JP2010237915A - ガラス破損警報装置 - Google Patents

ガラス破損警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010237915A
JP2010237915A JP2009084317A JP2009084317A JP2010237915A JP 2010237915 A JP2010237915 A JP 2010237915A JP 2009084317 A JP2009084317 A JP 2009084317A JP 2009084317 A JP2009084317 A JP 2009084317A JP 2010237915 A JP2010237915 A JP 2010237915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter means
glass breakage
filter
glass
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009084317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5240011B2 (ja
Inventor
Kiyoshige Kojima
清成 小嶋
Hisanaga Matsuoka
久永 松岡
Toshio Shimomura
俊夫 下村
Kentaro Tejima
健太郎 手嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2009084317A priority Critical patent/JP5240011B2/ja
Publication of JP2010237915A publication Critical patent/JP2010237915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5240011B2 publication Critical patent/JP5240011B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】正確にガラス破損を検出することが出来、かつ、ボール等が当たった場合の誤検出を抑制できるガラス破損警報装置を得る。
【解決手段】車両室内の圧力変化を検出する圧力検出手段1、圧力検出手段1の信号をフィルタリングする低周波側第1フィルタ手段2と、高周波側第2フィルタ手段3、これらフィルタ手段2及び3の複数の出力信号を比較判定し、車両のガラス破損を判定する比較判定手段4、及び警報を発する警報手段5を有する。ガラスが割れる場合と割れない場合とで、上記複数の出力信号間に大きな相違が見られることから、明確にガラス割れを検出することが出来る。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧力センサを利用したガラス破損警報装置に関するものであり、特に、車両内の荷物等を盗む車上ねらい、及び車両盗難の抑制に有効である。
従来、特許文献1に記載の車両のガラス破損警報装置が知られている。これは、車両のガラス破壊による盗難を防止するため、ガラス破損を誤動作なく検知するという課題の基に、次の構成を有する。
つまり、車両のガラス破損時に生ずる急激な第1波の(最初に発生する)負圧を圧電型マイクロホンや無指向性コンデンサマイクロホンのような圧力センサで検知し、警報信号を発生するようにしている。また、負圧発生と同時に発生するガラス破損音を検知し、両者を併用することにより、より確実に誤動作を防止できるとしている。
特開2005−128620号公報
ところが、ガラス破損時の第1波として、急激な正圧が発生することがあり、この場合は、上記特許文献1の技術では、ガラス破損を検出できない。これについて詳しく説明する。ガラスを割るときに、先端の尖った鋭利なレスキューハンマ等の工具で割ったときは、ガラスが破損する孔部分がピンポイントとなり、あまり窓全体が動かない。つまり、車室内の体積があまり変化しない。
一方、強化ガラスは、予めテンションが加わっているため、割れるとガラスが粉々に飛散する。このとき割れた瞬間に、上記孔部分が開放されると、車室内の空気がガラスの飛散と共に抜けて減圧する。これにより、上記特許文献1では、ガラス破損時に生ずる急激な負圧を圧電型マイクロホン、または無指向性のコンデンサマイクロホンのような圧力センサで検知し、警報信号を発生するようにしている。
しかしながら、大型ハンマー、あるいはバット等の、ある程度大きな面積のものでガラスを割った場合、ガラスが内側に押し込まれ、車室内の体積が小さくなって正圧が大きくなる。つまり第1波が正圧でガラスが割れるときがある。このような場合は、上記特許文献1では、ガラスの破損をうまく検出することが出来ない。
また、ガラスが割れないが、ボール等がガラスに衝突した場合のガラス破損の誤検出を回避する必要がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、第1波が、正圧方向に変化するガラス破損の状態であっても、正確にガラス破損を検出することが出来、かつ、ボール等が当たった場合の誤検出を抑制できるガラス破損警報装置を得ることにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、室内の空気の圧力変化を検出する圧力検出手段(1)、圧力検出手段(1)の信号を少なくとも2つの周波数領域でフィルタリングするフィルタ手段(2及び3)、フィルタ手段(2及び3)の複数の出力信号を比較判定し、ガラス破損を判定する比較判定手段(4)、及び比較判定手段(4)の信号により警報を発する警報手段(5)を有することを特徴としている。
この発明によれば、圧力検出手段(1)の信号が、少なくとも2つの周波数領域でフィルタリングされ、フィルタ手段(2及び3)の複数の出力信号を判定値と比較判定しているから、ガラスが割れる場合と割れない場合とで、上記複数の出力信号間に大きな相違が見られることから、明確にガラス割れを検出することが出来る。
また、上記相違は、ガラスが割れる、または割れないに起因して発生するから、ガラスの割れ方に関係せず、正確にガラス割れの検出が出来る。これにより第1波が、正圧方向に変化するガラス破損の状態であっても、正確にガラス破損を検出することが出来、かつ、ボール等が当たった場合の誤検出を抑制できるガラス破損警報装置を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、フィルタ手段(2及び3)は低周波側の第1フィルタ手段(2)と、該第1フィルタ手段(2)よりも周波数領域が高周波側の第2フィルタ手段(3)とで構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、ガラス破損固有の周波数帯(例えば、約5〜20Hzの低周波側)の音と、ガラスを支持する本体部固有の周波数帯(例えば約20〜250Hzの高周波側)の音が、ガラスに衝撃が印加されたときに発生するが、フィルタ手段(2及び3)が、低周波側の第1フィルタ手段(2)と、該第1フィルタ手段(2)よりも周波数領域が高周波側の第2フィルタ手段(3)とで構成されることにより、室内圧力変化の内、ガラス破損固有の周波数帯の出力信号と、本体部固有の周波数帯の出力信号との複数の出力信号を比較判定でき、正確にガラス破損を判定できる。なお、本発明で音というときは可聴周波数以下の空気振動も含むものとする。
請求項3に記載の発明は、第1フィルタ手段(2)は、ローパスフィルタ、またはバンドパスフィルタから成り、第2フィルタ手段(3)は、バンドパスフィルタ、またはハイパスフィルタで構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、ガラス破損固有の周波数帯の低周波側の音と、本体部固有の周波数帯の高周波側の音がガラスに衝撃が印加されたときに発生するが、第1フィルタ手段(2)は、ローパスフィルタ、またはバンドパスフィルタから成り、第2フィルタ手段(3)は、バンドパスフィルタ、またはハイパスフィルタで構成されていることにより、低周波側の第1フィルタ手段(2)と、該第1フィルタ手段(2)よりも周波数領域が高周波側の第2フィルタ手段(3)が構成出来る。従って、室内圧力変化の内、ガラス破損固有の周波数帯の出力信号と、本体部固有の周波数帯の出力信号との複数の出力信号を比較判定でき、正確にガラス破損を判定できる。
請求項4に記載の発明は、第1フィルタ手段(2)のローパス側カットオフ周波数が25Hz以下であることを特徴としている。
この発明によれば、ガラス破損固有の周波数帯が大略、約5〜20Hzの低周波側に存在するから、ガラス破損固有の周波数帯を抽出する第1フィルタ手段(2)のローパス側カットオフ周波数が25Hz以下であれば、充分に、ガラス破損固有の周波数帯を第1フィルタ(2)で抽出すること出来、正確にガラス破損を判定できる。
請求項5に記載の発明は、第2フィルタ手段(3)のハイパス側カットオフ周波数が20Hz以上であることを特徴としている。
この発明によれば、本体部固有の周波数帯(例えば約20〜250Hzの高周波側)の音がガラスに衝撃が印加されたときに発生するが、第2フィルタ手段(3)のハイパス側カットオフ周波数が20Hz以上であることにより、本体部固有の周波数帯の出力信号を得ることができ、正確にガラス破損を判定できる。
請求項6に記載の発明は、第1フィルタ手段(2)が、バンドパスフィルタ手段で構成されており、ハイパス側カットオフ周波数が5Hz以上であることを特徴としている。
この発明によれば、ガラス破損固有の周波数帯(例えば、約5〜20Hzの低周波側)の音がガラスに衝撃が印加されたときに発生するが、第1フィルタ手段(2)がバンドパスフィルタ手段で構成されており、ローパス側カットオフ周波数が5Hz以上であることにより、ガラス破損固有の周波数帯の出力信号を得ることができ、正確にガラス破損を判定できる。
請求項7に記載の発明は、第2フィルタ手段(3)がバンドパスフィルタ手段で構成されており、ローパス側カットオフ周波数が100Hz以上であることを特徴としている。
この発明によれば、ガラス破損固有の周波数帯(例えば、約5〜20Hzの低周波側)の音と、本体部固有の周波数帯(例えば約20〜250Hzの高周波側)の音が、ガラスに衝撃が印加されたときに発生するが、第2フィルタ手段(3)がバンドパスフィルタ手段で構成されており、ローパス側カットオフ周波数が100Hz以上であることにより、充分に本体部固有の周波数帯の音を抽出することが出来る。
請求項8に記載の発明は、圧力検出手段(1)の信号の振幅が、予め設定した圧力閾値を越えた場合において、第1フィルタ手段(2)の信号と第2フィルタ手段(3)の信号とでガラス破損を判定することを特徴としている。
この発明によれば、圧力検出手段(1)の信号の振幅が、予め設定した圧力閾値を越えた場合において、判定しているから、余分な小信号での判定を行うことがない。
請求項9に記載の発明は、第1フィルタ手段(2)の信号の振幅、または第2フィルタ手段(3)の信号の振幅が、予め設定した第1フィルタ閾値よりも小さい場合は、ガラス破損の判定をせず、かつガラス破損の判定は、上記第1フィルタ手段(2)、及び第2フィルタ手段(3)の出力の振幅比から判定することを特徴としている。
この発明によれば、第1フィルタ手段(2)の信号の振幅、または第2フィルタ手段(3)の信号の振幅が、予め設定した第1フィルタ閾値よりも小さい場合は、ガラス破損を判定せずに通常の待機状態を継続する。そして、予め設定した第1フィルタ閾値よりも大きい場合に、次に進むようにしている。これにより、以降の判定において、上記第1フィルタ手段2、及び第2フィルタ手段3の出力の振幅比を判定するが、分母と成る出力が小さく、わずかな分子側の出力でもガラス割れ警報が出てしまうのを防ぐことが出来る。
請求項10に記載の発明は、更に、圧力検出手段(1)の信号から超低周波成分を除去する第3フィルタ手段(6)を備え、圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した圧力閾値を超えた後、予め設定した一定時間内に圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した圧力閾値を複数回越える場合において、第3フィルタ手段(6)の出力信号の振幅が予め設定した第3フィルタ閾値よりも大きい場合は、ガラス破損を判定することを特徴としている。
この発明によれば、圧力検出手段(1)が検出した信号から、例えば5Hz以下の超低周波成分が、第3フィルタ手段(6)を使用して除去される。これにより、ガラス並びに本体部を人為的に揺するとか、風で揺れるときの圧力センサ(1)の出力の変動は消えてしまう。このように、超低周波成分を第3フィルタ手段(6)で除去した後に第3フィルタ手段(6)の出力振幅が予め設定した第3フィルタ閾値よりも大きい場合に、ガラス破損を判定することで、人為的に揺するとか、風で揺れるときの振動でガラス破損を判定することが防止できる。
請求項11に記載の発明は、圧力検出手段(1)の信号の振幅が、予め設定した圧力閾値を超えた後、予め設定した所定時間(t1〜t2)内に、圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した圧力閾値を複数回越えるかどうかの判定は、圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した圧力閾値を越えた後、予め設定したマスク時間(ΔT1)内は、圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した圧力閾値を越えたことをカウントしないで判定することを特徴としている。
この発明によれば、減衰が終わって、また叩かれる等の、実際にガラスが複数回連続して打撃された状況を、より正確に検出できる。
請求項12に記載の発明は、第3フィルタ手段がバンドパスフィルタ手段、又はハイパスフィルタ手段で構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、超低周波の振動をバンドパスフィルタ手段、又はハイパスフィルタ手段で除去した信号を得ることが出来る。
請求項13に記載の発明は、第3フィルタ手段のハイパス側カットオフ周波数が、5Hz以下であることを特徴としている。
この発明によれば、ハイパス側カットオフ周波数が、5Hz以下であるため、充分に超低周波の振動をバンドパスフィルタ手段、又はハイパスフィルタ手段で除去した信号を得ることが出来る。
請求項14に記載の発明は、圧力検出手段(1)がエレクトレットコンデンサマイクロホンから成る低周波マイクロホンで構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、100Hz以下の音は、通常のマイクロホンでは感度が落ちて拾えないが、この低周波マイクロホンでは、10Hzや5Hzでも略フラットな感度特性を維持できる。また、焦電素子、圧電素子を使用した圧力センサに比べて感度が比較的優れ、経年劣化し難い。
請求項15に記載の発明は、圧力検出手段(1)は、車両室内に設置され、比較判定手段(4)は、車両の本体部に支持されたガラスの破損を判定することを特徴としている。
この発明によれば、車両のガラスの破損が、正確に検出され、警報できる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 上記第1実施形態の作動を説明するフローチャートである。 上記第1実施形態において、ガラスが破損したときの車室内圧力の時間的変化を示すグラフである。 上記図3の車室内圧力の時間的変化をFFTにより分析した結果を示すグラフである。 上記第1実施形態において、ガラス破損以外の衝撃が印加されたときの車室内圧力の時間的変化を示すグラフである。 上記図5の車室内圧力の時間的変化をFFTにより分析した結果を示すグラフである。 本発明の第2実施形態の作動を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態において、ガラスが複数回打撃されたときの圧力検出手段の出力波形図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1乃至図6を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示すブロック図である。また、図2は上記第1実施形態の作動を説明するフローチャートである。
図1において、車室内の圧力センサ1から成る圧力検出手段1が検出した車室内空気圧力の振動データ(圧力センサ1の出力電圧)は、第1フィルタ手段2を成す第1フィルタ2と、第2フィルタ手段3成す第2フィルタ3でフィルタリングされる。なお、圧力センサ1は、ダッシュボード、またはグローブボックスの樹脂パネル等に収納されている。
ここで、この圧力センサは、低周波マイクロホンから成り、5Hz〜200Hzの振動を検出する。100Hz以下の音は、通常のマイクロホンでは感度が落ちて拾えないが、この低周波マイクロホンは10Hzや5Hzでもフラットな感度特性を維持できるものであり、圧力変化に伴う静電容量の変化を検出するエレクトレットコンデンサマイクロホンから成る。
ここで、第1フィルタ手段2は、カットオフ周波数20Hzのローパスフィルタから成り、第2フィルタ手段3は、カットオフ周波数25Hz、及び100Hzのバンドパスフィルタからなる。
なお、第1フィルタ手段2としてバンドパスフィルタを使用することが出来る。また、第2フィルタ手段3としてハイパスフィルタを使用することも出来る。また第1フィルタ手段2及び第2フィルタ手段3は、LC回路からなる電気フィルタ(アナログフィルタ)で構成しても良いしデジタルフィルタで構成しても良い。以下、これらの変形は、その他の実施形態でも述べる。
なお、ローパスフィルタ(Low Pass Filter)は 周波数f1以下の信号を通して,周波数f1を越える周波数の信号は通さないというフィルタ手段である。この時の周波数f1はカットオフ周波数(遮断周波数;cut off frequency)と呼ばれる。
また、ハイパスフィルタ(High-pass filter)は、電気信号の高い周波数成分を取り出すフィルタ回路であり、低い周波数成分は抑制される。
更に、バンドパスフィルタ手段(Band-pass filter)は、電気信号の特定の周波数成分を取り出すフィルタ回路である。
また、上記カットオフ周波数は、その周波数を越える(あるいは下回る)とフィルタ回路の出力電力が通過帯域のそれに比較して1/2となる周波数を指す。電力は電圧の二乗に比例するため、そのときの電圧信号は、通過帯域の1/2の平方根となる。これは、−3dBとほぼ等しい。つまり、カットオフ周波数は、通過帯域から−3dB減衰した点の周波数である。バンドパスフィルタには、2つのカットオフ周波数がある。
そして、これらの第1及び第2フィルタ手段2及び3でフィルタリングされた電圧出力が、比較判定手段4で比較される。具体的には、フィルタリングされた双方の電圧出力の比をとり、この比が所定値(判定値とも言う)と比較されて、ガラス破損固有の比較的低い周波数帯(約5〜20Hz)の出力の方が、車両固有の比較的高い周波数帯(約20〜250Hz)の出力の方より、エネルギが大きい場合は、ガラスが割られたと判定する。
そして、このガラスが割られたと判定された場合に、警報手段5を成す、例えば警報器で異常状態を報知する。このように、窓を叩いたときには、ガラス破損固有の周波数帯(約5〜20Hz)の音と、車両固有の周波数帯(約20〜250Hz)の音が上述のように発生するが、この第1実施形態では、車室内圧力変化の内、ガラス破損固有の周波数帯(約5〜20Hz)の出力と、車両固有の周波数帯(約20〜250Hz)の出力とのレベルを比較することで、ガラス破損の検出精度が向上することに着眼している。
以下、上記の周波数帯について説明する。なお、本発明で音というときは可聴周波数以下の空気振動も含むものとする。上述のガラス破損固有の周波数帯(約5〜20Hz)の出力と、車両固有の周波数帯(約20〜250Hz)の出力のうち、後者の車両固有の周波数帯の音には、こもり音、及び車体共振音がある。
上記こもり音について説明する。車室内空間には、車両の進行方向の前後方向、それと直角の左右方向の車室内空間寸法が存在する。そして、ガラスが叩かれると、叩く方向によって、上記寸法のいずれかが関係する振動が生じる。
例えば、フロントガラスを叩いた場合は、上記車両の進行方向を前とする前後方向の車室内空間寸法aによって、波長2aの定在波のこもり音が発生する。
一方、サイドガラスが叩かれた場合は、上記車両の進行方向と直角方向の左右方向の車室内空間寸法bによって、波長2bの定在波のこもり音が発生する。このように、叩いた方向と車室内の空間の寸法に関係する車両固有の周波数帯で車室内が共鳴する結果、こもり音が発生する。
次に、車体共振音について説明する。この場合の車体共振音とは、主としてガラスを固定しているドア、及びパネルの共振音である。そして、これら各部の共振音の内、車両後部のハッチバックのドアは、25Hzから30Hz程度の共振周波数を持ち、ガラス割れの周波数に近い。
そして、ガラスが割れて空気が抜けた場合は、車両固有の周波数帯の音(約20〜250Hz)は少なくなる。よって、ガラス破損固有の周波数帯(約5〜20Hz)と車両固有の周波数帯(約20〜250Hz)のレベルを比較することで、ガラス破損の検出精度が向上する。
換言すれば、ガラスが割れたときは、ガラス破損固有の周波数帯の音が強く、ガラスが割れないときは、車両固有の周波数帯の音が強くなる。これはガラスが割れると、割れたところからクラックが入り、衝撃が吸収されて、車体までエネルギが到達せず、車体が比較的加振されないからである。
以下、図2のフローチャートに基づいて、作動を説明する。このフローがスタートすると、ステップS21にて、圧力センサ1(図1の圧力検出手段、以下同じ)の出力振幅が圧力閾値(第1閾値)以上か否かを判断する。つまり、圧力センサ1から所定の大きさ以上の電圧出力が出ないとトリガがかからず、待機を続ける。
なお、ここで言うトリガとは、圧力センサ1(図1)の出力電圧が、所定以上の値になったことを示す。つまり圧力センサ1の信号がゼロ近くでなく、所定の大きさになって、次のフローに進む。実際には、2パスカル程度の圧力に相当する出力電圧が、圧力センサ1からの出力されたときに、トリガがかかるように設定される。
次に、上述のように、図1の第1フィルタ手段2は、カットオフ周波数20Hzのローパスフィルタから成り、第2フィルタ手段3は、カットオフ周波数25Hz、及び100Hzのバンドパスフィルタからなる。
そして、圧力検出手段1の出力振幅が圧力閾値(第1閾値)以上である場合、ステップS22で、第1フィルタ手段2(カットオフ周波数20Hz)の出力振幅と、第2フィルタ手段3(カットオフ周波数25Hz、及び100Hz)の出力振幅を取り出し、これらの出力振幅の比と判定値(第2閾値)との比較を行う。
具体的には、図1の比較判定手段4内で、第1フィルタ手段2の出力振幅(ピークホールド値)を、第2フィルタ手段3の出力振幅(ピークホールド値)で除算した値が、判定値(第2閾値)以上か否かを判定する。なお、比較判定手段4では、第1フィルタ手段2の出力は、比較判定手段4内のピークホールド手段で最大振幅が抽出される。第2フィルタ手段3の出力も比較判定手段4内のピークホールド手段で最大振幅が抽出される。
そして、これらの第1フィルタ手段2の出力(最大振幅)と、第2フィルタ手段3の出力(最大振幅)の比が、判定値(第2閾値)以上である場合は、図2のステップS23で、ガラス破損と判定し、図1の警報手段5により音響あるいは発光により第1警報を発する。または、外部受信装置(例えば個人の携帯電話や警察関係の受信装置)に信号を送信して外部で第1警報を発しても良い。
一方、第1フィルタ手段2の出力と第2フィルタ手段3の出力の比が、判定値(第2閾値)よりも小さい場合は、図2のステップS22でNoと判定され、ガラス破損以外の衝撃と認定されてステップS21に戻る。
この場合は、単にボールが衝突したとか、いたずらで打撃されたかであって、ガラス自体は、割れていないと判定されるのである。なお、ガラス破損以外の衝撃を警報したい場合は、このガラス破損以外の衝撃との認定結果を受けて、上記第1警報とは区別できる(異なる)第2警報を発しても良い。
基本的には、この第2警報のレベルでは警報に対する対応が煩わしくなるため、大きな警報を発生しないが、ボールを当てた者、あるいは、いたずらした者に威嚇のための第2警報を発することも出来る。
次に、ガラス破損とガラス破損以外の衝撃による車室内圧力の変化をグラフで示して説明する。図3は、上記第1実施形態において、ガラスが破損したときの車室内圧力の時間的変化を示すグラフであり、縦軸は車室内圧力、横軸は時間tを示している。
バットで叩いたように、ガラスが押し込まれて正圧で割れる場合は、図3のようにならない。つまり、車室内圧力の第1波が、負側(減圧側)に振れないで、ガラスが割れることもある。図3は、先の尖ったものでテンションが予めかかった強化ガラスが割れたときの車室内圧力変化である。
この場合は、強化ガラスが外に飛び散り、これに連れて、ガラスの孔から空気が外に逃げて(引っ張りだされて)車室内の圧力が先ず負側に立ち上がる。勿論、ガラスが先端の尖った物で割られるときには、きわめて弱い正圧が短時間加わるが、図3からは読み取れないくらい小さな値である。
図4は、図3の圧力変化をFFT(周波数分析器あるいはスペクトルアナライザ)により分析した結果を示すグラフであり、縦軸はパワースペクトルを示し、横軸は周波数を示している。図4から判明するように、ガラスが割れたときは、10Hz付近にパワースペクトルのピークがあり、20Hz以上ではパワースペクトルのレベルが弱いという結果になっている。
次に、図5は、上記第1実施形態において、ガラスが破損しなかったとき、つまりガラス破損以外の衝撃が印加されたときの車室内圧力の時間的変化を示すグラフであり、縦軸は車室内圧力、横軸は時間tを示している。
図6は、図5の車室内圧力変化を上記FFTにより分析した結果を示すグラフであり、縦軸はパワースペクトルを示し、横軸は周波数を示している。図6から判明するように、ガラスが割れないときは、ガラスが割れないで車体が加振されるため、広い周波数帯域で加振され、20Hz以上のパワースペクトルのレベルが、20Hz以下のパワースペクトルのレベルと同等以上であるという結果になっている。
これら図3乃至図6の波形図から、上述のように、上記第1フィルタ手段2の出力と、上記第2フィルタ手段3の出力の比が、判定値(第2閾値)以上である場合は、ガラス破損と明確に判定されるということが理解できる。
車両の車体の大きさによって、発生する音の周波数帯(上記車体共振音、車室内空間に共鳴する定在波のこもり音の周波数帯)は異なってくるが、ガラスが割れたときと、割れないときとの、図4及び図6の10Hzくらいの周波数のパワースペクトルのレベルが突出して大きいか、または他のレベルとそれほど変わらないかということは、車両の体格にあまり影響されない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。図7は、本発明の第2実施形態の作動を説明するフローチャートである。この第2実施形態は、よりガラス破損検出の精度を向上させるものである。
図7において、このフローがスタートすると、ステップS71で圧力センサ1(図1)の出力振幅が圧力閾値(第1閾値)以上か否かが判定されるトリガ処理が実行される。そして、ステップS71で圧力センサ1の出力振幅が圧力閾値(第1閾値)以上である場合に、次のステップS72に進む。
ステップS72では、第1フィルタ手段2(または第2フィルタ手段3)の出力振幅が、第1フィルタ閾値(第2閾値)以上か否かを判定する。そして、第1フィルタ手段2(または第2フィルタ手段3)の出力振幅が、第1フィルタ閾値(第2閾値)以上である場合に、次のステップS73に進むようにしている。
これは、以降のフロー(ステップS74)では、上記第1フィルタ手段2、及び第2フィルタ手段3の出力の振幅比を判定するが、第1または第2フィルタ手段2または3通過後の信号自体が小さく、分母と成る出力が小さいと、わずかな分子側の出力でも判定がYESになり、ガラス割れ警報が出てしまうのを防ぐためである。
ステップS73では、上記トリガがかかった時点(t=0)から所定の短時間(t1〜t2の間=例えば1秒間)内の圧力センサ1の出力振幅が、圧力閾値(第1閾値)以上であったか否かを判定する。ここで、YESのときは、最初のトリガ(t=0)から、例えば、1秒間の間に複数の繰り返しトリガが、かかってきたことを意味している。これは、複数回のガラスへの打撃があった場合の他、車両を人為的に揺するとか、風で車両が揺れたときである。このときはステップS75に進む。
また、ステップS73で判定がNoとなり、上記複数の繰り返しトリガが、かかってきていないときは、ステップS74のガラス破損判定に進む。
ステップS75では、車室内の圧力センサ1から成る圧力検出手段1が検出した車室内空気圧力の振動データ(圧力センサ1の出力電圧)から、例えば5Hz以下の超低周波成分が、第3フィルタ手段6(図1)を使用して除去される。なお、この第3フィルタ手段6は援用する図1の比較判定手段4と圧力センサ1の間に破線で示したように存在する。また、この第3フィルタ手段6は、バンドパスフィルタ手段、またはハイパスフィルタ手段で構成することが出来る。これにより、車両を人為的に揺するとか、風で車両が揺れるときの圧力センサ1の出力の変動は消えてしまう。
次に、5Hz以下の低周波成分を第3フィルタ手段で除去した後、ステップS76で、第3フィルタ手段の出力振幅が第3フィルタ閾値(第3閾値)以上か否かを判定する。そして、第3フィルタ閾値(第3閾値)以上であり、判定結果がYESとなった場合に、ステップS74のガラス破損判定に進む。
ステップS74では、第1フィルタ手段2(カットオフ周波数20Hz)の出力振幅と、第2フィルタ手段3(カットオフ周波数25Hz、及び100Hz)の出力振幅を取り出し、これらの出力振幅の比と判定値(第4の閾値=図2の判定値と同じ)との比較を行う。
そして、これらの第1フィルタ手段2の出力(最大振幅)と、第2フィルタ手段3の出力(最大振幅)の比が、判定値(第4の閾値)以上である場合は、図7のステップS77で、ガラス破損と判定し、警報手段5(図1)により警報を発する。
一方、第1フィルタ手段2の出力と第2フィルタ手段3の出力の比が、判定値(第4の閾値)よりも小さい場合は、図7のステップS74でNoと判定され、ガラス破損以外の衝撃と認定されて、ステップS71に戻る。この場合は、単にボールが衝突したとか、いたずらで打撃されたかであって、ガラス自体は、割れていないと認定されるのである。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。
第2実施形態の図7を援用して第3実施形態を説明する。第2実施形態ではステップS73において、トリガ(t=0)直後から直ぐカウント体制に入って所定時間(t1〜t2)、圧力センサ出力振幅が圧力閾値以上となることがあるかを判定した。
しかし、この第3実施形態では、最初のトリガ(t=0の1回目トリガ)直後から直ぐにはカウントせず、しばらく、マスク期間(カウント不能期間ΔT1)を設定するものである。
図8は、この第3実施形態において、ガラスが複数回打撃されたときの圧力検出手段1の出力波形を示している。圧力検出手段1の信号の振幅が、圧力閾値(トリガレベルTL)を超えた後、所定判定時間(t1〜t2)内に、圧力検出手段1の信号の振幅が圧力閾値を越えるかどうかの判定は、圧力検出手段1の信号の振幅が圧力閾値を越えた後、予め設定したマスク期間ΔT1内は、圧力検出手段1の信号の振幅が予め設定した圧力閾値(トリガレベル)を越えたことをカウントしないこととし、マスク期間ΔT1経過後からカウント体制に入って判定するものである。
これにより、時間t=0に最初の打撃が検出されて、減衰が終わって、2度目の打撃が検出され、所定判定時間が終わるまでの期間ΔT2の、実際にガラスが複数回連続して打撃された状況を、より正確に検出できる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態では、第1フィルタ手段2は、カットオフ周波数20Hzのローパスフィルタから成り、第2フィルタ手段3は、カットオフ周波数25Hz、及び100Hzのバンドパスフィルタからなるが、この他のフィルタを使うことも出来る。
例えば、第1フィルタ手段2は、バンドパスフィルタで構成することが出来る。また、第2フィルタ手段3は、ハイパスフィルタで構成することが出来る。
る。
次に第1フィルタ手段のローパス側カットオフ周波数が25Hz以下であってもよい。また、第2フィルタ手段のハイパス側カットオフ周波数が20Hz以上であってもよい。また、第1フィルタ手段がバンドパスフィルタ手段で構成されており、ハイパス側カットオフ周波数が5Hz以上であってもよい。
次に、第2フィルタ手段がバンドパスフィルタ手段で構成されており、ローパス側カットオフ周波数が100Hz以上であればよい。
次に、第3フィルタ手段は、バンドパスフィルタ手段、又はハイパスフィルタ手段で構成されたが、該第3フィルタ手段のハイパス側カットオフ周波数が、5Hz以下であるとよい。また、上記第1乃至第3フィルタ手段は、電気フィルタではなくデジタルフィルタで構成されていてもよい。
1 圧力センサ
2 第1フィルタ手段
3 第2フィルタ手段
4 比較判定手段
5 警報手段
TL 圧力閾値(トリガレベル)
t1〜t2 所定判定時間
ΔT1 マスク期間

Claims (15)

  1. 室内の空気の圧力変化を検出する圧力検出手段(1)、
    前記圧力検出手段(1)の信号を少なくとも2つの周波数領域でフィルタリングするフィルタ手段(2及び3)、
    前記フィルタ手段(2及び3)の複数の出力信号を比較判定し、ガラス破損を判定する比較判定手段(4)、及び
    前記比較判定手段(4)の信号により警報を発する警報手段(5)を有することを特徴とするガラス破損警報装置。
  2. 前記フィルタ手段(2及び3)は低周波側の第1フィルタ手段(2)と、該第1フィルタ手段(2)よりも周波数領域が高周波側の第2フィルタ手段(3)とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガラス破損警報装置。
  3. 前記第1フィルタ手段(2)は、ローパスフィルタ、またはバンドパスフィルタから成り、前記第2フィルタ手段(3)は、バンドパスフィルタ、またはハイパスフィルタで構成されていることを特徴とする請求項2に記載のガラス破損警報装置。
  4. 前記第1フィルタ手段(2)のローパス側カットオフ周波数が25Hz以下であることを特徴とする請求項3に記載のガラス破損警報装置。
  5. 前記第2フィルタ手段(3)のハイパス側カットオフ周波数が20Hz以上であることを特徴とする請求項3または4に記載のガラス破損警報装置。
  6. 前記第1フィルタ手段(2)が、バンドパスフィルタ手段で構成されており、ハイパス側カットオフ周波数が5Hz以上であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載のガラス破損警報装置。
  7. 前記第2フィルタ手段(3)がバンドパスフィルタ手段で構成されており、ローパス側カットオフ周波数が100Hz以上であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のガラス破損警報装置。
  8. 前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が、予め設定した圧力閾値を越えた場合において、前記第1フィルタ手段(2)の信号と前記第2フィルタ手段(3)の信号とでガラス破損を判定することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載のガラス破損警報装置。
  9. 前記第1フィルタ手段(2)の信号の振幅、または前記第2フィルタ手段(3)の信号の振幅が、予め設定した第1フィルタ閾値よりも小さい場合は、ガラス破損の判定をせず、かつ前記ガラス破損の判定は、上記第1フィルタ手段(2)、及び第2フィルタ手段(3)の出力の振幅比から判定することを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項に記載のガラス破損警報装置。
  10. 更に、前記圧力検出手段(1)の信号から超低周波成分を除去する第3フィルタ手段(6)を備え、前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した前記圧力閾値を超えた後、予め設定した一定時間内に前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した前記圧力閾値を複数回越える場合において、前記第3フィルタ手段(6)の出力信号の振幅が予め設定した第3フィルタ閾値よりも大きい場合は、ガラス破損を判定することを特徴とする請求項8または9に記載のガラス破損警報装置。
  11. 前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が、予め設定した前記圧力閾値を超えた後、予め設定した所定時間(t1〜t2)内に、前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した前記圧力閾値を複数回越えるかどうかの判定は、前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した前記圧力閾値を越えた後、予め設定したマスク時間(ΔT1)内は、前記圧力検出手段(1)の信号の振幅が予め設定した前記圧力閾値を越えたことをカウントしないで判定することを特徴とする請求項10に記載のガラス破損警報装置。
  12. 前記第3フィルタ手段がバンドパスフィルタ手段、又はハイパスフィルタ手段で構成されていることを特徴とする請求項10または11に記載のガラス破損警報装置。
  13. 前記第3フィルタ手段のハイパス側カットオフ周波数が、5Hz以下であることを特徴とする請求項12に記載のガラス破損警報装置。
  14. 前記圧力検出手段(1)がエレクトレットコンデンサマイクロホンから成る低周波マイクロホンで構成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載のガラス破損警報装置。
  15. 前記圧力検出手段(1)は、車両室内に設置され、前記比較判定手段(4)は、車両の本体部に支持されたガラスの破損を判定することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のガラス破損警報装置。
JP2009084317A 2009-03-31 2009-03-31 ガラス破損警報装置 Expired - Fee Related JP5240011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084317A JP5240011B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 ガラス破損警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084317A JP5240011B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 ガラス破損警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010237915A true JP2010237915A (ja) 2010-10-21
JP5240011B2 JP5240011B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=43092172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009084317A Expired - Fee Related JP5240011B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 ガラス破損警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5240011B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014016725A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Panasonic Corp 侵入検知装置
JP6138393B1 (ja) * 2017-02-17 2017-05-31 株式会社日立パワーソリューションズ 異常検知装置、防犯システムおよび異常検知方法
CN115195665A (zh) * 2021-04-13 2022-10-18 北京汽车股份有限公司 一种车辆控制方法、装置及车辆

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123298A (ja) * 1984-07-11 1986-01-31 セコム株式会社 電子警報装置
JP2004227115A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Omron Corp 情報処理装置および方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123298A (ja) * 1984-07-11 1986-01-31 セコム株式会社 電子警報装置
JP2004227115A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Omron Corp 情報処理装置および方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014016725A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Panasonic Corp 侵入検知装置
JP6138393B1 (ja) * 2017-02-17 2017-05-31 株式会社日立パワーソリューションズ 異常検知装置、防犯システムおよび異常検知方法
JP2018133023A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社日立パワーソリューションズ 異常検知装置、防犯システムおよび異常検知方法
CN115195665A (zh) * 2021-04-13 2022-10-18 北京汽车股份有限公司 一种车辆控制方法、装置及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP5240011B2 (ja) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218226B2 (en) Acceleration-based theft detection system for portable electronic devices
KR101108961B1 (ko) 신호 인식을 갖는 침입 감지 시스템
US7482918B2 (en) Detection system and method for determining an alarm condition therein
US6670888B2 (en) Method of detecting improper mounting of acceleration sensors on a vehicle
JP5920311B2 (ja) 風検出装置
US7057497B2 (en) Security device
JP2661882B2 (ja) 加速度計と高周波圧力変換器の組合せによる衝突の検知
GB2528703A (en) Detection system and method for initiating an alarm condition
JPH09297892A (ja) ガラス割れ検出装置
JP5240011B2 (ja) ガラス破損警報装置
JP2009143453A (ja) 盗難防止装置及び位置特定方法
JP3802897B2 (ja) 車輌のガラス破損警報装置
JP2005529785A (ja) 拘束システム
JP4359463B2 (ja) ガラス破損検出装置
JP4835244B2 (ja) 車両用警報装置
CN111806379B (zh) 检测施加于车辆的刮蹭和/或碰撞的方法和电子设备
JP2008120137A (ja) 車両用警報装置
JP4165555B2 (ja) 車両盗難防止システム
JP2011002276A (ja) ガラス破壊検知方法および装置
JP4359496B2 (ja) ガラス破壊検出装置
JP3290161B2 (ja) 防犯警報装置
JP4297933B2 (ja) 防犯装置
JP2004233300A (ja) ガラス破壊センサ
KR100973740B1 (ko) 물질 특유의 사운드 패턴을 이용한 유리 파열음 감지장치 및 감지방법
JP2014016725A (ja) 侵入検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees