JP2013137729A - プログラム書換システム、制御装置、プログラム配信装置、識別情報記憶装置、及びプログラム書換方法 - Google Patents

プログラム書換システム、制御装置、プログラム配信装置、識別情報記憶装置、及びプログラム書換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仕様を特定する識別情報に基づき複数の制御装置の制御プログラムを書換えることができるプログラム書換システム、制御装置、プログラム配信装置、識別情報記憶装置、及びプログラム書換方法を提供する。
【解決手段】書換プログラムを配信する外部配信装置3は、車載機器を制御するECU−A1及びECU−B2等の複数のECUに通信可能に接続される。ECU−A1は、記憶している仕様を特定する識別情報を外部配信装置3へ送信する。外部配信装置3は、識別情報と複数のECU毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段を有し、ECU−A1から送信された識別情報を受信し、受信した識別情報に対応づけて記憶された書換プログラムをECU−A1及びECU−B2へ配信する。ECU−A1及びECU−B2は、送られてきた書換プログラムに基づきそれぞれ制御プログラムを書換える。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の制御装置における制御プログラムを書換えるプログラム書換システム、制御装置、プログラム配信装置、識別情報記憶装置、及びプログラム書換方法に関する。
近年、自動車の分野においては、車両の高機能化が益々進んでおり、多種多様な機器が車両に搭載され、これら車載機器を制御するための制御装置、いわゆるECU(Electronic Control Unit)が多数搭載されている。例えば、乗員によるスイッチ操作などに応じて車内照明やヘッドライトの点灯/消灯、及び警報器の吹鳴等の制御を行うボディ系ECU、運転席近傍に配設されるメータ類の動作を制御するメータ系ECU、並びにカーナビゲーション装置等の制御を行うナビ系ECUなどの種々のECUが車両には搭載されている。
一般的にECUは、マイクロコンピュータ等の演算処理装置によって構成されており、ROM(Read Only Memory)に記憶した制御プログラムを読み込んで実行することにより、車載機器の制御が実現されている。制御プログラムは、同じ車種でも、車両が運用される仕向け地や搭載機能によって異なることがあり、仕向け地や搭載機能に合わせて制御プログラムを書換えたり、制御プログラムのバージョンアップに対応して、旧バージョンの制御プログラムを新たなバージョンの制御プログラムに書換えたりする必要がある。
特許文献1には、複数のROMを設けることなく車種又は仕向け地に適した制御をすることができるECUが記載されている。このECUでは、不揮発性のROMの記憶領域を、プログラム領域、通常データ領域、メモリバックアップ領域として利用し、車種又は仕向け地が選択されるまでは、全ての車種又は仕向け地用のデータをメモリバックアップ領域に記憶しておく。車種又は仕向け地が選択されると、選択された車種又は仕向け地用のデータをメモリバックアップ領域から通常データ領域へ複製し、通常データ領域のデータに基づく制御を行うというものである。
また、特許文献2には、ECU内のマイコンの識別コードに基づき書換え用の制御プログラムが選択され、制御プログラムを選択された制御プログラムに書換える書換方法が記載されている。この書換方法では、ECUは、ECU内部に記憶した識別コードを外部装置へ出力し、識別コードに基づき外部装置から送られてくる書換え用のプログラムにより、制御プログラムを書換える。また、ECUは、識別コードを読み込んで外部装置へ出力する処理を、外部装置から送られてくる識別コード取得プログラムの実行のもとに行うため、プログラムの書換えのために制御プログラムを変更又は追加する必要がないというものである。
特開2011−025781号公報 特開2006−221274号公報
しかしながら、特許文献1に記載のECUでは、すべての車種又は仕向け地に対応した複数のデータを格納しておく必要があるため、ECU内に余分なデータ記憶領域が必要となってしまうという問題点があった。
特許文献2に記載の制御プログラムの書換方法は、単一のECUと外部装置との間で識別コードを授受して制御プログラムを書換えるものであり、この方法による書換えを複数のECUについて実行すると、ECU毎に制御プログラム書換えのための識別コードを取得するため、手間がかかってしまうという問題点があった。また、特許文献2における書換方法では、マイコンの種類に対応する識別コードにより書換用のプログラムを選択するため、車両の仕様又は搭載機能に基いて制御プログラムを書換えることは考慮されていなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、仕様を特定する識別情報に基づき複数の制御装置の制御プログラムを書換えることができるプログラム書換システム、制御装置、プログラム配信装置、識別情報記憶装置、及びプログラム書換方法を提供することにある。
また、他の目的とすることは、仕向け地を特定する識別情報を直接取得する処理を必要とすることなく、少なくとも一つの制御装置の制御プログラムを仕向け地に対応して書換えることができるプログラム書換システム、プログラム配信装置、及びプログラム書換方法を提供することにある。
この発明に係る請求項1記載のプログラム書換システムは、制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換システムであって、前記複数の制御装置のうち一の制御装置は、仕様を特定する識別情報を記憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段に記憶した識別情報を送信する送信手段とを備え、前記プログラム配信装置は、前記識別情報と前記複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する第2記憶手段と、前記送信手段により送信された識別情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した識別情報に対応づけて前記第2記憶手段に記憶された書換プログラムを前記複数の制御装置へ配信する配信手段とを備える。
この発明に係る請求項2記載のプログラム書換システムは、制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換システムであって、車両に搭載され、仕様を特定する識別情報を記憶する第1記憶手段、及び該第1記憶手段に記憶した識別情報を送信する送信手段を有する識別情報記憶装置を備え、前記プログラム配信装置は、前記識別情報と前記複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する第2記憶手段と、前記送信手段により送信された識別情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した識別情報に対応づけて前記第2記憶手段に記憶された書換プログラムを前記複数の制御装置へ配信する配信手段とを備える。
請求項3の発明は、請求項1あるいは請求項2記載のプログラム書換システムであって、前記識別情報は、車種、仕向け地、及び搭載機能を特定するものであることを特徴とする。
この発明に係る請求項4記載のプログラム書換システムは、制御プログラムにより車載機器を制御する制御装置であって、仕様を特定する識別情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した識別情報を送信する送信手段とを備える。
この発明に係る請求項5記載のプログラム配信装置は、複数の外部装置へ制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置であって、仕様を特定する識別情報と前記複数の外部装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段と、外部から前記識別情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した識別情報に対応づけて前記記憶手段に記憶された書換プログラムを前記複数の外部装置へ配信する配信手段とを備える。
この発明に係る請求項6記載の識別情報記憶装置は、車両に搭載される識別情報記憶装置であって、仕様を特定する識別情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した識別情報を外部の装置へ送信する送信手段とを備える。
この発明に係る請求項7記載のプログラム書換方法は、制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換方法であって、(a) 仕様を特定する識別情報を、前記複数の制御装置のうち一の制御装置から送信するステップと、(b) 前記ステップ(a) により送信された識別情報に対応づけて前記プログラム配信装置に記憶された前記複数の制御装置毎の書換プログラムを配信するステップとを備える。
この発明に係る請求項8記載のプログラム書換方法は、制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換方法であって、(a) 車両に搭載され、仕様を特定する識別情報を記憶する識別情報記憶装置から、該識別情報を送信するステップと、(b) 前記信ステップ(a) により送信された識別情報に対応づけて前記プログラム配信装置に記憶された前記複数の制御装置毎の書換プログラムを配信する配信ステップとを備える。
この発明に係る請求項9記載のプログラム書換システムは、車両に搭載された車載機器を制御プログラムにより制御する少なくとも一つの制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が前記少なくとも一つの制御装置と通信可能に接続されて、前記少なくとも一つの制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換システムであって、少なくとも一部が前記車両に搭載され、前記車両の位置を指示する自車位置情報を生成して前記プログラム配信装置に送信可能に接続される自車位置情報生成部と、前記プログラム配信装置は、仕向け地を特定する識別情報と前記少なくとも一つの制御装置に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段と、前記自車位置情報生成部より送信された自車位置情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した前記自車位置情報に基づき前記識別情報を認識し、認識した前記識別情報に対応づけて前記記憶手段に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの制御装置へ配信する配信手段とを備える。
請求項10の発明は、請求項9記載のプログラム書換システムであって、前記自車位置情報生成部は、前記車両に搭載され、測位機能を有し、該測位機能により得られた測位情報に基づき前記自車位置情報を生成する自車位置測位装置を含む。
請求項11の発明は、請求項10記載のプログラム書換システムであって、前記自車位置情報生成部は、測位機能制御信号を前記自車位置測位装置に送信することにより、前記測位情報を所望の擬似的位置情報に強制的に設定可能な擬似的位置情報設定装置をさらに備える。
請求項12の発明は、請求項9記載のプログラム書換システムであって、前記自車位置情報生成部は、前記車両に搭載され、測位機能を有する所定の携帯端末に接続可能であり、接続時の所定の形態端末から生成される端末測位情報を前記自車位置情報として受信可能な携帯端末用受信手段を備える。
請求項13の発明は、請求項9記載のプログラム書換システムであって、前記自車位置情報生成部は、所望の擬似的位置情報を生成する擬似的位置情報生成装置と、前記車両に搭載され、前記擬似的位置情報を前記自車位置情報として受信可能な擬似的位置情報受信手段とを備える。
この発明に係る請求項14記載のプログラム配信装置は、所定の車両内に搭載された少なくとも一つの外部装置へ制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置であって、仕向け地を特定する識別情報と前記少なくとも一つの外部装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段と、外部から前記所定の車両の位置を指示する自車位置情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した前記自車位置情報に基づき前記識別情報を認識し、認識した前記識別情報に対応づけて前記記憶手段に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの外部装置へ配信する配信手段とを備える。
この発明に係る請求項15記載のプログラム書換方法は、車両における車載機器を制御プログラムにより制御する少なくとも一つの制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が前記少なくとも一つの制御装置と通信可能に接続されて、前記少なくとも一つの制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換方法であって、(a) 前記車両の位置を指示する自車位置情報を受信するステップと、(b) 前記ステップ(a) で受信された前記自車位置情報に基づき仕様を特定する識別情報を認識するステップと、(c) 前記ステップ(b) で認識された前記識別情報に対応づけて前記プログラム配信装置に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの制御装置へ配信するステップとを備える。
本発明にあっては、車載機器を制御する複数の制御装置、及び書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されており、複数の制御装置のうち一の制御装置は、第1記憶手段により仕様を特定する識別情報を記憶し、記憶した識別情報を送信手段により送信する。プログラム配信装置は、識別情報と複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて第2記憶手段に記憶し、受信した識別情報に対応づけて第2記憶手段に記憶された書換プログラムを配信手段により複数の制御装置へ配信する。これにより、仕様を特定する識別情報に基づいて、複数の制御装置の制御プログラムを書換えることができる。
本発明にあっては、車載機器を制御する複数の制御装置、及び書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されており、識別情報記憶装置は、第1記憶手段により仕様を特定する識別情報を記憶し、記憶した識別情報を送信手段により送信する。プログラム配信装置は、識別情報と複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて第2記憶手段に記憶し、受信した識別情報に対応づけて第2記憶手段に記憶された書換プログラムを配信手段により複数の制御装置へ配信する。これにより、複数の制御装置のうちの1つに制御装置に仕様を特定する識別情報を記憶しておかなくてもよく、識別情報記憶装置に記憶した識別情報に基づいて、複数の制御装置の制御プログラムを書換えることができる。
本発明にあっては、仕様を特定する識別情報が、車種、仕向け地、及び搭載機能を特定するものであるため、該識別情報に基づいて、複数の車載機器を夫々制御する複数の制御装置の制御プログラムを書換える書換プログラムを抽出することができる。
請求項1記載の本願発明によれば、車載機器を制御する複数の制御装置、及び書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されており、複数の制御装置のうち一の制御装置は、第1記憶手段により仕様を特定する識別情報を記憶し、記憶した識別情報を送信手段により送信し、プログラム配信装置は、識別情報と複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて第2記憶手段に記憶し、受信した識別情報に対応づけて第2記憶手段に記憶された書換プログラムを配信手段により複数の制御装置へ配信するので、仕様を特定する識別情報に基づいて、複数の制御装置の制御プログラムを書換えることができる。
請求項9記載の本願発明において、プログラム配信装置の配信手段は、自車位置情報生成部より生成される自車位置情報に基づき識別情報を認識し、認識した識別情報に対応づけて記憶手段に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの制御装置へ配信するため、仕向け地を特定する識別情報を直接取得する処理を必要とすることなく、少なくとも一つの制御装置の制御プログラムを仕向け地に対応して書換えることができる。
本発明の実施の形態1に係るプログラム書換システムの構成を示すブロック図である。 図1の仕様を管理するECU−Aの構成を示すブロック図である。 図1のECU−Bの構成を示すブロック図である。 図1の外部配信装置の構成を示すブロック図である。 プログラム管理テーブルの一例を示す図表である。 外部配信装置における書換処理の手順を示すフローチャートである。 ECU−Aにおける書換処理の手順を示すフローチャートである。 搭載機能の更新状況に基づいて提供される書換プログラムについて説明するための模式図である。 本発明の実施の形態2に係るプログラム書換システムの構成を示すブロック図である。 図9の仕様管理装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3であるプログラム書換システム100Aの構成を示すブロック図である。 図11で示した外部配信装置におけるプログラム管理テーブルの一例を示す図表である。 図11で示した外部配信装置における書換処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4であるプログラム書換システム100Bの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5であるプログラム書換システム100Cの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6であるプログラム書換システム100Dの構成を示すブロック図である。 実施の形態3〜実施の形態6のプログラム書換システム100A〜100Dに全体におけるECU−A1の制御プログラムの書換処理の流れを示す模式図である。
<実施の形態1>
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るプログラム書換システム100の構成を示すブロック図であり、図2は、図1の仕様を管理するECU−A1の構成を示すブロック図であり、図3は、図1のECU−B2の構成を示すブロック図であり、図4は、図1の外部配信装置3の構成を示すブロック図である。プログラム書換システム100は、車両101に搭載される車載制御装置であるECU−A1、ECU−B2等の複数のECUと、LANインタフェース(以下、LAN I/Fと表記する)4によって車載LANに接続され、ECUへ書換プログラムを配信する外部配信装置3を備える。ECU−A1は、車内照明71、警報器72、及びヘッドライト73等を制御し、ECU−B2は、カーナビゲーション装置74、テレビジョン装置(以下、TV装置と表記する)75、及びラジオ装置76等を制御する。ECU−A1及びECU−B2等の複数のECUは、車載LANによって接続されており、相互に通信接続してデータを交換することができる。
ECU−A1は、CPU(Central Processor Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM12、通信インタフェース(以下、通信I/Fと表記する)13及び入出力インタフェース(以下、入出力I/Fと表記する)14等を備えている。車内照明71、警報器72、及びヘッドライト73等の車載機器は、ECU−A1の入出力I/F14にケーブルなどを介して接続されている。入出力I/F14は、これらの車載機器との間で信号の入出力を行うことができ、CPU10から与えられた動作命令などを各車載機器へ出力すると共に、各車載機器から入力された情報をCPU10へ与える。
車内照明71に関して、例えば、乗員によって操作される操作スイッチのオン/オフ信号、及びドアの開閉信号等がECU−A1に入力され、これらの信号に基づいて、ECU−A1が車内照明71を点灯/消灯する車内照明機能に関する制御を行う。警報器72に関しては、例えば、盗難防止等の警報機能を搭載する場合、ECU−A1は、キーに拠らずにドアが開になったりエンジンがかけられたりする事象が発生するか否かを、各種センサからの情報により判定し、該事象が発生したときに警報器72を吹鳴させる制御を行う。また、ヘッドライト73に関しては、自動点灯機能を搭載する場合、車両外部の光量を検出する光センサからの情報に基づいてヘッドライト73を自動で点灯/消灯する制御を行う。
CPU10は、ROM12に予め記憶された制御プログラム60を読み出して実行することにより、入出力I/F14に接続された車載機器に対して上述のような制御処理を行う。また、CPU10は、制御処理を行う過程の演算などにおいて発生した一時的なデータをRAM11に記憶しながら処理を進める。RAM11は、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子で構成されており、CPU10の処理過程で発生する種々のデータ等を一時的に記憶する。ROM12は、例えば、フラッシュROM(flash ROM,フラッシュメモリ(flash memory)とも呼ばれる)等の書換え可能な不揮発性のメモリ素子で構成される。ROM12には、制御プログラム60、制御プログラム60を書換える際の制御処理を行う書換処理プログラムA61、車両101の仕様を特定する識別情報である仕様ID62が予め記憶されている。
ここで、同一の車両名称に属する車両に関して、排気量及びエンジンを含む駆動系の部品構成等でランク付けされた車種、車両の仕向け地、並びにオプション仕様などによる搭載機能によって、複数の仕様が設定されているものとし、上述の仕様ID62は、複数の仕様のうちの1つの仕様を特定する識別情報である。
書換処理プログラムA61は、プログラム配信装置である外部配信装置3からの仕様ID62の出力要求に応じて、仕様ID62を外部配信装置3へ送出する処理、外部配信装置3から送られてくる書換プログラムをRAM11に書き込む処理、RAM11に書き込んだ書換プログラムに処理を渡し書換えを開始させる処理等を行うプログラムである。
通信I/F13は、車両101に搭載された他のECUに車載LANを介して接続されており、CAN(Controller Area Network)などのプロトコルに従って他のECUとデータの送受信を行う。通信I/F13は、CPU10から与えられたデータを送信し、他のECUから受信したデータをCPU10へ与える。これによりECU−A1は、他のECUに接続された車載機器から得られる情報を通信I/F13の通信によって取得することができると共に、他のECUに接続された車載機器への動作命令などを送信して制御することができる。
ECU−B2は、CPU20、RAM21、ROM22、通信I/F23及び入出力I/F24等を備えている。カーナビゲーション装置74、TV装置75、及びラジオ装置76等の車載機器は、ECU−B2の入出力I/F24にケーブルなどを介して接続されている。入出力I/F24は、これらの車載機器との間で信号の入出力を行うことができ、CPU20から与えられた動作命令などを各車載機器へ出力すると共に、各車載機器から入力された情報をCPU20へ与える。
ECU−B2は、例えば液晶タッチパネルなどによる操作表示部(図示略)を有し、操作表示部において乗員により操作された操作信号を受け付け、CPU20は、該操作信号に基づいて、カーナビゲーション装置74、TV装置75、及びラジオ装置76に関する各操作画面を適宜切り替えて操作表示部に表示する制御処理を行い、スピーカー(図示略)への音声出力を切り替える制御処理等を行う。また、CPU20は、走行状態において安全のため、操作表示部上での乗員による操作ができないように、操作用の各機能ボタンを無効にする制御処理なども行う。なお、カーナビゲーション装置74、TV装置75、及びラジオ装置76それぞれの機能自体は公知であり、簡便のため説明を省略する。
CPU20は、ROM22に予め記憶された制御プログラム63を読み出して実行することにより、入出力I/F24に接続された車載機器に対して上述のような制御処理を行う。また、CPU20は、制御処理を行う過程の演算などにおいて発生した一時的なデータをRAM21に記憶しながら処理を進める。RAM21は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成されており、CPU20の処理過程で発生する種々のデータ等を一時的に記憶する。ROM22は、例えば、フラッシュROM等の書換え可能な不揮発性のメモリ素子で構成される。ROM22には、制御プログラム63、制御プログラム63を書換える際の制御処理を行う書換処理プログラムB64が予め記憶されている。
書換処理プログラムB64は、外部配信装置3から送られてくる書換プログラムをRAM21に書き込む処理、RAM21に書き込んだ書換プログラムに処理を渡し、書換えを開始させる処理等を行うプログラムである。なお、通信I/F23は、ECU−A1が有する通信I/F13と同等であるため説明を省略する。
外部配信装置3は、CPU30、RAM31、ROM32、記憶装置33、操作表示部34、及び通信I/F35等を備えている。外部配信装置3は、ECUの制御プログラムを書換えるときに通信I/F35によりLAN I/F4に接続され、CANなどのプロトコルに従って車両101に搭載された複数のECUとの間でデータの送受信を行う。
CPU30は、ROM32に予め記憶された制御プログラム65を読み出して実行することにより、ECU−A1から仕様ID62を取得し、車両101に搭載された複数のECUに対して、各ECUの制御プログラムを書換える書換プログラムを配信する配信手段として機能する。また、CPU30は、制御処理を行う過程の演算などにおいて発生した一時的なデータをRAM31に記憶しながら処理を進める。RAM31は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成されており、CPU30の処理過程で発生する種々のデータ等を一時的に記憶する。ROM32は、例えば、フラッシュROM等の書換え可能な不揮発性のメモリ素子で構成される。
記憶装置33は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disk)−ROM、SD(Secure Digital)メモリ、USB(Universal Serial Bus)メモリ等であり、プログラム管理テーブル66、書換プログラムファイルデータベース(以下、書換プログラムファイルDBと表記する)67を記憶している。図5は、プログラム管理テーブル66の一例を示す図表である。図5(a) はECU−A1に関するテーブル、図5(b) はECU−B2に関するテーブルをそれぞれ示している。プログラム管理テーブル66は、仕様ID62に対応する各ECUの書換プログラムファイル名を記述したテーブルである。例えば、仕様ID62が「2」である場合には、車両101の仕様は、仕向け地が米国であり、車内照明機能、警報機能、自動点灯機能を有し、カーナビゲーション装置74、TV装置75、ラジオ装置76を装備しており、ECU−A1の制御プログラム60を書換えるための書換プログラムは書換プログラムファイル(#121)であり、ECU−B2の制御プログラム63を書換えるための書換プログラムは書換プログラムファイル(#221)である。
書換プログラムファイルDB67は、プログラム管理テーブル66に記述された書換プログラムファイルを格納したデータベースである。具体的には、ECU−A1用の書換プログラムファイル(#111)等、及びECU−B2用の書換プログラムファイル(#211)等が書換プログラムファイルDB67に格納されている。
操作表示部34は、例えば液晶タッチパネル等であり、画面上に操作画面を表示し、作業員による操作入力信号を受け付ける。例えば、操作表示部34は、通信I/F35がLAN I/F4に接続された後、車両101に搭載されたECUと通信可能状態になったこと、及び書換え作業の開始ボタンを表示し、作業員による開始ボタンへのタッチを受け付け、書換え作業の進捗状況等を表示する。
次に、プログラム書換システム100による各ECUの制御プログラムを書換える書換処理について説明する。図6は、外部配信装置3における書換処理の手順を示すフローチャートであり、図7は、ECU−A1における書換処理の手順を示すフローチャートである。外部配信装置3のCPU30は、以下に説明する一連の書換処理を制御プログラム65により実行する。CPU30は、通信I/F35がLAN I/F4に接続され、車両101に搭載されたECUと通信可能状態になった後、仕様ID62の送出を要求する仕様ID要求を通信I/F35からECU−A1へ送信する(ステップS11)。外部配信装置3は、仕様ID要求に対してECU−A1から送信される仕様ID62を通信I/F35により受信する(ステップS12)。
受信した仕様ID62は、RAM31に書き込まれ、CPU30は、RAM31に書き込まれた仕様ID62を読み出し、仕様ID62に対応する書換プログラムをプログラム管理テーブル66から抽出する(ステップS13)。例えば、CPU30は、仕様ID62が「2」である場合、ECU−A1用として書換プログラムファイル(#121)を抽出し、ECU−B2用として書換プログラムファイル(#221)を抽出する(図5参照)。外部配信装置3のCPU30は、抽出した書換プログラムを書換プログラムファイルDB67から読み出し、通信I/F35からECU−A1及びECU−B2へ配信する(ステップS14)。上述の例では、外部配信装置3は、ECU−A1へ書換プログラムファイル(#121)を送信し、ECU−B2へ書換プログラムファイル(#221)を送信する。
一方、ECU−A1は、書換処理プログラムA61による処理に基づき一連の書換処理を実行する。ECU−A1のCPU10は、ステップS11により送信された仕様ID要求を通信I/F13によって受信し(ステップS21)、ROM12から仕様ID62を読み出す。CPU10は、読み出した仕様ID62を通信I/F13から外部配信装置3へ送信する(ステップS22)。ECU−A1は、送信した仕様ID62に基づいて外部配信装置3がステップS14により送信する書換プログラムを通信I/F13により受信し、RAM11に書き込んで記憶する(ステップS23)。上述の例では、外部配信装置3から送信される書換プログラムファイル(#121)をRAM11に記憶することになる。書換処理プログラムA61は、RAM11に記憶した書換プログラムに処理を渡し、CPU10は、RAM11に記憶した書換プログラムを実行することにより、制御プログラム60を書換える(ステップS24)。
また、ECU−B2では、書換処理プログラムB64による処理に基づき一連の書換処理を実行するが、ECU−B2における処理は、図7に示す手順のうちステップS21及びステップS22が省略され、ステップS23及びステップS24を実行するものである。すなわち、ECU−B2は、ECU−A1が送信した仕様ID62に基づいて外部配信装置3がステップS14により送信する書換プログラムを通信I/F23により受信し、RAM21に書き込んで記憶する(ステップS23)。上述の例では、外部配信装置3から送信される書換プログラムファイル(#221)をRAM21に記憶することになる。書換処理プログラムB64は、RAM21に記憶した書換プログラムに処理を渡し、CPU20は、RAM21に記憶した書換プログラムを実行することにより、制御プログラム63を書換える(ステップS24)。
以上のように、本実施の形態においては、車載機器を制御するECU−A1及びECU−B2等の複数のECU、及び書換プログラムを配信する外部配信装置3が通信可能に接続され、ECU−A1のROM12に仕様を特定する識別情報である仕様ID62を記憶し、書換処理プログラムA61によるステップS22の処理にてROM12に記憶した仕様ID62を外部配信装置3へ送信する。外部配信装置3は、仕様ID62と複数のECU毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶するプログラム管理テーブル66を有し、ECU−A1から送信された仕様ID62を制御プログラム65によるステップS12の処理にて受信し、ステップS14にて、受信した仕様ID62に対応づけて記憶された書換プログラムをECU−A1及びECU−B2ごとに抽出し、ECU−A1及びECU−B2へ配信する。ECU−A1及びECU−B2は、送られてきた書換プログラムに基づいて、それぞれ制御プログラムを書換える。これにより、仕様を特定する識別情報である仕様ID62に基づいて、複数のECUの制御プログラムを書換えることができる。仕様ID62は、車両101に搭載された1つのECUにおいて記憶しておけばよく、外部配信装置3と複数のECUとの間での識別情報の送受信は1度で済み、手間がかからない。また、各ECU内には、他の仕向け地用の制御プログラム等を記憶しておく必要がないので、余分なデータ記憶領域を設けなくても良い。なお、仕様ID62自体の誤りや通信エラーによる誤認識を防ぐために、2台又は3台以上のECUに仕様ID62を記憶させておき、外部配信装置3で2台又は3台以上のECUから仕様ID62を取得して、一致しているか検証するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、仕様ID62を、車種、仕向け地、及び搭載機能を特定するものであるとすることにより、該仕様ID62に基づいて、複数の車載機器をそれぞれ制御する複数のECUの制御プログラムを書換える書換プログラムを抽出することができる。
また、図8に示すように、ECUが制御を行う搭載機能ごとの更新状況に基づいて、更新が必要な機能についてのみ部分的に制御プログラムを書換えるようにしてもよい。図8は、搭載機能の更新状況に基づいて提供される書換プログラムについて説明するための模式図である。図8では、仕様ID62が「2」である車両101におけるECU−A1について、車内照明機能及び自動点灯機能は更新されておらず、警報機能が更新されている場合を考慮している。この場合、書換プログラムファイル(#321)は、ECU−A1の制御プログラム60のうち、警報機能に関する部分を書換えるものであればよく、書換プログラムのプログラムサイズを小さくすることができるとともに、書換え作業に要する時間を短縮することができる。
<実施の形態2>
図9は、本発明の実施の形態2に係るプログラム書換システム100の構成を示すブロック図であり、図10は、図9の仕様管理装置5の構成を示すブロック図である。実施の形態2に係るプログラム書換システム100は、車両101に搭載される車載制御装置であるECU−A1、ECU−B2等の複数のECUと、仕様管理装置5と、LAN I/F4によって車載LANに接続され、ECUへ書換プログラムを配信する外部配信装置3を備える。
実施の形態2におけるECU−A1は、ROM12に仕様ID62を記憶しておらず、さらに書換処理プログラムA61の代わりに書換処理プログラムB64を記憶している点で、実施の形態1におけるECU−A1と相違する。ただし、ECU−A1は、車載機器の制御する機能に関しては、実施の形態1におけるECU−A1と同様に車内照明71、警報器72、及びヘッドライト73等を制御する(図2参照)。実施の形態2におけるECU−B2は、実施の形態1におけるECU−B2と同等である。
仕様管理装置5は、実施の形態1においてECU−A1に記憶していた仕様ID62をECU−A1に代わって記憶する装置である。仕様管理装置5は、CPU50、RAM51、ROM52、通信I/F53を備えている。CPU50は、ROM52に予め記憶された制御プログラム68を読み出して実行することにより、各ECUの制御プログラムの書換処理を行う。また、CPU50は演算処理などにおいて発生した一時的なデータをRAM51に記憶しながら処理を進める。RAM51は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成されており、CPU50の処理過程で発生する種々のデータ等を一時的に記憶する。
ROM52は、例えば、フラッシュROM等の書換え可能な不揮発性のメモリ素子で構成される。ROM52には、制御プログラム68、車両101の仕様を特定する識別情報である仕様ID62が予め記憶されている。ここで、同一の車両名称に属する車両に関して、排気量及びエンジンを含む駆動系の部品構成等でランク付けされた車種、車両の仕向け地、並びにオプション仕様などによる搭載機能によって、複数の仕様が設定されているものとし、上述の仕様ID62は、複数の仕様のうちの1つの仕様を特定する識別情報である。
次に、プログラム書換システム100によって各ECUの制御プログラムを書換える書換処理について、図6及び図7に基づいて説明する。外部配信装置3のCPU30は、以下に説明する一連の書換処理を制御プログラム65により実行する。CPU30は、通信I/F35がLAN I/F4に接続され、車両101に搭載されたECUと通信可能状態になった後、仕様ID62の送出を要求する仕様ID要求を通信I/F35から仕様管理装置5へ送信する(ステップS11)。外部配信装置3は、仕様ID要求に対して仕様管理装置5から送信される仕様ID62を通信I/F35により受信する(ステップS12)。
受信した仕様ID62は、RAM31に書き込まれ、CPU30は、RAM31に書き込まれた仕様ID62を読み出し、仕様ID62に対応する書換プログラムをプログラム管理テーブル66から抽出する(ステップS13)。例えば、CPU30は、仕様ID62が「2」である場合、ECU−A1用として書換プログラムファイル(#121)を抽出し、ECU−B2用として書換プログラムファイル(#221)を抽出する(図5参照)。外部配信装置3のCPU30は、抽出した書換プログラムを書換プログラムファイルDB67から読み出し、通信I/F35からECU−A1及びECU−B2へ配信する(ステップS14)。上述の例では、外部配信装置3は、ECU−A1へ書換プログラムファイル(#121)を送信し、ECU−B2へ書換プログラムファイル(#221)を送信する。
仕様管理装置5は、制御プログラム68による処理に基づき書換処理を実行するが、仕様管理装置5における処理は、図7に示す手順のうちステップS23及びステップS24が省略され、ステップS21及びステップS22を実行するものである。すなわち、仕様管理装置5のCPU50は、ステップS11により送信された仕様ID要求を通信I/F53によって受信し(ステップS21)、ROM52から仕様ID62を読み出す。CPU50は、読み出した仕様ID62を通信I/F53から外部配信装置3へ送信する(ステップS22)。
ECU−A1は、ROM12に記憶した書換処理プログラムB64による処理に基づき一連の書換処理を実行するが、ECU−A1における処理は、図7に示す手順のうちステップS21及びステップS22が省略され、ステップS23及びステップS24を実行するものである。すなわち、ECU−A1は、仕様ID62に基づいて外部配信装置3がステップS14により送信する書換プログラムを通信I/F13により受信し、RAM11に書き込んで記憶する(ステップS23)。上述の例では、外部配信装置3から送信される書換プログラムファイル(#121)をRAM11に記憶することになる。書換処理プログラムB64は、RAM11に記憶した書換プログラムに処理を渡し、CPU10は、RAM11に記憶した書換プログラムを実行することにより、制御プログラム63を書換える(ステップS24)。なお、ECU−B2についても、ECU−A1と同様の処理手順となるので、簡便のため説明を省略する。
以上のように、本実施の形態においては、車載機器を制御するECU−A1及びECU−B2等の複数のECU、及び書換プログラムを配信する外部配信装置3が通信可能に接続され、仕様管理装置5のROM52に仕様を特定する識別情報である仕様ID62を記憶し、制御プログラムA68によるステップS22の処理にてROM52に記憶した仕様ID62を外部配信装置3へ送信する。外部配信装置3は、仕様ID62と複数のECU毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶するプログラム管理テーブル66を有し、仕様管理装置5から送信された仕様ID62を制御プログラム65によるステップS12の処理にて受信し、ステップS14にて、受信した仕様ID62に対応づけて記憶された書換プログラムをECU−A1及びECU−B2ごとに抽出し、ECU−A1及びECU−B2へ配信する。ECU−A1及びECU−B2は、送られてきた書換プログラムに基づいて、それぞれ制御プログラムを書換える。これにより、仕様を特定する識別情報である仕様ID62に基づいて、複数のECUの制御プログラムを書換えることができる。仕様ID62は、車両101に搭載された仕様管理装置5において記憶しておけばよく、複数のECUのうちの1つのECUに、仕様ID62や書換処理プログラムA61を記憶しておく必要がない。また、外部配信装置3と仕様管理装置5との間での識別情報の送受信は1度で済み、手間がかからない。また、各ECU内には、他の仕向け地用の制御プログラム等を記憶しておく必要がないので、余分なデータ記憶領域を設けなくても良い。なお、仕様ID62自体の誤りや通信エラーによる誤認識を防ぐために、仕様管理装置5以外のECUに仕様ID62を記憶させておき、外部配信装置3で複数の仕様ID62を取得して、一致しているか検証するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、仕様ID62を、車種、仕向け地、及び搭載機能を特定するものであるとすることにより、該仕様ID62に基づいて、複数の車載機器をそれぞれ制御する複数のECUの制御プログラムを書換える書換プログラムを抽出することができる。
<実施の形態3>
図11はこの発明の実施の形態3であるプログラム書換システム100Aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、プログラム書換システム100Aは、車両101Aに搭載される車載制御装置であるECU−A1、ECU−B2等の複数のECUと、LAN I/F4によって車載LANに接続され、ECUへ書換プログラムを配信する外部配信装置3Aを備える。
実施の形態3におけるECU−A1は、ROM12に仕様ID62を記憶しておらず、さらに書換処理プログラムA61の代わりに書換処理プログラムB64を記憶している点で、実施の形態2におけるECU−A1と同じであり、実施の形態1におけるECU−A1と相違する。ただし、ECU−A1は、車載機器の制御する機能に関しては、実施の形態1におけるECU−A1と同様に車内照明71、警報器72、及びヘッドライト73等を制御する(図2参照)。実施の形態2におけるECU−B2は、実施の形態1におけるECU−B2と同等である。
プログラム配信装置である外部配信装置3Aは図4で示した実施の形態1の外部配信装置3と同様なハードウェア構成を呈している。ただし、後述するが、各ECUの制御プログラムを書換える書換処理内容及びプログラム管理テーブル66の内容等のソフトウェア部分が異なる。
車両101Aはナビゲーション装置6及びGPS(Global Positioning System)(レシーバ)8からなる自車位置測位装置を内部に搭載している。すなわち、上記自車位置測位装置は測位機能(GPS8)を有し、該測位機能により得られた測位情報(絶対緯度及び経度情報等)に基づき、車両101Aの位置を指示する自車位置情報S6を図示しない入出力I/F(図3の入出力I/F24に相当)等を介して車載LAN上に伝送可能に接続される。なお、ナビゲーション装置6として図3で示したカーナビゲーション装置74を用いる等の態様が考えられる。
自車位置情報S6は例えばナビゲーション装置6から所定時間毎に繰り返し車載LAN上に伝送される。すなわち、車両101Aに搭載されたナビゲーション装置6はLAN I/F4に接続された外部配信装置3に自車位置情報S6の送信が可能である。したがって、外部配信装置3AはLAN I/F4への接続時に自車位置情報S6を受信手段である通信I/F35を介して所定時間毎に受信することができる。
図12は、外部配信装置3Aにおけるプログラム管理テーブル66(図4参照)の一例(ECU−A1用)を示す図表である。同図に示すように、プログラム管理テーブル66は、仕向け地を特定する仕様IDに対応するECU−A1の書換プログラムファイル名を記述したテーブルである。すなわち、本実施の形態及び以降の実施の形態4〜実施の形態6においては仕様IDを仕向け地を特定する識別情報としている点が、実施の形態1及び実施の形態2の仕様ID62と異なる。
図12を参照して、例えば、仕様IDが「2」である場合には、車両101Aの仕様は、仕向け地が米国(東)であり、この時の自車位置の経度/緯度はyyy付近であることを示しており、ECU−A1の制御プログラム60を書換えるための書換プログラムは書換プログラムファイル(#21)となる。
書換プログラムファイルDB67(図4参照)は、プログラム管理テーブル66に記述された書換プログラムファイルを格納したデータベースである。具体的には、ECU−A1用の書換プログラムファイル(#11,#21)等、及びECU−B2用の書換プログラムファイル(図12では図示せず)等が書換プログラムファイルDB67に格納されている。
次に、実施の形態3のプログラム書換システム100Aによる各ECUの制御プログラムを書換える書換処理について説明する。図13は、外部配信装置3Aにおける書換処理の手順を示すフローチャートである。外部配信装置3AのCPU30は、以下に説明する一連の書換処理を制御プログラム65により実行する。CPU30は、通信I/F35がLAN I/F4に接続され、車両101に搭載されたECU及びナビゲーション装置6と通信可能状態になった後、書換処理を実行する。なお、以下ではECU−A1に対する書換処理に着目して説明しているが、実施の形態1及び実施の形態2と同様にECU−B2に対する書換処理も併せて実行している。
図13を参照して、外部配信装置3Aが車両101AのLAN I/F4に接続されると、ナビゲーション装置6から所定時間毎に送信される自車位置情報S6を、通信I/F35により受信する(ステップS31)。
受信した自車位置情報S6は、RAM31に書き込まれ、CPU30は、RAM31に書き込まれた自車位置情報S6を読み出し、プログラム管理テーブル66を参照して、自車位置情報S6に対応する仕向け地を特定する仕様IDを認識する(ステップS32)。
認識した仕様IDは、RAM31に書き込まれ、CPU30は、RAM31に書き込まれた仕様IDを読み出し、仕様IDに対応する書換プログラムをプログラム管理テーブル66から抽出する(ステップS33)。例えば、CPU30は、仕様IDが「2」である場合、ECU−A1用として書換プログラムファイル(#21)を抽出する(図12参照)。外部配信装置3AのCPU30は、抽出した書換プログラムを書換プログラムファイルDB67から読み出し、通信I/F35からECU−A1へ配信する(ステップS14)。上述の例では、外部配信装置3Aは、ECU−A1へ書換プログラムファイル(#11)を送信する。
このように、外部配信装置3Aにおいて、CPU30は、通信I/F35を用いながら制御プログラム65を実行することにより、受信手段でもある通信I/F35により受信した自車位置情報S6に基づき仕様ID(識別情報)を認識し、認識した仕様IDに対応づけて記憶装置33の書換プログラムファイルDB67に記憶された書換プログラムをECU−A1へ配信する配信手段として機能する。
ECU−A1は、ROM12に記憶した書換処理プログラムB64による処理に基づき一連の書換処理を実行するが、ECU−A1における処理は、図7に示す手順のうちステップS21及びステップS22が省略され、ステップS23及びステップS24を実行するものである。すなわち、ECU−A1は、外部配信装置3AがステップS34により送信する書換プログラムを通信I/F13により受信し、RAM11に書き込んで記憶する(ステップS23)。上述の例では、外部配信装置3Aから送信される書換プログラムファイル(#21)をRAM11に記憶することになる。書換処理プログラムB64は、RAM11に記憶した書換プログラムに処理を渡し、CPU10は、RAM11に記憶した書換プログラムを実行することにより、制御プログラム63を書換える(ステップS24)。なお、ECU−B2についても、ECU−A1と同様の処理手順となるので、簡便のため説明を省略する。
以上のように、本実施の形態においては、車載機器を制御するECU−A1及びECU−B2等の複数のECU、ナビゲーション装置6及び書換プログラムを配信する外部配信装置3Aが通信可能に接続され、自車位置情報S6を外部配信装置3Aへ送信する。外部配信装置3Aは、受信した自車位置情報S6に基づき仕様ID(仕向け地を特定)を認識し、認識した仕様IDに対応づけて記憶された書換プログラムをECU−A1及びECU−B2ごとに抽出し、ECU−A1及びECU−B2へ配信する。
ECU−A1及びECU−B2は、送られてきた書換プログラムに基づいて、それぞれ制御プログラムを書換える。これにより、仕向け地を特定する識別情報である仕様IDに基づいて、複数のECUの制御プログラムを書換えることができる。
仕様ID自体は、外部配信装置3Aが自車位置情報S6に基づき自動的に認識するため、車両101A側で記憶させる必要はないため、車両101A側の装置構成及びデータ領域の簡略化を図ることができる。
加えて、各ECU内には、他の仕向け地用の制御プログラム等を記憶しておく必要がないので、余分なデータ記憶領域を設けなくても良い。
また、本実施の形態においては、仕様IDを、仕向け地を特定するものであるとすることにより、該仕様IDに基づいて、複数の車載機器をそれぞれ制御する複数のECUの制御プログラムを書換える書換プログラムを抽出することができる。
また、実施の形態3においても、実施の形態1と同様、図8に示すように、ECUが制御を行う搭載機能ごとの更新状況に基づいて、更新が必要な機能についてのみ部分的に制御プログラムを書換えるようにしてもよい。
上述したように、実施の形態3のプログラム書換システム100Aにおいて、プログラム配信装置である外部配信装置3Aの配信手段(通信I/F35を用いて制御プログラム65を実行するCPU30)は、ナビゲーション装置6より生成される自車位置情報S6に基づき仕様IDを認識し(ステップS32)、認識した仕様IDに対応づけて記憶装置33に記憶された書換プログラムをECU−A1及びECU−B2へそれぞれ配信する(ステップS33及びS34)。このため、仕向け地を特定する仕様IDを直接取得する処理を必要とすることなく、ECU−A1及びECU−B2それぞれの制御プログラムを仕向け地に対応して書換えることができる。
加えて、GPS8による測位機能を有するナビゲーション装置6は車両に一般的に搭載されるため、車両101A側は比較的簡単な構成で済ますことができる。
さらに、外部配信装置3Aの上記配信手段は、所定の車両である車両101Aの位置を指示する自車位置情報S6に基づき仕様IDを認識し、認識した仕様IDに対応づけて記憶装置33に記憶された書換プログラムを外部装置であるECU−A1及びECU−B2それぞれへ配信する。このため、仕向け地を特定する仕様IDを直接受信する処理を必要とすることなく、外部装置であるECU−A1及びECU−B2の制御プログラムを仕向け地に対応して書換えることができる。
<実施の形態4>
図14はこの発明の実施の形態4であるプログラム書換システム100Bの構成を示すブロック図である。同図に示すように、プログラム書換システム100Bは、車両101Bに搭載される車載制御装置であるECU−A1、ECU−B2等の複数のECUと、LAN I/F4によって車載LANに接続され、ECUへ書換プログラムを配信する外部配信装置3Aを備える。
なお、ECU−A1及びECU−B2は、図11で示した実施の形態3のECU−A1及びECU−B2と同様な構成を呈している。ただし、車両101Bは、図3に示すカーナビゲーション装置74のような測位情報生成部を有していない。
外部配信装置3Aは図4で示した実施の形態1の外部配信装置3と同様なハードウェア構成を呈している。ただし、各ECUの制御プログラムを書換える書換処理内容及びプログラム管理テーブル66の内容等は異なり、実施の形態3と同様なソフトウェア部分を有している。
車両101Bは内部にGPS等の測位機能を内蔵した汎用携帯端末7が接続可能な携帯端末用I/F44を内部に搭載している。携帯端末用I/F44は汎用携帯端末7を接続可能であり、汎用携帯端末7の接続時に、汎用携帯端末7から出力される端末位置情報S7(汎用携帯端末7の絶対緯度及び経度情報等)を自車位置情報S44として車載LAN上に伝送することができる。なお、汎用携帯端末7と携帯端末用I/F44との接続形態は有線でも無線でも構わない。ただし、汎用携帯端末7が車両101Bに近接していることが望ましい。
自車位置情報S44は例えば汎用携帯端末7から携帯端末用I/F44を介して所定時間置きに繰り返し車載LAN上に伝送される。
すなわち、携帯端末用I/F44はLAN I/F4に接続された外部配信装置3に自車位置情報S44の通信が可能となる。すなわち、携帯端末用I/F44は、LAN I/F4に接続された外部配信装置3Aに自車位置情報S44の送信が可能である。したがって、外部配信装置3AはLAN I/F4への接続時に自車位置情報S44を通信I/F35を介して所定時間毎に受信することができる。
実施の形態4のプログラム書換システム100Bによる各ECUの制御プログラムを書換える書換処理は、実施の形態3のプログラム書換システム100Aとほぼ同様に行われる。
異なる点は、汎用携帯端末7を携帯端末用I/F44に接続することが書換処理実行の前提条件となる点、外部配信装置3Aに送信する自車位置情報がナビゲーション装置6による自車位置情報S6から、汎用携帯端末7から携帯端末用I/F44を介して得られる自車位置情報S44に置き換わる点である。
以上のように、実施の形態4のプログラム書換システム100Bは、実施の形態3と同様に、自車位置情報S44に基づきECU−A1及びECU−B2それぞれの制御プログラムを書き換えることができ、実施の形態3と同様の効果を奏する。
加えて、実施の形態4のプログラム書換システム100Bは、GPS等の測位機能を有する汎用携帯端末7(所定の携帯端末)を利用することにより、車両101Bは測位機能を有さない構成であっても、ECU−A1及びECU−B2の制御プログラムを仕向け地に対応して書換えることができる効果を奏する。
<実施の形態5>
図15はこの発明の実施の形態5であるプログラム書換システム100Cの構成を示すブロック図である。同図に示すように、プログラム書換システム100Cは、車両101Aに搭載される車載制御装置であるECU−A1、ECU−B2等の複数のECUと、LAN I/F4によって車載LANに接続され、ECUへ書換プログラムを配信する外部配信装置3Aを備える。
なお、ECU−A1及びECU−B2は、図11で示した実施の形態3のECU−A1及びECU−B2と同様な構成を呈している。外部配信装置3Aは図4で示した実施の形態1の外部配信装置3Aと同様なハードウェア構成を呈している。ただし、各ECUの制御プログラムを書換える書換処理内容及びプログラム管理テーブル66の内容等は異なり、実施の形態3及び実施の形態4と同様なソフトウェア部分を有している。
車両101Aは実施の形態3と同様に、ナビゲーション装置6及びGPS(レシーバ)8からなる自車位置測位装置を内部に有している。
さらに、プログラム書換システム100Cは車両101A外に設けられる擬似的位置情報生成装置9Xを有している。
擬似的位置情報設定装置9XはGPS制御信号S9X(測位機能制御信号)をGPS8に送信することにより、GPS8より得られる測位情報を所望の擬似的位置情報に強制的に設定することができる。なお、GPS制御信号S9Xの内容は適宜可変設定することができる。
すなわち、擬似的位置情報設定装置9XからのGPS制御信号S9XをGPS8が受信すると、車両101Aの実際の所在位置に関係なく、GPS8より得られる測位情報はGPS制御信号S9Xによって制御されることにより、擬似的位置情報を指示する自車位置情報S6がナビゲーション装置6から出力される。
自車位置情報S6は所定時間置きに繰り返し車載LAN上に伝送され、外部配信装置3AはLAN I/F4への接続時に自車位置情報S6を通信I/F35を介して所定時間毎に受信することができる。
実施の形態5のプログラム書換システム100Cによる各ECUの制御プログラムを書換える書換処理は、実施の形態3のプログラム書換システム100Aとほぼ同様に行われる。
異なる点は、擬似的位置情報設定装置9XからのGPS制御信号S9Xの制御によって最終的に自車位置情報S6が所望の擬似的位置情報に設定されていることが、書換処理実行の前提条件となる点である。
以上のように、実施の形態5のプログラム書換システム100Cは、実施の形態3と同様に、自車位置情報S6に基づきECU−A1及びECU−B2それぞれの制御プログラムを書き換えることができ、実施の形態3と同様の効果を奏する。
加えて、実施の形態5のプログラム書換システム100Cは、擬似的位置情報設定装置9Xを備えることにより、車両101Aの所在位置に関係なく、所望の擬似的位置情報に合致する仕向け地を特定する仕様IDに対応する制御プログラムの書換処理をECU−A1及びECU−B2に対して行うことができる効果を奏する。
<実施の形態6>
図16はこの発明の実施の形態6であるプログラム書換システム100Dの構成を示すブロック図である。同図に示すように、プログラム書換システム100Dは、車両101Cに搭載される車載制御装置であるECU−A1、ECU−B2等の複数のECUと、LAN I/F4によって車載LANに接続され、ECUへ書換プログラムを配信する外部配信装置3Aを備える。
なお、ECU−A1及びECU−B2は、図11で示した実施の形態3のECU−A1及びECU−B2と同様な構成を呈している。ただし、車両101Cは、図3に示すカーナビゲーション装置74のような測位情報生成部を有していない。外部配信装置3Aは図4で示した実施の形態1の外部配信装置3Aと同様なハードウェア構成を呈している。ただし、各ECUの制御プログラムを書換える書換処理内容及びプログラム管理テーブル66の内容等は異なり、実施の形態3〜実施の形態5と同様なソフトウェア部分を有している。
車両101Cは擬似的位置情報生成装置9Yが接続可能な外部装置用I/F45を内部に搭載している。外部装置用I/F45は擬似的位置情報生成装置9Yの接続時に、擬似的位置情報生成装置9Yから出力される擬似的位置情報S9Yをそのまま自車位置情報S45として車載LAN上に伝送することができる。なお、擬似的位置情報生成装置9Yと外部装置用I/F45との接続形態は有線でも無線でも構わない。
擬似的位置情報生成装置9Yは所望の擬似的位置情報である擬似的位置情報S9Yを外部装置用I/F45に送信することができる。なお、擬似的位置情報S9Yの内容は適宜可変設定することができる。
すなわち、車両101Cの実際の所在位置に関係なく、擬似的位置情報生成装置9Yからの擬似的位置情報S9Yによって自車位置情報S45が車載LANN上に出力される。
自車位置情報S45は所定時間置きに繰り返し車載LAN上に伝送されるため、外部装置用I/F45はLAN I/F4に接続された外部配信装置3Aに自車位置情報S45の送信が可能となる。したがって、外部配信装置3AはLAN I/F4への接続時に自車位置情報S45を通信I/F35を介して所定時間毎に受信することができる。
実施の形態6のプログラム書換システム100Dによる各ECUの制御プログラムを書換える書換処理は、実施の形態3のプログラム書換システム100Aとほぼ同様に行われる。
異なる点は、擬似的位置情報生成装置9Yを外部装置用I/F45に接続することが書換処理実行の前提条件となる点、外部配信装置3Aに送信する自車位置情報がナビゲーション装置6による自車位置情報S6から、擬似的位置情報生成装置9Yから外部装置用I/F45を介して得られる自車位置情報S45に置き換わる点である。
以上のように、実施の形態6のプログラム書換システム100Dは、実施の形態3と同様に、自車位置情報S45に基づきECU−A1及びECU−B2それぞれの制御プログラムを書き換えることができ、実施の形態3と同様の効果を奏する。
加えて、実施の形態6のプログラム書換システム100Dは、擬似的位置情報生成装置9Yを備えることにより、車両101Cが測位機能を有さない場合でも、所望の擬似的位置情報S9Yに合致する仕向け地を特定する仕様IDに対応する制御プログラムの書換処理をECU−A1及びECU−B2に対して行うことができる効果を奏する。
<制御プログラム書換処理例>
図17は実施の形態3〜実施の形態6のプログラム書換システム100A〜100Dに全体におけるECU−A1の制御プログラムの書換処理の流れを示す模式図である。
同図において、自車位置情報生成部16は、実施の形態3ではナビゲーション装置6及びGPS8からなる自車位置測位装置が対応し、実施の形態4では汎用携帯端末7及び携帯端末用I/F44が対応し、実施の形態5では及び上記自車位置測位装置に擬似的位置情報設定装置9Xを加えた構成が対応し、実施の形態6では擬似的位置情報生成装置9Y及び外部装置用I/F45が対応する。
同図に示すように、自車位置情報生成部16からは所定時間毎に自車位置情報S16が車載LAN上に出力されている。自車位置情報S16は、実施の形態3及び実施の形態5では自車位置情報S6に対応し、実施の形態4では自車位置情報S44(端末位置情報S7)が対応し、実施の形態6では自車位置情報S45(擬似的位置情報S9Y)が対応する。
同図に示すように、外部配信装置3Aは所定の開始ボタンを押す等により制御プログラム書換処理を開始する。
そして、車載LANから通信I/F35を介して自車位置情報S16を受信する(図12のステップS31に相当)。
その後、外部配信装置3Aは、自車位置情報S16に基づき仕様ID(仕向け地を特定)を認識し(図12のステップS32相当)、認識した仕様IDに対応づけて記憶装置33に記憶された書換プログラムをECU−A1へ配信する(図12のステップS33及びS34相当)。
ECU−A1は受信した書換プログラムを受信し(図5のステップS23相当)、書換プログラムを実行することにより、制御プログラムを書換える(図5のステップS24相当)。
<実施の形態3〜実施の形態6のプログラム書換システムの利用環境>
実施の形態3及び実施の形態4のプログラム書換システム100A及び100Bは、車両101A(101B)が実際に使用される地域で制御プログラムを書き換える場合を主として想定したシステムである。例えば、車両101Aのユーザが使用状態になった後、車両101Aのディーラー側で外部配信装置3Aを用いて制御プログラムの書換処理が必要になった場合等が考えられる。
一方、実施の形態5及び実施の形態6のプログラム書換システム100C及び100Dは、車両101A(101C)が実際に使用される地域ではない環境下で制御プログラムを書き換える場合を想定したシステムである。例えば、車両101Aの製造工場内で出荷時に様々な仕向け地に合致した制御プログラムの書換処理が必要になった場合等が考えられる。
<その他>
なお、上述した実施の形態3〜実施の形態6では、車両101A〜101C側が自車位置情報S16を外部配信装置3Aに送信する構成を示したが、外部配信装置3A側に自車位置情報生成部16を持たせ、自身で自車位置情報S16を取得する変形例も可能である。例えば、実施の形態5及び実施の形態6は擬似的位置情報設定装置9X及び擬似的位置情報生成装置9Yによって自車位置情報S16(自車位置情報S44,S45)の内容を適宜変更しながら、接続した車両内のECUの制御プログラムを適宜書き換える態様等が考えられる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ECU−A(制御装置,外部装置)
2 ECU−B(制御装置,外部装置)
3,3A 外部配信装置(プログラム配信装置)
5 仕様管理装置(識別情報記憶装置)
6 ナビゲーション装置
7 汎用携帯端末(所定の携帯端末)
8 GPS(測位機能)
9X 擬似的位置情報設定装置
9Y 擬似的位置情報生成装置
12 ROM(第1記憶手段)
33 記憶装置(第2記憶手段)
44 携帯端末用I/F(携帯端末用受信手段)
45 外部装置用I/F(擬似的位置情報受信手段)
52 ROM(第1記憶手段)
100,100A〜100D プログラム書換システム
101,101A〜101C 車両

Claims (15)

  1. 制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換システムであって、
    前記複数の制御装置のうち一の制御装置は、
    仕様を特定する識別情報を記憶する第1記憶手段と、
    該第1記憶手段に記憶した識別情報を送信する送信手段とを備え、
    前記プログラム配信装置は、
    前記識別情報と前記複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する第2記憶手段と、
    前記送信手段により送信された識別情報を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信した識別情報に対応づけて前記第2記憶手段に記憶された書換プログラムを前記複数の制御装置へ配信する配信手段とを備える、
    プログラム書換システム。
  2. 制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換システムであって、
    車両に搭載され、仕様を特定する識別情報を記憶する第1記憶手段、及び該第1記憶手段に記憶した識別情報を送信する送信手段を有する識別情報記憶装置を備え、
    前記プログラム配信装置は、
    前記識別情報と前記複数の制御装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する第2記憶手段と、
    前記送信手段により送信された識別情報を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信した識別情報に対応づけて前記第2記憶手段に記憶された書換プログラムを前記複数の制御装置へ配信する配信手段とを備える、
    プログラム書換システム。
  3. 請求項1あるいは請求項2記載のプログラム書換システムであって、
    前記識別情報は、車種、仕向け地、及び搭載機能を特定するものであることを特徴とする、
    プログラム書換システム。
  4. 制御プログラムにより車載機器を制御する制御装置であって、
    仕様を特定する識別情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶した識別情報を送信する送信手段とを備える、
    制御装置。
  5. 複数の外部装置へ制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置であって、
    仕様を特定する識別情報と前記複数の外部装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段と、
    外部から前記識別情報を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信した識別情報に対応づけて前記記憶手段に記憶された書換プログラムを前記複数の外部装置へ配信する配信手段とを備える、
    プログラム配信装置。
  6. 車両に搭載される識別情報記憶装置であって、
    仕様を特定する識別情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶した識別情報を外部の装置へ送信する送信手段とを備える、
    識別情報記憶装置。
  7. 制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換方法であって、
    (a) 仕様を特定する識別情報を、前記複数の制御装置のうち一の制御装置から送信するステップと、
    (b) 前記ステップ(a) により送信された識別情報に対応づけて前記プログラム配信装置に記憶された前記複数の制御装置毎の書換プログラムを配信するステップとを備える、
    プログラム書換方法。
  8. 制御プログラムにより車載機器を制御する複数の制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が通信可能に接続されて、前記複数の制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換方法であって、
    (a) 車両に搭載され、仕様を特定する識別情報を記憶する識別情報記憶装置から、該識別情報を送信するステップと、
    (b) 前記信ステップ(a) により送信された識別情報に対応づけて前記プログラム配信装置に記憶された前記複数の制御装置毎の書換プログラムを配信する配信ステップとを備える、
    プログラム書換方法。
  9. 車両に搭載された車載機器を制御プログラムにより制御する少なくとも一つの制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が前記少なくとも一つの制御装置と通信可能に接続されて、前記少なくとも一つの制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換システムであって、
    少なくとも一部が前記車両に搭載され、前記車両の位置を指示する自車位置情報を生成して前記プログラム配信装置に送信可能に接続される自車位置情報生成部を備え、
    前記プログラム配信装置は、
    仕向け地を特定する識別情報と前記少なくとも一つの制御装置に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段と、
    前記自車位置情報生成部より送信された自車位置情報を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信した前記自車位置情報に基づき前記識別情報を認識し、認識した前記識別情報に対応づけて前記記憶手段に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの制御装置へ配信する配信手段とを備える、
    プログラム書換システム。
  10. 請求項9記載のプログラム書換システムであって、
    前記自車位置情報生成部は、
    前記車両に搭載され、測位機能を有し、該測位機能により得られた測位情報に基づき前記自車位置情報を生成する自車位置測位装置を含む、
    プログラム書換システム。
  11. 請求項10記載のプログラム書換システムであって、
    前記自車位置情報生成部は、
    測位機能制御信号を前記自車位置測位装置に送信することにより、前記測位情報を所望の擬似的位置情報に強制的に設定可能な擬似的位置情報設定装置をさらに備える、
    プログラム書換システム。
  12. 請求項9記載のプログラム書換システムであって、
    前記自車位置情報生成部は、
    前記車両に搭載され、測位機能を有する所定の携帯端末に接続可能であり、接続時の所定の形態端末から生成される端末測位情報を前記自車位置情報として受信可能な携帯端末用受信手段を備える、
    プログラム書換システム。
  13. 請求項9記載のプログラム書換システムであって、
    前記自車位置情報生成部は、
    所望の擬似的位置情報を生成する擬似的位置情報生成装置と、
    前記車両に搭載され、前記擬似的位置情報を前記自車位置情報として受信可能な擬似的位置情報受信手段とを備える、
    プログラム書換システム。
  14. 所定の車両内に搭載された少なくとも一つの外部装置へ制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置であって、
    仕向け地を特定する識別情報と前記少なくとも一つの外部装置毎に配信すべき書換プログラムとを対応させて記憶する記憶手段と、
    外部から前記所定の車両の位置を指示する自車位置情報を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信した前記自車位置情報に基づき前記識別情報を認識し、認識した前記識別情報に対応づけて前記記憶手段に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの外部装置へ配信する配信手段とを備える、
    プログラム配信装置。
  15. 車両における車載機器を制御プログラムにより制御する少なくとも一つの制御装置、及び前記制御プログラムを書換える書換プログラムを配信するプログラム配信装置が前記少なくとも一つの制御装置と通信可能に接続されて、前記少なくとも一つの制御装置の制御プログラムを書換えるプログラム書換方法であって、
    (a) 前記車両の位置を指示する自車位置情報を受信するステップと、
    (b) 前記ステップ(a) で受信された前記自車位置情報に基づき仕様を特定する識別情報を認識するステップと、
    (c) 前記ステップ(b) で認識された前記識別情報に対応づけて前記プログラム配信装置に記憶された書換プログラムを前記少なくとも一つの制御装置へ配信するステップとを備える、
    プログラム書換方法。
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