JP2010242646A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクターの経時劣化に拘わらず的確に行うことのできる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御ユニット10は、車両の走行距離と、インジェクター20の実噴射量、指示噴射量間の偏差の想定値との対応関係をそれぞれ示すトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cを、使用の想定される燃料の種類別に備え、それらトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cのそれぞれとインジェクター20の実噴射量、指示噴射量間の偏差の検出値との対比に基づき現在使用中の燃料の種類を判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、噴射期間の指令に基づきインジェクターからの燃料の噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
車載等の内燃機関では、インジェクターから燃料を噴射する期間(燃料噴射期間)を調整することで燃料噴射量を制御している。インジェクターは、その長期使用に応じて摩耗等による経時劣化が進行し、噴射効率が変化してしまう。このような劣化が生じると、実際にインジェクターから噴射される燃料の量(実噴射量)が、本来の要求量(指示噴射量)からずれてしまい、噴射量制御の精度が低下して、エミッションの悪化や騒音の増大等の不具合を招くことがある。
そこで多くの内燃機関では、こうしたインジェクターの経時劣化による噴射量制御の精度低下を抑制すべく、特許文献1、2に見られるような、燃料噴射量の学習制御を実施している。この学習制御は、本来は指示噴射量がゼロ以下となる無噴射時、例えばシフトチェンジ時や減速時等の燃料カット時に、微少量の単発燃料噴射を実施することで行われる。そしてそのときの内燃機関の発生トルクから実噴射量を求めるとともに、その求められた実噴射量と指示噴射量との偏差を求めることで学習制御が行われている。
一方、車載ディーゼル機関では、軽油の他、BTL(Biomass To Liquid)燃料等のバイオ燃料やバイオ燃料混合軽油などの様々な種類の燃料が使用されることがある。使用される燃料の種類が異なれば、燃料の粘度やエネルギー効率等の違いにより、要求トルクの発生に必要な指示噴射量の値が変ってしまうようになる。例えば燃料の粘度が高ければ、インジェクターの単位時間当りの燃料噴射量は低下するようになる。また燃料のエネルギー効率が高ければ、インジェクターの単位時間当りの燃料噴射により発生するトルクは大きくなる。そこで従来、特許文献3には、上記学習制御で求められる実噴射量と指示噴射量との偏差の大きさにより燃料の種類を判別するとともに、判別された燃料の種類に応じた補正を行うことで、燃料の種類に拘わらず、噴射量制御の精度を確保するようにした内燃機関の燃料噴射制御装置が提案されている。
特開2005−036788号公報 特開2008−163913号公報 特開平9−222045号公報
ところで上述したように、実噴射量と指示噴射量との偏差の大きさは、インジェクターの経時劣化によっても変化する。そのため、実噴射量と指示噴射量との偏差の大きさに依るだけでは、偏差のうちのどの程度がインジェクターの経時劣化の影響によるものであり、どの程度が燃料性状の影響によるものであるかを判別することができず、燃料種類の的確な判別が困難となっている。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクターの経時劣化に拘わらず的確に行うことのできる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、噴射期間の指令を通じてインジェクターの燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差を検出する検出手段と、前記検出手段による前記偏差の検出値と判別値との対比に基づき燃料の種類を判別する判別手段と、前記インジェクターの劣化の進行に応じて前記判別値を変化させる判別値変化手段と、を備えることをその要旨としている。
使用期間に応じた経時劣化によるインジェクターの噴射効率の変化傾向は、予め実験等で求めておくことができる。そしてその傾向から、経時劣化によるインジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差の推移傾向を、燃料の種類毎にそれぞれ求めておくことが可能である。上記構成では、インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差を検出するとともに、そうした偏差の検出値と判別値との対比に基づき燃料の種類を判別するようにしている。そしてこのときの判別値を、インジェクターの劣化の進行に応じて変化させるようにしている。そのため、インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクターの経時劣化に拘わらず的確に行うことができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記判別値は、該当する燃料についての前記インジェクターの使用期間と実噴射量と指示噴射量との偏差との対応関係をそれぞれ示す複数のマップに基づき設定されてなることをその要旨としている。
上記構成では、インジェクターの使用期間と、実噴射量、指示噴射量間の偏差との対応関係をそれぞれ示すマップを、燃料の種類別にそれぞれ設けるようにしている。各マップからは、各燃料についての現状のインジェクターの使用期間における実噴射量、指示噴射量間の偏差をそれぞれ求めることができる。そのため、各マップから算出された各燃料の実噴射量、指示噴射量間の偏差の想定値を判別値として、実噴射量、指示噴射量間の偏差の検出値と対比することで、インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクターの経時劣化に拘わらず的確に行うことができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記マップには、前記偏差の想定値として、前記偏差が想定される最大のペースで拡大したときの値と、同偏差が想定される最小のペースで拡大したときの値とが設定されてなることをその要旨としている。
個体差などによるインジェクターの噴射効率の経時劣化度合のばらつきを考慮した場合、各燃料の使用時における実噴射量、指示噴射量間の偏差は、一定の幅を持って推移すると考えられる。そこで各燃料の上記トレンドマップに、上記偏差の想定値として、偏差が想定される最大のペースで拡大したときの値と、同偏差が想定される最小のペースで拡大したときの値とを格納しておけば、インジェクターの噴射効率の経時劣化度合のばらつきを考慮して的確に燃料の種類を判別することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、種類の判別された燃料についての前記マップに基づいて前記偏差の学習の時期を決定する学習時期決定手段を備えることをその要旨としている。
上記のようなマップからは、該当する燃料の使用時において、インジェクターの実噴射量、指示噴射量間の偏差がある期間にどの程度変化するかを把握することができる。そこで、マップに基づくことで、インジェクターの実噴射量、指示噴射量間の偏差を許容範囲内に留めることが可能なように上記偏差の学習時期を設定することが可能となる。ただし、最適な学習時期は、使用中の燃料の種類によって異なっている。その点、上記構成では、判別により、使用中であることが確認された燃料のマップを用いて学習の時期が決定されるため、使用される燃料の種類が変化しても、過不足のない適当な間隔で学習を行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記学習時期決定手段は、該当する前記マップに示される前記想定値の前回の学習時からの変化量が規定値に達したときに前記学習を実施すべく学習時期を決定することをその要旨としている。
上記の如く学習時期を決定すれば、実噴射量、指示噴射量感の偏差が確実に許容範囲内に留められるように、適度な間隔で学習を実施することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記インジェクターの使用期間は、前記内燃機関の搭載された車両の走行距離に基づき判断されることをその要旨としている。
車載内燃機関では、内燃機関の搭載された車両の走行距離に基づきインジェクターの使用期間を把握することが可能である。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の燃料噴射制御装置の全体構成を模式的に示すブロック図。 (a)〜(c)は各トレンドマップの設定態様をそれぞれ示すグラフ。 同実施形態における燃料種類の判別態様の一例を示す図。 同実施形態に採用される燃料判別制御ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態に採用される微少量噴射学習制御ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態に採用される微小噴射量学習実施判定ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の内燃機関の燃料噴射制御装置の制御態様の一例におけるインジェクターの劣化度合、偏差ΔQ、噴射量誤差及び学習値の推移を示すタイムチャート。
以下、本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装置を具体化した一実施形態を、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1に、本実施形態の内燃機関の燃料噴射制御装置の構成を示す。同図に示すように、燃料噴射制御装置は、車載内燃機関の燃料噴射制御を司る電子制御ユニット10を中心に構成されている。なお本実施形態の燃料噴射装置の適用される車載内燃機関では、噴射供給される燃料として、燃料A、燃料B、燃料Cの3種類の燃料の使用が想定されている。
電子制御ユニット10は、CPU11、ROM12、RAM13及びバックアップRAM14を備えて構成されている。読込専用メモリーであるROM12には、燃料噴射制御に係る各種のプログラムやプログラムの実行時に参照されるマップ等が記憶されている。中央演算装置であるCPU11は、ROM12に記憶されたプログラムやマップに基づいて燃料噴射制御に係る各種の演算処理を実行する。ランダムアクセスメモリーであるRAM13は、CPU11の演算結果や各センサーの検出結果等を一時的に記憶するメモリーであり、バックアップRAM14は、機関停止時等に必要なデータを保持しておくための不揮発性のメモリーとなっている。これらCPU11、ROM12、RAM13及びバックアップRAM14は、バス15を介して互いに接続されている。
またバス15を介してCPU11、ROM12、RAM13及びバックアップRAM14は、入力ポート16、出力ポート17にも接続されている。入力ポート16には、内燃機関のクランク角を検出するクランク角センサー18やアクセル操作量を検出するアクセルセンサー19を始めとする各種のセンサーが接続され、出力ポート17には、インジェクター20を始めとする各種のアクチュエーターの駆動回路が接続されている。
そして電子制御ユニット10は、各種センサーの検出信号に基づいてインジェクター20の駆動回路に指令信号を出力して内燃機関の燃料噴射量の制御や燃料噴射時期の制御を実行する。更に電子制御ユニット10は、燃料噴射制御の一環として、後述する燃料判別制御や微小噴射量学習制御、微小噴射量学習の実行判定制御を実行する。
燃料噴射量の制御は、次の態様で行われる。まず電子制御ユニット10は、内燃機関の回転数や負荷等に基づいて、燃料噴射量の要求値である指示噴射量を算出する。そして電子制御ユニット10は、経時劣化によるインジェクター20の噴射効率の変化分を補償すべく、後述する微小噴射量及びオフセット値にて指示噴射量を補正し、その補正後の指示噴射量分の燃料噴射に必要な噴射期間を算出してインジェクター20に指令する。
ところで、本実施形態の燃料噴射制御装置の適用される内燃機関では、上述のように3種類の燃料の使用が想定されている。燃料の種類によっては、粘度やエネルギー効率等が異なるため、使用中の燃料の種類によって、電子制御ユニット10がインジェクター20に指令した燃料の噴射量(指示噴射量)と、実際にインジェクター20から噴射された燃料量(実噴射量)との偏差ΔQが変化する。そこで本実施形態では、電子制御ユニット10は、指示噴射量、実噴射量間の偏差ΔQに基づいて、使用中の燃料の種類を判別するようにしている。
一方、使用期間の長期化に伴い、摩耗等による経時劣化が進行することで、インジェクター20の噴射効率は変化する。そしてインジェクター20の経時劣化の進行に応じては、指示噴射量と実噴射量との乖離が拡大するようになる。そのため、指示噴射量、実噴射量間の偏差ΔQを見ただけでは、その偏差ΔQがインジェクター20の経時劣化に由来して生じたものか、燃料の種類の違いにより生じたものかが判らないため、燃料の種類を的確には判別することはできない。
そこで本実施形態では、以下のようにして指示噴射量と実噴射量との偏差ΔQに基づく燃料判別を行うようにしている。すなわち、本実施形態では、燃料A、燃料B、燃料Cのそれぞれについて、車両の走行距離と指示噴射量、実噴射量間の偏差との関係を予め実験等で求めておくようにしている。そしてその関係を示すトレンドマップを燃料の種類別に予め作成し、電子制御ユニット10のROM12に記憶しておくようにしている。
図2(a)〜(c)は、各燃料のトレンドマップの設定態様の一例を示している。
図2(a)に示される燃料AのトレンドマップMAP_Aに示される上限曲線Lauは、燃料Aの使用時において、インジェクター20の経時劣化に応じた指示噴射量、実噴射量間の偏差ΔQの拡大が想定される最大のペースで進行したときの車両の走行距離と偏差ΔQとの関係を、すなわち燃料Aの使用時における偏差ΔQの上限値の推移を示している。また下限曲線Lalは、燃料Aの使用時において、インジェクター20の経時劣化に応じた指示噴射量、実噴射量間の偏差ΔQの拡大が想定される最小のペースで進行したときの車両の走行距離と偏差ΔQとの関係を、すなわち燃料Aの使用時における偏差ΔQの下限値の推移を示している。また中央曲線Lamは、偏差ΔQの上限値、下限値の中央値の推移を示している。
同様に図2(b)に示される燃料BのトレンドマップMAP_Bの上限曲線Lbuは、燃料Bの使用時における偏差ΔQの上限値の推移を、下限曲線Lblは、燃料Bの使用時における偏差ΔQの下限値の推移を、中央曲線Lbmは、燃料Bの使用時における偏差ΔQの上限値、下限値の中央値の推移をそれぞれ示している。また同様に図2(c)に示される燃料CのトレンドマップMAP_Cの上限曲線Lcuは、燃料Cの使用時における偏差ΔQの上限値の推移を、下限曲線Lclは、燃料Cの使用時における偏差ΔQの下限値の推移を、中央曲線Lcmは、燃料Cの使用時における偏差ΔQの上限値、下限値の中央値の推移をそれぞれ示している。
このように各トレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cには、該当する燃料についてのインジェクター20の使用期間の指標である車両の走行距離と、実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQの想定値との対応関係をそれぞれ示すものとなっている。またトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cには、各偏差ΔQの想定値として、同偏差ΔQが想定される最大のペースで拡大したときの値と、同偏差ΔQが想定される最小のペースで拡大したときの値とが表されている。
そして電子制御ユニット10は、これらのトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cを用いて燃料種類の判別を行うようにしている。すなわち、電子制御ユニット10は、現在の実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQを検出するとともに、その偏差ΔQの検出値とトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cのそれぞれとを対比することで現在使用中の燃料の種類を判別するようにしている。
図3は、こうした燃料種類の判別態様の一例を示している。燃料の種類は、そのときの実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQの検出値dqが、トレンドマップMAP_Aの上限曲線Lauと下限曲線Lalとの間の領域A、トレンドマップMAP_Bの上限曲線Lbuと下限曲線Lblとの間の領域B、トレンドマップMAP_Cの上限曲線Lcuと下限曲線Lclとの間の領域Cのいずれに位置するかによって判別される。すなわち、現在のインジェクター20の使用期間(車両の走行距離)における各トレンドマップの上限曲線の値、及び下限曲線の値を判別値として用い、これを上記偏差ΔQの検出値dqと対比することで燃料の種類が判別される。図3の例では、車両の走行距離が距離d1に達するまでの期間は、実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQは、トレンドマップMAP_Bの上限曲線Lbuと下限曲線Lblとの間の領域B内に位置している。そのため、この期間に使用された燃料は、燃料Bであると判別される。一方、車両の走行距離が距離d1に達して以降は、実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQは、トレンドマップMAP_Aの上限曲線Lauと下限曲線Lalとの間の領域A内に移行している。よって距離d1にて使用燃料が燃料Bから燃料Aに切り替わったと判別されるようになる。
図4は、上記のような燃料種類の判別に係る燃料判別制御ルーチンのフローチャートを示している。本ルーチンの処理は、内燃機関の運転中に電子制御ユニット10によって周期的に繰り返し実行されるものとなっている。
さて本ルーチンの処理が開始されると、電子制御ユニット10はまず、ステップS10において、実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQの検出値dqを算出する。この算出は、本来は指示噴射量がゼロ以下となる無噴射時に微少量の単発燃料噴射を実施し、そのときの内燃機関の発生トルクから実噴射量を求めるとともに、その求められた実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQを求めることで行われる。
続いて電子制御ユニット10は、ステップS20において、燃料A用のトレンドマップMAP_Aから現在の車両走行距離における上限曲線Lauの値auと、同じく現在の車両走行距離における偏差想定値の下限にあたる下限曲線Lalの値alとを取得する。また電子制御ユニット10は、ステップS30において、燃料B用のトレンドマップMAP_Bから現在の車両走行距離における偏差想定値の上限曲線Lbuの値bu、及び下限曲線Lblの値blを、ステップS40において、燃料C用のトレンドマップMAP_Cから現在の車両走行距離における偏差想定値の上限曲線Lcuの値cu、及び下限曲線Lclの値clを、それぞれ取得する。
そして電子制御ユニット10は、ステップS50〜S100において、実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQの検出値dqが、上記値au〜値alの範囲、値bu〜値blの範囲、値cu〜値clの範囲のいずれの範囲に位置するかによって、燃料の種類を判別するようにしている。
なおこうした燃料種類の判別に使用されるトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cは、微小噴射量の学習を実施する時期を決定するためにも用いられている。微小噴射量学習制御は、メイン噴射に先立ち実施されるパイロット噴射のような微小噴射に対する精度の向上を目的とした制御となっている。この微小噴射量学習制御においては、微小量の単発燃料噴射を実施し、そのときの内燃機関の発生トルクから実噴射量を検出して、実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQに応じた指示噴射量の補正が行われる。
図5は、こうした微小噴射量学習制御ルーチンのフローチャートを示している。本ルーチンの処理は、後述する学習実施判定ルーチンにおいて微小噴射量学習値の学習が指示される毎に、電子制御ユニット10によって実施されるものとなっている。
本ルーチンの処理が開始されると、電子制御ユニット10はまずステップS200において、学習条件が成立しているか否かを確認する。学習条件としては、1)シフトチェンジ時や減速時等の燃料カット時であること、2)変速機がニュートラル状態にあること、などが挙げられる。ここで学習条件が不成立であれば(S200:NO)、電子制御ユニット10は今回の本ルーチンの処理をそのまま終了する。
一方、学習条件が成立していれば(S200:YES)、電子制御ユニット10は、ステップS210において学習用の単発噴射を実施する。この単発噴射の燃料量は、パイロット噴射の指示噴射量に相当する微小量となっている。
次に電子制御ユニット10は、ステップS220において、単発噴射実施前後の機関回転数の変化量を検出するとともに、ステップS230において、ステップS220にて検出された機関回転数の変化量と、所定の比例定数との積算値として、単発噴射の実施による内燃機関の発生トルクを算出する。このときの発生トルクは、単発噴射の燃料量と比例する。そこで電子制御ユニット10はステップS230において、算出された発生トルクから実噴射量を算出する。
続いて電子制御ユニット10は、ステップS240において、インジェクター20に指令した指示噴射量とここで算出した実噴射量との偏差ΔQに基づき微小噴射量学習値を算出する。微小噴射量学習値は、指示噴射量と実噴射量との偏差ΔQを減少されるための補正量となっている。
次に電子制御ユニット10は、ステップS250において、今回の微小噴射量学習値の算出値により、学習値の更新が必要か否かを判断する。具体的には、微小量学習値が、噴射量制御における誤差許容範囲の上限である補償噴射量精度ラインα以上である場合に学習値の更新が必要と判断される。そして電子制御ユニット10は、学習値の更新が必要であれば、ステップS260において、今回の微小噴射量学習値の算出値を最新の学習値としてRAM13に記憶して今回の学習制御を完了する。
図6は、こうした微小噴射量学習の実施時期を決定する学習実施判定ルーチンのフローチャートを示している。本ルーチンの処理は、内燃機関の運転中、電子制御ユニット10により周期的に繰り返し実行されるものとなっている。
本ルーチンが開始されると、電子制御ユニット10はまずステップS300〜S350において、現在使用中の燃料のトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cを選択し、そのトレンドマップ上の上限曲線Lau,Lbu,Lcuの前回学習時からの変化量を算出する。そして電子制御ユニット10は、その変化量が上記補償噴射量精度ラインα以上であれば(S260:YES)、微小噴射量学習の実施を指示するようにしている。
このように本実施形態では、種類の判別された燃料についてのトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cに基づいて微小噴射量学習の、すなわち偏差ΔQの学習の時期が決定されている。そして現在使用中の燃料に該当するトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cに示される偏差ΔQの想定値(ここでは上限曲線Lau,Lbu,Lcuの値)の前回の学習時からの変化量が規定値(補償噴射量精度ラインα)に達したときに学習を実施するようにしている。すなわち、本実施形態では、インジェクター20の経時劣化による実噴射量と指示噴射量との偏差ΔQの拡大が想定される最大のペースで進展したときにも、燃料噴射量の誤差が補償噴射量精度ラインαを超えることがないように微小噴射量学習の実施時期が設定されている。
図7に、本実施形態の制御態様の一例を示す。同図には、車両の走行距離が距離d6に達するまでは燃料Bが使用され、その後に使用燃料が燃料Aに切り替わったときの例が示されている。
走行距離が距離d6に達するまでは、燃料B用のトレンドマップMAP_Bに示される上限曲線Lbuの前回学習時からの変化量が補償噴射量精度ラインαに達する毎(距離d2,d3,d4,d5)に微小噴射量学習が実施され、学習値が更新されている。そして燃料が燃料Bに切り替わって以降は、燃料B用のトレンドマップMAP_Aに示される上限曲線Lauの前回学習時からの変化量が補償噴射量精度ラインαに達する毎(距離d7,d8,d9,d10)に微小噴射量学習が実施され、学習値が更新されている。
なお同図7には、燃料Aへの切り替わり後も、燃料B用のトレンドマップMAP_Bに基づいて微小噴射量学習の実施時期を決定したときの噴射量誤差の推移が点線で示されている。この場合、燃料Aへの切り替わり後も、経時劣化による偏差ΔQの拡大のペースがより低い燃料B用のトレンドマップMAP_Bに基づき学習時期が決定されるため、学習の実施間隔が過大となって噴射量の誤差が補償噴射量精度ラインαをしばしば超えてしまうようになる。その点、本実施形態では、使用中の燃料の種類に合せて微小噴射量学習の実施時期の決定に用いるトレンドマップが切り替えられるため、使用中の燃料の特性に即した最適な時期に学習を実施することができるようになっている。
ちなみに以上説明した本実施形態では、電子制御ユニット10による燃料判別制御ルーチンのステップS10の処理が上記検出手段の行う処理に相当する。また電子制御ユニット10によるステップS20〜S40の処理が上記判別値変化手段の行う処理に、電子制御ユニット10によるステップS50〜S100の処理が上記判別手段の行う処理に、電子制御ユニット10による学習実施判定ルーチンの処理が上記学習時期決定手段の行う処理にそれぞれ相当する。
以上説明した本実施形態の内燃機関の燃料噴射制御装置によれば、次の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、電子制御ユニット10は、インジェクター20の実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQを検出するとともに、燃料の種類別に設けられて、該当する燃料についてのインジェクター20の使用期間と上記偏差ΔQの想定値との対応関係をそれぞれ示す複数のトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cを備えている。そして電子制御ユニット10は、偏差ΔQの検出値dqと各トレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cのそれぞれとの対比に基づき燃料の種類を判別するようにしている。使用期間に応じた経時劣化によるインジェクター20の噴射効率の変化傾向は、予め実験等で求めておくことができる。そしてその傾向から、経時劣化によるインジェクター20の実噴射量と指示噴射量との偏差の推移傾向を、燃料の種類毎にそれぞれ求めておくことが可能である。その点、本実施形態では、インジェクター20の実噴射量と指示噴射量との偏差を検出するとともに、そうした偏差の検出値と判別値との対比に基づき燃料の種類を判別するようにしている。そしてこのときの判別値を、インジェクター20の劣化の進行に応じて変化させるようにしている。そのため、インジェクター20の実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクター20の経時劣化に拘わらず的確に行うことができるようになる。
(2)本実施形態では、インジェクター20の使用期間と実噴射量、指示噴射量間の偏差との対応関係をそれぞれ示すトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cを、燃料の種類別にそれぞれ設けるようにしている。各トレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cからは、各燃料についての現状のインジェクター20の使用期間における実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQの想定値をそれぞれ求めることができる。そのため、実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQの検出値dqとトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cのそれぞれとの対比に基づくことで、インジェクター20の経時劣化を考慮した燃料種類の判別を行うことが可能となる。したがって、本実施形態によれば、インジェクター20の実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクター20の経時劣化に拘わらず的確に行うことができるようになる。
(3)本実施形態では、各トレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cには、上記偏差ΔQの想定値として、同偏差ΔQが想定される最大のペースで拡大したときの値(上限曲線Lau,Lbu,Lcuの値)と、同偏差ΔQが想定される最小のペースで拡大したときの値(下限曲線Lal,Lbl,Lclの値)とが表されている。個体差などによるインジェクター20の噴射効率の経時劣化度合のばらつきを考慮した場合、各燃料の使用時における実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQは、一定の幅を持って推移すると考えられる。そこで各燃料のトレンドマップに、上記偏差ΔQの想定値として、偏差ΔQが想定される最大のペースで拡大したときの値と、同偏差ΔQが想定される最小のペースで拡大したときの値とを格納しておけば、インジェクター20の噴射効率の経時劣化度合のばらつきを考慮して的確に燃料の種類を判別することができるようになる。
(4)本実施形態では、電子制御ユニット10は、種類の判別された燃料についてのトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cに基づいて上記偏差ΔQの学習の時期を決定するようにしている。上記のようなトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cからは、該当する燃料の使用時において、インジェクター20の実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQがある期間にどの程度変化するかを把握することができる。そこで、トレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cに基づくことで、インジェクター20の実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQを補償噴射量精度ラインα内に留めることが可能なように上記偏差ΔQの学習時期を設定することが可能となる。ただし、最適な学習時期は、使用中の燃料の種類によって異なっている。その点、本実施形態では、判別により、使用中であることが確認された燃料のトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cを用いて学習の時期が決定されるため、使用される燃料の種類が変化しても、過不足のない適当な間隔で学習を行うことが可能となる。
(5)本実施形態では、電子制御ユニット10は、該当するトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cに示される偏差ΔQの指標値の前回の学習時からの変化量が規定値である補償噴射量精度ラインαに達したときに微小噴射量学習を実施すべく学習時期を決定するようにしている。そのため、実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQが確実に補償噴射量精度ラインα内に留められるように、適度な間隔で学習を実施することが可能となる。
なお上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、インジェクター20の使用期間の指標値として、内燃機関の搭載された車両の走行距離を用いていたが、内燃機関の稼動時間や始動回数等をその指標値として用いるようにしても良い。
・上記実施形態では、種類の判別された燃料についてのトレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cに基づいて微小噴射量学習の時期を決定するようにしていたが、上記(1)、(2)の効果だけが必要であれば、そうした学習時期の決定に係る処理を割愛するようにしても良い。
・上記実施形態では、無噴射時の微小噴射量学習制御を通じて実噴射量、指示噴射量間の偏差ΔQの学習を行うようにしていたが、同様の偏差ΔQの学習を、無噴射時以外に行うことも可能である。
・上記実施形態では、トレンドマップMAP_A,MAP_B,MAP_Cより求められた判別値(現在のインジェクター20の試用期間における偏差ΔQの想定値)と、偏差ΔQの検出値との対比に基づき燃料の種類を判別するようにしていた。なおこうした判別値を、マップを用いずに求めるようにすることもできる。例えば、インジェクター20の使用期間の関数としてそうした判別値を求めるようにすることも可能である。いずれにせよ、燃料種類の判別に係る判別値をインジェクター20の劣化の進行に応じて変化させるようにすれば、インジェクター20の実噴射量と指示噴射量との偏差に基づく燃料種類の判別を、インジェクター20の経時劣化に拘わらず的確に行うことができるようになる。
10…電子制御ユニット、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…バックアップRAM、15…バス、16…入力ポート、17…出力ポート、18…クランク角センサー、19…アクセルセンサー、20…インジェクター、MAP_A…燃料A用トレンドマップ、MAP_B…燃料B用トレンドマップ、MAP_C…燃料C用トレンドマップ。

Claims (6)

  1. 噴射期間の指令を通じてインジェクターの燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記インジェクターの実噴射量と指示噴射量との偏差を検出する検出手段と、
    前記検出手段による前記偏差の検出値と判別値との対比に基づき燃料の種類を判別する判別手段と、
    前記インジェクターの劣化の進行に応じて前記判別値を変化させる判別値変化手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記判別値は、前記インジェクターの使用期間と実噴射量と指示噴射量との偏差との対応関係をそれぞれ示すマップに基づき設定されてなる
    請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記マップには、前記偏差の想定値として、前記偏差が想定される最大のペースで拡大したときの値と、同偏差が想定される最小のペースで拡大したときの値とが設定されてなる
    請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記マップに基づいて前記偏差の学習の時期を決定する学習時期決定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 前記学習時期決定手段は、該当する前記マップに示される前記想定値の前回の学習時からの変化量が規定値に達したときに前記学習を実施すべく学習時期を決定する
    請求項4に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 前記インジェクターの使用期間は、前記内燃機関の搭載された車両の走行距離に基づき判断される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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JP7388315B2 (ja) 2020-08-20 2023-11-29 株式会社豊田自動織機 内燃機関の制御装置

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