JP2010240316A - 関節用サポータ - Google Patents

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正浩 白川
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Abstract

【課題】従来、関節部に装着するサポータは、十分なサポート力を得ることが困難であったり、サポータを構成する環状体が装着部の皮膚に食い込んで不快感が生じたりしていた。
【解決手段】関節用サポータ1は、弾性を有する平帯状部材を環状に形成した第一の環状体11および第2の環状体12を備え、第一の環状体11および第2の環状体12は、第一の環状体11の内周面の一部と第2の環状体12の外周面の一部とが重ね合わせた状態に配置され、その重ね合わせた部分にて互いに結合した結合部1aを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、膝や肘や足首などの関節の痛みを軽減したり、関節の動作を補助したりするための関節用サポータに関する。
従来、膝や肘や足首などの関節の痛みを軽減したり、踏ん張り力を向上させたりするための関節用サポータが種々考案されているが、伸縮性を有した筒状の布地により膝部などの関節部を全体的に覆うものが一般的に知られている(例えば特許文献1参照)。
しかし、関節を全体的に覆うサポータでは関節部のサポート力が弱いとともに、関節部の屈伸動作の繰り返しにより装着位置がずれてしまうことが多いため、関節部の上部および下部を部分的に覆うサポータが考案されている。
例えば、特許文献2に示すように、膝上部および膝下部にそれぞれ巻回される2本のバンド片の長手方向略中央部が結合され、膝裏にあてがわれる膝裏当て部が形成された平帯状のゴム基体にて構成される膝サポータが知られている。
特許文献2に記載されている膝サポータは、各バンド片の両端部をそれぞれ重ね合わせて面ファスナにより接続することで、当該バンド片を上膝部および下膝部に巻き付けるように構成されている。
また、関節部の上部および下部を部分的に覆うサポータとしては、特許文献3に示すように、ゴム紐にて形成した2本の環状体を結着手段にて結着した膝用サポータが考案されている。
特許文献3に示す膝用サポータは、前記環状体の結着部を膝裏部にあてがいつつ、一方の環状体を膝頭の上縁に当接させるとともに他方の環状体を膝頭の下縁に当接させて用いられている。
実開平2−102275号公報 特開2001−262412号公報 登録実用新案第3111032号公報
しかし、前述の特許文献2に記載される膝サポータでは、上膝部および下膝部にそれぞれ巻回される各バンド片は、その両端部を重ね合わせて面ファスナにより接続することで上膝部および下膝部に巻回されるように構成されているので、膝サポータを膝部に装着する際には両手を用いる必要があり、片手で装着するのは困難であった。
また、前記各バンド片は両端部を重ね合わせて接続することで環状とするので、重ね代の分だけバンド片の長さが長くなり、さらに各バンド片はバンド片の幅方向に並設した状態で結合されているので、非装着状態の膝サポータが全体的に大きくなって、膝サポータを持ち運ぶ際や収納する際にかさばり、携帯性や収納性が悪かった。
さらに、各バンド片がバンド片の幅方向に並設されているため、膝サポータを膝部に装着した際の膝部を上下方向に締め付ける力が弱く、十分なサポート力を得ることが困難であった。
また、特許文献3に記載される膝サポータは、膝頭の上縁部および下縁部に装着される環状体がゴム紐にて構成されており、前記環状体を平帯状部材にて構成した場合に比べて、装着時に膝頭の上縁部および下縁部に当接する面積が狭く面圧が高くなるため、前記環状体が装着部の皮膚に食い込んで装着時に不快感が生じる場合があった。
そこで、本発明では、装着した際に感じる不快感を低減しつつ関節部のサポート力を十分に得ることができ、さらに全体的にコンパクトに構成することができる関節用サポータを提供するものである。
上記課題を解決する関節用サポータは、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載のごとく、弾性を有する平帯状部材を環状に形成した二つの環状体を備え、前記二つの環状体は、一方の環状体の内周面の一部と他方の環状体の外周面の一部とが重ね合わせた状態に配置され、その重ね合わせた部分にて互いに結合されている。
また、請求項2記載のごとく、前記二つの環状体は、共に略同じ幅寸法の平帯状部材にて構成され、前記結合部では、一方の環状体と他方の環状体とが、その幅方向の略全体にわたって重ね合わされている。
また、請求項3記載のごとく、前記各環状体における、前記結合部から最も離れた部分は、互いに重なり合う面積が、前記結合部よりも小さい。
また、請求項4記載のごとく、前記一方の環状体と他方の環状体とには、異なる色彩が付与されている
本発明は、以下の効果を奏する。
つまり、関節用サポータを装着した際に感じる不快感を低減しつつ関節部のサポート力を十分に得ることができるとともに、全体的にコンパクトに構成することができる。
膝部に装着した関節用サポータを示す斜視図である。 関節用サポータを示す斜視図である。 関節用サポータを示す側面図である。 関節用サポータを示す平面断面図である。 第一の環状体と第二の環状体とを、結合部にて重ね合わせた状態で結合した関節用サポータを装着した膝部にかかる上下方向の力を示す側面図である。 第一の環状体と第二の環状体とを、結合部にて重ね合わせずに並設した状態で結合したサポータを装着した膝部にかかる上下方向の力を示す側面図である。 第一の環状体と第二の環状体とに異なる色彩を付した関節用サポータを示す側面図である。 平帯状部材の両端部を縫合して作製した環状体を示す平面図である。 両端の耳部と本体部分とを密着させて形状を整えた第二の環状体を示す平面図である。 両端の耳部と本体部分とを密着させて形状を整えた第一の環状体を示す平面図である。 第一の環状体と第二の環状体との結合部を示す詳細平面図である。 第一の環状体と第二の環状体との結合部を示す詳細正面図である。 第一の環状体と第二の環状体とが全周にわたって幅方向に略重なるように構成した関節用サポータを示す側面図である。 第一の環状体と第二の環状体とが全周にわたって幅方向に略重なるように構成した関節用サポータを示す斜視図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1〜図4に示す関節用サポータ1は、膝や肘や足首などの関節の痛みを軽減したり、関節の動作を補助して踏ん張り力を向上させたりするための関節用サポータであり、弾性を有する平帯状部材を環状に形成した第一の環状体11と第二の環状体12とを備えている。図1には、関節用サポータ1を、例えば膝関節用のサポータとして適用した例を示している。
前記第一の環状体11および第二の環状体12は、それぞれ所定の幅寸法を有した長尺の平帯状部材の両端部を連結することにより構成されている。本例では、第一の環状体11を構成する平帯状部材の幅寸法と第二の環状体12を構成する平帯状部材の幅寸法とは略同じ寸法に構成されている。
また、関節用サポータ1は、第一の環状体11の内周面の一部と第二の環状体12の外周面とを重ね合わせた状態に配置し、その重ね合わせた部分を互いに結合して結合部1aを構成している(なお、結合部1aは、図2、図4において網掛けを施した部分である)。
前記結合部1aにおいては、前記第一の環状体11および第二の環状体12は、その幅方向(図3における上下方向)の略全体にわたって重ね合わされている。
なお、第一の環状体11および第二の環状体12の幅方向とは、該第一の環状体11および第二の環状体12を構成する平帯状部材の短手方向である。
また、前記第一の環状体11および第二の環状体12における、関節用サポータ1の前記結合部1aから最も離れた箇所に位置する部分は、関節用サポータ1を身体に装着していない自然状態において、互いに重なり合う面積が前記結合部1aに比べて小さくなるように構成されている。
つまり、第一の環状体11と第二の環状体12とは、その半径方向と平行な面が互いに所定の角度θ(θ≠0)を有するように配置されており、結合部1aを一端側に配置した状態の関節用サポータ1の側面視においては、結合部1a(図3における右端)から他端(図3における左端)側へいくに従って第一の環状体11と第二の環状体12とが互いに離れていくような傾斜を有している。
本例においては、関節用サポータ1の前記結合部1aから円周方向に最も離れた部分においては、第一の環状体11と第二の環状体12とが重なり合っていない状態、すなわち第一の環状体11と第二の環状体12との重なり面積が0の状態となっている。
このように、第一の環状体11と第二の環状体12とを結合部1aにて重ね合わせた状態で結合して構成した関節用サポータ1は、例えば身体の膝部に装着する場合、図1に示すように、結合部1aを膝裏部分にあてがいつつ、第一の環状体11を膝上部に当接させるとともに第二の環状体12を膝下部に当接させることにより装着することができる。
また、関節用サポータ1を肘部に装着する場合は、結合部1aを肘部の内側にあてがいつつ、第一の環状体11を肘部外側の上腕側に当接させるとともに第二の環状体12を肘部の前腕側に当接させることにより装着することができる。
さらに、関節用サポータ1を足首部に装着する場合には、結合部1aを足首の前側にあてがいつつ、第一の環状体11を踵の足首側に当接させるとともに第二の環状体12を踵の足裏側に当接させることにより装着することができる。
また、前述のように関節用サポータ1を各関節部に装着する際には、環状に形成される第一の環状体11および第二の環状体12を足先や手先などから脚部や腕部などに挿入し、膝部や肘部や足首部といった関節部にまでずり上げることで、所望の箇所に装着することができるため、バンド片の両端部を重ね合わせて面ファスナにて接続するような構成のサポータの場合のように両手で装着しなくても、片手で容易に装着することが可能である。
また、関節用サポータ1を膝部や肘部などの関節部に装着してサポートしている状態から、関節用サポータ1によるサポート状態を解除して前記関節部を休め、皮膚への負担を軽減する静寂時には、関節用サポータ1を関節部からずらして足首部や手首部まで下げるだけでよく、関節用サポータ1をわざわざ脚や腕から取り外す必要がないので、関節用サポータ1を関節部に再度装着するときの装着作業を簡便にすることができる。
また、関節用サポータ1は、平帯状部材を環状に形成した第一の環状体11および第二の環状体12にて構成されており、例えば膝関節部に装着する際には、前記結合部1aが膝裏部に位置し、第一の環状体11および第二の環状体12がそれぞれ膝上部および膝下部に位置していて、該第一の環状体11および第二の環状体12がそれぞれ膝上部と膝裏部、および膝下部と膝裏部との間を締め付けることで関節部を固定している。
従って、膝関節部においては、膝の皿部分が関節用サポータ1に拘束されることなく解放されることとなり、通常の歩行時のみならず階段や坂道での登り降り時に、楽に歩行することが可能であり、起立姿勢と正座姿勢との間における屈伸動作なども気軽に行うことが可能である。
さらに、歩行や日常作業などの日常生活だけでなく、激しい運動を行う際に関節用サポータ1を装着しても、関節部の動きを制限することがなく、効果的に関節部の動作を補助することが可能である。
また、関節用サポータ1を装着した際に、肌に触れるのは平帯状部材にて構成される第一の環状体11および第二の環状体12のみであり、該第一の環状体11および第二の環状体12は結合部1aにて重ね合わせた状態で結合されているので、肌に接触する面積を極力少なくすることが可能であり、汗をかきやすい夏場や運動量が多いスポーツに使用する場合や、暑い場所で使用する場合でも、関節用サポータ1の装着部分の肌への負担を軽減することができ、関節用サポータ1を装着したときに不快感や違和感を低減することができる。
なお、関節用サポータ1は肌に接触する面積が少なくなるように構成されているが、第一の環状体11および第二の環状体12は平帯状部材にて構成されているため、サポータの環状体をゴム紐などの紐状部材にて構成した場合のように、装着時に環状体が肌に食い込んで不快感を生じることはなく、快適な装着感を得ることが可能となっている。
また、図5に示すように、本関節用サポータ1を構成する第一の環状体11と第二の環状体12とは、結合部1aにて重ね合わせた状態で結合されているので、例えば関節用サポータ1を膝部に装着した場合には、膝上部に装着される第一の環状体11と膝下部に装着される第二の環状体12とのなす角θ1が、図6に示すような、第一の環状体110と第二の環状体120とを結合部100aにて重ね合わせずに上下方向に並設した状態で結合したサポータ100における、第一の環状体110と第二の環状体120とのなす角θ2よりも大きくなる。
つまり、サポータ100においては、結合部100aにて第一の環状体110と第二の環状体120とが重ね合わされておらず、その上下幅が広くなっているので、第一の環状体110および第二の環状体120の水平方向に対する傾きが小さく、前記角θ2も小さくなっている。
これに対し、関節用サポータ1においては、結合部1aにて第一の環状体11と第二の環状体12とが重ね合わされていて、その上下幅が狭くなっているので、第一の環状体11および第二の環状体12の水平方向に対する傾きが大きく、前記角θ1も大きくなっている。
従って、関節用サポータ1における、第一の環状体11の膝上部側から膝裏の結合部1a側への締め付け力FAの垂直方向成分(Y方向成分)FAy、および第二の環状体12の膝下部側から膝裏の結合部1a側への締め付け力FBの垂直方向成分(Y方向成分)FByが、前記サポータ100における、第一の環状体110の膝上部側から膝裏の結合部100a側への締め付け力Faの垂直方向成分(Y方向成分)Fay、および第二の環状体120の膝下部側から膝裏の結合部100a側への締め付け力Fbの垂直方向成分(Y方向成分)Fbyよりも大きくなる。
その結果、前記関節用サポータ1の垂直方向成分FAy・FByによる膝部の上下方向への締め付け力が、サポータ100の垂直方向成分Fay・Fbyによる膝部の上下方向への締め付け力よりも大きくなり、関節用サポータ1はサポータ100に比べて大きなサポート力を関節部に対して発揮することが可能となっている。
特に、第一の環状体11と第二の環状体12とは、関節部に装着しない自然状態において、互いに角度θだけ傾斜した状態で結合されているので(図3参照)、装着した関節部に対するサポート力を効果的に発揮することが可能となっている。
また、関節用サポータ1は、第一の環状体11および第二の環状体12といった二つの部材を結合部1aにて結合するだけの、少ない部品点数および簡単な構造にて構成されているので、作製が容易であり、安価に構成することができる。
また、第一の環状体11および第二の環状体12は、関節部への装着前から環状に形成されているため、バンド片の両端部を重ね合わせて接続することで関節部に装着するように構成したサポータのように、第一の環状体11および第二の環状体12を構成する平帯状部材が無駄に長くなることがなく、さらに第一の環状体11と第二の環状体12とは結合部1aにて幅方向に重ね合わされているため、関節用サポータ1を全体的にコンパクトに構成することができ、携帯性や収納性に優れた関節用サポータ1を構成することが可能となる。
以上のように、第一の環状体11および第二の環状体12を結合部1aにて重ね合わせた状態で結合することで構成される関節用サポータ1は、装着した際に感じる不快感を低減しつつ関節部のサポート力を十分に得ることができるとともに、全体的にコンパクトに構成することが可能な構成となっている。
また、前記第一の環状体11および第二の環状体12を構成する平帯状部材としては、例えば、ゴムなどの弾性体を織物や編物に織り込んだり、弾性を有するような編み方で糸を編んだりすることで弾性を付与した布地を用いることができ、その布地はメッシュ状やレース状に構成して通気性を良好にすることができる。
このように、第一の環状体11および第二の環状体12として用いる平帯状部材を前記布地にて構成することで、関節用サポータ1を関節部へ装着した際に身体へ接触するのが布部材だけとなり、当該関節用サポータ1を肌触りがよく肌に優しい身体への装着具とすることができる。
また、前記平帯状部材を布地にて構成することで、第一の環状体11および第二の環状体12の厚みを薄くすることができ、関節用サポータ1を関節部に装着した状態で衣服を着用した場合でも、衣服が関節用サポータ1に引っ掛ったり、衣服が関節用サポータ1により盛り上がったりすることを抑えることができ、装着時の違和感がなく外見を損ねることもない。さらに、ストッキングなどの薄い衣服の下にも違和感なく関節用サポータ1を装着することが可能である。
また、第一の環状体11および第二の環状体12を構成する平帯状部材として、速乾性に優れた布地を用いることで、スポーツを行うときや、入浴時や、プール・海水浴などにおける入水時などに関節用サポータ1を装着した場合でも、汗や水に濡れた関節用サポータ1が速やかに乾燥するため、快適な装着感を得ることが可能となる。さらに、関節用サポータ1を洗濯する際にも素早く乾燥するため、取り扱いが容易となる。
また、第一の環状体11および第二の環状体12を略同じ径に形成し、該第一の環状体11および第二の環状体12の内周面と外周面とを、同様または似通った柄や表面状態とすることにより、第一の環状体11および第二の環状体12の上下・左右・裏表を気にすることなく関節用サポータ1を各関節部に装着することができ、該関節用サポータ1の装着性を向上することができる。
また、関節用サポータ1においては、第一の環状体11および第二の環状体12の一方の径を他方の径に対して大きく形成することも可能である。例えば、第一の環状体11の径を第二の環状体12の径よりも大きく形成して、第一の環状体11の径の大きさと第二の環状体12の径の大きさとの比を、1.1:1.0程度に設定することができる。
このように、第一の環状体11の径を第二の環状体12の径に対して大きく形成した場合は、例えば第一の環状体11を相対的に太い上膝部や肘の上腕側に装着し、第二の環状体12を相対的に細い下膝部や肘の前腕側に装着することで、弾性を有する第一の環状体11の伸縮度合いと第二の環状体12の伸縮度合いとを揃えて、上膝部側と下膝部側および上腕側と前腕側との締め付け力をより均等にすることができる。
なお、上述のように、第一の環状体11の径と第二の環状体12の径とを異なる寸法に形成することで、関節部に装着した第一の環状体11の締め付け力と第二の環状体12の締め付け力とをより均等にすることが可能であるが、第一の環状体11の径と第二の環状体12の径とを同等の寸法に設定した場合でも、第一の環状体11の締め付け力と第二の環状体12の締め付け力との間に、関節用サポータ1を装着した際に期待される効用に影響を与えるほどの差が生じることはない。
また、第一の環状体11および第二の環状体12の内周面や外周面に、刺繍やプリントなどにより絵柄や文字などを付加することで、使用者の好みや趣味や嗜好などに応じたバリエーション豊かな関節用サポータ1を構成することができる。
また、関節用サポータ1においては、第一の環状体11および第二の環状体12に対して適宜色彩を付与することが可能であり、第一の環状体11と第二の環状体12とで異なる色彩を付すことも可能である。
例えば、図7に示すように、第一の環状体11を濃い色(例えば黒色)に彩色し、第二の環状体12を薄い色(例えば白色)に彩色することができる。
このように、第一の環状体11と第二の環状体12とに異なる色彩を施すことにより、例えば第一の環状体11と第二の環状体12とを異なる径寸法に形成した場合に、何れの環状体を上膝部および下膝部などに装着するのかを、一見して識別することが可能となり、関節用サポータ1の関節部への装着を容易にすることができる。
また、第一の環状体11と第二の環状体12とで構成される関節用サポータ1は、次のように作製することができる。
例えば、まず、弾性を有する布地にて構成され所定の幅寸法を備えた平帯状部材を所定の寸法に切断し、図8に示すように、その両端部を縫合して環状体を作製する。この環状体は、例えば二つ作成し、その一方を第一の環状体11とし、その他方を第二の環状体12とする。
前記平帯状部材の両端部を縫合する場合は、該平帯状部材の両端部の内周面と内周面とを合わせた状態で縫合を行う。この場合、縫合部11b(12b)よりも端部側にそれぞれ所定寸法の耳部11a(12a)が形成されるように、両者を縫合する。
また、縫合時には、前記耳部11a(12a)が各環状体11(12)の外周側に突出するように縫合すると、縫合が行い易い。
次に、前記耳部11a(12a)を折り返し、該耳部11a(12a)と各環状体11(12)の本体部分とを密着させて、各環状体11(12)の形状を整える。
例えば、第二の環状体12を構成する場合は、図8に示すように外周側に突出している耳部12aを、図9に示すようにそのまま第二の環状体12の本体部分の外周面に密着させる。
一方、第一の環状体11を構成する場合は、図8に示すように耳部11aが外周側に突出している状態から、第一の環状体11の本体部分を裏返して該第一の環状体11の内周面と外周面とを反転させるとともに、図10に示すように、裏返した後の第一の環状体11の内周面に前記耳部11aを密着させる。
そして、第一の環状体11および第二の環状体12の形状を整えた後に、第一の環状体11の内周面と第二の環状体12の外周面とを前記縫合部11b・12bにて密着させた状態、すなわち第一の環状体11の耳部11aと第二の環状体12の耳部12aとを密着させた状態で、該縫合部11b・12bおよびその近傍同士を縫合することにより、第一の環状体11と第二の環状体12とを結合する。
このように、第一の環状体11の耳部11aと第二の環状体12の耳部12aとを対向させた状態で前記縫合部11b・12bおよびその近傍を結合糸13にて縫合することで、図11、図12に示すように結合部1aが構成される。
この結合部1aにおいては、第一の環状体11の本体部分と第二の環状体12の本体部分との間に耳部11a・12aが存在することとなり、結合部1aにおける第一の環状体11の外周面および第二の環状体12の内周面には突起部が生じることなく滑らかな生地面が現れることとなる。
これにより、関節用サポータ1を関節部に装着した際に、結合部1aが触れる部分の肌に対する刺激を少なくすることができ、関節用サポータ1の装着感を向上することができる。
また、前記耳部11a・12aを第一の環状体11の本体部分および第二の環状体12の本体部分に密着させる際に、当該密着させる部分を圧縮することにより、前記縫合部11b・12bの厚みを薄くすることができ、結合部1aが肌に触れた際の違和感をさらに抑えることができ、関節用サポータ1の装着感を一層向上することができる。
また、関節用サポータ1においては、図13、図14に示すように、第一の環状体11と第二の環状体12とが、全周にわたって幅方向に略重なるように構成することができる。つまり、第一の環状体11と第二の環状体12とのなす角度θが0となるように、両者を結合することもできる。
このように、第一の環状体11と第二の環状体12とを全周にわたって略重なるように構成した場合も、関節の痛みの軽減や関節の動作の補助といった効用を、前述のように第一の環状体11を第二の環状体12に対して傾斜させた状態で結合した場合と略同様に発揮することができる。
また、第一の環状体11と第二の環状体12とを全周にわたって略重なるように構成することで、関節用サポータ1をさらにコンパクトに構成することができ、関節用サポータ1の携帯性や収納性を向上することができる。
1 関節用サポータ
1a 結合部
11 第一の環状体
11a 耳部
11b 縫合部
12 第二の環状体
12a 耳部
12b 縫合部
13 結合糸

Claims (4)

  1. 弾性を有する平帯状部材を環状に形成した二つの環状体を備え、
    前記二つの環状体は、一方の環状体の内周面の一部と他方の環状体の外周面の一部とが重ね合わせた状態に配置され、その重ね合わせた部分にて互いに結合されている、
    ことを特徴とする関節用サポータ。
  2. 前記二つの環状体は、共に略同じ幅寸法の平帯状部材にて構成され、
    前記結合部では、一方の環状体と他方の環状体とが、その幅方向の略全体にわたって重ね合わされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の関節用サポータ。
  3. 前記各環状体における、前記結合部から円周方向に最も離れた部分は、互いに重なり合う面積が、前記結合部よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の関節用サポータ。
  4. 前記一方の環状体と他方の環状体とには、異なる色彩が付与されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の関節用サポータ。
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