JP2010239702A - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源監視回路を介して過電圧が掛かった場合にCPUを保護できるとともに、部品点数を減らしコストを削減できるステアリングロック装置を提供する。
【解決手段】電源監視回路6と作動回路4とを接続する接続回路7を設け、電源監視回路6にサージ電圧が掛かった際に、接続回路7、および作動回路4に配設されるサージ保護素子44を介して接地する。
【選択図】図1
【解決手段】電源監視回路6と作動回路4とを接続する接続回路7を設け、電源監視回路6にサージ電圧が掛かった際に、接続回路7、および作動回路4に配設されるサージ保護素子44を介して接地する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動モータでロッキングロッドを駆動することにより自動車のステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置に関する。
この種の従来のステアリングロック装置としては、例えば、図2に示すものがある。このステアリングロック装置100は、電源101と、図示しないロッキングロッドを駆動する電動モータ102と、この電動モータ102を作動させる作動回路103と、この作動回路103を制御するCPU104と、このCPU104及び電源101間に設けられ、電源101の電圧レベルを検出する電源監視回路105とを備えている。作動回路103は、電動モータ102の正転用リレー106及び逆転用リレー107と、CPU104から出力される制御信号に応じてリレー106,107をそれぞれ作動させる一対のトランジスタ108,109とを有している。各トランジスタ108,109は、コレクタC−ベースB間にサージ保護素子としてのツェナーダイオード110,111を備えるとともに、ベースB−エミッタE間に抵抗112,113を備えている。電源監視回路105には、所定値を越える過電圧からCPU104を保護するツェナーダイオード114と、CPU104へのノイズを吸収するコンデンサ115と、整流ダイオード116と、抵抗117,118とが設けられている。
上記構成において、サージ電圧等の所定値を越える過電圧が電源監視回路105に掛かった場合、ツェナーダイオード114を介して逆方向(アース側)に電流が流れるので、CPU104が過電圧から保護される。さらに、トランジスタ108に所定値を越える過電圧が掛かった場合、コレクタC−ベースB間に設けられるツェナーダイオード110を介して逆方向に電流が流れてベースBに電圧が掛かり、トランジスタ108がONし、コレクタC−ベースB間が導通して、トランジスタ108が過電圧から保護される。なお、他のトランジスタ109も同様である。
また、この種の従来技術に関連するものとしては、特許文献1に開示された負荷駆動装置がある。この負荷駆動装置120は、図3に示すように、電源121の電圧レベルを検出する電源監視回路122を有し、この電源監視回路122は、所定値を越える過電圧からCPU123を保護するツェナーダイオード124と、CPU123へのノイズを吸収するコンデンサ125と、抵抗126,127とを備えている。
上記構成において、所定値を越える過電圧が電源監視回路122に掛かった場合、ツェナーダイオード124を介して逆方向(アース側)に電流が流れるので、CPU123が過電圧から保護される。
しかしながら、上記従来のステアリングロック装置100では、電源監視回路105に過電圧からCPU123を保護する専用のツェナーダイオード114が必要であるため、部品点数が増えてコストがかさむという問題があった。また、上記従来のステアリングロック装置120にあっても同様の問題があった。
そこで本発明は、電源監視回路を介して過電圧が掛かった場合にCPUを保護できるとともに、部品点数を減らしてコスト削減を図ることができるステアリングロック装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、電力を供給する電源と、該電源によって作動する電動部品と、制御信号を出力する制御手段と、制御手段が具備する入力ポートと該電源との間に配設される電源監視回路と、制御手段が具備する出力ポートと該電源と該電動部品との間に配設され、該出力ポートから出力される制御信号によって回路の開閉を行なう作動回路と、該作動回路に配設されるサージ保護素子とを備えたステアリングロック装置であって、前記電源監視回路と前記作動回路とを接続する接続回路を備え、該電源監視回路にサージ電圧が掛かる際に、接続回路、およびサージ保護素子を介して接地することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステアリングロック装置において、前記電動部品は電動モータを、前記作動回路は、リレーと、前記制御手段から出力される制御信号に応じて、該リレーを作動させるトランジスタを前記接続回路は、該電源監視回路から該接続回路へ電流が流れる方向が順方向となるように配置されたダイオードをそれぞれ具備し、前記サージ保護素子は、該トランジスタのコレクタ−ベース間に設けられるツェナーダイオードから構成されたことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明によれば、電動部品を作動させる作動回路にサージ電圧が掛かった場合、サージ電圧がサージ保護素子によって接地されるので、作動回路をサージ電圧から保護できる。また、電源監視回路に所定値を越える過電圧が掛かった場合、過電圧が接続回路を介して作動回路へ及んでサージ保護素子で接地されるので、電源監視回路を介して過電圧が掛かった場合に制御手段を保護できるとともに、電源監視回路に過電圧から制御手段を保護する専用の保護素子を必要としないので、部品点数を減らしてコスト削減を図ることができる。
請求項2に記載の本発明によれば、所定値を越える過電圧が電源監視回路に掛かった場合、過電圧が接続回路を介して、トランジスタとリレーとの間からトランジスタのコレクタ−ベース間に設けられるツェナーダイオードに掛かり、電流がツェナーダイオードを逆方向へ流れてベースに電圧が掛かることにより、コレクタ−ベース間が導通して接地され、過電圧からCPUが保護される。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係わるステアリングロック装置を示す回路図である。
本実施形態のステアリングロック装置1は、電源2より電力が供給される電動モータ3(電動部品)と、この電動モータ3を作動させる作動回路4と、この作動回路4を制御するCPU5(制御手段)と、このCPU5の入力ポートP3−電源2間に設けられ、電源2の電圧レベルを検出する電源監視回路6と、この電源監視回路6と作動回路4とを接続する接続回路7を備えている。また、ステアリングロック装置1は、車両のステアリングコラム(図示せず)に設置されるとともに、電動モータ3の駆動によりステアリングシャフト(図示せず)の回転を阻止するロック位置と前記ステアリングシャフトの回転を許容するロック解除位置との間で変移するロッキングロッド(図示せず)を備えている。
作動回路4は、電動モータ3の正転用リレー40及び逆転用リレー41と、CPU5の出力ポートP1,P2から出力される制御信号に応じてリレー40,41をそれぞれ作動させる一対のトランジスタ42,43とを有している。各トランジスタ42,43は、コレクタC−ベースB間にサージ保護素子としてのツェナーダイオード44,45を備えるとともに、ベースB−エミッタE間に抵抗46,47を備えている。
電源監視回路6は、CPU5へのノイズを吸収するコンデンサ60と、抵抗61,62とを備えるとともに、CPU5の入力ポートP3に接続されている。
接続回路7は、途中に整流ダイオード70を有し、一端がトランジスタ42のコレクタCと正転用リレー40との間に接続されている。
次に、ステアリングロック装置1の動作を説明する。駐車時に施錠する際、CPU5の出力ポートP1より出力される制御信号に応じてトランジスタ42がONして正転用リレー40が励磁され、電動モータ3が施錠方向(正転方向)に回転することにより、ロッキングロッドがロック解除位置からロック位置へ移動する。その結果、ロッキングロッドの先端がステアリングシャフトに嵌合し、ステアリングシャフトの回転が阻止されるので、自動車は操縦不能な状態となる(施錠状態)。
一方、解錠時にはCPU5の出力ポートP2より出力される制御信号に応じてトランジスタ43がONして逆転用リレー41が励磁されるので、電動モータ3が解錠方向(逆転方向)に回転することにより、ロッキングロッドがロック解除位置に移動する。その結果、ステアリングシャフトとの嵌合が解除されるので、ステアリングシャフトの回転が自由となり、自動車は操縦可能な状態となる(解錠状態)。
また、電動モータ3を作動させる作動回路4のトランジスタ42,43にサージ電圧(過電圧)が掛かった場合、コレクタC−ベースB間に設けられるツェナーダイオード44,45を介して逆方向に電流が流れてベースBに電圧が掛かるので、コレクタC−ベースB間が導通してトランジスタ42,43がONし、コレクタC−エミッタE間が導通して、接地され、トランジスタ42がサージ電圧から保護される。
また、サージ電圧等の所定値を越える過電圧が電源監視回路6に掛かった場合、過電圧が接続回路7を介して、トランジスタ42のコレクタC−ベースB間に設けられるツェナーダイオード44に掛かるので、ツェナーダイオード44を電流が逆方向へ流れてベースBに電圧が掛かるので、コレクタC−ベースB間が導通してトランジスタ42がONする結果、上記過電圧からCPU5が保護される。
以上、本発明では、ツェナーダイオード44によりサージ電圧からトランジスタ42を保護できるとともに、過電圧からCPU5を保護することもでき、電源監視回路6にCPU5を過電圧から保護する専用の保護素子を必要としないので、部品点数を減らしてコスト削減を図ることができる。
なお、本実施形態にあっては、接続回路7の一端をトランジスタ42のコレクタCと正転用リレー40との間に接続した場合を例示したが、本発明にはこれに限らず、接続回路7の一端を他のトランジスタ43のコレクタCと逆転用リレー41との間に接続しても同様の効果が得られる。
1 ステアリングロック装置
2 電源
3 電動モータ(電動部品)
4 作動回路
5 CPU(制御手段)
6 電源監視回路
7 接続回路
40,41 リレー
42,43 トランジスタ
44,45 ツェナーダイオード(サージ保護素子)
70 整流ダイオード(ダイオード)
2 電源
3 電動モータ(電動部品)
4 作動回路
5 CPU(制御手段)
6 電源監視回路
7 接続回路
40,41 リレー
42,43 トランジスタ
44,45 ツェナーダイオード(サージ保護素子)
70 整流ダイオード(ダイオード)
Claims (2)
- 電力を供給する電源と、
該電源によって作動する電動部品と、
制御信号を出力する制御手段と、
制御手段が具備する入力ポートと該電源との間に配設される電源監視回路と、
制御手段が具備する出力ポートと該電源と該電動部品との間に配設され、該出力ポートから出力される制御信号によって回路の開閉を行なう作動回路と、
該作動回路に配設されるサージ保護素子とを備えたステアリングロック装置であって、
前記電源監視回路と前記作動回路とを接続する接続回路を備え、
該電源監視回路にサージ電圧が掛かる際に、接続回路、およびサージ保護素子を介して接地することを特徴とするステアリングロック装置。 - 請求項1に記載のステアリングロック装置において、
前記電動部品は電動モータを、
前記作動回路は、リレーと、前記制御手段から出力される制御信号に応じて、該リレーを作動させるトランジスタを
前記接続回路は、該電源監視回路から該接続回路へ電流が流れる方向が順方向となるように配置されたダイオードをそれぞれ具備し、
前記サージ保護素子は、該トランジスタのコレクタ−ベース間に設けられるツェナーダイオードから構成されたことを特徴とするステアリングロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009082848A JP2010239702A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | ステアリングロック装置 |
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JP2010239702A true JP2010239702A (ja) | 2010-10-21 |
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JP2009082848A Pending JP2010239702A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | ステアリングロック装置 |
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JP (1) | JP2010239702A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003037930A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | 複数の電源供給回路を備えた制御装置 |
JP2003165416A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Alpha Corp | ロック制御装置 |
JP2004299658A (ja) * | 2003-04-01 | 2004-10-28 | Alpha Corp | 電気錠制御装置 |
JP2005229681A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Denso Corp | 車両用電子制御装置の過電圧保護回路 |
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2009
- 2009-03-30 JP JP2009082848A patent/JP2010239702A/ja active Pending
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