JP2010246583A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の進行が一時停止(フリーズ)した場合の解除態様を用いて新たな遊技性を作り出す。
【解決手段】遊技の進行が一時停止状態となった場合に、遊技を進行させるために操作されるいずれかの操作手段が、一時停止状態を解除する条件を定めるための解除抽選により決定された所定の操作態様で操作された場合には、一時停止状態の終了時期として予め定められている一定時間の経過前であっても一時停止状態が解除されるとともに、解除を契機に遊技者に有利な遊技状態に移行させるか否かの有利遊技移行抽選が行われる。
【選択図】図6

Description

この発明は、当選判定の抽選を行い、スタートスイッチの操作により回転リールなどの図柄表示手段が変動し、ストップスイッチの操作によってそれらの変動を停止させるようにした遊技機に関するものである。
この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、当選か否かの当選判定の抽選結果について、様々な方法で遊技者に報知するように形成されている。そして、報知の一態様として、操作スイッチの操作が効かなくなるいわゆるフリーズと呼ばれる演出が知られており、引用文献1には、フリーズの解除条件を、スタートスイッチの操作回数としたスロットマシンが開示されている。
特開2007−24023号公報
従来の遊技機では、フリーズはもっぱら、内部報知や、内部状態について遊技者に期待感を抱かせる演出として存在していた。しかし、所定の操作でフリーズ状態を解除するようにしただけでは、遊技として面白味に欠ける。
そこで本願発明は、遊技の進行が一時停止(フリーズ)した場合の解除態様を用いて新たな遊技性を作り出すことができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な複数の図柄表示手段(回転リール40)を備え、遊技を進行させるために遊技者が操作する操作手段として、遊技媒体の投入によってその操作が有効となり前記図柄表示手段(40)の図柄変動を開始させるスタートスイッチ(30)と、変動中の前記図柄表示手段(40)の表示を個々に停止させる複数のストップスイッチ(50)とを少なくとも備え、当選か否かの当選判定の抽選の結果、所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチ(50)の操作により、変動中の前記複数の図柄表示手段(40)を、当選に係る図柄が予め定められた配列となるように停止させることができた場合に入賞となる遊技機に係る。
ここで、前記「図柄表示手段」は、表面に複数の図柄を表示した回転リール(40)とすることができ、液晶画面に図柄を変動表示及び停止表示可能に形成した表示装置であってもよい。また前記「遊技媒体」は、遊技メダルやコイン、パチンコ玉などを含む。
そして、本発明は、遊技媒体の投入、前記スタートスイッチ(30)の操作、前記ストップスイッチ(50)の操作のうちいずれかを契機に行われる無効抽選の抽選結果に基づいて、遊技の進行を、予め定められた一定時間、一時停止状態にすることができる遊技停止制御手段(120)を設け、前記遊技停止制御手段(120)による遊技の進行の一時停止状態は、遊技を進行させるために操作されるいずれかの操作手段が、一時停止状態を解除する条件を定めるための解除抽選により決定された所定の操作態様で操作された場合には、前記一定時間の経過前であっても解除されることを特徴とする。
ここで、「遊技の進行を一定時間一時停止状態にする」とは、遊技を進行させるために必要な操作が無効にされること、例えば遊技媒体の投入を不能とすることや、図柄表示手段(40)を作動させるためのスタートスイッチ(30)又はストップスイッチ(50)を操作無効状態とすることにより、遊技をそれ以上進行させないことであり、投入遊技媒体がキャンセルされること、スタートスイッチ(30)の操作によっても図柄表示手段(40)が変動開始しないこと、ストップスイッチ(50)の操作によっても変動中の図柄表示手段(40)が変動停止しないことを含むものである。
前記「無効抽選」は、遊技を進行させるための操作又は操作手段を無効状態にして遊技の進行を一時停止状態にするか否かを決定するためのものである。この際、無効状態とする操作又は操作手段を抽選により決定するようにしてもよい。無効抽選は、当選判定の抽選結果に応じて行われるものであってもよいし、当選判定の抽選結果とは無関係に行われるものであってもよい。また、無効抽選は、当該遊技における操作無効状態を決定することに限られず、次遊技の無効状態の有無を決定するものであってもよい。
前記「解除抽選」は、前記無効抽選の抽選の結果、遊技の進行を一時停止状態にすると決定した場合に、当該一時停止状態の解除条件を抽選により決定するためのものである。解除条件は、「いずれかの操作手段」が「所定の操作態様」で操作されることである。「いずれかの操作手段」には、遊技停止制御手段(120)の決定に基づき操作無効状態とされいる操作手段を含む。また、「所定の操作態様」とは、特定の操作手段を操作すること、複数の操作手段を特定の順番で操作すること、操作回数などが含まれる。
(作用)
本発明においては、遊技中の所定のタイミングで行われる無効抽選の結果、遊技の進行が一時停止状態になった場合には、所定の操作手段を所定の操作態様で操作することにより、設定された一定時間よりも早く、一時停止状態を解除することができる。
本発明によれば、一時停止状態の解除条件がそのときによって異なるので、早期に一時停止状態を解除できるとは限らず、正解の操作を探し当てるという新たな遊技性を作り出すことができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、遊技の進行が一時停止状態となっている場合において、前記いずれかの操作手段が前記解除抽選により決定された操作態様で操作された場合には、遊技者に有利な遊技状態に移行させるか否かの有利遊技移行抽選が行われることを特徴とする。
本発明は、解除抽選により決定された操作態様(正解の操作)で所定の操作手段の操作が行われることを、有利遊技移行抽選の契機としたものである。
ここで、「有利遊技」とは、通常遊技よりも遊技者に与える利益が多くなる可能性が高い遊技であって、例えば、所定の確率で当選役に関する報知を行う当選報知遊技(AT)などが含まれ、有利遊技移行抽選に当選すると、遊技者に有利な有利遊技状態に移行する。
本発明においては、正解の操作がなされるまでの経緯(一発正解できたか否か等)によって、有利遊技の有利度や有利遊技への移行確率が変化するように形成すると好適である。
本発明によれば、一時停止状態の解除と有利遊技への移行の有無が関連づけられ、一時停止状態が単なる内部報知とは異なる意義を有するものとなり、遊技の幅を広げることができる。
本願発明は、以上のように構成されているので、遊技の進行が一時停止した場合の解除態様を用いて新たな遊技性を作り出すことができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 スロットマシンの入力、出力及び制御装置を示すブロック図である。 スロットマシンの作動の概略の例1を示す流れ図である。 スロットマシンの作動の概略の例2を示す流れ図である。 スロットマシンの作動の概略の例3を示す流れ図である。 スロットマシンの作動のうち、操作無効処理を示す流れ図である。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図1に示すように、正面側が開口する方形箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在かつロック可能な前扉3を有している。
前記筐体11の内部において、開口上部には3個の回転リール40を有するリールユニット60が設置され、開口下部には、メダルを貯留するとともに入賞時等にメダルを払い出すためのホッパーユニット65が設けられている。また、前記リールユニット60の上方には、スロットマシン1の全体の動作を制御するための制御装置20が配置されている。
前記前扉3は、筐体11にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。そして、前記前扉3の上方には、図1に示すように、遊技者側に向かって臨む上パネル12が設けられており、上パネル12の中央には、3個の回転リール40の図柄を視認可能な図柄表示窓13が形成されている。そして、この図柄表示窓13の下側は、スロットマシン1を作動させるための操作スイッチ(ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50)が設けられた操作部3Aとなっており、操作部3Aの右端にはメダル投入口14が設けられている。また、メダル投入口14の下方であって前扉3の裏側には、投入メダルを検知しメダルを判別するためのメダルセレクター4が設けられている。
(制御装置20)
制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種制御を行うものである。制御装置20としては、図2に示すように、遊技制御装置21及び演出御装置22が設けられている。
遊技制御装置21は、主としてスロットマシン1の遊技に関わる制御を行うためのものである。また演出制御装置22は、前記遊技制御装置21からの諸信号を受信して、主として遊技に付随する演出を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、メダルセンサ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、のパーツが接続されている。
メダルセンサ15は、図1に示すように、メダルセレクター4に設けられた遮光センサなどの検知手段であって、メダル投入口14から投入され、ホッパーユニット65に誘導されるメダルを検知するためのものである。
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部3Aの上面左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルをメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、投入メダルを所定枚数、遊技機内部に貯留しておくことであり、クレジット数は、上パネル12に設けられたクレジット表示部19に表示される。そして、ベットスイッチ16を操作するとクレジット表示が減算され、その分のメダルが投入されたものと扱われて遊技が開始可能となるものである。
精算スイッチ17は、図1に示すように、前記ベットスイッチ16の左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルを払い戻すためのものである。
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部3Aの前面に設けられたレバーであって、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60のリールモータの駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、リールユニット60のリールモータの駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、メダルキャンセル装置4A、ベット表示部18、クレジット表示部18、演出表示装置66のパーツが接続されている。
リールユニット60は、スロットマシン1の主たる遊技装置であって、枠体に固定或いは支持された3個のリールモータ(図示せず)と、各々のリールモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
ホッパーユニット65は、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ払い出すためのメダル払い出し貯留装置である。ホッパーユニット65から排出されたメダルは、前扉3に設けられたメダル払い出し口から下皿に払い出される。
メダルキャンセル装置4Aは、特に図示しないが、メダルセレクター4の内部に設けられたメダルの流路変更装置であって、ソレノイドの作動によってメダル通路にブロッカーと呼ばれる突出爪を突出させることにより、メダル通路を通過するメダルがメダルセンサ15に検知される前に、メダルセレクター4の外部に排出するものである。メダルセレクター4から排出されたメダルはスロットマシン10の下皿に払い戻されるようになっている。
ベット表示部18は、図1に示すように、図柄表示窓13の下方に設けられた表示部であって、一回の遊技を行うために投入したメダル数(賭け枚数)を表示するためのものである。賭け枚数は最大3枚である。また、クレジット表示部19は、3枚を超えてメダル投入口14からメダルが投入された場合に、その超過分を最大50まで表示するものである。
演出表示装置66は、後述する演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出表示を行うためのものである。具体的には、演出表示装置66は、画像表示部としての液晶表示装置67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
液晶表示装置67は、図1に示すように、上パネル12の図柄表示窓13の上方に設けられた窓部から液晶画面が表出するように配置されており、液晶画面に文字図形動画等を表示し、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。
ランプ68は、図1に示すように、上パネル12の周囲に設けられた電飾であって、透光性を有するランプカバーの内部に設けられたLEDや電球などの発光体の点滅によって、入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、図2に示すように、当選抽選手段70、リール制御手段80、入賞判定手段90、ホッパー制御手段100、メダル投入制御手段110、遊技停止制御手段120の各手段を備えている。
当選抽選手段70は、当選か否かの当選判定の抽選を行うためのものである。具体的には、当選抽選手段70は、スタートスイッチ30の操作タイミングで、カウント抽出手段がループカウンターの数値を読み取り、この数値と、前記ループカウンターがカウントする数値を全領域として各当選項目の当選領域を規定した当選判定テーブルとを比較して、抽出カウントデータが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
ここで、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた所定の特別当選図柄(例えば、有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に、遊技者に有利な特別遊技、例えばレギュラーボーナスゲームやビッグボーナスゲームが開始されるように形成されている。
なお、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。一方、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
リール制御手段80は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作信号に基づいて、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。
ここで、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。具体的には、リール制御手段80が、回転リール40を停止させる際に、当選抽選手段の抽選結果がハズレの場合には、3個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行い、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、3個の回転リール40の図柄が極力当該当選に係る入賞の態様となるように蹴飛ばし及び引き込み制御を行う。
入賞判定手段90は、回転リール40が全て停止したときの停止図柄に基づいて入賞の有無を判定するものであり、ホッパー制御手段100は、精算スイッチ17の操作信号及び前記入賞判定手段90の判定結果に基づいてホッパーユニット65の作動を制御するためのものである。
メダル投入制御手段110は、メダルセンサ15の検知信号及びベットスイッチ16の操作信号等に基づいて、ベット表示部18及びクレジット表示部19の表示を制御するとともに、メダルセレクター4のメダルキャンセル装置4Aの作動を制御するためのものである。具体的には、メダル投入制御手段110は、クレジットが0のときにメダルセンサ15の検知信号を受信した場合には、最大3まで、ベット表示部18にメダルが投入された表示(例えばランプが3つ点灯)を行わせ、3を超えて検知信号を検知した場合にはクレジット表示部19に数字を加算表示する。なお、ベット表示部18にメダルが投入された表示がなされている場合に、スタートスイッチ30の操作が有効となる。
また、クレジットが3以上ある場合にベットスイッチ16が操作された場合には、クレジット表示部19の表示を3だけ減算表示し、ベット表示部18にメダルが3枚投入された表示を行わせる。そして、リプレイが入賞した場合には、当該入賞後に、ベットスイッチ16の操作信号又はメダルセンサ15の検知信号の受信がなくても、ベット表示部18にメダルが投入された表示を行わせる。なお、入賞によりメダルが払い出される場合には、払い出しに係る枚数をクレジット表示部19に加算するようにしてもよい。さらに、メダル投入制御手段110は、クレジット表示部19の表示が最大可能クレジット数の50になった場合、回転リール40が回転中である場合、リプレイが入賞した場合、所定のエラーが発生している場合には、メダルキャンセル装置4Aを作動させて、メダル投入口14から投入されたメダルがホッパーユニット65に移送されないようにする。
(遊技停止制御手段120)
遊技停止制御手段120は、遊技進行に関わる何らかの動作(具体的には、メダル投入、ベットスイッチ16又はスタートスイッチ30又はストップスイッチ50の操作)を無効にして遊技の進行を一時停止状態にさせるとともに、所定の無効解除操作がなされた場合には無効状態となっている動作を有効にして一時停止状態を解除するためのものである。そして、遊技停止制御手段120は、図2に示すように、停止抽選手段121、操作無効手段122、操作判定手段123、有利遊技移行抽選手段124の各手段を備えている。
(停止抽選手段121)
停止抽選手段121は、遊技進行の一時停止状態の有無及び解除条件を抽選により決定するためのものである。具体的には、停止抽選手段121は、遊技に関わるいずれかの操作を無効にするか否かの無効抽選、及び無効状態となっている操作について無効状態の解除条件を決定する解除抽選を行う。無効抽選及び解除抽選を合わせて、停止抽選というものとする。
前記無効抽選は、メダル投入(ベットスイッチ16の操作)、スタートスイッチ30又はストップスイッチ50の操作を契機に行うようにすることができる。また、スタートスイッチ30の操作を契機に抽選を行う場合には、当選抽選手段70の抽選結果に基づいて、何らかの当選役(例えばBB)が当選した場合に行うようにしてもよい。操作無効状態とされる操作は予め設定しておくことができるが、いずれの操作を操作無効状態とするかを、無効抽選により決定するようにしてもよい。
ここで、操作無効状態には、(1)いったん行った操作が取り消される(キャンセル)場合、(2)操作スイッチを操作しても、スイッチ本来の役割を果たさない(無効)場合、(3)操作スイッチの操作による作動が遅延する(留保)場合がある。上記(1)は、例えば、メダル投入口14から投入したメダルがメダルキャンセル装置4Aの作動によって遊技機外部に排出されることである。(2)は、例えば、ベットスイッチ16を操作してもメダル投入したとみなされず(具体的にはベット表示部18にメダルが投入された表示がされず)、ストップスイッチ50を操作しても対応する回転リール40が回転停止しないことである。この場合には、メダルを投入したり、回転リール40を停止させるには、操作無効状態が解除されてから、再度ベットスイッチ16又はストップスイッチ50を操作しなければならない。(3)は、例えば、スタートスイッチ30を操作しても回転リール40が回転開始しないことであるが、この場合には、再度の操作は不要(操作しても無関係)で、操作無効状態の解除により回転リール40は自動的に回転開始する。
なお、各操作や各操作手段の操作無効状態は、上記(1)〜(3)のいずれの態様としてもよい。例えば、ベットスイッチ16の操作が取り消される(ベット表示部18のメダルが投入された表示がリセットされる)ようにしたり、スタートスイッチ30の操作を無効にする(再度の操作を要する)ようにしてもよい。
さらに、停止抽選手段121は、前記無効抽選の結果、いずれかの操作を無効にすると決定した場合には、当該操作無効状態が解除されるための解除抽選を行う。ここで、操作無効状態の解除条件は、ストップスイッチ50の操作順番とすることができる。操作順番には、複数あるスイッチのどれを操作するかを含む。例えば、3個のストップスイッチ50のうち、いずれか一のストップスイッチ50を操作することを解除条件とすることができ、この場合には、停止抽選手段111は、左、中、右3個のストップスイッチ50の中から、解除条件となるいずれかのストップスイッチ50を抽選により決定する。あるいは、3個のストップスイッチ50を所定の順序で操作することを解除条件とすることもできる。この場合には、停止抽選手段111は、左、中、右の3個のストップスイッチ50の操作順6通りの中から、解除条件となるいずれかの操作順を抽選により決定する。
なお、操作無効状態の解除条件は、ベットスイッチ16、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50を含めた操作スイッチの操作順番としてもよいし、ベットスイッチ16又はスタートスイッチ30のいずれかといずれかのトップスイッチ50の操作順番としてもよい。ただし、あまりに複雑な操作態様とすると、操作無効状態がなかなか解除されず、本来の遊技に支障が生じるおそれがあるため、遊技者が選択可能な操作順番は数種類(例えば3〜6)程度とするのが好ましい。
(操作無効手段122)
操作無効手段122は、前記停止抽選手段121の行う無効抽選の抽選結果に基づいて、スロットマシン10を操作無効状態にするためのものである。
具体的には、操作無効手段122は、前記停止抽選手段121の無効抽選の結果、所定の操作無効状態にすると決定された場合には、(1)メダルキャンセル装置4Aを作動させ、(2)ベットスイッチ16又はストップスイッチ50と制御装置20の所定の制御手段とをつなぐ電気的接続経路の信号を遮断することができる信号遮断手段(図示せず)を作動させ、あるいは(3)スタートスイッチ30の操作によりリールユニット60に出力されるはずのモータ駆動指令信号(回転リール40を回転開始させるためのスタート信号)を留保することにより、操作無効状態をつくりだすことができる。
ここで、信号遮断手段は、ベットスイッチ16とメダル投入制御手段110とをつなぐ電気的接続経路、スタートスイッチ30又は各ストップスイッチ50の各操作検知センサとリール制御手段80とをつなぐ電気的接続経路に設けた論理回路手段やスイッチ手段とすることができ、それらと同様の作用効果を生じさせるプログラムを制御装置20に組み込んだものであってもよい。そして、信号遮断手段が作動しているときには操作検知センサの検知信号がメダル投入制御手段110やリール制御手段80に届かず、ベットスイッチ16を操作してもメダルが投入されたものとして扱われず、ストップスイッチ50を操作しても対応する回転リール40が回転停止しない状況を作り出すことができる。なお、ベットスイッチ16又はスタートスイッチ30又はストップスイッチ50の操作検知センサの検知信号は、以下に述べる操作判定手段113には遮断されずに届くので、ベットスイッチ16又はスタートスイッチ30又はストップスイッチ50が操作されたこと自体は判断可能である。
またここで、スタート信号を留保するとは、リール制御手段80においてスタートスイッチ30が操作されたことを記憶しておき、所定条件が満たされるまでスタート信号を出力させないことである。スタート信号の留保は、例えば、いわゆるウエイト時間と呼ばれる遊技実行制限期間の間において、従来のスロットマシンにおいても行われている。そして、所定の信号(ウエイト時間が経過した信号)受信を契機に、リール制御手段80からスタート信号が出力されるようになっている。本実施の形態では、その仕組みをそのまま利用して、所定時間の経過又は以下に述べる操作判定手段123の決定をスタート信号出力の条件に付加することにより、スタートスイッチ30の操作無効状態を実現させているものである。
そして、操作無効手段122は、操作判定手段113が無効解除の決定をした場合、又は操作無効状態としてから一定時間が経過した場合には、メダルキャンセル装置4A又は信号遮断手段を非作動にし、又は留保していたスタート信号を出力させることにより、操作無効状態を解除させる。
(操作判定手段123)
操作判定手段123は、前記停止抽選手段121が解除抽選によって決定した操作無効状態の解除条件となる所定の操作スイッチに対して所定の操作が行われたか否かを判断するためのものである。そして、所定の操作(すなわち正解の操作)が行われたと判断した場合には無効解除の決定をする。無効解除の決定により、前記操作無効手段122が操作無効状態を解除させ、操作無効状態の解除によって、遊技の一時停止状態が解除される。なお、操作判定の詳細については後述する。
(有利遊技移行抽選手段124)
有利遊技移行抽選手段124は、前記操作判定手段123が無効解除の決定をした場合に、解除態様に応じて、有利遊技に関する抽選を行うためのものである。
ここで、解除態様とは、解除抽選により決定された操作態様、すなわち正解の操作が行われるまでの経緯であって、例えば、正しいストップスイッチ50が操作されるまでに、あるいは正しい操作順番で操作されるまでに何回操作を要したかである。そして、正しい操作が早期に行われた場合ほど、抽選結果が有利になるように設定されている。例えば、有利遊技への移行確率が高くなったり、実行される有利遊技の付与利益が大きくなるようになっている。
本実施の形態においては、有利遊技として、演出制御装置22の制御に基づき行われる当選報知遊技(アシストタイム遊技・以下AT遊技という)が設けられている。そして、有利遊技移行抽選手段114は、AT遊技を開始するか否かの移行抽選を行い、抽選に当選した場合には、AT当選信号を演出制御装置22に出力する。
なお、有利遊技は、AT遊技以外の遊技であってもよい。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、遊技制御装置21から出力される信号を受信して、演出表示装置66の表示を制御するためのものである。そして、演出制御装置22は、図2に示すように、当選報知遊技制御手段130を少なくとも備えている。なお、特に図示しないが、演出制御装置22は、当選報知遊技制御手段130の他に、演出の実行の有無や種類を決定するための実行演出決定や、決定した演出データに基づいて液晶表示装置67、ランプ68、スピーカ69の作動を制御するための手段などを備えていることは言うまでもない。
(当選報知遊技制御手段120)
当選報知遊技制御手段120は、当選報知遊技、すなわちAT遊技を制御するためのものである。
当選報知遊技制御手段120は、遊技制御装置21からAT当選信号を受信した場合には、受信した遊技の次遊技から、あるいは所定の期間が経過してから、演出表示部66に所定の当選報知を表示するAT遊技を開始させる。ここで、AT遊技中に行われる報知は、当選図柄を画像や音声で報知するものであってもよいし、ストップスイッチ50の操作順番を報知するものであってもよい。前者は、例えば、同時に入賞不能(構成図柄の少なくとも一つがそれぞれ引き込み範囲内に存在しない)な3種類の小役があった場合、どの小役が当選したかを報知することにより、報知に係る役の構成図柄を狙って目押しをすることができ、入賞率が上昇して遊技者の獲得利益が増加するものである。後者は、ストップスイッチ50が予め決定された停止操作順番で操作された場合のみ入賞可能となるように設定された当選役を設け、ストップスイッチ50の操作順番を報知することにより、当該役が(必ず)入賞可能となり、入賞率が上昇して遊技者の獲得利益が増加するものである。
そして、当選報知遊技制御手段120は、遊技状況が、所定回数のAT遊技消化、所定回数の入賞、所定枚数のメダル払い出し等の、所定の終了条件に該当した場合には、AT遊技を終了させる。
なお、本実施の形態では、有利遊技移行抽選手段124を遊技制御装置21に設けてあるが、遊技制御装置21から出力される操作判定手段123の判定信号に基づいて、当選報知遊技制御手段130においてAT抽選を行うように形成してもよい。
(スロットマシン10の作動)
次に、上記構成を有するスロットマシン10の作動について、図3乃至図6のフローに基づき説明する。
ここで、図3はスタートスイッチ30の操作を無効にする(回転リール40を回転させない)場合の流れ(例1)、図4はストップスイッチ50の操作を無効にする(回転リール40を停止させない)場合の流れ(例2)、図5はメダル投入又はベットスイッチ16の操作を無効にする場合の流れ(例3)をそれぞれ示すものである。
(例1)
先ず、図3に示すステップ100において、1回の遊技に投入すべき規定数のメダルの投入動作がなされたか(メダルセンサ15がメダルを検知したか又はベットスイッチ16が操作されたか)否かを判断する。なお、本実施の形態では、規定数のメダルは3枚とする。規定数のメダルの投入動作がされない場合にはステップ100に戻り、投入動作がされた場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、停止抽選手段121により停止抽選処理が行われる。すなわち、無効抽選と解除抽選が行われる。この抽選で、操作無効の有無と解除態様が決定される。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、スタートスイッチ30がONとなったか否かが判断される。スタートスイッチ30がONにならない場合には、ステップ104に戻り、スタートスイッチ30がONとなった場合には、次のステップ103に進む。
ステップ103において、当選抽選手段70により当選判定の抽選処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定されたか、すなわちスタートスイッチ30を操作無効とすることになったか否かが判断される。遊技の一時停止が決定された場合には、次のステップ105に進む。
ステップ105において、操作無効処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
前記ステップ104において、停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定されたなかった場合には、ステップ105を飛び越してステップ106に進む。
ステップ106において、3個の回転リール40が回転開始する。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、いずれかのストップスイッチ50がONとなったか否かが判断される。ストップスイッチ50がONにならない場合にはステップ107に戻り、いずれかのストップスイッチ50がONとなった場合には、次のステップ108に進む。
ステップ108において、ストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ109に進む。
ステップ109において、全ての回転リール40が停止したか否かが判断される。全ての回転リール40が停止していない場合にはステップ107に戻り、全ての回転リール40が停止した場合には、次のステップ110に進む。
ステップ110において、入賞したか否かが判断される。入賞していない場合にはそのまま1回の遊技を終了し、入賞した場合には、次のステップ111で所定の入賞処理(メダル払い出し処理、特別遊技への移行処理、リプレイの処理)を行い、1回の遊技を終了する。
(例2)
図4のステップ120において、メダルの投入動作がなされたか否かを判断する。メダルの投入動作がされない場合にはステップ120に戻り、投入動作がされた場合には、次のステップ121に進む。
ステップ121において、スタートスイッチ30がONとなったか否かが判断される。スタートスイッチ30がONにならない場合には、ステップ121に戻り、スタートスイッチ30がONとなった場合には、次のステップ122に進む。
ステップ122において、当選抽選手段70により当選判定の抽選処理が行われる。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、停止抽選手段111により停止抽選処理が行われる。ここで、特定の当選役が当選した場合には必ず一時停止状態にする仕様となっている場合には、停止抽選のうち、解除抽選のみを行い、無効抽選は行わなくてもよい。次のステップ124に進む。
ステップ124において、回転リール40が回転開始する。そして、次のステップ125に進む。
ステップ125において、停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定されたか、すなわちストップスイッチ50を操作無効とすることになったか否かなったか否かが判断される。遊技の一時停止が決定された場合には、次のステップ126に進み、ストップスイッチ50の操作無効処理が行われる。停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定されなかった場合には、ステップ126を飛び越して次のステップに進む。これ以降の流れは、図3のステップ107以降の流れと同様であるため省略する。
なお、上記フローでは、スタートスイッチ30の操作時に停止抽選を行うようにしてあるが、図3に示した例と同様に、メダル投入時に停止抽選を行うようにしてもよい。あるいは、図3のフローにおいて、スタートスイッチ30の操作を契機に停止抽選が行われるようにしてもよい。この場合には、スタートスイッチ30の操作を契機に当選抽選手段70の当選判定の抽選と停止抽選手段111の停止抽選が行われるが、停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定された場合には回転リール40が回転しないようにする。
(例3)
ここで、例3を示す図5のフローにおいては、停止抽選の実行ステップを記載していないが、例3の場合の停止抽選は、前遊技におけるいずれかの操作時に行われるものである。例えば、メダル投入時やベットスイッチ16の操作時やスタートスイッチ30の操作時であってもよいし、いずれかのストップスイッチ50の操作時であってもよい。なお、上記した例1及び例2においても、前遊技におけるいずれかの操作時に停止抽選を行うようにしてもよい。
図5のステップ130において、停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定されているか、すなわちメダル投入を無効とすることになったか否かが判断される。遊技の一時停止が決定された場合には、次のステップ131に進み、メダル投入動作について操作無効処理が行われる。一方、停止抽選の結果、遊技の一時停止が決定されなかった場合には、ステップ131を飛び越して次のステップ132に進む。これ以降の流れは、図3及び図4に示した流れに準ずるものであるため省略する。
次に、図3のステップ105、図4のステップ126及び図5のステップ131の操作無効処理について、図6のフローに基づき説明する。
図6のステップ200において、操作無効手段122が作動開始する。すなわち、メダル投入制御手段110にメダルキャンセル装置4Aをキャンセル状態にさせるとともに信号遮断手段を作動させてベットスイッチ16の操作を無効にし投入操作をできなくさせたり、スタート信号の出力を留保して回転リール40を回転開始させないようにしたり、信号遮断手段を作動させてストップスイッチ50の操作を無効にし回転リール40が回転停止させないようにしたりする。なおこのとき、特に図示しないタイマーが時計測を開始する。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、操作無効手段122が作動してから一定時間が経過したか否かが判断される。一定時間が経過していない場合には、次のステップ202に進む。
ステップ202において、解除抽選によって決定された操作無効解除条件となる可能性のある所定の操作スイッチがONとなったか否かが判断される。例えば、3個のストップスイッチ50のうち、いずれかが操作されたかなどが判断される。なお、遊技者に操作させる操作部の範囲については、例えば3個のストップスイッチ50というように予め定まっていてもよいし、複数の操作部の組み合わせ(スタートスイッチ30及び3個のストップスイッチ50の組み合わせ、ストップスイッチ50のうち左と右の組み合わせ、など)の中から抽選で決定してもよい。後者の場合には、解除条件となるスイッチを液晶表示装置67により遊技者に報知するのが好適である。操作スイッチがONにならない場合にはステップ201に戻り、操作スイッチがONとなった場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203において、操作判定手段123により、操作された操作スイッチが解除抽選によって決定された操作態様と一致するか(正解操作か)否かが判断される。例えば、特定のストップスイッチ50が操作されたか、複数のストップスイッチ50が所定の順番で操作されたかなどが判断される。正解操作がなされていない場合には、ステップ204に進む。
ステップ204において、操作判定手段123が、正解操作が行われなかったことを記憶するための不正解フラグをセットする。そして、ステップ201に戻る。
前記ステップ203において、正解操作がなされた場合には、ステップ205に進む。
ステップ205において、不正解フラグがセットされていないか否かが判断される。不正解フラグがセットされていない場合、すなわち、一発正解の場合には、次のステップ206に進み、有利遊技移行抽選手段124が、所定の確率でATの開始を決定する高確率テーブルを用いて、AT抽選を行う。そして、ステップ208に進む。
一方、前記ステップ205において、不正解フラグがセットされている場合には、ステップ207に進み、有利遊技移行抽選手段124が、ATの開始確率が高確率テーブルよりも低く設定された低確率テーブルを用いて、AT抽選を行う。そして、次のステップ208に進む。
ステップ208において、AT抽選に当選したか、すなわちATの開始が決定されたか否かが判断される。AT抽選に当選した場合には、次のステップ209において、演出制御装置22にAT当選信号を出力する。そして、ステップ210に進む。AT抽選に当選しない場合には、ステップ209を飛び越してステップ210に進む。
ステップ210において、操作無効手段122が作動を終了する。そして制御を終了する。
前記ステップ201において、一定時間が経過した場合には、ステップ202〜209を飛び越してステップ210に進み、操作無効手段122が作動を終了する。つまり、時間切れで操作無効が解除される場合には、AT抽選は行われない。
なお、上記ステップ206、207では、それぞれAT移行確率が異なる抽選テーブルでAT抽選を行っているが、ステップ206で行われるAT抽選の抽選対象となるAT遊技と、ステップ207で行われるAT抽選の抽選対象となるAT遊技とで、遊技回数や報知確率がそれぞれ異なるようにしてもよい。要は、一発で正解操作ができた場合と、そうでない場合とで、遊技者が受ける有利度が異なるようになっていればよい。
また、上記例では、正解操作ができたか否かでAT抽選テーブルを選択するようになっているが、正解操作ができなかった回数に応じてAT抽選テーブルを選択するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、遊技の進行が一時停止状態(フリーズ)となった場合、ある特定の操作スイッチに特定の操作を行うことによりフリーズが解除されるものであるが、その特定の操作は毎回異なるので、正解の操作を早期に見つけるという新規な遊技性を作り出すことができる。また、正解の解除操作と有利遊技移行抽選とを組み合わせ、正解の操作を早期に行った場合には、有利な条件で有利遊技に移行できるように形成したことにより、単に解除スイッチでフリーズを解除する場合とは異なり、遊技の興趣を深めることができるものである。
なお、上記した実施の形態では、メダル投入又はベットスイッチ16の操作時に停止抽選が行われ、全てのストップスイッチ50の操作が無効となる場合について述べているが、本発明には、最初に又は二番目に操作されるストップスイッチ50の操作時に停止抽選が行われ、未停止の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が無効になって遊技が一時停止するものも含まれる。この場合には、例えばスタートスイッチ30又はベットスイッチ16又は最初あるいは二番目に操作されたストップスイッチ50の操作態様によって、未停止の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作無効状態が解除されるようにすることができる。
また、停止抽選において、メダル投入とスタートスイッチ30の操作とストップスイッチ50の操作のいずれを無効状態とするかを抽選で決定してもよい。この場合の停止抽選は、メダル投入時あるいは前遊技のリール停止時(最後に回転停止する回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作時)に行い、メダル投入を無効にする場合には回転リール40の全停止後に次遊技の冒頭で操作無効処理を行い、スタートスイッチ30を操作無効にする場合には回転リール40の回転開始前に操作無効処理を行い、ストップスイッチ50を操作無効にする場合には回転リール40の回転開始後に操作無効処理を行うようにすればよい。
また、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機などにも応用できるものである。
10 スロットマシン 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
65 ホッパーユニット 66 演出表示装置
70 当選抽選手段 80 リール制御手段
90 入賞判定手段 100 ホッパー制御手段
110 メダル投入制御手段 120 遊技停止制御手段
121 停止抽選手段 122 操作無効手段
123 操作判定手段 124 有利遊技移行抽選手段

Claims (2)

  1. 複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な複数の図柄表示手段を備え、
    遊技を進行させるために遊技者が操作する操作手段として、遊技媒体の投入によってその操作が有効となり前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるスタートスイッチと、変動中の前記図柄表示手段の表示を個々に停止させる複数のストップスイッチとを少なくとも備え、
    当選か否かの当選判定の抽選の結果、所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチの操作により、変動中の前記複数の図柄表示手段を、当選に係る図柄が予め定められた配列となるように停止させることができた場合に入賞となる遊技機において、
    遊技媒体の投入、前記スタートスイッチの操作、前記ストップスイッチの操作のうちいずれかを契機に行われる無効抽選の抽選結果に基づいて、遊技の進行を、予め定められた一定時間、一時停止状態にすることができる遊技停止制御手段を設け、
    前記遊技停止制御手段による遊技の進行の一時停止状態は、遊技を進行させるために操作されるいずれかの操作手段が、一時停止状態を解除する条件を定めるための解除抽選により決定された所定の操作態様で操作された場合には、前記一定時間の経過前であっても解除されることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技の進行が一時停止状態となっている場合において、前記いずれかの操作手段が前記解除抽選により決定された操作態様で操作された場合には、遊技者に有利な遊技状態に移行させるか否かの有利遊技移行抽選が行われることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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