JP2010238421A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属セパレータに補強板を容易且つ確実に固定することができ、燃料電池の組み立て作業を効率的に行うことを可能にする。
【解決手段】燃料電池10を構成する発電セル12は、電解質膜・電極構造体14と第1及び第2金属セパレータ16、18とを設ける。第2金属セパレータ18は、酸化剤ガス流路54を酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bと連通する連結流路部60a、60bを備える。連結流路部60a、60bは、第2金属セパレータ18に形成される複数の溝部62a、62bと、前記溝部62a、62bを覆って配設される補強板64a、64bとを備えるとともに、前記補強板64a、64bは、かしめ部66a、66bにより前記第2金属セパレータ18に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層され、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが形成されるとともに、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する連結流路が設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した単位セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この燃料電池では、各セパレータの面内に、アノード側電極に対向して燃料ガス(反応ガス)を流すための燃料ガス流路(反応ガス流路)と、カソード側電極に対向して酸化剤ガス(反応ガス)を流すための酸化剤ガス流路(反応ガス流路)とが設けられている。さらに、セパレータの周縁部には、該セパレータの積層方向に貫通して、燃料ガス流路に連通する反応ガス連通孔である燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔と、酸化剤ガス流路に連通する反応ガス連通孔である酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔とが形成されている。
この場合、反応ガス流路と反応ガス連通孔とは、反応ガスを円滑且つ均等に流すために平行溝部等を有する連結流路(ブリッジ部に形成された反応ガス流路)を介して連通している。
例えば、特許文献1に開示されている固体高分子型燃料電池スタックでは、図19に示すように、セパレータ1を備えている。セパレータ1の周縁部には、単位電池の積層方向に貫通して貫通孔2a、2bが設けられている。貫通孔2aは、酸化剤ガス供給用であり、貫通孔2bは、酸化剤ガス排出用である。
セパレータ1の面内には、サーペンタイン流路であるガス流路3が形成されており、このガス流路3は、貫通孔2aから酸化剤ガスが導入される一方、前記ガス流路3を通って使用された酸化剤ガスが貫通孔2bから排出されている。セパレータ1には、貫通孔2a、2bに近接して凹状の段差部4が設けられている。
ガス流路3上の貫通孔2a、2bとの分岐部分には、前記ガス流路3を覆うSUS板5が配置されている。このSUS板5の2箇所には、耳部6が設けられており、前記耳部6は、セパレータ1の段差部4に嵌め込まれている。これにより、SUS板5は、ガス流路3の貫通孔2a、2bの分岐部分を覆っており、高分子膜及びパッキンが前記ガス流路3に落ち込むことがない、としている。
特開2001−266911号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、各SUS板5の2箇所に設けられた耳部6を、セパレータ1の段差部4に嵌め込む作業が必要である。従って、特に、多数のセパレータ1を組み立てる際には、各SUS板5の装着作業が相当に煩雑化し、燃料電池スタックの組み立て作業に相当な時間がかかり、効率的ではないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、金属セパレータに補強板を容易且つ確実に固定することができ、組み立て作業を効率的に行うことが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層され、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが形成されるとともに、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する連結流路が設けられる燃料電池に関するものである。
そして、連結流路は、金属セパレータに形成される複数の溝部と、複数の前記溝部を覆って配設される金属平板状の補強板とを備えるとともに、前記補強板は、前記金属セパレータにかしめにより固定されている。
また、補強板のかしめ固定部位は、金属セパレータに一体成形されるシール部材のシールラインと重なることなく内側又は外側に設定されることが好ましい。
本発明によれば、補強板は、金属セパレータにかしめにより固定されるため、前記補強板の取り付け作業が一挙に簡素化される。特に、補強板は、自動かしめ処理により連続的作業で金属セパレータに固定可能であり、部品コストの低減を図るとともに、作業性の向上が容易に図られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 複数の発電セルを積層した前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電セルを構成する第1金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記発電セルを構成する第1金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記発電セルを構成する第2金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第2金属セパレータの、図5中、VI−VI線断面説明図である。 前記第2金属セパレータを製造する際の説明図である。 前記第2金属セパレータを製造する際の説明図である。 前記第2金属セパレータを製造する際の説明図である。 前記第2金属セパレータを製造する際の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の断面説明図である。 前記発電セルを構成する第1金属セパレータの一方の面の説明図である。 第1シール部材と第2シール部材との積層状態の説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの第1シール部材と第2シール部材との積層状態の説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの第1シール部材と第2シール部材との積層状態の説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池を構成する連結流路部の拡大説明図である。 特許文献1に係る燃料電池スタックを構成するセパレータの正面視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10を構成する発電セル12は、電解質膜・電極構造体14が、第1及び第2金属セパレータ16、18に挟持される。第1及び第2金属セパレータ16、18は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等により構成される。
発電セル12の矢印B方向(図1中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)20a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔22b、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)24bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)24a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔22a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)20bが、矢印C方向に配列して設けられる。
図1及び図3に示すように、第1金属セパレータ(アノード側セパレータ)16の電解質膜・電極構造体14に向かう面16aには、例えば、矢印B方向に1往復半だけ折り返す蛇行流路である燃料ガス流路(反応ガス流路)26が設けられる。燃料ガス流路26は、第1金属セパレータ16を波形状に成形することにより設けられる複数の溝部26aを備えている。
図1に示すように、第1金属セパレータ16の面16aとは反対の面16bには、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体出口連通孔22bとに連通する冷却媒体流路28が形成される。この冷却媒体流路28は、第1金属セパレータ16及び第2金属セパレータ18が重なり合うことにより、例えば、矢印B方向に延在する複数の溝部28aを備える。
第1金属セパレータ16には、それぞれ燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに近接する位置に貫通する複数の孔部30a、30bが設けられる。
第1金属セパレータ16の面16a、16bには、この第1金属セパレータ16の外周端部を周回して、第1シール部材32が焼き付けや射出成形等により一体化される。第1シール部材32は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
第1シール部材32は、第1金属セパレータ16の面16aに形成され、酸化剤ガス入口連通孔20a、冷却媒体出口連通孔22b、燃料ガス出口連通孔24b、燃料ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔20bを周回する第1突起34を有する(図2及び図3参照)。
第1シール部材32は、面16aにおいて、各孔部30aと燃料ガス流路26とを連通する複数の入口連結通路36aを形成する複数の入口凸部38aと、各孔部30bと前記燃料ガス流路26とを連通する複数の出口連結通路36bを形成する複数の出口凸部38bとを一体に設ける。
図4に示すように、第1シール部材32は、第1金属セパレータ16の面16bに形成される第2突起44を有する。第2突起44は、酸化剤ガス入口連通孔20a、燃料ガス入口連通孔24a、酸化剤ガス出口連通孔20b及び燃料ガス出口連通孔24bを周回する。
第2突起44は、燃料ガス入口連通孔24aと各孔部30aとを連通する複数の入口連結通路46aを形成する複数の入口凸部48aと、燃料ガス出口連通孔24bと複数の孔部30bとを連通する複数の出口連結通路46bを形成する複数の出口凸部48bとを有する。第2突起44は、さらに冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体流路28とを連通する複数の入口連結通路50aを形成する複数の入口凸部52aと、冷却媒体出口連通孔22bと前記冷却媒体流路28とを連通する複数の出口連結通路50bを形成する複数の出口凸部52bとを設ける。
図1及び図5に示すように、第2金属セパレータ(カソード側セパレータ)18の電解質膜・電極構造体14に向かう面18aには、例えば、矢印B方向に1往復半だけ折り返す蛇行流路である酸化剤ガス流路(反応ガス流路)54が設けられる。酸化剤ガス流路54は、第2金属セパレータ18を波形状に成形することにより設けられる複数の溝部54aを備えている。
第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端部を周回して第2シール部材56が一体化される。この第2シール部材56は、上記の第1シール部材32と同一の材料で構成される。
図5に示すように、第2シール部材56は、第2金属セパレータ18の面18aに設けられる突起58を有する。突起58は、酸化剤ガス入口連通孔20a、冷却媒体出口連通孔22b、燃料ガス出口連通孔24b、燃料ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔20bを周回する。
酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bと酸化剤ガス流路54との間には、連結流路部(ブリッジ部)60a、60bが設けられる。連結流路部60aは、図5及び図6に示すように、第2金属セパレータ18を波形状に成形することにより設けられる複数の溝部62aと、複数の前記溝部62aを覆って配設される金属平板状の補強板64aとを備える。補強板64aは、例えば、SUS材で構成されており、第2金属セパレータ18に対し、複数の溝部62aの上下両側にかしめ部66aを介して固定される。
連結流路部60bは、同様に、第2金属セパレータ18を波形状に形成することにより設けられる複数の溝部62bと、複数の前記溝部62bを覆って配設される金属平板状の補強板64bとを備える。補強板64bの上下両端は、かしめ部66bにより第2金属セパレータ18に固定される(図5参照)。
図1及び図2に示すように、電解質膜・電極構造体14は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜70と、前記固体高分子電解質膜70を挟持するアノード側電極72及びカソード側電極74とを備える。
アノード側電極72及びカソード側電極74は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜70の両面に形成されている。
次に、第2金属セパレータ18を製造する作業工程について、連結流路部60aを主体にして以下に説明する。
先ず、図7に示すように、金属薄板80に成形処理が施され、予め複数の溝部62aが成形される。この金属薄板80には、複数の溝部62aを覆って補強板64aが配置される。
次いで、図8に示すように、プレス機82によるかしめ処理が施される。このプレス機82は、下型84と上型86とを備え、前記プレス機82を介して補強板64aの両端縁部にかしめ部66a、66aが形成される。これにより、金属薄板62は、補強板64aがかしめ部66a、66aを介して固定される(図9参照)。なお、かしめの断面形状は、円形に設定されているが、これに限定されるものではなく、補強板64aを固着できれば、種々の形状が選択可能である。
さらに、図10に示すように、金属薄板80及び補強板64aにわたって第2シール部材56が射出成形される。上記の工程により、第2金属セパレータ18が得られる。その際、補強板64bは、補強板64aと同様に、金属薄板80にかしめにより固定された後、第2シール部材56が一体成形される。
図5に示すように、補強板64a、64bの各かしめ部66a、66bは、第2シール部材56のシールライン(突起58)より内側(酸化剤ガス流路54側)に配置されている。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給されるとともに、酸化剤ガス入口連通孔20aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔22aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、燃料ガスは、図1及び図4に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから複数の入口連結通路46a及び複数の孔部30aを通って第1金属セパレータ16の面16a側に移動する。図3に示すように、面16a側に移動した燃料ガスは、複数の入口連結通路36aから燃料ガス流路26に導入される。この燃料ガスは、矢印B方向に往復移動しながら、電解質膜・電極構造体14を構成するアノード側電極72に供給される。
一方、酸化剤ガスは、図1及び図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔20aから第2金属セパレータ18の連結流路部60aを通って酸化剤ガス流路54に導入される。酸化剤ガスは、矢印B方向に往復移動しながら、電解質膜・電極構造体14を構成するカソード側電極74に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体14では、アノード側電極72に供給される燃料ガスと、カソード側電極74に供給される酸化剤ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、アノード側電極72に供給されて消費された燃料ガスは、図3に示すように、複数の出口連結通路36b及び複数の孔部30bを通って面16b側に移動する。面16b側に移動した燃料ガスは、図4に示すように、複数の出口連結通路46bから燃料ガス出口連通孔24bに沿って矢印A方向に排出される。
同様に、カソード側電極74に供給されて消費された酸化剤ガスは、連結流路部60bから酸化剤ガス出口連通孔20bに沿って矢印A方向に排出される(図1及び図5参照)。
また、冷却媒体入口連通孔22aに供給された冷却媒体は、第1及び第2金属セパレータ16、18間の冷却媒体流路28に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体14を冷却した後、冷却媒体出口連通孔22bから排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、図5及び図6に示すように、連結流路部60aは、第2金属セパレータ18に形成される複数の溝部62aを覆って補強板64aが配設されるとともに、前記補強板64aは、前記第2金属セパレータ18にかしめ部66a、66aを介して固定されている。
このため、補強板64aは、プレス機82を介して自動かしめ処理により連続的作業で第2金属セパレータ18に固定可能である。これにより、部品コストの低減を図るとともに、作業性の向上が容易に図られるという効果が得られる。
さらに、補強板64a上に第2シール部材56の突起58が一体成形されている。従って、第2シール部材56が溝部62aに落ち込むことがなく、確実なシール性を確保することができる。しかも、突起58は、かしめ部66a、66aの外方に離間して設けられている。このため、突起58は、かしめ部66a、66aに落ち込むことがなく、シール性を確保することが可能になる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池100の断面説明図である。この燃料電池100は、複数の発電セル102を積層して構成される。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態以降においても同様に、その詳細な説明は省略する。
発電セル102は、電解質膜・電極構造体104が第1及び第2金属セパレータ16、18に挟持される。電解質膜・電極構造体104は、固体高分子電解質膜70がアノード側電極72及びカソード側電極74に挟持されるとともに、前記固体高分子電解質膜70の外周縁部には、前記アノード側電極72及び前記カソード側電極74の外方を周回して補強部106a、106bが設けられる。従って、固体高分子電解質膜70を一層強固に保持することが可能になる。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池110を構成する発電セル112の要部分解斜視説明図である。
発電セル112は、電解質膜・電極構造体114が、第1及び第2金属セパレータ116、118に挟持される。電解質膜・電極構造体114は、固体高分子電解質膜70とカソード側電極74とが同一の表面積に設定されるとともに、アノード側電極72が小さな表面積を有する、所謂、段差MEAを構成する(図12及び図13参照)。
図14に示すように、第1金属セパレータ116の電解質膜・電極構造体114に向かう面16aには、燃料ガス流路26を周回して第1シール部材32を構成する第1突起34aが設けられる。この第1突起34aは、図13に示すように、電解質膜・電極構造体114の外部に露呈する固体高分子電解質膜70の外周縁部に摺接する。
図12に示すように、第2金属セパレータ118の電解質膜・電極構造体114に向かう面18aには、第2シール部材56を構成する突起58aが設けられる。突起58aは、連結流路部60a、60bを構成する補強板64a、64bの外方を周回しており、前記補強板64a、64bは、積層時に電解質膜・電極構造体114を構成するカソード側電極74の外周縁部に、直接、摺接する(図13参照)。
発電セル112では、第1及び第2金属セパレータ116、118が電解質膜・電極構造体114を挟持して配置される。その際、図15に示すように、積層方向に対し、第1金属セパレータ116に設けられている第1シール部材32の第1突起34aは、補強板64a、64b上に配置され、且つかしめ部66a、66bの外方に位置している。すなわち、補強板64a、64bのかしめ部66a、66bは、第1シール部材32のシールラインの内側に配置されている。
なお、上記の発電セル112に代えて、図16に示す発電セル112a(第4の実施形態)及び図17に示す発電セル112b(第5の実施形態)を採用することができる。
図16に示すように、発電セル112aでは、第1シール部材32の第1突起34bは、連結流路部60a、60bを構成する補強板64a、64bに対して、各かしめ部66a、66bの内方に位置して積層方向に重なり合っている。
図17に示すように、発電セル112bでは、第1シール部材32の第1突起34cは、連結流路部60a、60bを構成する補強板64a、64bに対して、各かしめ部66a、66b上に位置して積層方向に重なり合っている。
このように構成される第3〜第5の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図18は、本発明の第6の実施形態に係る燃料電池を構成する連結流路部120a、120bの拡大説明図である。
連結流路部120a、120bは、補強板122a、122bを備え、前記補強板122a、122bの両端縁部には、それぞれ孔部124a、124bが形成される。第2金属セパレータ18(又は118)には、波形状に成形することにより複数の溝部62aが形成されるとともに、前記溝部62aの両側には、補強板122a、122bの孔部124a、124bにプレス成形されるかしめ部126a、126bが設けられる。
このように構成される第6の実施形態では、上記の第1〜第5の実施形態と同様の効果が得られる他、補強板122a、122bの位置決め精度が一層向上するという利点がある。
なお、かしめ処理される部位は、補強板64a、64b等の両端に各1箇所に限定されるものではなく、両端にそれぞれ複数箇所のかしめ処理を施してもよい。
10、100、110…燃料電池
12、102、112、112a、112b…発電セル
14、104、114…電解質膜・電極構造体
16、18、116、118…セパレータ
20a…酸化剤ガス入口連通孔 20b…酸化剤ガス出口連通孔
22a…冷却媒体入口連通孔 22b…冷却媒体出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
26…燃料ガス流路 28…冷却媒体流路
32、56…シール部材
34、34a〜34c、44、58、58a…突起
54…酸化剤ガス流路
60a、60b、120a、120b…連結流路部
62a、62b…溝部
64a、64b、122a、122b…補強板
66a、66b…かしめ部 70…固体高分子電解質膜
72…アノード側電極 74…カソード側電極
82…プレス機 106a、106b…補強部
124a、124b…孔部

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層され、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが形成されるとともに、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する連結流路が設けられる燃料電池であって、
    前記連結流路は、前記金属セパレータに形成される複数の溝部と、
    複数の前記溝部を覆って配設される金属平板状の補強板と、
    を備えるとともに、
    前記補強板は、前記金属セパレータにかしめにより固定されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記補強板のかしめ固定部位は、前記金属セパレータに一体成形されるシール部材のシールラインと重なることなく内側又は外側に設定されることを特徴とする燃料電池。
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