JP2010246674A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メイン制御基板は、始動口SWにより遊技球の入球を検知したときに入球個数加算してRAMに記憶させる始動口SW処理(S2)と、遊技球の入球を契機に取得した遊技データに基づいて特別図柄変動表示器に特別図柄を変動表示させる特別図柄処理(S4)と、特別図柄処理において行われる入球個数の減算処理と、始動口SW処理において行われる入球個数の加算処理が同一割込み処理内において実行されたときにRAMに記憶された入球個数が変化していないことを示す変化無しコマンドを発生させる保留個数判定処理(S5)と、変化無しコマンドをサブ制御基板に出力する出力処理(S10)を実行可能とされる。
【選択図】図4
Description
上記したような遊技制御は、遊技制御装置のメイン制御基板が実行するタイマ割込み処理により行われている。
タイマ割込み処理では、例えば、乱数更新処理、始動口SW処理、ゲートSW処理、特別図柄処理、普通図柄処理、大入賞口処理、電チュー処理、賞球処理、出力処理等が行われている。
なお、先行技術文献として、特許文献1には、遊技機においてメイン処理として所定時間(2msec)ごとにタイマ割込み処理を実行することが開示されている。
これは、メイン制御基板において所定時間ごとに実行されるタイマ割込み処理において、始動口への遊技球の入賞を検知する処理と、特別図柄の変動表示を開始する処理が同時に行われたときに発生する。
例えば、通常、タイマ割込み処理の始動口SW処理において始動口への遊技球の入賞が検知された場合は、当該入賞による特別図柄の変動表示させる権利が保留球としてRAMに記憶されると共に、その情報が出力処理においてサブ制御基板に出力される。
これにより、サブ制御基板は、保留球が増加したことを把握して画像表示器に表示する保留画像を追加する表示制御を実行するようにしていた。
しかしながら、始動口への遊技球の入賞検知と同じタイミングで特別図柄の変動表示を開始した場合、即ち、同一のタイマ割込み処理において、始動口への遊技球の入賞検知と特別図柄の変動表示の開始が行われ、RAMに記憶される保留球の減算と加算が行われると、同一のタイマ割込み処理の出力処理においてサブ制御基板に保留球の増減に関する情報が出力されなくなる。この結果、サブ制御基板が画像表示器に表示する保留画像の増減を正確に表示することができなくなるという問題点があった。
本発明は、上記したような点を鑑みたものであり、特別図柄の変動開始とほぼ同時に始動口への遊技球の入賞を検知した場合でも、画像表示器に保留個数の増減を正確に表示することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
即ち、第1の形態のパチンコ遊技機は、始動口への遊技球の入球を検知する入球検知手段と、前記始動口への入球個数を記憶する記憶手段と、特別図柄を変動表示可能な特別図柄変動表示手段と、演出画像を表示可能な画像表示手段と、遊技の進行を制御する主制御手段と、該主制御手段から出力される制御コマンドに基づいて、前記画像表示手段の表示制御を行う副制御手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、前記主制御手段は、前記入球検知手段により遊技球の入球を検知したときに入球個数を加算して前記記憶手段に記憶させる入球検知処理と、前記入球検知手段への遊技球の入球を契機に取得した遊技データに基づいて前記特別図柄変動表示手段に特別図柄を変動表示させる特別図柄処理と、前記特別図柄処理において行われる前記入球個数の減算処理と、前記入球検知処理において行われる前記入球個数の加算処理が同一割込み処理において実行されたときに前記記憶手段に記憶された前記入球個数が変化していないことを示す変化無しコマンドを発生させるコマンド発生処理と、前記変化無しコマンドを前記副制御手段に出力する出力処理と、を実行するように構成したことを特徴とする。
第1の形態のパチンコ遊技機によれば、特別図柄処理において行われる前記遊技データの減算処理と入球検知処理において行われる遊技データの加算処理が同一割込み処理内において実行された場合は、記憶手段に記憶された入球個数が変化していないことを示す変化無しコマンドを出力処理により副制御手段に出力するようにしている。これにより、副制御手段は、画像表示手段において保留画像の増減を正確に表示することが可能になる。
第2の形態のパチンコ遊技機によれば、副制御手段は、主制御手段から変化無しコマンドを受信したときは、変化無しコマンドに基づいて、画像表示手段に表示された保留画像を消去する表示制御と、保留画像を追加する表示制御を行うことで、画像表示手段において保留画像の増減を正確に表示することが可能になる。
第3の形態のパチンコ遊技機によれば、特別図柄処理において特別図柄を変動表示させる処理を実行したときは減算コマンドを発生させ、入球検知処理において遊技球の入球を検知して入球個数を記憶手段に記憶させる処理を実行したときは加算コマンドを発生させて出力処理により副制御手段に出力するようにしているので、入球検知処理と、特別図柄処理が同一割込み処理内において実行された場合でも副制御手段において画像表示手段において保留画像の増減を正確に表示することが可能になる。
第4の形態のパチンコ遊技機によれば、画像表示手段において保留画像の増減を正確に表示することができるので、事前判定処理により事前判定を行った場合でも、その事前判定結果を正確に保留画像に反映させることが可能になる。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。
また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示手段である画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態のときは、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクタ図柄等の画像が表示される。
また、所謂リーチ状態や特別遊技状態のときは、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
上始動口13の内部には、遊技球の入球を入球検出手段である第1始動口スイッチ(SW)13a(図2参照)が設けられている。
また電チュー14の内部には、遊技球の入球を入球検出手段である第2始動口スイッチ(SW)14a(図2参照)が設けられている。
なお、本実施形態では、上始動口13と電チュー14とにそれぞれ別々の始動口スイッチを設けるようにしているが始動口スイッチは共有してもよい。
普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止した場合は、電チュー14が所定時間、開成動作するように構成されている。
可変入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。
遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。
第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。
なお、本実施形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤10の遊技領域外に配置するようにしているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤10の遊技領域10a内に配置することも勿論可能である。
この図2に示す遊技制御装置には、主制御基板として、遊技の進行を制御するメイン制御基板(主制御基板)111が設けられている、またサブ制御基板(副制御基板)として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
メイン制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM(記憶手段)114を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
メイン制御基板111には、上始動口13に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド14b、ゲート15に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通入賞口SW17a、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄保留ランプ26、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器23等が接続されている。
またメイン制御基板111には、演出制御基板121及び払出制御基板151が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には、画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、可動役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球を払い出す払出装置の払出駆動モータ155等の制御を行う。
大当たり遊技には、例えば、大入賞口16を所定時間(例えば29.5秒)開状態とするか、或いは大入賞口16に遊技球が規定個数(例えば9個)入賞するまでの期間を1ラウンドとした開放動作を所定ラウンド(15ラウンド)繰り返す長当たり遊技と、同じく大当たりのラウンド回数が15ラウンドで1ラウンドにおける大入賞口16の開放時間が上記長当たりより極端に短い時間(例えば、0.052秒)とされる短当たり遊技等がある。またメイン制御基板111は、大入賞口16の開閉扉19が上記した短当たりと同様に作動するものの、その作動前後で遊技状態が変化しない小当たり遊技の実行制御も可能とされる。
なお、本実施形態では、長当たり又は小当たり時におけるラウンド回数を15ラウンドとして説明したが、ラウンド数はあくまでも一例であり、任意に設定可能である。
また、メイン制御基板111では、例えば第1始動口SW13aによる遊技球の入球検知を契機に取得した後述する遊技データをRAM114に記憶する際に、当該遊技データによる第1特別図柄の変動表示開始前に当該遊技データを事前に判定する事前判定処理を行う。
図3は、遊技データの各種乱数を取得するための乱数テーブルであり、図3(a)は大当たり乱数を取得するための大当たり乱数テーブルの一例、図3(b)は大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブルの一例、図3(c)はリーチ乱数を取得するためのリーチ乱数テーブルの一例である。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、上始動口13又は電チュー14内の第1始動口SW13a又は14aにおいて遊技球の入球を検知したときに、「0」〜「299」までの300個の乱数の中からから一つの乱数値を取得する。図3(a)に示す大当たり乱数テーブルの場合、通常遊技状態(低確率遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。
また、図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が6/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「0」、「50」、「100」、「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
そして、例えば取得した大当たり図柄乱数値が「0」〜「55」の場合は、高確率時短付長当たりであると判定する。高確率時短付長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、所謂「確変大当たり」に相当する。
また、例えば取得した大当たり図柄の乱数値が「56」〜「111」の場合は、通常時短付長当たりと判定される。通常時短付長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与した大当たりであり、所謂「通常大当たり」に相当する。
また、例えば取得した大当たり図柄の乱数値が「112」〜「118」の場合は、高確率時短付短当たりと判定される。高確率時短付短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、所謂「突確大当たり」に相当する。
また、例えば取得した大当たり図柄の乱数値が「122」〜「195」の場合は、高確率時短無し短当たりと判定される。高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与した大当たりであり、所謂「潜伏確変大当たり」に相当する。
また、例えば大当たり図柄の乱数値が「196」〜「199」の場合は、通常時短無し短当たりと判定される。通常時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないうえに、大当たり遊技終了後に高確率遊技も時短遊技も付与しない大当たりであり、所謂「突通大当たり」に相当する。
また、図3(c)に示すリーチ乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中からから一つの乱数値を取得し、取得したリーチ乱数値が「0」〜「21」のときに「リーチ有り」、取得したリーチ乱数値が「22」〜「249」のときに「リーチ無し」と判定される。
画像表示器11に表示する表示画像は、第1又は第2特別図柄表示器21、22に変動表示される特別図柄の変動表示に対応した装飾図柄の画像や遊技状態に応じた背景画像、予告演出画像やリーチ演出画像、大当たり画像等がある。また、保留球の保留個数を表示する保留画像がある。
図23は、本実施形態のパチンコ遊技機の画像表示器に表示される表示画像の一例を示した図である。
図23(a)に示す画像表示器11には、装飾図柄画像81aと、RAM114に記憶された特別図柄の変動表示の権利(保留球)の保留球画像82a〜82eとが表示されている。
装飾図柄画像81は、例えば2個の停止図柄が同一となった場合にリーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。
保留球画像82aは、当該装飾図柄画像81aの保留球画像82aであり、保留球画像82b〜82eが実際にRAM114に記憶された保留球画像である。図23(a)に示す例では、第1特別図柄保留ランプ24の保留数が「4」であることを示している。
サブ制御基板120は、メイン制御基板111からの事前判定情報を受信した場合は、その事前判定情報に基づいて、例えば画像表示器11に表示する保留球画像82を利用して遊技者に大当たりを示唆するようにしている。
この後、図23(d)に示すように装飾図柄画像81bの2個の停止図柄が同一となってリーチ状態が発生すると、例えば、図23(e)に示すように画像表示器11において保留球画像82bにおいて示唆したキャラクタを敵キャラクタとしたバトル演出が実行される。バトル演出の結果、敵キャラクタに勝利すると、図23(f)に示すように、装飾図柄画像81bは「111」といった大当たり図柄で停止することになる。
ところで、上記のように構成されたパチンコ遊技機では、先にも述べたように、特別図柄の変動開始とほぼ同時に上始動口13への遊技球の入球を検知した場合、メイン制御基板111からサブ制御基板120に対して保留球の増減に関する情報が出力されない場合があり、画像表示器11において保留個数の増減を正確に表示することができないという問題点があった。
例えば、従来のパチンコ遊技機において特別図柄の変動開始とほぼ同時に上始動口13への遊技球の入球を検知した場合は、図24(a)に示すように保留球画像82aに対応する装飾図柄画像81aの変動が停止して、図24(b)に示すように保留球画像82bに対応する装飾図柄画像81bの変動を開始した場合でも保留球画像82aは変化しないことになる。つまり、サブ制御基板120において画像表示器11の保留個数の増減動作を正確に表示することができなくなる。
また、この場合は、装飾図柄画像81bが変動しているにも関わらず、保留球画像82aが表示されたままであるため、例えば事前判定情報に基づいて、保留球画像82bを利用して行われるはずだった保留予告も無意味なものとなってしまうという問題点があった。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機100では、特別図柄の変動開始とほぼ同時に上始動口13への遊技球の入球を検知した場合でも、サブ制御基板120において画像表示器11の保留個数の増減を正確に表示できるように構成した点に特徴がある。
[第1の実施形態]
先ず、パチンコ遊技機の遊技制御装置が実行する第1の実施形態の処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機のメイン制御基板のCPUが実行する第1の実施形態のタイマ割込み処理の一例を示したフローチャートである。
なお、図4に示すタイマ割込み処理は、メイン制御基板111のCPU112がROM113に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
本実施形態のパチンコ遊技機100では、CPU112が割込み処理として、乱数更新処理(S1)、始動口SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、保留個数判定処理(S5)、普通図柄処理(S6)、大入賞口処理(S7)、電チュー処理(S8)、賞球処理(S9)、出力処理(S10)を実行する。
次に、本実施形態のパチンコ遊技機のCPUがタイマ割込み処理において実行する主要な処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理もメイン制御基板111のCPU112がROM113に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
図5は、第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1始動口SW13aがONであるか否かの判別を行い(S110)、第1始動口SW13aがONであると判別した場合は、第1始動口SW13aの第1保留個数U1が、U1<4であるか否かの判別を行う(S120)。第1保留個数U1が「4」より小さい場合は、第1保留個数U1に「1」を加算する(S130)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に設けられている記憶領域にそれぞれ格納する(S140)。
次に、CPU112は、取得した各種乱数により大当たりに当選しているか否かの事前判定処理を行う(S150)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S160)、第1始動口SW処理を終了する。なお、ステップS120において、第1保留個数U1が「4」であると判定した場合は、ステップS160に移行して、賞球3個コマンドをセットして第1始動口SW処理を終了する。また、ステップS110において、第1始動口SW13aがONでないと判別した場合は、そのまま第1始動口SW処理を終了する。
図6は、事前判定処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、遊技状態が通常遊技状態であるか否かの判定を行い(S210)、通常遊技状態であると判定した場合は、上記図5のステップS140において格納された大当たり乱数の判定を行い(S220)、ステップS230において、「大当たり」と判定した場合は、事前判定コマンドをセットして(S240)、事前判定処理を終了する。なお、ステップS210において、通常遊技状態でないと判定した場合、またはステップS230において、「大当たり」でないと判定した場合は、事前判定コマンドをセットすることなく、事前判定処理を終了する。
図7は、第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第2始動口SW14aがONであるか否かの判別を行い(S310)、第2始動口SW14aがONであると判別した場合は、第2始動口SW14aの第2保留個数U2が、U2<4であるか否かの判別を行う(S320)。第2保留個数U2が「4」より小さい場合は、第2保留個数U2に「1」を加算する(S330)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に設けられている記憶領域にそれぞれ格納する(S340)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S350)、第2始動口SW処理を終了する。
なお、ステップS320において、第2保留個数U2が「4」であると判別した場合は、ステップS350に移行して、賞球3個コマンドをセットして第2始動口SW処理を終了する。また、ステップS310において、第2始動口SW14aがONでないと判別した場合は、そのまま第2始動口SW処理を終了する。
図8は、特別図柄変動処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、特別遊技中であるか否かの判別を行い(S410)、特別遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄が変動表示中であるか否かの判別を行う(S420)。
第1又は第2特別図柄が変動表示中であると判別した場合は、次に第1又は第2特別図柄の変動時間が終了したか否かの判別を行い(S430)、第1又は第2特別図柄の変動時間が終了したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄の変動を停止させて表示する(S440)。
次に、変動時間をリセットし(S450)、変動停止コマンドをセットした後(S460)、後述する変動停止中処理(S470)を実行して、特別図柄変動処理を終了する。
この後、RAM114の記憶領域に記憶されたデータ(各種乱数値)を1つ前の記録領域にシフトさせる(S500)。例えば、第2始動口SW用の記憶領域として第1〜第4の記憶領域がRAM114に設けられている場合は、第4記憶領域に記憶されたデータを第3記憶領域にシフトさせ、第3記憶領域に記憶されたデータを第2記憶領域にシフトさせ、第2記憶領域に記憶されたデータを第1記憶領域にシフトさせる。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
演出実行コマンドセット後は、対応する第1特別図柄表示器21、または第2特別図柄表示器22の変動表示を開始させる(S560)。この後、変動時間の計測を開始して(S570)、特別図柄変動処理を終了する。
なお、ステップS410において特別遊技中であると判別した場合、ステップS430において変動時間が終了していないと判別した場合、或いはステップS510において、第1保留個数U1が≧1でないと判別した場合も、特別図柄変動処理を終了する。
図9は、大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114に記憶されている高確率遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S601)、高確率遊技フラグがONであると判別した場合は、RAM114に展開した高確率時乱数判定テーブルを選択し(S602)、高確率遊技フラグがONでないと判別した場合は、RAM114に展開した低確率時乱数判定テーブルを選択する(S603)。
次に、CPU112は、大当たり乱数の判定を行い(S604)、続くステップS605において、大当たり乱数から大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、大当たり図柄乱数の判定を行い(S606)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に大当たり図柄をセットする(S607)。この後、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS605において、大当たりでないと判別した場合は、ステップS608において、大当たり乱数により小当たりであるか否かの判別を行う。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に小当たり図柄をセットし(S609)、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にハズレ図柄をセットする(S610)。この後、大当たり判定処理を終了する。
図10は、変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S701)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S702)。
一方、ステップS701において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり図柄に基づいて小当たりであるか否かの判別を行い(S703)、小当たりであると判別した場合は、小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S704)。
また、ステップS703において、小当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S705)、リーチ乱数によりリーチ有りか否かの判別を行う(S706)。ここで、「リーチ有り」と判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットし(S707)、「リーチ無し」と判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S708)。
次に、CPU112は、セットしたテーブルの中から変動乱数を取得してRAM114に格納した後(S709)、変動乱数の判別を行い(S710)、その変動乱数に応じた変動パターンをセットする(S711)。この後、変動パターン選択処理を終了する。
図11は、変動停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされた第1又は第2特別図柄により大当たりであるか否かの判別を行い(S801)、大当たりであると判別した場合は、大当たり図柄が高確率当たりであるか否かの判別を行う(S802)。つまり、ここでは、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が「高確率時短付長当たり」、「高確率時短付短当たり」「高確率時短無し短当たり」のいずれかであるか判断する。
ステップS802において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が高確率当たりであると判別した場合は、RAM114の高確率遊技フラグをONにする(S803)。また、ステップS802において、セットされている第1又は第2特別図柄が高確率当たりでないと判別した場合、つまり、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている特別図柄が「通常時短付長当たり」「通常時短付短当たり」「通常時短無し短当たり」のいずれかであると判別した場合は、RAM114に設けられている高確率遊技フラグをOFFにする(S804)。
ステップS805において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が時短付き当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている時短遊技フラグをONにし(S806)、時短遊技状態の変動回数Jとして「100」を記憶する(S807)。
一方、ステップS805において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が時短付き当たりでない判別した場合、つまり、セットされている特別図柄が「高確率時短無し短当たり]または「通常時短無し短当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている時短遊技フラグをOFFにし(S808)、時短遊技状態の変動回数Jをリセットする(S809)。つまり、変動回数Jに「0」を記憶する。
一方、長当たりでないと判別した場合は、RAM114に設けられている短当たり遊技開始フラグをONにする(S812)。
また、ステップS801において、大当たりでないと判別した場合は、次にRAM114に記憶されている時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行う(S813)。ここで、時短遊技フラグがONであると判別した場合、つまり、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合は、RAM114に記憶されている時短遊技状態の残り変動回数Jから「1」を減算した演算値を、新たな残り変動回数JとしてRAM114に記億する(S814)。
次に、CPU112は、変動回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S815)、変動回数Jが「0」であれば、時短遊技状態における特別図柄の変動表示が100回行われたことを意味するので、RAM114の時短遊技フラグをOFFにする(S816)。
次に、CPU112は、セットされている特別図柄が「小当たり」であるか否かの判別を行い(S817)、小当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている小当たり遊技開始フラグをONにし(S818)、小当たりでないと判別した場合は、変動停止中処理を終了する。
図12は、保留個数判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1保留個数U1が増加したか否かの判定を行い(S901)、第1保留個数U1が増加したと判別した場合は、ステップS902において第1保留個数増加コマンドをセットした後、ステップS903に進む。一方、ステップS901において、第1保留個数U1が増加していないと判別した場合は、第1保留個数増加コマンドをセットすることなくステップS903に進む。
次に、第2保留個数U2が増加したか否かの判定を行い(S903)、第2保留個数U2が増加したと判別した場合は、ステップS904において第2保留個数増加コマンドをセットした後、ステップS905に進む。一方、ステップS903において、第2保留個数U2が増加していないと判別した場合は、第2保留個数増加コマンドをセットすることなくステップS905に進む。
次に、CPU112は、第1保留個数U1が減少したか否かの判定を行い(S905)、第1保留個数U1が減少したと判別した場合は、ステップS906において第1保留個数減少コマンドをセットした後、ステップS907に進む。一方、ステップS905において、第1保留個数U1が減少していないと判別した場合は、第1保留個数減少コマンドをセットすることなくステップS907に進む。
次に、CPU112は、ステップS909において、図8に示した特別図柄変動処理において演出実行コマンドがセットされたか否かの判定を行う。つまり、ステップS909では、演出実行コマンドから同一のタイマ割込み処理において第1保留個数U1又は第2保留個数U2の減少があったか否かの判定を行う。そして、ステップS909において、演出実行コマンドがセットされていると判別した場合は、次に第1保留個数U1、又は第2保留個数U2が実際に減少しているか否かの判別を行い(S910)、第1保留個数U1又は第2保留個数U2が減少している場合は、保留個数判定処理を終了する。またステップS909において、演出実行コマンドがセットされていないと判定した場合も保留個数判定処理を終了する。
図13は、出力処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、図8に示した特別図柄処理において演出実行コマンドがセットされた場合は、ステップS1010において、演出実行コマンドを演出制御基板121に送信し、図6に示した事前判定処理において事前判定コマンドがセットされた場合は、ステップS1020において、事前判定コマンドを送信する。
次に、CPU112は、図12に示した保留個数判定処理において保留個数増加/減少コマンドがセットされた場合は、ステップS1030において、保留個数増加/減少コマンドをサブ制御基板120の演出制御基板121に送信し、同じく図12に示した保留個数判定処理において保留個数変化無しコマンドがセットされた場合は、ステップS1040において、保留個数変化無しコマンドを演出制御基板121に送信する。
このように第1の実施形態では、図4に示したタイマ割込みの処理保留個数判定処理(S5)において、同一のタイマ割込み処理において、RAM114の記憶領域に記憶されている保留個数の加算処理と、減算処理が同時に行われた場合は、保留個数の加算と減算が同一のタイマ割込み処理において行われたことを示す変化無しコマンドをセットするようにしている。そして、変化無しコマンドをサブ制御基板120に送信するようにしている。
[タイマ割込処理]
図14は、本実施形態のパチンコ遊技機の演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込み処理の一例を示したフローチャートである。
なお、図14に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
本実施形態のパチンコ遊技機100では、演出制御基板121のCPU122がタイマ割込み処理として、コマンド受信処理(S1110)、演出ボタン処理(S1120)、コマンド送信処理(S1130)を実行する。
次に、本実施形態のパチンコ遊技機100のCPU122がタイマ割込み処理において実行する主要な処理の一例について説明する。
なお、以下に説明する処理も演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
図15は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、ステップS1201において、保留個数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い、保留個数増加コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS1202において、RAM124に記憶されている保留個数を1つ加算する。次に、ステップS1203において、画像制御基板131に送信する保留個数コマンドをセットして、ステップS1204に進む。一方、ステップS1201において、保留個数増加コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS1202、S1203の処理をスキップしてステップS1204に進む。
次に、ステップS1204において、保留個数減少コマンドを受信したか否かの判別を行い、保留個数減少コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS1205において、RAM124に記憶されている保留個数を1つ減算する。次に、ステップS1206において、画像制御基板131に送信する保留個数コマンドをセットして、ステップS1207に進む。一方、ステップS1204において、保留個数減少コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS1205、S1206の処理をスキップしてステップS1207に進む。
次に、CPU122は、ステップS1212において、事前判定コマンドを受信したか否かの判別を行い、事前判定コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS1213において、保留画像を利用して大当たりの期待度を示唆するための保留予告コマンドをセットする。次に、ステップS1214において、演出実行コマンドを受信したか否かの判別を行い、演出実行コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS1215において、演出実行処理を行い、演出実行コマンドを受信していないと判別した場合は、コマンド受信処理を終了する。なお、演出制御基板が実行する演出実行処理の説明は省略する。
本実施形態のパチンコ遊技機では、特別図柄の変動開始とほぼ同時に上始動口13への遊技球の入球を検知した場合でも、保留個数の減算処理と加算処理が行われるので、図16(a)に示すように保留球画像82aに対応する装飾図柄画像81aの変動が停止して、図16(b)に示すように保留球画像82bに対応する装飾図柄画像81bの変動を開始する際に、保留球画像82bが消去され、図16(c)に示すように新たな保留球画像82fが追加されることになる。
従って、例えば保留球画像82bにおいて大当たりに当選している場合は、図16(c)に示すように保留球画像82bにより予告演出やりーリーチ演出に出現する敵キャラクタを示唆することが可能になる。よって、図16(d)に示すように装飾図柄画像81bの2個の停止図柄が同一となってリーチ状態が発生すると、例えば、図16(e)に示すように画像表示器11において保留球画像82bにおいて示唆したキャラクタを敵キャラクタとしたバトル演出が実行される。バトル演出の結果、敵キャラクタに勝利すると、図16(f)に示すように、装飾図柄画像81bは「111」といった大当たり図柄で停止することになる。
次に、パチンコ遊技機の遊技制御装置が実行する第2の実施形態の処理について説明する。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同一の処理である事前判定処理、大当たり判定処理、変動パターン選択処理、変動停止中処理、演出制御基板側のタイマ割込み処理の説明は省略する。また第2の実施形態では、第1の実施形態と同一要素には同一符号を付して特に必要が無い場合以外は説明を省略する。
[タイマ割込処理]
図17は、メイン制御基板のCPUが実行する第2の実施形態のタイマ割込み処理の一例を示したフローチャートである。
この図17に示すタイマ割込み処理は、図4に示した第1の実施形態のタイマ割込み処理とは保留個数判定処理(S5)が設けられていない点が異なる。
図18は、第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この図18に示す第1始動口SW処理は、ステップS140とステップS150との間に設けたステップS141において、第1保留個数増加コマンドをセットするようにしている点が図5に示した第1の実施形態の第1始動口SW処理とは異なる。
図19は、第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この図19に示す第2始動口SW処理は、ステップS340とステップS350との間に設けたステップS341において、第2保留個数増加コマンドをセットするようにしている点が図7に示した第1の実施形態の第2始動口SW処理とは異なる。
図20は、特別図柄変動処理の一例を示したフローチャートである。
この図20に示す特別図柄変動処理は、ステップS490とステップS500との間に設けたステップS491において、第2保留個数減少コマンドをセットするようにしている点と、ステップS520とステップS500との間に設けたステップS521において、第1保留個数減少コマンドをセットするようにしている点が図8に示した第1の実施形態の特別図柄変動処理とは異なる。
図21は、出力処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、ステップS1010において、演出実行コマンドを送信し、ステップS1011において、保留個数増加コマンドを送信する。そして、ステップS1020において、事前判定コマンドを送信し、ステップS1021において、保留個数減少コマンドを送信する。
このように第2の実施形態では、第1始動口SW処理、及び第2始動口SW処理において遊技球の入球を検知したときに、それぞれの保留個数増加コマンドをセットすると共に、特別図柄処理において特別図柄の変動表示を開始するときにそれぞれの保留個数減少コマンドをセットするようにしている。従って、同一のタイマ割込み処理において、上記した保留球の加算処理と減算処理が同時に行われた場合は、保留個数増加コマンドと保留個数減少コマンドの両方をサブ制御基板120に送信するようにしている。
図22は、第2の実施形態においてパチンコ遊技機の演出制御基板のCPUがタイマ割込み処理において実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、ステップS1301において、保留個数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い、保留個数増加コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS1302において、RAM124に記憶されている保留個数を1つ加算する。
次に、ステップS1303において、画像制御基板131に送信する保留個数コマンドをセットして、ステップS1304に進む。一方、ステップS1301において、保留個数増加コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS1302、S1303の処理をスキップしてステップS1304に進む。
次に、CPU122は、ステップS1309において、演出実行コマンドを受信したか否かの判別を行い、演出実行コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS1310において、演出実行処理を行い、演出実行コマンドを受信していないと判別した場合は、コマンド受信処理を終了する。
Claims (4)
- 始動口への遊技球の入球を検知する入球検知手段と、前記始動口への入球個数を記憶する記憶手段と、特別図柄を変動表示可能な特別図柄変動表示手段と、演出画像を表示可能な画像表示手段と、遊技の進行を制御する主制御手段と、該主制御手段から出力される制御コマンドに基づいて、前記画像表示手段の表示制御を行う副制御手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
前記主制御手段は、
前記入球検知手段により遊技球の入球を検知したときに入球個数を加算して前記記憶手段に記憶させる入球検知処理と、
前記入球検知手段への遊技球の入球を契機に取得した遊技データに基づいて前記特別図柄変動表示手段に特別図柄を変動表示させる特別図柄処理と、
前記特別図柄処理において行われる前記入球個数の減算処理と、前記入球検知処理において行われる前記入球個数の加算処理が同一割込み処理において実行されたときに前記記憶手段に記憶された前記入球個数が変化していないことを示す変化無しコマンドを発生させるコマンド発生処理と、
前記変化無しコマンドを前記副制御手段に出力する出力処理と、
を実行するように構成したことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記副制御手段は、前記変化無しコマンドを受信したときは、前記変化無しコマンドに基づいて、前記画像表示手段に表示された保留画像を消去する表示制御と、前記画像表示手段に保留画像を追加する表示制御が実行可能であることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 始動口への遊技球の入球を検知する入球検知手段と、前記始動口への入球個数を記憶する記憶手段と、特別図柄を変動表示可能な特別図柄変動表示手段と、演出画像を表示可能な画像表示手段と、遊技の進行を制御する主制御手段と、該主制御手段から出力される制御コマンドに基づいて、前記画像表示手段の表示制御を行う副制御手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
前記主制御手段は、
前記入球検知手段により遊技球の入球を検知したときに前記入球個数を加算して前記記憶手段に記憶させる処理と前記入球個数が加算されたことを示す加算コマンドを発生させる処理を行う入球検知処理と、
前記入球検知手段への遊技球の入球を契機に取得した遊技データに基づいて前記特別図柄変動表示手段に特別図柄を変動表示させる処理と前記入球個数が減算されたことを示す減算コマンドを発生させる処理を行う特別図柄処理と、
前記コマンドを前記副制御手段に出力する出力処理と、
を実行するように構成したことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記主制御手段は、前記入球検知処理による遊技球の入球検知を契機に前記記憶手段に前記遊技データを記憶する際に、当該遊技データによる特別図柄の変動表示開始前に、当該遊技データを事前に判定する事前判定処理を実行することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
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