JP2010243627A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気光学物質に印加される電圧の極性に起因した階調の相違を認識され難くする。
【解決手段】複数の画素回路Pの各々は、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q1と電気光学素子Eとを含む。電気光学素子Eは、第1電極31および第2電極32と、両電極間の電圧に応じて光学的な特性が変化する電気光学物質26とで構成される。第2電極32は、第1電極31を覆う第3絶縁層L3の面上に形成される。複数の画素回路Pのうち第1画素回路PAにおいては、第1データ線24Aと第1電極31とが第1スイッチング素子Q1を介して接続されるとともに第2データ線24Bと第2電極32とが第2スイッチング素子Q2を介して接続され、第2画素回路PBにおいては、第1データ線24Aと第2電極32とが第1スイッチング素子Q1を介して接続されるとともに第2データ線24Bと第1電極31とが第2スイッチング素子Q2を介して接続される。
【選択図】図3
【解決手段】複数の画素回路Pの各々は、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q1と電気光学素子Eとを含む。電気光学素子Eは、第1電極31および第2電極32と、両電極間の電圧に応じて光学的な特性が変化する電気光学物質26とで構成される。第2電極32は、第1電極31を覆う第3絶縁層L3の面上に形成される。複数の画素回路Pのうち第1画素回路PAにおいては、第1データ線24Aと第1電極31とが第1スイッチング素子Q1を介して接続されるとともに第2データ線24Bと第2電極32とが第2スイッチング素子Q2を介して接続され、第2画素回路PBにおいては、第1データ線24Aと第2電極32とが第1スイッチング素子Q1を介して接続されるとともに第2データ線24Bと第1電極31とが第2スイッチング素子Q2を介して接続される。
【選択図】図3
Description
本発明は、電気的な作用に応じて光学的な特性が変化する電気光学物質(例えば液晶)を制御する技術に関する。
特許文献1には、図21に示すように、画素回路91を2本のデータ線(92A,92B)に接続した電気光学装置が開示されている。画素回路91は、電気光学物質(例えば液晶)に電圧を印加する電極93Aと電極93Bとを含む。電極93Aはスイッチング素子94Aを介してデータ線92Aに接続され、電極93Bはスイッチング素子94Bを介してデータ線92Bに接続される。
第1期間では、画素回路91の指定階調に応じた階調電位VXがデータ線92Aとスイッチング素子94Aとを介して電極93Aに供給されるとともに所定の共通電位VCOMがデータ線92Bとスイッチング素子94Bとを介して電極93Bに供給される。第2期間では、共通電位VCOMがデータ線92Aとスイッチング素子94Aとを介して電極93Aに供給されるとともに階調電位VXがデータ線92Bとスイッチング素子94Bとを介して電極93Bに供給される。そして、電極93Aと電極93Bとの間の電位差に応じた電界(フリンジ電界)の作用で電気光学物質が駆動される。
ところで、特許文献1の技術における電極93Aと電極93Bとは、形態(形状または寸法)や他の要素との関係が完全には一致しないから、電極93Aに寄生する容量と電極93Bに寄生する容量とは容量値が異なる。したがって、電極93Aに階調電位VXを供給して電極93Bに共通電位VCOMを供給する第1期間と、電極93Aに共通電位VCOMを供給して電極93Bに階調電位VXを供給する第2期間とでは、画素回路91の指定階調が共通する場合でも電気光学物質の実際の階調は相違する。すなわち、電極93Aと電極93Bとの電圧の極性に応じて電気光学物質の階調が相違する。したがって、フリッカ(時間的な階調の変化)や階調斑(空間的な階調の相違)が観察者に知覚され得るという問題がある。以上の事情を考慮して、本発明は、電気光学物質に印加される電圧の極性に起因した階調の相違を認識され難くすることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、複数の走査線と複数のデータ線と複数の画素回路とを具備し、複数の画素回路の各々は、走査線の選択時に導通する第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、第1電極および第2電極と、両電極間の電圧に応じて光学的な特性が変化する電気光学物質とを有し、第1電極を覆う絶縁層(例えば図6や図8の第3絶縁層L3)の面上に第2電極が形成された電気光学素子とを含み、複数の画素回路のうちの第1画素回路においては、当該第1画素回路の第1側のデータ線と第1電極とが第1スイッチング素子を介して接続されるとともに、第1側とは反対側の第2側のデータ線と第2電極とが第2スイッチング素子を介して接続され、複数の画素回路のうちの第2画素回路においては、当該第2画素回路の第1側のデータ線と第2電極とが第1スイッチング素子を介して接続されるとともに、第2側のデータ線と第1電極とが第2スイッチング素子を介して接続される。本発明の電気光学装置は、画像を出力する機器として各種の電子機器に利用される。
以上の構成においては、第1電極および第2電極と第1側のデータ線および第2側のデータ線との対応が第1画素回路と第2画素回路とで相違するから、第1極性と第2電極との間の電圧が第1画素回路と第2画素回路とで容易に逆極性に設定される。したがって、電気光学物質に印加される電圧の極性に起因した階調の相違を認識され難くすることが可能である。
本発明の好適な態様において、複数の画素回路は、複数のデータ線のうち共通の第1データ線および第2データ線に接続された第1画素回路と第2画素回路とを含む。以上の構成においては、共通の第1データ線および第2データ線に第1画素回路と第2画素回路とが接続されるから、第1データ線および第2データ線と階調電位および共通電位との関係を変更しなくても、第1電極と第2電極との間の電圧を第1画素回路と第2画素回路とで逆極性に設定することが可能である。具体的には、複数の走査線のうち第1画素回路に対応する走査線の選択時に、当該第1画素回路の指定階調に応じた階調電位を第1データ線に供給するとともに第2データ線に共通電位を供給し、複数の走査線のうち第2画素回路に対応する走査線の選択時に、当該第2画素回路の指定階調に応じた階調電位を第1データ線に供給するとともに第2データ線に共通電位を供給する構成が好適に採用される。
本発明の好適な態様において、複数の画素回路は、共通の走査線に接続された第1画素回路と第2画素回路とを含む。以上の態様においては、共通の走査線に第1画素回路と第2画素回路とが接続されるから、第1電極と第2電極との間の電圧の極性に応じて電気光学物質の階調が相違する場合であっても、走査線が延在する方向の直線状の階調斑を認識され難くすることが可能である。
本発明の好適な態様において、複数の画素回路は、相異なる表示色に対応した2以上の画素回路を各々が含む複数の表示画素に区分され、複数の表示画素の各々は、第1画素回路および第2画素回路の一方で構成される。以上の態様においては、相異なる表示色に対応した2以上の第1画素回路(または第2画素回路)で表示画素が構成されるから、第1電極と第2電極との間の電圧の極性に起因した各表示色の階調の誤差が表示画素内で低減される。したがって、各表示色の階調比を正確に設定して色彩の画像を高精度に表示することが可能である。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100の電気的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、電気光学装置100は、複数の画素回路Pが配列された画素部(表示領域)14と、各画素回路Pを駆動する駆動回路40とを具備する。複数の画素回路Pは、相対向する第1基板11と第2基板12との間隙内に配置される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100の電気的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、電気光学装置100は、複数の画素回路Pが配列された画素部(表示領域)14と、各画素回路Pを駆動する駆動回路40とを具備する。複数の画素回路Pは、相対向する第1基板11と第2基板12との間隙内に配置される。
画素部14には、X方向に延在するM本の走査線22と、X方向に交差(直交)するY方向に延在するN組の配線対240とが形成される(M,Nは自然数)。複数の画素回路Pは、走査線22と配線対240との各交差に対応した位置に配置される。したがって、画素部14内には、複数の画素回路Pが縦M行×横N列の行列状に配列する。
図2に示すように、複数の画素回路Pは第1画素回路PAと第2画素回路PBとに区別される。第1画素回路PAと第2画素回路PBとは、X方向およびY方向の双方に沿って相互に隣合う。具体的には、奇数行の奇数列に位置する各画素回路Pと偶数行の偶数列に位置する各画素回路Pとが第1画素回路PAに該当し、奇数行の偶数列に位置する各画素回路Pと偶数行の奇数列に位置する画素回路Pとが第2画素回路PBに該当する。なお、第1画素回路PAと第2画素回路PBとを特に区別する必要がない場合(第1画素回路PAと第2画素回路PBとに共通する内容を説明する場合)には画素回路Pと表記する。
図3は、画素回路P(PA,PB)の回路図である。図3には、第m行(m=1〜M)の第n列(n=1〜N)に位置する1個の画素回路Pが代表的に図示されている。図1の配線対240は、図2に示すように第1データ線24Aと第2データ線24Bとで構成される。第1データ線24Aは、画素回路PからみてX方向の負側に位置し、第2データ線24Bは、画素回路PからみてX方向の正側に位置する。図3に示すように、画素回路Pは、電気光学素子Eと第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2とを含む。
第n列の画素回路Pの第1スイッチング素子Q1は、第n列の配線対240の第1データ線24AとノードN1との間に介在して両者の電気的な接続(導通/非導通)を制御する。他方、第n列の画素回路Pの第2スイッチング素子Q2は、第n列の配線対240の第2データ線24BとノードN2との間に介在して両者の電気的な接続を制御する。第1スイッチング素子Q1のゲートと第2スイッチング素子Q2のゲートとは第m行の走査線22に接続される。なお、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2の導電型は任意に変更され得る。
電気光学素子Eは、図4に示すように、第1電極31および第2電極32と、両電極間の電圧(電界)に応じて光学的な特性が変化する電気光学物質26とで構成される。電気光学物質26の典型例は、第1電極31と第2電極32との間の電圧に応じて透過率(反射率)が変化する液晶である。電気光学物質26は、図1の第1基板11と第2基板12との間隙内に封止される。
図4に示すように、第1画素回路PAにおいては、第1電極31がノードN1に接続されるとともに第2電極32がノードN2に接続される。すなわち、第1画素回路PAにおいては、第1電極31が第1スイッチング素子Q1を介して第1データ線24Aに接続されるとともに、第2電極32が第2スイッチング素子Q2を介して第2データ線24Bに接続される。他方、第2画素回路PBにおいては、図4に示すように、第2電極32がノードN1に接続されるとともに第1電極31がノードN2に接続される。すなわち、第2画素回路PBにおいては、第2電極32が第1スイッチング素子Q1を介して第1データ線24Aに接続されるとともに、第1電極31が第2スイッチング素子Q2を介して第2データ線24Bに接続される。以上のように、第1画素回路PAと第2画素回路PBとでは、第1データ線24Aおよび第2データ線24Bと第1電極31および第2電極32との接続の組合せが相違する。
図3に示すように、画素回路P(PA,PB)における電気光学素子Eの両端間には容量C0が介在する。また、ノードN1と定電位線(例えば接地線)16との間には容量C1が介在し、ノードN2と定電位線16との間には容量C2が介在する。各容量(C0,C1,C2)は、電気光学素子Eの第1電極31と第2電極32との間の電圧を保持する。なお、画素回路Pの各部の寄生容量を容量(C0,C1,C2)として利用した構成や容量(C0,C1,C2)を省略した構成も採用される。
図5は、第1画素回路PAの構造を示す平面図であり、図7は、第2画素回路PBの構造を示す平面図である。また、図6は、図5におけるVI−VI線の断面図であり、図8は、図7におけるVIII−VIII線の断面図である。図5と図6とにおいて共通する要素には便宜的に同じ態様のハッチングが付されている。図7と図8においても同様である。また、図5から図8においては容量(C0,C1,C2)の図示が便宜的に省略されている。
図5から図8に示すように、第1基板11のうち第2基板12との対向面の面上には、第1スイッチング素子Q1の半導体層521と第2スイッチング素子Q2の半導体層522とが画素回路P(PA,PB)毎に形成される。半導体層521および半導体層522の材料にはポリシリコンが好適に採用される。図6および図8に示すように、半導体層521と半導体層522とはゲート絶縁層L0で覆われる。走査線22は、X方向に延在するようにゲート絶縁層L0の面上に形成される。走査線22のうち半導体層521(チャネル領域)と重なる部分が第1スイッチング素子Q1のゲートとして機能し、走査線22のうち半導体層522(チャネル領域)と重なる部分が第2スイッチング素子Q2のゲートとして機能する。
図6および図8に示すように、走査線22が形成されたゲート絶縁層L0の表面を覆う(すなわち、走査線22と半導体層521および半導体層522とを覆う)ように第1絶縁層L1が形成される。第1絶縁層L1は、例えば酸化珪素や窒化珪素などの絶縁材料で形成される。第1絶縁層L1の面上には、図5から図8に示すように、Y方向に延在する第1データ線24Aおよび第2データ線24Bが、X方向に相互に間隔をあけて形成される。第1データ線24Aは、第1絶縁層L1とゲート絶縁層L0とを貫通する導通孔(コンタクトホール)HA1を介して各画素回路Pの半導体層521(ソース領域またはドレイン領域)に導通する。同様に、第2データ線24Bは、第1絶縁層L1とゲート絶縁層L0とを貫通する導通孔HA2を介して各画素回路Pの半導体層522(ソース領域またはドレイン領域)に導通する。
また、第1絶縁層L1の面上には第1中間導電層541と第2中間導電層542とが画素回路P毎に形成される。第1中間導電層541および第2中間導電層542は、第1データ線24Aや第2データ線24Bと同層から形成される。すなわち、第1絶縁層L1の面上に形成された導電膜を選択的に除去する工程で、第1中間導電層541および第2中間導電層542と第1データ線24Aおよび第2データ線24Bとが一括的に形成される。第1中間導電層541および第2中間導電層542(さらには第1データ線24Aや第2データ線24B)の形成には、アルミニウムやクロムなどの低抵抗な金属が好適に採用される。
第1中間導電層541は、第1絶縁層L1とゲート絶縁層L0とを貫通する導通孔HB1を介して半導体層521(ソース領域またはドレイン領域)に導通する。同様に、第2中間導電層542は、第1絶縁層L1とゲート絶縁層L0とを貫通する導通孔HB2を介して半導体層522(ソース領域またはドレイン領域)に導通する。したがって、第1中間導電層541は図3および図4のノードN1に相当し、第2中間導電層542は図3および図4のノードN2に相当する。
図6および図8に示すように、第1中間導電層541および第2中間導電層542と第1データ線24Aおよび第2データ線24Bとを覆う第2絶縁層L2が第1絶縁層L1の面上に形成される。第2絶縁層L2は、保護絶縁層L2Aと平坦化絶縁層L2Bとの積層体である。保護絶縁層L2Aは、第1中間導電層541および第2中間導電層542と第1データ線24Aおよび第2データ線24Bとを保護するための絶縁膜であり、平坦化絶縁層L2Bは、第1絶縁層L1の表面の段差(例えば第1絶縁層L1の下方に位置する各要素に起因した段差)を平坦化するための絶縁膜である。もっとも、第2絶縁層L2を単層とした構成も採用される。
図5から図8に示すように、第2絶縁層L2(平坦化絶縁層L2B)の面上には、第1電極31が、画素回路P毎に相互に離間して形成される。図5および図7においては第1電極31の外形が便宜的に鎖線で図示されている。図5および図6に示すように、第1画素回路PAの第1電極31は、第2絶縁層L2を貫通する導通孔HC1を介して第1中間導電層541に導通する。すなわち、図3および図4に例示したように、第1画素回路PAの第1電極31は、第1中間導電層541(ノードN1)と第1スイッチング素子Q1とを介して第1データ線24Aに接続される。他方、図7および図8に示すように、第2画素回路PBの第1電極31は、第2絶縁層L2を貫通する導通孔HC2を介して第2中間導電層542に導通する。すなわち、図3および図4に例示したように、第2画素回路PBの第1電極31は、第2中間導電層542(ノードN2)と第2スイッチング素子Q2とを介して第2データ線24Bに接続される。
図6および図8に示すように、各画素回路Pの第1電極31を覆う第3絶縁層L3が第2絶縁層L2の面上に絶縁材料(例えば酸化珪素や窒化珪素)で形成される。第3絶縁層L3の面上には、第2電極32が、画素回路P毎に相互に離間して形成される。図5および図7においては第2電極32の外形が便宜的に破線で図示されている。図5から図8に示すように、各画素回路P(PA,PB)における第1電極31と第2電極32とは第3絶縁層L3を挟んで重なる。また、第2電極32には、第1電極31との間に電界(フリンジ電界)を発生させるための複数のスリット321が形成される。第1電極31および第2電極32の材料には、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの光透過性の導電材料が好適に採用される。第2電極32が形成された第3絶縁層L3を覆うように配向膜(図示略)が形成される。
図5および図6に示すように、第1画素回路PAの第2電極32は、第3絶縁層L3と第2絶縁層L2とを貫通する導通孔HD1を介して第2中間導電層542に導通する。すなわち、図3および図4に例示したように、第1画素回路PAの第2電極32は、第2中間導電層542(ノードN2)と第2スイッチング素子Q2とを介して第2データ線24Bに接続される。他方、図7および図8に示すように、第2画素回路PBの第2電極32は、第3絶縁層L3と第2絶縁層L2とを貫通する導通孔HD2を介して第1中間導電層541に導通する。すなわち、図3および図4に例示したように、画素回路PBの第2電極32は、第1中間導電層541(ノードN1)と第1スイッチング素子Q1とを介して第1データ線24Aに接続される。以上が画素回路P(PA,PB)の構造である。
図1の駆動回路40は、走査線駆動回路42とデータ線駆動回路44とを含んで構成される。走査線駆動回路42は、走査信号Y(1)〜Y(M)をM本の走査線に出力することで、各垂直走査期間内の水平走査期間毎にM本の走査線22の各々を順次に選択する。図9に示すように、第m行の走査線22に出力される走査信号Y(m)は、垂直走査期間F(F1,F2)内の第m番目の水平走査期間H(m)にて選択電位(走査線22の選択を意味するアクティブレベル)VSLに設定される。走査信号Y(m)が選択電位VSLに設定されると(すなわち、第m行の走査線22が選択されると)、第m行のN個の画素回路P(PA,PB)の各々における第1スイッチング素子Q1および第2スイッチング素子Q2がオン状態に変化する。垂直走査期間F1と垂直走査期間F2とは交互に設定される。
データ線駆動回路44は、走査線駆動回路42による走査線22の選択に同期して、N本の第1データ線24Aにデータ信号XA(1)〜XA(N)を出力するとともにN本の第2データ線24Bにデータ信号XB(1)〜XB(N)を出力する。したがって、第n列の第1画素回路PAにおいては、第1データ線24Aのデータ信号XA(n)が第1電極31に供給されるとともに第2データ線24Bのデータ信号XB(n)が第2電極32に供給される。他方、第n列の第2画素回路PBにおいては、第1データ線24Aのデータ信号XA(n)が第2電極32に供給されるとともに第2データ線24Bのデータ信号XB(n)が第1電極31に供給される。
図9に示すように、第m行の走査線22が選択される水平走査期間H(m)において第n列の第1データ線24Aに出力されるデータ信号XA(n)は、第m行の第n列に位置する画素回路Pの指定階調に応じた階調電位VX(VX(m,n))および所定の共通電位VCOMの一方に設定され、第n列の第2データ線24Bに出力されるデータ信号XB(n)は、階調電位VXおよび共通電位VCOMの他方に設定される。したがって、階調電位VXと共通電位VCOMとの差分に相当する電圧が各画素回路Pの電気光学物質26に印加される。
以下に詳述するように、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係(第1電極31および第2電極32と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係)は順次に反転する。なお、図10の部分(a)に示すように、画素回路P(PA,PB)の第1電極31に階調電位VXを供給するとともに第2電極32に共通電位VCOMを供給したときの両電極間の電圧の極性を「第1極性」と表記する。他方、図10の部分(b)に示すように、画素回路P(PA,PB)の第1電極31に共通電位VCOMを供給するとともに第2電極32に階調電位VXを供給したときの両電極間の電圧の極性を「第2極性」と表記する。図11や以下の各図面において、符号[1]は第1極性を意味し、符号[2]は第2極性を意味する。また、第1極性と第2極性とを容易に区別できるように、第1極性の画素回路Pを示すブロックにはハッチングが付されている。
図9に示すように、垂直走査期間F1内の各水平走査期間H(m)(H(1)〜H(M))において、データ線駆動回路44は、第1データ線24Aのデータ信号XA(1)〜XA(N)を階調電位VX(VX(m,1)〜VX(m,N))に設定するとともに第2データ線24Bのデータ信号XB(1)〜XB(N)を共通電位VCOMに設定する。したがって、第1画素回路PAにおいては、図10の部分(a1)に示すように、データ信号XA(n)の階調電位VX(m,n)が第1電極31に供給されるとともにデータ信号XB(n)の共通電位VCOMが第2電極32に供給される。すなわち、第1画素回路PAの電気光学物質26には、図10の部分(a)に示す第1極性の電圧が印加される。他方、第2画素回路PBにおいては、図10の部分(b2)に示すように、データ信号XA(n)の階調電位VX(m,n)が第2電極32に供給されるとともにデータ信号XB(n)の共通電位VCOMが第1電極31に供給される。すなわち、第2画素回路PBの電気光学物質26には、図10の部分(b)に示す第2極性の電圧が印加される。
以上のように、電気光学物質26に印加される電圧は、第1画素回路PAと第2画素回路PBとで逆極性に設定される。図2に例示したように第1画素回路PAと第2画素回路PBとはX方向およびY方向の双方に沿って交互に配列されるから、図11に示すように、垂直走査期間F1においては、電気光学物質26に第1極性の電圧が印加される第1画素回路PAと、電気光学物質26に第2極性の電圧が印加される第2画素回路PBとが、X方向およびY方向の双方に沿って交互に配列する(すなわち、画素部14内に分散的に混在する)。
他方、垂直走査期間F2内の各水平走査期間H(1)〜H(M)において、データ線駆動回路44は、データ信号XA(m)およびデータ信号XB(m)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を垂直走査期間F1から逆転させる。すなわち、データ線駆動回路44は、図9に示すように、第1データ線24Aのデータ信号XA(1)〜XA(N)を共通電位VCOMに設定するとともに第2データ線24Bのデータ信号XB(1)〜XB(N)を階調電位VX(VX(m,1)〜VX(m,N))に設定する。したがって、第1画素回路PAにおいては、図10の部分(b1)に示すように、データ信号XA(n)の共通電位VCOMが第1電極31に供給されるとともにデータ信号XB(n)の階調電位VX(m,n)が第2電極32に供給される。すなわち、第1画素回路PAの電気光学物質26には、図10の部分(b)に示す第2極性の電圧が印加される。他方、第2画素回路PBにおいては、図10の部分(a2)に示すように、データ信号XA(n)の共通電位VCOMが第2電極32に供給されるとともにデータ信号XB(n)の階調電位VX(m,n)が第1電極31に供給されることで、第2画素回路PBの電気光学物質26には、図10の部分(a)に示す第1極性の電圧が印加される。すなわち、図11に示すように、各画素回路Pの電気光学物質26に印加される電圧の極性は垂直走査期間F(F1,F2)毎に順次に反転する。
いま、画素部14内の全部の画素回路Pを第1画素回路PAとした構成を本実施形態との対比例として想定する。対比例においては、電気光学物質26に印加される電圧の極性(第1極性,第2極性)が画素部14内の行毎に逆転(ライン反転)するように、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を水平走査期間H毎に逆転させる。したがって、図12に示すように、奇数行の各画素回路Pと偶数行の各画素回路Pとで電気光学物質26の電圧が逆極性となる。しかし、寄生容量の容量値は第1電極31と第2電極32とで相違するから、各画素回路Pに同じ階調が指定された場合でも、第1極性の電圧が印加された電気光学素子Eと第2極性の電圧が印加された電気光学素子Eとで実際の階調は相違する。したがって、X方向に延在する直線状の階調斑が観察者に認識されるという問題がある。
他方、本実施形態においては、第1極性の電圧が印加される第1画素回路PAと第2極性の電圧が印加される第2画素電極PBとがX方向およびY方向に沿って画素部14内に分散する。すなわち、画素部14の各列内に第1極性の電気光学物質26と第2極性の電気光学物質26とが混在するだけではなく、画素部14の各行内にも第1極性の電気光学物質26と第2極性の電気光学物質26とが混在する。したがって、寄生容量の容量値が第1電極31と第2電極32とで相違する場合であっても、電気光学物質26に印加される電圧の極性に起因した階調の相違が観察者に認識され難いという利点がある。
ところで、対比例のもとでも、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を画素回路Pの列毎に反転させれば、各行内にてX方向に隣合う各画素回路Pにて電気光学物質26の電圧の極性を反転させることは可能である。しかし、階調電位VXおよび共通電位VCOMの出力先(第1データ線24A,第2データ線24B)を列毎に切換える構成が必要となるから、データ線駆動回路44の規模が肥大化するという問題がある。他方、本実施形態においては、第1画素回路PAと第2画素回路PBとを各行内に混在させることで、X方向に隣合う各電気光学物質26の電圧が逆極性となるから、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を列毎に反転させる必要はない。したがって、データ線駆動回路44の規模が低減されるという利点もある。
また、対比例のもとでは、電気光学物質26の電圧の極性を行毎に反転させるために、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を水平走査期間H毎に逆転させる必要がある。本実施形態においては、各列内に第1画素回路PAと第2画素回路PBとが混在するから、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの組合せを行毎に逆転させる必要はない。すなわち、図9に示したように、垂直走査期間F1内の各水平走査期間Hではデータ信号XA(1)〜XA(N)が階調電位VX(VX(m,1)〜VX(m,N))に設定されるとともにデータ信号XB(1)〜XB(N)が共通電位VCOMに維持され、垂直走査期間F2内の各水平走査期間Hではデータ信号XA(1)〜XA(N)が共通電位VCOMに維持されるとともにデータ信号XB(1)〜XB(N)が階調電位VX(VX(m,1)〜VX(m,N))に設定される。以上のように第1データ線24Aおよび第2データ線24Bの電位の変動が対比例と比較して抑制されるから、データ信号XA(n)やデータ信号XB(n)の電位の変動に起因した表示品位の低下が抑制されるという利点や、データ線駆動回路44にて消費される電力が低減されるという利点がある。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図13は、第2実施形態における画素部14の模式図である。図13に示すように、各画素回路Pは、複数の表示色(赤色R,緑色G,青色B)の何れかに対応する。画素部14内の複数の画素回路Pは、相異なる表示色に対応する複数(3個)の画素回路Pを単位として複数の表示画素Dに区分される。例えば、図13の表示画素Dは、赤色(R)と緑色(G)と青色(B)とに対応する3個の画素回路Pで構成される。したがって、表示画素Dは、縦M行×横(N/3)列の行列状に配列する。なお、図13においては、同じ表示色の画素回路PがY方向に配列するストライプ配列を例示するが、各表示色の配列は適宜に変更される。
複数の表示画素Dの各々は、第1画素回路PAおよび第2画素回路PBの一方で構成される。第1画素回路PAで構成される表示画素Dと第2画素回路PBで構成される表示画素DとはX方向およびY方向の双方に沿って隣合う。具体的には、図13に示すように、奇数行の奇数番目の各表示画素Dと偶数行の偶数番目の各表示画素Dとは第1画素回路PAで構成され、奇数行の偶数番目の各表示画素Dと偶数行の奇数番目の各表示画素Dとは第2画素回路PBで構成される。
駆動回路40による各画素回路Pの駆動の方法は第1実施形態と同様である。すなわち、データ線駆動回路44は、垂直走査期間F1内の各水平走査期間H(m)において、データ信号XA(1)〜XA(N)を階調電位VX(VX(m,1)〜VX(m,N))に設定するとともにデータ信号XB(1)〜XB(N)を共通電位VCOMに設定し、垂直走査期間F2内の各水平走査期間H(m)において、データ信号XA(1)〜XA(N)を共通電位VCOMに設定するとともにデータ信号XB(1)〜XB(N)を階調電位VX(VX(m,1)〜VX(m,N))に設定する。したがって、図14に示すように、電気光学物質26に印加される電圧の極性は、X方向およびY方向に相隣接する表示画素Dにて逆極性に設定され、かつ、垂直走査期間F(F1,F2)毎に順次に反転する。
また、表示画素Dは第1画素回路PAおよび第2画素回路PBの一方で構成されるから、電気光学物質26に印加される電圧の極性は、1個の表示画素D内の各画素回路Pで同極性に設定される。したがって、表示画素D内に第1画素回路PAと第2画素回路PBとが混在する構成と比較すると、表示画素D内の複数の表示色の階調比を正確に設定することが可能である。
<C:第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図15は、第3実施形態における画素部14の模式図である。図15に示すように、画素部14内の複数の表示画素Dは、X方向に隣合う2個の表示画素D(D1,D2)を単位として複数の画素対Gに区分される。したがって、画素対Gは、縦M行×横(N/6)列の行列状に配列する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図15は、第3実施形態における画素部14の模式図である。図15に示すように、画素部14内の複数の表示画素Dは、X方向に隣合う2個の表示画素D(D1,D2)を単位として複数の画素対Gに区分される。したがって、画素対Gは、縦M行×横(N/6)列の行列状に配列する。
1個の画素対Gを構成する2個の表示画素Dは、第1画素回路PAおよび第2画素回路PBの一方で構成される。図15に示すように、第1画素回路PAで構成される画素対Gと第2画素回路PBで構成される画素対GとはX方向およびY方向の双方に沿って隣合う。以上のように各表示画素D内の各画素回路Pは第1画素回路PAおよび第2画素回路PBの一方で構成されるから、第2実施形態と同様に、各表示画素Dにおける複数の表示色の階調比を高精度に設定できるという効果が実現される。
図16は、各画素回路Pの電気光学物質26に印加される電圧の極性を示す概念図である。図16に示すように、各画素回路Pの電気光学物質26に印加される電圧の極性が、X方向およびY方向に隣合う各表示画素Dにて逆極性となり、かつ、垂直走査期間F(F1,F2)毎に順次に反転するように、駆動回路40は各画素回路Pを駆動する。したがって、各画素回路Pの電気光学物質26の電圧は、1個の画素対GのうちX方向の負側の表示画素D1の各画素回路PとX方向の正側の表示画素D2の各画素回路Pとで逆極性となる。以上の条件が成立するように、データ線駆動回路44は、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を画素対G内の表示画素D1と表示画素D2とで逆転させる。
図17に示すように、各画素対G内の6個の画素回路Pに対応する6本の第1データ線24Aに供給されるデータ信号XA(n+1)〜XA(n+6)と、6本の第2データ線24Bに供給されるデータ信号XB(n+1)〜XB(n+6)とに着目する。図17に示すように、垂直走査期間F1内の各水平走査期間H(m)において、データ線駆動回路44は、画素対Gのうち表示画素D1に対応するデータ信号XA(n+1)〜XA(n+3)を階調電位VXに設定するとともにデータ信号XB(n+1)〜XB(n+3)を共通電位VCOMに設定し、かつ、画素対Gのうち表示画素D2に対応するデータ信号XA(n+4)〜XA(n+6)を共通電位VCOMに設定するとともにデータ信号XB(n+4)〜XB(n+6)を階調電位VXに設定する。他方、垂直走査期間F2内の各水平走査期間H(m)において、データ線駆動回路44は、画素対Gのうち表示画素D1に対応するデータ信号XA(n+1)〜XA(n+3)を共通電位VCOMに設定するとともにデータ信号XB(n+1)〜XB(n+3)を階調電位VXに設定し、かつ、画素対Gのうち表示画素D2に対応するデータ信号XA(n+4)〜XA(n+6)を階調電位VXに設定するとともにデータ信号XB(n+4)〜XB(n+6)を共通電位VCOMに設定する。
以上の形態においては、図16に示すように、電気光学物質26に印加される電圧の極性を第1極性に設定した第1画素回路PAと、第2極性に設定した第1画素回路PAと、第1極性に設定した第2画素回路PBと、第2極性に設定した第2画素回路PBとが各行内に混在する。同極性の電圧を電気光学物質26に印加したときの階調は、階調電位VXが等しい場合でも、第1画素回路PAと第2画素回路PBとで相違し得る。したがって、各画素回路Pに同じ階調が指定された場合、第2実施形態における各画素回路Pの階調は、第1画素回路PAを第1極性に設定した場合の階調と第2画素回路PBを第2極性に設定した場合の階調との2種類であるのに対し、本実施形態における各画素回路Pの実際の階調は、第1画素回路PAおよび第2画素回路PBと第1極性および第2極性の組合せの総数に相当する4種類となる。したがって、画素回路P毎の階調の誤差が観察者に認識され難いという効果が第2実施形態と比較して顕著になるという利点がある。
<D:変形例>
以上の各形態には様々な変形が加えられる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合わせてもよい。
以上の各形態には様々な変形が加えられる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合わせてもよい。
(1)変形例1
以上の各形態においてはデータ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を垂直走査期間F内で変化させない構成を例示したが、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を垂直走査期間F内で順次に変化させる構成も採用される。例えば、水平走査期間H(m)ではデータ信号XA(n)を階調電位VXに設定するとともにデータ信号XB(n)を共通電位VCOMに設定し、直後の水平走査期間H(m+1)ではデータ信号XA(n)を共通電位VCOMに設定するとともにデータ信号XB(n)を階調電位VXに設定する構成が採用される。
以上の各形態においてはデータ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を垂直走査期間F内で変化させない構成を例示したが、データ信号XA(n)およびデータ信号XB(n)と階調電位VXおよび共通電位VCOMとの関係を垂直走査期間F内で順次に変化させる構成も採用される。例えば、水平走査期間H(m)ではデータ信号XA(n)を階調電位VXに設定するとともにデータ信号XB(n)を共通電位VCOMに設定し、直後の水平走査期間H(m+1)ではデータ信号XA(n)を共通電位VCOMに設定するとともにデータ信号XB(n)を階調電位VXに設定する構成が採用される。
(2)変形例2
各画素回路Pの電気光学物質26に印加される電圧の極性を変化させる周期は垂直走査期間Fに限定されない。例えば、複数の垂直走査期間Fを単位として電気光学物質26の電圧の極性を反転させる構成が採用される。
各画素回路Pの電気光学物質26に印加される電圧の極性を変化させる周期は垂直走査期間Fに限定されない。例えば、複数の垂直走査期間Fを単位として電気光学物質26の電圧の極性を反転させる構成が採用される。
(3)変形例3
表示画素Dを構成する画素回路Pの個数や画素対Gを構成する画素回路Pの個数は任意に変更される。また、複数の画素回路Pを表示画素Dや画素対Gに区分する規則も適宜に変更される。例えば、1個の表示画素Dが、同じ表示色に対応する2以上の画素回路Pを含む構成も採用される。また、例えば1個の画素対Gが2個の画素回路P(第1画素回路PAおよび第2画素回路PBの一方)で構成される態様も採用される。
表示画素Dを構成する画素回路Pの個数や画素対Gを構成する画素回路Pの個数は任意に変更される。また、複数の画素回路Pを表示画素Dや画素対Gに区分する規則も適宜に変更される。例えば、1個の表示画素Dが、同じ表示色に対応する2以上の画素回路Pを含む構成も採用される。また、例えば1個の画素対Gが2個の画素回路P(第1画素回路PAおよび第2画素回路PBの一方)で構成される態様も採用される。
(4)変形例4
電気光学物質26は液晶に限定されない。すなわち、第1電極31と第2電極32との間の電圧(電界)に応じて光学的な特性(透過率や輝度)が変化する特性の各種の物質(例えば電気泳動素子)が以上の各形態における電気光学物質26として採用される。
電気光学物質26は液晶に限定されない。すなわち、第1電極31と第2電極32との間の電圧(電界)に応じて光学的な特性(透過率や輝度)が変化する特性の各種の物質(例えば電気泳動素子)が以上の各形態における電気光学物質26として採用される。
<E:応用例>
次に、本発明に係る電気光学装置を利用した電子機器について説明する。図18ないし図20には、以上に例示した何れかの形態に係る電気光学装置100を表示装置として採用した電子機器の形態が図示されている。
次に、本発明に係る電気光学装置を利用した電子機器について説明する。図18ないし図20には、以上に例示した何れかの形態に係る電気光学装置100を表示装置として採用した電子機器の形態が図示されている。
図18は、電気光学装置100を採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、各種の画像を表示する電気光学装置100と、電源スイッチ2001やキーボード2002が設置された本体部2010とを具備する。
図19は、電気光学装置100を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002と、各種の画像を表示する電気光学装置100とを備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。
図20は、電気光学装置100を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す斜視図である。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002と、各種の画像を表示する電気光学装置100とを備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった様々な情報が電気光学装置100に表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図18から図20に例示した機器のほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
100……電気光学装置、11……第1基板、12……第2基板、14……画素部、P……画素回路、PA……第1画素回路、PB……第2画素回路、22……走査線、240……配線対、24A……第1データ線、24B……第2データ線、26……電気光学物質、31……第1電極、32……第2電極、E……電気光学素子、Q1……第1スイッチング素子、Q2……第2スイッチング素子、40……駆動回路、42……走査線駆動回路、44……データ線駆動回路、L0……ゲート絶縁層、L1……第1絶縁層、L2……第2絶縁層、L3……第3絶縁層、521……半導体層、522……半導体層、541……第1中間導電層、542……第2中間導電層。
Claims (6)
- 複数の走査線と複数のデータ線と複数の画素回路とを具備し、
前記複数の画素回路の各々は、
前記走査線の選択時に導通する第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、
第1電極および第2電極と、両電極間の電圧に応じて光学的な特性が変化する電気光学物質とを有し、前記第1電極を覆う絶縁層の面上に前記第2電極が形成された電気光学素子とを含み、
前記複数の画素回路のうちの第1画素回路においては、当該第1画素回路の第1側のデータ線と前記第1電極とが前記第1スイッチング素子を介して接続されるとともに、前記第1側とは反対側の第2側のデータ線と前記第2電極とが前記第2スイッチング素子を介して接続され、
前記複数の画素回路のうちの第2画素回路においては、当該第2画素回路の前記第1側のデータ線と前記第2電極とが前記第1スイッチング素子を介して接続されるとともに、前記第2側のデータ線と前記第1電極とが前記第2スイッチング素子を介して接続される
電気光学装置。 - 前記複数の画素回路は、前記複数のデータ線のうち共通の第1データ線および第2データ線に接続された前記第1画素回路と前記第2画素回路とを含む
請求項1の電気光学装置。 - 前記複数の走査線の各々を順次に選択する走査線駆動回路と、
前記複数の走査線のうち前記第1画素回路に対応する走査線の選択時に、当該第1画素回路の指定階調に応じた階調電位を前記第1データ線に供給するとともに前記第2データ線に共通電位を供給し、前記複数の走査線のうち前記第2画素回路に対応する走査線の選択時に、当該第2画素回路の指定階調に応じた階調電位を前記第1データ線に供給するとともに前記第2データ線に前記共通電位を供給するデータ線駆動回路と
を具備する請求項2の電気光学装置。 - 前記複数の画素回路は、共通の走査線に接続された前記第1画素回路と前記第2画素回路とを含む
請求項1から請求項3の何れかの電気光学装置。 - 前記複数の画素回路は、相異なる表示色に対応した2以上の画素回路を各々が含む複数の表示画素に区分され、
前記複数の表示画素の各々は、前記第1画素回路および前記第2画素回路の一方で構成される
請求項1から請求項3の何れかの電気光学装置。 - 請求項1から請求項5の何れかの電気光学装置を具備する電子機器。
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A761 | Written withdrawal of application |
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