JP2010248510A - 熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン - Google Patents

熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ラジカルスカベンジャーを添加して熱安定性を高めたポリオキシメチレンを提供する。
【解決手段】 少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーを添加して、熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン。前記ラジカルスカベンジャーが、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、からなる群の中から選択された少なくとも二種類であることが特徴である。
【選択図】なし

Description

本発明は変性ポリオキシメチレンに関し、特にラジカルスカベンジャーを添加して熱安定性を向上させたポリオキシメチレンに関する。
ポリオキシメチレンは、[CH0]を単量体とした重合体であり、高結晶性であると共に高融点のポリマーである。一方、分子構造の関係で熱安定性が低く、熱を受けると、ホルムアルデヒドやホルムアルデヒド類の低分子を放出して分解する。そこで業界では、共重合反応を用いてポリオキシメチレンを変性し、その熱安定性を高めることがある。例えば、エポキシエタンや1,3-ジオキソラン(1,3−dioxolane)といった環状エーテル類と、共重合させる。共重合体内の極少量のC−C共重合結合によってポリオキシメチレンの熱安定性を高めることができるため、業界で採用されている。欧州特許第128739号(1984)には、トリオキサン(trioxane)共重合体が開示されている。二つ目の変性方法としては、末端基のヒドロキシをエーテル基やエステル基に変える方法がある。例えば、メトキシ(methoxy)やアセチル(acetyl)を使用して、熱分解を受けにくくする。米国特許第4097453号では、ポリオキシエーテルをもつ不安定なヒドロキシを用い、そのエーテル化(etherification)によって安定効果を達成している。しかしながら、一つ目の方法である共重合による方法を用いても、二つ目の方法であるメトキシやアセチル末端基を不安定なヒドロキシに変える方法を用いたとしても、その分子構造自体が自己酸化(autoxidation)反応を受けやすく、特に、メチレン(methylene)の水素原子は、隣接した酸素原子による酸化反応を受けやすく、またフリーラジカルの攻撃を受けやすく、それにより酸化分解を引き起こす。ポリオキシメチレンの自己酸化分解のメカニズムに関しては、各種文献において広く研究され優れた基礎が築かれている。例えば、Didinaが、J.Polym.Sci.Polym.Lett.Ed.16 (1967)P2277の中で、『分解酸化物内には、ホルムアルデヒドが約80から90%、ギ酸が約7から9%含まれており、その他に、少量の一酸化炭素と二酸化炭素が観察された』と報告している。フリーラジカルによる分解は、ポリオキシメチレンが熱を受けて分解することが主因であるため、フリーラジカルの生成を如何に制御するかは、ポリオキシメチレンの熱安定性を向上させる重要な手段の一つである。
頻繁に用いられるフリーラジカルの生成を制御する方法は、抗酸化剤を加えてフリーラジカルを捕捉する方法である。例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(hindered phenolic antioxiants)で、フリーラジカルの酸化プロセスの進行を抑制する。この種の頻繁に用いられるヒンダードフェノール系のラジカルスカベンジャーには、1,1−ビス(3,5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)エタン[1,1−bis(3,5−tert−butyl−2−hydroxyphenyl)ethane]、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(CAS No.229−722−6)、テトラエチレングリコールビス(3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル))プロピオネート(CAS No.36443−68−2)、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸[1,3,5−tris−(3,5−di−tert−butyl−4−hydroxy benzyl)isocyanurate]、1,6−ヘキサメチレン(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル))プロピオネート[1,6−hexamethylene bis−3−(3,5−di−tert−butyl−4−dydroxy phenyl)propionate]、N,N−ヘキサメチレン−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシけい皮酸アミド(CAS No.245−442−7)、4,4’−メチレン(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)[4,4’−methylene(2,6−di−tert−butyl phenol)]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(CAS No.218−216−0)、2,2’−メチレン(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)[2,2’−methylene−bis(4−methyl−6−tert−butyl phenol)、1,3,5− トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン[1,3,5−tris(3,5−di−tert−4−hydroxyphenyl)mesitylene、1,1,3−トリス(5’−tert−ブチル−4’−ヒドロキシ−2’−メチルフェニル)ブタン[1,1,3−tris(5’−tert−butyl−4’−hydroxy−2’−methylphenyl)butane]、2,4’−ジメチル−6’−tert−ブチルフェニル−メチレン−6−tert−ブチル−4−メチルフェニルアクリル酸(CAS No.61167−58−6)等がある。上述したフェノール系ラジカルスカベンジャーの中で、ポリオキシメチレンに最も用いられるのは、ペンタエリスリチルテトラキス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル))プロピオネート、及び、テトラエチレングリコールビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)]プロピオネートの二つである。例えば、日本特許第57179245号(1982)、第01275652号(1989)、第02028240号(1990)、第06240102号(1994)、第06207080号(1994)、及び米国特許第2004176508号(2004)においては、いずれもヒンダードフェノール系(hindered phenols)ラジカルスカベンジャーを使用してポリオキシメチレンの熱安定性を延長させる効果を得ている。しかしながら、ポリオキシメチレンはエンジニアリング・プラスチックスとして用いられるので、自動車、航空、精密機器、産業機械などは、使用する材料に対する日ごとに厳しくなる要求に応えるために、いずれも更に高い剛性、強度、及び熱安定性を必要としている。
欧州特許第128739号明細書 米国特許第4097453号明細書 日本特許第57179245号明細書 日本特許第01275652号明細書 日本特許第02028240号明細書 日本特許第06240102号明細書 日本特許第06207080号明細書 米国特許第2004176508号明細書
Didina『J.Polym.Sci.Polym.Lett.Ed.16』
そこで、本発明は、上述の技術問題を解決するため、ラジカルスカベンジャーを添加して熱安定性を高めたポリオキシメチレンを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明による熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレンにおいては、少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーをポリオキシメチレンに添加する。
本発明で用いるラジカルスカベンジャーは、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを主としたラジカルスカベンジャーに、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、からなる群から選択された少なくとも一つを組み合わせた、少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーであることが好ましい。
本発明の好ましい実施態様における、ポリオキシメチレンに添加するラジカルスカベンジャーは、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、からなる群から選択された少なくとも二つを含む。
本発明における特に好ましい実施態様における二成分のラジカルスカベンジャーは、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(hindered phenolic antioxidants)である。
上記好ましい実施態様の具体例としては、二成分のラジカルスカベンジャーの内の一つとして、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを使用し、もう一つの成分として、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、及びオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、の中から選択された少なくとも一つを使用する場合を挙げることができる。
本発明においては、上記したような少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーを用いてポリオキシメチレンを変性し熱安定性を向上させるが、特に、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンの含有量を少なくとも1重量%以上とし、他の成分である、(ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、の中から選択された少なくとも一つからなる他の成分の含有量を、少なくとも10重量%とすることが好ましい。
上記(1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン)と、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの中から選択された少なくとも一つからなる他の成分の比率は1:99−90:10であり、好ましくは5:95−60:40であり、最良なのは10:90−40:60である。
また本発明において使用するラジカルスカベンジャーの全配合量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して5重量部を超えないことが好ましく、特に、ポリオキシメチレン100重量部に対して0.5重量部であることが好ましい。
本発明においては、ラジカルスカベンジャーの他に、リン系抗酸化剤、紫外線吸収剤、ホルムアルデヒド捕捉剤、ギ酸捕捉剤の中から選択された少なくとも一種類を更に添加することができる。
上記したホルムアルデヒド捕捉剤としては、例えば、1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)を挙げることができる。
本発明の所定の目的を達成するための方法、手段、及び効果を更に理解できるよう、上記の記述に加えて、以下に、詳細な説明を行う。また、本発明のその他の目的や利点に関しても、以下において詳述する。
本発明は、ポリオキシメチレンの熱安定性を、さらに強化するラジカルスカベンジャーの新しい調合方法を提供する。
本発明は、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを主としたラジカルスカベンジャーに、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、の中から選択された少なくとも一つを加えた、少くとも二成分のラジカルスカベンジャーをポリオキシメチレンに添加することによってポリオキシメチレンの熱安定性を向上させる。
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを主とするラジカルスカベンジャーをポリオキシメチレンに添加すると、ポリオキシメチレンの熱安定性は約20%も向上する。この効果は、公知の、一種類の成分からなるラジカルスカベンジャーを添加した場合とは大きく異なり、その効果は一種類の成分からなる捕捉剤より明らかに高く、生産コストも低くおさえることができる。
本発明で用いられる少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーは、少なくとも二種類のヒンダードフェノール系酸化防止剤の中から選択されることが好ましい。本発明において使用するヒンダードフェノール系酸化防止剤の1種が、主として1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンであり、その他のヒンダードフェノール系酸化防止剤が、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、の中から選択された少なくとも一種である場合を例にとって説明する。
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを主とするラジカルスカベンジャーを例として使用したヒンダードフェノール系酸化防止剤の使用比率は、少なくとも1重量%である。
ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、の中から選択された少なくとも一種の、その他のヒンダードフェノール系酸化防止剤の使用比率は、少なくとも10重量%である。両者の調合比率は、99:1から10:90の間であり、好ましくは95:5から40:60の間である。ポリオキシメチレンの生産コストと効果も考えると、両者のラジカルスカベンジャーの最良の比率は、90:10から60:40である。
しかしながら本発明においては、ポリオキシメチレンに添加するラジカルスカベンジャーの添加量を、100重量部のポリオキシメチレンに対して約0.01から3重量部のラジカルスカベンジャーだけが含まれるようにすることが好ましい。本発明で使用する少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーは、上述したヒンダードフェノール系酸化防止剤の中から選択されるだけでなく、場合によっては、リン系抗酸化剤、紫外線吸収剤、ホルムアルデヒド捕捉剤、ギ酸捕捉剤、無機充填材などを併用することができる。
本発明に用いられるリン系抗酸化剤としては、亜りん酸トリフェニル、亜りん酸トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)エステル(CAS No.250−709−6)、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニリルジリン酸エステル(PEP−Q)、ペンタエリスリトールジ亜リン酸ジ(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)エステル(CAS No.−247−952−5)、ペンタエリスリトールジ亜リン酸エステル(CAS No.223−276−6)等がある。
本発明で用いられるラジカルスカベンジャーは、紫外線吸収剤と併用することによってポリオキシメチレンの耐候性を高めることができる。本発明で用いられる紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール系を主とし、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェニル−5−クロロベンゾトリアゾール(CAS No.223−445−4)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ジ−tert−ペンチルフェノール(CAS−No.247−384−8)、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(CAS No.219−470−5)、2−ベンゾトリアゾール−2−イル−4,6−ジ−tert−ブチルフェノール(CAS No.223−346−6)、2−(2H−ベンゾトリアゾール2−ヒドロキシ)−4−(tert−ブチル−6−sec−ブチル)フェノール(CAS No.253−037−1)、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール(CAS No.221−573−5)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(CAS No.274−570−6)、2,2’−メチレンビス(6−(2H−ベンゾトリアゾール2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド))フェノール(CAS No.103597−45−1)、2−(2H−ベンゾトリアゾール2−イル)−6−ドデシル−4−メチルフェノール(CAS No.23328−53−2)、及び、2−(2’−ヒドロキシ−3’−イソプロピルフェニル−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール(CAS No.73936−91−1)等である。ただし、非ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤も使用することができる。このような非ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤の例としては、例えば、N−(2−ヘキシルオキシフェノール)−N’−(2−エチルフェニル)オキサリルジアミン(Sanduvor VSU)、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−ヒドロキシ)−5−ヘキシルオキシフェノール(Tinuvin 1577)、2−[4,6−ビス(2,4−キシリル)−2−(1,3,5−トリアジニル)]−5−オクチルオキシフェノール(Cytec UV−1164)、ポリ−[[6−(1,1,3,3,−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド)−イミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル−[2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン]−アミノ]−ヘキシリデン−[4−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)]−イミノ(CAS No.71878−19−8)等が挙げられる。
本発明で使用することのできる前記ホルムアルデヒド捕捉剤は、メラミン、ヒドラジン誘導体(例えば、1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)[1,6−hexamethylene bis(N,N−dimethyl semicarbazide)](CAS No.69938−76−7)]、或いは、1,1,1’,1’−テトラメチル−4,4’−(メチレンジフェニレン)ジセミカルバジド[1,1,1’,1’−tetramethyl−4,4’−(methylene−di−phenylene)disemi−carbazide](CAS No.85095−61−0)等)等であり、また、尿素、ジシアナミド、メラミン、アニリン、4,4’−ジ−tert−ブチルジフェニルアミン(4,4’−di−tert−octyldiphenyl amine)のようなアニリン誘導体、ホルムアルデヒド縮合物、ポリアクリルアミド、の中から選択された一種類、または複数の混合物である。本発明においては、これらの内、メラミン、尿素、ベンゼン誘導体、ヒドラジン誘導体が好ましいホルムアルデヒド捕捉剤である。
本発明で使用することのできる前記ギ酸捕捉剤としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、或いは無機酸の塩類を採用することが好ましい。例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛の水酸化物や、上述したアルカリ土類金属の無機酸塩である。また無機充填材は、ポリオキシメチレンに加えると、その強度が増す。ここで述べる無機充填材とは、タルク、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、天然モンモリロナイト、或いは沸石等である。
本発明に係る少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーによってポリオキシメチレンを変性する方法は、100重量部のポリオキシメチレン樹脂、0.01から2重量部の1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、0.01から3.0重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、或いはトリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、0.01から2.0重量部のホルムアルデヒド捕捉剤、0.01から2.0重量部のギ酸捕捉剤、0.01から10.0重量部の無機充填材を、上記の比率で加えて混合機で均等に混ぜ合わせた後、単軸或いは二軸押出機で押出す。押出し温度を180から260℃にして溶解、混練する。なお、好ましい温度は、220から230℃である。押出された後、粒状にして、本発明のポリオキシメチレン樹脂を得る。さらに、得られたポリオキシメチレン樹脂の約20ミリグラムをサンプルとし、熱重量損失測定装置でその加工安定性を測定する。本発明のポリオキシメチレンの熱安定性の測定は、粒状のポリオキシメチレンを、さらに押出成形か射出成形した後、140℃の熱風乾燥炉に入れ、2%の重量が損失するのにかかる時間を観察する。
本発明で使用するポリオキシメチレンとしては、台湾宝理公司が製造したPOM−M90(引張強度:62 MPa)を主に用いる。ラジカルスカベンジャー、紫外線吸収剤は、台湾双鍵化工公司が製造したものである。ホルムアルデヒド捕捉剤は、1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)[1,6−hemamethylene bis(N,N−dimethyl semicarbazide)](CAS No.69938−76−7)、及び、1,1,1’,1’−テトラメチル−4,4’−(メチレンジフェニレン)ジセミカルバジド[1,1,1’,1’−tetramethyl−4,4’−(methylene−di−phenylene)disemicarbazide](CAS No.85095−61−0)を台湾双鍵化工公司が製造した以外、残りのホルムアルデヒド捕捉剤、ギ酸捕捉剤、及び無機充填材は、下記の製造商より取得した。型番SHJ−20の押出機は、南京杰恩特公司が製造し、型番Y−450−1S−p射出成形機は、台湾▲ユ▼達公司が製造し、耐候試験機(QUV)はQUV accelerated weathering testerであり、Q−PANELが製造した。
表1は、本発明の実施例と比較例の測定結果を表す。表には、本発明に係る二成分のラジカルスカベンジャーを使用した場合と、従来の一種類の成分からなるラジカルスカベンジャーを使用した場合の、ポリオキシメチレンの熱安定化の比較が示されている。本発明においては、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ベンゼンの添加量を増やすほど、ポリオキシメチレンの熱安定性が高くなるという結果が示されている(実施例1、2及び3)。また、紫外線安定剤のような共安定剤を添加すると(実施例7)さらに耐候性が強化される。実施例によって得られた結果は、現在工業的に使用されているラジカルスカベンジャー(比較例1、2、3)より優れていることを示しており、ポリオキシメチレンの工業性能を大幅に向上させる。
100重量部のポリオキシメチレン(引張強度:62MPa)と、0.2重量部の1、3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、0.3重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートの二種類の成分からなるラジカルスカベンジャーと、0.15重量部の1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)と、0.3重量部の炭酸カルシウム及び0.3重量部の沸石とを混合機内に入れて均一に混合した後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解し混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果を表1に示した。
2重量部の1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを0.05重量部に下げ、また、0.3重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートを0.45重量部に増やした他は、実施例1と同様にして混合機内に入れ、均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
0.2重量部の1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを0.3重量部に増やし、また、0.3重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートを0.2重量部に下げた他は実施例1と同様にして、混合機内に入れ均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
0.3重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートを、0.3重量部のトリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌル酸に変えた他は実施例1と同様にして調製した混合物を混合機内に入れ、均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
0.3重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートを0.3重量部のオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートに変えた他は実施例1と同様にして調製した混合物を混合機内に入れ、均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
100重量部のポリオキシメチレン(引張強度:62 MPa)と、0.1重量部の1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、0.1重量部のトリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌル酸、0.3重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートの三つからなるラジカルスカベンジャーと、0.15重量部の1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)と、0.3重量部の炭酸カルシウムと、0.3重量部の沸石とを混合機内に入れて均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
さらに、0.3重量部の2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(CAS No.219−470−5)を加え、混合機内に入れ均一に混ぜ合わせた他は実施例1と同様にして調整した後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示したとおりである。
(比較例1)
100重量部のポリオキシメチレン(引張強度:62 MPa)と、0.5重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートからなる単一成分のラジカルスカベンジャーと、0.15重量部の1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)と、0.3重量部の炭酸カルシウムと、0.3重量部の沸石とを混合機内に入れて均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
(比較例2)
5重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートだけを、0.5重量部のテトラエチレングリコールビス(3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル))プロピオネートに変えた他は比較例1と同様にして混合物を調製し、混合機内に入れて均一に混ぜ合わせた後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
(比較例3)
0.5重量部のペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネートだけを、0.5重量部のオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートに変え、混合機内に入れて均一に混ぜ合わせた他は比較例1と同様にして混合物を調製した後、排気式の双軸押出機に入れた。充填筒の温度を220℃にして熔解・混練し、押出して粒状にした後、さらに射出成形機で標準試験片にしてその性能を測定した。その測定結果は表1に示した通りである。
Figure 2010248510
以上、本発明の実施形態につい詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の熱安定性に優れたポリオキシメチレンは高い剛性及び強度を有しており、エンジニアリング・プラスチックスとして好適であるので、自動車、航空機、精密機器、産業機械用の材料として、産業上極めて有用である。

Claims (5)

  1. 少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーを添加して、熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレンにおいて、
    前記ラジカルスカベンジャーが、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、からなる群の中から選択された少なくとも二種類であることを特徴とする、熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン。
  2. 前記、少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーが、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、及び、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、の中から選択された少なくとも一つのその他のラジカルスカベンジャーからなると共に、前記1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンの含有量が少なくとも1重量%であり、前記その他のラジカルスカベンジャーの含有量が少なくとも10重量%であることを特徴とする、請求項1に記載された熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン。
  3. 前記1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン)と、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)〕プロピオネート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの中から選択された少なくとも一つのその他のラジカルスカベンジャーの含有量との比率が、10:90から40:60であることを特徴とする、請求項2に記載された熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン。
  4. 前記少なくとも二成分のラジカルスカベンジャーのポリオキシメチレンに対する添加量が、ポリオキシメチレンの5重量%を超えないことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載された熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン。
  5. 前記ラジカルスカベンジャーと共に、リン系抗酸化剤、紫外線吸収剤、ホルムアルデヒド捕捉剤、ギ酸捕捉剤からなる群の中から選択される少なくとも一種類を更に含むことを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載された熱安定性を向上させた変性ポリオキシメチレン。
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