JP2010239997A - 放射線画像撮影装置および方法 - Google Patents

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Makoto Sugisaki
誠 杉▲崎▼
Naoto Iwakiri
直人 岩切
Yasuyoshi Ota
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Abstract

【課題】被写体から撮影角度の異なる複数の放射線画像を行う際にマーカーの設置を精度良く効率的に行う。
【解決手段】使用者が寝台4上の被写体Sに対し関心領域ROIを操作部6を介して入力する。すると、関心領域ROIおよびその周辺領域ARが照射範囲RRとして設定されるとともに、マーカー位置制御手段24の制御に基づいて周辺領域にマーカーMPがマーカー移動手段10の動作により配置される。さらに、線源制御手段23において、設定された照射範囲RRに放射線が照射されるようにコリメータ2aの絞り角θx、θyが制御される。この状態で、放射線源2から放射線が被写体Sに対し照射され、被写体Sを透過した放射線が放射線画像検出器3により放射線画像として取得される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数方向から被写体を撮影する放射線撮影装置および方法に関するものである。
近年、被写体を複数の角度から放射線撮影して複数の放射線画像を取得し、所定の深さの構造物を強調したトモシンセシス画像を生成する、もしくは複数の放射線画像を再構成することにより3次元画像(ボリュームデータ)を生成することが行われている。ここで、複数の放射線画像の位置合わせを行うため、各放射線画像を取得する際には規定の位置にマーカーが配置され、放射線画像内に映り込んだマーカーを用いて位置合わせが行われる(特許文献1、2参照)。
特許文献1には、複数の異なる幾何学模様が描かれたリングを被写体の周囲に配置し、放射線画像に描かれた幾何学模様によって放射線源および放射線画像検出器の位置関係を正確に検出する方法が開示されている。
特開平8−285793号公報 米国特許公開2003/43962号明細書
通常、マーカーの位置の調整は、被写体の種類や照射範囲の位置、撮影角度等に基づいて手動で行われる。しかし、異なる被写体の撮影を行うたびにマーカーの位置を手動で設定する必要があるため手間が掛かるとともに関心領域にマーカーが位置されてしまう場合がありアーティファクトの原因になるという問題がある。
そこで、本発明は、被写体から撮影角度の異なる複数の放射線画像を行う際にマーカーの設置を精度良く効率的に行うことができる放射線撮影装置および方法を提供することを目的とするものである。
本発明の放射線画像撮影装置は、被写体に異なる角度から放射線を照射可能な放射線源と、放射線源から被写体に放射線が照射された際に被写体を透過した放射線を放射線画像として検出する放射線画像検出器と、放射線源と放射線画像検出器との間に配置された、放射線画像内にマーカー像を映し出すためのマーカーと、マーカーを放射線画像検出器の放射線を検出可能な範囲内において移動可能に保持するマーカー移動手段と、放射線源から照射される放射線の照射範囲内にマーカーが位置するようにマーカー移動手段の動作を制御するマーカー位置制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の放射線画像撮影方法は、被写体に放射線を異なる角度から照射可能な放射線源と、放射線源から被写体に放射線が照射された際に被写体を透過した放射線を放射線画像として検出する放射線画像検出器と、放射線源と放射線画像検出器との間に配置された、放射線画像内にマーカー像を映し出すためのマーカーと、マーカーを放射線画像検出器の放射線を検出可能な範囲内において移動可能に保持するマーカー移動手段とを備えた放射線画像撮影方法であって、放射線源から照射される放射線の照射範囲内にマーカーが位置するようにマーカー移動手段の動作を制御することを特徴とするものである。
ここで、放射線源は、被写体に放射線を異なる角度から照射するものであればその構成を問わず、たとえば3次元方向に移動可能に設けられたものであってもよく、放射線画像検出器は放射線の照射範囲の移動に合わせて移動するものであってもよい。あるいは、放射線画像検出器が所定の位置に固定されており、放射線源が3次元方向に移動しながら放射線を照射する開口部の向きを放射線画像検出器側に変化させるような構成を有するものであってもよい。
また、マーカーは、放射線画像上にマーカー像が映し出されるものであればよく、放射線透過率の低い材料からなるものであってもよいし、放射線透過率の高い材料からなるものであってもよい。また、マーカー移動手段は、被写体の上側もしくは側面側においてマーカーを移動させるようにしてもよいし、寝台の内部においてマーカーを移動させるようにしてもよいし、寝台と放射線画像検出器との間を移動させるようにしてもよい。
なお、放射線画像撮影装置は、放射線源から照射される放射線の照射範囲を設定する照射範囲設定手段と、被写体から関心領域を設定する関心領域設定手段とをさらに有していてもよい。このとき、マーカー位置制御手段が、関心領域設定手段により設定された関心領域の周辺にマーカーを配置するようにマーカー移動手段を制御するものであってもよい。また、照射範囲設定手段が、関心領域とマーカーとを含む領域を照射範囲として設定するものであってもよい。
あるいは、照射範囲設定手段は、関心領域設定手段により設定された関心領域と関心領域の周辺の周辺領域とを照射範囲として設定するものであってもよい。このとき、マーカー位置制御手段は、周辺領域にマーカーを配置するようにマーカー移動手段を制御するものであってもよい。
また、マーカー位置制御手段は、異なる角度からの放射線撮影毎にマーカーと放射線源と放射線画像検出器との位置関係が略同一になるようにマーカーを移動させるようにマーカー移動手段を制御するものであってもよい。
本発明の放射線画像撮影装置および方法によれば、被写体に異なる角度から放射線を照射可能な放射線源と、放射線源から被写体に放射線が照射された際に被写体を透過した放射線を放射線画像として検出する放射線画像検出器と、放射線源と放射線画像検出器との間に配置された、放射線画像内にマーカー像を映し出すためのマーカーと、マーカーを放射線画像検出器の放射線を検出可能な範囲内において移動可能に保持するマーカー移動手段と、放射線源から照射される放射線の照射範囲内にマーカーが位置するようにマーカー移動手段の動作を制御するマーカー位置制御手段とを備えたことにより、マーカーが放射線の照射範囲に合わせて適切な位置に自動的に配置されることになるため、マーカーの位置の調整を効率的に精度良く行うことができる。
なお、放射線源から照射される放射線の照射範囲を設定する照射範囲設定手段と、被写体から関心領域を設定する関心領域設定手段とをさらに有し、マーカー位置制御手段が、関心領域設定手段により設定された関心領域の周辺にマーカーを配置するようにマーカー移動手段を制御するものであり、照射範囲設定手段が、関心領域とマーカーとを含む領域を照射範囲として設定するものであるとき、関心領域外にマーカーが位置するように自動的に位置決めすることができるため、複数の放射線画像を用いて生成された3次元画像等のアーティファクトの発生を抑制することができる。
また、放射線源から照射される放射線の照射範囲を設定する照射範囲設定手段と、被写体から関心領域を設定する関心領域設定手段とをさらに有し、照射範囲設定手段が、関心領域設定手段により設定された関心領域と関心領域の周辺の周辺領域とを照射範囲として設定するものであり、マーカー位置制御手段が、周辺領域にマーカーを配置するようにマーカー移動手段を制御するものであれば、関心領域外にマーカーが位置するように自動的に位置決めすることができるため、複数の放射線画像を用いて生成された3次元画像等のアーティファクトの発生を抑制することができる。
さらに、マーカー位置制御手段が、異なる角度からの放射線撮影毎にマーカーと放射線源と放射線画像検出器との位置関係が略同一になるようにマーカーを移動させるようにマーカー移動手段を制御するものであるとき、被写体に放射線を照射する角度を変えたときであっても常に関心領域外にマーカーを位置決めすることができるため、3次元画像等のアーティファクトの発生を抑制することができる。
本発明の放射線画像撮影装置の好ましい実施形態を示す模式図 本発明の放射線画像撮影装置の好ましい実施形態を示す模式図 図1の撮影制御手段において照射範囲およびマーカーの位置決め行われる様子を示す模式図 本発明の放射線画像撮影方法の好ましい実施形態を示すフローチャート 本発明の放射線画像撮影装置の別の実施形態を示す模式図 図5の放射線撮影装置における照射位置とマーカーとの位置関係を示す模式図 図5の放射線撮影装置において放射線源の移動に合わせてマーカーの位置が移動する様子を示す模式図 本発明の放射線画像撮影装置の別の実施形態を示す模式図 本発明の放射線画像撮影装置の別の実施形態を示す模式図
以下、図面を参照して本発明の放射線画像撮影装置の実施形態を詳細に説明する。図1および図2は本発明の放射線画像撮影装置の一例を示す模式図である。放射線画像撮影装置1は、たとえばトモシンセシスやボリュームデータの生成が可能な臥位型の放射線画像撮影装置であって、放射線源2、放射線画像検出器3、撮影制御手段20を備えている。放射線源2は、被写体Sに対し放射線を照射するものであって、線源移動手段5により3次元方向(XYZ方向)移動可能であってα方向に揺動可能に保持されている。さらに、放射線源2はコリメータ2aを有しており、コリメータ2aにより放射線の照射範囲が変更される。
放射線画像検出器3は放射線源2から放射線が被写体Sに照射された際に被写体を透過した放射線を放射線画像として検出するものである。放射線画像検出器3は、被写体Sを載せる寝台4の下に固定されており、放射線源2において被写体Sの像が放射線画像検出器3により検出できるように照射範囲が調整される。
マーカーMPは、たとえば直径略1cmの球からなるものであって、鉛等の材料からなっている。なお、マーカーMPは放射線画像上にマーカー像が映し出されるものであればよく、放射線透過率の低い材料からなるものであってもよいし、放射線透過率の高い材料からなるものであってもよい。
マーカー移動手段10は、マーカーMPを3次元方向に移動させる機能を有し、伸縮ロッド11、駆動手段12、レール13を備えている。伸縮ロッド11は駆動手段12により矢印X方向に伸縮するものであって、先端においてマーカーMPを保持している。さらに、伸縮ロッド11は駆動手段12により矢印Z方向に移動可能に保持されている。駆動手段12は矢印Y方向に延びるレール13上に配置されており、駆動手段12の駆動により伸縮ロッド11がレール13に沿って矢印Y方向に移動する。したがって、マーカーMPはマーカー移動手段10により寝台4上をXYZ方向に移動可能に保持された状態になっている。
撮影制御手段20は、放射線源2と放射線画像検出器3およびマーカー移動手段10の動作を制御するものであって、撮影制御手段20は、関心領域設定手段21、照射範囲設定手段22、線源制御手段23、マーカー位置制御手段24を備えている。関心領域設定手段21は、被写体Sにおいて観察したい部位を関心領域ROIとして設定するものであり、メニューボタン等の操作部6により入力される撮影部位等により関心領域ROIを設定する。あるいは、関心領域設定手段21は、被写体S上に照射される照射野ランプがいずれの領域を照射しているかを検出することにより関心領域ROIを設定するようにしてもよいし、低線量で1枚もしくは複数枚のプレビュー撮影後、使用者がプレビュー画像に基づいて関心領域ROIを設定したときの設定領域を検出するようにしてもよい。
照射範囲設定手段22は、放射線源2から照射される放射線の照射範囲RRを設定するものである。線源制御手段23は、照射範囲設定手段22により設定された照射範囲RRに放射線が照射されるように放射線源2の動作を制御するものである。具体的には、線源制御手段23は、放射線源2のコリメータ(照射野絞り)2aの動作を制御することにより照射範囲RRを設定する。マーカー位置制御手段24は、周辺領域ARにマーカーを配置するようにマーカー移動手段10を制御するものである。
ここで、照射範囲RRの設定およびマーカーMPの位置決めは以下のように行われる。まず、関心領域設定手段21が関心領域ROIの設定を行ったとき、照射範囲設定手段22は、関心領域ROIを仮照射範囲RRとして設定する。その後、マーカー位置制御手段24は、放射線源2の位置(sx、sy、sz)、コリメータ2aの絞り角θx、θyとしたとき、所定の高さzの仮照射範囲(x、y)は下記式(1)、(2)の関係を有する。
abs(sx−x)≦(sz−z)×tan(θx/2)・・・(1)
abs(sy−y)≦(sz−z)×tan(θy/2)・・・(2)
そこで、マーカー位置制御手段24は、マーカーMPの既知の高さ位置zにおける仮照射範囲(x、y)を算出し、算出した仮照射範囲(x、y)の周辺領域(x+Δx、y)(Δxは予め設定された値)を周辺領域ARとして設定する。つまり、放射線源2の移動方向がY方向であるとき、マーカー制御手段24は移動方向に直交する方向(矢印X方向)に向かって広げるように周辺領域ARを設定する。そして、マーカー位置制御手段24は周辺領域AR(x+Δx、y)にマーカーMPが配置されるようにマーカー移動手段10を制御する。
一方、線源制御手段23は、周辺領域(x+Δx、y)を照射範囲(x、y)としたときの絞り角θx、θyを式(1)、(2)より算出し放射線源2のコリメータ2aを制御する。なお、トモシンセシスやボリュームデータの生成には複数の放射線撮影が行われるものであり、各放射線撮影毎に絞り角θx、θyの調整が行われる。
なお、関心領域ROIを設定した後にマーカーMPの配置位置および照射範囲RRを設定した場合について例示したが、まず照射範囲RRを設定した後にマーカーMPの配置位置を設定するようにしてもよい。すなわち、照射範囲設定手段22は、関心領域ROIが設定されたとき、関心領域ROIとその周辺領域ARとを照射範囲RRとして設定する。そして、線源制御手段23は、設定した照射範囲に合わせてコリメータ2aの絞り各θx、θyを設定する。一方、マーカー位置制御手段24は、照射範囲設定手段22により設定された周辺領域AR内にマーカーMPが配置されるようにマーカー移動手段10を制御する。
このように、マーカーMPの位置を自動的に設定することができることにより、効率的に精度良くマーカーMPの位置の設定を行うことができる。すなわち、従来のように使用者が手動でマーカーMPの位置決めを行う場合、手間が掛かると共にマーカーMPが放射線の照射範囲内に入らない場合や、関心領域ROI内に入ってしまう場合等の不具合を生じる。一方、上述したように、関心領域ROIに基づいてマーカーMPを照射範囲内であって関心領域ROI外に自動的に移動させることにより、効率的に精度良くマーカーMPの位置の設定を自動的に行うことができる。さらに、周辺領域ARを放射線源2の移動方向に直交する方向に向かって広げるように設定することにより、放射線源2の移動に拘わらずマーカーMPを常に関心領域ROI外の近傍に配置された状態に維持することができる。
図4は本発明の放射線画像撮影方法の好ましい実施形態を示すフローチャートであり、図1から図4を参照して放射線画像撮影方法について説明する。まず、使用者が寝台4上の被写体Sに対し関心領域ROIを操作部6を介して入力する(ステップST1)。すると、照射範囲設定手段22により、関心領域ROIおよびその周辺領域ARが照射範囲RRとして設定されるとともに、マーカー位置制御手段24の制御に基づいて周辺領域にマーカーMPがマーカー移動手段10の動作により配置される(ステップST2)。さらに、線源制御手段23において、設定された照射範囲RRに放射線が照射されるようにコリメータ2aの絞り角θx、θyが制御される(ステップST3)。
この状態で、放射線源2から放射線が被写体Sに対し照射され、被写体Sを透過した放射線が放射線画像検出器3により放射線画像として取得される(ステップST4)。その後、規定回数の撮影が完了したか否かが撮影制御手段20において判断される(ステップST5)。撮影が完了していないと判断されたとき、放射線源2が所定の位置に移動し(ステップST6)、異なる角度からの放射線撮影が行われる(ステップST3〜ST6)。撮影角度の変更に伴う絞り角θx、θyの算出が各放射線撮影毎に行われる。なお、複数の放射線画像の位置合わせのためのマーカーMPは各放射線撮影毎には移動させない。
図5は本発明の放射線撮影装置の別の実施形態を示す模式図であり、図5を参照して放射線撮影装置100について説明する。なお、放射線撮影装置100において図1から図4の放射線撮影装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図5の放射線撮影装置100が図1から図4の放射線撮影装置1と異なる点は、マーカーMPの配置位置およびマーカーMPが放射線撮影の角度が変更される毎に移動する点である。
図5において、放射線撮影装置100としてドーム型のCT装置を用いた場合について例示する。この放射線撮影装置100においては、放射線源2および放射線画像検出器3は被写体Sの周辺を矢印θ方向に回転するものである。また、マーカーMPは放射線源2および放射線画像検出器3の内周を矢印θ方向に回転するようにマーカー移動手段10により保持されている。
そして、図6に示すように、マーカー位置制御手段124は、放射線源2の移動方向(θ方向)に沿う方向(矢印Y方向)に向かってΔyだけ広げた領域を周辺領域ARとして設定し、周辺領域AR内にマーカーMPが位置決めされるようにマーカー移動手段10を制御する。あるいは、照射範囲RRとして予め関心領域ROIとその周辺領域ARとが設定される場合には、移動方向に沿う方向(矢印Y方向)側にマーカーMPを配置する。
さらに、図7に示すように、放射線源2および放射線画像検出器3が矢印θ方向に移動したとき、マーカー位置制御手段124はマーカーMPが関心領域ROI内に入らずに照射範囲RR内に入る位置にマーカーMPを移動させるようにマーカー移動手段10を制御する。たとえば被写体の真上に放射線源2が照射位置S1に位置している際にマーカーMPが関心領域ROI外の位置P1に配置されているとする。その後、放射線源2が移動して照射位置S2に移動した際、位置P1に配置されたマーカーMPは照射範囲RR内に入らない、あるいは関心領域ROI内に入ってしまう場合が生じる。
そこで、マーカー位置制御手段124は、放射線源2の移動する毎に関心領域ROIに隣接する周辺領域ARの設定および周辺領域AR内へのマーカーMPの移動を行う。具体的には、マーカー位置制御手段124は放射線源2および放射線画像検出器3とマーカーMPとがどの放射線撮影位置においても略同一の位置関係になるようにマーカーMPの位置P1から位置P2へ移動するように制御する。つまり、図4のステップST6において放射線源2の移動が行われるとともにマーカーMPの移動も行われることになる。
これにより、マーカーMPを常に関心領域ROIの外側に配置することができるため、各放射線画像の関心領域ROI内にマーカーMPの像が映し出されることによるアーティファクトの発生を抑制することができる。すなわち、図7のようなドーム型のCT装置のような場合にはマーカーMPの移動が制限され、放射線源2の移動方向に直交する方向へ広がる周辺領域AR(図2参照)にマーカーMPを配置できない場合がある。この場合であっても、図5〜図7に示すように、マーカーMPの位置を関心領域ROIの外側であって照射範囲RRの内側に確実にマーカーMPを配置することができる。なお、複数の放射線画像に基づくトモシンセシスやボリュームデータの生成等において、マーカーMPに基づいて複数の放射線画像間の位置合わせを行う際、マーカーの空間的な位置は既知であるため、マーカーの空間的な位置と各放射線画像における投射位置との関係はマーカーMPの幾何学的位置により把握することができ、それに基づいて位置合わせを行うことができる。
上記各実施の形態によれば、被写体Sに異なる角度から放射線を照射可能な放射線源2と、放射線源2から被写体Sに放射線が照射された際に被写体を透過した放射線を放射線画像として検出する放射線画像検出器3と、放射線源2と放射線画像検出器3との間に配置された、放射線画像内にマーカー像を映し出すためのマーカーMPと、マーカーMPを放射線画像検出器3の放射線を検出可能な範囲内において移動可能に保持するマーカー移動手段10と、放射線源2から照射される放射線の照射範囲RR内にマーカーMPが位置するようにマーカー移動手段10の動作を制御するマーカー位置制御手段24とを備えたことにより、マーカーMPが放射線の照射範囲RRに合わせて適切な位置に自動的に配置されることになるため、マーカーMPの位置の調整を効率的に精度良く行うことができる。
また、放射線源2から照射される放射線の照射範囲RRを設定する照射範囲設定手段22と、被写体Sから関心領域ROIを設定する関心領域設定手段21とをさらに有し、マーカー位置制御手段24が、関心領域設定手段21により設定された関心領域ROIの周辺にマーカーMPを配置するようにマーカー移動手段10を制御するものであり、照射範囲設定手段22が、関心領域ROIとマーカーMPとを含む領域を照射範囲RRとして設定するものであるとき、関心領域外にマーカーMPが位置するように自動的に位置決めすることができるため、複数の放射線画像を用いて生成された3次元画像等のアーティファクトの発生を抑制することができる。
また、放射線源2から照射される放射線の照射範囲RRを設定する照射範囲設定手段22と、被写体Sから関心領域ROIを設定する関心領域設定手段21とをさらに有し、照射範囲設定手段22が、関心領域設定手段21により設定された関心領域ROIと関心領域ROIの周辺の周辺領域ARとを照射範囲RRとして設定するものであり、マーカー位置制御手段24が、周辺領域ARにマーカーMPを配置するようにマーカー移動手段10を制御するものであれば、関心領域外にマーカーMPが位置するように自動的に位置決めすることができるため、複数の放射線画像を用いて生成された3次元画像等のアーティファクトの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態は、上記実施の形態に限定されない。たとえば、図1〜図4の放射線画像撮影装置1として臥位型の放射線画像撮影装置について例示し、図5の別の実施形態においてはドーム型のCT装置について例示しているが、図5〜図7に示す形態について図1の臥位型の放射線画像撮影装置に適用することもでき、図1〜図4の実施形態について図5のドーム型のCT装置を適用することもできる。さらに、上記各実施形態は図8に示す立位型の放射線撮影装置や図9に示すCアーム型のCT装置にも適用することができる。
また、図7、図8において、各放射線撮影毎にマーカーMPの位置を移動させる場合について例示しているが、撮影角度がわずかにずれただけではマーカーMPが関心領域ROI内に入ることはないため、たとえば放射線源2の撮影角度が所定の角度変化するまではマーカーMPの位置を移動させず、放射線源2が30度移動するたびにマーカーMPの位置を移動させるようにしてもよい。
1、100 放射線画像撮影装置
2 放射線源
3 放射線画像検出器
10 マーカー移動手段
20 撮影制御手段
21 関心領域設定手段
22 照射範囲設定手段
23 線源制御手段
24、124 マーカー位置制御手段
42 補正処理手段
MP マーカー
ROI 関心領域
S 被写体

Claims (7)

  1. 被写体に異なる角度から放射線を照射可能な放射線源と、
    該放射線源から前記被写体に前記放射線が照射された際に該被写体を透過した放射線を放射線画像として検出する放射線画像検出器と、
    前記放射線源と前記放射線画像検出器との間に配置された、前記放射線画像内にマーカー像を映し出すためのマーカーと、
    該マーカーを前記放射線画像検出器の放射線を検出可能な範囲内において移動可能に保持するマーカー移動手段と、
    前記放射線源から照射される前記放射線の照射範囲内に前記マーカーが位置するように該マーカー移動手段の動作を制御するマーカー位置制御手段と
    を備えたことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記放射線源から照射される前記放射線の照射範囲を設定する照射範囲設定手段と、前記被写体から関心領域を設定する関心領域設定手段とをさらに有し、
    前記マーカー位置制御手段が、前記関心領域設定手段により設定された前記関心領域の周辺に前記マーカーを配置するように前記マーカー移動手段を制御するものであり、
    前記照射範囲設定手段が、前記関心領域と前記マーカーとを含む領域を前記照射範囲として設定するものであることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記放射線源から照射される前記放射線の照射範囲を設定する照射範囲設定手段と、前記被写体から関心領域を設定する関心領域設定手段とをさらに有し、
    前記照射範囲設定手段が、前記関心領域設定手段により設定された前記関心領域と該関心領域の周辺の周辺領域とを前記照射範囲として設定するものであり、
    前記マーカー位置制御手段が、前記周辺領域に前記マーカーを配置するように前記マーカー移動手段を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記マーカー位置制御手段が、異なる角度からの放射線撮影毎に前記マーカーと前記放射線源と前記放射線画像検出器との位置関係が略同一になるように前記マーカーを移動させるよう前記マーカー移動手段を制御するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  5. 被写体に異なる角度から放射線を照射可能な放射線源と、該放射線源から前記被写体に前記放射線が照射された際に該被写体を透過した放射線を放射線画像として検出する放射線画像検出器と、前記放射線源と前記放射線画像検出器との間に配置された、前記放射線画像内にマーカー像を映し出すためのマーカーと、該マーカーを前記放射線画像検出器の放射線を検出可能な範囲内において移動可能に保持するマーカー移動手段とを備えた放射線画像撮影方法であって、
    前記放射線源から照射される前記放射線の前記照射範囲内に前記マーカーが位置するように該マーカー移動手段の動作を制御する
    ことを特徴とする放射線画像撮影方法。
  6. 前記マーカーの位置を設定する際、前記被写体から関心領域を設定し、設定した該関心領域と該関心領域の周辺の周辺領域とを前記照射範囲として設定し、設定した該周辺領域に前記マーカーを配置するように前記マーカー移動手段を制御するものであることを特徴とする請求項5記載の放射線画像撮影方法。
  7. 前記照射範囲を設定する際、前記被写体から関心領域を設定し、設定した前記関心領域の周辺に前記マーカーを配置するように前記マーカー移動手段を制御し、前記関心領域と前記マーカーとを含む領域を前記照射範囲として設定することを特徴とする請求項5記載の放射線画像撮影方法。
JP2009088755A 2009-04-01 2009-04-01 放射線画像撮影装置および方法 Abandoned JP2010239997A (ja)

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