JP2010243952A - カメラおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤目軽減発光とモニタ発光を連続して行った場合の照明装置での消費電力を最小限に抑えることができるカメラを提供する。
【解決手段】本発明に係わるカメラ(10)は、照明装置(20)との間で各種信号の送受信が可能なカメラであって、照明装置(20)の本発光に先立ち、赤目軽減用の補助光を照明装置(20)から発光させるとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として発光させる補助光制御手段(14)と、前記モニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する本発光量演算手段(14)と、この本発光量演算手段により演算された前記本発光量に基づいて、照明装置(20)を前記本発光させる本発光制御手段(14)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ、およびこのカメラに装着される照明装置に関するものである。
従来、カメラのフラッシュ撮影では、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するために、本発光前に複数回の少量発光を行い、人物の瞳孔を小さく閉じさせてから本発光を行う、いわゆる赤目軽減発光が行われている(例えば、特許文献1参照)。一方、TTL自動調光によるフラッシュ撮影では、本発光前に比較的小さな発光(以下、モニタ発光という)を行い、このモニタ発光による被写体からの反射光を測定することにより、本発光での発光量を決定することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−289280号公報 特開平9−43671号公報
しかしながら、上記のような赤目軽減発光とモニタ発光とを連続して行うと、照明装置の電池消耗が大きくなる。また、本発光前の各発光によって、メインコンデンサの充電電圧が低下し、本発光までに最大充電電圧まで復帰できないことがある。
本発明の課題は、赤目軽減発光とモニタ発光を連続して行った場合の照明装置での消費電力を最小限に抑えることができるカメラおよび照明装置を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、装着された照明装置(20)との間で各種信号の送受信が可能なカメラ(10)であって、前記カメラの撮影に同期して行われる前記照明装置の本発光に先立ち、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するための赤目軽減用の補助光を前記照明装置から発光させるとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、前記本発光時の本発光量の演算時に用いる、被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として発光させる補助光制御手段(14)と、前記モニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する本発光量演算手段(14)と、前記本発光量演算手段により演算された前記本発光量に基づいて、前記照明装置を前記本発光させる本発光制御手段(14)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(10)であって、前記補助光制御手段(14)は、前記赤目軽減用の補助光として、前記照明装置(20)に連続的に複数回繰り返して閃光を発光させるための赤目軽減発光コマンド信号を、該照明装置に対して送信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラ(10)であって、前記補助光制御手段(14)は、前記照明装置(20)の本発光に先立ち、前記赤目軽減発光コマンド信号を前記照明装置に送信した後、前記モニタ用の補助光の発光期間を知らせる発光期間通知信号を前記照明装置から受信し、前記本発光量演算手段(14)は、前記照明装置から前記発光期間通知信号を受信した後、前記照明装置から発光されたモニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて、前記本発光量を演算することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のカメラ(10)であって、前記補助光制御手段(14)は、前記照明装置(20)から発光させる赤目軽減用の補助光のうち、最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光として発光させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(10A)であって、前記補助光制御手段(14A)は、前記被写体反射率を測定するための前記モニタ用の補助光として、前記照明装置(20A)に閃光を発光させるためのモニタ発光コマンド信号を、該照明装置に対して連続的に複数回送信することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のカメラ(10A)であって、前記補助光制御手段(14A)は、前記連続的に複数回送信するモニタ発光コマンド信号のうち、最後に送信するモニタ発光コマンド信号を前記本発光量を演算するために前記照明装置(20A)に送信されるモニタ発光コマンド信号として認識することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカメラ(10,10A)であって、前記補助光制御手段(14,14A)は、前記照明装置(20,20A)の本発光に先立ち、前記赤目軽減用の補助光と同程度の光量となるように制御したプレモニタ用の補助光を赤目軽減用の補助光の代わりに発光させるとともに、当該プレモニタ用の補助光に基づいて前記モニタ用の補助光の光量を決定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカメラ(10,10A)であって、前記本発光量演算手段(14,14A)が、前記カメラ側に配置されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、装着されたカメラ(10)との間で各種信号の送受信が可能な照明装置(20)であって、前記カメラの撮影に同期して行われる本発光に先立ち、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するための赤目軽減用の補助光を発光するとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、前記本発光時の本発光量の演算時に用いる被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として発光させる補助光制御手段(22)を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、前記請求項9に記載の照明装置(20)であって、前記発光制御手段(22)は、前記赤目軽減用の補助光を発光させるための赤目軽減発光コマンド信号を前記カメラ(10)から受信して、前記赤目軽減用の補助光を発光させるとともに、そのうちの少なくとも一部の発光時に、前記モニタ用の補助光の発光期間を知らせる発光期間通知信号を前記カメラに送信することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の照明装置(20A)であって、前記発光制御手段(22A)は、前記被写体反射率を測定するための前記モニタ用の補助光を発光させるためのモニタ発光コマンド信号を前記カメラ(10A)から連続的に複数回受信して、各モニタ発光コマンド信号に応じて、それぞれ前記モニタ用の補助光を発光させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれか一項に記載の照明装置(20,20A)であって、前記モニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて前記本発光量を演算する本発光量演算手段(22,22A)を備えることを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、赤目軽減発光とモニタ発光とを連続して行った場合の照明装置での消費電力を最小限に抑えることができるカメラおよび照明装置を提供することができる。
実施形態1(2)に係わるカメラシステムの構成を示すブロック図である。 実施形態1におけるフラッシュ撮影の動作を説明するためのタイムチャートである。 実施形態2におけるフラッシュ撮影の動作を説明するためのタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係わるカメラおよび照明装置の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係わるカメラシステム1の構成を示すブロック図である。本実施形態のカメラシステム1は、カメラ10と、このカメラ10に対して着脱可能な照明装置20とを備える。
図示のように、カメラ10は、被写体光が入射する撮像部11と、撮像部11から出力された画像信号に各種処理を行う画像データ処理部12と、処理された画像信号を記録する記録部13とを備えるデジタルカメラとして構成されている。また、カメラ1は、カメラ内の各部を制御するMCU14と、撮影者が操作を行う操作部15と、メモリ16と、照明装置20との間で各種信号の送受信を行う通信部17とを備える。
撮像部11は、被写体からの反射光を撮像面で撮像し、画像信号に変換するものであり、CCDやCMOS等の撮像素子を備える。なお、被写体からの反射光はカメラ10に着脱可能に装着される不図示の撮影レンズを介して撮像部11に入射される。すなわち、本実施形態のカメラ10はレンズ交換式の一眼レフカメラとして構成されている。
画像データ処理部12は、撮像部11から出力された画像信号を増幅し、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、輪郭強調、レベル調整等の各種画像処理を行うものである。本実施形態における画像データ処理部12は、画像信号に対してホワイトバランスの調整を行うホワイトバランス調整手段としての機能を有する。
記録部13は、画像データ処理部12で各種の処理が施された画像信号を、図示しないCFカード、SDカード等の記録媒体に記録するものである。
操作部15は、撮影者が各種操作を行うための入力手段であり、図示しないレリーズボタンなどを含む操作部材により構成されている。
メモリ16は、ユーザ設定などの入力情報、MCU14を制御するためのプログラム、このプログラムの実行に必要な初期値や設定値のほか、後述するホワイトバランス調整のためのデータなどが記憶される不揮発性メモリである。また、図示していないが、MCU14が演算処理を実行する際に必要なデータや画像信号などが一時的に記憶される揮発性メモリを備えている。
MCU14は、カメラ10全体を制御するものであり、撮像部11、画像データ処理部12、記録部13、操作部15、メモリ16および通信部17と接続されている。このMCU14では、上記レリーズボタンの操作によりオートフォーカス(AF)動作の実行信号が指示されると、自動的に主要な被写体にピント合わせを行うAF制御と、自動的に露出を合わせるAE(自動露出)制御とを行う。また、上記レリーズボタンの操作により撮影開始が指示されると、撮影レンズ側にある不図示の絞りユニットや、カメラ1側にある不図示のシャッタユニットなどを所定のタイミングで駆動し、撮像部11において被写体光を撮像させる制御を行っている。
また、MCU14は、カメラ10の撮影に同期して行われる照明装置20の本発光に先立ち、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するための赤目軽減用の補助光を照明装置20から発光させるとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、本発光時の本発光量の演算時に用いる被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として発光させる補助光制御を行っている。
MCU14では、上記赤目軽減用の補助光として、照明装置20に連続的に3回繰り返して補助光を発光させるための赤目軽減発光コマンド信号を送信している。そして、この赤目軽減発光コマンド信号を照明装置20に送信した後、モニタ用の補助光の発光期間を知らせる発光期間通知信号を照明装置20から受信する。本実施形態のMCU14では、照明装置20から発光させる赤目軽減用の補助光のうち、最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光として発光させるようにしている。このために、照明装置20からは、最後に発光させる赤目軽減用の補助光を発光させるタイミングで発光期間通知信号が送信される。なお、照明装置20に連続的に繰り返して補助光を発光させる回数は3回に限らず、他の回数で発光させるようにしてもよい。
さらに、MCU14は、照明装置20から発光期間通知信号を受信した後に発光された
モニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する本発光量演算制御と、この演算により得られた本発光量に基づいて、照明装置20を本発光させる本発光制御をそれぞれ行っている。
照明装置20は、内部に図示しないプロテクタ、キセノン管、リフレクタ等を備える発光部21と、照明装置20内の各部の制御を行うMCU22を備える。図示していないが、発光部21には、コンデンサ、充電制御回路、閃光回路が接続されている。
MCU22は、カメラ10の撮影に同期して行われる本発光に先立ち、赤目軽減発光コマンド信号をカメラ10から受信して、発光部21から赤目軽減用の補助光を発光するとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、モニタ用の補助光として発光する発光制御を行っている。本実施形態では、発光部21から発光させる赤目軽減用の補助光のうち、最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光として発光させるようにしている。そして、MCU22では、最後に発光させる赤目軽減用の補助光の発光タイミングに合わせて発光期間通信信号をカメラ10に送信するようにしている。また、MCU22は、カメラ10から後述するX信号を受信すると、発光部21を制御してフラッシュ撮影のための本発光を行わせる。
また、照明装置20は、メモリ23を備える。メモリ23は、赤目軽減用の補助光やモニタ用の補助光の発光タイミングに関する情報などが記憶される不揮発性メモリである。また、照明装置20は、カメラ10に対して発光期間通信信号などを送信する通信部24を備える。
次に、上記のように構成されたカメラシステム1において、フラッシュ撮影する場合の動作について説明する。ここでは、赤目軽減発光とモニタ発光とが連続して行われるフラッシュ撮影モードが選択されているものとする。
図2は、実施形態1におけるフラッシュ撮影の動作を説明するためのタイムチャートである。図2では、発光部21の発光波形と、カメラ10と照明装置20との間で送受信される各種の信号を時系列に示している。また、不図示の撮影レンズにある絞りユニットの絞りタイミングや、カメラ10側にある不図示のシャッタユニットの先幕と後幕のタイミングも示している。
カメラ1のMCU14は、操作部15のレリーズボタンの操作により撮影開始が指示されると、赤目軽減発光コマンド信号を通信部17から照明装置20に対して送信する。本実施形態における赤目軽減発光コマンド信号は、照明装置20に赤目軽減用の補助光を3回繰り返し発光させるコマンド信号である。この赤目軽減発光コマンド信号を受信した照明装置20のMCU22は、発光部21を制御して、赤目軽減用の補助光を3回連続して発光させる。なお、赤目軽減用の補助光の発光周期は、例えば300msec前後となる。また、赤目軽減発光からモニタ発光までの間は、撮影レンズの絞りは開放状態となっており、いわゆる開放測光による測光を行っている。
一方、照明装置20のMCU22は、3回目の赤目軽減発光を行うタイミングで、発光期間通知信号を通信部24からカメラ10に対して送信する。この発光期間通知信号は、モニタ用の補助光の発光期間を知らせるものである。照明装置20から発光期間通知信号を受信したカメラ10のMCU14は、この発光期間通知信号の後に発光される補助光がモニタ用の補助光であると認識し、そのモニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する。
カメラ10のMCU14では、発光期間通知信号を受信した後、不図示の絞りユニットを制御して目標絞り値となるようにするとともに、同じく不図示のシャッタユニットを制御して先幕の走行を開始させる。そして、モニタ発光から所定時間(例えば、50〜150msec程度)経過後に、X信号を通信部17から照明装置20に対して送信する。X信号とは、カメラ10から照明装置20へ送信される本発光タイミング信号である。照明装置20は、カメラ10からX信号を受信することにより、発光部21からフラッシュ撮影のための本発光を行う。この後、カメラ10では、シャッタユニットの後幕が走行を開始して画面を覆い、シャッタ動作が完了することになる。また、不図示の撮影レンズにおいては、絞りユニットの絞り値が開放状態に戻されることになる。
上記の実施形態1によれば、以下の効果を奏する。
(1)照明装置20から発光させる赤目軽減用の補助光のうちの少なくとも一つの発光をモニタ用の補助光として共用するようにしたので、赤目軽減発光とモニタ発光とを連続して行った場合に、赤目軽減発光の効果を損なうことなしに、赤目軽減発光に必要な電池消耗を少なくすることができる。また、これにより本発光までの間にメインコンデンサの充電時間を確保することができるため、本発光までに可能な限り最大充電電圧に近づけることができる。したがって、赤目軽減発光とモニタ発光を連続して行った場合の照明装置での消費電力を最小限に抑えることが可能となる。
(2)赤目軽減用の補助光のうち、最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光として発光させるようにしたので、本発光における発光量をより正確に演算することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。この実施形態2に係わるカメラシステム1Aの基本構成は実施形態1と同じであるため、図1を援用して説明する。なお図1において、実施形態2の構成となる部分には符号に続いて“A”を付している。その他の同等部分については同一符号とする。以下、実施形態2の特徴的な構成について説明する。
本実施形態のMCU14Aは、カメラ10Aの撮影に同期して行われる照明装置20Aの本発光に先立ち、被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として、照明装置20Aに閃光を発光させるためのモニタ発光コマンド信号を、照明装置20Aに対して連続的に3回送信する補助光制御を行っている。本実施形態のMCU14Aでは、3回送信するモニタ発光コマンド信号のうち、最後に送信するモニタ発光コマンド信号を本発光量を演算するために照明装置20Aに送信されるモニタ発光コマンド信号として認識するようにしている。本実施形態においては、上記最後に送信するモニタ発光コマンド信号以外のモニタ発光コマンド信号により発光するモニタ用の補助光が、擬似的に赤目軽減発光の補助光となる。なお、照明装置20Aに連続的に繰り返して補助光を発光させる回数は3回に限らず、他の回数で発光させるようにしてもよい。
また、照明装置20AのMCU22Aは、カメラ10Aの撮影に同期して行われる本発光に先立ち、モニタ発光コマンド信号をカメラ10Aから受信して、モニタ用の補助光を発光する発光制御を行っている。すなわち、本実施形態における照明装置20Aは、モニタ発光コマンド信号を受信したときに、モニタ用の補助光を発光する機能を備えたものであればよく、赤目軽減発光コマンド信号を受信して赤目軽減用の補助光を発光する機能を備えていなくてもよい。
本実施形態の照明装置20Aにおいて、カメラ10Aから最後に受信するモニタ発光コマンド信号以外のモニタ発光コマンド信号により発光するモニタ用の補助光は、擬似的に赤目軽減発光の補助光となる。
次に、上記のように構成されたカメラシステム1Aにおいて、フラッシュ撮影する場合の動作について説明する。ここでは、赤目軽減発光とモニタ発光とが連続して行われるフラッシュ撮影モードが選択されているものとする。
図3は、実施形態2におけるフラッシュ撮影の動作を説明するためのタイムチャートである。図3では、発光部21の発光波形と、カメラ10Aから照明装置20Aへ送信されるモニタ発光コマンド信号を時系列に示している。また、不図示の撮影レンズにある絞りユニットの絞りタイミングや、カメラ10側にある不図示のシャッタユニットの先幕と後幕のタイミングも示している。なお、絞りユニットおよびシャッタユニットの動作は実施形態1と同じであるため説明を省略する。
カメラ1AのMCU14Aは、操作部15のレリーズボタンの操作により撮影開始が指示されると、モニタ発光コマンド信号を通信部17から照明装置20に対して連続的に3回送信する。照明装置20AのMCU22Aでは、カメラ1Aからモニタ発光コマンド信号を受信するたびに発光部21を制御して、モニタ用の補助光を発光させる。このうち、1および2回目のモニタ発光コマンド信号により発光するモニタ用の補助光は、擬似的に赤目軽減発光の補助光となる。このため、モニタ発光コマンド信号による発光周期は、例えば300msec前後となる。
一方、カメラ1AのMCU14Aは、照明装置20Aに対して3回目のモニタ発光コマンド信号を送信したときに、そのモニタ発光コマンド信号を送信した後に発光される補助光がモニタ用の補助光であると認識し、そのモニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する。この間、照明装置20Aでは、カメラ1Aからモニタ発光コマンド信号を受信するたびにモニタ用の補助光を発光させればよく、どの発光が赤目軽減発光の補助光またはモニタ用の補助光となるかを認識する必要はない。
カメラ10AのMCU14Aでは、3回目のモニタ発光コマンド信号を送信してから所定時間(例えば、50〜150msec程度)経過後に、X信号を通信部17から照明装置20Aに対して送信する。照明装置20AのMCU22Aは、カメラ10AからX信号を受信することにより、発光部21を制御してフラッシュ撮影のための本発光を行わせる。
上記の実施形態2によれば、以下の効果を奏する。
(1)照明装置20Aから発光させるモニタ用の補助光を擬似的に赤目軽減用の補助光として発光し、そのうちの少なくとも一つの発光をモニタ用の補助光として共用するようにしたので、擬似的な赤目軽減発光とモニタ発光とを連続して行った場合に、赤目軽減発光の効果を損なうことなしに、赤目軽減発光に必要な電池消耗を少なくすることができる。また、これにより本発光までの間にメインコンデンサの充電時間を確保することができるため、本発光までに可能な限り最大充電電圧に近づけることができる。したがって、赤目軽減発光とモニタ発光を連続して行った場合の照明装置での消費電力を最小限に抑えることが可能となる。
(2)最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光として発光させるようにしたので、本発光における発光量をより正確に演算することができる。
(3)照明装置は、モニタ発光コマンド信号を受信したときに、モニタ用の補助光を発光する機能を備えたものであれば、汎用の照明装置を適用することもできる。このように、専用の照明装置を用意する必要がないため、ユーザは手持ちの照明装置を用いた場合でも、照明装置の消費電力を最小限に抑えることが可能となる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)実施形態1、2において、照明装置の本発光に先立ち、赤目軽減用の補助光と同程度の光量となるように制御したプレモニタ用の補助光を赤目軽減用の補助光の代わりに発光させるとともに、このプレモニタ用の補助光に基づいてモニタ用の補助光の光量を決定するようにしてもよい。これによれば、モニタ用の補助光の光量をより正確に決めることができるので、本発光において最適な発光量となるように制御することが可能となる。
(2)実施形態1、2では、最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光としたが、モニタ用の補助光の発光は最後に限らず、どのタイミングで発光させてもよい。また、実施形態2において、擬似的な赤目軽減発光の補助光となる1および2回目のモニタ用の補助光の光量を変化させるとともに、3回すべての発光でモニタ発光用の補助光を照射された被写体からの反射光を測定し、各反射光に基づいて本発光量を演算するようにしてもよい。
(3)実施形態1、2において、本発光量を演算する本発光演算の制御を、照明装置のMCUで行うようにしてもよい。その場合は、発光部からモニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光を受光する受光部を照明装置に備えた構成とする。
(4)実施形態1、2において、照明装置はカメラに装着されていなくてもよく、ケーブルまたはワイヤレスで接続されたものであってもよい。
(5)本発明は、カメラに対して照明装置が外付けで装着されるものに限らず、照明装置が内蔵されたカメラにも適用することができる。また、カメラはレンズ交換式の一眼レフに限らず、レンズ鏡筒とカメラ本体とが一体化されたカメラであってもよい。さらに、デジタルカメラに限らず、フィルム式カメラにも適用することができる。
また、上記実施形態及び変形形態は適宜に組み合わせて用いることができるが、各実施形態の構成は図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。さらに、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1,1A:カメラシステム、10,10A:カメラ、11:撮像部、12:画像データ処理部、13:記録部、14,14A:MCU(カメラ)、15:操作部、16:メモリ(カメラ)、17:通信部(カメラ)、20,20A:照明装置、21:発光部、22,22A:MCU(照明装置)、23:メモリ(照明装置)、24:通信部(照明装置)

Claims (12)

  1. 装着された照明装置との間で各種信号の送受信が可能なカメラであって、
    前記カメラの撮影に同期して行われる前記照明装置の本発光に先立ち、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するための赤目軽減用の補助光を前記照明装置から発光させるとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、前記本発光時の本発光量の演算時に用いる、被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として発光させる補助光制御手段と、
    前記モニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する本発光量演算手段と、
    前記本発光量演算手段により演算された前記本発光量に基づいて、前記照明装置を前記本発光させる本発光制御手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラであって、
    前記補助光制御手段は、
    前記赤目軽減用の補助光として、前記照明装置に連続的に複数回繰り返して閃光を発光させるための赤目軽減発光コマンド信号を、該照明装置に対して送信すること、
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラであって、
    前記補助光制御手段は、
    前記照明装置の本発光に先立ち、前記赤目軽減発光コマンド信号を前記照明装置に送信した後、前記モニタ用の補助光の発光期間を知らせる発光期間通知信号を前記照明装置から受信し、
    前記本発光量演算手段は、
    前記照明装置から前記発光期間通知信号を受信した後、前記照明装置から発光されたモニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて、前記本発光量を演算すること、
    を特徴とするカメラ。
  4. 請求項2または3に記載のカメラであって、
    前記補助光制御手段は、
    前記照明装置から発光させる赤目軽減用の補助光のうち、最後に発光させる補助光をモニタ用の補助光として発光させること、
    を特徴とするカメラ。
  5. 請求項1に記載のカメラであって、
    前記補助光制御手段は、
    前記被写体反射率を測定するための前記モニタ用の補助光として、前記照明装置に閃光を発光させるためのモニタ発光コマンド信号を、該照明装置に対して連続的に複数回送信すること、
    を特徴とするカメラ。
  6. 請求項5に記載のカメラであって、
    前記補助光制御手段は、
    前記連続的に複数回送信するモニタ発光コマンド信号のうち、最後に送信するモニタ発光コマンド信号を前記本発光量を演算するために前記照明装置に送信されるモニタ発光コマンド信号として認識すること、
    を特徴とするカメラ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のカメラであって、
    前記補助光制御手段は、
    前記照明装置の本発光に先立ち、前記赤目軽減用の補助光と同程度の光量となるように制御したプレモニタ用の補助光を赤目軽減用の補助光の代わりに発光させるとともに、当該プレモニタ用の補助光に基づいて前記モニタ用の補助光の光量を決定すること、
    を特徴とするカメラ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のカメラであって、
    前記本発光量演算手段が、前記カメラ側に配置されていることを特徴とするカメラ。
  9. 装着されたカメラとの間で各種信号の送受信が可能な照明装置であって、
    前記カメラの撮影に同期して行われる本発光に先立ち、被写体となる人物の瞳が赤目状態で撮影されるのを軽減するための赤目軽減用の補助光を発光するとともに、そのうちの少なくとも一部の発光を、前記本発光時の本発光量の演算時に用いる被写体反射率を測定するためのモニタ用の補助光として発光させる補助光制御手段を備えること、
    を特徴とする照明装置。
  10. 前記請求項9に記載の照明装置であって、
    前記発光制御手段は、
    前記赤目軽減用の補助光を発光させるための赤目軽減発光コマンド信号を前記カメラから受信して、前記赤目軽減用の補助光を発光させるとともに、そのうちの少なくとも一部の発光時に、前記モニタ用の補助光の発光期間を知らせる発光期間通知信号を前記カメラに送信すること、
    を特徴とする照明装置。
  11. 請求項9に記載の照明装置であって、
    前記発光制御手段は、
    前記被写体反射率を測定するための前記モニタ用の補助光を発光させるためのモニタ発光コマンド信号を前記カメラから連続的に複数回受信して、各モニタ発光コマンド信号に応じて、それぞれ前記モニタ用の補助光を発光させること、
    を特徴とする照明装置。
  12. 請求項9〜11のいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記モニタ用の補助光を照射された被写体からの反射光に基づいて前記本発光量を演算する本発光量演算手段を備えること、
    を特徴とする照明装置。
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