JP2010241256A - パーキング装置 - Google Patents

パーキング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010241256A
JP2010241256A JP2009091863A JP2009091863A JP2010241256A JP 2010241256 A JP2010241256 A JP 2010241256A JP 2009091863 A JP2009091863 A JP 2009091863A JP 2009091863 A JP2009091863 A JP 2009091863A JP 2010241256 A JP2010241256 A JP 2010241256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
shaft
rotation
range
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009091863A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetsugu Iwata
茂嗣 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009091863A priority Critical patent/JP2010241256A/ja
Publication of JP2010241256A publication Critical patent/JP2010241256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】パーキングギアとパーキングポールとの係合時の非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクの確保と、噛み合い状態におけるP抜き荷重の低減とを両立できるパーキング装置を提供する。
【解決手段】パーキングシャフト23の支持端部23aが開放端部23bから軸線方向に離隔して回動支持部材51に回動可能に支持され、シフトレバー3の操作により係止部22aが凹部21aに嵌合したとき、ディテントスプリング25が切り欠き部30bに係合し、かつパーキングシャフト23をパーキングロッド40の摺動方向に大きく弾性変形させる一方、係止部22aが凸部21bに当接したとき、ディテントスプリング25が切り欠き部30bに係合し、かつディテントプレート30をパーキングシャフト23の軸心方向にカムスプリング42の付勢力に抗して押圧しパーキングシャフト23をパーキングロッド40の摺動方向に小さく弾性変形させるよう構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パーキング装置に関し、特に、運転者の操作により車輪の回転を規制して車両の停止状態を維持するパーキング装置に関する。
一般に、パーキング装置は、例えば運転者により選択可能なシフトレンジとしてパーキングレンジ(以下、Pレンジという)、ニュートラルレンジ(以下、Nレンジという)、ドライブレンジ(以下、Dレンジという)等が設定された車両用の自動変速機等に適用され、運転席付近に配置された操作レバーが運転者により操作されPレンジが選択されることにより、自動変速機の出力軸の回転が阻止されて、車両が停止した際の車輪の回転が規制されることにより車両の停止状態が維持されるようになっている。
従来、この種のパーキング装置として、自動変速機の出力軸に相対回転不能に取り付けられ、外周面に複数の嵌合歯が形成されたパーキングギアと、パーキングギアの嵌合歯に嵌合する係止部が形成されたパーキングポールと、操作レバーの操作に応じて回動するパーキングシャフトと、パーキングシャフトの所定位置に相対回転不能に固定されたディテントプレートと、ディテントプレートに連結されたパーキングロッドに摺動可能に設けられたパーキングカムを、パーキングシャフトの回動に伴ってパーキングポールに押圧するリンク機構とを備え、例えばPレンジが選択されることによりパーキングポールをパーキングギアに係合させるパーキングロック位置、およびRレンジ、Nレンジ、Dレンジ等が選択されることによりパーキングポールとパーキングギアとの係合を解除する非パーキングロック位置のいずれかにパーキングシャフトの回動位置を維持するカム面がディテントプレートに形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、上述の特許文献1に記載の従来のパーキング装置は、ディテントプレートのカム面を押圧することによりパーキングロック位置および非パーキングロック位置のいずれかを維持するディテントスプリングを備えている。
上述のように構成された特許文献1に記載の従来のパーキング装置は、具体的には、運転者により操作レバーが操作されPレンジが選択されると、この操作レバーの操作に応じてパーキングシャフトが回動する。そして、パーキングシャフトの回動に連動してパーキングロッドに摺動可能に設けられたパーキングカムによりパーキングポールが押圧され、パーキングポールがパーキングギア側に押圧されることによりパーキングポールに形成された係止部がパーキングギアの外周面に形成された嵌合歯に嵌合されることにより、自動変速機の出力軸の回転が阻止される。これにより、車両が停止した際の車輪の回転が規制されて車両の停止状態が維持されるようになっている。
このような従来のパーキング装置にあっては、例えば運転者によりシフトレバーがPレンジに操作された際、パーキングポールの係止部とパーキングギアの嵌合歯とが異なった位相にあることによりパーキングポールの係止部がパーキングギアの嵌合歯の歯先面に当接したいわゆる非噛み合い状態となることがある。このとき、パーキングカムがパーキングロッドに設けられたカムスプリングを圧縮するようパーキングロッド上を摺動するため、パーキングポールの係止部とパーキングギアの嵌合歯とが噛み合っていない場合にあっても、シフトレバーをPレンジに操作することができる。
上述のような非噛み合い状態においては、例えば坂路等で車両が自重により移動すると、車輪が回転し、これに伴ってパーキングギアが回転し、その後、パーキングポールの係止部とパーキングギアの嵌合歯とが同一の位相となる。これによりパーキングポールの係止部がパーキングギアの嵌合歯に嵌合したいわゆる噛み合い状態を成立させることができる。
特開2005−67479号公報
しかしながら、上述のような従来のパーキング装置にあっては、上述の非噛み合い状態において、ディテントスプリングによるディテントプレートを押圧する押圧力に対して、圧縮されたカムスプリングの復元力が作用することとなる。このため、ディテントプレートとディテントスプリングの係合位置がパーキングロック位置と隣接する非パーキングロック位置側となるような方向にディテントプレートを回動させようとするトルクが生じてしまう。したがって、パーキングロック位置付近においてディテントスプリングがパーキングロック位置へ吸い寄せられるいわゆる吸い込みトルク(以下、P側吸い込みトルクという)が、噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクに比べて減少することとなる。
このような非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクを確保するための対策として、ディテントスプリングの押圧力を増大させてP側吸い込みトルクの減少を抑制することが考えられる。しかしながら、このような対策を講じると、カムスプリングの復元力が作用しない噛み合い状態において、ディテントスプリングの押圧力を増大させたことに伴いPレンジからRレンジやDレンジへの切り換え操作(以下、P抜き操作という)に要するシフトレバーの操作力(以下、P抜き荷重という)が増大し、運転者によるP抜き操作が困難となってしまう。
このように、上述のような従来のパーキング装置にあっては、非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクの確保と、噛み合い状態におけるP抜き荷重の低減という相反する課題の解決を両立させることができないという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、パーキングギアにパーキングポールを係合させる際の非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクの確保と、パーキングギアにパーキングポールを係合させる際の噛み合い状態におけるP抜き荷重の低減とを両立させることのできるパーキング装置を提供することを目的とする。
本発明に係るパーキング装置は、上記目的達成のため、(1)複数の凹部および凸部からなる嵌合歯が設けられ、車輪とともに回転する回転軸に固定された回転部材と、前記嵌合歯の前記凹部に嵌合する係止部が形成され、前記係止部が前記凹部に嵌合することにより、前記車輪の回転を阻止する回転阻止部材と、車体に設けられた静止部材に回動可能に支持された支持端部および前記支持端部から軸線方向に離隔して開放された開放端部を有し、操作レバーの操作に連動して回動する回動軸と、前記回動軸の前記開放端部に固定され、前記回動軸の軸心方向に凹んで形成された第1凹部および第2凹部を有し、前記回動軸の回動とともに回動する回動部材と、前記回動部材の回動に応じて、前記第1凹部および前記第2凹部のいずれか一方に係合するとともに、前記回動部材を前記回動軸の軸心方向に押圧するよう付勢された第1弾性部材と、前記回動部材と係合する係合端部および前記係合端部から軸線方向に離隔し前記静止部材に摺動可能に保持された保持端部を有し、前記回動部材の回動により軸線方向に摺動する摺動部材、前記回転阻止部材に摺接する傾斜面部が形成され前記摺動部材に移動可能に設けられたカム部材および前記カム部材を前記回転阻止部材側に付勢するとともに、前記カム部材が前記回転阻止部材に当接したとき、前記回転阻止部材側と反対方向に前記摺動部材を付勢する第2弾性部材により構成されたカム機構と、を備え、前記操作レバーの操作により、前記回転阻止部材の前記係止部が前記嵌合歯の前記凹部および前記凸部の双方と接触しないとき、前記第1弾性部材が前記第2凹部に係合し、前記操作レバーの操作により、前記回転阻止部材の前記係止部が前記嵌合歯の前記凹部に嵌合したとき、前記第1弾性部材が前記第1凹部に係合するとともに、前記回動部材を前記回動軸の軸心方向に押圧し、前記回動軸を前記摺動部材の摺動方向に大きく弾性変形させ、前記操作レバーの操作により、前記回転阻止部材の前記係止部が前記嵌合歯の前記凸部に当接したとき、前記第1弾性部材が前記第1凹部に係合するとともに、前記回動部材を前記回動軸の軸心方向に前記第2弾性部材の付勢力に抗して押圧し、前記回動軸を前記摺動部材の摺動方向に小さく弾性変形させるよう構成する。
この構成により、回転部材に回転阻止部材を係合させる際、操作レバーの操作により、回転阻止部材の係止部が嵌合歯の凹部に嵌合したとき、第1弾性部材が第1凹部に係合するとともに、回動部材を回動軸の軸心方向に押圧し、回動軸を摺動部材の摺動方向に大きく弾性変形させるようにしたので、第1凹部に係合した第1弾性部材が回動部材を押圧する押圧力が、低減される。このため、第1弾性部材の係合が第1凹部から第2凹部に切り換えられるよう回動軸を回動するときの操作レバーの操作力の軽減が図られる。
他方、回転部材に回転阻止部材を係合させる際、操作レバーの操作により、回転阻止部材の係止部が嵌合歯の凸部に当接したとき、第1弾性部材が第1凹部に係合するとともに、回動部材を回動軸の軸心方向に第2弾性部材の付勢力に抗して押圧し、回動軸を摺動部材の摺動方向に小さく弾性変形させるようにしたので、上述のような回転阻止部材の係止部が嵌合歯の凹部に嵌合したときに比べて、第1弾性部材が回動部材を押圧する押圧力が大きくなる。このため、第1凹部近傍において第1弾性部材が第1凹部に係合するよう吸い寄せられるいわゆる第1凹部側吸い込みトルクが、確保される。
したがって、回転阻止部材の係止部が嵌合歯の凹部に嵌合したときにおける操作レバーの操作力の低減と、回転阻止部材の係止部が嵌合歯の凸部に当接したときにおける第1凹部側吸い込みトルクの確保との両立が図られる。
本発明によれば、パーキングギアにパーキングポールを係合させる際の非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクの確保と、パーキングギアにパーキングポールを係合させる際の噛み合い状態におけるP抜き荷重の低減とを両立させることのできるパーキング装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るパーキング装置が適用される車両の要部の概略を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置の概略を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置に適用されるパーキングギアの凹部とパーキングポールの係止部との噛み合い状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置の動作の一例を説明する図であり、パーキングギアの凹部とパーキングポールの係止部との噛み合い状態におけるパーキング装置の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置の動作の一例を説明する図であり、ディテントスプリングによる押圧力を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置に適用されるパーキングギアの凹部とパーキングポールの係止部との非噛み合い状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置の動作の一例を説明する図であり、パーキングギアの凹部とパーキングポールの係止部との非噛み合い状態におけるパーキング装置の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るパーキング装置におけるP抜き荷重およびP側吸い込みトルクと、従来のパーキング装置におけるP抜き荷重およびP側吸い込みトルクとを比較したグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るパーキング装置が適用される車両1(全体は図示していない)は、例えばフロントエンジン・リヤドライブ形式のいわゆるFR車であって、自動変速機2と、シフトレバー3と、トランスミッションECU(Electronic Control Unit)4とを含んで構成されている。なお、本実施の形態においては、自動変速機2をFR車に適用した場合について説明するが、これに限らず例えばフロントエンジン・フロントドライブ形式のFF車に適用するようにしてもよい。
自動変速機2は、トルクコンバータ6と、インプットシャフト7と、変速機構8と、油圧制御装置9と、アウトプットシャフト10と、後述するパーキング装置20とを含んで構成されており、トランスミッションECU4により実行される変速制御に応じて、図示しないエンジンからの駆動力がトルクコンバータ6を介してインプットシャフト7に入力され、入力された駆動力を変速機構8により所望の変速比で変速する。その後、変速後の駆動力がアウトプットシャフト10によって図示しないディファレンシャルを介して車輪に伝達されるようになっている。また、上述のトルクコンバータ6、インプットシャフト7、変速機構8、油圧制御装置9、アウトプットシャフト10およびパーキング装置20は、自動変速機2のケース2a内に収容されるようになっている。なお、本実施の形態において、前述のケース2aは、車両1の車体の一部を構成するものである。
トルクコンバータ6は、例えば流体式のトルクコンバータで構成されており、循環するオイルの作用により図示しないエンジンの出力軸から伝達される駆動力をインプットシャフト7を介して変速機構8に伝達するようになっている。
変速機構8は、複数の摩擦係合要素としてのクラッチやブレーキなどを有しており、車両の走行状況に応じて複数のクラッチやブレーキなどの係合および解放が切り換えられることで所望の変速段を形成し、所望の変速段に応じた変速比でインプットシャフト7から伝達された駆動力をアウトプットシャフト10を介して図示しないディファレンシャルに伝達するようになっている。なお、上述の変速機構8は、有段式の変速機構で構成されているが、その他、例えば無段式の変速機構で構成されることも可能である。
油圧制御装置9は、変速機構8に設けられた複数のクラッチやブレーキなどの係合動作および解放動作を制御する複数のリニアソレノイドバルブやこれら各リニアソレノイドバルブに必要に応じてオイルを供給するマニュアルバルブ9a等を含んで構成されている。例えば、油圧制御装置9は、後述するレンジ切換機構によってマニュアルバルブ9aの作動状態が切り換えられることにより、後述するシフトレンジに対応する油圧制御回路が成立させられるようになっている。
アウトプットシャフト10は、図示しないディファレンシャルに連結され、このディファレンシャルを介して左右の後輪とともに回転するようになっている。なお、本実施の形態に係るパーキング装置20におけるアウトプットシャフト10は、本発明に係るパーキング装置における回転軸を構成している。
パーキング装置20は、レンジ切換機構11と、パーキングギア21とを含んで構成されており、シフトレバー3の操作に応じて後述するパーキングレンジ(以下、Pレンジという)が選択されると、アウトプットシャフト10の回転が阻止されて車両1の停止状態が維持されるようになっている。なお、パーキング装置20の詳細については、後述する。
シフトレバー3は、車両1の運転席の近傍に配置され、例えば運転者の操作によりPレンジ、リバースレンジ(以下、Rレンジという)、ニュートラルレンジ(以下、Nレンジという)、ドライブレンジ(以下、Dレンジという)等が選択されるようになっている。本実施の形態においては、シフトレンジとしてPレンジ、Rレンジ、NレンジおよびDレンジが設定されたものについて説明するが、車両1や自動変速機2の仕様等に応じて任意のシフトレンジ、例えばD1レンジやD2レンジ等が設定される。また、本実施の形態に係るパーキング装置20のシフトレバー3は、本発明に係るパーキング装置の操作レバーを構成している。
トランスミッションECU4は、例えば公知のECUであって、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUは、RAMの一時記憶機能を利用するとともにROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。例えば、トランスミッションECU4は、油圧制御装置9を制御することにより変速機構8における所望の変速段を形成して最適な変速となるよう変速制御を実行するようになっている。
次に、図2、図3を参照して、パーキング装置20の詳細について、以下に説明する。
図2に示すように、パーキング装置20は、レンジ切換機構11と、パーキングギア21とを含んで構成されており、さらにレンジ切換機構11は、パーキングポール22と、パーキングシャフト23と、ディテントレバー部24と、ディテントスプリング25と、カム機構26とを含んで構成されている。このように構成されたパーキング装置20は、前述のようにシフトレバー3の操作に応じてアウトプットシャフト10の回転を阻止することにより車両1が停止した際の車輪の回転が規制されて車両1の停止状態を維持するようになっている。本実施の形態に係るパーキング装置20のパーキングギア21は、本発明に係るパーキング装置における回転部材を構成し、パーキングポール22は、回転阻止部材を構成し、パーキングシャフト23は、回動軸を構成し、ディテントレバー部24は、回動部材を構成し、ディテントスプリング25は、第1弾性部材を構成し、カム機構26は、カム機構を構成している。
パーキングギア21は、自動変速機2のアウトプットシャフト10に相対回転不能に固定され、アウトプットシャフト10とともに回転するようになっている。また、パーキングギア21は、その外周面に複数の凹部21aと複数の凸部21bとからなる嵌合歯21Aが設けられており、各凹部21aと各凸部21bとは、外周面の周方向に所定の間隔で交互に形成されている。本実施の形態に係るパーキング装置20における前述の複数の凹部21aと複数の凸部21bとからなる嵌合歯21Aは、本発明に係るパーキング装置における複数の凹部および凸部からなる嵌合歯を構成している。
パーキングポール22は、パーキングギア21の外周面と対向する位置に設けられ、パーキングギア21の凹部21aに噛み合うすなわち嵌合する係止部22aが形成されている。また、パーキングポール22は、係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに選択的に嵌合可能なように構成されている。すなわち、パーキングギア21は、その一端側が例えば自動変速機2のケース2aに回動可能に取り付けられ、前述の一端側を支点にパーキングギア21に接近および離間するいずれかの方向に回動できるようになっている。なお、本実施の形態に係るパーキング装置20における前述の係止部22aは、本発明に係るパーキング装置における係止部を構成している。
また、パーキングポール22は、パーキングギア21に対向する側に配置されたスプリング28によりパーキングギア21から離間する方向に付勢されるようになっている。すなわち、パーキングポール22は、例えばPレンジ以外のDレンジやNレンジ等のシフトレンジが選択されている場合には、車両1が停止した際の車輪の回転を規制する必要がないのでパーキングギア21から離間する位置に保持されるようになっている。
パーキングシャフト23は、車体の一部を構成する自動変速機2のケース2aに設けられた回動支持部材51に回動可能に支持された支持端部23aと、支持端部23aから軸線方向に離隔して開放された開放端部23bとを有し、シフトレバー3の操作に連動して回動するようになっている。すなわち、パーキングシャフト23は、開放端部23bから軸線方向に離隔する側に位置する支持端部23aを介して自動変速機2のケース2aに設けられた回動支持部材51に回動可能に支持されるようになっている。また、パーキングシャフト23の支持端部23aには、アウタレバー52がナット等の締結部材53によってパーキングシャフト23に相対回転不能に固定され、パーキングシャフト23とともに回動するようになっている。そして、アウタレバー52は、シフトレバー3の操作に連動してシフトレバー3の操作力を伝達可能な例えばシフトリンケージ等を介してシフトレバー3に連結されるようになっている。したがって、パーキングシャフト23は、シフトレバー3の操作に連動して例えばシフトリンケージ等およびアウタレバー52を介して図2中、矢印Aで示す方向および矢印Aで示す方向と反対の方向のいずれかに回動するようになっている。
また、パーキングシャフト23の開放端部23bには、ディテントレバー部24が相対回転不能に固定されており、パーキングシャフト23とともに回動するようになっている。
また、パーキングシャフト23は、シフトレバー3の操作によりPレンジが選択された際のパーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとの位相差に応じて、後述するようにディテントスプリング25の押圧力によりパーキングポール22側に向けて弾性変形するようになっている(図5および図8参照)。
ここで、パーキングシャフト23の軸方向の長さ、特に支持端部23aから開放端部23bまでの軸方向の長さは、上述のような弾性変形が許容される長さであって、自動変速機2やパーキング装置20等の仕様に応じて適宜最適な長さに設定される。
なお、本実施の形態に係るパーキング装置20における自動変速機2のケース2aおよび回動支持部材51は、本発明に係るパーキング装置における静止部材を構成し、前述のパーキングシャフト23の支持端部23a、開放端部23bが、それぞれ本発明に係るパーキング装置における支持端部、開放端部を構成している。
ディテントレバー部24は、ディテントプレート30と、カム機構支持プレート31とを含んで構成されており、パーキングシャフト23の開放端部23bに相対回転不能に固定されてパーキングシャフト23とともに回動するようになっている。
ディテントプレート30は、略板状の部材によって構成され、ボス部30aを介して例えば固定ピン等の締結部材によりパーキングシャフト23の開放端部23bに相対回転不能に固定されるようになっている。また、ディテントプレート30には、ディテントプレート30の回動に応じて作動するマニュアルバルブ9a(図1参照)のスプールが連結部30rを介して連結されている。
また、図3に示すように、ディテントプレート30には、パーキングシャフト23の軸心方向に凹んで形成された4つの切り欠き部30b〜30eが設けられており、各切り欠き部30b〜30eは、それぞれシフトレバー3の操作により選択可能なPレンジ、Rレンジ、NレンジおよびDレンジに対応するものである。
具体的には、切り欠き部30bは、運転者によるシフトレバー3の操作により、例えばPレンジが選択された場合に、後述するディテントスプリング25のローラが係合されるパーキング位置用の切り欠き部である。なお、本実施の形態に係るパーキング装置20におけるパーキング位置用の切り欠き部30bは、本発明に係るパーキング装置における第1凹部を構成している。
他方、切り欠き部30c〜30eは、運転者によるシフトレバー3の操作により、Pレンジ以外のシフトレンジであるRレンジ、NレンジおよびDレンジのそれぞれに対応するRレンジ用、Nレンジ用、Dレンジ用の切り欠き部であって、いずれかのシフトレンジが選択された場合に、選択されたRレンジ、NレンジおよびDレンジのそれぞれに対応して後述するディテントスプリング25のローラが係合される非パーキング位置用の切り欠き部である。なお、本実施の形態に係るパーキング装置20における非パーキング位置用の切り欠き部30c〜30eは、本発明に係るパーキング装置における第2凹部を構成している。
カム機構支持プレート31は、略板状の部材によって構成され、ボス部31aを介して例えば固定ピン等の締結部材により、ディテントプレート30の固定位置より図2中、上方すなわちパーキングシャフト23の支持端部23aよりのパーキングシャフト23の開放端部23bに相対回転不能に固定されるようになっている。また、カム機構支持プレート31には、径方向外方に向けて突出するよう形成されるとともに、後述するパーキングロッドを回動自在に係合させるための穴部31cが形成されたカム機構支持部31bが設けられている。
ディテントスプリング25は、例えば板ばね等の板状の弾性部材により構成されており、ディテントプレート30の切り欠き部30b〜30eが形成された端面と対向する位置に設けられている。また、ディテントスプリング25は、一方端部の先端部分に上述の切り欠き部30b〜30eに係合する係合部材として機能するローラ25aが設けられている。また、ディテントスプリング25は、他方端部がボルト等の締結部材により例えば自動変速機2のケース2aに固定されるようになっている。
具体的には、図3に示すように、ディテントスプリング25は、ディテントスプリング25の付勢力がパーキングシャフト23の軸心Jpに向けてローラ25aを押圧する押圧力Fdとして作用し、ローラ25aがディテントプレート30の切り欠き部30b〜30eに付勢されて係合する所定の位置に配置されて他の位置に動かないようになっている。したがって、ディテントスプリング25は、シフトレバー3の操作に応じてディテントプレート30が回動した際に、例えばRレンジやNレンジまたはDレンジ等のシフトレンジが選択されると、ローラ25aが選択されたシフトレンジに対応する非パーキング位置用の切り欠き部30c〜30eのいずれかに係合してパーキングシャフト23の軸心に向けて押圧することにより、シフトレバー3が選択されたシフトレンジに対応するRレンジ、NレンジおよびDレンジ等のいずれかの操作位置に保持されるようになっている。このとき、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aおよび凸部21bの双方に接触しない、すなわちパーキングギア21とパーキングポール22とが非係合状態に保持されるようになっている。
また、ディテントスプリング25は、シフトレバー3の操作に応じてディテントプレート30が回動した際に、Pレンジのシフトレンジが選択されると、ローラ25aがパーキング位置用の切り欠き部30bに係合してパーキングシャフト23の軸心に向けて押圧することにより、シフトレバー3をPレンジの操作位置に保持するようになっている。このとき、ディテントプレート30とカム機構支持プレート31とから構成されるディテントレバー部24の回動に伴い、カム機構26が作動してパーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合してアウトプットシャフト10の回転を阻止することにより、車両1が停止した際の車輪の回転を規制するようになっている。
このように、ディテントスプリング25は、ディテントレバー部24の回動に応じて、パーキング位置用の切り欠き部30bおよび非パーキング位置用の切り欠き部30c〜30eのいずれか一方に係合するとともに、ディテントレバー部24のディテントプレート30をパーキングシャフト23の軸心Jp方向に押圧するよう付勢するようになっている。
カム機構26は、ディテントレバー部24とパーキングポール22との間に配置され、パーキングロッド40と、パーキングカム41と、カムスプリング42とを含んで構成されている。なお、本実施の形態に係るパーキング装置20におけるパーキングロッド40は、本発明に係るパーキング装置における摺動部材を構成し、パーキングカム41は、カム部材を構成し、カムスプリング42は、第2弾性部材を構成している。
パーキングロッド40は、一方端部40aがディテントレバー部24のカム機構支持プレート31に形成された穴部31cに挿入され、一方端部40aから軸線方向に離隔した他方端部40bが自動変速機2のケース2aに設けられたカム機構支持部材54に形成された貫通孔に摺動自在に保持されるようになっている。そして、パーキングロッド40は、ディテントレバー部24の回動により一方端部40aおよびカム機構支持部材54を介して軸線方向すなわちアウトプットシャフト10の軸線と略平行な方向に摺動するようになっている。
また、パーキングロッド40の他方端部40bには、パーキングカム41が設けられており、パーキングカム41はパーキングロッド40の軸線方向に移動可能になっている。
なお、本実施の形態に係るパーキング装置20における自動変速機2のケース2aおよびカム機構支持部材54が静止部材を構成し、前述の一方端部40aが、本発明に係るパーキング装置におけるカム機構の係合端部を構成し、他方端部40bが、カム機構の保持端部を構成している。
パーキングカム41は、パーキングロッド40の他方端部40bを貫通させるよう貫通孔が形成されており、パーキングロッド40の他方端部40bに移動可能すなわち摺動可能に取り付けられている。また、パーキングカム41は、パーキングポール22に摺接可能な傾斜面部41aを有している。なお、本実施の形態に係るパーキング装置20における傾斜面部41aは、本発明に係るパーキング装置における傾斜面部を構成している。
パーキングカム41は、ディテントレバー部24の回動に伴いパーキングロッド40がパーキングポール22側の軸線方向に摺動した際、カムスプリング42に押圧されてパーキングロッド40とともにパーキングポール22側に移動するようになっている。そして、パーキングカム41は、傾斜面部41aに摺接するパーキングポール22をパーキングギア21側に押圧して、パーキングポール22の係止部22aをパーキングギア21の図4に示す嵌合歯21Aに近づく方向に徐々に移動させるようになっている(図4参照)。ここで、パーキングカム41は、パーキングポール22側に移動するに伴い、傾斜面部41aがカム機構支持部材54に形成されたテーパ部53aに当接してそれ以上のパーキングポール22側への移動が規制されるようになっている。
カムスプリング42は、パーキングロッド40に一体化されて固定されたスプリングストッパ部42aと、スプリング部42bとから構成され、パーキングカム41をパーキングポール22側に付勢するとともに、パーキングカム41の傾斜面部41aがパーキングポール22に当接したときにはパーキングポール22側とは反対側にパーキングロッド40を付勢するようになっている。
スプリングストッパ部42aは、スプリング部42bの一端を固定するようになっている。
スプリング部42bは、例えば圧縮コイルばね等の弾性部材で構成されており、パーキングカム41とスプリングストッパ部42aとの間のパーキングロッド40上に設けられている。また、スプリング部42bは、ディテントレバー部24が回動することによりパーキングロッド40がパーキングポール22側に摺動した際においてパーキングカム41がパーキングポール22に当接したときには、パーキングカム41とスプリングストッパ部42aとの間で圧縮されるようになっている。そして、スプリング部42bは、前述のように圧縮された際には、圧縮に伴う復元力によりスプリングストッパ部42aを介してパーキングポール22側とは反対側にパーキングロッド40を付勢するようになっている。
次に、図2〜図8を参照して、本実施の形態に係るパーキング装置の動作について説明する。
運転者により図1に示すシフトレバー3が操作され、DレンジやNレンジまたはRレンジからPレンジのシフトレンジに操作されると、パーキング装置20は、図2に示すようにシフトレバー3の操作に連動してアウタレバー52が回動し、パーキングシャフト23が回動する。このとき、パーキングシャフト23とともにディテントレバー部24、すなわちディテントプレート30およびカム機構支持プレート31も同時に回動する。例えば、図2に示すNレンジが選択された状態からPレンジが選択されると、シフトレバー3の操作に連動してパーキングシャフト23が図2中、矢印Aで示す方向に回動する。なお、PレンジからDレンジやNレンジまたはRレンジにシフトレンジが操作された場合には、矢印Aで示す方向とは反対の方向にアウタレバー52が回動する。
また、ディテントプレート30が回動すると、Nレンジに対応するNレンジ用の切り欠き部30dに係合していたディテントスプリング25のローラ25aが、Rレンジ用の切り欠き部30cを経由してPレンジに対応するパーキング位置用の切り欠き部30bに係合される。このとき、ディテントプレート30がディテントスプリング25のローラ25aにより、パーキング位置用の切り欠き部30bを介してパーキングシャフト23の軸心方向に図3に示す押圧力Fdで押圧される。これにより、シフトレバー3がPレンジの操作位置に保持されるようディテントプレート30の回動が規制される。
一方、カム機構支持プレート31が回動すると、カム機構26がパーキングポール22側に移動する。具体的には、カム機構支持プレート31に係合しているパーキングロッド40がパーキングポール22側に摺動し、これに伴いスプリングストッパ部42aによりスプリング部42bが押圧され、スプリング部42bによりパーキングカム41が押圧されてパーキングポール22に近づく方向に移動する。
このとき、パーキングカム41は、パーキングロッド40のパーキングポール22側への移動に伴い、パーキングポール22が傾斜面部41aにより摺接して押圧されることにより、パーキングポール22がパーキングギア21に近づく方向に徐々に移動する。すなわち、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の嵌合歯21Aに近づく方向に移動する。
したがって、上述のようにパーキング装置20が作動すると、パーキングポール22がパーキングギア21に係合するべくパーキングギア21側に移動する。このとき、パーキングポール22とパーキングギア21とが係合することとなるが、この係合の際には、以下に説明するように、パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが同一の位相にある場合と、パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが異なる位相にある場合とが起こりうる。すなわち、パーキングポール22とパーキングギア21とが係合する場合としては、パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが同一の位相にあることにより後述する噛み合い状態となる場合と、パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが異なる位相にあることにより後述する非噛み合い状態となる場合の2通りがある。
したがって、以下、それぞれの場合について場合分けして説明する。
(噛み合い状態)
パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが同一の位相にある場合には、図4に示すように、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合する。すなわち、パーキングポール22がパーキングギア21側に押圧され、パーキングギア21とパーキングポール22とが噛み合う、いわゆる噛み合い状態となる。
この結果、パーキングギア21の回転が阻止されることによりアウトプットシャフト10の回転が阻止されて、車両1が停止した際の車輪の回転が規制される。
また、上述のような噛み合い状態においては、図5に示すように、パーキングシャフト23がパーキングポール22側、すなわちディテントスプリング25の押圧方向であるパーキングロッド40の摺動方向に大きく弾性変形する。
具体的には、シフトレバー3の操作により、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合したとき、ディテントスプリング25が、パーキング位置用の切り欠き部30bに係合するとともにディテントプレート30がパーキングシャフト23の軸心方向に押圧される。このとき、パーキングカム41は、傾斜面部41aがカム機構支持部材54に形成されたテーパ部53aに当接する位置までカム機構支持部材54の軸線の中心方向に導かれているため、カムスプリング42の圧縮が生じていない。すなわち、このような状態においては、カムスプリング42の圧縮に伴う復元力、すなわちスプリングストッパ部42aを介してパーキングポール22側とは反対側にパーキングロッド40を付勢する付勢力が作用していない。したがって、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合した状態においては、ディテントスプリング25による押圧力Fd(図3参照)がディテントプレート30を介してパーキングシャフト23に作用することとなる。
その結果、パーキングシャフト23は、ディテントスプリング25の押圧力Fdにより支持端部23aを支点に開放端部23bがパーキングポール22側に近づくよう大きく弾性変形させられる。なお、このときのパーキングシャフト23の弾性変形によるパーキングロッド40の摺動方向への開放端部23bの図5に示す変位量Δは、後述する非噛み合い状態における開放端部23bの変位量よりも大きい。
また、このとき、パーキングシャフト23がパーキングポール22側、詳しくはパーキングロッド40の摺動方向に大きく弾性変形させられているので、ディテントスプリング25によるディテントプレート30を押圧する押圧力は、パーキングシャフト23が大きく弾性変形する前のディテントプレート30を押圧する押圧力Fdに比べて減少した押圧力Fdとなる。すなわち、図6に示すように、ディテントスプリング25の撓み量が、パーキングシャフト23が大きく弾性変形する前のディテントスプリング25の撓み量δからδにまで減少する。そのため、ディテントスプリング25によるディテントプレート30を押圧する押圧力Fdは、撓み量δ(δ=δ−δ)の減少に伴い、パーキングシャフト23が大きく弾性変形する前のディテントプレート30を押圧する押圧力Fdに比べて減少することとなる。このため、ディテントスプリング25のローラ25aの係合が、Pレンジに対応するパーキング位置用の切り欠き部30bからDレンジやNレンジまたはRレンジのいずれかに対応する非パーキング位置用の切り欠き部30c〜30eに切り換えられるようパーキングシャフト23を回動するときの回動方向(図2参照)のシャフトトルクが低減する。すなわち、PレンジからDレンジやNレンジまたはRレンジ等への切り換え操作(以下、P抜き操作という)に要するシフトレバー3の操作力(以下、P抜き荷重という)が軽減される。なお、図6に示す仮想線Lは、自然状態のディテントスプリング25の位置を示すものである。
(非噛み合い状態)
これに対して、上述のようにパーキング装置20が作動して、パーキングポール22がパーキングギア21に係合するべくパーキングギア21側に移動したとき、パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが異なる位相にある場合には、図7に示すように、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凸部21bに当接する。すなわち、パーキングポール22がパーキングギア21側に押圧されるが、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合しない、いわゆる非噛み合い状態となる。
このとき、図8に示すように、パーキングシャフト23の回動によりパーキングロッド40がパーキングポール22側に移動させられるが、パーキングポール22のパーキングギア21側への移動が規制されているため、パーキングカム41がパーキングポール22に当接して、カム機構支持部材54の軸線の中心方向へのパーキングカム41の移動が規制される。同時に、カムスプリング42のスプリング部42bが圧縮された状態となる。したがって、非噛み合い状態にあっても、パーキングシャフト23が回動されるためシフトレバー3をPレンジに操作することが可能となる。
このような状態において、例えば坂路等で車両1が自重により移動すると、車輪が回転し、これに伴ってパーキングギア21が回転し、その後、パーキングポール22の係止部22aとパーキングギア21の凹部21aとが同一の位相となる。これによりパーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合したいわゆる噛み合い状態が成立することとなる。
また、上述のような非噛み合い状態においては、図8に示すように、パーキングシャフト23がパーキングポール22側方向となるディテントスプリング25の押圧方向、すなわちパーキングロッド40の摺動方向に僅かに弾性変形するだけで、上述の噛み合い状態のときのように大きく弾性変形することがない。
具体的には、シフトレバー3の操作により、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凸部21bに当接したとき、ディテントスプリング25が、パーキング位置用の切り欠き部30bに係合するとともにディテントプレート30がパーキングシャフト23の軸心方向に押圧される。このとき、カム機構支持部材54の軸線の中心方向へのパーキングカム41の移動が規制されるため、カムスプリング42は、パーキングロッド40の軸方向に圧縮される。このような状態においては、カムスプリング42の圧縮に伴う復元力、すなわちスプリングストッパ部42aを介してパーキングポール22側とは反対側にパーキングロッド40を付勢する付勢力Fcが作用する。このカムスプリング42の付勢力Fcは、ディテントスプリング25の押圧力Fd(図3参照)と対向する方向に作用することとなる。
その結果、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凸部21bに当接した状態において、パーキングシャフト23は、上述の噛み合い状態のときのようにパーキングポール22側に大きく弾性変形することがなく、僅かにパーキングポール22側に弾性変形するだけである。なお、このときのパーキングシャフト23の弾性変形によるパーキングロッド40の摺動方向への開放端部23bの変位量Δは、噛み合い状態における開放端部23bの変位量Δよりも遥かに小さい。
また、このとき、パーキングシャフト23がパーキングポール22側、詳しくはパーキングロッド40の摺動方向に僅かに弾性変形するだけであるため、ディテントスプリング25によるディテントプレート30を押圧する押圧力は、パーキングシャフト23が弾性変形する前の押圧力Fdと略同等の押圧力となる。このため、Pレンジに対応するパーキング位置用の切り欠き部30bの近傍、すなわちRレンジに対応する切り欠き部30cと切り欠き部30bとの間に位置する部分において、ディテントスプリング25のローラ25aが切り欠き部30bに係合するよう吸い寄せられる、いわゆるP側吸い込みトルクが確保される。なお、前述のP側吸い込みトルクが確保されることにより、例えばP側吸い込みトルクが確保されないような場合にシフトレバー3がRレンジとPレンジとの間で保持されてしまうということがなく、ディテントスプリング25のローラ25aが切欠き部30bに係合するよう吸い込まれてシフトレバー3が確実にPレンジに保持される。
このように、本実施の形態においては、パーキングポール22とパーキングギア21との係合の際において、噛み合い状態におけるP抜き荷重を低減しつつ、非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクが確保される。
次に、図9を参照して、本実施の形態に係るパーキング装置20におけるP抜き荷重の低減およびP側吸い込みトルクの確保について、従来のパーキング装置におけるP抜き荷重およびP側吸い込みトルクと比較して説明する。
図9に示されるグラフは、本実施の形態に係るパーキング装置20におけるパーキングシャフト23のシャフトトルクの特性を示すグラフであって、横軸にPレンジとRレンジとの間のパーキングシャフト23の回動角度(deg)をストローク(deg)として示し、縦軸にPレンジとRレンジとの間のシフトレンジの切り換えにおけるパーキングシャフト23のシャフトトルク(N・m)を示したものである。また、縦軸に示したシャフトトルク(N・m)は、中心線Stを基準に上方側が、ディテントスプリング25のローラ25a(図2参照)がディテントプレート30のPレンジに対応するパーキング位置用の切り欠き部30bへ係合する方向のパーキングシャフト23のシャフトトルク(N・m)を示し、下方側がディテントスプリング25のローラ25a(図2参照)がディテントプレート30のRレンジに対応するRレンジ用の切り欠き部30cに係合する方向のパーキングシャフト23のシャフトトルク(N・m)を示している。
なお、図9における一点鎖線aは、カムスプリング42によるシャフトトルク(N・m)を示し、細実線bは、本実施の形態に係るパーキング装置20および従来のパーキング装置の非噛み合い状態におけるシャフトトルク(N・m)を示し、破線cは、従来のパーキング装置の噛み合い状態におけるパーキングシャフトのシャフトトルク(N・m)を示し、太実線dは、本実施の形態に係るパーキング装置20の噛み合い状態におけるシャフトトルク(N・m)を示している。
図9に示すように、本実施の形態に係るパーキング装置20においては、パーキングポール22をパーキングギア21に係合させる際の非噛み合い状態におけるシャフトトルク(N・m)は、実線bに示すように従来のものと略同等のシャフトトルクである。したがって、非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクPtが確保されていることが確認できる。
一方、パーキングポール22をパーキングギア21に係合させる際の噛み合い状態におけるシャフトトルク(N・m)にあっては、実線cで示される従来のシャフトトルク(N・m)に比べて、実線dで示すように、ストロークP〜ストロークP間においてシャフトトルク(N・m)が減少していることが確認できる。したがって、本実施の形態に係るパーキング装置20にあっては、従来のパーキング装置における噛み合い状態におけるP抜き荷重に比べてP抜き荷重が低減されていることが確認できる。
このように、本実施の形態に係るパーキング装置20にあっては、図9に示すように、パーキングポール22をパーキングギア21に係合させる際の非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクPtを従来同様、確保しつつ、噛み合い状態におけるP抜き荷重の低減が図られる。
本実施の形態に係るパーキング装置20は、前述のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
本実施の形態に係るパーキング装置20においては、パーキングギア21にパーキングポール22を係合させる際、シフトレバー3の操作によりパーキングポール22の係止部22aが凹部21aに嵌合したとき、ディテントスプリング25がパーキング位置用の切り欠き部30bに係合するとともに、ディテントプレート30をパーキングシャフト23の軸心方向に押圧し、パーキングシャフト23をパーキングロッド40の摺動方向に大きく弾性変形させるようにしたので、パーキング位置用の切り欠き部30bに係合したディテントスプリング25がディテントプレート30を押圧する押圧力が、低減される。このため、ディテントスプリング25の係合がパーキング位置用の切り欠き部30bから非パーキング位置用の切り欠き部30c〜30eのいずれかに切り換えられるようパーキングシャフト23を回動するときのシフトレバー3の操作力の軽減を図ることができる。
他方、パーキングギア21にパーキングポール22を係合させる際、シフトレバー3の操作によりパーキングポール22の係止部22aが凸部21bに当接したとき、ディテントスプリング25がパーキング位置用の切り欠き部30bに係合するとともに、ディテントプレート30をパーキングシャフト23の軸心方向にカムスプリング42の付勢力に抗して押圧し、パーキングシャフト23をパーキングロッド40の摺動方向に小さく弾性変形させるようにしたので、上述のようなパーキングポール22の係止部22aが凹部21aに嵌合したときに比べて、ディテントスプリング25がディテントプレート30を押圧する押圧力が大きくなる。このため、パーキング位置用の切り欠き部30bの近傍においてディテントスプリング25のローラ25aがパーキング位置用の切り欠き部30bに係合するよう吸い寄せられるいわゆるP側吸い込みトルクを確保することができる。
したがって、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凹部21aに嵌合したときにおけるシフトレバー3の操作力の低減と、パーキングポール22の係止部22aがパーキングギア21の凸部21bに当接したときにおけるP側吸い込みトルクの確保との両立を図ることができるという効果が得られる。
なお、本実施の形態においては、上述のパーキングギア21をアウトプットシャフト10に固定するようにしたが、これに限らず、車輪とともに常時回転する動力伝達部材に固定されるものであればよく、例えば前輪または後輪のドライブシャフトやプロペラシャフト等に固定するように構成してもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明に係るパーキング装置は、パーキングギアにパーキングポールを係合させる際の非噛み合い状態におけるP側吸い込みトルクの確保と、パーキングギアにパーキングポールを係合させる際の噛み合い状態におけるP抜き荷重の低減とを両立させることができるという効果を有し、運転者の操作により車輪の回転を規制して車両の停止状態を維持するパーキング装置全般に有用である。
2a ケース(静止部材)
3 シフトレバー(操作レバー)
10 アウトプットシャフト(回転軸)
20 パーキング装置
21 パーキングギア(回転部材)
21A 嵌合歯
21a 凹部
21b 凸部
22 パーキングポール(回転阻止部材)
22a 係止部
23 パーキングシャフト(回動軸)
23a 支持端部
23b 開放端部
24 ディテントレバー部(回動部材)
25 ディテントスプリング(第1弾性部材)
26 カム機構
30 ディテントプレート
30b 切り欠き部(第1凹部)
30c〜30e 切り欠き部(第2凹部)
31 カム機構支持プレート
40 パーキングロッド(摺動部材)
40a 一方端部(係合端部)
40b 他方端部(保持端部)
41 パーキングカム(カム部材)
41a 傾斜面部
42 カムスプリング(第2弾性部材)
51 回動支持部材(静止部材)
54 カム機構支持部材(静止部材)

Claims (1)

  1. 複数の凹部および凸部からなる嵌合歯が設けられ、車輪とともに回転する回転軸に固定された回転部材と、
    前記嵌合歯の前記凹部に嵌合する係止部が形成され、前記係止部が前記凹部に嵌合することにより、前記車輪の回転を阻止する回転阻止部材と、
    車体に設けられた静止部材に回動可能に支持された支持端部および前記支持端部から軸線方向に離隔して開放された開放端部を有し、操作レバーの操作に連動して回動する回動軸と、
    前記回動軸の前記開放端部に固定され、前記回動軸の軸心方向に凹んで形成された第1凹部および第2凹部を有し、前記回動軸の回動とともに回動する回動部材と、
    前記回動部材の回動に応じて、前記第1凹部および前記第2凹部のいずれか一方に係合するとともに、前記回動部材を前記回動軸の軸心方向に押圧するよう付勢された第1弾性部材と、
    前記回動部材と係合する係合端部および前記係合端部から軸線方向に離隔し前記静止部材に摺動可能に保持された保持端部を有し、前記回動部材の回動により軸線方向に摺動する摺動部材、前記回転阻止部材に摺接する傾斜面部が形成され前記摺動部材に移動可能に設けられたカム部材および前記カム部材を前記回転阻止部材側に付勢するとともに、前記カム部材が前記回転阻止部材に当接したとき、前記回転阻止部材側と反対方向に前記摺動部材を付勢する第2弾性部材により構成されたカム機構と、を備え、
    前記操作レバーの操作により、前記回転阻止部材の前記係止部が前記嵌合歯の前記凹部および前記凸部の双方と接触しないとき、前記第1弾性部材が前記第2凹部に係合し、
    前記操作レバーの操作により、前記回転阻止部材の前記係止部が前記嵌合歯の前記凹部に嵌合したとき、前記第1弾性部材が前記第1凹部に係合するとともに、前記回動部材を前記回動軸の軸心方向に押圧し、前記回動軸を前記摺動部材の摺動方向に大きく弾性変形させ、
    前記操作レバーの操作により、前記回転阻止部材の前記係止部が前記嵌合歯の前記凸部に当接したとき、前記第1弾性部材が前記第1凹部に係合するとともに、前記回動部材を前記回動軸の軸心方向に前記第2弾性部材の付勢力に抗して押圧し、前記回動軸を前記摺動部材の摺動方向に小さく弾性変形させるようにしたことを特徴とするパーキング装置。
JP2009091863A 2009-04-06 2009-04-06 パーキング装置 Pending JP2010241256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091863A JP2010241256A (ja) 2009-04-06 2009-04-06 パーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009091863A JP2010241256A (ja) 2009-04-06 2009-04-06 パーキング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010241256A true JP2010241256A (ja) 2010-10-28

Family

ID=43094799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009091863A Pending JP2010241256A (ja) 2009-04-06 2009-04-06 パーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010241256A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102537338A (zh) * 2012-03-09 2012-07-04 重庆青山工业有限责任公司 一种双离合器自动变速箱的驻车锁止机构
JP2012240559A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の変速操作機構
JP2013024416A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Hyundai Motor Co Ltd 駐車ブレーキシステム
CN103711900A (zh) * 2013-12-31 2014-04-09 长城汽车股份有限公司 驻车机构
CN104074971A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 陈奇 一种纯电动汽车自动变速箱驻车机构
CN104196998A (zh) * 2014-08-27 2014-12-10 盛瑞传动股份有限公司 汽车及其自动变速器传动机构
WO2016021474A1 (ja) * 2014-08-05 2016-02-11 スズキ株式会社 自動変速機
CN106545655A (zh) * 2016-11-01 2017-03-29 北京新能源汽车股份有限公司 用于车辆的驻车机构
CN110081169A (zh) * 2019-05-13 2019-08-02 艾菲发动机零件(武汉)有限公司 自动变速器电动驻车机构
WO2020211039A1 (zh) * 2019-04-18 2020-10-22 舍弗勒技术股份两合公司 通过拨叉轴驱动实现驻车功能的驻车机构和双离合变速器
CN112575708A (zh) * 2021-01-29 2021-03-30 辽宁工程技术大学 一种带缓冲功能的共享智能车位锁动力传动装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240559A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の変速操作機構
JP2013024416A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Hyundai Motor Co Ltd 駐車ブレーキシステム
CN102537338A (zh) * 2012-03-09 2012-07-04 重庆青山工业有限责任公司 一种双离合器自动变速箱的驻车锁止机构
CN104074971A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 陈奇 一种纯电动汽车自动变速箱驻车机构
CN103711900A (zh) * 2013-12-31 2014-04-09 长城汽车股份有限公司 驻车机构
WO2016021474A1 (ja) * 2014-08-05 2016-02-11 スズキ株式会社 自動変速機
JP2016037976A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 スズキ株式会社 自動変速機
CN104196998A (zh) * 2014-08-27 2014-12-10 盛瑞传动股份有限公司 汽车及其自动变速器传动机构
CN106545655A (zh) * 2016-11-01 2017-03-29 北京新能源汽车股份有限公司 用于车辆的驻车机构
WO2020211039A1 (zh) * 2019-04-18 2020-10-22 舍弗勒技术股份两合公司 通过拨叉轴驱动实现驻车功能的驻车机构和双离合变速器
CN113330238A (zh) * 2019-04-18 2021-08-31 舍弗勒技术股份两合公司 通过拨叉轴驱动实现驻车功能的驻车机构和双离合变速器
CN113330238B (zh) * 2019-04-18 2023-02-28 舍弗勒技术股份两合公司 通过拨叉轴驱动实现驻车功能的驻车机构和双离合变速器
CN110081169A (zh) * 2019-05-13 2019-08-02 艾菲发动机零件(武汉)有限公司 自动变速器电动驻车机构
CN112575708A (zh) * 2021-01-29 2021-03-30 辽宁工程技术大学 一种带缓冲功能的共享智能车位锁动力传动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010241256A (ja) パーキング装置
KR102447746B1 (ko) 차량의 자동 변속기의 조작 요소를 블록킹하기 위한 장치, 상기 유형의 장치를 작동하기 위한 방법 및 차량의 자동 변속기의 변속을 위한 변속 장치
JP5965630B2 (ja) 駐車ブレーキのロック装置
US10100883B2 (en) Multimode clutch arrangements
JP2008504492A (ja) ギアボックスの多くのギアの係合を防止するためのギアシフト要素固定装置を備えたギアボックス配置構成
US9377100B2 (en) Shifter assembly
US10371252B2 (en) Device and method for adjusting a movement of an operating element for a vehicle automatic transmission and shifting device for shifting a vehicle automatic transmission
US11614165B2 (en) Shift-drum speed change operation mechanism
US9970536B2 (en) Shift device
KR20180056042A (ko) 차량용 시트의 릴리즈 액추에이터
JP5549877B2 (ja) 負荷感応型変速装置
US20050126329A1 (en) Shifter for a bicycle transmission
KR102412104B1 (ko) N 단 시프트락 기능을 구비한 변속 레버 시스템
WO2014157411A1 (ja) 車両用パーキング装置
JP7157417B2 (ja) パーキング機構
JP2008080908A (ja) 自動変速機の変速操作装置
JP6304267B2 (ja) 自動変速機のパーキング制御装置
JP2010223330A (ja) ロック機構付きの油圧ピストン装置
JP4395490B2 (ja) パーキング構造におけるロッドスプリング密着防止構造
JP2017133631A (ja) シフト切替装置
JP2007315548A (ja) クラッチアクチュエータ
JP5297923B2 (ja) 自動変速機のディテント構造
CN214661967U (zh) 变速器用的锁止板、车辆用的变速器及车辆
JP4555439B2 (ja) 変速操作装置
JP5839918B2 (ja) 自動変速機のリバースシフト制限装置