JP2010245440A - ウェーハ熱処理方法及び熱処理用縦型ボート - Google Patents

ウェーハ熱処理方法及び熱処理用縦型ボート Download PDF

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Abstract

【課題】生産性の維持を図りつつ、ウェーハにスリップが発生することを抑制することができるウェーハ熱処理方法を提供する。
【解決手段】略水平状態に配置される複数のウェーハWを、上下方向にほぼ一定のピッチを空けて積み重ね、これらウェーハWに対して所定の処理温度での熱処理を施すウェーハ熱処理方法において、ピッチをPmm、処理温度に対する昇降温レートをR℃/minとした際に、R≦0.0451×P1.588 …(1)の関係を満たす昇降温レートRでもってウェーハWに熱処理を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウェーハの熱処理方法及びこの熱処理方法を行う熱処理用縦型ボートに関する。
シリコン単結晶等の半導体インゴットから切り出したシリコンウェーハ(以下、単にウェーハと称する)を用いてデバイスを作製する工程の一つに熱処理工程がある。この熱処理工程は、ウェーハの表層における無欠陥層の形成、ゲッタリング、結晶化、酸化膜形成、不純物拡散等を目的として行われる。
このようなウェーハの熱処理工程を行う際には、ウェーハを上下方向に所定の間隔を空けて水平に支持した状態で熱処理を行う熱処理用縦型ボートが使用されている(例えば特許文献1参照)。
この熱処理用縦型ボートは、上下方向に延びる複数本(例えば3本、あるいは4本)の支柱と、各支柱の上端部が固定される天板と、各支柱の下端部が固定される底板とを備えたもので、一側部にウェーハの出し入れ用の開口部が形成されている。各支柱の内周壁には、ウェーハが載置される支持部としての装填溝が支柱の長さ方向に所定ピッチで形成されている。このような熱処理用縦型ボートは、開口部側から複数のウェーハが装填溝に載置された後、熱処理炉に挿入され、これによって、ウェーハに所定の熱処理が施される。
特開2005−51187号公報
ところで、上記のような熱処理用縦型ボートにウェーハを収納して熱処理を施すと、ウェーハの自重が該ウェーハと支持部との接触点に集中するため、これによる応力がウェーハに常時作用することになる。さらに、熱処理中の温度上昇時には、ウェーハ面内温度差により生じる熱応力が生じる。そして、応力が臨界剪断応力を超えてしまうと、ウェーハ内の結晶に転位が生じ、この転移が巨視的な大きさまで広がることで、ウェーハ結晶欠陥の一種であるスリップが発生してしまう。このスリップの発生によってウェーハの品質は大きく低下させられる。
このスリップの発生を抑制する方法としては、熱処理中の昇降温レートを小さくする、あるいは、ウェーハ支持部の上下方向間隔を広げてウェーハのピッチを大きくすることが有効である。両者ともに熱処理中のウェーハの温度分布の均一化を図ることができ、熱応力の発生を抑え、スリップを発生し難くすることができる。
しかしながら、昇降温レートを小さくすると熱処理工程に要する時間が増加して生産のスループットを悪化させるという問題が生じ、また、ウェーハを支持する支持部の間隔を上下に広げると熱処理炉に一度に投入できるウェーハの処理枚数が減少してしまい、いずれもウェーハの生産性の低下を招いてしまう。
ここで、従来、口径200mm以上のウェーハに熱処理を施す熱処理用縦型ボートでは、一般的に6mm〜10mmのピッチで支持部が設けられていた。しかしながら、この大きさの間隔では、口径300mm以上のウェーハに熱処理を施す場合、スリップフリーを達成するための昇降温レート範囲が極端に小さくなってしまうため、生産性を低下させるという問題がある。さらには、昇降温レート範囲が制限されることで、ウェーハ内部の欠陥制御や、酸素濃度等の内部分布制御に必要な処理条件を選択できず、所定のウェーハ品質を保持できなくなる可能性がある。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、生産性の維持を図りつつ、ウェーハにスリップが発生することを抑制することができるウェーハ熱処理方法、及びこれを用いたウェーハ熱処理用縦型ボートを提供することを目的とする。
ここで、本発明の発明者らがこのようなウェーハ熱処理方法について鋭意研究を重ねたところ、スリップの発生を抑えるためには、ウェーハに生じる熱応力の値が一定以下となるようなウェーハのピッチと昇降温レートとの関係を見出す必要があるという知見に至った。
そこで、この発明はこのような知見に基づいて、上記課題を解決するため以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係るウェーハ熱処理方法は、略水平状態に配置される複数のウェーハを、上下方向にほぼ一定のピッチを空けて積み重ね、これらウェーハに対して所定の処理温度での熱処理を施すウェーハ熱処理方法において、前記ピッチをPmm、前記処理温度への昇降温レートをR℃/minとした際に、
R≦0.1249×P1.5176 …(1)
の関係を満たす、前記ピッチと前記昇降温レートとでもって前記ウェーハに熱処理を施すことを特徴としている。
このような特徴のウェーハ熱処理方法によれば、ウェーハのピッチがPmmの際に、
上記(1)式を満たす昇降温レートR℃/minでもって温度を変化させて熱処理を行うことにより、ウェーハに生じる熱応力をほぼ2MPa以下とすることができる。これによって、ウェーハにスリップが発生するのを抑制することができるとともに、ピッチの大きさに応じた最大の昇降温レートでもって昇降温することで、生産性を高く維持することが可能となる。
ここで、熱応力の2MPa以下という範囲は、発明者らが実際の測定からウェーハにスリップが発生することのない熱応力の範囲を見出したものである。
また、上記PとRの関係式である(1)式は、ピッチと昇降温レートとを変化させたときにウェーハに生じる熱応力の値を測定し、この測定値から、熱応力が2MPa以下となる最大の昇降温レートを、ピッチの関数として算出したものである。
なお、R=0.1249×P1.5176は口径300mmのウェーハについてのスリップが発生することのない昇降温レートの値Rの最大値を示す曲線であり、R=0.0451×P1.588は口径450mmのウェーハについてのスリップの発生することのない昇降温レートの値Rの最大値を示す曲線である。したがって、φ450mmウェーハを対象とする熱処理においては、
R≦0.0451×P1.588 …(2)
の関係を満たしていればよい。
さらに、略水平状態に配置されるとは、ウェーハの主面となる平坦面部分が水平面にほぼ沿って配置されていることを意味し、実質的に水平面に沿っていればよく多少の傾きを有した状態も含んでいる。また、ほぼ一定のピッチとは、積み重ねられた複数のウェーハの大多数が一定のピッチで離間しており、一部少数のウェーハのピッチが異なるものであっても何ら差し支えないことを意味している。
また、本発明に係るウェーハ測定装置においては、前記ピッチが10mm≦P≦30mmの範囲に設定されていることが好ましい。
ピッチが上記範囲に設定されることで、昇降温レートが極端に小さくなることを回避し、生産性を高く維持することができる。また、ピッチの値Pが30mmを超えるものを排除しているため、一度に熱処理を施すウェーハの枚数が極端に減少することなく、生産性の低下を回避することができる。またピッチが上記の範囲よりも小さいと、熱処理ボートへのウェーハ出し入れの際に、支持手段であるロボットハンド等がウェーハの間に進入した際に不必要にウェーハ表裏面に接触してスリップの原因となる傷をつける可能性があるとともに、これを回避しようとした場合ウェーハ間に進入できず、ウェーハのハンドリングができなくなるため好ましくない。さらに、ウェーハピッチが小さくなると、スリップフリーとして取り得るランプレート(昇降温レート)の範囲が狭くなり、必要な昇降温速度で所望のウェーハ改質処理ができなくなる可能性があるため好ましくない。
また、本発明に係るウェーハ熱処理装置においては、前記処理温度が、800℃〜1400℃(シリコンの融点以下)の範囲に設定されていることが好ましい。
処理温度が上記範囲に設定されていることによって、ウェーハの熱処理工程を適確に行うことができ、また、この処理温度の範囲ならば上記PとRの関係式に基づいて昇降温レートを定めることによりスリップの発生を確実に回避することができる。従って、φ300mmウェーハはもちろんのこと、φ450mmウェーハにおいても、空孔注入、酸素析出溶解、DZ層形成、ゲッタリングシンク形成、ゲッタリング能付与、表面改質、表面粗さ低減、表面酸化膜形成、表面窒化膜形成、表面酸窒化膜形成、Grow−in欠陥除去、ドナーキラー、等の熱処理をスリップフリーで良好におこなうことが可能となる。ここで、φ300mmウェーハは厚さ700μm程度であり、φ450mmウェーハの厚さが、φ300mmウェーハと同程度か、あるいはその半分程度、または、その2倍程度であっても、このようは熱処理において、スリップフリーとすることができる。
さらに、本発明に係るウェーハ熱処理方法においては、前記ウェーハの口径が300mm以上、より好ましくは450mm程度の範囲に設定されていることを特徴としている。
この口径のウェーハに対して上記PとRとの関係式に基づいて定めた昇降温レートで熱処理を行うことにより、昇降温レートを極端に低くすることなく生産性を維持しながらスリップの発生を確実に防止することができる。φ300mmより小さなウェーハにおいては、自重による支持部分で発生する熱応力が小さいため、上記の範囲外としてもスリップフリーを実現することが可能なためである。
なお、φ300mmウェーハとは290〜310mm程度、φ450mmウェーハとは440〜460mm程度の幅を有し、それぞれのウェーハ口径の規格を示すものとする。
本発明に係る熱処理用縦型ボートは、上記いずれかのウェーハ熱処理方法を行うウェーハ熱処理用縦型ボートであって、前記ウェーハを水平状態にて支持する複数の支持部を備え、これら支持部が前記ピッチと同様のPmmの間隔を空けて上下方向に配置されていることを特徴としている。
このような特徴の熱処理用縦型ボートによれば、ウェーハを所定のピッチPで配置することができ、さらに、PとRとの上記関係式により定めた昇降温レートRでもって昇温することにより、生産性を維持しながらスリップの発生を確実に防止することができる。
本発明のウェーハ熱処理方法及び熱処理用縦型ボートによれば、ピッチの値に応じた昇降温レートでもってウェーハに対して熱処理を行うことによって、生産性を維持しながらスリップの発生を防止することができる。
本発明の実施形態の熱処理用縦型ボートが収容された熱処理炉の側面構成図である。 本発明の実施形態の熱処理用縦型ボートの斜視図である。 本実施形態の熱処理方法の工程を示すフローチャートである。 φ300ウェーハにおいて、スリップが発生しないウェーハピッチ及び昇降温レートの範囲を示すグラフである。 φ450ウェーハにおいて、スリップが発生しないウェーハピッチ及び昇降温レートの範囲を示すグラフである。 熱処理用縦型ボートにおける支持部の納置寸法を説明する平面図である。 熱処理用縦型ボートにおける他の例の支持部の平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るウェーハ熱処理方法及び熱処理用縦型ボートについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、熱処理用縦型ボート20は複数枚のウェーハWを支持した状態で熱処理炉10に収容され、これによりウェーハWに対して所定の処理温度Tでの熱処理が施される。
熱処理炉10は、反応管11と、キャップ12と、保温筒13と、載置台14と、ヒーター15と、均熱管16と、ベース17とを備えている。
反応管11は、床面に固定されたベース17の上面に開口する凹部17aから鉛直方向に沿って上方に延びており、その上端側が閉塞された有底筒状をなしている。この反応管11の側面下部には、該反応管11内と外部とを連通する通気管11aが連結されており、これによって、反応管11内外の空気が行き来できるようになっている。
この反応管11の下部、即ち、ベース17の凹部17aには、その底部全面を覆うようにしてキャップ12が設けられており、該キャップ12の上面には断熱材あるいは発熱体から構成される保温筒13が配設されている。この保温筒13の上端には載置台14が設けられ、該載置台14上にウェーハWを支持した熱処理用縦型ボート20が載置される。
上記反応管11の外周側には、該反応管11の外周面と所定間隔離間した状態で反応管11を側方周囲から覆う均熱管16が設けられている。この均熱管16は、例えば熱伝導の高い金属等から構成されている。そして、均熱管16の外周側には、該均熱管16の外周面と所定間隔離間した状態で均熱管16を側方周囲から覆うヒーター15が設けられている。即ち、この熱処理炉10においては、内側から外側に向かって反応管11、均熱管16及びヒーター15が順に配置されており、ヒーター15が発した熱は均熱管16によって均一化させられて反応管11に達するようになっている。これによって、反応管11内は、熱が一部に偏ることなく温度分布の均一化が図られている。
なお、本実施形態においては、ヒーター15及び均熱管16は、反応管11の特に載置台14の上方の側方周囲をのみ覆っているが、該載置台14上部に載置される熱処理用縦型ボート20に熱処理を施すには十分である。また、載置台14の下部には保温筒13が設置されているため、下方のみの熱が逃げてしまい反応管11下部のみの温度が下がってしまうことはない。
そして、上記ヒーター15には、温度制御部(図示省略)が設けられており、例えば、反応管11内に取り付けられた温度センサー(図示省略)の出力をフィードバックしながら、所定の昇降温レートの値R(℃/min)で反応管11を、所定の処理温度Tまで昇降温させることができるようになっている。また、この温度制御部においては昇降温レートの値Rを任意に調整することができるようになっている。
なお、昇降温レートとは、反応管11内の昇温時又は降温時における1分間当たりの温度変化のことである。また、本実施形態においては、熱処理時の上記処理温度Tは、800℃〜1400℃の範囲に設定されている。
(熱処理用縦型ボート)
熱処理用縦型ボート20は、詳しくは図2に示すように、外形円柱状をなしており、底板21と、天板22と、4つの支柱23とから概略構成されている。また、この熱処理用縦型ボート20は、例えば、石英ガラス、炭化珪素(SiC)、単結晶シリコン、多結晶シリコン等から構成されている。このような素材で熱処理用縦型ボート20を構成することにより、ウェーハWの汚染を回避することができる。また、炭化珪素(SiC)等のセラミックス材料をから構成すれば、ウェーハWの汚染の回避に加えて、耐熱性にも極めて優れるため好ましい。
底板21は、平面視にて円形をなして一定の厚みを有する円盤状に形成されており、該底板21の裏面が、上記熱処理炉10の載置台14上に接するように配置される。
この底板21の表面における外周部には、上記4つの支柱23が底板21の周方向に間隔を空けて、上方に向かって延びるように立設されている。より詳細には、この支柱23は、底板21の表面における周方向略180°以内の範囲に収まるようにそれぞれ近接して配置されている。また、このように近接した4つの支柱23のうち外側に配置された2つの支柱23a、23bは、底板21の周方向に沿った長さが、内側に配置された2つの支柱23c、23dよりも長く形成されている。
さらに、近接して配置された4つの支柱のうち、一方側(図2における左側)の2つの支柱23a、23cは、底板21の周方向に沿って延びる複数(本実施形態では3つ)連結板26によって連結されており、他方側(図2における右側)の2つの支柱も同様にして、底板21の周方向に沿って延びる複数(本実施形態では3つ)の連結板26によって連結されている。これによって、支柱23間の強度が維持されている。
また、この4つの支柱23の上端部には、底板21と同様に平面視にて円形をなして一定の厚みを有する円盤状に形成された天板22が、上記底板21と平行をなすように固定されている。
このようにして、底板21、天板22及び4つの支柱23によって熱処理用縦型ボート20の外形円柱状が形成される。
そして、上記のような熱処理用縦型ボートの4つの支柱23には、径方向内側を向く 各支柱の内側面から、径方向外側にコの字状に凹むとともに底板21の周方向に沿って延びるスリット24が、上下方向に複数形成されている。
このスリット24は、4つの支柱23において上下方向の位置が互いに同一になるようそれぞれ形成されており、各支柱23の上下方向同一の位置に形成された計4つのスリット24によって、ウェーハWが支持される支持部25が形成されている。即ち、ウェーハWは、これら4つのスリット24からなる支持部25にウェーハW裏面の外周部4点が支持されるのである。これによって、各支柱23において上下方向に複数形成されたスリット24の数に応じて複数の支持部25が設けられ、これら支持部によって複数のウェーハWを収容することができようになっている。
なお、上述のように、4つの支柱23は底板21の周方向180°以下の範囲に収まるように配置されているため、これら支柱23が配置されていない側から、ウェーハWをその平坦状をなす主面を水平方向に沿わせた状態で挿入することで、容易に支持部25上にウェーハWを載置することができる。
また、本実施形態の熱処理用縦型ボート20においては、上記各支柱23のスリット24の上下方向の間隔、即ち、ウェーハWが載置される支持部25の上下方向の間隔であるピッチの値Pmmが、10mm≦P≦30mmの範囲に設定されていることが好ましい。
また、支持部25納置寸法としては、図6に示すように、4つの支柱23のうち外側に配置された2つの支柱23a、23bの底板21の周方向に沿った長さ25a,25bが40〜80mm、内側に配置された2つの支柱23c、23dの底板21の周方向に沿った長さ25c,25dが10〜20mmとなるように設定される。また、これらの支持部25がウェーハWに接触するウェーハW径方向の寸法25rは、4〜10mmとなるように設定されている。これにともない、スリット24の深さ寸法は、6〜12mmとなるように設定されている。
これら支持部25となる各支柱23a,23b,23c,23dの横方向中央位置が、載置したウェーハWまたは底板21の中心に対する配置角度は、それぞれ、θ1が45°〜60°、θ2が45°〜60°、θ3が45°〜60°とされている。
次に以上のような構成をなす熱処理用縦型ボート20を使用したウェーハ熱処理方法について説明する。図3は、本実施形態の熱処理方法の工程を示すフローチャートである。
まず、本実施形態の製造方法は、ステップS0で示すようにウェーハを処理する熱処理の昇降温レートや処理温度、処理時間などの熱処理条件を設定し、その際に使用可能なウェーハピッチを設定する熱処理条件設定工程と、ステップS1で示すように所定のピッチとされた熱処理用縦型ボート20を用意するボート準備工程と、ステップS2で示すように、ウェーハWを熱処理用縦型ボート20の複数の支持部25にそれぞれセットし、ウェーハWを熱処理用縦型ボート20内にピッチPの間隔を空けて積み重ねられた状態とするウェーハセット工程と、ステップS3で示すように、反応管11内部への熱処理用縦型ボート20を挿入するボート搬入工程と、ステップS4で示すように、設定された昇降温レートに対して、許容されるピッチを有するボートであるかどうかを確認するピッチレート確認工程と、熱処理をおこなう昇温工程S5、処理温度維持工程S6、降温工程S7、ボート搬出工程S7、ウェーハ取り出し工程S9とを有するものとされる。
熱処理条件設定工程S0においては、処理内容に応じて決定される昇降温レートRに対して、ウェーハWのピッチの値P、即ち、熱処理用縦型ボート20の支持部25の上下方向の間隔の値が、当該熱処理における熱処理炉10におけるヒーター15の昇降温レートの値Rに対してスリップフリーとなる関係を満たす範囲にあることを確認する。
ここで、本実施形態においては、ウェーハWが口径300mmのφ300mmウェーハの場合、昇降温レートの値R℃/minとピッチの値Pmmとが、下記(1)式に示す関係を満たすようにその範囲を決定する。
R≦0.1249×P1.5176 …(1)
また、ウェーハWが口径450mmのφ450mmウェーハの場合、昇降温レートの値R℃/minとピッチの値Pmmとが、下記(2)式に示す関係を満たすようにその範囲を決定する。
R≦0.0451×P1.588 …(2)
なお、上記(2)式及び(1)式は、ピッチの値Pと昇降温レートの値Rとを変化させたときにウェーハWに生じる熱応力の値を測定し、この測定値から、熱応力が2MPa以下となる最大の昇降温レートの値Rを、ピッチの値Pの関数として算出したものである。つまり、ピッチPによって、この熱処理用縦型ボート20を用いて処理できる昇降温温レートが規定されるので、この最大値を超えない処理が選択される。または、処理内容によって決定される昇降温レートRの値に基づいて、当該熱処理に使用可能なピッチPを有する熱処理用縦型ボート20を選択する。
そして、ピッチレート確認工程S4において、上記のようにピッチの値Pと昇降温レートの値Rとが所定の範囲にあることをヒーター15の温度制御部で確認した後、ステップS5に示すように、反応管11の昇温、即ち、ウェーハWに対する加熱が開始される。
この確認は、例えば、熱処理炉10に熱処理用縦型ボート20のウェーハWのピッチPを検知するセンサーが設けられていて、該センサーによって検知されたピッチの値Pが温度制御部に入力されることにより、熱処理用縦型ボート20を熱処理炉10に挿入する工程をもって昇降温レートとピッチが好ましい範囲となっているかが確認される手段を有する。
または、熱処理用縦型ボート20の支柱23の外側などにこの熱処理用縦型ボート20のピッチを識別できるマーク等を付与し、これを撮像手段で認識するものであってもよい。ピッチとレーとが一致していない場合には、熱処理開始を中止し、熱処理条件設定工程S0に戻って、条件設定を再度おこなう。
そして、上記のように決定された昇降温レートの値Rで反応管11内が熱せられて、反応管11内が所定の処理温度Tまで上昇し、ステップS6に示すように、この処理温度Tを保持してウェーハWに対する熱処理が行われる。
所望のウェーハ状態を実現して熱処理が終了したら、ステップS7で示すように、昇温時と同じ昇降温レートの値Rでの降温が開始される。その後、ステップS8に示すように、フォークによって熱処理用縦型ボート20を反応管11内部から搬出し、ステップS9に示すように、処理の終了したウェーハWを取り出して酸化膜除去などの表面処理工程や研磨等の後工程へと送る。
以上のような熱処理用縦型ボート20を使用したウェーハ熱処理方法によれば、ウェーハWのピッチPmmと、昇降温レートの値R℃/minとに対して、φ300mmウェーハに対しては上記(2)式、φ450mmウェーハWに対しては上記(1)式をそれぞれ満たす条件でもってウェーハWの熱処理を行うことにより、ウェーハWに生じる熱応力を2MPa以下とすることができる。
ここで、熱応力が2MPa以下の場合、ウェーハWに生じる応力の合計が臨界剪断応力を超えてしまうことはない。よって、ウェーハW内の結晶に転位が生じることはなく、この転移を起因としたスリップが生じることはない。したがって、上記のように昇降温レートの値Rを定めることによって、ウェーハWにスリップが発生するのを抑制することが可能となる。
また、各ピッチの値Pに応じた最大の昇降温レートの値R、即ち、φ300mmウェーハに対しては、上記(2)式を満たし、φ450mmウェーハに対しては、上記(1)式を満たす昇降温レートの値RでもってウェーハWを昇降温することにより、生産性を高く維持することができる。つまり、ピッチの値から、熱処理条件で規定されるなかで最大の昇降温速度を選択することができれば、それだけ処理温度Tに達するまでの時間及び降下させるまでの時間を短縮させることができるため、好ましいピッチを有する熱処理用縦型ボート20を選択することで、生産のスループットを良好に維持することができる。
また、本実施形態において、好ましくはピッチの値Pが10mm≦P≦30mmの範囲に設定されているため、該昇降温レートRが極端に小さくなることを回避することができる。これによって、スループットの悪化を防ぎ、生産性を高く維持することができる。また、ピッチの値Pが30mmを超えるものを排除しているため、一度に熱処理用縦型ボート20に収納できるウェーハWの枚数が極端に減少することなく、生産性の低下を回避することができる。
また、熱処理時の処理温度Tが、ウェーハWの熱処理工程に適した800℃〜1400℃の範囲に設定されているため、当該熱処理工程を適確に行うことができるとともに、この処理温度Tの範囲ならば、φ300mmウェーハに対しては上記(2)式、φ450mmウェーハに対しては上記(1)式に基づいて昇降温レートRを定めることで、スリップの発生を確実に回避しつつ、歩留まりの低下を防止し、生産性を高く維持することが可能となる。
さらに、本実施形態の熱処理用縦型ボート20においては、支持部25にウェーハを載置することをもってウェーハWを所定の値Pのピッチ間隔を空けて積み重ねた状態とすることができる。よって、この熱処理用縦型ボート20にウェーハWを収容して、負φ300mmウェーハに対しては上記(2)式、φ450mmウェーハに対しては(1)式による昇降温レートの値Rでもって昇降温することにより、生産性を維持しながらスリップの発生を確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態であるウェーハ熱処理方法及び熱処理用縦型ボート20について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態の熱処理用縦型ボート20は4つの支柱23を備えているが、これに代えて、3つの支柱23を備えたものであってもよい。この場合は、3つの支柱23にそれぞれ設けられた計3つのスリット24によってウェーハWが支持されることになる。
また、実施形態の熱処理用縦型ボート20においては、4つの各支柱23に設けられたスリット24によってウェーハW裏面の外周部4点を支持する構成であったが、これらスリット24に代えて、図7に示すように、各支柱23に設けられたツメ部28によってウェーハW裏面の外周部4点を支持するものであってもよい。この場合、ツメ部28のウェーハWに対する接触部分の重心が、上述したスリット24のウェーハWに対する接触部分の重心と一致するように構成されていることが好ましい。これにより、実施形態の熱処理用縦型ボート20におけるスリット24による支持と同様の状態で、ウェーハWがツメ部28によって支持されることになる。
以下、本発明に係る実施例について説明する。
<実施例1>
口径300mmのCZ単結晶ウェーハから切り出され、鏡面加工が施された複数のウェーハを熱処理用縦型ボートに収容し、熱処理炉内において熱処理を施した。
この際、ウェーハのピッチの値P(mm)と熱処理炉の昇降温レートの値R(℃/min)とを変化させたときにウェーハに生じる熱応力S(P、R)(MPa)を測定した。なお、ピッチの取り得る値は1mm≦P≦30mmの範囲における1mm刻みとし、昇降温レートの取り得る範囲は1℃/min≦R≦15℃/minの1℃/min刻みとし、熱処理時の熱処理温度は700℃〜1100℃とした。
そして、この結果から、各ピッチの値Pにおいて、熱応力Sが2MPa以下となる昇降温レートの値Rの最大値を算出した。この値は、例えば、ピッチがP=10mmのときはR=4℃/min、ピッチがP=20mmのときはR=12℃/minとなった。そして、このRの最大値をピッチPの関数として表した下記(1)式を算出し、図4に示した。
R≦0.1249×P1.5176 …(1)
即ち、図4から、各ピッチの値Pに対して昇降温レートの値Rが曲線上にあれば、熱応力Pが2MPa以下となりスリップフリーを達成することができるとともに、昇降温レートの値Rを可能な限り高くすることで生産効率を高く維持できることがわかる。以上から、口径300mmのφ300mmウェーハにおいて、スリップの発生を防止しつつ生産性を高く維持するには、上記(1)式の関係を満たすように熱処理条件を設定すればよいことがわかる。
<実施例2>
口径450mmのCZ単結晶ウェーハから切り出され、鏡面加工が施された複数のウェーハを熱処理用縦型ボートに収容し、熱処理炉内において熱処理を施した。
この際、ウェーハのピッチの値P(mm)と熱処理炉の昇降温レートの値R(℃/min)とを変化させたときにウェーハに生じる熱応力S(P、R)(MPa)を測定した。なお、ピッチの取り得る値は1mm≦P≦30mmの範囲における1mm刻みとし、昇降温レートの取り得る範囲は1℃/min≦R≦15℃/minの1℃/min刻みとし、熱処理時の熱処理温度は700℃〜1100℃とした。
そして、この結果から、各ピッチの値Pにおいて、熱応力Sが2MPa以下となる昇降温レートの値Rの最大値を算出した。この値は、例えば、ピッチがP=11mmのときはR=2℃/min、ピッチがP=20mmのときはR=6℃/minとなった。そして、このRの最大値をピッチPの関数として表した下記(2)式を算出し、図5に示した。
R≦0.0451×P1.588 …(2)
即ち、図5から、各ピッチの値Pに対して昇降温レートの値Rが曲線上にあれば、熱応力Pが2MPa以下となりスリップフリーを達成することができるとともに、昇降温レートの値Rを可能な限り高くすることで生産効率を高く維持できることがわかる。以上から、口径450mmのφ450mmウェーハにおいて、スリップの発生を防止しつつ生産性を高く維持するには、上記(2)式の関係を満たすように熱処理条件を設定する必要があることがわかる。
10 熱処理炉
20 熱処理用縦型ボート
21 底板
22 天板
23 支柱
24 スリット
25 支持部
P ピッチの値
R 昇降温レートの値
W ウェーハ

Claims (5)

  1. 略水平状態に配置される複数のウェーハを、上下方向にほぼ一定のピッチを空けて積み重ね、これらウェーハに対して所定の処理温度での熱処理を施すウェーハ熱処理方法において、
    前記ピッチをPmm、前記処理温度への昇降温レートをR℃/minとした際に、
    R≦0.0451×P1.588
    の関係を満たす、前記ピッチと前記昇降温レートとでもって前記ウェーハに熱処理を施すことを特徴とするウェーハ熱処理方法。
  2. 前記ピッチが、10mm≦P≦30mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のウェーハ熱処理方法。
  3. 前記処理温度が、800℃〜1400℃の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェーハ熱処理方法。
  4. 前記ウェーハの口径が300mm以上450mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のウェーハ熱処理方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のウェーハ熱処理方法を行う際に使用される熱処理用縦型ボートであって、
    前記ウェーハを水平状態にて支持する複数の支持部を備え、これら支持部が前記ピッチPmmの間隔を空けて上下方向に配置されていることを特徴とする熱処理用縦型ボート。
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