JP2010247600A - 軌道メンテナンス用作業台車 - Google Patents

軌道メンテナンス用作業台車 Download PDF

Info

Publication number
JP2010247600A
JP2010247600A JP2009097679A JP2009097679A JP2010247600A JP 2010247600 A JP2010247600 A JP 2010247600A JP 2009097679 A JP2009097679 A JP 2009097679A JP 2009097679 A JP2009097679 A JP 2009097679A JP 2010247600 A JP2010247600 A JP 2010247600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
work
track
transport vehicle
boarding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009097679A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kato
慎也 加藤
Kouji Sugimoto
浩自 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2009097679A priority Critical patent/JP2010247600A/ja
Publication of JP2010247600A publication Critical patent/JP2010247600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

【課題】地上より高い位置にある軌道のメンテナンスを容易にする。
【解決手段】軌道メンテナンス用作業台車45は、床面より上方に設けられた走行レール30と、走行レール30を走行する天井搬送車3とを有する天井搬送車システム1に用いられる。作業台車45は、走行部46と、搭乗部47とを備えている。走行部46は、走行レール30に走行可能に支持される車輪50を有する。搭乗部47は、走行部46の下方に配置され、使用状態から折り畳んで小さくできる。
【選択図】図7

Description

本発明は、軌道メンテナンス用作業台車に関し、特に、地上より高い位置にある軌道をメンテナンスするための作業台車に関する。
従来、予め定まった経路と、経路上に設けられた複数のステーションと、経路に沿って走行して物品を搬送する複数の搬送車とを有する搬送車システムが知られている。搬送車システムでは、ステーションと搬送車との間では、荷つかみ(搬送車にステーションから物品が積み込まれること)や、荷おろし(搬送車からステーションに物品が積み出されること)が行われる。
搬送車システムの代表例としては、半導体工場の搬送システムで用いられる天井搬送車システムが知られている。天井搬送車システムは、天井に設けられた軌道と、軌道に沿って走行可能な天井搬送車とから構成されている。天井搬送車は、主に、軌道に係合する走行部と、半導体ウェハが積まれたFOUPを保持可能な保持部と、保持部を上下に移動させるための移動機構とを有している。
さらに、近年、天井搬送車は、荷物を横方向に移動する横方向移動機構を有している。搬送車システムは、横方向移動用の一時保管ポートを採用しており、これにより従来のストッカに比べて、簡便かつ迅速に一時保管運用が可能になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2005―206371号公報
天井搬送車システムの走行レールをメンテナンスする際に、従来は床に足場を設置して、そこを作業者が登っている。しかし、走行レールの下に処理装置や検査装置がある場合には、足場を設けることが困難であった。
また、走行レールの側方や下方に設置された一時保管ポートに邪魔されて、足場からは作業者の手がレールに届かない場合もある。その場合は、走行レールに作業者がアクセスできるように、一時保管ポートの一部を取り外す作業が必要であった。
本発明の課題は、地上より高い位置にある軌道のメンテナンスを容易にすることにある。
本発明に係る軌道メンテナンス用作業台車は、床面より上方に設けられた軌道と、軌道を走行する搬送車とを有する天井搬送車システムに用いられる。作業台車は、走行部と、搭乗部とを備えている。走行部は、軌道に走行可能に支持される車輪を有する。搭乗部は、走行部の下方に配置され、使用状態から折り畳んで小さくできる。
この作業台車では、作業者は搭乗部に乗ることで、上方にあるレールのメンテナンスを容易に行うことができる。また、搭乗部は使用状態から折り畳んで小さくできるので、移動が容易である。
搭乗部は、軌道を走行する搬送車の走行スペース以下に折り畳み可能であってもよい。この場合、作業台車は搬送車と同じルートを通って動かすことができる。
搭乗部は、作業者が仰向け状態で搭乗可能な形状を有していてもよい。
この作業台車では、作業者が仰向け状態で搭乗することができるので、作業台車の上下方向寸法を小さくできる。したがって、上下に制限されたスペースであっても、軌道のメンテナンス作業ができる
作業台車は、走行部と搭乗部とを連結する支持部材をさらに備えていてもよい。その場合、支持部材は、走行方向と直交する方向の一方側にのみ設けられている。
この作業台車では、支持部材は走行方向と直交する方向の一方側にのみ設けられているので、作業者がその反対側から乗り降りできる。したがって、作業者が作業開始時及び作業終了時に効率よく動くことができる。
搭乗部は、支持部材に固定された基部と、基部から互いに反対側に延びる一対の突出部とを有していてもよい。その場合、一対の突出部は、基部に対して回動可能に連結されており、かつ、突出方向に伸縮可能である。
この作業台車では、搭乗部の折り畳み状態において、一対の突出部は、縮退されかつ折り畳み方向に回動させられる。また、搭乗部の展開状態において、一対の突出部は、延伸されかつ展開方向に回動させられる。このように、搭乗部は、簡単な構造であって、コンパクトに折り畳み可能である。
本発明に係る軌道メンテナンス用作業台車では、地上より高い位置にある軌道のメンテナンスが容易になる。
本発明の一実施形態に係るメンテナンス用作業台車が用いられる搬送車システムのレイアウトを示す部分平面図。 天井搬送車の側面図。 天井搬送車が処理装置とサイドバッファの間を走行しているときの正面図。 天井搬送車が下部バッファの上を走行しているときの正面図。 作業台車の折り畳み時の斜視図。 作業台車の展開時の斜視図。 作業台車の作業時の斜視図。 作業台車の作業時の側面図。 作業台車の折り畳み時の側面図。 作業台車の展開時の平面図。
(1)天井搬送車システムのレイアウト
本発明の一実施形態が適用される天井搬送車システム1は、定められた経路上に複数の天井搬送車3を走行させるためのシステムである。天井搬送車3は、経路上を走行し、上位のコントローラによって割り付けられる搬送指令に従い、目的の場所から物品を積み込み、次に搬送先の場所まで走行して物品を搬送先の場所に積み出す。
図1に、天井搬送車システム1のレイアウトを示す。天井搬送車システム1は、複数の周回走行路5と、複数の周回走行路5を結ぶ基幹走行路7とを有している。基幹走行路7は全体で一つの周回経路となっている。周回走行路5に沿って複数の処理装置9が設けられ、基幹走行路7に沿って複数のストッカ11が設けられている。ストッカ11は、周回走行路5における処理装置9群間でのバッファの機能を実現している。
処理装置9およびストッカ11には、設備内に物品を搬入するための入庫ポート13と、設備から物品を搬出するための出庫ポート15とが設けてある。なお入庫ポート13と出庫ポート15とは兼用されていてもよい。
周回走行路5の内側には、複数のサイドバッファ17が配置されている。サイドバッファ17は、図3に示すように、載置部24と、それをクリーンルームの天井29から吊す一対の支持部材25とを有している。さらに、処理装置9同士の間で、かつ、周回走行路5の下方には下部バッファ19が配置されている。下部バッファ19は、図4に示すように、載置部27と、それを天井から吊す一対の支持部材28とを有している。
(2)天井搬送車の構造
図2〜図5を用いて、天井搬送車3の構造について説明する。
周回走行路5は、主に、走行レール30から構成されている。走行レール30は、支柱31によってクリーンルームの天井29から支持されている。走行レール30は、走行レール本体32と給電レール33とから構成されている。
天井搬送車3は、本体ベース34と、走行駆動部35と、受電部36とを有している。本体ベース34は、走行レール30の下方に設けられている。走行駆動部35は、走行レール本体32内を走行する。受電部36は、給電レール33から受電する。
天井搬送車3は、懸吊式の搬送車であって、さらに、横移動機構39、昇降駆動部40および昇降台41を有している。昇降駆動部40は、昇降台41をベルトやワイヤ、ロープなどの吊持材で昇降させることができる。昇降台41は、物品Wの上部のフランジをハンドによりチャック・解除できる。横移動機構39は、昇降駆動部40、昇降台41および物品Wを、走行レール30の進行方向と直交する方向に(左右方向に)横移動させることができる。
天井搬送車3の前後には、さらに、物品Wを前後から挟むように前側カバー37と後側カバー38が設けられている。
図3に示すように、天井搬送車3は、その側部がサイドバッファ17の支持部材25の側方に近接した位置を走行する。また、天井搬送車3は、処理装置9の出庫ポート15の上方を走行する。さらに、図4に示すように、天井搬送車3は下部バッファ19の一対の支持部材28同士の間の狭い空間を通行する。また、天井搬送車3の下部は下部バッファ19の載置部27の上方に近接している。
このように、天井搬送車3が走行する空間は、他の部材や装置によって制限されている。また、天井搬送車3において走行レール30から下方に延びている部分は、一般的な大人の身長より短く設定されている。
(3)メンテナンス用作業台車
図5〜図9を用いて、本発明に係る軌道メンテナンス用作業台車45について説明する。作業台車45が用いられるのは、前述した、床面より上方に設けられた走行レール30と、走行レール30を走行する天井搬送車3とを有する天井搬送車システム1である。
作業台車45は、走行部46と、搭乗部47とを備えている。走行部46は、走行レール30の走行レール本体32上に走行可能に支持される車輪50を有する。搭乗部47は、走行部46の下方に配置され、天井搬送車3の外形と同じまたは小さく、折り畳み可能である。
より詳細には、走行部46は、走行部本体49と、その下部に配置された車輪50とを有している。
搭乗部47は、基部52と、第1突出部53および第2突出部54とを有している。基部52は、連結棒75、76によって支持されている。第1突出部53および第2突出部54は、基部52から互いに反対側に延びている。第1突出部53および第2突出部54は、基部52に対して回動可能に連結されており、かつ、突出方向に伸縮可能である。
搭乗部47は、基部52と、基部52に回動自在に連結された第1突出部53および第2突出部54を有している。
基部52は、作業者の背中または腰が載置される部材である。基部52は、四角形の板状の部材であり、軽量化のために複数の孔を有している。
第1突出部53は、作業者の上半身が載置される構造であり、第1部材56と、第2部材57とを有している。第1部材56および第2部材57は、四角形の板状の部材であり、軽量化のために複数の孔を有している。第1部材56は、基部52の一方端に第1回動軸59を介して所定角度内で回動自在に連結されている。第1回動軸59は走行方向に直交する方向に延びている。したがって、第1部材56は、概ね水平方向に延びる位置と概ね鉛直方向に延びる位置との間で回動可能である。第2部材57は、第1スライド機構61によって、第1部材56に重なった縮退位置と、第1部材56からさらに延びた延伸位置との間で移動可能である。
第2部材57の上面には、一対の手すり94が設けられている。手すり94は、走行方向に直交する方向に離れた2つのコの字形状の部材である。
第2突出部54は、作業者の下半身が載置される構造であり、第3部材62と、第4部材63とを有している。第3部材62および第4部材63は、四角形の板状の部材であり、軽量化のために複数の孔を有している。第3部材62は、基部52の一方端に第2回動軸64を介して所定角度内で回動自在に連結されている。第2回動軸64は走行方向に直交する方向に延びている。したがって、第3部材62は、概ね水平方向に延びる位置と概ね鉛直方向に延びる位置との間で回動可能である。第4部材63は、第2スライド機構65によって、第3部材62に重なった縮退位置と、第3部材62からさらに延びた延伸位置との間で移動可能である。
第4部材63の上面には、一対の手すり95が設けられている。手すり94は、走行方向に直交する方向に離れた2つのコの字形状の部材である。
さらに、第4部材63の上面には、足留め96が設けられている。足留め96は作業者の足の裏が載るための部材であり、作業者の体重を支えることができる。
作業台車45は、さらに、走行部46と搭乗部47とを連結する連結機構71を有している。連結機構71は、一対のシャフト72、73と、第1プレート部材74と、一対の連結棒75、76と、回転支持機構77と、回動機構78とを有している。
一対のシャフト72、73は、走行方向前後に配置され、走行部本体49から下方に延びている。第1プレート部材74は、一対のシャフト72、73の下端に固定されている。第1プレート部材74の前後方向中心には、円形の孔74aが形成されている。
一対の連結棒75、76は、基部52の左右方向片側において、走行方向前後に離れて配置されている。一対の連結棒75、76は概ね鉛直方向上側に延びている。このように連結棒75、76が走行方向と直交する方向の一方側にのみ設けられているので、作業者がその反対側から乗り降りできる。したがって、作業者が作業開始時及び作業終了時に効率よく動くことができる。
回転支持機構77は、一対の連結棒75、76や搭乗部47を走行部46に対して回転自在に支持するための機構である。回転支持機構77は、第1プレート部材74の下面に近接又は当接する位置に設けられており、主に、第2プレート部材82を有している。
第2プレート部材82は、中心部に上方に延びる円筒部82aを有している。円筒部82aは、第1プレート部材74の孔74a内に延びている。円筒部82aは、軸受83を介して孔74aに回転自在に支持されている。さらに、円筒部82aの上端には、フランジ82bが形成されている。フランジ82bは第1プレート部材74の上端面に当接して支持されている。
以上の構造により、回転支持機構77は、走行部46に対して回転自在に連結されている。
なお、回転支持機構77の回転角度を制限する構造としては、第1プレート部材74には円周方向に複数の孔が所定角度(例えば、30〜90度)毎に設けられており、それに対して、第2プレート部材82に設けられたピン97が図示しない付勢部材に係合している。作業者は、ピン97を引き抜きながら搭乗部47を回転させて、第1プレート部材74の他の孔にピン97を挿入させる。これにより、搭乗部47が走行部46に対する回転角度が決定される。
回動機構78は、搭乗部47を回転支持機構77に対して回動可能に連結する機構である。回動機構78は、第3プレート部材91と、回動シャフト92とを有している。第3プレート部材91は、搭乗部47の基部52の走行方向に直交する方向の片側に配置されている。第3プレート部材91には、一対の連結棒75、76が連結されている。
回動シャフト92は、第3プレート部材91に一端が固定され、基部52の孔52a内を延びている。孔52aは、走行方向に直交する方向に延びている。基部52は、第3プレート部材91に対して、回動シャフト92を中心に所定角度の範囲で回動可能である。各姿勢において、基部52は、第3プレート部材91に対してピン等によって位置決めされる。この実施例では、図8では、第1突出部53が第2突出部54より高い位置になるように傾いており、作業中に作業者の頭部が脚部より高くなる。したがって作業者の安全性が向上しており、さらに作業性も良い。なお、この傾きは複数段階に切り換えることができる。
また、第2突出部54の端部の最も低い位置でも、天井搬送車3の最下端と同じまたは上方にあることが好ましい。なぜなら、そのような構造によって、天井搬送車3が走行可能な場所であれば、必ず作業台車45を展開してメンテナンス作業ができるからである。
なお、シャフト72、73には、それぞれ回転動作棒84が固定されている。回転動作棒84は、走行レール30からわずかに下方に延びている。作業者は、搭乗部47に載った状態で回転動作棒84を手に持って、搭乗部47を走行部46に対して回転させることができる。
さらに、走行部46は、前後の車輪50を停止させるためのブレーキ装置87、88を有している。ブレーキ装置87、88は、ブレーキ部89と、操作レバー90とを有している。操作レバー90は、ブレーキ部89から延び、先端が給電レール33内に延びている。作業者は、搭乗部47に乗った状態で、操作レバー90を操作してブレーキ部89をオンオフできる。
この作業台車45では、搭乗部47の折り畳み状態(図5および図9)において、第1突出部53および第2突出部54は、縮小状態で折り畳み方向に回動している。また、搭乗部47の展開状態(図6,図7、図8および図10)において、第1突出部53および第2突出部54は、延伸状態で展開方向に回動している。このように、搭乗部47は、簡単な構造でコンパクトに折り畳み可能である。
(4)作業台車45を用いたメンテナンス作業
作業台車45を走行レール30に投入及び移動させるときには、作業台車45は、図5および図9に示すように、折り畳まれた状態である。第1突出部53では、第2部材57が第1部材56に重なる縮退位置まで引き込まれ、さらに、第1突出部53は鉛直方向に延びるように基部52に対して折り曲げられている。第2突出部54では、第4部材63第3部材62に重なる縮退位置まで引き込まれ、さらに、第2突出部54は鉛直方向に延びるように基部52に対して折り曲げられている。
搭乗部47は、使用状態から折り畳んで小さくでき、より具体的には、軌道を走行する天井搬送車3の走行スペース以下に折り畳み可能である。具体的には、折りたたまれた搭乗部47は、前後方向、左右方向、上下方向のいずれにおいても、天井搬送車3の各寸法に比べて同じかまたはそれより小さい。
以上の結果、作業台車45は、概ね立方体形状のコンパクトな形になっている。また、搭乗部47が天井搬送車3の外形と同じまたは小さく折り畳まれているので、作業台車45は天井搬送車3と同じルートを通って動かすことができる。したがって、作業台車45を移動させる際に、他の装置等によって狭くなっている空間であっても作業台車45を容易に通過させることができる。
特に、図3や図4に示すように、サイドバッファ17や下部バッファ19によって制限された空間に作業台車45を通過させるときにも、この形状は有効である。さらに、作業台車45は走行方向も短くなっているので、走行レール30の曲線部等を通過する際にも他の部材に衝突しにくい。
投入された作業台車45は、床面にいる作業者がロープで引っ張ることで走行レール30の点検・修理箇所に運ばれる。
走行レール30の点検・修理箇所に作業台車45が到達すると、作業者は脚立等を使って作業台車45に近づいて、ロープの結び目をほどく。さらに、作業者は、第1突出部53および第2突出部54を展開して、図6、図7、図8および図10に示すように、搭乗部47を搭乗可能状態にする。
次に、作業者は、安全装置を準備した上で、作業台車45の搭乗部47に乗り込む。このとき、連結棒75、76が基部52の走行方向に直交する方向の片側にのみ設けられているので、簡単に乗り込むことができる。以上のようにして、図7および図8に示すように、作業者は、搭乗部47に仰向けに寝た状態で乗って、上方の走行レール30の点検・修理を行うことができる。また、作業者は、仰向けに寝た状態で走行レール30に手を当てて、作業台車45を走行レール30に沿って移動させることができる。
また、作業者が搭乗部47に乗り込んだ状態で、手すり94、95が頭部および脚部の両側を支持し、さらに足留め96が足裏を支持する。したがって、作業者の安全性が向上している。
作業者は、ブレーキ装置87、88をオンにして車輪50が動かないようにして、次に回転動作棒84を手に持って搭乗部47を回転させる。これにより、作業車は走行レール30の側面に容易にアクセスできる。また、作業者は、搭乗部47の傾きを変更する。このようにして、作業者は、走行レール30に対して最適な位置及び姿勢で点検・修理ができる。
この作業台車45では、作業者が仰向け状態で搭乗することができるので、作業台車の上下方向寸法を小さくできる。したがって、図3や図4に示すように、サイドバッファ17や下部バッファ19によって制限された空間に作業台車45を配置して走行レール30を点検・修理するときに、この形状は有効である。
従来のように作業者が足場から走行レールにアクセスする場合には、サイドバッファ17や下部バッファ19を取り外す作業が必要になっており、走行レール30のメンテナンスに大変な作業が必要となっていた。それに対して、本願発明に係る実施形態では、そのような場所であっても、作業者が作業台車45に乗り込むだけで簡単に走行レール30をメンテナンスできる。
(5)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明が適用される天井搬送車システムのレイアウトや装置の種類は前記実施形態に限定されない。
本発明は、地上より高い位置にある軌道をメンテナンスするための作業台車に広く適用できる。
1 天井搬送車システム
3 天井搬送車
5 周回走行路
7 基幹走行路
9 処理装置
11 ストッカ
13 入庫ポート
15 出庫ポート
17 サイドバッファ
19 下部バッファ
24 載置部
25 支持部材
27 載置部
28 支持部材
29 天井
30 走行レール
31 支柱
32 走行レール本体
33 給電レール
34 本体ベース
35 走行駆動部
36 受電部
37 前側カバー
38 後側カバー
39 横移動機構
40 昇降駆動部
41 昇降台
45 作業台車
46 走行部
47 搭乗部
49 走行部本体
50 車輪
52 基部
52a 孔
53 第1突出部
54 第2突出部
56 第1部材
57 第2部材
59 第1回動軸
61 第1スライド機構
62 第3部材
63 第4部材
64 第2回動軸
65 第2スライド機構
71 連結機構
72 シャフト
73 シャフト
74 第1プレート部材
74a 孔
75 連結棒(支持部材)
76 連結棒(支持部材)
77 回転支持機構
78 回動機構
82 第2プレート部材
82a 円筒部
82b フランジ
83 軸受
84 回転動作棒
87 ブレーキ装置
88 ブレーキ装置
89 ブレーキ部
90 操作レバー
91 第3プレート部材
92 回動シャフト
94 手すり
95 手すり
96 足留め
97 ピン

Claims (5)

  1. 床面より上方に設けられた軌道と、前記軌道を走行する搬送車とを有する天井搬送車システムに用いられる軌道メンテナンス用作業台車であって、
    前記軌道に走行可能に支持される車輪を有する走行部と、
    前記走行部の下方に配置され、使用状態から折り畳んで小さくできる搭乗部と、
    を備えた軌道メンテナンス用作業台車。
  2. 前記搭乗部は、前記軌道を走行する搬送車の走行スペース以下に折り畳み可能である、請求項1に記載の軌道メンテナンス用作業台車。
  3. 前記搭乗部は、作業者が仰向け状態で搭乗可能な形状を有している、請求項1または2に記載の軌道メンテナンス用作業台車。
  4. 前記走行部と前記搭乗部とを連結する支持部材をさらに備え、
    前記支持部材は、走行方向と直交する方向の一方側にのみ設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の軌道メンテナンス用作業台車。
  5. 前記搭乗部は、前記支持部材に固定された基部と、前記基部から互いに反対側に延びる一対の突出部とを有しており、
    前記一対の突出部は、前記基部に対して回動可能に連結されており、かつ、突出方向に伸縮可能である、請求項1〜4のいずれかに記載の軌道メンテナンス用作業台車。
JP2009097679A 2009-04-14 2009-04-14 軌道メンテナンス用作業台車 Pending JP2010247600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009097679A JP2010247600A (ja) 2009-04-14 2009-04-14 軌道メンテナンス用作業台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009097679A JP2010247600A (ja) 2009-04-14 2009-04-14 軌道メンテナンス用作業台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010247600A true JP2010247600A (ja) 2010-11-04

Family

ID=43310482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009097679A Pending JP2010247600A (ja) 2009-04-14 2009-04-14 軌道メンテナンス用作業台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010247600A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017205480A1 (en) * 2016-05-24 2017-11-30 Intelligrated Headquarters, Llc Personnel platform
DE102021110649B3 (de) 2021-04-26 2022-06-23 Pentanova Cs Gmbh Wartungsshuttle für eine Elektrohängebahn

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017205480A1 (en) * 2016-05-24 2017-11-30 Intelligrated Headquarters, Llc Personnel platform
US10221578B2 (en) 2016-05-24 2019-03-05 Intelligrated Headquarters, Llc Personnel platform
DE102021110649B3 (de) 2021-04-26 2022-06-23 Pentanova Cs Gmbh Wartungsshuttle für eine Elektrohängebahn
EP4082863A1 (de) * 2021-04-26 2022-11-02 pentanova cs GmbH Wartungsshuttle für eine elektrohängebahn

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6256783B2 (ja) 一時保管システムと、これを用いた搬送システム、及び一時保管方法
CN109641595B (zh) 有轨台车系统以及有轨台车
JP4586990B2 (ja) 物品収納設備
JP5545498B2 (ja) 物品保管設備及び物品保管設備におけるメンテナンス方法
JP4400756B2 (ja) 昇降搬送装置
JP6260697B2 (ja) キャリアの一時保管装置と一時保管方法
TWI717535B (zh) 物品搬送設備
TWI438127B (zh) 物品搬運設備
KR20080066533A (ko) 천정 반송 시스템
TW201711938A (zh) 物品收納設備
TWI693187B (zh) 物品搬送設備
KR20170087523A (ko) 캐리어 이동 적재 촉진 장치
JP2011121716A (ja) 物品保管設備
JPWO2015194264A1 (ja) キャリアの一時保管装置及び一時保管方法
KR20180028907A (ko) 물품 반송 설비
JP2010247600A (ja) 軌道メンテナンス用作業台車
JP2015074303A (ja) トラック荷台昇降用ステップ及びステップを装着したトラック荷台
TW202144257A (zh) 物品搬送設備
TWI752116B (zh) 學習用支持裝置
JP4505754B2 (ja) 天井走行式搬送装置における走行レール昇降装置
JP2019123614A (ja) コンテナクレーン及びコンテナクレーンによる荷役方法
JP2014125150A (ja) タイヤ運搬装置
JPH10291774A (ja) 乗客コンベアの踏段搬入方法
JP2011095203A (ja) 車両検査装置
JPH11193112A (ja) 工場設備