JP2010239706A - 電動機用ステータ又はロータとその製造方法 - Google Patents

電動機用ステータ又はロータとその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010239706A
JP2010239706A JP2009083357A JP2009083357A JP2010239706A JP 2010239706 A JP2010239706 A JP 2010239706A JP 2009083357 A JP2009083357 A JP 2009083357A JP 2009083357 A JP2009083357 A JP 2009083357A JP 2010239706 A JP2010239706 A JP 2010239706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
stator
coil
resin material
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009083357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5284847B2 (ja
Inventor
Kazuhito Hiraga
一仁 平賀
Mitsuhiro Okamura
光浩 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009083357A priority Critical patent/JP5284847B2/ja
Publication of JP2010239706A publication Critical patent/JP2010239706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5284847B2 publication Critical patent/JP5284847B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】コイルをスロットに一体化し、コイルがスロット内で移動することを防ぐことができる電動機用ステータ又はロータとその製造方法とを提供する。
【解決手段】電動機用ステータ又はロータ11は、スロット12の壁面を被覆する樹脂材料からなる絶縁被覆層14と、絶縁被覆層14を介してスロット12に一体化されたコイル13とを備える。前記樹脂材料は、熱硬化性樹脂であってもよい。電動機用ステータ又はロータ11は、スロット12の壁面を樹脂材料で被覆する工程と、該樹脂材料で被覆されたスロット12内にコイル13を収容する工程と、該コイル13が収容されたスロット12を熱処理して、該スロット12の壁面を被覆する絶縁被覆層14を形成すると共に、該絶縁被覆層14を介してコイル13をスロット12に一体化する工程とを備える方法により、有利に製造することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータとその製造方法とに関するものである。
スロット内にコイルを備える電動機用ステータは、一般的に、スロット内に樹脂製絶縁体、紙と樹脂材料とを複合化してなる絶縁紙等の絶縁部材が設けられ、該絶縁部材によりコイルとコアとの間が絶縁されている。また、スロット内にコイルを備える電動機用ステータにおいて、全体に絶縁ワニスが塗布されたコイルを備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
そこで、コイルがスロット内で移動して絶縁不良が生じることを防ぐために、スロット内に前記絶縁部材が設けられた電動機用ステータにおいて、コイルを絶縁ワニスで絶縁部材に一体化することが考えられる。
しかしながら、絶縁ワニスで絶縁部材に一体化されたコイルを備える電動機用ステータは、絶縁ワニスと絶縁部材とで材料が異なるために絶縁ワニスと絶縁部材との間の結合力が低く、コイルの絶縁部材への固着が不十分となるという不都合がある。また、絶縁部材とスロットとが別体であるので、コイルがスロット内で移動することを防ぐことができないという不都合もある。
さらに、絶縁部材とスロットとが別体であり、絶縁部材とスロットとの間に間隙があるために、コイルで発生したジュール熱が電動機用ステータへ放熱されにくいという不都合もある。
また、スロット内にコイルを備える電動機用ロータにおいても、前記電動機用ステータと同一の前記不都合がある。
特開2004−194398号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、コイルをスロットに一体化し、コイルがスロット内で移動することを防ぐことができるとともに、高い放熱性を備える電動機用ステータ又はロータとその製造方法とを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、第1発明の電動機用ステータ又はロータは、スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータにおいて、該スロットの壁面を被覆する樹脂材料からなる絶縁被覆層と、該絶縁被覆層を介して該スロットに一体化されたコイルとを備えることを特徴とする。
第1発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、コイルは、スロットの壁面を被覆する絶縁被覆層を介して該スロットに一体化されている。したがって、第1発明の電動機用ステータ又はロータによれば、コイルがスロット内で移動することを防ぐことができる。
また、第1発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、樹脂材料からなる絶縁被覆層は、スロットの壁面を被覆するとともに該壁面に密着しているので、良好な熱伝導性を得ることができる。したがって、第1発明の電動機用ステータ又はロータは、高い放熱性を得ることができる。
また、第1発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、前記樹脂材料は、熱可塑性樹脂であってもよいが、金属であるスロットとの接着性に優れていることから、熱硬化性樹脂であることが好ましい。また、前記樹脂材料に熱硬化性樹脂を用いた場合には、前記電動機用ステータ又はロータが高温下にあるときでも、前記絶縁被覆層の溶融や劣化が抑制され、該絶縁被覆層とスロットとの間の接着を維持することができる。
また、前記目的を達成するために、第2発明の電動機用ステータ又はロータは、スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータにおいて、該スロットの壁面を被覆する第1の樹脂材料からなる絶縁被覆層と、該絶縁被覆層上に設けられた第2の樹脂材料からなる樹脂層と、該絶縁被覆層及び該樹脂層を介して該スロットに一体化されたコイルとを備えることを特徴とする。
第2発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、スロットの壁面に絶縁被覆層が固着され、該絶縁被覆層上に樹脂層が形成されている。このとき、絶縁被覆層と樹脂層とがいずれも樹脂材料からなり親和性に優れることにより、該絶縁被覆層と該樹脂層とが互いに強固に固着し一体化している。
そして、コイルは、前記絶縁被覆層及び前記樹脂層を介してスロットに一体化されている。したがって、第2発明の電動機用ステータ又はロータによれば、コイルがスロット内で移動することを防ぐことができる。
また、第2発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、第1の樹脂材料からなる絶縁被覆層は、スロットの壁面を被覆するとともに該壁面に密着しているので、第1発明の電動機用ステータ又はロータと同じ理由で、高い放熱性を得ることができる。
また、第2発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、第1の樹脂材料は、熱可塑性樹脂であってもよいが、金属であるスロットとの接着性に優れていることから、熱硬化性樹脂であることが好ましい。また、第1の樹脂材料に熱硬化性樹脂を用いた場合には、前記電動機用ステータ又はロータが高温下にあるときでも、前記絶縁被覆層の溶融や劣化が抑制され、該絶縁被覆層とスロットとの間の接着を維持することができる。
また、第2発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、第2の樹脂材料は、第1の樹脂材料とは異なる樹脂であってもよいが、第1の樹脂材料と同一樹脂であることが好ましい。第2の樹脂材料が第1の樹脂材料と同一樹脂である場合には、前記絶縁被覆層と前記樹脂層とがより強固に密着することとなり、コイルがスロット内で移動することを確実に防ぐことができる。
また、前記第1,第2発明の電動機用ステータ又はロータにおいて、前記樹脂材料は、該樹脂材料よりも高い熱伝導性を備える添加物を含有することが好ましい。前記構成を備える第1発明の電動機用ステータ又はロータによれば、前記樹脂材料からなる絶縁被覆層の熱伝導性を向上させることができ、より高い放熱性を得ることができる。また、前記構成を備える第2発明の電動機用ステータ又はロータによれば、第1の樹脂材料からなる絶縁被覆層と、第2の樹脂材料からなる樹脂層との熱伝導性を向上させることができ、より高い放熱性を得ることができる。
また、前記第1発明の電動機用ステータ又はロータは、該スロットの壁面を樹脂材料で被覆する工程と、該樹脂材料で被覆されたスロット内に該コイルを収容する工程と、該コイルが収容された該スロットを熱処理して、該スロットの壁面を被覆する絶縁被覆層を形成すると共に、該絶縁被覆層を介して該コイルを該スロットに一体化する工程とを備える方法により、有利に製造することができる。
また、前記第2発明の電動機用ステータ又はロータは、該スロットの壁面を第1の樹脂材料で被覆した後、熱処理して絶縁被覆層を形成する工程と、該絶縁被覆層を第2の樹脂材料で被覆する工程と、該絶縁被覆層及び第2の樹脂材料で被覆された該スロット内に該コイルを収容する工程と、該コイルが収容された該スロットを熱処理して、該絶縁被覆層の上に樹脂層を形成すると共に、該絶縁被覆層及び該樹脂層を介して該コイルを該スロットに一体化する工程とを備える方法により、有利に製造することができる。
また、前記いずれかの電動機用ステータ又はロータの製造方法において、前記熱処理は、前記コイルを前記スロットの壁面に押圧した状態で行うことが好ましい。このようにすることにより、コイルをスロットへより強固に固着することができる。
電動機用ステータ全体を示す説明的断面図。 第1実施形態の電動機用ステータの要部を拡大して示す説明的断面図。 図2に示す電動機用ステータの初期状態を示す説明的断面図。 図2に示す電動機用ステータの製造方法の第1工程を示す工程図。 図2に示す電動機用ステータの製造方法の第2工程を示す工程図。 第2実施形態の電動機用ステータの要部を拡大して示す説明的断面図。 図6に示す電動機用ステータの初期状態を示す説明的断面図。 図6に示す電動機用ステータの製造方法の第1工程を示す工程図。 図6に示す電動機用ステータの製造方法の第2工程を示す工程図。 図6に示す電動機用ステータの製造方法の第3工程を示す工程図。 図6に示す電動機用ステータの製造方法の第4工程を示す工程図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。まず、図1を参照して電動機用ステータ1について説明する。電動機用ステータ1は、積層電磁鋼板からなる環状体であって、内周面に雫形状の凹部からなるスロット2を複数備えるとともに、スロット2内に図示しないコイルを備えている。前記コイルは、絶縁被膜で被覆された導線からなり、スロット2に収容されている。
電動機用ステータ1の内周側には、電動機用ステータ1の内周面から所定の間隔を存して、環状のロータ3が配置される。また、電動機用ステータ1の内周面とロータ3の外周面との間には、環状の永久磁石4が配置される。
尚、電動機用ステータ1は、環状体の内周面にスロット2を備えるとしているが、内周面に代えて、外周面にスロット2を備えていてもよい。その場合には、環状のロータ3は、電動機用ステータ1の外周側に、電動機用ステータ1の外周面から所定の間隔を存して配置され、環状の永久磁石4は、電動機用ステータ1の外周面とロータ3の内周面との間に配置される。
次に、図2を参照して、第1実施形態の電動機用ステータ11について説明する。図2は、電動機用ステータ11において図1示の電動機用ステータ1のA部に対応する部分の拡大図である。第1実施形態の電動機用ステータ11は、スロット2に代えてスロット12を備え、図示しないコイルに代えてコイル13を備える以外は、図1に示す電動機用ステータ1と同一の構成を備えている。
図2に示す電動機用ステータ11において、スロット12は、壁面が樹脂材料からなる絶縁被覆層14により被覆されている。また、コイル13は、前記樹脂材料で被覆されていると共に、絶縁被覆層14を介してスロット12に一体化されている。したがって、第1実施形態の電動機用ステータ11によれば、コイル13がスロット12内で移動することを防ぐことができる。
また、電動機用ステータ11において、樹脂材料からなる絶縁被覆層14は、スロット12の壁面を被覆するとともに該壁面に密着しているので、良好な熱伝導性を得ることができる。したがって、電動機用ステータ11は、高い放熱性を得ることができる。
絶縁被覆層14を構成する前記樹脂材料としては、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。しかし、金属であるスロット12との接着性に優れていることから、前記樹脂材料は、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂であることが好ましい。また、前記樹脂材料に熱硬化性樹脂を用いた場合には、電動機用ステータ11が高温下にあるときでも、絶縁被覆層14の溶融や劣化が抑制され、該絶縁被覆層14とスロット12との間の接着を維持することができる。
また、絶縁被覆層14を構成する前記樹脂材料は、該樹脂材料よりも高い熱伝導性を備える添加物を含有することが好ましい。前記構成を備える電動機用ステータ11によれば、絶縁被覆層14の熱伝導性を向上させることができ、より高い放熱性を得ることができる。前記添加物としては、例えば、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、タルク、マイカ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、カーボンナノチューブ等を挙げることができる。
図2に示す第1実施形態の電動機用ステータ11は、次のようにして製造することができる。まず、図3に示すステータコア11aのスロット12の壁面を、図4に示すように、樹脂材料で被覆し、10〜1000μmの範囲の厚さを有する樹脂塗膜14aを形成する。前記樹脂材料は、例えばエポキシ樹脂であり、エポキシ樹脂よりも高い熱伝導性を備える添加物としての酸化アルミニウムを、80質量%以下の範囲で含有している。
次に、図5に示すように、樹脂塗膜14aが形成されたスロット12内に、前記絶縁被膜で被覆された導線からなるコイル13を挿入し収容する。
次に、コイル13をスロット12の壁面に押圧した状態で、コイル13が収容されたスロット12を50〜200℃の範囲の温度で10〜120分間熱処理する。前記熱処理により、樹脂塗膜14aから溶融した樹脂材料が、コイル13の周囲に付着すると共にコイル13の間隙に浸透し、その後、該樹脂材料が硬化する。
この結果、図2に示すように、スロット12の壁面を被覆する絶縁被覆層14が形成されると共に、該絶縁被覆層14を介してコイル13がスロット12に一体化され、コイル13がスロット12に固着された電動機用ステータ11を製造することができる。
前記熱処理は、コイル13をスロット12の壁面に押圧した状態で行わなくてもよいが、コイル13をスロット12の壁面に押圧した状態で行うことにより、コイル13をスロット12へより強固に固着することができる。
次に、図6を参照して、第2実施形態の電動機用ステータ21について説明する。図6は、電動機用ステータ21において図1示の電動機用ステータ1のA部に対応する部分の拡大図である。第2実施形態の電動機用ステータ21は、スロット2に代えてスロット22を備え、図示しないコイルに代えてコイル23を備える以外は、図1に示す電動機用ステータ1と同一の構成を備えている。
図6に示す電動機用ステータ21において、スロット22は、壁面が第1の樹脂材料からなる絶縁被覆層24により被覆されている。絶縁被覆層24は、スロット22の壁面に固着している。
絶縁被覆層24の上には、第2の樹脂材料からなる樹脂層25が設けられている。このとき、絶縁被覆層24と樹脂層25とがいずれも樹脂材料からなり親和性に優れることにより、該絶縁被覆層24と該樹脂層25とが互いに強固に固着し一体化している。
そして、コイル23は、第2の樹脂材料で被覆されていると共に、絶縁被覆層24及び樹脂層25を介してスロット22に一体化されている。したがって、第2実施形態の電動機用ステータ21によれば、コイル23がスロット22内で移動することを防ぐことができる。
また、電動機用ステータ21において、第1の樹脂材料からなる絶縁被覆層24は、スロット22の壁面を被覆するとともに該壁面に密着しているので、良好な熱伝導性を得ることができる。したがって、電動機用ステータ21は、高い放熱性を得ることができる。
絶縁被覆層24を構成する第1の樹脂材料としては、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。しかし、金属であるスロット22との接着性に優れていることから、第1の樹脂材料は、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂であることが好ましい。また、第1の樹脂材料に熱硬化性樹脂を用いた場合には、電動機用ステータ21が高温下にあるときでも、絶縁被覆層24の溶融や劣化が抑制され、該絶縁被覆層24とスロット22との間の接着を維持することができる。
さらに、第1の樹脂材料だけでなく、第2の樹脂材料もまた、前記熱硬化性樹脂であることが好ましい。第2の樹脂材料に熱硬化性樹脂を用いた場合には、電動機用ステータ21が高温下にあるときでも、樹脂層25の溶融や劣化が抑制され、該樹脂層25とコイル23との間の接着を維持することができる。
また、絶縁被覆層24を構成する第1の樹脂材料と、樹脂層25を構成する第2の樹脂材料とは、該樹脂材料よりも高い熱伝導性を備える添加物を含有することが好ましい。前記構成を備える電動機用ステータ21によれば、絶縁被覆層24及び樹脂層25の熱伝導性を向上させることができ、より高い放熱性を得ることができる。前記添加物としては、例えば、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、タルク、マイカ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、カーボンナノチューブ等を挙げることができる。
また、電動機用ステータ21において、第2の樹脂材料は、第1の樹脂材料とは異なる樹脂であってもよいが、第1の樹脂材料と同一樹脂であることが好ましい。第2の樹脂材料が第1の樹脂材料と同一樹脂である場合には、絶縁被覆層24と樹脂層25とがより強固に密着することとなり、コイル23がスロット22内で移動することを確実に防ぐことができる。
図6に示す第2実施形態の電動機用ステータ21は、次のようにして製造することができる。まず、図7に示すステータコア21aのスロット22の壁面を、図8に示すように、第1の樹脂材料で被覆し、5〜500μmの範囲の厚さを有する第1の樹脂塗膜24aを形成する。第1の樹脂材料は、例えばフェノール樹脂であり、フェノール樹脂よりも高い熱伝導性を備える添加物としての酸化ケイ素を、80質量%以下の範囲で含有している。
次に、図8に示す第1の樹脂塗膜24aが形成されたスロット22を、80〜250℃の範囲の温度で10〜120分間熱処理する。前記熱処理により、第1の樹脂塗膜24aが硬化して、図9に示すように、スロット22の壁面を被覆する絶縁被覆層24が形成され、該絶縁被覆層24がスロット22の壁面に固着される。
次に、スロット22の壁面を被覆する絶縁被覆層24を、図10に示すように、第2の樹脂材料で被覆し、5〜500μmの範囲の厚さを有する第2の樹脂塗膜25aを形成する。第2の樹脂材料は、例えばフェノール樹脂であり、フェノール樹脂よりも高い熱伝導性を備える添加物としての酸化ケイ素を、80質量%以下の範囲で含有している。
次に、図11に示すように、縁被覆層24及び第2の樹脂塗膜25aが形成されたスロット22内に、前記絶縁被膜で被覆された導線からなるコイル23を挿入し収容する。
次に、コイル23をスロット22の壁面に押圧した状態で、コイル23が収容されたスロット22を50〜200℃の範囲の温度で10〜120分間熱処理する。前記熱処理により、第2の樹脂塗膜25aから溶融した第2の樹脂材料が、コイル23の周囲に付着すると共にコイル23の間隙に浸透し、その後、第2の樹脂材料が硬化する。
この結果、図6に示すように、絶縁被覆層24の上に樹脂層25が形成されると共に、該絶縁被覆層24及び該樹脂層25を介してコイル23がスロット22に一体化され、コイル23がスロット22に固着された電動機用ステータ21を製造することができる。
前記熱処理は、コイル23をスロット22の壁面に押圧した状態で行わなくてもよいが、コイル23をスロット22の壁面に押圧した状態で行うことにより、コイル23をスロット22へより強固に固着することができる。
尚、第2実施形態の電動機用ステータ21の製造方法では、第1の樹脂塗膜24aが形成されたスロット22を熱処理して、第1の樹脂塗膜24aを硬化させるようにしているが、第1の樹脂塗膜24aは予め熱処理して半硬化の状態にされていてもよい。
本実施形態では、スロット12,22内にコイル13,23を備える電動機用ステータ11,21及びその製造方法について説明しているが、スロット内にコイルを備える電動機用ロータ及びその製造方法についても同一の方法が適用可能である。
次に、本発明の実施例及び比較例を示す。
本実施例では、まず、積層電磁鋼板製の環状体からなるステータコア11aのスロット12の壁面を、樹脂材料としての熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂で被覆し、300μmの厚さを有する樹脂塗膜14aを形成した。
次に、樹脂塗膜14aが形成されたスロット12内に、絶縁被膜で被覆され0.5mmの直径を有する導線からなるコイル13を挿入し収容した。
次に、コイル13が収容されたスロット12を、180℃の温度で1時間熱処理した。前記熱処理により、樹脂塗膜14aから溶融した樹脂材料が、コイル13の周囲に付着すると共にコイル13の間隙に浸透し、その後、該樹脂材料が硬化した。この結果、スロット12の壁面を被覆する絶縁被覆層14が形成されると共に、該絶縁被覆層14を介してコイル13がスロット12に一体化され、コイル13がスロット12に固着された電動機用ステータ11を得た。
次に、本実施例で得られた電動機用ステータ11に対して、次のようにして振動耐久試験を行った。前記振動耐久試験は、振動数が133Hz、振動加速度が90m/s、振動時間が上下方向4時間、左右方向2時間、前後方向2時間の条件で行われた。
次に、電動機用ステータ11に対して、目視によりクラックの有無を観察した。本実施例の電動機用ステータ11において、クラックは観察されなかった。
次に、本実施例で得られた電動機用ステータ11に対して、コイル13に10Aの電流を1時間印加することにより、コイル13からジュール熱を発生させた。電動機用ステータ11の表面温度を測定することにより、放熱性試験を行った。本実施例の電動機用ステータ11の表面温度は115℃であった。
本実施例では、まず、積層電磁鋼板製の環状体からなるステータコア21aのスロット22の壁面を、第1の樹脂材料としての熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂で被覆し、100μmの厚さを有する第1の樹脂塗膜24aを形成した。
次に、第1の樹脂塗膜24aが形成されたスロット22を、180℃の温度で1時間熱処理した。前記熱処理により、第1の樹脂塗膜24aが硬化し、スロット22の壁面を被覆する絶縁被覆層24が形成され、該絶縁被覆層24がスロット22の壁面に確実に固着された。
次に、スロット22の壁面を被覆する絶縁被覆層24を、第2の樹脂材料として第1樹脂材料と同一のエポキシ樹脂で被覆し、300μmの厚さを有する第2の樹脂塗膜25aを形成した。
次に、絶縁被覆層24及び第2の樹脂塗膜25aが形成されたスロット22内に、絶縁被膜で被覆され0.5mmの直径を有する導線からなるコイル23を挿入し収容した。
次に、コイル23が収容されたスロット22を、180℃の温度で1時間熱処理した。前記熱処理により、第2の樹脂塗膜25aから溶融した第2の樹脂材料が、コイル23の周囲に付着すると共にコイル23の間隙に浸透し、その後、第2の樹脂材料が硬化した。この結果、絶縁被覆層24の上に樹脂層25が形成されると共に、該絶縁被覆層24及び該樹脂層25を介してコイル23がスロット22に一体化され、コイル23がスロット22に固着された電動機用ステータ21を得た。
次に、本実施例で得られた電動機用ステータ21に対して、実施例1と全く同一にして、振動耐久試験を行った。本実施例の電動機用ステータ21において、クラックは観察されなかった。
次に、本実施例で得られた電動機用ステータ21に対して、実施例1と全く同一にして、放熱性試験を行った。本実施例の電動機用ステータ21の表面温度は118℃であった。
本実施例では、実施例2と全く同一にして、積層電磁鋼板製の環状体からなるステータコア21aのスロット22の壁面に、絶縁被覆層24と第2の樹脂塗膜25aとを形成した。
次に、絶縁被覆層24及び第2の樹脂塗膜25aが形成されたスロット22を、120℃の温度で10分間熱処理した。前記熱処理により、第2の樹脂塗膜25aが半硬化状態になり、より安定化された。
次に、絶縁被覆層24及び半硬化状態の第2の樹脂塗膜25aが形成されたスロット22内に、絶縁被膜で被覆され0.5mmの直径を有する導線からなるコイル23を挿入し収容した。
次に、コイル23が収容されたスロット22を、実施例2と全く同一にして熱処理した。以上により、絶縁被覆層24の上に樹脂層25が形成されると共に、該絶縁被覆層24及び該樹脂層25を介してコイル23がスロット22に一体化され、コイル23がスロット22に固着された電動機用ステータ21を得た。
次に、本実施例で得られた電動機用ステータ21に対して、実施例1と全く同一にして、振動耐久試験を行った。本実施例の電動機用ステータ21において、クラックは観察されなかった。
次に、本実施例で得られた電動機用ステータ21に対して、実施例1と全く同一にして、放熱性試験を行った。本実施例の電動機用ステータ21の表面温度は118℃であった。
〔比較例〕
本比較例では、まず、積層電磁鋼板製の環状体からなる電動機用ステータのスロットの壁面に、紙と樹脂材料とを複合化してなる絶縁紙を挿入した。
次に、絶縁紙が挿入されたスロット内に、絶縁被膜で被覆され0.5mmの直径を有する導線からなるコイルを挿入し収容した。
次に、コイルが収容されたスロット内に、絶縁ワニスとしての不飽和ポリエステルワニスを滴下しながら150℃の温度で1時間加熱した後、さらに、該絶縁ワニスを滴下し、180℃の温度で1時間加熱した。前記加熱により、絶縁ワニスが硬化し、絶縁ワニスでコイルが絶縁紙に一体化された電動機用ステータを得た。
次に、本比較例で得られた電動機用ステータに対して、実施例1と全く同一にして、振動耐久試験を行った。本比較例の電動機用ステータでは、絶縁紙と絶縁ワニスとの間にクラックが観察された。
次に、本比較例で得られた電動機用ステータに対して、実施例1と全く同一にして、放熱性試験を行った。本比較例の電動機用ステータの表面温度は130℃であった。
前記振動耐久試験の結果から、実施例1の電動機用ステータ11及び実施例2,3の電動機用ステータ21は、コイル13,23がスロット12,22内で移動することを防ぐことができることが明らかである。一方、比較例の電動機用ステータは、コイルがスロット内で移動することを防ぐことができないことが明らかである。
また、前記放熱性試験の結果から、実施例1の電動機用ステータ11及び実施例2,3の電動機用ステータ21は、比較例の電動機用ステータと比較して、高い放熱性を備えることが明らかである。
11…電動機用ステータ又はロータ、 12…スロット、 13…コイル、 14…絶縁被覆層、 21…電動機用ステータ又はロータ、 22…スロット、 23…コイル、 24…絶縁被覆層、 25…樹脂層。

Claims (13)

  1. スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータにおいて、
    該スロットの壁面を被覆する樹脂材料からなる絶縁被覆層と、
    該絶縁被覆層を介して該スロットに一体化されたコイルとを備えることを特徴とする電動機用ステータ又はロータ。
  2. 前記樹脂材料は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の電動機用ステータ又はロータ。
  3. スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータにおいて、
    該スロットの壁面を被覆する第1の樹脂材料からなる絶縁被覆層と、
    該絶縁被覆層上に設けられた第2の樹脂材料からなる樹脂層と、
    該絶縁被覆層及び該樹脂層を介して該スロットに一体化されたコイルとを備えることを特徴とする電動機用ステータ又はロータ。
  4. 第1の樹脂材料は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項3記載の電動機用ステータ又はロータ。
  5. 第2の樹脂材料は、第1の樹脂材料と同一樹脂であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電動機用ステータ又はロータ。
  6. 前記樹脂材料は、該樹脂材料よりも高い熱伝導性を備える添加物を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電動機用ステータ又はロータ。
  7. スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータの製造方法において、
    該スロットの壁面を樹脂材料で被覆する工程と、
    該樹脂材料で被覆されたスロット内に該コイルを収容する工程と、
    該コイルが収容された該スロットを熱処理して、該スロットの壁面を被覆する絶縁被覆層を形成すると共に、該絶縁被覆層を介して該コイルを該スロットに一体化する工程とを備えることを特徴とする電動機用ステータ又はロータの製造方法。
  8. 前記樹脂材料は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項7記載の電動機用ステータ又はロータの製造方法。
  9. スロット内にコイルを備える電動機用ステータ又はロータの製造方法において、
    該スロットの壁面を第1の樹脂材料で被覆した後、熱処理して絶縁被覆層を形成する工程と、
    該絶縁被覆層を第2の樹脂材料で被覆する工程と、
    該絶縁被覆層及び第2の樹脂材料で被覆された該スロット内に該コイルを収容する工程と、
    該コイルが収容された該スロットを熱処理して、該絶縁被覆層の上に樹脂層を形成すると共に、該絶縁被覆層及び該樹脂層を介して該コイルを該スロットに一体化する工程とを備えることを特徴とする電動機用ステータ又はロータの製造方法。
  10. 第1の樹脂材料は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項9記載の電動機用ステータ又はロータの製造方法。
  11. 第2の樹脂材料は、第1の樹脂材料と同一樹脂であることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の電動機用ステータ又はロータの製造方法。
  12. 前記樹脂材料は、該樹脂材料よりも高い熱伝導性を備える添加物を含有することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の電動機用ステータ又はロータの製造方法。
  13. 前記熱処理は、前記コイルを前記スロットの壁面に押圧した状態で行うことを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載の電動機用ステータ又はロータの製造方法。
JP2009083357A 2009-03-30 2009-03-30 電動機用ステータ又はロータの製造方法 Expired - Fee Related JP5284847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083357A JP5284847B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 電動機用ステータ又はロータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083357A JP5284847B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 電動機用ステータ又はロータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010239706A true JP2010239706A (ja) 2010-10-21
JP5284847B2 JP5284847B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=43093557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009083357A Expired - Fee Related JP5284847B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 電動機用ステータ又はロータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5284847B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105420A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Mitsubishi Electric Corp モータの絶縁構造及びその製造方法
JP2013128339A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Toyota Motor Corp モータ用ステータとその製造方法
JP2015228781A (ja) * 2014-06-03 2015-12-17 三菱電機株式会社 絶縁シートおよびこれを用いた電気機械
JP2017163797A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 本田技研工業株式会社 電動機用ステータの製造方法および電動機用ステータ
JP2019134677A (ja) * 2019-04-09 2019-08-08 本田技研工業株式会社 電動機用ステータの製造方法および電動機用ステータ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543203A (en) * 1977-06-09 1979-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method for manufacturing motor
JPH06327202A (ja) * 1993-05-17 1994-11-25 Toshiba Corp 電気機器のワニス含浸方法
JPH09308158A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Fuji Electric Co Ltd 低圧回転機固定子絶縁コイル
JP2000050552A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Toyota Motor Corp 回転電機
JP2000197296A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Ebara Corp 電機機器コイルの絶縁構造及びその製造方法
JP2008108756A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Nissan Motor Co Ltd 絶縁材並びに絶縁材を用いたモータステータの製造方法及び半導体装置に対する絶縁材の組み付け方法
JP2008271661A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Motor Corp ステータおよびその製造方法とモータ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543203A (en) * 1977-06-09 1979-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method for manufacturing motor
JPH06327202A (ja) * 1993-05-17 1994-11-25 Toshiba Corp 電気機器のワニス含浸方法
JPH09308158A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Fuji Electric Co Ltd 低圧回転機固定子絶縁コイル
JP2000050552A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Toyota Motor Corp 回転電機
JP2000197296A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Ebara Corp 電機機器コイルの絶縁構造及びその製造方法
JP2008108756A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Nissan Motor Co Ltd 絶縁材並びに絶縁材を用いたモータステータの製造方法及び半導体装置に対する絶縁材の組み付け方法
JP2008271661A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Motor Corp ステータおよびその製造方法とモータ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105420A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Mitsubishi Electric Corp モータの絶縁構造及びその製造方法
JP2013128339A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Toyota Motor Corp モータ用ステータとその製造方法
JP2015228781A (ja) * 2014-06-03 2015-12-17 三菱電機株式会社 絶縁シートおよびこれを用いた電気機械
JP2017163797A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 本田技研工業株式会社 電動機用ステータの製造方法および電動機用ステータ
JP2019134677A (ja) * 2019-04-09 2019-08-08 本田技研工業株式会社 電動機用ステータの製造方法および電動機用ステータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5284847B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111262367B (zh) 定子
JP5284847B2 (ja) 電動機用ステータ又はロータの製造方法
US9954407B2 (en) Tooth for an electric motor or generator
JP6373854B2 (ja) ステータ又はロータ
KR20130032826A (ko) 세라믹 절연체를 갖는 권선 도체를 구비한 전기 기계
JP2008118811A (ja) 回転電機巻線及び回転電機並びにそれに用いる半導電性絶縁基材
EP2833380A1 (en) Reactor apparatus
JP5542894B2 (ja) 回転電機の固定子製造方法
KR20120004969A (ko) 전기 기계
WO2007029887A1 (ja) コアおよびコアの製造方法
JP2010239707A (ja) 電動機用ステータ又はロータとその製造方法
JP2013128339A (ja) モータ用ステータとその製造方法
JP2021069196A (ja) 固定子構成体、電動機
JP5418471B2 (ja) モータの絶縁構造及びその製造方法
KR20190086687A (ko) 회전자, 상기 회전자를 포함하는 전기 기계, 및 회전자의 제조 방법
JP2010200492A (ja) インシュレータ、ステータおよびモータ
JP2016111276A (ja) リアクトル
JP2012095484A (ja) 回転電機
JP2010252466A (ja) 電磁コイル
JP2017028757A (ja) 直流電動機、樹脂組成物及び保護部材
JP2000050552A (ja) 回転電機
US11611257B2 (en) Method and stator for optimized slot base insulation
JP2007295712A (ja) ステータコア
JP2013099089A (ja) モータ用ロータとその製造方法
JP2012029399A (ja) コイルの製造方法及びコイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5284847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees