JPH06213277A - 筒状防振ブッシュの取付け構造 - Google Patents

筒状防振ブッシュの取付け構造

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Publication number
JPH06213277A
JPH06213277A JP2608593A JP2608593A JPH06213277A JP H06213277 A JPH06213277 A JP H06213277A JP 2608593 A JP2608593 A JP 2608593A JP 2608593 A JP2608593 A JP 2608593A JP H06213277 A JPH06213277 A JP H06213277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
vibration
holder
regulating plate
bush
Prior art date
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Pending
Application number
JP2608593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Inoue
正樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2608593A priority Critical patent/JPH06213277A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易で確実な防振ブッシュの取付けを可能と
する。 【構成】 外筒1の上端開口縁に、側方へ屈曲して上側
パネル面4aに接するストッパフランジ11を形成する
とともに、ホルダ41の下端開口より露出する外筒1の
下端部外周には全周に溝条12を形成する。規制板6は
C字状をなし、外筒1の側方より溝条12内にその内周
縁を嵌入係止せしめる。この状態で規制板6の板面は下
側パネル面4bに接する。防振ブッシュは、ストッパフ
ランジ11と規制板6により軸方向で確実に位置決めさ
れ、ホルダ41からの抜けが防止される。規制板6は外
筒1に形成される溝条12に係止されるから、ネジ止め
等の手間を要することなく簡易に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筒状防振ブッシュの取付
け構造に関し、特に簡易かつ確実に防振ブッシュを固定
できる取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9には筒状防振ブッシュをボデーマウ
ントとして使用した際の取付け構造の一例を示す。平行
筒体の外筒1はサブフレーム4に形成した筒状ホルダ4
1内に圧入固定されており、外筒1の内周間に接合され
た防振ゴム体3の中心に内筒2が貫通埋設してある。上
記外筒1の上端には側方へ屈曲するストッパフランジ1
1が形成されて、ホルダ開口端面を構成するサブフレー
ム水平面4aに沿って位置している。
【0003】防振ゴム体3の上端面は、フランジ11上
に山型に突出してストッパゴム層31となっており、一
方、内筒2の下端面とボデーパネル5間には、上面の外
周全周に山型のストッパゴム層71を設けたストッパ板
7が挟着してある。
【0004】内筒2にはボルト81とナット部材82に
よりボデーパネル5が連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストッパフ
ランジ11が機能しない図の上方への防振ゴム体3の抜
けを防止するために、既述の如く外筒1は所定圧以上で
ホルダ41内に圧入されているが、抜け防止をより確実
にするために、従来はサブフレーム4に図示の如く、ス
トッパフランジ11の外周縁上面に当接してこれの上方
変位を規制するストッパ片72を設けている。
【0006】しかし、上記ストッパ片72の取付けはサ
ブフレーム4へのネジ止め等、手間を要するという問題
がある。
【0007】本発明はかかる課題を解決するもので、簡
易で確実な防振ブッシュの取付けを可能とした取付け構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、一方の振動体4に設けた筒状ホルダ41内に圧入固
定される外筒1と、外筒1内に接合される防振ゴム体3
と、防振ゴム体3に貫設され、他方の振動体5に連結さ
れる内筒2とを具備する筒状防振ブッシュの取付け構造
において、圧入方向における外筒1の基端開口縁に、側
方へ屈曲して上記ホルダ41の一方の開口端面4aに対
向するストッパフランジ11を形成するとともに、ホル
ダの他方の開口より露出する上記外筒1の先端開口縁の
外周には周方向へ延びる溝条12を形成し、該溝条12
にその一部が嵌入して係止される規制板6を設けて、該
規制板6の板面を上記ホルダ41の他方の開口端面4b
に対向せしめたものである。
【0009】
【作用】かかる構成において、防振ブッシュは、ホルダ
41の各開口端面4a,4bに対向するストッパフラン
ジ11と規制板6により軸方向で確実に位置決めされ、
ホルダ41からの抜けが防止される。
【0010】ストッパフランジ11は外筒1の一部を屈
曲せしめて形成され、一方、規制板6は外筒1に形成さ
れる溝条12に係止されるから、ネジ止め等の手間を要
することなく簡易に設けられる。
【0011】
【実施例1】図1にはホデーマウントに適用した筒状防
振ブッシュの取付け構造を示す。サブフレーム4は上下
の平行パネルより構成され、上側パネルは、下側パネル
の円形開口に対向する部分が筒状に下方へ屈曲せしめら
れてホルダ41となっており、該ホルダ41内に筒状防
振ブッシュの外筒1が圧入してある。外筒1内には防振
ゴム体3が接合配設され、該防振ゴム体3には中心に平
行筒状の内筒2が貫通埋設してある。
【0012】上記外筒1は樹脂製で、圧入方向における
基端たる上端は側方へ屈曲してストッパフランジ11と
なり、ホルダ41の開口縁を構成する上側パネルの上面
4aに接して位置している。
【0013】外筒1の、圧入方向の先端たる下端はホル
ダ41の下側開口より下方へ突出し、その外周には全周
に(図2)溝条12が形成してあって、これに規制板6
が係止してある。
【0014】すなわち、規制板6は金属板体を略C字状
に成形したもので、その内径d1は上記溝条12の径に
ほぼ等しく、その開口径d2はやや小さくしてある。し
かして、規制板6の開口61を押し拡げて外筒1の側方
より上記溝条12内に規制板6を侵入せしめると、図2
に示す如く、その内周縁が溝条12と係合し、この状態
で規制板6の上面はサブフレーム4の下側パネルの下面
4bに接して位置する。なお、規制板6の側方への抜け
は、図2に示す如く、原形に復して小径となったその開
口61が外筒1の外周に係合することにより阻止され
る。
【0015】規制板6の下面にはその周面に沿って下方
へ山型に突出するストッパゴム層62が形成してあり、
その頂部がボデーパネル5の下側パネルに当接してい
る。また、防振ゴム体3は上端面の外周部がストッパフ
ランジ11上に山型に膨出してストッパゴム層31とな
り、その頂部がボデーパネル5の上側パネルに当接して
いる。ボデーパネル5の上下の各パネルは、内筒2に挿
通したボルト81を上側パネルに設けたナット部材82
に結合して内筒2に連結されている。
【0016】上記取付け構造において、ボデーパネル5
の過度の変位は上下のストッパゴム層31,62により
規制される。また、外筒1に大きな抜け荷重が印加して
も、下方への荷重に対してはストッパフランジ11がサ
ブフレーム4に当接し、また、上方への荷重に対しては
規制板6がサブフレーム4に当接して、いずれの方向へ
も抜けが確実に防止される。
【0017】かくして、外筒1に一体に成形されるスト
ッパフランジ11と、外筒1の溝条12に簡易に係止さ
れる規制板6とにより、外筒1の抜けを確実に防止する
ことができる。
【0018】
【実施例2】図3,図4に示す如く、ストッパゴム層を
規制板6に設けるのに代えて、防振ゴム体3の下端面外
周部を下方へ山型に膨出せしめてストッパゴム層32と
なし、その頂部を、内筒2に固定したストッパ板51に
当接せしめる構造としても良い。
【0019】これによれば、規制板6を図4に示す如く
細幅の軽量なものとできるとともに、その制作も簡易で
ある。規制板6のC字形の中央部を、図示の如く、内外
周より切欠いて薄肉とすれば、溝条12への装着時の変
形がより容易になる。
【0020】
【実施例3】図5において、規制板6はその内周凸部6
3が外筒1外周の溝条13内に嵌入し、係止されてい
る。規制板6の形状を図6に示し、リング状をなす規制
板6の内周には周方向の4箇所に、内方へ突出する凸部
63が形成してある。
【0021】一方、外筒1の下端部外周には、図7に示
す如く、周方向の4箇所に外方へ開放する凹所14が形
成されるとともに、これら凹所14の間には、図8に示
す如く、一方の凹所14に連通し外方へ開放する上記溝
条13が形成され、溝条13の壁面には鋸状の係止部が
形成してある。
【0022】規制板6は内周凸部63を外筒1の凹所1
4内に位置せしめた後、周方向(図8の矢印)へ回し
て、各凸部63を各溝条13内へ侵入せしめることによ
り外筒1に係止される。
【0023】かかる構造によっても、上記各実施例と同
様の効果がある。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明の筒状防振ブッシュ
の取付け構造によれば、ネジ等による組付けを必要とす
ることなく、簡易かつ確実に防振ブッシュの抜け止めを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における取付け構造の断面図
である。
【図2】下方より見た防振ブッシュの端面図である。
【図3】本発明の実施例2における取付け構造の断面図
である。
【図4】下方より見た防振ブッシュの端面図である。
【図5】本発明の実施例3における取付け構造の断面図
で、防振ブッシュは図7のV −V 線に沿う断面図であ
る。
【図6】規制板の平面図である。
【図7】下方より見た防振ブッシュの端面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】従来例を示す取付け構造の断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 11 ストッパフランジ 12,13 溝条 2 内筒 3 防振ゴム体 4 サブフレーム(一方の振動体) 4a,4b パネル面(開口端面) 41 ホルダ 5 ボデーパネル(他方の振動体) 6 規制板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の振動体に設けた筒状ホルダ内に圧
    入固定される外筒と、外筒内に接合される防振ゴム体
    と、防振ゴム体に貫設され、他方の振動体に連結される
    内筒とを具備する筒状防振ブッシュの取付け構造におい
    て、圧入方向における外筒の基端開口縁に、側方へ屈曲
    して上記ホルダの一方の開口端面に対向するストッパフ
    ランジを形成するとともに、ホルダの他方の開口より露
    出する上記外筒の先端開口縁の外周には周方向へ延びる
    溝条を形成し、該溝条にその一部が嵌入して係止される
    規制板を設けて、該規制板の板面を上記ホルダの他方の
    開口端面に対向せしめたことを特徴とする筒状防振ブッ
    シュの取付け構造。
JP2608593A 1993-01-21 1993-01-21 筒状防振ブッシュの取付け構造 Pending JPH06213277A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115136A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Bridgestone Corp 防振装置
JP2010249317A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 General Electric Co <Ge> 緩衝台アセンブリ及びこれを含んだ検出器
US9863496B2 (en) 2015-03-20 2018-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Damping component and structure including the same

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JP2009115136A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Bridgestone Corp 防振装置
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