JP2010247590A - 車両のための書き換えシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電子制御装置に格納された情報を書き換える際に、複数の制御装置に対して漏れなく書き換えが行えるように、その進捗状況をユーザが速やかに把握することができるシステムを提供する。
【解決手段】書き換えシステムは、車両に搭載され、それぞれが制御情報を記憶する記憶手段を備える複数の電子制御装置と、新たな制御情報を複数の電子制御装置に送信して、該新たな制御情報で、複数の電子制御装置の記憶手段に記憶された制御情報を書き換える書き換え手段と、を備え、複数の電子制御装置のいずれか1つの電子制御装置は、自己の上記書き換えが完了したことに応じて、他の電子制御装置のそれぞれについて書き換えが完了したか否かを判定し、該判定の結果を報知するよう構成され、ユーザは、どの電子制御装置の書き換えまで完了したかを速やかに認識することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両に搭載された電子制御装置に記憶されている情報を書き換えるためのシステムに関する。
従来より、車両に搭載された電子制御装置(ECU)に記憶されている情報を書き換えるための手法が提案されている。下記の特許文献1には、車両に搭載されたECUのフラッシュメモリ内のデータの書き換えの正常終了または異常終了を、表示ランプを用いて知らせることが記載されている。
特開2008−143418号公報
最近の車両には、車両をより良好な精度で様々に制御するために、複数の電子制御装置が搭載されている。これらの電子制御装置のメモリには、該電子制御装置が制御を実現するためのプログラムおよび関連するデータなどの情報が記憶されている。この記憶された情報を、たとえばバージョンアップのために書き換える必要が生じうる。当然ながら、1つの電子制御装置だけでなく、複数の電子制御装置を対象に、このような書き換えを行う必要が生じうる。
従来は、複数の電子制御装置に対して書き換えを行う際、各電子制御装置に現在格納されている情報が、書き換え済みの状態であるのか、もしくは未だ書き換えられていない状態であるのかを判定するために、外部の機器を車両に接続して各電子制御装置のメモリにアクセスし、該制御装置に現在格納されている情報のバージョンを調べる必要があった。また、格納されている情報を更新するためには、外部の機器に一旦新たな情報をダウンロードし、その後、該外部の機器を介して複数の電子制御装置に対し、順番に、該新たな情報で古い情報を書き換えることが必要であった。
このような書き換え作業においては、その進捗状況、すなわち、どの電子制御装置のどの情報の書き換えまでが現在完了しているのかを把握するのが困難であった。一旦、進捗状況が不明になると、各電子制御装置のメモリの内容を調べ、書き換えが完了したか否かを逐次調べる必要があった。上記の特許文献1では、正常終了か否かをユーザに知らせる手法が示されているが、これは、1つの電子制御装置に関するものであり、複数の電子制御装置において、どの電子制御装置のどの情報の書き換えまでを現在完了しているのかという進捗状況については、把握することができない。
さらに、外部の機器はユーザによって操作されるが、書き換え中に該外部の機器の操作者が他のユーザに交代する場合も起こりうる。上記のように書き換え作業の進捗状況の把握が困難であるので、このような交代が起こると、その後のユーザ操作によっては書き換え漏れが生じるおそれがある。また、書き換え漏れが生じたとしても、それをユーザに通知する手法が無い。
したがって、複数の電子制御装置に格納された情報を書き換える(更新する)際に、該複数の制御装置に対して漏れなく書き換えが行われるように、その進捗状況をユーザが速やかに把握することができる手法が望まれている。
この発明の一つの側面によると、車両に搭載され、それぞれが制御情報を記憶する記憶手段を備える複数の電子制御装置と、新たな制御情報を前記複数の電子制御装置に送信して、該新たな制御情報で、前記複数の電子制御装置の前記記憶手段に記憶された制御情報を書き換える書き換え手段と、を備え、前記複数の電子制御装置のいずれか1つの電子制御装置は、自己の前記書き換えが完了したことに応じて、他の電子制御装置のそれぞれについて前記書き換えが完了したか否かを判定し、該判定の結果を報知するよう構成される、書き換えシステムが提供される。
この発明によれば、複数の電子制御装置の制御情報を書き換える際に、該複数の電子制御装置のうちの1つが、他の電子制御装置の書き換えが完了しているか否かを判定してその結果を報知するので、該複数の電子制御装置に対する書き換え作業の進捗状況を、自動的に判定することができると共に、ユーザは、書き換え作業の進捗状況を速やかに認識することができる。したがって、複数の制御装置に対する書き換えを漏れなく完了させることができる。
この発明の一実施形態によると、前記書き換え手段は、前記判定を実行するためのプログラムを、前記1つの電子制御装置に送信し、該1つの電子制御装置は、自己の前記書き換えが完了したことに応じて該プログラムを実行することにより、前記判定を行う。
この発明によれば、他の電子制御装置の書き換えが完了したか否かを判定するプログラムを、いずれかの電子制御装置にロードすることにより、上記のような書き換え作業の進捗状況を自動的に判定してユーザに知らせることができる。
この発明の一実施形態によると、前記1つの電子制御装置に接続される診断装置が読み取って表示することができるように、前記1つの電子制御装置は、前記書き換えが未完了であると判定された前記電子制御装置の識別コードを出力することにより、前記報知を行う。
この発明によると、書き換えが完了していない電子制御装置が識別されて診断装置上に識別コードとして表示されるので、ユーザは、これを視認することにより、どの電子制御装置がまだ書き換えられていないかを速やかに認識することができる。したがって、たとえばユーザが交代して書き換え作業を引き継いだとしても、書き換え漏れを回避しつつ、複数の電子制御装置の書き換えを完了させることができる。また、既存の診断装置を用いて、書き換えが未完了の制御装置を認識することができるので、コスト高となるのを回避しつつ、保守整備を行う者にとって使い勝手のよいシステムを提供することができる。
この発明の一実施形態によると、前記診断装置から、前記報知を解除する要求を受け取っても、前記1つの電子制御装置は、前記複数の制御装置の書き換えが完了するまでは、前記報知を解除することなく継続する。
診断装置は、通常、所定のクリアコマンドを制御装置に送信することにより、上記のような識別コードの出力を解除することができるよう構成されている。しかしながら、書き換え作業の進捗中にこのような報知の解除が行われると、書き換えが未完了の制御装置は存在しないとユーザが誤認識するおそれがある。この発明によれば、すべての制御装置の書き換えが完了するまでは、このような報知の解除が抑止され、書き換えが未完了の制御装置を識別するコードの出力が継続して行われる。したがって、ユーザの上記のような誤認識を防止することができる。
本発明のその他の特徴及び利点については、以下の詳細な説明から明らかである。
この発明の一実施例に従う、車両の書き換えシステムの概略的な構成を示す図。 この発明の一実施例に従う、他の制御装置の書き換えが完了しているか否かを判定するためのプロセスのフローを示す図。 この発明の一実施例に従う、診断装置が接続された書き換えシステムの概略的な構成を示す図。 この発明の一実施例に従う、他の制御装置の書き換えが完了しているか否かを判定する処理の推移を概念的に示す図。 この発明の一実施例に従う、他の制御装置の書き換えが完了しているか否かを判定する処理の推移を概念的に示す図。 この発明の一実施例に従う、他の制御装置の書き換えが完了しているか否かを判定する処理の推移を概念的に示す図。
次に図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に従う、車両に搭載された複数の制御装置を備える書き換えシステムの概略的な構成を示す。
複数の電子制御装置(ECUであり、以下、単に制御装置と呼ぶ)は、図では10a〜10cで表されており、ここでは、第1の制御装置10a、第2の制御装置10bおよび第3の制御装置10cと呼ぶ。第1〜第3の制御装置10a〜10cは、車両の様々な制御を実現するために設けられており、たとえば、それぞれ、エンジンを制御するための制御装置、トランスミッションを制御するための制御装置、バッテリを制御するための制御装置であることができる。制御装置の種類は、当然ながらこれらに限定されず、エアバッグを制御するための制御装置、ドアやランプなどを制御するための制御装置等を含めることができる。
第1〜第3の制御装置10a〜10cのそれぞれは、中央処理装置(CPU)およびメモリを備えるコンピュータである。第1〜第3の制御装置10a〜10cは、CPUが演算を行うのに用いる一時的な記憶領域である揮発性のRAM(図示せず)、および、たとえばEEPROMおよびフラッシュメモリなど、電源の供給がなくても記憶内容を保持する不揮発性メモリ12a〜12cを備える。
第1〜第3の制御装置10a〜10cの不揮発性メモリ12a〜12cには、CPUが実行するためのコンピュータプログラムおよびそれに関連するデータ(マップやテーブル等)が格納されており、CPUが該コンピュータプログラムを実行することにより、上記のような制御、たとえばエンジン制御、トランスミッション制御、バッテリ制御等が実現される。以下の説明では、不揮発性メモリに格納されている上記のようなコンピュータプログラムやデータ等のソフトウェアを、総称して「制御情報」と呼ぶ。図の例では、第1〜第3の制御装置10a〜10cの不揮発性メモリ12a〜12cには、それぞれ、制御情報14a〜14cが格納されている。
この実施例では、車内ネットワーク(車内LAN)は、バス型のネットワーク・トポロジによって形成されており、第1〜第3の制御装置10a〜10cは、バス16に接続されている。第1〜第3の制御装置10a〜10cは、CANプロトコルのような所定の通信プロトコルに従って、互いに通信することが可能である。図の例では、制御装置の数が3であるが、これは単なる例であり、任意の数(複数)の制御装置をバス16に接続することができる。
外部の書き換え装置20は、各制御装置の不揮発性メモリに格納されている制御情報を、新たな制御情報24に書き換える(更新する)ための装置である。書き換え装置20は、CPUおよびメモリを備えるコンピュータであり、車内ネットワークに接続可能なように構成されている。車両には、車内ネットワークに外部機器を接続するためのコネクタが設けられており、このコネクタに書き換え装置20を接続することにより、書き換え装置20は、該ネットワーク上の制御装置と互いに通信することができる。図の例では、書き換え装置20が、バス16上の第1〜第3の制御装置10a〜10cと通信可能なように接続されている形態が示されている。
書き換え装置20のメモリには、書き換えに用いる該新たな制御情報24が予め格納されている。上記のような車内ネットワークに接続された書き換え装置20をユーザが操作することにより、該書き換え装置20に格納された該新たな制御情報24を、該ネットワークを介して、対象の制御装置に送信する。該新たな制御情報24を受け取った制御装置は、該新たな制御情報24で、自己の不揮発性メモリに格納されている制御情報を書き換える。
この書き換えの具体的な手法は、既知の任意の手法を用いることができる。一手法によると、書き換え装置20をユーザが操作することにより、書き換える新たな制御情報および書き換え対象の制御装置(ここでは、第1の制御装置10aとする)を指定する。該ユーザ操作に応じて、書き換え装置20は、書き換えモードへの移行を指示する信号を、第1の制御装置10aに送信する。第1の制御装置10aは、肯定応答を書き換え装置20に返信すると共に、通常モードから書き換えモードに移行する。
書き換え装置20は、書き換え開始の指示を示す信号を、書き換え領域(アドレス範囲)を示すデータと共に、第1の制御装置10aに送信する。第1の制御装置10aは、自己の不揮発性メモリ12aの該示された書き換え領域に格納されている制御情報14aを削除する(何も格納されていなければ、この削除動作は行われない)。削除が完了したならば、書き換え開始の肯定応答を書き換え装置20に返す。
書き換え装置20は、新たな制御情報24を、所定長のデータブロックの単位で、順番に送信する。第1の制御装置10aは、受信したデータブロックを、該書き換え領域に書き込む。1つのデータブロックの書き込みが終了するたびに、書き込み終了を示す信号を書き換え装置20に返す。書き換え装置20は、この信号に応じて、次のデータブロックを送信する。すべてのデータブロックを送信した後に、第1の制御装置10aから最後のデータブロックの書き込み終了信号を受け取ったならば、第1の制御装置10aは、通常モードへの移行を指示する信号を第1の制御装置10aに送信する。第1の制御装置10aは、肯定応答を書き換え装置20に返すと共に、書き換えモードから通常モードに移行する。こうして、制御情報14aは、新たな制御情報24によって書き換えられる。
このような書き換え処理は、制御装置毎に順番に行われる。書き換え装置20をユーザが操作することにより、書き換え対象の制御装置を順番に指定して、制御装置毎に書き換えを実行することができる。この実施例では、第1の制御装置10aの書き換えを行った後に第2の制御装置10bの書き換えを行い、第2の制御装置10bの書き換えを行った後に第3の制御装置10cの書き換えを行う。書き換える順番は、任意でよく、いずれの制御装置から書き換えを開始してもよい。
また、書き換え装置20のメモリには、各制御装置の書き換え(更新)状態を判定するためのプログラム(以下、書き換え判定プログラムと呼ぶ)26が格納されている。書き換え装置20は、書き換え判定プログラム26を、書き換え対象となる複数の制御装置のうちのいずれか1つに送信する。どの制御装置に送信するかは、たとえば書き換え装置20に対するユーザ操作により、任意に設定されることができる。この実施例では、書き換え判定プログラム26は第1の制御装置10aに送信される。第1の制御装置10aは、受信した書き換え判定プログラム26をメモリ(不揮発性メモリでもよい)に記憶し、所定のタイミングで、該プログラムを起動する。
ここで図2を参照すると、図1に示すように書き換え対象の制御装置が3個(第1〜第3の制御装置10a〜10c)である場合の、書き換え判定プログラム26によって実現されるプロセスのフローチャートが示されている。この実施例では、該プロセスは、第1の制御装置10aにおける上記の新たな制御情報24による制御情報14aの書き換えが完了したことに応じて、第1の制御装置10aによって起動される。その後、該プロセスは、所定時間間隔で繰り返し実行される。
ステップS11において、該書き換え判定プログラム26を受信した第1の制御装置(ECU)10aにおいて、新たな制御情報24による古い制御情報14aの書き換えが完了したことを、第1の書き換え完了信号を送信することによって、他の第2および第3の制御装置10bおよび10cに知らせる。第2および第3の制御装置10bおよび10cは、第1の書き換え完了信号の受信に対して、第2および第3の書き換え状態信号を、第1の制御装置10aに返信する。ここで、第2の書き換え状態信号は、第2の制御装置10bにおいて、新たな制御情報24による古い制御情報14bの書き換えが完了したかどうかを示す信号であり、第3の書き換え状態信号は、第3の制御装置10cにおいて、新たな制御情報24による古い制御情報14cの書き換えが完了したかどうかを示す信号である。なお、各制御装置には、第1の書き換え完了信号を受信した時に応答を返すためのプログラムが予め記憶されており、上記第2および第3の書き換え状態信号は、該プログラムを実行することによって返信されることができる。
ステップS13において、第1の制御装置10aは、第2および第3の制御装置10bおよび10cからの応答すなわち第2および第3の書き換え状態信号を受信する。
ステップS15において、第2の書き換え状態信号を調べることにより、第2の制御装置10bにおける書き換えが完了したかどうかを判定する。また、ステップS17およびS19において、第3の書き換え状態信号を調べることにより、第3の制御装置10cにおける書き換えが完了したかどうかを判定する。
ステップS15およびステップS19の両方の判定結果がNoであれば、第2および第3の制御装置10bおよび10cの両方において、書き換えが完了していないことを示す。したがって、ステップS21において、第2および第3の制御装置10bおよび10cの両方の書き換えが未完了であることを示す報知を行う。
ステップS15の判断がYesであり、かつステップS17の判断がNoであれば、第2の制御装置10bの書き換えは完了しているが、第3の制御装置10cの書き換えは完了していないことを示す。したがって、ステップS23において、第3の制御装置10cの書き換えが未完了であることを示す報知を行う。
ステップS15の判断がNoであり、かつステップS19の判断がYesであれば、第3の制御装置10cの書き換えは完了しているが、第2の制御装置10bの書き換えは完了していないことを示す。したがって、ステップS25において、第2の制御装置10bの書き換えが未完了であることを示す報知を行う。
ステップS15の判断がYesであり、かつステップS17の判断がYesであれば、第2および第3の制御装置10bおよび10cの両方の書き換えが完了していることを示す。この場合には、そのまま当該プロセスを抜ける。
後述されるが、第1の制御装置10aは、第2および第3の制御装置10bおよび10cの書き換え完了を判定した後に、診断装置から所定のクリアコマンド(クリアを要求する信号)を受け取ったことに応じて、すべての報知を解除する。この報知解除に伴い、図2の判定プロセスの繰り返し実行は停止される。
「報知」は、上で述べたように、書き換えが未完了の制御装置をユーザに知らせるために行われる。ここで、報知の一実施例を説明する。この実施例では、従来から制御装置の診断に用いられている、異常を識別するためのコード(たとえば、SAEコードのような診断コード)および警告灯を利用する。該識別コードは、どの制御装置に異常が生じたかを判別できるように、各制御装置に対して割り当てられている。第2の制御装置10bの書き換えが未完了である場合には、第2の制御装置10bの異常を示す識別コードが用いられ、第3の制御装置10cの書き換えが未完了である場合には、第3の制御装置10cの異常を示す識別コードが用いられる。たとえば、第2の制御装置10bが、CVT(無段変速機)用の制御装置であれば、該CVT用の制御装置の異常に割り当てられた識別コードが用いられ、第3の制御装置10cが、バッテリ用の制御装置であれば、該バッテリ用の制御装置の異常に割り当てられた識別コードが用いられる。ステップS21〜S25では、書き換えが未完了と判定された制御装置の識別コードを出力(生成)することにより、報知を行う。出力された識別コードは、診断装置が読み出すことができるように、第1の制御装置10aの所定の記憶領域(たとえば、常時電力が供給されるバックアップ用のRAM(SRAM))に記録されて保持される。
ここで図3を参照すると、図1と同様の図が示されているが、書き換え装置20の代わりに、診断装置30が車内ネットワークに接続されている。診断装置30は、書き換え装置20と同様に、車両に設けられたコネクタに接続することにより車内ネットワークに接続されることができるよう構成されている。この接続により、診断装置30は、該ネットワーク上の制御装置と互いに通信することができる。診断装置30は、書き換え装置20と同じコネクタを用いてもよいし、異なるコネクタを用いてもよい。前者の場合には、書き換え装置20の接続を外して診断装置30を接続することとなる。
診断装置30として、既存の診断装置を用いることができる。このような診断装置30は、車内ネットワークに接続されると、各制御装置に対して、出力した識別コードを要求する信号を送信するよう構成されている。各制御装置は、この信号に応じて、自己の上記所定の記憶領域に記録されている識別コードを読み出して診断装置30に送信する。診断装置30は、送られてきた識別コードを受け取って該診断装置30の表示画面上に表示する。したがって、診断装置30を車内ネットワークに接続することにより、ステップS21〜S25で出力される識別コードは、診断装置30の表示画面上に表示されることができる。ユーザは、この表示を視認することにより、書き換えが未完了の制御装置を特定することができる。
また、従来より、車両には予め所定の警告灯が設けられており、何らかの異常を示す識別コードを出力する際には、該識別コードに対応する警告灯を点灯または点滅させて、運転者にその異常を知らせることが行われている。たとえばエンジン制御用の制御装置について何らかの異常を示す識別コードが出力された場合には、それと同時に、エンジンの異常を示す警告灯が点灯または点滅される。この実施例では、この技術をも利用し、ステップS21〜S25において、識別コードの出力と同時に、警告灯を点灯(点滅でもよく、以下同様)する。
こうして、ユーザは、警告灯が点灯しているか否かで、書き換えが未完了の制御装置が存在するか否かを認識することができると共に、診断装置30を介して、書き換えが未完了の制御装置を特定することができる。たとえば、書き換え作業の途中で担当者が交代した場合でも、診断装置30を接続することにより、書き換えが未完了の制御装置を速やかに確認することができるので、該担当者は、その制御装置の書き換え処理を開始して、書き換え作業を完了させることができる。したがって、書き換えが漏れたり書き換えが重複して行われるのを防止することができる。また、既存の識別コードや診断装置を利用することができるので、コスト高を招くのを回避することができる。さらに、ユーザ(特に、保守整備を行う者)が使うのに慣れている診断装置を利用することができるので、書き換え作業の遂行にあたって不便さをユーザにもたらすのを回避することができる。
上記のような利点があるものの、代替的に、既存の識別コードとは別の体系のコードを用いてもよい。また、識別コードを、たとえば車両の所定の表示装置に表示したり、書き換え装置20の表示画面に表示したりしてもよい。さらに、警告灯に代えて、所定の音や音声によって、報知を行うようにしてもよい。
制御装置によって記録された識別コードの消去および警告灯の消灯は、従来より、診断装置30から所定のクリアコマンドを制御装置に対して送信することにより行われている。すなわち、診断装置30は、通常、各制御装置から識別コードを読み出した後、このクリアコマンドを該制御装置に対して送信する。このクリアコマンドの送信は、診断装置30をユーザが操作することによって行われることができる。クリアコマンドを受け取った制御装置は、自己の所定の記憶領域に記録された識別コードを消去すると共に、警告灯を消灯する。
しかしながら、図2に示すように、すべての制御装置の書き換えが完了するまでの間に、すなわち書き換えが未完了の制御装置が存在する間に、このような識別コードの消去および警告灯の消灯によって報知を解除すると、ユーザは、書き換えが未完了の制御装置がどれであるのかを特定することができなくなる。特に、書き換え作業の担当者が交代した際にこのような解除が行われると、該作業を引き継いだユーザは、書き換え作業の進捗を把握することができない。これは、書き換え漏れまたは重複した書き換えを生じさせるおそれがある。したがって、一実施例では、診断装置30からクリアコマンドを受信しても、識別コードの出力および警告灯を点灯している制御装置は、すべての制御装置の書き換えが完了するまで、該識別コードの出力および点灯を解除することなく継続する。
すべての制御装置の書き換えが完了した後、診断装置30から送信されたクリアコマンドの受信に応じて、上記のような報知を解除する。すなわち、図2のステップS17の判断がYesとなった後にクリアコマンドを診断装置30から受信したならば、第1の制御装置10aは報知を解除する。これにより、第1の制御装置10aは、所定の記憶領域に記録されている識別コードを消去すると共に、警告灯を消灯する。
こうして、書き換えが未完了の制御装置が存在すれば、クリアコマンドを発行しても、該書き換えが未完了の制御装置の識別コードは記憶領域に保持されたままであり、警告灯は点灯したままである。したがって、ユーザは、診断装置30を操作して意図的にクリアコマンドを発行し、その結果、警告灯が点灯し続けていれば、書き換えが未完了の制御装置が存在していると判断することができる。この場合、診断装置30を操作して再び識別コードを読み出すことにより、該識別コードを診断装置30上の表示画面上に表示させることができる。
他方、書き換えが未完了の制御装置が存在しなければ、クリアコマンドの発行に応じて、書き換えが未完了の制御装置の識別コードは記憶領域から消去され、警告灯は消灯する。したがって、ユーザは、診断装置30を操作して意図的にクリアコマンドを発行し、その結果、警告灯が消灯すれば、書き換えが未完了の制御装置が存在しないと判断することができる。この場合、診断装置30を操作して再び識別コードを読み出そうとしても、診断装置30上の表示画面上に何ら識別コードが表示されない。このことを確認することによっても、書き換えが未完了の制御装置が存在しないと判断することができる。
なお、図2に示すような判定処理を行う書き換え判定プログラム26の制御装置への送信(ロード)タイミングは、該制御装置の書き換えに先立って行われてもよいし、該制御装置の書き換えが終了した後でもよい。書き換え判定プログラム26の起動は、書き換え装置20をユーザが操作して所定の起動信号を該制御装置に送信することにより実現してもよいし、代替的に、該制御装置の書き換えが完了したことに応じて起動するよう該書き換え判定プログラム26を作成しておいてもよい。
また、書き換え判定プログラム26が、どの制御装置に第1の書き換え完了信号を送信するかについては、書き換え判定プログラム26に予め記述しておいてもよいし、書き換え装置20に対するユーザ操作を介して、指定できるようにしてもよい。後者の場合、指定された制御装置は、パラメータとして書き換え判定プログラム26に渡されることができる。
図4〜図6を参照して、図2を参照して説明した書き換え判定プログラム26によるプロセスの、具体的な一形態を説明する。
図4は、第1の制御装置(ECU)10aにおいて、新たな制御情報24によって古い制御情報14aの書き換えが完了しており、また、書き換え判定プログラム26が第1の制御装置10aに送信(ロード)された状態を示す。したがって、第1の制御装置10aのメモリ12aには、符号24aおよび26aにより、それぞれ、新たな制御情報および書き換え判定プログラムが格納されていることが示されている。
第1の制御装置10aは、自己の書き換えが完了したので、第2および第3の制御装置10bおよび10cに、第1の書き換え完了信号を送信する。この例では、該書き換え完了信号は、1が設定された1ビット値により、書き換えが完了したことを知らせる信号である。
第2および第3の制御装置10bおよび10cは、第1の書き換え完了信号を受信したことに応じて、それぞれ、第2の書き換え状態信号および第3の書き換え状態信号を、第1の制御装置10a宛てに送信する。書き換え状態信号は、書き換えが完了している場合には1が設定され、書き換えが未完了の場合にはゼロが設定される1ビット値により、書き換え状態を知らせる信号である。図4の時点においては、第2および第3の制御装置10bおよび10cの書き換えが未完了であるので、第2および第3の書き換え状態信号の該1ビット値には、いずれもゼロが設定される。
第1の制御装置10aは、第2および第3の書き換え状態信号を受信し、該信号の1ビット値がゼロであることを判定し、これにより、第2および第3の制御装置10bおよび10cの書き換えが未完了であると判定する。この判定に応じて、前述したように、第1の制御装置10aは、第2の制御装置10bの識別コードおよび第3の制御装置10cの識別コードを出力して所定の記憶領域に記録する。診断装置30を車内ネットワークに接続することにより、該記録した識別コードは読み出されて診断装置30上に表示されることができる。こうして、ユーザに、第2および第3の制御装置10bおよび10cの書き換えが未完了であることを知らせる。また、第1の制御装置10aは、所定の警告灯を点灯し、ユーザに、未完了の制御装置が存在することを知らせる。
前述したように、診断装置30を介してクリアコマンドを発行させても、第1の制御装置10aは、記録された第2および第3の制御装置10bおよび10cの識別コードの保持および警告灯の点灯を維持する。ユーザは、クリアコマンド発行に応じて警告灯が消灯しないことを視認することにより、書き換えが未完了の制御装置が存在することを認識することができる。再び診断装置30を操作して、上記保持されている識別コードを読み出して診断装置30の表示画面上に表示させることができる。
次に、図5は、図4の状態から時間が進んだ状態を示し、第2の制御装置10bにおいて、新たな制御情報24で、古い制御情報14bの書き換えが完了した状態を示す。そのため、第2の制御装置10bのメモリ12bには、符号24bにより、新たな制御情報が格納されていることが示されている。
このような状態で、図3と同様に第1の制御装置10aが、第1の書き換え完了信号(1ビット値が1)を第2および第3の制御装置10bおよび10cに送信すると、第2の制御装置10bは、第2の書き換え状態信号の1ビット値を1に設定して、該信号を第1の制御装置10aに返信する。第3の制御装置10cでは、書き換えが未完了であるので、第3の書き換え状態信号の1ビット値をゼロに設定して、該信号を第1の制御装置10aに返信する。
第1の制御装置10aは、第2および第3の書き換え状態信号を受信し、第2の書き換え状態信号の1ビット値は1であるが、第3の書き換え状態信号の1ビット値はゼロであることを判定し、これにより、第3の制御装置10cの書き換えが未完了であると判定する。この判定に応じて、第3の制御装置10cの識別コードを出力し、所定の記憶領域に記録する。この記録は上書きによって行われる。したがって、図4で記録された識別コードのうち、第2の制御装置10bの識別コードは消去されることとなる。診断装置30を車内ネットワークに接続することにより、該記録した識別コードは読み出されて診断装置30上に表示されることができる。こうして、ユーザに、第3の制御装置10cの書き換えが未完了であることを知らせることができる。また、図4の時点において警告灯は点灯されているため、第1の制御装置10aは、その点灯状態を維持する。これにより、ユーザに、書き換えが未完了の制御装置が存在することを知らせることができる。
前述したように、診断装置30を介してクリアコマンドを発行させても、第1の制御装置10aは、記録された第3の制御装置10cの識別コードの保持および警告灯の点灯を維持する。ユーザは、クリアコマンド発行に応じて警告灯が消灯しないことを視認することにより、書き換えが未完了の制御装置が存在することを認識することができる。再び診断装置30を操作して、上記保持されている識別コードを読み出して診断装置30の表示画面上に表示させることができる。
次に、図6は、図5の状態からさらに時間が進んだ状態を示し、第3の制御装置10cにおいて、新たな制御情報24で、古い制御情報14cの書き換えが完了した状態を示す。そのため、第3の制御装置10cのメモリ12cには、符号24cにより、新たな制御情報が格納されていることが示されている。
このような状態で、図3、4と同様に第1の制御装置10aが、第1の書き換え完了信号(1ビット値が1)を第2および第3の制御装置10bおよび10cに送信すると、第2の制御装置10bは、第2の書き換え状態信号の1ビット値を1に設定して、該信号を第1の制御装置10aに返信する。第3の制御装置10cも、書き換えが完了しているので、第3の書き換え状態信号の1ビット値を1に設定して、該信号を第1の制御装置10aに返信する。
第1の制御装置10aは、第2および第3の書き換え状態信号を受信し、第2および第3の書き換え状態信号の1ビット値が1であることを判定し、これにより、すべての制御装置の書き換えは完了したと判定する。診断装置30を車内ネットワークに接続すると、現在記録されている識別コード(図5に示すように、第3の制御装置10cの書き換えが未完了であることを示すコード)が読み出される。このとき、診断装置30を介してクリアコマンドを発行させると、該記録された識別コードが消去されると共に、警告灯が消灯する。この警告灯の消灯を視認することにより、ユーザは、すべての制御装置の書き換えが完了したことを認識することができる。また、診断装置30を介して識別コードの読み出し操作を行った結果、診断装置30上の表示画面に何ら識別コードが表示されないことを確認することによっても、ユーザは、すべての制御装置の書き換えが完了したことを認識することができる。
図4〜図6の実施例では、第2の制御装置10bの書き換えが、第3の制御装置10cの書き換えよりも先に完了しているが、第3の制御装置10cの書き換えが、第2の制御装置10bの書き換えよりも先に完了している場合にも、同様の処理が行われる。また、この実施例では、3つの制御装置が書き換え対象となっているが、当然ながら、書き換え対象となる任意の複数の制御装置について、同様の処理が実行される。
さらに、上記の報知においては、書き換えが未完了の制御装置を特定するような表示形態を取っており、これにより、書き換え作業を遂行しているユーザは、書き換え未完了の制御装置がいくつ残っているかを速やかに把握することができる。
しかしながら、代替的に、書き換え完了の制御装置を特定するような表示形態により、報知を行ってもよい。この場合、図2においては、ステップS11が実行される時点で、第1の制御装置10aを識別するコード(前述したように、既存の診断コードを用いてもよい)が出力され、ステップS23では、第2の制御装置10bを識別するコードが出力され、ステップS25では、第3の制御装置10cを識別するコードが出力される。ステップS21は実行されない。コードの出力が一旦行われたならば、該コードは、消去されずにそのまま記憶領域に保持される。そのため、すべての制御装置の書き換えが完了したときには、すべての制御装置についてのコードが記録されており、診断装置を車内ネットワークに接続することによって、これらのコードを表示することができる。また、警告灯については、第1の制御装置10aの書き換えが完了した時点で点灯し、その後、すべての制御装置の書き換えが完了するまで点灯を継続することができる。このような報知によっても、ユーザは、書き換え作業の進捗を把握することができる。コードの消去および警告灯の消灯は、すべての制御装置の書き換えが完了した後で、診断装置30からのクリアコマンドに応じて行うことができる。
また、上の実施例では、書き換え判定プログラム26を受信した第1の制御装置10aの書き換えが完了したことに応じて、該判定プログラム26を起動して、1が設定された1ビット値を有する第1の書き換え完了信号を、他の制御装置10bおよび10cに送信している。代替的に、第1の制御装置10aの書き換えが完了する前に、該判定プログラム26を起動してもよい。この場合、該書き換えが完了するまでは、ゼロが設定された1ビット値を有する第1の書き換え完了信号を、他の制御装置10bおよび10cに送信するようにしてもよい。他の制御装置10bおよび10cは、ゼロが設定された1ビット値を有する第1の書き換え完了信号に対しては、応答しないことができる。
好ましくは、書き換え判定プログラム26は、書き換え作業において一番最初に書き換えを実行する制御装置(上の実施例では、第1の制御装置10a)に送信(ロード)される。これにより、該制御装置の書き換え完了の時から、他の制御装置の書き換えの進捗状況を知ることができる。しかしながら、書き換え判定プログラム26を、一番最初に書き換えを実行する制御装置以外の制御装置(たとえば、第2の制御装置10b)にロードしてもよい。この場合、第2の制御装置10bの書き換えが完了したことに応じて、他の制御装置すなわち第1および第3の制御装置10aおよび10cの書き換え状態が判定される。この時点で、第1の制御装置10aについては既に書き換えが完了しているので、識別コードは出力されず、未だ書き換えが完了していない第3の制御装置10cの識別コードが出力される。
このように、いずれかの制御装置に書き換え判定プログラム26をロードすることにより、自動的に、書き換えが未完了の制御装置が判定されて報知されるので、ユーザは、書き換え作業の進捗状況を速やかに把握することができる。書き換え作業を遂行するユーザが交代しても、進捗状況をリアルタイムに確認することができるので、書き換えの漏れおよび重複を防止することができる。
なお、この実施形態では、外部の書き換え装置20を書き換え手段として用いている。代替的に、他の装置を、書き換え手段として用いてもよい。たとえば、CDのような記録媒体に、新たな制御情報と書き換え判定プログラムを記録し、これを、所定の制御装置が読み出して自己のメモリにロードするようにしてもよい。あるいは、該所定の制御装置が、無線または有線の通信を介して、新たな制御情報と書き換え判定プログラムを、自己のメモリにダウンロードするようにしてもよい。該所定の制御装置は、書き換え対象となる複数の制御装置に対し、新たな制御情報を送信すると共に、該複数の制御装置のうちのいずれかに、該書き換え判定プログラムを送信することができる。該所定の制御装置が、書き換え装置20と同様の役割を果たすので、書き換え装置20を車内ネットワークに接続することは必要とされない。
以上のように、この発明の特定の実施形態について説明したが、本願発明は、これら実施形態に限定されるものではない。
10a〜10c 電子制御装置
20 書き換え装置

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、それぞれが制御情報を記憶する記憶手段を備える複数の電子制御装置と、
    新たな制御情報を前記複数の電子制御装置に送信して、該新たな制御情報で、前記複数の電子制御装置の前記記憶手段に記憶された制御情報を書き換える書き換え手段と、を備え、
    前記複数の電子制御装置のいずれか1つの電子制御装置は、自己の前記書き換えが完了したことに応じて、他の電子制御装置のそれぞれについて前記書き換えが完了したか否かを判定し、該判定の結果を報知するよう構成される、
    書き換えシステム。
  2. 前記書き換え手段は、前記判定を実行するためのプログラムを、前記1つの電子制御装置に送信し、該1つの電子制御装置は、自己の前記書き換えが完了したことに応じて該プログラムを実行することにより、前記判定を行う、
    請求項1に記載の書き換えシステム。
  3. 前記1つの電子制御装置に接続される診断装置が読み取って表示することができるように、前記1つの電子制御装置は、前記書き換えが未完了であると判定された前記電子制御装置の識別コードを出力することにより、前記報知を行う、
    請求項1または2に記載の書き換えシステム。
  4. 前記診断装置から前記報知を解除する要求を受け取っても、前記1つの電子制御装置は、前記複数の制御装置の書き換えが完了するまでは、前記報知を解除することなく継続する、
    請求項3に記載の書き換えシステム。
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