JP2010242510A - 冷却システムの故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁クラッチにより可変制御可能なウォーターポンプを備えた冷却システムにおいて、冷却システムの正確な故障診断を可能とすること。
【解決手段】エンジンの回転に伴って回転するプーリ14と、通電により磁力を発生させる電磁コイル24と、電磁コイルへの通電を制御する電流制御手段56と、インペラ18と共に回転し電磁コイル24が発生させる磁力に応じてプーリとの係合状態が変化するアーマチャ20と、を有する可変制御可能なウォーターポンプ10を備えた冷却システムの故障診断装置であって、プーリとアーマチャのそれぞれの係合面に通電部42及び非通電部44が交互に設けられ、プーリとアーマチャとの間の導通状態を検出する導通検出手段58と、電磁コイルの通電状態と、プーリとアーマチャとの間の導通状態とを比較することにより、ウォーターポンプの故障を判定する故障判定手段60と、を有する冷却システムの故障診断装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却システムの故障診断装置に関する。
冷却水を用いてエンジンを冷却する冷却システムは、冷却水をウォーターポンプにより循環させる。ウォーターポンプは、ベルト等を介して伝達されるエンジンの回転により駆動されるのが一般的である。従来、ウォーターポンプへのエンジンの回転の伝達・遮断を、電磁クラッチを用いて制御することで、ウォーターポンプを可変制御可能とする方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、このような電磁クラッチが故障しているか否かの診断方法として、電磁クラッチに備わる電磁コイルを流れる電流の大きさに基づいて、電磁クラッチの故障を診断する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2004−293430号公報 特開平3−325号公報
電磁クラッチに用いられる電磁コイルは使用環境などにより劣化を起こす場合がある。また、電磁コイルが接続する電気回路に漏電が生じる場合もあり得る。このため、特許文献2のように、電磁コイルに流れる電流値に基づいて、電磁クラッチの故障を診断する方法では、例えば、電磁コイルに劣化が生じている場合に、クラッチに十分な係合力が働いているかの判定は難しく、電磁クラッチの故障診断が正確に行えていないという課題がある。
また、温度環境の変化等によっても、電磁コイルの消費電力は異なるため、特に、エンジンの暖機中にウォーターポンプを可変にする構造では、電磁クラッチの故障を誤診断してしまう場合がある。
また、クラッチの動きを直接位置センサにより計測することで、電磁クラッチの動作を確認し、電磁クラッチの故障を診断する方法も考えられるが、この場合は、クラッチの係合力とクラッチの位置との相関関係が低いという課題がある。
したがって、上述した方法では、電磁クラッチにより可変制御可能なウォーターポンプの故障を正確に判定することは難しい。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、電磁クラッチにより可変制御可能なウォーターポンプを備えた冷却システムにおいて、冷却システムの正確な故障診断を可能とすることを目的とする。
上記目的は、エンジンの回転に伴って回転する回転部材と、通電により磁力を発生させる電磁コイルと、前記電磁コイルへの通電を制御する電流制御手段と、インペラと共に回転し前記電磁コイルが発生させる磁力に応じて前記回転部材との係合状態が変化するアーマチャと、を有する可変制御可能なウォーターポンプを備えた冷却システムの故障診断装置であって、前記回転部材と前記アーマチャのそれぞれの係合面に通電部及び非通電部が交互に設けられ、前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通状態を検出する導通検出手段と、前記電流制御手段により制御された前記電磁コイルの通電状態と、前記導通検出手段で検出された前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通状態と、を比較することにより、前記ウォーターポンプの故障を判定する故障判定手段と、を有することを特徴とする冷却システムの故障診断装置によって達成することができる。
これによれば、回転部材とアーマチャとの係合状態を直接把握することができ、ウォーターポンプの故障を正確に診断することができる。
上記構成において、前記電流制御手段は、前記回転部材と前記アーマチャとの間に導通がある位置を探索する導通探索制御と、前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通が検出された位置において、前記回転部材と前記アーマチャとを係合させるように通電を制御する係合制御とを行い、前記故障判定手段は、前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通が間欠的である場合に、前記ウォーターポンプが故障していると判定する構成とすることができる。この構成によれば、回転部材とアーマチャとの間に滑りが生じている場合も、ウォーターポンプの故障と判定することができる。
上記構成において、前記故障判定手段は、前記アーマチャと前記回転部材とを係合させた状態で前記ウォーターポンプの故障を判定しないときに、前記ウォーターポンプを流れる冷却水の温度が水温基準領域より高い場合は、前記ウォーターポンプ以外の他の要素が故障していると判定する構成とすることができる。この構成によれば、ウォーターポンプの故障以外の他の要素についての故障も判定でき、冷却システム全体の故障の把握が可能となる。
本発明によれば、回転部材とアーマチャとの係合状態を直接把握することができ、ウォーターポンプの故障を正確に診断することができる。
図1は実施例に係る冷却システムの故障診断装置が接続する可変制御可能なウォーターポンプを示す模式図である。 図2(a)はアーマチャとプーリとを係合させる場合を説明する図であり、図2(b)はアーマチャとプーリとを開放させる場合を説明する図である。図2(c)はプーリとアーマチャのそれぞれの係合面を説明する図である。 図3は実施例に係る冷却システムの故障診断装置が接続する冷却システムを示す模式図である。 図4は実施例に係る冷却システムの故障診断装置の故障診断処理を説明するフローチャート(その1)である。 図5は実施例に係る冷却システムの故障診断装置の故障診断処理を説明するフローチャート(その2)である。 図6(a)は燃料供給熱量と冷却損失熱量、及び燃料供給熱量と冷却損失割合の相関関係を示す図であり、図6(b)はエンジン始動からの経過時間における水温基準領域を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の冷却システムの故障診断装置に係る実施例について説明する。
図1は、実施例に係る冷却システムの故障診断装置100が接続する可変制御可能なウォーターポンプ10を示す模式図である。図1に示すように、ウォーターポンプ10は、ベルト12によりエンジンの回転が伝達されることで回転する円筒形状をしたプーリ14と、プーリ14の一方の面16に対向して配置され、インペラ18と共に回転する環状のアーマチャ20と、プーリ14内に設けられた永久磁石22及び電磁コイル24と、を備える。なお、エンジンの回転に伴って回転する回転部材としてプーリ14を例に挙げているが、プーリ14以外にも、例えば、ギア等、エンジンの回転に伴って回転する部材であれば他の部材を用いることができる。
円筒形状をしたプーリ14の中心部に形成された空洞部26には、ハウジング30がプーリ用ベアリング32を介して嵌め込まれている。ハウジング30には中心部に貫通孔28が設けられている。プーリ用ベアリング32とハウジング30との間には、プーリ用ベアリング32とハウジング30とが電気的に非接触となるように、絶縁部34を介在させている。プーリ用ベアリング32により、プーリ14はハウジング30に対して回転可能となり、プーリ14は、ベルト12を介して伝達されたエンジンの回転によりハウジング30の周囲を回転する。
貫通孔28には、シャフト用ベアリング36を介してシャフト38が嵌め込まれている。シャフト38の一端には、インペラ18が設けられ、シャフト38の他端には、板バネ40を介してアーマチャ20が設けられている。シャフト用ベアリング36により、シャフト38はハウジング30に対して回転可能となる。
プーリ用ベアリング32とシャフト用ベアリング36とには、それぞれ配線37a、37bが接続されていて、配線37a、37bは共に故障診断装置100に接続している。故障診断装置100は、配線37a、37bにより、プーリ用ベアリング32とシャフト用ベアリング36との間に流れる電流を測定する。
なお、プーリ14、アーマチャ20、シャフト38、板バネ40、プーリ用ベアリング32、シャフト用ベアリング36、及びハウジング30は、導電体の材料で形成されている。特に、アーマチャ20は、導電体であり且つ磁性体である材料(例えば、鉄)で形成されている。
永久磁石22は環状であり、アーマチャ20をプーリ14側に引き寄せる方向の磁力を発生する。電磁コイル24も環状であり、通電されることで、永久磁石22から発生される磁力に抗する磁力を発生する。つまり、電磁コイル24からは、アーマチャ20をプーリ14から引き離す方向の磁力が発生する。また、板バネ40のバネ力は、アーマチャ20をプーリ14から引き離す方向に作用する。
ここで、図2(a)を用い、アーマチャ20とプーリ14とを係合させる場合について説明する。図2(a)に示すように、電磁コイル24に通電させない場合、アーマチャ20には、永久磁石22による磁力と板バネ40によるバネ力とが作用する。永久磁石22の磁力は、アーマチャ20をプーリ14側に引き寄せる方向に作用する力であり、一方、板バネ40のバネ力は、アーマチャ20をプーリ14から引き離す方向に作用する力である。
ここで、永久磁石22の磁力が、板バネ40のバネ力より大きくなるように、永久磁石22の磁力及び/又は板バネ40のバネ力を調整する。これにより、電磁コイル24に通電させない場合は、アーマチャ20はプーリ14側に引き寄せられて、プーリ14と係合する。ここで、図2(c)に示すように、アーマチャ20とプーリ14のそれぞれの係合面には、通電部42と非通電部44とが、円周方向に交互に設けられている。つまり、通電部42と非通電部44とは、プーリ14及びアーマチャ20の回転方向に交互に設けられている。アーマチャ20とプーリ14とを係合させる場合、アーマチャ20とプーリ14のそれぞれの係合面に設けられた通電部42同士が接触するように、アーマチャ20とプーリ14とを係合させる。具体的な方法については後述する。
アーマチャ20とプーリ14とが係合することで、アーマチャ20もプーリ14と共にエンジンの回転により回転する。このため、アーマチャ20に接続するインペラ18も、アーマチャ20と共に回転し、ウォーターポンプ10は駆動状態となる。
次に、図2(b)を用い、アーマチャ20とプーリ14とを開放させる場合について説明する。図2(b)に示すように、電磁コイル24に通電させると、電磁コイル24から永久磁石22の磁力に抗する磁力が発生する。このため、アーマチャ20には、永久磁石22による磁力と板バネ40によるバネ力に加え、電磁コイル24からの磁力も作用することになる。
ここで、永久磁石22による磁力よりも、板バネ40によるバネ力と電磁コイル24による磁力との合力の方が大きくなるよう、永久磁石22の磁力、板バネ40のバネ力、及び/又は電磁コイル24の磁力を調整する。これにより、電磁コイル24に通電させた場合は、アーマチャ20はプーリ14から引き離されて、プーリ14から開放する。これにより、プーリ14がエンジンの回転により回転しても、アーマチャ20は回転しないため、インペラ18も回転することなく、ウォーターポンプ10は停止状態となる。
図1に戻り、故障診断装置100は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成されたECUであり、経過時間判定手段52、水止め領域判定手段54、電流制御手段56、導通検出手段58、故障判定手段60を備える。故障診断装置100は、バッテリ70から電圧が供給されることで駆動している。
経過時間判定手段52は、エンジン始動からの時間が、所定時間を経過したか判定する。
水止め領域判定手段54は、経過時間判定手段52で所定時間を経過したと判定された場合に、冷却水の温度が低温である場合、又はエンジン負荷が軽負荷状態である場合等の水止め領域に該当するかどうかの判定を行う。
電流制御手段56は、リレースイッチ62を制御することで、電磁コイル24への通電を制御する。具体的には、リレースイッチ62内のコイル64への電流供給を制御することで、スイッチ66のON/OFFの制御を行い、電磁コイル24への通電を制御する。なお、電磁コイル24のマイナス側端子およびコイル64のマイナス側端子は、ハウジング30で接地されている。
導通検出手段58は、配線37a及び37bを用いて、プーリ用ベアリング32とシャフト用ベアリング36との間を流れる電流を測定する。前述したように、プーリ用ベアリング32とハウジング30とは、絶縁部34により、電気的に非接触である。したがって、プーリ用ベアリング32とシャフト用ベアリング36との間に電流が流れる場合は、アーマチャ20とプーリ14とが係合して、プーリ14とアーマチャ20との間に導通がある場合のみである。つまり、プーリ用ベアリング32とシャフト用ベアリング36との間の電流を測定することで、プーリ14とアーマチャ20との間の導通状態を検出できる。
故障判定手段60は、電流制御手段56により制御された電磁コイル24の通電状態と、導通検出手段58で検出されたプーリ14とアーマチャ20との間の導通状態を比較することにより、ウォーターポンプ10の故障の判定を行う。具体的には、図2(a)に示すように、電磁コイル24への通電を停止したときに、導通検出手段58でプーリ14とアーマチャ20との間の導通がない場合、又は導通が間欠的である場合に、ウォーターポンプ10の故障と判定する。また、図2(b)に示すような、電磁コイル24に通電したときに、導通検出手段58でプーリ14とアーマチャ20との間に導通がある場合にも、ウォーターポンプ10の故障と判定する。
また、故障判定手段60は、アーマチャ20とプーリ14とを係合させた状態でウォーターポンプ10の故障を判定しないときに、ウォーターポンプ10を流れる冷却水の温度が水温基準領域より高い場合は、ウォーターポンプ10以外の他の要素が故障していると判定する。
図3は、実施例に係る冷却システムの故障診断装置100が接続する冷却システム50を示す模式図である。図3に示すように、冷却システム50は、ウォーターポンプ10と、ヒータコア72と、サーモスタット74と、ラジエータ76と、を備える。
ウォーターポンプ10から吐出された冷却水は、エンジン78内に張り巡らされたウォーターギャラリーに流入する。ヒータコア72は、エンジン78内から排出された冷却水の熱源を利用して車室を暖めるものであり、ヒータコア72により放熱された冷却水は、ウォーターポンプ10に流入する。
サーモスタット74は、エンジン78内を流通した後の冷却水をラジエータ76に流通させるか又はラジエータ76をバイパスさせるか切り換えるものである。冷却水の温度がサーモスタット開弁温度以下である場合は、サーモスタット74を閉弁して、ラジエータ76からウォーターポンプ10への冷却水の流入路80を遮断すると同時に、バイパス路82からウォーターポンプ10への冷却水の流入を許容する。一方、冷却水の温度がサーモスタット開弁温度以上である場合は、サーモスタット74を開弁して、バイパス路82からウォーターポンプ10への冷却水の流入を遮断すると同時に、ラジエータ76からウォーターポンプ10への冷却水の流入を許容する。
次に、図4及び図5のフローチャートを用い、実施例に係る冷却システムの故障診断装置100が行う故障診断処理について説明する。
図4に示すように、エンジンが始動した後(ステップS10)、故障診断装置100は、エンジン始動からの時間が所定時間α秒を経過したか判定する(ステップS12)。
ステップS12で所定時間α秒経過していないと判定された場合(Noの場合)、故障診断装置100は、ウォーターギャラリー内の冷却水を一巡させて水温の平準化、安定化を図るために、ウォーターポンプ10を駆動させる(ステップS14)。具体的には、故障診断装置100は、リレースイッチ62を制御して、電磁コイル24への通電を停止する。これにより、図2(a)に示したように、アーマチャ20は、永久磁石22の磁力によりプーリ14に係合し、エンジンの回転によるプーリ14の回転に伴い、アーマチャ20と共にインペラ18が回転する。つまり、ウォーターポンプ10が駆動状態となる。
ここで、前述したように、アーマチャ20とプーリ14とを係合させる場合、アーマチャ20とプーリ14のそれぞれの係合面に設けられた通電部42同士が接触するように、アーマチャ20とプーリ14とを係合させる。これは、以下の方法により行うことができる。まず、故障診断装置100は、電磁コイル24への通電状態を通電と通電停止とを繰り返すことで、プーリ14とアーマチャ20との相対位置を変化させる。そして、プーリ14とアーマチャ20との通電部42同士が接触することによる、プーリ14とアーマチャ20との間の導通の検出を行い(ステップS16)、プーリ14とアーマチャ20との間に導通がある位置の探索をする。このような、故障診断装置100の制御を導通位置探索制御とする。
次に、故障診断装置100は、プーリ14とアーマチャ20との間の導通が、所定時間内に検出できたか判定を行う(ステップS18)。ここで、プーリ用ベアリング32とシャフト用ベアリング36との間を流れる電流値が、例えば1mA〜50mAである場合に、プーリ14とアーマチャ20との間に導通があると判定することができる。ステップS18でプーリ14とアーマチャ20との間の導通を検出できないと判定された場合は(Noの場合)、電磁コイル24への通電を停止した場合にプーリ14とアーマチャ20との係合面が接していないと判断できるため、故障診断装置100は、ウォーターポンプ10が故障していると判定する(ステップS20)。
次に、故障診断装置100は、ステップS18でプーリ14とアーマチャ20との間の導通を検出できたと判定された場合は(Yesの場合)、プーリ14とアーマチャ20との間に導通が検出された位置において、プーリ14とアーマチャ20とを係合させるように、電磁コイル24への通電を停止する。このような、故障診断装置100の制御を係合制御とする。
次に、故障診断装置100は、プーリ14とアーマチャ20との間の導通が間欠的でないかを判定する(ステップS22)。ステップS22で導通が間欠的であると判定された場合(Noの場合)、プーリ14とアーマチャ20とのそれぞれの係合面に設けた通電部42と非通電部44とが交互に接触していて、プーリ14とアーマチャ20との間に滑りが発生していると判断できる。このプーリ14とアーマチャ20との間の滑りは、永久磁石22の磁力の低下、プーリ14及び/又はアーマチャ20の係合面の磨耗、及びプーリ14とアーマチャ20とのギャップの拡大等により生じることが考えられる。故障診断装置100は、ステップS22で導通が間欠的であると判定された場合は、ウォーターポンプ10が故障していると判定する(ステップS20)。
ステップS22で導通が間欠的でないと判定された場合(Yesの場合)、故障診断装置100は、アーマチャ20とプーリ14とは正常に係合し、ウォーターポンプ10は正常に駆動していると判定する(ステップS24)。
ステップS12で所定時間α秒経過していると判定された場合(Yesの場合)、故障診断装置100は、冷却水の温度が低温である場合又はエンジンが軽負荷状態である場合等のような水止め領域に属するか判定する(ステップS26)。
ステップS26で水止め領域に属すると判定された場合は(Yesの場合)、冷却水が低温状態又はエンジンが軽負荷状態にあるので、故障診断装置100は、冷却水がウォーターギャラリー内を循環しないように、ウォーターポンプ10を停止させる(ステップS28)。具体的には、故障診断装置100は、リレースイッチ62を制御して、電磁コイル24に通電する。これにより、図2(b)に示したように、アーマチャ20とプーリ14とは開放されるため、プーリ14が回転しても、インペラ18は回転しない。つまり、ウォーターポンプ10が停止状態となる。
次に、故障診断装置100は、プーリ14とアーマチャ20との間の導通の検出を行い(ステップS30)、プーリ14とアーマチャ20との間に導通があるか判定する(ステップS32)。ステップS32でプーリ14とアーマチャ20との間に導通があると判定された場合(Yesの場合)、電磁コイル24に通電しているにも関わらず、アーマチャ20はプーリ14に係合していることになるため、故障診断装置100は、ウォーターポンプ10が故障していると判定する(ステップS34)。
ステップS32でプーリ14とアーマチャ20との間に導通がないと判定された場合(Noの場合)、故障診断装置100は、アーマチャ20とプーリ14とは開放されているため、ウォーターポンプ10は正常に停止していると判定する(ステップS36)。
ステップS26で水止め領域に属さないと判定された場合(Noの場合)、図5に示すように、故障診断装置100は、冷却水がウォーターギャラリー内を循環するよう、電磁コイル24への通電を停止して、ウォーターポンプ10を駆動させる(ステップS38)。この際、前述したように、アーマチャ20とプーリ14とのそれぞれの係合面に設けられた通電部42同士が接触するように、電磁コイル24への通電の制御を行う。
つまり、故障診断装置100は、ステップS16からステップS24と同様に、プーリ14とアーマチャ20との間の導通の検出を行い(ステップS40),プーリ14とアーマチャ20との間の導通を所定時間内に検出できたか判定する(ステップS42)。故障診断装置100は、ステップS42でプーリ14とアーマチャ20との間の導通を検出できないと判定された場合(Noの場合)、ウォーターポンプ10が故障していると判定し(ステップS46)、導通が検出できたと判定された場合(Yesの場合)、導通が検出された位置において、プーリ14とアーマチャ20とを係合させる。次に、故障診断装置100は、プーリ14とアーマチャ20との間の導通が間欠的でないかを判定する(ステップS44)。故障診断装置100は、ステップS44で導通が間欠的であると判定された場合(Noの場合)、ウォーターポンプ10が故障していると判定し(ステップS46)、導通が間欠的でないと判定された場合(Yesの場合)、ウォーターポンプ10は正常に駆動していると判定する(ステップS48)。
次に、故障診断装置100は、ステップS48でプーリ14とアーマチャ20とが正常に係合し、ウォーターポンプ10は故障していないと判定した後、ウォーターギャラリー内を循環する冷却水の温度が水温基準領域の範囲内にあるか判定する(ステップS50)。
ここで、図6を用いて、冷却水の温度と燃料消費量との相関関係を説明する。図6(a)に示すように、燃料消費に伴って発生する燃料供給熱量が増加するに従い、冷却水への授熱により損失する冷却損失熱量も増加する。一方、燃料供給熱量が増加する程、冷却水への授熱により損失する熱量の割合(冷却損失割合)は低下する。これらのことから、燃料消費量を把握することで、冷却損失熱量をある程度の精度で予測でき、その結果、冷却水の温度の予測も可能となる。つまり、エンジン始動からの燃料消費量を把握することで、図6(b)に示すように、エンジン始動からの経過時間に対する冷却水の温度をある程度の精度で予測することができる。このような方法により算出された冷却水の温度を、ステップS50に示した水温基準領域として用いることができる。
図5に戻り、ステップS50で冷却水の温度が水温基準領域の範囲内でなく、水温基準領域より高いと判定された場合(Noの場合)、冷却水の水量が不足しているか、又はサーモスタット74が故障して開弁せず冷却水がラジエータ76に流通していないために、冷却水の温度の上昇が激しいと考えられるため、故障診断装置100は、冷却水不足又はサーモスタット故障であると判定する(ステップS52)。
ステップS50で冷却水の温度が水温基準領域の範囲内と判定された場合(Yesの場合)、故障診断装置100は、冷却水の水量やサーモスタット74の動作は正常であると判定する(ステップS54)。
このように、実施例に係る冷却システムの故障診断装置100によれば、電磁コイル24の通電状態と、プーリ14とアーマチャ20との間の導通状態とを比較することで、ウォーターポンプ10の故障の判定を行う。つまり、電磁コイル24への通電を停止した場合のプーリ14とアーマチャ20との導通状態や、電磁コイル24に通電した場合のプーリ14とアーマチャ20との導通状態により、ウォーターポンプ10の故障の判定を行う。このように、プーリ14とアーマチャ20との間の導通状態でウォーターポンプ10の故障の判定を行うことで、プーリ14とアーマチャ20との係合状態を直接把握することができ、ウォーターポンプ10の故障の判定をより正確に行うことが可能となる。
また、プーリ14とアーマチャ20のそれぞれの係合面には交互に通電部42及び非通電部44が設けられている。そして、プーリ14とアーマチャ20との通電部42同士が接触することによりプーリ14とアーマチャ20との間に導通がある位置を探索し、導通が検出された位置において、プーリ14とアーマチャ20とを係合させる。その後、プーリ14とアーマチャ20との間に、間欠的な導通を検出した場合に、ウォーターポンプ10が故障していると判定する。これにより、アーマチャ20がプーリ14に係合していない場合に加え、プーリ14とアーマチャ20との間に滑りが生じている場合も、ウォーターポンプ10が故障していると判定できる。プーリ14とアーマチャ20との間に滑りが発生すると、インペラ18がプーリ14の回転数と同じ回転数で回転できないため、冷却水の循環が悪くなり、エンジンがオーバーヒートすることがある。したがって、本実施例によれば、エンジンがオーバーヒートする前に、ウォーターポンプ10の故障を判定することが可能となる。
また、図6(b)に示すように、アーマチャ20とプーリ14とを係合させた状態でウォーターポンプ10の故障を判定しないときに、冷却水の温度が水温基準領域より高い場合は、ウォーターポンプ10以外の他の要素である冷却水不足又はサーモスタット74故障であると判定する。これにより、ウォーターポンプ10の故障だけでなく、冷却システム50全体の故障の把握を行うことができる。なお、他の要素として、実施例では、冷却水不足又はサーモスタット74の故障を例に挙げたが、これに限られる訳ではない。
また、図6(b)に示すように、エンジン始動からの経過時間に対応する冷却水の温度が水温基準領域より低い場合に、冷却水がラジエータ76に流通しないようサーモスタット74を閉弁させても冷却水の温度が上昇しない場合は、サーモスタット74が開弁したまま故障しているとの判定をすることもできる。
実施例において、図2に示すように、電磁コイル24への通電を停止した場合に、永久磁石22の磁力によりアーマチャ20とプーリ14とが係合し、電磁コイル24に通電した場合に、電磁コイル24から磁力を発生させることで、アーマチャ20とプーリ14とを開放する場合を例に示したが、これに限られる訳ではない。例えば、永久磁石22を用いず、電磁コイル24への通電を停止した場合に、板バネ40のバネ力によりアーマチャ20とプーリ14とが係合し、電磁コイル24に通電した場合に、電磁コイル24から磁力を発生させることで、アーマチャ20とプーリ14とを開放するようにしてもよい。
このように、電磁コイル24への通電を停止することで、アーマチャ20とプーリ14とを係合させ、電磁コイル24に通電することで、アーマチャ20とプーリ14とを開放させる構造とすることが好ましい。これにより、電磁コイル24が漏電等に動作不能になった場合でも、アーマチャ20とプーリ14とは係合するため、インペラ18が回転し、冷却水を循環させることが可能となる。つまり、電磁コイル24が動作不能となっても、エンジンがオーバーヒートすることを抑制できる。また、エンジン暖機後に冷却水を循環させる場合に、電磁コイル24への通電を停止するため、消費電力が削減でき、燃費の悪化を抑制することもできる。
なお、電磁コイル24に通電することでアーマチャ20とプーリ14とを係合させ、電磁コイル24への通電を停止することでアーマチャ20とプーリ14とを開放させる構造の場合にも本実施例を適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ウォーターポンプ
12 ベルト
14 プーリ
18 インペラ
20 アーマチャ
22 永久磁石
24 電磁コイル
26 空洞部
28 貫通孔
30 ハウジング
32 プーリ用ベアリング
34 絶縁部
36 シャフト用ベアリング
38 シャフト
40 板バネ
42 通電部
44 非通電部
50 冷却システム
52 経過時間判定手段
54 水止め領域判定手段
56 電流制御手段
58 導通検出手段
60 故障判定手段
62 リレースイッチ
72 ヒータコア
74 サーモスタット
76 ラジエータ
78 エンジン
100 故障診断装置

Claims (3)

  1. エンジンの回転に伴って回転する回転部材と、通電により磁力を発生させる電磁コイルと、前記電磁コイルへの通電を制御する電流制御手段と、インペラと共に回転し前記電磁コイルが発生させる磁力に応じて前記回転部材との係合状態が変化するアーマチャと、を有する可変制御可能なウォーターポンプを備えた冷却システムの故障診断装置であって、
    前記回転部材と前記アーマチャのそれぞれの係合面に通電部及び非通電部が交互に設けられ、前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通状態を検出する導通検出手段と、
    前記電流制御手段により制御された前記電磁コイルの通電状態と、前記導通検出手段で検出された前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通状態と、を比較することにより、前記ウォーターポンプの故障を判定する故障判定手段と、
    を有することを特徴とする冷却システムの故障診断装置。
  2. 前記電流制御手段は、前記回転部材と前記アーマチャとの間に導通がある位置を探索する導通位置探索制御と、前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通が検出された位置において、前記回転部材と前記アーマチャとを係合させるよう通電を制御する係合制御とを行い、
    前記故障判定手段は、前記回転部材と前記アーマチャとの間の導通が間欠的である場合に、前記ウォーターポンプが故障していると判定することを特徴とする請求項1記載の冷却システムの故障診断装置。
  3. 前記故障判定手段は、前記アーマチャと前記回転部材とを係合させた状態で前記ウォーターポンプの故障を判定しないときに、前記ウォーターポンプを流れる冷却水の温度が水温基準領域より高い場合は、前記ウォーターポンプ以外の他の要素が故障していると判定することを特徴とする請求項1又は2記載の冷却システムの故障診断装置。
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