JP2010239914A - ペット用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】尿吸収体を効率良く使用することができ、悪臭を発生させ難いペット用トイレを提供すること。
【解決手段】本発明のペット用トイレ1は、トイレ本体2、及びトイレ本体2内を上層部分Aと下層部分Bとに区画する仕切部材3を備え、上層部分Aに便床を形成する粒状物20を収容すると共に下層部分Bに尿吸収体21を収容して使用するものである。下層部分Bに、尿吸収体21の収容部6が水平方向に複数並べて配置されている。隣接する収容部6,6の境界(仕切壁45)の上方に、隣接する収容部6,6内の何れかに尿を誘導する尿誘導部材7が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、猫や犬等のペットの排泄物の処理に用いられるペット用トイレに関する。
猫や犬等のペットの排泄物を処理するためのペット用トイレとして、トイレ本体を簀の子等の液通過構造を有する仕切部材により上下に区画して、上層部分に例えば猫砂やトイレ砂等の便床を形成する粒状物を収容し、下層部分のトレーに例えば吸水性樹脂、植物性繊維、パルプ等からからなる尿吸収マット等の尿吸収体を収容して使用するものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。これらのペット用トイレは、上層部分に収容された粒状物が、ペットが排泄する尿を素早く通過させ、通過した尿を簀の子の通液孔を介して下層部分に落下させ、落下した尿を下層部分のトレーに収容された尿吸収体に積極的に吸収させるものである。
ところで、猫や犬等は、ペット用トイレの便床の一定の場所で排泄する習性があるため、その下方に位置する尿吸収体の一部しか使用されないことがある。例えば便床全体が平面視して矩形形状の場合、猫は主に、その長手方向一端側又は他端側で排泄するため、尿吸収体の使用部分も長手方向端部に集中する傾向がある。そのため、尿吸収体をトレーから取り出し、前後の位置を入れ替えて、尿吸収体の汚れていない部分をペットが排尿する場所にくるようにして使用されることがある。このような尿吸収体の入れ替え作業により、尿吸収体における尿を吸収していない部分を有効に利用できることになり、尿吸収体の使用期間を長くすることができる。しかし、尿吸収体の入れ替え作業は、手に尿が付着するおそれがあるため衛生面で問題があり、また、尿の吸収により尿吸収体の重量が増え且つ剛性が低下していて尿吸収体の取り扱いが困難になっているため、多大な手間を要する。
特許文献4には、尿吸収体の入れ替え作業を簡便且つ衛生的に行えるようにしたペット用トイレが記載されている。特許文献4に記載のペット用トイレは、尿吸収体としての吸液シートを収容するトレーが、トイレ本体の前方から引き出されて取り外され、前後の位置を入れ替えてトイレ本体に収容できるようになっており、吸液シートをトレーから取り出すことなく簡単にその前後方向を入れ替えることができるようになっている。
特開平7−67489号公報 特開2003−180182号公報 特開2002−84909号公報 特開2007−000124号公報
特許文献4に記載のペット用トイレは、尿吸収体を収容するトレーが複数に区画されておらず、該トレーの底面全体を被覆可能な大きさを有する吸液シートを用い、その前後方向を該トレー毎入れ替えることによって、吸液シート全体を有効活用できるようにしている。そのため、特許文献4に記載のペット用トイレは、吸液シート全体に尿を吸収させるのに要する時間が長く(即ち吸液シートの交換サイクルが長く)、吸液シートを効率良く使用するという点で改良の余地があった。また、吸液シートが尿を吸収した状態で長時間放置されるため、悪臭が発生し易いという問題があった。
従って本発明の課題は、尿吸収体を効率良く使用することができ、悪臭が発生し難いペット用トイレを提供することにある。
本発明は、トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容して使用するペット用トイレであって、前記下層部分に、尿吸収体の収容部が水平方向に複数並べて配置されており、隣接する前記収容部の境界の上方に、隣接する該収容部内の何れかに尿を誘導する尿誘導部材が設けられているペット用トイレを提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明のペット用トイレは、尿吸収体を効率良く使用することができ、悪臭を発生させ難い。
図1は、本発明のペット用トイレの第1実施形態の使用状態における長手方向に沿った断面を模式的に示す断面図である。 図2は、図1に示すペット用トイレの模式的な分解斜視図である。 図3は、本発明のペット用トイレの第2実施形態の図1相当図である。 図4は、図3に示すペット用トイレにおける上層部分を構成する容器の模式的な斜視図である。
以下、本発明のペット用トイレについて、その好ましい一実施形態である第1実施形態に基づき図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明のペット用トイレの第1実施形態の使用状態(粒状物及び尿吸収体を収容した状態)における長手方向に沿った断面(隣接する尿吸収体の収容部の境界と直交する方向に沿った断面)を模式的に示す断面図、図2は、図1に示すペット用トイレの模式的な分解斜視図である。第1実施形態のペット用トイレ1は、トイレ本体2、及びトイレ本体2内を上層部分Aと下層部分Bとに区画する仕切部材3を備え、上層部分Aに便床を形成する粒状物20を収容すると共に下層部分Bに尿吸収体21を収容して使用するものである。
第1実施形態のペット用トイレ1は、図1及び図2に示すように、上部開口を有する外容器4と、外容器4内に着脱自在に装着される内容器5とを備えている。外容器4及び内容器5は、何れも平面視して略矩形形状(即ち上部開口及び底部41cが略矩形形状)であり、その四辺の周縁部が全て起立した形態を有するトレー状のものである。外容部4の側壁部41a,41b及び底部41cによって囲まれた内側は、内容器5の収容部及び尿吸収体21の収容部となり、内容器5の側壁部51a,51b及び底部51cによって囲まれた内側は、粒状物20の収容部となる。尚、外容器4の側壁部41a及び内容器5の側壁部51aは、トイレ本体2(外容器4、内容器5)の長手方向に延びる側壁部であり、外容器4の側壁部41b及び内容器5の側壁部51bは、該長手方向と直交する方向(幅方向)に延びる側壁部である。
外容器4は、図1に示すように、側壁部41a,41bの上端部にフランジ部42を有している。フランジ部42には垂下壁部43が設けられており、この垂下壁部43の外周面には、内容器5の後述する嵌合凹部54に嵌合する嵌合凸部44が設けられている。また、内容器5は、側壁部51a,51bの上端部にフランジ部52を有している。フランジ部52には、図1に示すように垂下壁部53が設けられており、垂下壁部53の内周面には、外容器4の嵌合凸部44が嵌合する嵌合凹部54が設けられている。尚、図1には、トイレ本体2の長手方向に延びる側壁部41a及び側壁部51aが図示されていないが、これらの側壁部41a,51aについても、前述した側壁部41b,51bと同様に構成されている。
内容器5の底部51cは、液通過構造を有する仕切部材3を含んで構成されている。即ち、仕切部材3は内容器5の一部である。仕切部材3は、平面視して略矩形形状の板状部材からなり、該仕切部材3を厚み方向に貫通する、平面視して略矩形形状の貫通孔31を多数有している。多数の貫通孔31は、仕切部材3の長手方向及び幅方向それぞれに所定間隔を置いて配置されている。貫通孔31は、上層部分A(内容器5内)の液を下層部分Bに通過させるための通液孔として機能する。
外容器4及び内容器5の大きさは特に制限されない。外容器4は、例えば長辺が300〜600mm、短辺が200〜400mmの平面矩形形状を有し、側壁部41a,41bの高さが70〜200mmである。また内容器5は、例えば長辺が295〜595mm、短辺が195〜395mmの平面矩形形状を有し、側壁部51a,51bの高さが30〜170mmである。尚、ここに示した外容器4及び内容器5の各部の寸法は、内寸法(容器4,5の内側の寸法)である。
ペット用トイレ1は、図1に示すように外容器4の上方から内容器5をはめ込んだ状態において、内容器5の底部51cを構成する仕切部材3と外容器4の底部41cとの間(下層部分B)に、尿吸収体21の収容空間Sが形成されるよう構成されている。収容空間Sには、尿吸収体21の収容部6が水平方向(図1の左右方向、内容器5の長手方向)に複数(第1実施形態では2つ)並べて配置されている。収用空間Sは、尿吸収体21が尿を吸収して膨らんでも仕切部材3に接触せず且つ使用期間内に尿が溢れることがないような、十分な尿吸収体収用部の容量が確保できるように、適宜設計されることが望ましい。
収容部6は、図2に示すように平面視して略矩形形状(即ち上部開口及び底部61cが略矩形形状)であり、その四辺の周縁部が全て起立した形態を有するトレー状のものである。収容部6の側壁部61a,61b及び底部61cによって囲まれた内側が、尿吸収体21の収容部となる。収容部6の側壁部61a,61bは、その高さが収容部6に収容される尿吸収体21の厚みを超え且つその上端が仕切部材3に接触しないようになされている。仕切部材3と側壁部61a,61bの上端との離間距離H1(図1参照)は、好ましくは3〜40mm、更に好ましくは5〜10mmである。
複数の収容部6は、外容器4の底部41cの上面に載置される。底部41cの上面には、該上面から上方(仕切部材3)に向かって立設する仕切壁45が設けられており、仕切壁45によって該上面は、複数の収容部6と同数の領域(第1実施形態では2つの領域)に区画されている。仕切壁45は、外容器4の底部41cに複数の収容部6を水平方向(外容器4の長手方向)に複数並べて配置したときに、隣接する収容部6,6の境界に位置し、平面視して外容器4の幅方向(長手方向と直交する方向)に延びる直線状であり、外容器4内の幅方向の全長に亘っている。
但し、仕切壁45は、後述するようにトイレ本体2から引き出し可能になされている収容部6の出し入れを妨げないように設置されていれば良く、図2に示す如き、外容器4内の幅方向の全長に亘るものに制限されず、外容器4内の幅方向において部分的に設置されていても良い。例えば、外容器4内の幅方向の全長に満たない、1又は複数の仕切壁が、該幅方向に沿って列を成すように設置されていても良い。また、仕切壁45の高さは特に制限されず、図1に示すように収容部6の側壁部61a,61bの高さよりも低くしても良く、あるいは後述する尿誘導部材7の機能を妨げない範囲で、側壁部61a,61bの高さよりも高くし、更には仕切部材3に当接させても良い。
収容部6は、トイレ本体2から引き出し可能になされている。図2に示すように、収容部6の引き出し方向Xは、外容器4(トイレ本体2)の長手方向と直交する方向(幅方向)と平行である。外容器4の長手方向に沿って延びる、相対向する一対の側壁部41a,41aのうちの一方には、下層部分Bに相当する部分に、複数の収容部6の数と同数の開口部42(第1実施形態では2つの開口部)が該長手方向に所定間隔を置いて列を成すように形成されている。開口部6の形状及び大きさは、収容部6の引き出し方向Xと直交する方向の断面形状及び大きさと略同じになされており、開口部42から収容部6を引き出しあるいは挿入することができるようになされている。収容部6の引き出し方向Xの長さは、外容器4の幅方向の長さと略同じである。収容部6の引き出し方向Xの前端側の側壁部61aの中央部には、収容部6を引き出す際に指を引っ掛けることが可能な凹部62が形成されている。
図1に示すように、隣接する収容部6,6の境界の上方には、隣接する収容部6,6内の何れかに尿を誘導する尿誘導部材7が設けられている。第1実施形態においては、尿誘導部材7は仕切部材3(内容器5の底部51c)の下方(下層部分B)に設けられている。より具体的には、尿誘導部材7は、仕切部材3の下面(下層部分B側の面)3bに取り付けられており、隣接する収容部6,6の境界に位置する仕切壁45及びその近傍の側壁部61b,61bの上方(真上)に位置し、仕切壁45の全長(外容器4内の幅方向の全長)に亘って連続している。尿誘導部材7は液通過構造を有していない。
このように、隣接する収容部6,6の境界の上方に尿誘導部材7が設けられていることにより、上層部分Aに存する尿あるいは尿を吸収して自己崩壊した粒状物20は、下層部分Bにおいて該境界及びその近傍には落下せずに、これらの部分の両側に位置する収容部6内の尿吸収体21上に落下するようになり、これにより斯かる部分の尿付着による汚染が防止される。本発明のように、収容スペースの底部に尿吸収体を水平方向に複数並べて配置する形態は、特許文献4に記載の如く、収容スペースの底部の略全域を被覆し得る大きさを有する尿吸収体を該底部に1枚配置する形態に比して、尿吸収体全体に尿を吸収させる(即ち尿吸収体を使い切る)のに要する時間が短く、尿吸収体を効率的に使用することができるという利点を有する反面、隣接する尿吸収体の境界に両尿吸収体の接触を妨げる仕切壁45や側壁部61の如き壁材を設けた場合には(斯かる壁材は、効率的な尿吸収体の使用の観点からは設けることが望ましい)、該壁材に尿が付着して汚染されるという不都合を引き起こすおそれがある。これに対し、前述の如き尿誘導部材7を設けることにより、斯かる不都合を解消しつつ、尿吸収体を効率的に使用することが可能となる。
尿誘導部材7は、図1に示すように、隣接する収容部6,6の境界の上方から各収容部6,6の内方に向けて斜め下方に延びる斜面71,71を有している。より具体的には、尿誘導部材7は、図1に示すように、トイレ本体2の長手方向(隣接する収容部6,6の境界と直交する方向)に沿った断面視において略逆V字状部分を有しており、その逆V字状部分の頂部が、隣接する収容部6,6の境界に位置する仕切壁45の真上に位置し且つ仕切部材3の下面3bと接合されており、且つ下端(逆V字状部分の先端)が収容部6の上方に位置している。尿誘導部材7の斜面71は、この仕切部材3との接合部(頂部)と下端との間に存している。
尿を収容部6内により確実に誘導する観点から、尿誘導部材7の下端(逆V字状の先端)と該尿誘導部材7の下方(真下)に位置する収容部6の側壁部61bの上端とはある程度離間していることが好ましく、その離間距離H2(図1参照)は、好ましくは2mm以上、更に好ましくは5〜10mmである。また同様の観点から、斜面71の鉛直方向に対する傾斜角度〔斜面71よりも下方に位置し且つ鉛直方向に延びる仮想直線(図1中、点線で示す直線)と斜面71とのなす角度〕θは、好ましくは30°以上、更に好ましくは90〜120°である。
ペット用トイレ1の構成部材(仕切部材3、外容器4、内容器5、収容部6、尿誘導部材7等)の材質は、耐食性を有するものであれば特に制限はない。軽量で取り扱い易く、成形性が良い等の点から、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の汎用の合成樹脂で一体成形されたものが好ましい。また、ペット用トイレ1の構成部材は、表面に撥水加工や抗菌加工が施されたものを用いることがより好ましい。
上層部分Aに収容される粒状物20としては、当該技術分野において猫砂やトイレ砂等として用いられている粒状物を特に制限無く用いることができる。粒状物20は、好ましくは、植物由来の素材の粉砕物、合成樹脂、粘土鉱物等の成分の1種以上を含んで構成され、成形された成形物が挙げられる。粒状物20の形状は、図1に示す如き円筒形状に限定されず、例えば球状、立方体、直方体等とすることができる。粒状物20としては、本出願人の先の出願に係る特許第3788625号公報に記載の排泄物処理剤を用いることもできる。
下層部分B(収容部6)に収容される尿吸収体21としては、当該技術分野において尿を吸収保持し得るものを特に制限無く用いることができる。尿吸収体21は、好ましくは、パルプ繊維、粘土鉱物系材料、高分子吸収材料等の成分の1種以上を含む原料を板状(シート状)に成形したものである。板状の尿吸収体21の平面視における形状及びその大きさは、収容部6の底部61cの平面視における形状(矩形形状)及びその大きさと略同じである。板状の尿吸収体21の厚みは、好ましくは3〜20mmである。尿吸収体21としては、本出願人の先の出願に係る特許第3338700号公報に記載の排尿処理成形物を用いることもできる。
第1実施形態のペット用トイレ1は、図1に示すように、仕切部材3の上面3aの全面に適量の粒状物20を敷設して上層部分Aに粒状物20の層を形成すると共に、下層部分Bの各収容部6の底部61cの全面に尿吸収体21を敷設して使用する。上層部分Aに収容された粒状物20は、ペットが排泄する尿を素早く通過させ、この通過した尿は、液通過構造を有する仕切部材3の貫通孔31を介して下層部分Bの尿吸収体21上に落下し、該尿吸収体21に吸収される。第1実施形態のペット用トイレ1は、犬、猫、ウサギ、ハムスター等の動物用トイレとして使用できる。
第1実施形態のペット用トイレ1によれば、尿吸収体21の収容部6が水平方向(トイレ本体2の長手方向)に複数並べて配置されており、これにより複数の尿吸収体21が、外容器4の底部41c上に仕切壁45及びその近傍の側壁部61bを挟んで並べて敷設されるため、特許文献4に記載の如く、吸液シートを収容するトレーの底面全体を被覆可能な大きさを有する1枚の吸液シートを用いる場合に比して、尿吸収体21全体に尿を吸収させるのに要する時間が短く(即ち尿吸収体21の交換サイクルが短く)、尿吸収体21を効率的に使用することができる。また、尿吸収体21が尿を吸収した状態で放置される時間が比較的短いため、悪臭(尿臭)が発生し難い。また、収容部6がトイレ本体2から引き出し可能になされているため、尿吸収体21の交換作業を容易且つ衛生的に行うことができる。
また、下層部分Bにおいて、隣接する収容部6,6の境界に位置する仕切壁45及びその近傍の側壁部61b,61bは、尿吸収能を有しておらず尿が付着することが望ましくない部分であるところ、該部分の上方には、該部分への尿の落下を防止し且つ該部分の両側に位置する収容部6,6内の何れかに尿を誘導する尿誘導部材7が設けられているため、第1実施形態のペット用トイレ1は、そのような不都合を発生し難く、衛生的に使用できる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。後述する他の実施形態については、先に詳述した第1実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
図3は、本発明のペット用トイレの第2実施形態の図1相当図(ペット用トイレの長手方向に沿った断面図)、図4は、図3に示すペット用トイレにおける上層部分(内容器)の模式的な斜視図である。第2実施形態のペット用トイレ1は、尿誘導部材の構成及び配置の点で第1実施形態と異なっている。
第2実施形態においては、尿誘導部材8は仕切部材3(内容器5の底部51c)の上方(上層部分A)に設けられている。より具体的には、尿誘導部材8は、仕切部材3の上面(上層部分A側の面)3aに取り付けられており、隣接する収容部6,6の境界に位置する仕切壁45及びその近傍の側壁部61b,61bの上方(真上)に位置し、仕切壁45の全長(内容器5内の幅方向の全長)に亘って連続している。尿誘導部材8は液通過構造を有していない。
このように、尿誘導部材8が仕切部材3の上方(上層部分A)に設けられていることにより、第1実施形態のように仕切部材3の下方(下層部分B)に尿誘導部材を設ける場合に比して、仕切部材3と収容部6の側壁部61a,61bの上端との離間距離H1(図3参照)を短くすることができるため、トイレ本体2全体の高さを低く設計することが可能となり、これによりトイレ全体のコンパクト化による製造コストの低減を図ることができる。また、トイレ2全体の高さが低くなることで、子猫等の小型のペットでも容易に使用できるようになる。
尿誘導部材8は、図3に示すように、隣接する収容部6,6の境界(仕切壁45)の上方から各収容部6,6の内方に向けて斜め下方に延びる斜面81,81を有している。より具体的には、尿誘導部材8は、図3に示すように、トイレ本体2の長手方向(隣接する収容部6,6の境界と直交する方向)に沿った断面視において略二等片三角形形状部分を有しており、その二等片三角形形状部分の頂部が、隣接する収容部6,6の境界に位置する仕切壁45の真上に位置し、且つ下部が仕切部材3の上面3aと接合されている。斜面81の鉛直方向に対する傾斜角度θ(図3参照)は、第1実施形態における斜面71の傾斜角度θ(図1参照)と同じ範囲に設定することが好ましい。
また第2実施形態においては、図3及び図4に示すように、尿誘導部材8によって上層部分Aが水平方向に複数に区画されており、これにより上層部分Aに粒状物21の収容部が複数形成されている。より具体的には、尿誘導部材8は、その前記二等片三角形形状部分の頂部から内容器5の上部開口に向かって立設し且つ内容器5内の幅方向の全長に亘って延びる仕切壁82を有しており、この仕切壁82によって、内容器5内が長手方向に2つの領域に区画され、各領域がそれぞれ独立した粒状物20の収容部となっている。
このように、尿誘導部材8によって上層部分Aが水平方向に複数に区画されていることにより、粒状物20の収容部が複数独立して存するようになり、これにより粒状物20の尿付着による汚染範囲を限定することが可能となり、各該収容部単位で粒状物20の交換作業を行うことが可能となる。このような、上層部分Aを水平方向に複数に区画することによる効果を一層確実に奏させるようにする観点から、仕切壁82は、内容器5内に所定量の粒状物20を収容したときに、該粒状物20の層から該仕切壁82の先端が突出可能な高さを有していることが好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、外容器4及び内容器5の平面視における形状(上部開口及び底部の形状)は、前記実施形態の如き矩形形状に限定されず、円形、楕円形等であっても良い。但し、ペットの排泄に関する習性を考慮すると、平面視して一方向が相対的に長い形状を有していることが好ましい。また、収容部6は3つ以上あっても良い。
また、前記実施形態では、収容部6の引き出し方向Xは、外容器4の幅方向と平行であったが、外容器4の長手方向と平行であっても良い。その場合、引き出し可能な収容部6を外容器4(トイレ本体2)に挿入するための開口部は、例えば、外容器4の幅方向に沿って延びる、相対向する一対の側壁部41b,41bのうちの一方又は両方に設けることができる。但し、このように収容部6の引き出し方向を外容器4の長手方向と平行とした場合でも、隣接する収容部6,6の境界(仕切壁45)は、前記実施形態のように、外容器4の幅方向と平行であることが好ましい。その理由は、猫等は、平面視して矩形形状の便床(内容器5の底部51c)において、その長手方向一端側又は他端側で排泄する習性があるところ、複数の尿吸収体21のうちの1つに集中的に尿を吸収させて尿吸収体の使用効率を高めるためには、尿吸収体の収容部6を便床の長手方向に沿って複数並べて配置することが好ましいためである。
また、本発明に係る尿吸収体の複数の収容部は、トイレ本体から引き出し可能になされていなくても良く、例えば、下層部分Bを構成する外容器4の如きトレー状の箱体の底部の上面が仕切壁で複数に区画されて形成されていても良く、この各区画が尿吸収体の収容部となる。
1 ペット用トイレ
2 トイレ本体
3 仕切部材
4 外容器
5 内容器
6 収容部
7,8 尿誘導部材
20 粒状物
21 尿吸収体
A 上層部分
B 下層部分

Claims (5)

  1. トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容すると共に該下層部分に尿吸収体を収容して使用するペット用トイレであって、
    前記下層部分に、前記尿吸収体の収容部が水平方向に複数並べて配置されており、
    隣接する前記収容部の境界の上方に、隣接する該収容部内の何れかに尿を誘導する尿誘導部材が設けられているペット用トイレ。
  2. 前記尿誘導部材が前記仕切部材の下方に設けられている請求項1記載のペット用トイレ。
  3. 前記尿誘導部材が前記仕切部材の上方に設けられている請求項1記載のペット用トイレ。
  4. 前記尿誘導部材によって前記上層部分が水平方向に複数に区画されており、これにより該上層部分に前記粒状物の収容部が複数形成されている請求項1〜3の何れかに記載のペット用トイレ。
  5. 前記収容部が前記トイレ本体から引き出し可能になされている請求項1〜4の何れかに記載のペット用トイレ。
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