JP2010237498A - プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の基板移動方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の基板移動方法、及び表示用パネル基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動を早期に開始して、タクトタイムを短縮する。
【解決手段】シャッター駆動装置80へシャッター75を閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッター75が閉じ終わる前に、Z−チルト機構30によりマスク2と基板1とのギャップを広げる動作を開始する。そして、マスク2と基板1とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板1のXY方向へのステップ移動を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、プロキシミティ方式を用いて基板の露光を行うプロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の基板移動方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に係り、特に、基板をXY方向へステップ移動させて、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置の基板移動方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがある。プロキシミティ方式は、プロジェクション方式に比べてパターン解像性能は劣るが、照射光学系の構成が簡単で、かつ処理能力が高く量産用に適している。
近年、表示用パネルの各種基板の製造では、大型化及びサイズの多様化に対応するため、比較的大きな基板を用意し、表示用パネルのサイズに応じて、1枚の基板から1枚又は複数枚の表示用パネル基板を製造している。この場合、プロキシミティ方式では、基板の一面を一括して露光しようとすると、基板と同じ大きさのマスクが必要となり、高価なマスクのコストがさらに増大する。そこで、基板より比較的小さなマスクを用い、基板をXY方向へステップ移動させて、基板の一面を複数のショットに分けて露光する方式が主流となっている。
プロキシミティ方式では、マスクと基板とを数百μm程度のプロキシミティギャップまで接近させて露光を行う。マスクと基板とのギャップ合わせは、マスクを保持するマスクホルダ又は基板を支持するチャックをZ方向へ移動及びチルトすることにより行われる。基板をXY方向へステップ移動させて、基板の一面を複数のショットに分けて露光する場合、基板のステップ移動は、マスクと基板との接触を防止するため、マスクと基板とのギャップを広げて行われる。基板のステップ移動後、マスクと基板とのギャップ合わせ及び基板のアライメントを行った後に、ショットが行われる。各ショットは、露光光を遮断するシャッターを開閉して行われる。なお、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置として、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
特開2003−241396号公報 特開2008−233621号公報
プロキシミティ方式で基板の一面を複数のショットに分けて露光する場合、基板のステップ移動、マスクと基板とのギャップ合わせ、基板のアライメント及びショットが繰り返され、これらに要する時間が全てタクトタイムに加算される。基板のステップ移動前には、マスクと基板とのギャップを広げる動作がさらに必要である。
タクトタイムを短縮するためには、1つの動作が終了した後、次の動作をできるだけ早く開始しなければならない。従来、1つのショットが終了した後、次の動作へ移行するタイミングは、シャッターが閉じる動作を終了した時点か、あるいはシャッターが閉じる動作中に露光光の照度がしきい値になった時点としていた。これは、しきい値を超える露光光が照射された状態で基板をステップ移動すると、パターンの焼付けがぶれて、露光品質が低下するからである。しかしながら、基板のステップ移動前には、マスクと基板とのギャップを広げる動作が必要であり、この動作に要する時間が、基板のステップ移動の開始を遅らせる要因となっていた。
本発明の課題は、露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動を早期に開始して、タクトタイムを短縮することである。また、本発明の課題は、パターンの焼付けを短い間隔で精度良く行い、高いスループットで高品質な基板を製造することである。
本発明のプロキシミティ露光装置は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、チャックを移動するステージとを備え、ステージによりチャックを移動して基板のXY方向へのステップ移動を行い、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置において、露光光を遮断するシャッターと、シャッターを開閉するシャッター駆動装置と、露光光の照度を測定する照度センサーと、ステージを駆動するステージ駆動回路と、マスクホルダとチャックとを相対的にZ方向へ移動及びチルトするZ−チルト機構と、Z−チルト機構を駆動するZ−チルト機構駆動回路と、シャッター駆動装置、ステージ駆動回路、及びZ−チルト機構駆動回路を制御する制御装置とを備え、制御装置が、シャッター駆動装置へシャッターを閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッターが閉じ終わる前に、Z−チルト機構駆動回路によりZ−チルト機構を駆動して、マスクと基板とのギャップを広げる動作を開始し、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサーにより測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、ステージ駆動回路によりステージを駆動して、基板のXY方向へのステップ移動を行うものである。
また、本発明のプロキシミティ露光装置の基板移動方法は、基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、チャックを移動するステージとを備え、ステージによりチャックを移動して基板のXY方向へのステップ移動を行い、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置の基板移動方法であって、露光光を遮断するシャッターと、シャッターを開閉するシャッター駆動装置と、露光光の照度を測定する照度センサーと、マスクホルダとチャックとを相対的にZ方向へ移動及びチルトするZ−チルト機構とを設け、シャッター駆動装置へシャッターを閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッターが閉じ終わる前に、Z−チルト機構によりマスクと基板とのギャップを広げる動作を開始し、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサーにより測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板のXY方向へのステップ移動を行うものである。
シャッター駆動装置へシャッターを閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッターが閉じ終わる前に、Z−チルト機構によりマスクと基板とのギャップを広げる動作を開始する。シャッター駆動装置へシャッターを閉じる様に指令しても、シャッターが閉じ終わるまでは、露光光が基板へ照射されているが、その間にマスク又は基板を縦方向へ移動しても、基板を横方向へ移動する場合と違って、パターンの焼付けぶれはほとんど発生しない。そして、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサーにより測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板のXY方向へのステップ移動を行うので、露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動が早期に開始され、タクトタイムが短縮される。
さらに、本発明のプロキシミティ露光装置は、制御装置が、照度センサーにより測定した露光光の照度の変化に応じて、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間を設定するものである。また、本発明のプロキシミティ露光装置の基板移動方法は、照度センサーにより測定した露光光の照度の変化に応じて、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間を決定するものである。同じ様に基板のXY方向へのステップ移動を露光光の照度がしきい値になった時点で開始する場合でも、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了してから、露光光の照度がしきい値になるまでに時間が有る場合に比べて、所定時間を長く取ることができる。従って、シャッターを閉じる動作が進行して露光光の照度が小さくなってから、マスクと基板とのギャップを広げる動作が開始され、パターンの焼付けぶれが発生する恐れがさらに小さくなる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかのプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行い、あるいは、上記のいずれかのプロキシミティ露光装置の基板移動方法を用いて基板を移動し、基板の露光を行うものである。露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動が早期に開始されるので、パターンの焼付けが短い間隔で精度良く行われ、高いスループットで高品質な基板が製造される。
本発明のプロキシミティ露光装置及びプロキシミティ露光装置の基板移動方法によれば、シャッター駆動装置へシャッターを閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッターが閉じ終わる前に、Z−チルト機構によりマスクと基板とのギャップを広げる動作を開始し、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサーにより測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板のXY方向へのステップ移動を行うことにより、露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動を早期に開始して、タクトタイムを短縮することができる。
さらに、本発明のプロキシミティ露光装置及びプロキシミティ露光装置の基板移動方法によれば、照度センサーにより測定した露光光の照度の変化に応じて、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間を決定することにより、パターンの焼付けぶれが発生する恐れをさらに小さくすることができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動を早期に開始することができるので、パターンの焼付けを短い間隔で精度良く行い、高いスループットで高品質な基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の概略構成を示す図である。 マスクホルダの上面図である。 チャックをロード/アンロード位置へ移動した状態を示す図である。 図4(a)はZ−チルト機構の正面図、図4(b)はZ−チルト機構の側面図である。 ギャップセンサーの概略構成を示す図である。 ショットの領域の一例を示す図である。 露光処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法のタイムチャートである。 本発明の他の実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法のタイムチャートである。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 従来の基板移動方法のタイムチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の概略構成を示す図である。プロキシミティ露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック支持台9、チャック10、マスクホルダ20、ホルダフレーム21、トップフレーム22、エアクッション23、Z−チルト機構30、ギャップセンサー40、主制御装置50、Xステージ駆動回路61、Yステージ駆動回路62、θステージ駆動回路63、Z−チルト機構駆動回路64、及び露光光照射装置70を含んで構成されている。プロキシミティ露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1において、チャック10は、基板1の露光を行う露光位置にある。露光位置の上空には、トップフレーム22が設置されている。トップフレーム22には、エアクッション23を介して、ホルダフレーム21が取り付けられている。ホルダフレーム21には、マスク2を保持するマスクホルダ20が取り付けられている。図2は、マスクホルダの上面図である。図2において、マスクホルダ20には、露光光が通過する開口20aが設けられており、開口20aの下方には、マスク2が装着されている。マスクホルダ20の下面の開口20aの周囲には、吸着溝が設けられており、マスクホルダ20は、吸着溝により、マスク2の周辺部を真空吸着して保持している。図1において、マスクホルダ20に保持されたマスク2の上空には、後述する露光光照射装置70が配置されている。露光時、露光光照射装置70からの露光光がマスク2を透過して基板1へ照射されることにより、マスク2のパターンが基板1の表面に転写され、基板1上にパターンが形成される。
図3は、チャックをロード/アンロード位置へ移動した状態を示す図である。ロード/アンロード位置において、図示しない基板搬送ロボットにより、基板1がチャック10へ搬入され、また基板1がチャック10から搬出される。チャック10への基板1のロード及びチャック10からの基板1のアンロードは、チャック10に設けた複数の突き上げピンを用いて行われる。突き上げピンは、チャック10の内部に収納されており、チャック10の内部から上昇して、基板1をチャック10にロードする際、基板搬送ロボットから基板1を受け取り、基板1をチャック10からアンロードする際、基板搬送ロボットへ基板1を受け渡す。
図1及び図3において、チャック10は、チャック支持台9を介してθステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向(図1及び図3の図面横方向)へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向(図1及び図3の図面奥行き方向)へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。チャック支持台9は、θステージ8に搭載され、チャック10を複数箇所で支持する。
Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10は、ロード/アンロード位置と露光位置との間を移動される。ロード/アンロード位置において、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1のプリアライメントが行われる。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動及びYステージ7のY方向への移動により、チャック10に搭載された基板1のXY方向へのステップ移動が行われる。そして、Xステージ5のX方向への移動、Yステージ7のY方向への移動、及びθステージ8のθ方向への回転により、基板1のアライメントが行われる。また、マスクホルダ20の側面に設けたZ−チルト機構30により、マスクホルダ20をZ方向(図1の図面上下方向)へ移動及びチルトすることによって、マスク2と基板1とのギャップ合わせが行われる。
図1において、Xステージ駆動回路61は、主制御装置50の制御により、Xステージ5を駆動する。Yステージ駆動回路62は、主制御装置50の制御により、Yステージ7を駆動する。θステージ駆動回路63は、主制御装置50の制御により、θステージ8を駆動する。Z−チルト機構駆動回路64は、主制御装置50の制御により、各Z−チルト機構30を駆動し、各Z−チルト機構30の移動が終了したとき、移動が終了した旨の終了信号を、主制御装置50へ出力する。
図4(a)はZ−チルト機構の正面図、図4(b)はZ−チルト機構の側面図である。Z−チルト機構30は、ケーシング31、直動ガイド32、可動ブロック33、モータ34、軸継手35、ボールねじ36a、ナット36b、及びボール37を含んで構成されている。図4(b)に示す様に、ケーシング31は、トップフレーム22の側面に取り付けられている。図4(a)に示す様に、ケーシング31の内部には、直動ガイド32が設けられており、直動ガイド32には、可動ブロック33が搭載されている。ケーシング31の上方には、モータ34が設置されており、モータ34の回転軸には、軸継手35を介して、ボールねじ36aが接続されている。可動ブロック33には、ボールねじ36aにより移動されるナット36bが取り付けられており、可動ブロック33は、モータ34の回転により、直動ガイド32に沿って上下に移動する。
図4(b)に示す様に、ホルダフレーム21の下面には、チルト用腕24が設けられている。可動ブロック33の下面には、ボール37が取り付けられており、ボール37は、可動ブロック33によりチルト用腕24に押し付けられている。図2において、Z−チルト機構30は、ホルダフレーム21の側面近くの三箇所に設置されている。3つのZ−チルト機構30は、可動ブロック33を上下に移動して、チルト用腕24を押すボール37の高さをそれぞれ変更することにより、エアクッション23により支持されているホルダフレーム21の高さを三箇所で変更して、マスクホルダ20をZ方向へ移動及びチルトする。
なお、本実施の形態では、Z−チルト機構30によりマスクホルダ20をZ方向へ移動及びチルトすることによって、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行っているが、チャック支持台9にZ−チルト機構を設けて、チャック10をZ方向へ移動及びチルトすることにより、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行ってもよい。
図2において、マスクホルダ20に保持されたマスク2の上方には、4つのギャップセンサー40が設けられている。マスク2と基板1とのギャップ合わせを行う際、各ギャップセンサー40は、図示しない移動機構により、マスクホルダ20の開口20aの四隅の上方へ移動され、マスク2と基板1とのギャップを、マスク2の四隅で測定する。マスク2と基板1とのギャップ合わせが終了した後、各ギャップセンサー40は、図示しない移動機構により、マスクホルダ20の開口20aの外側へ移動される。
図5は、ギャップセンサーの概略構成を示す図である。ギャップセンサー40は、レーザー光源41、コリメーションレンズ群42、投影レンズ43、ミラー44,45、結像レンズ46、及びCCDラインセンサー47を含んで構成されている。レーザー光源41から発生されたレーザー光は、コリメーションレンズ群42及び投影レンズ43を通り、ミラー44からマスク2へ斜めに照射される。マスク2へ照射されたレーザー光は、その一部がマスク2の上面で反射され、一部がマスク2の内部へ透過する。マスク2の内部へ透過したレーザー光は、その一部がマスク2の下面で反射され、一部がマスク2の下面から基板1の表面へ照射される。基板1の表面へ照射されたレーザー光は、その一部が基板1の表面で反射され、一部が基板1の内部へ透過する。マスク2の下面で反射されたレーザー光及び基板1の表面で反射されたレーザー光は、マスクの上面から射出された後、ミラー45で反射され、結像レンズ46を通って、CCDラインセンサー47の受光面に結像する。CCDラインセンサー47は、受光面で受光した光の強度に応じた検出信号を出力する。CCDラインセンサー47のマスク2の下面で反射されたレーザー光の検出信号の位置と、基板1の表面で反射されたレーザー光の検出信号の位置とから、マスク2と基板1とのギャップGが測定される。
図1において、マスクホルダ20の上空には、露光光照射装置70が設けられている。露光光照射装置70は、ランプ71、集光鏡72、第1平面鏡73、レンズ74、シャッター75、コリメーションレンズ76、第2平面鏡77、電源78、照度センサー79、及びシャッター駆動装置80を含んで構成されている。ランプ71には、水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等の様に、高圧ガスをバルブ内に封入したランプが使用されている。ランプ71は、電源78から電圧が印加されると点灯して、露光光を発生する。なお、本実施の形態では、露光光を発生する光源に1つのランプ71が用いられているが、ランプの数はこれに限らず、2つ以上のランプを用いてもよい。また、ランプの代わりに、発光ダイオードやレーザーダイオード等の半導体発光素子を用いてもよい。
ランプ71の周囲には、ランプ71から発生した光を集光する集光鏡72が設けられている。ランプ71から発生した光は、集光鏡72により集光され、第1平面鏡73へ照射される。第1平面鏡73で反射した光は、フライアイレンズ又はロットレンズ等からなるレンズ74へ入射し、レンズ74を透過して照度分布が均一化される。シャッター駆動装置80は、主制御装置50の制御により、基板1の露光を行う時、シャッター75を開き、基板1の露光を行わない時、シャッター75を閉じる。シャッター75が開いているとき、レンズ74を透過した光は、コリメーションレンズ76を透過して平行光線束となり、第2平面鏡77で反射して、マスク2へ照射される。マスク2へ照射された露光光により、マスク2のパターンが基板1へ転写され、基板1の露光が行われる。シャッター75が閉じているとき、レンズ74を透過した光は、シャッター75に遮断され、基板1の露光は行われない。
主制御装置50は、シャッター75の開閉を指令するシャッター駆動信号を、シャッター駆動装置80へ出力する。シャッター駆動装置80は、シャッター駆動信号によりシャッター75を開く動作又はシャッター75を閉じる動作を開始し、各動作が終了したとき、各動作が終了した旨の終了信号を、主制御装置50へ出力する。
第2平面鏡77の裏側近傍には、照度センサー79が配置されている。第2平面鏡77には、露光光の一部を通過させる小さな開口が設けられている。照度センサー79は、第2平面鏡77の開口を通過した光を受光して、露光光の照度を測定する。照度センサー79の測定結果は、主制御装置50へ入力される。
以下、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法について説明する。本実施の形態のプロキシミティ露光装置は、露光位置において、基板1をXY方向へステップ移動させて、基板1の一面を複数のショットに分けて露光する。図6は、ショットの領域の一例を示す図である。図6は、基板1の一面を6つのショットに分けて露光する例を示している。1回目のショットで基板1の領域1aが露光され、2回目のショットで基板1の領域1bが露光され、3回目のショットで基板1の領域1cが露光され、4回目のショットで基板1の領域1dが露光され、5回目のショットで基板1の領域1eが露光され、6回目のショットで基板1の領域1fが露光される。
図7は、露光処理の動作を示すフローチャートである。まず、ロード/アンロード位置において、チャック10への基板1のロードが行われる(ステップ301)。主制御装置50は、Xステージ駆動回路61によりXステージ5を駆動し、Yステージ駆動回路62によりYステージ7を駆動し、θステージ駆動回路63によりθステージ8を駆動して、ロード/アンロード位置においてチャック10をXY方向へ移動及びθ方向へ回転させ、基板1のプリアライメントを行う(ステップ302)。次に、主制御装置50は、Xステージ駆動回路61によりXステージ5を駆動し、Yステージ駆動回路62によりYステージ7を駆動して、チャック10を露光位置へ移動させ、基板1を露光位置の1回目のショットを行う位置へ移動させる(ステップ303)。
続いて、主制御装置50は、4つのギャップセンサー40の測定結果に基づき、Z−チルト機構駆動回路64により各Z−チルト機構30を駆動して、マスク2と基板1とのギャップ合わせを行う(ステップ304)。次に、主制御装置50は、Xステージ駆動回路61によりXステージ5を駆動し、Yステージ駆動回路62によりYステージ7を駆動し、θステージ駆動回路63によりθステージ8を駆動して、露光位置においてチャック10をXY方向へ移動及びθ方向へ回転させ、基板1のアライメントを行う(ステップ305)。
マスク2と基板1とのギャップ合わせが終了して、ショット(ステップ306)を行った後、主制御装置50は、全ショットが終了したか否かを判断する(ステップ307)。全ショットが終了していない場合、主制御装置50は、Z−チルト機構駆動回路64により各Z−チルト機構30を駆動して、マスク2と基板1とのギャップを広げた後、Xステージ駆動回路61によりXステージ5を駆動し、Yステージ駆動回路62によりYステージ7を駆動して、基板1のXY方向へのステップ移動を行い(ステップ308)、基板1を次のショットを行う位置へ移動させる。そして、ステップ304へ戻り、全ショットが終了するまで、ステップ304〜308を繰り返す。
全ショットが終了した場合、主制御装置50は、Z−チルト機構駆動回路64により各Z−チルト機構30を駆動して、マスク2と基板1とのギャップを広げた後、Xステージ駆動回路61によりXステージ5を駆動し、Yステージ駆動回路62によりYステージ7を駆動して、チャック10をロード/アンロード位置へ移動させる(ステップ309)。そして、ロード/アンロード位置において、チャック10からの基板1のアンロードが行われる(ステップ310)。
図8は、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法を示すフローチャートである。図7のステップ306において、主制御装置50は、各ショットの露光時間が経過すると、シャッター駆動信号により、シャッター駆動装置80へシャッター75を閉じる様に指令し、これによりシャッター75を閉じる動作が開始される(ステップ401)。図7のステップ308において、主制御装置50は、シャッター75を閉じる様に指令してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップ402)。所定時間が経過していない場合、主制御装置50は、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値以下であるか否かを判断する(ステップ403)。露光光の照度がしきい値以下でない場合、主制御装置50は、シャッター駆動装置80からの終了信号の有無により、シャッター75を閉じる動作が終了したか否かを判断する(ステップ404)。所定時間が経過し、または露光光の照度がしきい値以下になり、またはシャッター75を閉じる動作が終了するまで、ステップ402〜404を繰り返す。
所定時間が経過し、または露光光の照度がしきい値以下になり、またはシャッター75を閉じる動作が終了した場合、主制御装置50は、Z−チルト機構駆動回路64により各Z−チルト機構30を駆動して、マスク2と基板1とのギャップを広げるための各Z−チルト機構30の移動を開始する(ステップ405)。そして、主制御装置50は、Z−チルト機構駆動回路64からの終了信号の有無により、各Z−チルト機構30の移動が終了したか否かを判断し(ステップ406)、終了していない場合はこれを繰り返す。
各Z−チルト機構30の移動が終了した場合、主制御装置50は、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値以下であるか否かを判断する(ステップ407)。露光光の照度がしきい値以下でない場合、主制御装置50は、シャッター駆動装置80からの終了信号の有無により、シャッター75を閉じる動作が終了したか否かを判断する(ステップ408)。露光光の照度がしきい値以下になり、またはシャッター75を閉じる動作が終了するまで、ステップ407〜408を繰り返す。
露光光の照度がしきい値以下になり、またはシャッター75を閉じる動作が終了した場合、主制御装置50は、Xステージ駆動回路61によりXステージ5を駆動し、Yステージ駆動回路62によりYステージ7を駆動して、基板1のXY方向へのステップ移動を行うためのXステージ5及びYステージ7の移動を行う(ステップ409)。
図9は、本発明の一実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法のタイムチャートである。図9(a)は主制御装置50のシャッター駆動信号、図9(b)は照度センサー79により測定した露光光の照度、図9(c)はZ−チルト機構30の動作、図9(d)はXステージ5及びYステージ7の動作を示す。図9(a),(b)に示す様に、シャッター駆動信号によりシャッター75の開閉を指令するタイミングと、実際にシャッター75が露光光の光路上を移動して露光光の照度が変化するタイミングには、ずれがある。本実施の形態では、図9(a),(c)に示す様に、シャッター駆動信号によりシャッター75を閉じる様に指令してから所定時間T1が経過した後、シャッター75が閉じ終わる前に、マスク2と基板1とのギャップを広げるためのZ−チルト機構30の移動が開始される。そして、Z−チルト機構30の移動が終了してから、図9(b),(d)に示す様に、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値になった時点で、基板1のXY方向へのステップ移動を行うためのXステージ5及びYステージ7の移動が開始される。
シャッター駆動装置80へシャッター75を閉じる様に指令しても、シャッター75が閉じ終わるまでは、露光光が基板1へ照射されているが、その間にマスク2又は基板1を縦方向へ移動しても、基板1を横方向へ移動する場合と違って、パターンの焼付けぶれはほとんど発生しない。そして、マスク2と基板1とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板1のXY方向へのステップ移動を行うので、露光品質を低下させることなく、基板1のステップ移動が早期に開始され、タクトタイムが短縮される。
図10は、本発明の他の実施の形態によるプロキシミティ露光装置の基板移動方法のタイムチャートである。図10(a)は主制御装置50のシャッター駆動信号、図10(b)は照度センサー79により測定した露光光の照度、図10(c)はZ−チルト機構30の動作、図10(d)はXステージ5及びYステージ7の動作を示す。本実施の形態では、図10(a),(c)に示す様に、シャッター駆動信号によりシャッター75を閉じる様に指令してから所定時間T2が経過した後、シャッター75が閉じ終わる前に、マスク2と基板1とのギャップを広げるためのZ−チルト機構30の移動が開始される。主制御装置50は、照度センサー79により測定した露光光の照度の変化に応じて、マスク2と基板1とのギャップを広げるためのZ−チルト機構30の移動が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間T2を設定する。従って、図10(c),(d)に示す様に、マスク2と基板1とのギャップを広げるためのZ−チルト機構30の移動が終了した時点で、基板1のXY方向へのステップ移動を行うためのXステージ5及びYステージ7の移動が開始される。
同じ様に基板1のXY方向へのステップ移動を露光光の照度がしきい値になった時点で開始する場合でも、マスク2と基板1とのギャップを広げる動作が終了してから、露光光の照度がしきい値になるまでに時間が有る図9の場合に比べて、所定時間T2を長く取ることができる。従って、図10(b)に示す様にシャッター75を閉じる動作が進行して露光光の照度が小さくなってから、マスク2と基板1とのギャップを広げる動作が開始され、パターンの焼付けぶれが発生する恐れがさらに小さくなる。
図13は、従来の基板移動方法のタイムチャートである。図13(a)はシャッター駆動信号、図13(b)は露光光の照度、図13(c)はZ−チルト機構の動作、図13(d)はXステージ及びYステージの動作を示す。従来は、図13(b),(c)に示す様に、露光光の照度がしきい値になった時点で、マスクと基板とのギャップを広げるためのZ−チルト機構の移動が開始される。そして、図13(c),(d)に示す様に、Z−チルト機構の移動が終了した時点で、基板のXY方向へのステップ移動を行うためのXステージ及びYステージの移動が開始される。
図13と図9及び図10とを比べると、図13に示した従来例では、露光光の照度がしきい値以下になった後、マスクと基板とのギャップを広げるためのZ−チルト機構の移動が行われ、その後に、基板のXY方向へのステップ移動が行われるが、図9及び図10に示した実施の形態では、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値以下になった後、直ちに、基板1のXY方向へのステップが行われる。
以上説明した実施の形態によれば、シャッター駆動装置80へシャッター75を閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッター75が閉じ終わる前に、Z−チルト機構30によりマスク2と基板1とのギャップを広げる動作を開始し、マスク2と基板1とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサー79により測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板1のXY方向へのステップ移動を行うことにより、露光品質を低下させることなく、基板1のステップ移動を早期に開始して、タクトタイムを短縮することができる。
さらに、図10に示した実施の形態によれば、照度センサー79により測定した露光光の照度の変化に応じて、マスク2と基板1とのギャップを広げる動作が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間T2を決定することにより、パターンの焼付けぶれが発生する恐れをさらに小さくすることができる。
本発明において、シャッターを閉じる様に指令してからZ−チルト機構によりマスクと基板とのギャップを広げる動作を開始するまでの所定時間は、仮に決定した値で基板のテスト露光を行い、テスト露光で露光した基板の製品評価を行って、最適値を選択する。
本発明のプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行い、あるいは、本発明のプロキシミティ露光装置の基板移動方法を用いて基板を移動し、基板の露光を行うことにより、露光品質を低下させることなく、基板のステップ移動を早期に開始することができるので、パターンの焼付けを短い間隔で精度良く行い、高いスループットで高品質な基板を製造することができる。
例えば、図11は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等により感光樹脂材料(フォトレジスト)を塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、プロキシミティ露光装置や投影露光装置等を用いて、マスクのパターンをフォトレジスト膜に転写する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図12は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法、顔料分散法、印刷法、電着法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図11に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図12に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)及び着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明のプロキシミティ露光装置又はプロキシミティ露光装置の基板移動方法を適用することができる。
1 基板
2 マスク
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
9 チャック支持台
10 チャック
20 マスクホルダ
21 ホルダフレーム
22 トップフレーム
23 エアクッション
24 チルト用腕
30 Z−チルト機構
31 ケーシング
32 直動ガイド
33 可動ブロック
34 モータ
35 軸継手
36a ボールねじ
36b ナット
37 ボール
40 ギャップセンサー
41 レーザー光源
42 コリメーションレンズ群
43 投影レンズ
44,45 ミラー
46 結像レンズ
47 CCDラインセンサー
50 主制御装置
61 Xステージ駆動回路
62 Yステージ駆動回路
63 θステージ駆動回路
64 Z−チルト機構駆動回路
70 露光光照射装置
71 ランプ
72 集光鏡
73 第1平面鏡
74 レンズ
75 シャッター
76 コリメーションレンズ
77 第2平面鏡
78 電源
79 照度センサー
80 シャッター駆動装置

Claims (6)

  1. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、前記チャックを移動するステージとを備え、前記ステージにより前記チャックを移動して基板のXY方向へのステップ移動を行い、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置において、
    露光光を遮断するシャッターと、
    前記シャッターを開閉するシャッター駆動装置と、
    露光光の照度を測定する照度センサーと、
    前記ステージを駆動するステージ駆動回路と、
    前記マスクホルダと前記チャックとを相対的にZ方向へ移動及びチルトするZ−チルト機構と、
    前記Z−チルト機構を駆動するZ−チルト機構駆動回路と、
    前記シャッター駆動装置、前記ステージ駆動回路、及び前記Z−チルト機構駆動回路を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記シャッター駆動装置へ前記シャッターを閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、前記シャッターが閉じ終わる前に、前記Z−チルト機構駆動回路により前記Z−チルト機構を駆動して、マスクと基板とのギャップを広げる動作を開始し、
    マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了して、前記照度センサーにより測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、前記ステージ駆動回路により前記ステージを駆動して、基板のXY方向へのステップ移動を行うことを特徴とするプロキシミティ露光装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記照度センサーにより測定した露光光の照度の変化に応じて、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間を設定することを特徴とする請求項1に記載のプロキシミティ露光装置。
  3. 基板を支持するチャックと、マスクを保持するマスクホルダと、チャックを移動するステージとを備え、ステージによりチャックを移動して基板のXY方向へのステップ移動を行い、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置の基板移動方法であって、
    露光光を遮断するシャッターと、シャッターを開閉するシャッター駆動装置と、露光光の照度を測定する照度センサーと、マスクホルダとチャックとを相対的にZ方向へ移動及びチルトするZ−チルト機構とを設け、
    シャッター駆動装置へシャッターを閉じる様に指令してから所定時間が経過した後、シャッターが閉じ終わる前に、Z−チルト機構によりマスクと基板とのギャップを広げる動作を開始し、
    マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了して、照度センサーにより測定した露光光の照度がしきい値以下になったら、基板のXY方向へのステップ移動を行うことを特徴とするプロキシミティ露光装置の基板移動方法。
  4. 照度センサーにより測定した露光光の照度の変化に応じて、マスクと基板とのギャップを広げる動作が終了した時点で、露光光の照度がしきい値以下になる様に、所定時間を決定することを特徴とする請求項3に記載のプロキシミティ露光装置の基板移動方法。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のプロキシミティ露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  6. 請求項3又は請求項4に記載のプロキシミティ露光装置の基板移動方法を用いて基板を移動し、基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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