16内部の内部解剖構造に関する画像が再構成される。
ディジタル放射線撮像システム10はさらに、X線源12、位置決め器18及び検出器30に結合させたX線源12、位置決め器18及び検出器30の動作を制御するためのシステム制御器22を含む。システム制御器22は、撮像検査シーケンスのためにパワー信号と制御信号の両方を供給することがある。一般に、システム制御器22は検査プロトコルを実行し収集した画像データを処理するように放射線撮像システムの動作を指令する。システム制御器22はさらに、汎用または特殊用途のコンピュータに基づく信号処理回路、コンピュータが実行するプログラム及びルーチン並びに構成パラメータ及び画像データを保存するための付属のメモリ回路、インタフェース回路、その他を含むことがある。
システム制御器22はさらに、X線源12、位置決め器18及び検出器30の動作を協調させかつ収集画像データを処理するように設計された少なくとも1つのプロセッサを含むことがある。この少なくとも1つのプロセッサは、付属のメモリ回路内に保存されたルーチンに従って様々な機能を実行することがある。この付属のメモリ回路はさらに、構成パラメータ、操作ログ、未処理及び/または処理済み画像データ、その他を保存する役割をすることがある。例示的な一実施形態ではそのシステム制御器22は、収集した画像データを処理するために少なくとも1つの画像プロセッサを含む。
システム制御器22はさらに、オペレータやユーザに対して、撮像シーケンスの定義、システム構成要素の動作ステータスやヘルスの判定、その他を可能にさせるインタフェース回路を含むことがある。このインタフェース回路は外部デバイスに対して、画像及び画像データの受け取り、放射線撮像システムの動作の指令、システムのパラメータの構成、その他を可能にさせることがある。
システム制御器22は通信インタフェースを介してある範囲の外部デバイスに結合させることがある。こうしたデバイスには例えば、放射線撮像システムとの対話、画像の処理または再処理、画像の観察、その他を行うためのオペレータワークステーション24を含むことがある。トモシンセシスシステムのケースでは例えば、オペレータワークステーション24は収集画像データに基づいて対象内の様々なレベルで関心対象画像スライスを作成または再構成する役割をすることがある。別の外部デバイスにはディスプレイ26やプリンタ28を含むことがある。一般にこれらの外部デバイス24、26、28は、画像収集構成要素に対するローカルとすることがあり、あるいはこれらの外部デバイス24、26、28は医療施設、医療機関または病院内部、あるいは完全に別の箇所のどこかにおいて1つまたは複数の構成可能ネットワーク(インターネット、イントラネット、仮想プライベートネットワーク、その他など)を介して画像収集システムにリンクさせた構成要素からリモートとすることがある。こうしたリモートシステムは1つまたは複数の任意のネットワークリンクによってシステム制御器22にリンクさせることがある。さらにオペレータワークステーション24は、ディスプレイ26及びプリンタ28に結合させることがあり、また画像蓄積伝送システム(PACS)に結合させることがあることに留意されたい。こうしたPACSは、放射線科情報システムや病院情報システムなどのリモートクライアントに結合させること、あるいは別の箇所にある別のシステムが画像データへのアクセスを得られるように内部または外部ネットワークに結合させることもあり得る。さらに、医学環境で記載しているが、本発明の様々な実施形態の恩恵は医用撮像システム及び空港や鉄道駅で使用される手荷物走査装置など非医用撮像システムのすべてに生じることが企図される。
図1に示した検出器30などの検出器アレイに対して衝撃保護を提供することに関連する問題点を熟知できるように、ここで図2及び図3を参照することにする。図2に示した装置は、図1に示した検出器30の代わりに使用できる封入された例示的なX線検出器アレイ100の底部を切り欠いた像である。医用撮像システム内に実質的に永久に据え付けられる検出器アレイ(例えば、検出器アレイ30)に関連して本明細書に記載した衝撃保護機構を検討しているが、この例示的な実施形態ではその衝撃保護機構はさらに、オペレータが医学的撮像を実行するために様々な箇所まで携行する可搬式検出器内に据え付けられることもある。さらにこの可搬式検出器はオペレータが検出器をある箇所から別の箇所に移動させることを可能にする車輪付きカートや別の移動可能装置上に装着させることがある。このように本明細書に記載した衝撃保護システムは、実質的に永久据付の検出器アレイと可搬式検出器アレイとに適用可能である。
上で検討したように検出器アレイ100は、撮像システム10などの撮像システムに結合させることがあり、あるいは可搬式検出器アレイとすることがある。検出器アレイ100は、図の面と平行な表面として図示した背面カバー102を含む。背面カバー102は、X線検出器アレイ100の装着、持ち運び及び/または格納のために使用可能なスロット104を有する。本図では、背面カバー102の1つの隅を切り欠き線106で示すようにして切り欠いている。この隅の後ろ側(すなわち、背面カバー102の上側)には、カバー壁108、カバー前面110及び回路基板112がある。背面カバー102、カバー壁108及びカバー前面110は一体となって1つの「ケーシング」を成していると共に、アルミニウムなどの軽量の低原子番号(N)材料やグラファイト材料から製作されることがある。グラファイトは、アルミニウムと比べて有する重量がさらに低いが、より硬くかつエネルギー吸収がより小さい。
図3は、図2の封入式X線検出器アレイ100を図2の線3−3に沿って見た側面切り欠き図である。X線検出器アレイに加えられる衝撃力の一例を、こうした衝撃を加えた結果としてX−Y軸に沿って(例えば、上部−底部方向で)またはz軸に沿って(例えば、前部−背部方向で)生じ得る衝撃を指示する矢印124によって示している。回路基板112は低N材料から製作されることがあるパネル支持体120に対して(例えば、接着剤を用いて)貼付されており、またこのパネル支持体120は一方、パネル122に対して貼付されている。パネル122はガラス製パネルとすることがあり、またX線シンチレータ材料を含むことがある。この例示的な実施形態ではそのパネル122は複数のシンチレータを含んだX線検出器アレイである。このためパネル122は動作時において、患者などの対象を通過した投射X線を一体となって検知するその各々が複数の検出器素子を含む複数の検出器横列を含むように形成されている。各検出器素子は、入射するX線ビームの強度を表した電気信号を発生させており、これによりビームが対象を通過する際のビームの減衰の推定を可能にしている。幾つかの実施形態では、パネル支持体120を使用せずに回路基板112がパネル122に直接貼付される。回路基板112とパネル122(また存在する場合に、パネル支持体120と)は一体となって1つの「電子アセンブリ」を成している。パネル122に対してある程度の破壊抵抗性(break resistance)を与えるために、パネル122とカバー前面110の間にギャップ148が設けられる。さらに電子アセンブリはケーシングのあらゆる壁から離されている一方、背面カバー102に対して装着させている。さらに、回路基板112上にある熱発生構成要素116は熱伝導コンパウンド114を用いることによって背面カバー102に対して熱結合させている。熱伝導コンパウンド114は、回路基板112と背面カバー102の間における直接または間接の機械的結合を提供する。
この熱伝導コンパウンドは、画素化画像の検出器アレイ100からの高速読み出しを提供し、これにより除去を要する熱を常時発生させるようなX線検出器アレイ100の幾つかの用途おいて必要となる。さらにこの例示的な実施形態におけるX線検出器アレイ100は可搬式であるが、患者の胸部など人間の患者の有意の領域の撮像に十分な大きさとするのが典型的である。したがってX線検出器アレイ100はわずか約1〜数センチメートルの高さとすることがあるが、幅及び長さは数十センチメートルとすることがある。使用する際には、X線検出器100に対してほとんどあらゆる方向から衝撃(偶発的のことや偶発的でないことがある)が加わることがあり得る。さらに使用中にX線検出器アレイ100に足が引っかることや、踏みつけられることさえあり得る。回路基板112及びパネル122を含む電子アセンブリが背面カバー102を基準として(例えば、約3mm)移動したとき、パネル122が破損することがあり、かつ/または熱伝導コンパウンド114が過酷なせん断荷重を受けて無効な状態になることがある。
衝撃事象の可能性を低下させるためや衝撃事象による影響を回避するために、検出器100は複数の緩衝台200を含む。例えば図4は、3つの軸対称方向(X、Y及びZ方向など)で動剛性を提供するように選択された動剛性を有するように適合させた複数の柔軟な緩衝台200の配置を表している検出器100の背面図である。例えば、電子アセンブリがX方向で距離X1だけ、Y方向で距離Y1だけかつZ方向で距離Z1だけケーシングから離間されている場合にはその緩衝台アイソレータは、電子アセンブリがX、Y及びZ方向で検出器ケーシングに接触するのを防ぐような動剛性を有するように選択される。一実施形態では、距離X1、Y1及びZ1は異なる距離である。別の実施形態では、緩衝台200が有する動剛性が少なくとも2つの方向で概ね同じとなるように、これらの距離のうちの少なくとも2つは実質的に同じである。別の実施形態では、緩衝台200が提供する動剛性が3つのすべての方向で概ね同じとなるように、距離X1、Y1及びZ1は実質的に同じである。この例示的な実施形態では、検出器100は格子状パターンで配列させた9つの緩衝台200を含む。図4に示すように幾つかの例示的な実施形態ではその緩衝台200は、3つの横列と3つの縦列の形に配列させている。任意選択では、利用する緩衝台200が9つを超えることや9つ未満とすることがある。例えば緩衝台200を4つの横列と3つの縦列の形(例えば、12個の緩衝台200)に、4つの横列と4つの縦列の形(例えば、16個の緩衝台200)に、あるいは別の形に配列させることがある。
図5は、(図4の切断線5−5に沿って切って見た)検出器100の一部分の断面図である。図5に示すように、各柔軟な緩衝台200は背面カバー102とパネル支持体120の間に装着されていると共に、検出器アレイを3次元的に囲繞するケーシングを基準とした検出器アレイを含む電子アセンブリの動き、ゆがみ及び/または加速度を制限するために3種類の方向に動剛性を提供するように選択された動剛性を有する。より具体的には、回路基板112はその中を貫通して延びた少なくとも1つの開口部113を含んでおり、この開口部113は、緩衝台200の少なくとも一部分をパネル支持体120の直ぐ近くに配置でき、これによりパネル支持体120に対して直接結合できるようなサイズとしている。図5に示すように、各柔軟な緩衝台200の一部分は、例えばボルトやビスなどの留め具201によって背面カバー102に結合させている。
図6は、図4及び5に示したような検出器100と共に使用できる例示的な緩衝台200の斜視図である。図7は、図6に示した緩衝台200の分解図である。この例示的な実施形態では、緩衝台200は、基部部材202と、上部部材204と、少なくとも部分的にこれら基部部材202と上部部材204の間に配置されたアイソレータ部材206と、を含む。組み上げの間に、アイソレータ部材206の少なくとも一部分は、図6に示すように基部部材202と上部部材204の間に配置される。
動作時において例示的な緩衝台200は、X−Y平面における概ね2mmの圧縮を、またさらにz平面で作用する概ね2mmの傾斜ドロップ(inclined drop)を補償する。さらにアイソレータ部材206はその分離が概ね1〜4mmの間の偏差で変動するようにチューニングすることができる。アイソレータに対するチューニングの一例は、より大きい変位やより小さい変位を補償するようにその分離を変動させることが可能な別の材料を用いてアイソレータ206を製作することを含む。こうした緩衝台200によって、熱界面材料114のせん断を回避するようにパネル122の動きを制限しながらパネル122に伝わる加速度をかなり小さい量にすることが可能となる。この結果、アイソレータ206の形状のために3つの次元方向のすべてでほぼ等しい剛性を示すような小型で剛性のチューニングが可能なゆがみ制限用の緩衝台200が得られる。さらにアイソレータ206は、パネルに伝わる衝撃を低減できるように十分に柔らかく、パネルが受ける移動量を制御できるように十分な抑止力があり、3つの次元方向で剛性がほぼ同じになるような形状とし、かつより硬いまたはより柔らかいアイソレータ材料を用いることによってチューニングを受ける剛性を有するような材料から製作される。こうした材料の例には、ゴム、プラスチック及び合成エラストマが含まれる。
図8は基部部材202の側面像である。図9は、基部部材202を図8の線9−9に沿って切って見た断面図である。図8に示すように基部部材202は、装着用プレート210及びアイソレータ支持構造212を含む。この例示的な実施形態ではその装着用プレート210が、例えば金属プレス処理を用いて支持構造212と一体に形成されている。任意選択ではその装着用プレート210を、例えば溶接やろう付け処理を用いてアイソレータ支持構造212に結合させることがある。
装着用プレート210はその内部を通って延びる図7に示した1対の開口部214を含む。この例示的な実施形態では各開口部214は、その内部に通過させて機械式留め具を受け容れるように適合させており、この機械式留め具を利用して基部部材202がパネル支持体120に対して確保される。このため開口部214を利用して緩衝台200がパネル支持体120に結合される。図9及び10に示したように支持構造212は、装着用プレート210に結合させたまたは装着用プレート210と一緒に形成させた第1の端部220を含む。支持構造212はさらに、アイソレータ206のための座部を形成するように適合させた反対の第2の端部222を含む。このために支持構造212は、第1の端部220から第2の端部222まで延びた高さ224を有する。この例示的な実施形態では第2の端部222によって、アイソレータ206の一部分に対する軸方向の支持を提供する表面が形成される。
図8に示すように、支持構造の第1の端部220は直径230を有し、また支持構造の第2の端部222は直径230より小さい第2の直径232を有する。このために支持構造は、第1の端部220から第2の端部222に向けて半径方向内方にテーパを付けた外側断面を有する。一実施形態ではそのテーパ付けは、概ね50度〜概ね60度の間である。この例示的な実施形態ではそのテーパ付けは概ね56度である。別のテーパ付け角度を利用することもできる。基部部材202はさらに、その内部を通って延びる開口部240を含む。この例示的な実施形態ではその開口部240が基部部材202内の概ね中央に位置している。開口部240は、アイソレータ206が支持構造212とで摩擦嵌合(friction fit)されるようにアイソレータ206の一部分の外側直径と概ね同じ内側直径242を有する。さらに開口部240の直径242は開口部240の長さ方向で実質的に同じである。この例示的な実施形態では、基部部材202はアルミニウムやステンレス鋼などの金属材料から製作される。任意選択ではその基部部材202を高強度プラスチック材料を用いて製作することがある。
図10は上部部材204の側面像である。図11は、上部部材204を図10の線11−11に沿って切って見た断面図である。図10に示すように、上部部材204は上部プレート250及びアイソレータ支持構造252を含む。この例示的な実施形態では、上部プレート250をアイソレータ支持構造252と一体に形成させている。上部部材204はさらに、その内部を少なくとも部分的に通過して延びるねじ山付きの開口部254を含む。この例示的な実施形態ではそのねじ山付き開口部254は、柔軟な緩衝台200の一部分を背面カバー102に対して確保するためにその中に機械式留め具201を受け容れられるサイズとしている。アイソレータ支持構造252は、上部プレート250の下側表面262から遠位端264まで延びた長さ260を有する。説明を目的としてこの支持構造252を、3つの部分(例えば、第1の部分270、第2の部分272及び第3の部分274)によって特徴付けすることにする。この例示的な実施形態ではこれらの部分270〜274によって1つの一体構造が形成されることを理解されたい。すなわちこれらの部分270〜274は、単一の成形操作で単一片として形成されるか、あるいは単一片としてプレスされる。図10に示すように、第1の部分270は下側表面262から第2の部分272まで延びている。第1の部分270は外側直径280を有する。第1の部分の外側直径280はアイソレータ206の一部分の内側直径に概ね等しい(これについては以下でより詳細に検討することにする)。第2の部分272は第1の部分270から第3の部分274まで延びている。第2の部分272は、第1の部分270から第3の部分274に向けて半径方向内方にテーパを付けた外側断面を有する。より具体的には、第2の部分272の一方の端部は第1の部分270と同じ直径(すなわち、直径280)を有する。さらに、第2の部分272の反対側端部は、第2の部分272に対して第1の部分270から第3の部分274に向けて半径方向内方にテーパが付けられるように第1の部分の外側直径280より小さい外側直径282を有する。第3の部分274もまた外側直径282を有する。支持構造252の外側表面は、アイソレータ206を支持し、またさらにアイソレータ206の動きを制限するように構成されている。
図12は、図6に示した例示的な緩衝台200を第1の動作位置とした断面図である。図13は、図6または図12に示した例示的な緩衝台200を別の第2の動作位置とした断面図である。上で検討したように緩衝台200は、基部部材202と、上部部材204と、少なくとも部分的にこれら基部部材202と上部部材204の間に配置されたアイソレータ部材206と、を含む。図12に示すこの例示的な実施形態ではアイソレータ部材206は、環形部分290、パッド292及び衝撃吸収部294を含む。アイソレータ部材206はさらに、上部部材204の一部分を受け容れられるサイズとしたその内部を通って延びる開口部296を含む。この例示的な実施形態ではそのアイソレータ部材206の半径方向内側の表面は、上部部材204の一部分の半径方向外側表面とで摩擦嵌合が形成されるようなサイズである。さらにアイソレータ部材206の半径方向外側表面は基部部材202の少なくとも一部分とで摩擦嵌合を形成している。例えばアイソレータ部材206は接着剤を用いて基部部材202に取り付けられることがあり、あるいはアイソレータ部材206は基部部材202に対して挿入成形(insert−molded)されることがある。
この例示的な実施形態では、環形部分290、パッド292及び衝撃吸収部294が柔軟な材料から一体構造として形成されている。より具体的にはアイソレータ部材202はパネルに伝達される衝撃が低減されるような剛性を有し、またさらにはパネルが受ける移動量を制限するような剛性を有する材料から製作される。例えばそのパネルが9つの緩衝台を含むと仮定すると、その一体の緩衝台の合成剛性は概ね1.5×10N/Mである。
図12及び13に示したように、環形部分290は実質的に円筒状の形状を有すると共に、遠位側の第1の端部300と反対側の第2の端部302とを含む。このためこの環形部分は、図10に示した上部部材の第3の部分274の外側直径282と実質的に同じ内側直径304を有する。さらにこの環形部分は、図9に示すような開口部240の内側直径242と実質的に同じ外側直径306を有する。本明細書で使用する場合に「実質的に同じ」とは、両寸法が概ね同じとなるようにサイズ設定されていることを意味するが、製作過程で導入される誤差に基づいて変動することがあり得る。例えば組み上げ及び動作の間に各片が互いに接触し合わないように、外側直径306を内側直径242と概ね同じサイズとしている。したがってこの例示的な実施形態では、図12及び13に示すようにその環形部分290を上部部材204の一部分と基部部材202の一部分とに付着させるようなサイズとしている。さらに環形部分290の断面は、X軸方向とY軸方向の両方向で上部部材204の動きが制限されるように最適化されている。
図13に示すように、パッド292は実質的に円盤状であると共に、テーパ付きの断面を有し、そのために上部部材202の第2の部分272のテーパ付き断面と相補的関係にある半径方向内側の表面312を含む。さらにパッド292は、基部部材202を基準とした上部部材204の移動または動きを制限する抑止機構を形成する一部分313を含む(これについては以下でより詳細に検討することにする)。より具体的には部分312は、支持構造212の第2の端部の幅と概ね等しい幅314を有する。このため基部部材202の支持構造部分は上部部材204の移動距離を制限するための抑止機構の役割をする。
衝撃吸収部294はパッド292と一緒に形成させており、このため衝撃吸収部294はさらに環形290と一緒に形成されている。この例示的な実施形態ではその衝撃吸収部は、第1の面320、第2の面322及び底面324を有する。底面324は、衝撃吸収部294とパッド292の間の接続を形成している。この例示的な実施形態では衝撃吸収部294の断面は、上部部材204のZ方向の動きを制限するように最適化される。より具体的にはその第2の面322に対して、衝撃吸収部294が吸収する衝撃量を最適化するようなテーパが付けられる。
この例示的な実施形態ではアイソレータ206は、柔軟な緩衝台200が吸収する衝撃量が3種類の軸に関して概ね同じとなるようにチューニング可能である。アイソレータ206をチューニングする方法は、衝撃吸収部294の高さ330が異なるアイソレータを緩衝台200内に据え付ける工程を含む。動作時において、衝撃吸収部294の高さ330を高くしたアイソレータを利用するとアイソレータ206の剛性が低下する。一方、衝撃吸収部294の高さ330を低くしたアイソレータを利用するとアイソレータ206の剛性は増大する。アイソレータに対するチューニングはさらに、パッド292上の異なる位置に位置決めされた衝撃吸収部294を有するアイソレータを製作する工程を含む。例えば、図12及び13ではパッド292の一方の端部の直ぐ近くに配置させた衝撃吸収部294を図示しているが、衝撃吸収部294はパッド292の中心近くに配置させることや、パッド292の表面に沿った任意の箇所に配置させることがある。
剛性を変更するようにアイソレータをチューニングする別の方法は、パッド292の厚さ332を増加させることと減少させることのいずれかを含む。例えば、パッド292の厚さ332を増加させると上部部材204のZ方向での移動量が減少し、これにより緩衝台200全体の剛性が上昇する。一方パッド292の厚さ332を減少させると上部部材204のZ方向での移動量が増大し、これにより緩衝台200全体の剛性が低下する。さらに、アイソレータ206のX及びY方向での全体的剛性を変更させるように環形290の厚さ334を調整することができる。例えば、環形290の厚さ334を増加させると上部部材204のX及びY方向での移動量が増大し、これにより緩衝台200全体の剛性が低下する。一方、環形290の厚さ334を減少させると上部部材204のX及びY方向での移動量が減少し、これにより緩衝台200全体の剛性が上昇する。この例示的な実施形態では、本明細書で検討したような全体的剛性とこれによるチューニング修正は所定の要因に基づいている。所定の要因の幾つかには例えば、パネル122と前面カバー110の間のギャップの大きさ、パネル122と背面カバー102の間のギャップの大きさ、及び/またはパネル122の破損に耐えるように計算された移動量、その他を含むことがある。
動作時において緩衝台200が、緩衝台200に全く衝撃力が加わっていないような静止状態にあるとき、上部部材204は衝撃吸収部294から距離330だけ外方に延びている。すなわち、緩衝台200に全く衝撃力が加わっていないとき、衝撃吸収部294は図12に示すように圧縮状態にない。さらに、環形もパッドも圧縮されておらず、このため成形された形状すなわち元の形状を維持している。
しかし、緩衝台200に衝撃力が加わると、チューニングされたアイソレータ206は図13に示すように3つの軸方向で実質的に同様の衝撃を吸収するように構成される。より具体的には緩衝台は、そのパネルに対して3つの方向で概ね同じ限られた量だけ移動を許容する。例えば図13に示すように緩衝台200にZ方向で衝撃力が加えられると、衝撃吸収部294は上部部材204がパッド292と接触するまで圧縮される。このためZ方向で衝撃吸収部294が距離330だけ圧縮され、これにより上部部材204はさらに基部部材202内まで同じ距離332だけ移動することが可能である。例えば図13に示すように、緩衝台200上に全く衝撃力が作用していない場合、上部部材204の遠位端と基部プレート202の下側表面との間に1つのギャップ340が規定される。緩衝台がZ方向で衝撃事象を受けた場合、衝撃吸収部294が距離330だけ圧縮され、これにより上部部材204がさらに基部部材202内まで同じ距離332だけ移動することでパネル支持体120の表面と接触することが可能となる。すなわちパネル支持体120はアイソレータ206のZ方向での移動量を制限する抑止機構の役割をする。さらに、環形の厚さ並びにパッドの幅は上述のように剛性が増加または低下するように調整することができる。
図14は、図3に示した検出器100の断面図である。組み上げの間に、基部部材202をパネル支持体120に結合させる。より具体的には回路基板122は、パネル支持体120に対するアクセスを提供するようにその内部を通って延びる開口部113を含む。これにより回路基板122は、N個の緩衝台200を検出器100内に据え付け可能にするためにN個の緩衝台基部部材202をその内部を通過して受け容れられるサイズとしたN個の開口部113を含む。この例示的な実施形態ではパネル支持体120は、基部部材202内のそれぞれにおいてそれぞれの開口部を通って挿入される2つのスタッド352を含む。基部部材202は次いで、例えば1対のナットを利用してパネル支持体120に対して確保される。パネル支持体120に対して基部部材202を確保するためには、ビスやボルトなどの別の機構が利用されることもあることを理解されたい。次いで上部部材204が上述のような留め具201を用いて背面カバー102に対して確保される。
図15は、x軸がパネルアセンブリのゆがみを表しかつY軸が衝撃事象に起因するパネルアセンブリのピーク加速度を表すようにして、上で述べたような緩衝台200のチューニングの効果を表したグラフである。例えば線500は、検出器に対する衝撃の影響を表している。図15の点502で示すように、従来式すなわちハード装着の検出器は、概ね500Gの加速度が検出器に加わることを許容する。このケースでは、検出器が上述のように障害を受けることがある。さらに、本明細書に記載した幾つかの実施形態の緩衝台を利用すると、そのピーク加速度は点504で示したように概ね230Gまで低下する。さらに本明細書に記載した緩衝台は剛性を増大させこれによりゆがみを低減するようにチューニングすることや、剛性を低下させこれによりゆがみを増大させるようにチューニングすることができる。例えば図15に示すように、少なくとも1つの緩衝台の剛性を増大させることによって菱形印の点504はさらに剛性の高い構成の方向(例えば、線500上の左の方)に移動する。一方、少なくとも1つの緩衝台の剛性を低下させることによって菱形印の点504は、検出器衝撃構成の全体的剛性が低下したことを示すように線500に沿って右に移動する。
本明細書では、ゆがみを制限した機械的パネルを提供するために可搬式検出器内で利用できる柔軟な緩衝台アセンブリについて記載している。この柔軟な緩衝台は、パネルの動きを制限する一方で従来の緩衝台と比べてより低い加速度を維持するような最適化したパネル分離台である。この例示的な実施形態ではその検出器が並列の9つの台を含む。各緩衝台は、スタッドをその中に受け容れるために基部内に2つの貫通孔を含む。図面に示したように、検出器の外側カバーに対して剛性の上部部材が取り付けられており、またパネル支持体に対しては基部部材が取り付けられている(これがないと外側カバーに取り付けられないことになる)。これら2つの剛性部分は、Loctiteなどの接着剤を用いるか、これら両部分を互いに一体成形することによって、アイソレータ材料に対して固定されている。
上の記述は例示であって限定でないことを理解されたい。例えば上述の実施形態(及び/または、その態様)は、互いに組み合わせて使用することができる。さらに、具体的な状況や材料を本発明の教示に適応させるように本趣旨を逸脱することなく多くの修正を実施することができる。本明細書内に記載した材料の寸法及びタイプが本発明のパラメータを規定するように意図していても、これらは決して限定ではなく実施形態の例示である。上の記述を検討することにより当業者には別の多くの実施形態が明らかとなろう。本発明の範囲はしたがって、添付の特許請求の範囲、並びに本請求範囲が規定する等価物の全範囲を参照しながら決定されるべきである。添付の特許請求の範囲では、「を含む(including)」や「ようになった(in which)」という表現を「を備える(comprising)」や「であるところの(wherein)」という対応する表現に対する平易な英語表現として使用している。さらに添付の特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」及び「第3の」その他の表現を単にラベル付けのために使用しており、その対象に対して数値的な要件を課すことを意図したものではない。さらに、添付の特許請求の範囲の限定は手段プラス機能形式で記載しておらず、また35 U.S.C.§112、第6パラグラフに基づいて解釈されるように意図したものでもない(ただし、本特許請求の範囲の限定によって「のための手段(means for)」の表現に続いて追加的な構造に関する機能排除の記述を明示的に用いる場合を除く)。
この記載では、本発明(最適の形態を含む)を開示するため、並びに当業者による任意のデバイスやシステムの製作と使用及び組み込んだ任意の方法の実行を含む本発明の実施を可能にするために例を使用している。本発明の特許性のある範囲は本特許請求の範囲によって規定していると共に、当業者により行われる別の例を含むことができる。こうした別の例は、本特許請求の範囲の文字表記と異ならない構造要素を有する場合や、本特許請求の範囲の文字表記と実質的に差がない等価的な構造要素を有する場合があるが、本特許請求の範囲の域内にあるように意図したものである。
10 ディジタル放射線撮像システム
12 X線源
14 コリメータ
16 撮像対象
18 位置決め器
20 X線ビーム
22 システム制御器
24 オペレータワークステーション
26 ディスプレイ
28 プリンタ
30 検出器
100 X線検出器アレイ
102 背面カバー
104 スロット
108 カバー壁
110 カバー前面
112 回路基板
114 熱伝導コンパウンド
116 熱発生構成要素
120 パネル支持体
122 パネル
124 矢印
200 緩衝台
201 留め具
202 基部部材
204 上部部材
206 アイソレータ部材
210 装着用プレート
212 アイソレータ支持構造
214 開口部
220 第1の端部
222 第2の端部
224 高さ
230 直径
232 第2の直径
240 開口部
242 内側直径
250 上部プレート
252 アイソレータ支持構造
254 ねじ山付き開口部
260 長さ
262 下側表面
264 遠位端
270 第1の部分
272 第2の部分
274 第3の部分
280 外側直径
282 外側直径
290 環形部分
292 パッド
294 衝撃吸収部
296 開口部
300 第1の端部
302 第2の端部
306 外側直径
312 内側表面
313 抑止機構の一部分
314 幅
330 高さ
332 厚さ
334 厚さ
340 ギャップ
500 線
502 点
504 菱形印の点

Claims (10)

  1. 基部部材(202)と、
    上部部材(209)と、
    3種類の方向に動剛性を提供するように前記基部部材と上部部材の間に配置されたアイソレータ(206)と、
    を備える緩衝台アセンブリ(200)。
  2. 前記基部部材(202)は検出器パネル支持体機構(120)に結合させるように適合されており、かつ前記上部部材(204)は該パネル支持体機構を少なくとも部分的に囲繞するケーシング(102)に結合するように適合されている、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  3. 前記アイソレータ(206)は、
    緩衝台アセンブリ(200)の動きを第1の方向で制限するようにように適合させたパッド(292)と、
    前記パッド(292)と一緒に形成された、緩衝台アセンブリの動きを別の第2の方向で制限するように適合させた衝撃吸収部(294)と、
    を備える、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  4. 前記パッド(292)と一緒に形成された、緩衝台アセンブリの動きを別の第3の方向で制限するように適合させた環形(290)をさらに備える請求項3に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  5. 前記上部部材(204)は上部プレート(250)と該上部プレートと一緒に形成された構造支持部材(252)とを備えており、該構造支持は基部部材(202)内に形成された開口部(240)内に少なくとも部分的に挿入されるように構成されている、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  6. 前記アイソレータ(206)は衝撃吸収部(294)と該衝撃吸収部と一緒に形成されたパッド(292)とを備えており、該パッド(292)は基部部材(202)を基準とした上部部材(204)の動きを制限する所定の厚さ(332)を有する、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  7. 前記基部部材(202)はその中を通過して延びる開口部(240)を備えており、該開口部は上部部材(204)の一部分とアイソレータ(206)の一部分の両者をその中を通過して受け容れるだけのサイズとしている、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  8. 前記アイソレータ部材(206)はエラストマ製アイソレータ部材を含む、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  9. 前記アイソレータ(206)は3種類の方向で概ね同じとした動剛性を有する、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
  10. 前記アイソレータ(206)は、検出器アレイ(100)について検出器アレイを収容する検出器ケーシング(102)の3種類の方向での接触を防止するように選択された動剛性を有する、請求項1に記載の緩衝台アセンブリ(200)。
JP2010093628A 2009-04-20 2010-04-15 緩衝台アセンブリを備えるx線検出器 Active JP5702945B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/426,416 2009-04-20
US12/426,416 US20100264572A1 (en) 2009-04-20 2009-04-20 Shock mount assembly and detector including the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010249317A true JP2010249317A (ja) 2010-11-04
JP5702945B2 JP5702945B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=42931523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010093628A Active JP5702945B2 (ja) 2009-04-20 2010-04-15 緩衝台アセンブリを備えるx線検出器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100264572A1 (ja)
JP (1) JP5702945B2 (ja)
FR (1) FR2944571B1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8563938B2 (en) * 2009-12-03 2013-10-22 General Electric Company Detector assembly of a digital X-ray detector
US8399847B2 (en) 2010-11-11 2013-03-19 General Electric Company Ruggedized enclosure for a radiographic device
US20130134319A1 (en) * 2011-11-30 2013-05-30 General Electric Company Mechanical shock isolation for a radiographic device
US8766200B2 (en) 2012-01-03 2014-07-01 General Electric Company Mechanical shock isolation for a radiographic device
DE102012100737B3 (de) * 2012-01-30 2013-06-06 Fujitsu Technology Solutions Intellectual Property Gmbh Standfuß für ein Computergehäuse sowie Computergehäuse mit einem derartigen Standfuß
CN105889382B (zh) * 2014-12-15 2021-03-02 3M创新有限公司 减振装置及包含该减振装置的电子装置和移动设备
US9625284B2 (en) 2015-09-04 2017-04-18 Honeywell International Inc Shock mount in environment sensor protector for non-isolated systems
US10506994B2 (en) 2017-08-29 2019-12-17 General Electric Company Apparatus for a radiographic device
US10045748B1 (en) 2017-09-29 2018-08-14 General Electric Company X-ray detector structure
CN109527792B (zh) * 2018-12-19 2023-11-10 深圳市宗匠科技有限公司 洗脸仪
US11277927B2 (en) * 2019-11-05 2022-03-15 Lear Corporation System and method for mounting an electronics arrangement

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4625463Y1 (ja) * 1968-02-02 1971-09-02
JPS5094385U (ja) * 1973-12-28 1975-08-07
JPS62126635U (ja) * 1986-01-31 1987-08-11
JPS62138942U (ja) * 1986-02-26 1987-09-02
JPH02128845U (ja) * 1989-03-31 1990-10-24
JPH06213277A (ja) * 1993-01-21 1994-08-02 Toyoda Gosei Co Ltd 筒状防振ブッシュの取付け構造
JPH0712645U (ja) * 1993-05-28 1995-03-03 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 防振マウント
JP2002295560A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Tokai Rubber Ind Ltd 筒型ゴムマウント
US20050056789A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-17 Martin Spahn X-ray detector
JP2009020099A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 General Electric Co <Ge> ディジタルx線検出器

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE475604A (ja) * 1946-08-28
US2783959A (en) * 1952-07-25 1957-03-05 Pirelli Rubber spring for elastic mountings
US2830780A (en) * 1953-06-30 1958-04-15 Schloss Fred Low frequency noise and shock isolation mount
US2890846A (en) * 1955-03-04 1959-06-16 Schloss Fred Low frequency shock noise mounting
US5096153A (en) * 1990-10-19 1992-03-17 Onan Corporation Shock and vibration mount
US5651535A (en) * 1994-01-07 1997-07-29 David; Thomas A. Mounting assembly with dissimilar radial spring rates
US5876023A (en) * 1996-09-18 1999-03-02 Lord Corporation Vibration isolation insert for aircraft floor planels and the like
US5804832A (en) * 1996-11-26 1998-09-08 Sterling Diagnostic Imaging, Inc. Digital array for radiographic imaging
JP3486515B2 (ja) * 1996-12-13 2004-01-13 キヤノン株式会社 ガラス基板保持構造及び放射線撮影装置
JPH10238578A (ja) * 1997-02-28 1998-09-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
US5890569A (en) * 1997-06-06 1999-04-06 Honeywell Inc. Vibration isolation system for an inertial sensor assembly
JP3815766B2 (ja) * 1998-01-28 2006-08-30 キヤノン株式会社 二次元撮像装置
US6556720B1 (en) * 1999-05-24 2003-04-29 Ge Medical Systems Global Technology Company Llc Method and apparatus for enhancing and correcting digital images
US6548177B2 (en) * 2000-03-15 2003-04-15 Nitto Denko Corporation Transparent shock-absorbing laminate and flat panel display using the same
JP4497663B2 (ja) * 2000-06-09 2010-07-07 キヤノン株式会社 放射線画像撮影装置
JP2002014168A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Canon Inc X線撮像装置
US7316389B2 (en) * 2001-04-10 2008-01-08 Lord Corporation Vibration isolation member
US6720561B2 (en) * 2001-12-06 2004-04-13 General Electric Company Direct CsI scintillator coating for improved digital X-ray detector assembly longevity
US7009396B2 (en) * 2002-09-12 2006-03-07 General Electric Company Method and system for extended volume imaging using MRI with parallel reception
US6850585B2 (en) * 2003-03-05 2005-02-01 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Progressive updating approach for volumetric CT image reconstruction
US7359540B2 (en) * 2003-06-27 2008-04-15 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Systems and methods for correcting inhomogeneity in images
JP4509903B2 (ja) * 2005-09-27 2010-07-21 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線ct装置
US7495226B2 (en) * 2006-05-26 2009-02-24 Carestream Health, Inc. Compact and durable encasement for a digital radiography detector

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4625463Y1 (ja) * 1968-02-02 1971-09-02
JPS5094385U (ja) * 1973-12-28 1975-08-07
JPS62126635U (ja) * 1986-01-31 1987-08-11
JPS62138942U (ja) * 1986-02-26 1987-09-02
JPH02128845U (ja) * 1989-03-31 1990-10-24
JPH06213277A (ja) * 1993-01-21 1994-08-02 Toyoda Gosei Co Ltd 筒状防振ブッシュの取付け構造
JPH0712645U (ja) * 1993-05-28 1995-03-03 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 防振マウント
JP2002295560A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Tokai Rubber Ind Ltd 筒型ゴムマウント
US20050056789A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-17 Martin Spahn X-ray detector
JP2009020099A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 General Electric Co <Ge> ディジタルx線検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5702945B2 (ja) 2015-04-15
FR2944571B1 (fr) 2016-12-09
US20100264572A1 (en) 2010-10-21
FR2944571A1 (fr) 2010-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5702945B2 (ja) 緩衝台アセンブリを備えるx線検出器
JP5705406B2 (ja) ディジタルx線検出器
US7488946B2 (en) Digital x-ray detectors
JP2008096998A (ja) 衝撃吸収アセンブリを有する可搬型撮像装置
JP5068439B2 (ja) 放射線吸収式x線検出器パネル支持体
US7881435B2 (en) Detector panel and X-ray imaging apparatus
JP5802007B2 (ja) ディジタルx線検出器
US7800065B2 (en) Methods and apparatus for conducting heat from an electronic assembly while providing shock protection
JP5820579B2 (ja) ディジタルx線検出器アセンブリを組み上げる方法、ディジタルx線検出器アセンブリの組み上げおよび整備方法
JP5580971B2 (ja) 電磁干渉シールドを有する撮像システムおよび撮像システムにおいて電磁干渉を遮蔽する方法
EP2883086B1 (en) Digital x-ray detector assembly with elastomeric backscatter shield
JP4777975B2 (ja) 放射線の検出及び/又は送出のためのモジュラー装置
JP2007532168A5 (ja)
KR20160146640A (ko) Ct 검출기용 패키지 디자인
US20090015981A1 (en) X-ray detector grounding and thermal transfer system and method
JP2008212343A (ja) 軽量で頑丈なディジタルx線検出器
JP6312445B2 (ja) 放射線撮影装置及び放射線撮影システム
JP6253512B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線断層撮影装置
US5282601A (en) Isolation system for medical imaging equipment
JP7141264B2 (ja) X線検出器及びx線コンピュータ断層撮影装置
JP7184483B2 (ja) X線検出器およびその形成方法
US9131590B2 (en) Radiation generating unit and radiography system
US20160084704A1 (en) Radiation imaging apparatus
US11246548B2 (en) Systems for vibration damping in a mobile radiographic imaging system
JP2021067629A (ja) 放射線撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5702945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250