JP2010235314A - シート折り装置、後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】重ねて折るシート束の厚さに応じて適切な折り曲げ部材を使用することにより、折り精度を高める。
【解決手段】シートの表面と直交する方向へ進退自在に配置され突出時に先端部をシートの一面に当接させて他面側へ押し込むことによりシートを折り曲げる折り曲げ手段100と、折り曲げ手段100により押し込まれることにより他面側へ突出したシート部分をニップしつつ引き込む折りローラ対40と、を備えたシート折り装置(G)であって、折り曲げ手段100は、先端部の厚さが同一の、又は先端部の厚さが異なる、少なくとも二個の折り曲げ部材110、130を備え、一方の折り曲げ部材だけを用いて、或いは2個以上の折り曲げ部材を用いて、折り曲げ手段を突出させることにより、シートに対する折り曲げ作業を実施可能に構成した。
【選択図】図5
【解決手段】シートの表面と直交する方向へ進退自在に配置され突出時に先端部をシートの一面に当接させて他面側へ押し込むことによりシートを折り曲げる折り曲げ手段100と、折り曲げ手段100により押し込まれることにより他面側へ突出したシート部分をニップしつつ引き込む折りローラ対40と、を備えたシート折り装置(G)であって、折り曲げ手段100は、先端部の厚さが同一の、又は先端部の厚さが異なる、少なくとも二個の折り曲げ部材110、130を備え、一方の折り曲げ部材だけを用いて、或いは2個以上の折り曲げ部材を用いて、折り曲げ手段を突出させることにより、シートに対する折り曲げ作業を実施可能に構成した。
【選択図】図5
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に併設され、画像形成装置から排出されたシート束に対して折り曲げ作業を行うシート折り装置、シート折り装置を備えた後処理装置、画像形成装置及びこれらを含む画像形成システムに関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置から排出されるシートに対して仕分け、綴じ、折り、スタック等の後処理を行なうシート後処理装置が一般に広く知られている。
シート後処理のうち、シート束の中間部を折り曲げる中折り処理においては、様々な種類のシートに対して、折り形状を揃えることとシート束のふくらみを押さえることが必要である。
例えば特許文献1には、折りローラ対が成すニップ部に向けて、シートの折り目位置を案内する凸部材(折り曲げ部材)とシート束とを押し込んで、シートに折り目を付ける発明が記載されている。厚紙のような腰の強いシートであっても、折り形状がばらつかず、また端面の折り目が強く折れるため、折りを重ねた状態におけるシート束のふくらみを押え、薄い状態に仕上げることができる。
シート後処理のうち、シート束の中間部を折り曲げる中折り処理においては、様々な種類のシートに対して、折り形状を揃えることとシート束のふくらみを押さえることが必要である。
例えば特許文献1には、折りローラ対が成すニップ部に向けて、シートの折り目位置を案内する凸部材(折り曲げ部材)とシート束とを押し込んで、シートに折り目を付ける発明が記載されている。厚紙のような腰の強いシートであっても、折り形状がばらつかず、また端面の折り目が強く折れるため、折りを重ねた状態におけるシート束のふくらみを押え、薄い状態に仕上げることができる。
しかしながら、特許文献1の発明では、常に一つの折り曲げ部材を用いるため、重ねて折るシート自体の厚さや枚数の変化、すなわちシート束の厚さの変化に対応することができない。その結果、シート束の厚さによっては、折り形状を一定に保つことができずに、折り精度が低下するという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、重ねて折るシート束の厚さに応じて適切な折り曲げ部材を使用することにより、折り精度を高めることを目的とする。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、重ねて折るシート束の厚さに応じて適切な折り曲げ部材を使用することにより、折り精度を高めることを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シート面と直交する方向へ進退自在に配置され突出時に先端部を該シートの一面に当接させて他面側へ押し込むことにより該シートを折り曲げる折り曲げ手段と、該折り曲げ手段により押し込まれることにより前記他面側へ突出したシート部分をニップしつつ引き込む折りローラ対と、を備えたシート折り装置であって、
前記折り曲げ手段は、前記先端部の厚さが同一の、又は前記先端部の厚さが異なる、少なくとも二個の折り曲げ部材を備え、
一方の前記折り曲げ部材だけを、或いは2個以上の前記折り曲げ部材を突出させることにより、前記シートに対する折り曲げ作業を実施可能に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの枚数を計数する計数手段と、を備え、該計数手段の計数したシートの枚数に応じた最適の前記折り曲げ部材を選択して突出させることを特徴とする。
前記折り曲げ手段は、前記先端部の厚さが同一の、又は前記先端部の厚さが異なる、少なくとも二個の折り曲げ部材を備え、
一方の前記折り曲げ部材だけを、或いは2個以上の前記折り曲げ部材を突出させることにより、前記シートに対する折り曲げ作業を実施可能に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの枚数を計数する計数手段と、を備え、該計数手段の計数したシートの枚数に応じた最適の前記折り曲げ部材を選択して突出させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの厚さを入力するシート厚入力手段と、を備え、前記中折りスタックトレイ上にスタックされるシートの厚さに応じた最適の前記折り曲げ部材を選択して突出させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3記載のシート折り装置において、突出させた前記折り曲げ部材の厚さに応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載のシート折り装置において、前記圧力調整機構は、前記計数手段が計数したシートの枚数に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3記載のシート折り装置において、2個以上の前記折り曲げ部材を同時に突出させた後、少なくとも1個の折り曲げ部材を退避させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3記載のシート折り装置において、突出させた前記折り曲げ部材の厚さに応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載のシート折り装置において、前記圧力調整機構は、前記計数手段が計数したシートの枚数に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3記載のシート折り装置において、2個以上の前記折り曲げ部材を同時に突出させた後、少なくとも1個の折り曲げ部材を退避させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項3記載のシート折り装置において、2個以上の前記折り曲げ部材を同時に突出させた後、少なくとも1個の折り曲げ部材を退避させる動作を繰り返すことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7記載のシート折り装置において、前記折り曲げ部材の退避速度を前記中折りスタックトレイ内にスタックされるシートの厚さに応じて変化させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの枚数を計数する計数手段と、前記折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させて前記折り曲げ部材同士の間隔を変化させる間隔調整機構と、を備え、前記計数手段の計数したシートの枚数に応じて前記折り曲げ部材の間隔を変化させるシート折り装置を特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1又は9記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの厚さを入力するシート厚入力手段と、前記折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させて前記折り曲げ部材同士の間隔を変化させる間隔調整機構と、を備え、前記中折りスタックトレイ上にスタックされるシートの厚さに応じて前記折り曲げ部材の間隔を変化させるシート折り装置を特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7記載のシート折り装置において、前記折り曲げ部材の退避速度を前記中折りスタックトレイ内にスタックされるシートの厚さに応じて変化させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの枚数を計数する計数手段と、前記折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させて前記折り曲げ部材同士の間隔を変化させる間隔調整機構と、を備え、前記計数手段の計数したシートの枚数に応じて前記折り曲げ部材の間隔を変化させるシート折り装置を特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1又は9記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの厚さを入力するシート厚入力手段と、前記折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させて前記折り曲げ部材同士の間隔を変化させる間隔調整機構と、を備え、前記中折りスタックトレイ上にスタックされるシートの厚さに応じて前記折り曲げ部材の間隔を変化させるシート折り装置を特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10記載のシート折り装置において、突出させた前記折り曲げ部材の移動量に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えたシート折り装置を特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載のシート折り装置において、前記圧力調整機構は、前記折り曲げ部材の突出回数に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整するシート折り装置を特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12の何れか一項記載のシート折り装置を備えた後処理装置を特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13記載の後処理装置を備えた画像形成装置を特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項13記載の後処理装置を備えた画像形成システムを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載のシート折り装置において、前記圧力調整機構は、前記折り曲げ部材の突出回数に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整するシート折り装置を特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12の何れか一項記載のシート折り装置を備えた後処理装置を特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13記載の後処理装置を備えた画像形成装置を特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項13記載の後処理装置を備えた画像形成システムを特徴とする。
本発明によれば、複数の折り曲げ部材を備え、一の折り曲げ部材又は複数の折り曲げ部材を突出させて、シートに対する折り曲げ作業を行うので、シート束の厚さに関わらず折りの高さを一定にすることができる。
〔第一の実施形態〕
以下、本発明の実施形態を説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、複数の折り曲げ部材を有する折り曲げ手段を備える点に特徴がある。
<全体構成>
図1は、本発明の第一の実施形態に係るシート後処理装置の概略構成を示した断面図である。シート後処理装置PDは、画像形成装置PRとともに、画像形成システムを構成する。図1においては、画像形成装置PRの一部も示している。
シート後処理装置PDは、画像形成装置PRに併設されており、画像形成装置PRから排出されたシートはシート後処理装置PD内部へと導かれる。シートは、1枚のシートに穿孔処理を施すパンチユニット3を有する搬送路Aを通過した後、上トレイUTへ導く搬送路B、シフトトレイSTへ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行うスティプル処理トレイFへ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪6及び分岐爪7によって振り分けられるように構成されている。
搬送路A及び搬送路Dを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイFにて整合及びスティプル等を施されたシートは、偏向手段である分岐ガイド板24と可動ガイド25とにより、搬送路C又は折り等を施す中折り処理トレイG(シート折り装置)へ振り分けられるように構成されている。中折り処理トレイGにて折り等を施されたシートは、搬送路Hを通過して下トレイLTへと導かれる。また、搬送路D内には分岐爪8が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されている。シート後端が分岐爪8を通過した後、搬送ローラ10、11、スティプル排紙ローラ12の内少なくとも搬送ローラ10を逆転させて、プレスタックローラ9によってシート後端をシート収容部Eへ導き、滞留させた後、次シートと重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。
以下、本発明の実施形態を説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、複数の折り曲げ部材を有する折り曲げ手段を備える点に特徴がある。
<全体構成>
図1は、本発明の第一の実施形態に係るシート後処理装置の概略構成を示した断面図である。シート後処理装置PDは、画像形成装置PRとともに、画像形成システムを構成する。図1においては、画像形成装置PRの一部も示している。
シート後処理装置PDは、画像形成装置PRに併設されており、画像形成装置PRから排出されたシートはシート後処理装置PD内部へと導かれる。シートは、1枚のシートに穿孔処理を施すパンチユニット3を有する搬送路Aを通過した後、上トレイUTへ導く搬送路B、シフトトレイSTへ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行うスティプル処理トレイFへ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪6及び分岐爪7によって振り分けられるように構成されている。
搬送路A及び搬送路Dを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイFにて整合及びスティプル等を施されたシートは、偏向手段である分岐ガイド板24と可動ガイド25とにより、搬送路C又は折り等を施す中折り処理トレイG(シート折り装置)へ振り分けられるように構成されている。中折り処理トレイGにて折り等を施されたシートは、搬送路Hを通過して下トレイLTへと導かれる。また、搬送路D内には分岐爪8が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されている。シート後端が分岐爪8を通過した後、搬送ローラ10、11、スティプル排紙ローラ12の内少なくとも搬送ローラ10を逆転させて、プレスタックローラ9によってシート後端をシート収容部Eへ導き、滞留させた後、次シートと重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。
搬送路Aには、搬送方向上流から下流に向けて画像形成装置PRから受け入れるシートを検出する入口センサ1、入口ローラ2、パンチユニット3、パンチかすホッパ4、搬送ローラ5、分岐爪6及び分岐爪7が順次配置されている。分岐爪6、分岐爪7は図示しないバネにより通常は図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪6が上方に、分岐爪7が下方に、夫々回動することによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへシートを振り分ける。
具体的には、搬送路Bへシートを導く場合は、分岐爪6は図1の状態でソレノイドはOFFである。また、搬送路Cへシートを導く場合は、ソレノイドをONすることにより、分岐爪6を上方に、分岐爪7を下方にそれぞれ回動させた状態となる。また、搬送路Dへシートを導く場合は、分岐爪7のソレノイドはOFF、分岐爪6のソレノイドをONすることにより、分岐爪6上方に回動させた状態となる。
具体的には、搬送路Bへシートを導く場合は、分岐爪6は図1の状態でソレノイドはOFFである。また、搬送路Cへシートを導く場合は、ソレノイドをONすることにより、分岐爪6を上方に、分岐爪7を下方にそれぞれ回動させた状態となる。また、搬送路Dへシートを導く場合は、分岐爪7のソレノイドはOFF、分岐爪6のソレノイドをONすることにより、分岐爪6上方に回動させた状態となる。
<シート束整合動作>
シート束の整合動作について図2乃至4に基づいて説明する説明する。中折りされるシートは、搬送路Dからスティプル処理トレイFへと導かれて、中折りの前にシート束が整合される。図2は、スティプル処理トレイと折り処理トレイの概略構成を示した断面図である。図3は、シート束を整合するスティプル処理トレイの平面図である。図4は、スティプル処理トレイの斜視図である。
分岐爪6、7によって搬送路Dへと導かれたシートは(図1参照)、搬送路Dの後端部に位置するスティプル排紙ローラ12によってスティプル処理トレイFへと導かれて順次積載される。このとき、積載されるシートごとに、叩きコロ20によってシート搬送方向の整合が行われ、ジョガーフェンス23によってシート搬送方向と交差するシート幅方向の整合が行われる。
スティプル処理トレイFに積載されるシートの幅方向に伸びるステー27には、シート幅方向の整合中心に対して対称となる位置に、2つの中綴じスティプラS2が固定されている。中綴じスティプラS2自体は公知であるので、その説明を省略する。中綴じスティプラS2の針打ち位置と後端フェンス21との距離は、中綴じ可能な最大シートサイズの搬送方向長の半分よりも長くなるように設定されている。スティプル処理トレイFの幅方向中央部には、中綴じの際にシート束の後端部を持ち上げる放出爪22aを備えた放出ベルト22がある。
中綴じを行う場合、放出ベルト22を駆動して放出爪22aにてシート束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2の綴じ位置にシート束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行する。そして、綴じられたシート束は、スティプル処理トレイFの搬送方向最下流側の分岐ガイド板24と可動ガイド25の案内により、中折り処理トレイG側に搬送され、中折りされる。
シート束の整合動作について図2乃至4に基づいて説明する説明する。中折りされるシートは、搬送路Dからスティプル処理トレイFへと導かれて、中折りの前にシート束が整合される。図2は、スティプル処理トレイと折り処理トレイの概略構成を示した断面図である。図3は、シート束を整合するスティプル処理トレイの平面図である。図4は、スティプル処理トレイの斜視図である。
分岐爪6、7によって搬送路Dへと導かれたシートは(図1参照)、搬送路Dの後端部に位置するスティプル排紙ローラ12によってスティプル処理トレイFへと導かれて順次積載される。このとき、積載されるシートごとに、叩きコロ20によってシート搬送方向の整合が行われ、ジョガーフェンス23によってシート搬送方向と交差するシート幅方向の整合が行われる。
スティプル処理トレイFに積載されるシートの幅方向に伸びるステー27には、シート幅方向の整合中心に対して対称となる位置に、2つの中綴じスティプラS2が固定されている。中綴じスティプラS2自体は公知であるので、その説明を省略する。中綴じスティプラS2の針打ち位置と後端フェンス21との距離は、中綴じ可能な最大シートサイズの搬送方向長の半分よりも長くなるように設定されている。スティプル処理トレイFの幅方向中央部には、中綴じの際にシート束の後端部を持ち上げる放出爪22aを備えた放出ベルト22がある。
中綴じを行う場合、放出ベルト22を駆動して放出爪22aにてシート束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2の綴じ位置にシート束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行する。そして、綴じられたシート束は、スティプル処理トレイFの搬送方向最下流側の分岐ガイド板24と可動ガイド25の案内により、中折り処理トレイG側に搬送され、中折りされる。
<中折り処理トレイ>
中折り処理トレイGについて説明する。中折り処理トレイGは、スティプル処理トレイFから搬送されてきたシート束をスタックする中折りスタックトレイ30を備える。中折りスタックトレイ30は、トレイ内部へと導く2枚の対向配置されたガイド板からなる上搬送ガイド板31と、上搬送ガイド板31が構成する搬送経路中に上搬送ガイド板31上に沿って配置された上流側の搬送ローラ対32と下流側の搬送ローラ対33と、搬送ローラ対33の直下流に配置されてシート束の到達を検知するシート束到達センサ34と、上搬送ガイド板31と所定距離離間して直列に配置された下搬送ガイド板35と、下搬送ガイド板35に導かれたシート束の後端部を支持する可動後端フェンス36と、可動後端フェンス36を搬送方向に往復移動させる移動機構37と、可動後端フェンス36のホームポジションを検出する可動後端フェンスHPセンサ38と、を備える。
中折り処理トレイGについて説明する。中折り処理トレイGは、スティプル処理トレイFから搬送されてきたシート束をスタックする中折りスタックトレイ30を備える。中折りスタックトレイ30は、トレイ内部へと導く2枚の対向配置されたガイド板からなる上搬送ガイド板31と、上搬送ガイド板31が構成する搬送経路中に上搬送ガイド板31上に沿って配置された上流側の搬送ローラ対32と下流側の搬送ローラ対33と、搬送ローラ対33の直下流に配置されてシート束の到達を検知するシート束到達センサ34と、上搬送ガイド板31と所定距離離間して直列に配置された下搬送ガイド板35と、下搬送ガイド板35に導かれたシート束の後端部を支持する可動後端フェンス36と、可動後端フェンス36を搬送方向に往復移動させる移動機構37と、可動後端フェンス36のホームポジションを検出する可動後端フェンスHPセンサ38と、を備える。
また、中折り処理トレイGは、上搬送ガイド板31と下搬送ガイド板35とに隣接配置されてシート束に中折りを施す折りローラ対40と、上搬送ガイド板31と下搬送ガイド板35を挟んで折りローラ対40と対向配置された折り曲げ手段100と、折りローラ対40によって中折りされたシート束を下トレイLTへと導く搬送路Hと、搬送路Hの中間部に配置された折り部通過センサ41と、搬送路Hの下流側に配置されてシート束を下トレイLTへと排出する下排紙ローラ42と、を備える。
中折りスタックトレイ30は、折り曲げ手段100と折りローラ対の上流側、言い換えれば、折りローラ対40によるシートの引き込み方向上流側に配置されている。また、搬送路Hは、折りローラ対40から搬送方向下流側に向けて延びる経路である。折り曲げ手段100は、折りローラ対40のニップ部に対して進退移動可能に設けられたプレート状の折り曲げ部材110、130を有し、シート束の中間部分を折りローラ対40のニップに押し込む機能を有する。折りローラ対40は、折り曲げ部材110、130によって押し込まれたシート束をニップしつつ引き込んで、シート束を折り込む機能を有する。なお、折り曲げ部材110、130は、上搬送ガイド板31と下搬送ガイド板35にてガイドされるシート束の表面に対して略垂直な方向に進退移動する。
中折りスタックトレイ30は、折り曲げ手段100と折りローラ対の上流側、言い換えれば、折りローラ対40によるシートの引き込み方向上流側に配置されている。また、搬送路Hは、折りローラ対40から搬送方向下流側に向けて延びる経路である。折り曲げ手段100は、折りローラ対40のニップ部に対して進退移動可能に設けられたプレート状の折り曲げ部材110、130を有し、シート束の中間部分を折りローラ対40のニップに押し込む機能を有する。折りローラ対40は、折り曲げ部材110、130によって押し込まれたシート束をニップしつつ引き込んで、シート束を折り込む機能を有する。なお、折り曲げ部材110、130は、上搬送ガイド板31と下搬送ガイド板35にてガイドされるシート束の表面に対して略垂直な方向に進退移動する。
折り曲げ手段100について、図5に基づいて説明する。本実施形態における折り曲げ手段100は、同一の厚さを有し、厚さ方向に並べて配置された2つの折り曲げ部材110、130を備える。
折り曲げ部材110は、その後端部を支持板111により支持されており、支持板111の後端部には、後述する伝達ベルト122に掛止されるベルト掛止部112と、折り曲げ部材110のホームポジション位置を検知するためのセンサ検知板113を備える。また、センサ検知板113は、透過型センサからなる折り曲げ部材検知センサ114によって検知される。
折り曲げ部材110を駆動する折り曲げ部材駆動機構120は、正逆回転自在なステッピングモータ121と、ステッピングモータ121の駆動軸121aに掛け回された駆動ベルト122と、駆動ベルト122を張架するプーリ123と、プーリ123に掛け回されて折り曲げ部材に駆動力を伝達する伝達ベルト124とを備える。伝達ベルト124は、ステッピングモータ121の回転駆動に対応して、正逆回転する。
折り曲げ部材110は、その後端部を支持板111により支持されており、支持板111の後端部には、後述する伝達ベルト122に掛止されるベルト掛止部112と、折り曲げ部材110のホームポジション位置を検知するためのセンサ検知板113を備える。また、センサ検知板113は、透過型センサからなる折り曲げ部材検知センサ114によって検知される。
折り曲げ部材110を駆動する折り曲げ部材駆動機構120は、正逆回転自在なステッピングモータ121と、ステッピングモータ121の駆動軸121aに掛け回された駆動ベルト122と、駆動ベルト122を張架するプーリ123と、プーリ123に掛け回されて折り曲げ部材に駆動力を伝達する伝達ベルト124とを備える。伝達ベルト124は、ステッピングモータ121の回転駆動に対応して、正逆回転する。
折り曲げ部材110は、ステッピングモータ121を駆動することにより、伝達ベルト122の回転に対応して、シート束のシート面と略直交する方向へ進退自在に移動する。中折り処理時には、ステッピングモータ121を正回転させて、折り曲げ部材110を突出させる。折り曲げ部材110の先端部をシート束の一面に当接させて他面側へ押し込むことにより、シート束を折り曲げることができる。さらにステッピングモータ121が回転して、折り曲げ部材検知センサ114がセンサ検知板113を検知すると、ステッピングモータ121が停止し、折り曲げ部材110は中折りスタックトレイ30から完全に退避した状態、すなわちホームポジション位置となる。続いてシート束に中折り処理を施す場合には、ステッピングモータ121を逆回転させて、同様に折り曲げ作業を行う。
折り曲げ部材130及びこれを駆動する折り曲げ部材駆動機構140は、夫々折り曲げ部材110と折り曲げ部材駆動機構120と同様の構成であるため、その説明を省略する。
本実施形態においてシート束を折り曲げる際には、シート束を構成するシートの厚さや枚数に応じて、いずれか一方の折り曲げ部材又は双方の折り曲げ部材を突出させる。
折り曲げ部材130及びこれを駆動する折り曲げ部材駆動機構140は、夫々折り曲げ部材110と折り曲げ部材駆動機構120と同様の構成であるため、その説明を省略する。
本実施形態においてシート束を折り曲げる際には、シート束を構成するシートの厚さや枚数に応じて、いずれか一方の折り曲げ部材又は双方の折り曲げ部材を突出させる。
折り曲げ手段100の動作について図6に基づいて説明する。図6は、折り曲げ手段の動作を示すフローチャートである。
シート後処理として画像形成装置PRから中綴じモードが選択された場合には、シート厚モードの判別を行う(ステップS1)。シート厚は、画像形成装置PRに備えられた不図示の入力手段(シート厚入力手段)から、ユーザーが入力する。
シート厚のモードが厚紙モードでない場合には(ステップS1でNo)、シート後処理装置PDの入口センサ1(計数手段)にて、画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数する。シートの枚数が所定の枚数以上、例えば16枚以上である場合には(ステップS2でYes)、一方の折り曲げ部材110のみを突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS3)。また、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば15枚以下である場合には、双方の折り曲げ部材110、130を突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS4)。
画像形成装置PRから厚紙モードが選択された場合には(ステップS1でYes)、シート後処理装置PDの入口センサ1にて、画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数する。シートの枚数が所定の枚数以上、例えば6枚以上である場合には(ステップS5でYes)、一方の折り曲げ部材110のみを突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS3)。また、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば5枚以下である場合には、双方の折り曲げ部材110、130を突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS4)。
シート後処理として画像形成装置PRから中綴じモードが選択された場合には、シート厚モードの判別を行う(ステップS1)。シート厚は、画像形成装置PRに備えられた不図示の入力手段(シート厚入力手段)から、ユーザーが入力する。
シート厚のモードが厚紙モードでない場合には(ステップS1でNo)、シート後処理装置PDの入口センサ1(計数手段)にて、画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数する。シートの枚数が所定の枚数以上、例えば16枚以上である場合には(ステップS2でYes)、一方の折り曲げ部材110のみを突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS3)。また、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば15枚以下である場合には、双方の折り曲げ部材110、130を突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS4)。
画像形成装置PRから厚紙モードが選択された場合には(ステップS1でYes)、シート後処理装置PDの入口センサ1にて、画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数する。シートの枚数が所定の枚数以上、例えば6枚以上である場合には(ステップS5でYes)、一方の折り曲げ部材110のみを突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS3)。また、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば5枚以下である場合には、双方の折り曲げ部材110、130を突出させて折りローラ対40へとシート束を押し込む(ステップS4)。
以上のように本実施形態によれば、折り曲げ手段が複数の折り曲げ部材を備えたので、シート束を構成するシートの厚さと枚数に応じた最適の折り曲げ部材を選択して、シート表面に向けて突出させることができる。その結果、折り精度を高めることができ、シート束の厚さに応じて折りの高さを一定にすることができる。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態について図7に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ手段に備える折り曲げ部材の厚さを異ならせた点に特徴がある。図7は、第二の実施形態に係る折り曲げ手段の概略を示す図である。第一の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図示するように、折り曲げ手段150は2つの折り曲げ部材151、152を有する。折り曲げ部材151の厚さは、折り曲げ部材152の厚さよりも薄く構成されており、シート束の厚さが薄い場合には、折り曲げ部材151のみを用いてシート束を折り曲げる。また、シート束の厚さが中程度の場合には、折り曲げ部材152のみを用いてシート束を折り曲げる。また、シート束の厚さが厚い場合には、折り曲げ部材151と折り曲げ部材152の双方を用いてシート束を折り曲げる。
中折り処理の際に何れの折り曲げ部材を使用するかは、シート束を構成するシートの厚さ及びシートの枚数に応じて決定する。折り曲げ手段150の動作については、第一の実施形態にて説明した折り曲げ手段100と同様であるため、その説明を省略する。
以上のように本実施形態によれば、折り曲げ手段の備える複数の折り曲げ部材の厚さを夫々異ならせることにより、シート束の厚さに応じた適切な折り曲げ部材を選択することができるので、折り精度を高めることができ、シート束の厚さに関わらず折りの高さを一定にすることができる。
本発明の第二の実施形態について図7に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ手段に備える折り曲げ部材の厚さを異ならせた点に特徴がある。図7は、第二の実施形態に係る折り曲げ手段の概略を示す図である。第一の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図示するように、折り曲げ手段150は2つの折り曲げ部材151、152を有する。折り曲げ部材151の厚さは、折り曲げ部材152の厚さよりも薄く構成されており、シート束の厚さが薄い場合には、折り曲げ部材151のみを用いてシート束を折り曲げる。また、シート束の厚さが中程度の場合には、折り曲げ部材152のみを用いてシート束を折り曲げる。また、シート束の厚さが厚い場合には、折り曲げ部材151と折り曲げ部材152の双方を用いてシート束を折り曲げる。
中折り処理の際に何れの折り曲げ部材を使用するかは、シート束を構成するシートの厚さ及びシートの枚数に応じて決定する。折り曲げ手段150の動作については、第一の実施形態にて説明した折り曲げ手段100と同様であるため、その説明を省略する。
以上のように本実施形態によれば、折り曲げ手段の備える複数の折り曲げ部材の厚さを夫々異ならせることにより、シート束の厚さに応じた適切な折り曲げ部材を選択することができるので、折り精度を高めることができ、シート束の厚さに関わらず折りの高さを一定にすることができる。
〔第三の実施形態〕
本発明の第三の実施形態について図8に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折りローラ対40を構成する折りローラの成す距離を調整することにより、シート束折り曲げ動作時のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えた点に特徴がある。図8は、圧力調整機構の概略構成図である。
圧力調整機構160は、折りローラ40aに取り付けられて折りローラ対40にニップされるシート束に圧力を加えるコイルバネ161(付勢手段)と、コイルバネ161を介して折りローラ40aと折りローラ40bとの間隔を調整する偏心カム162と、偏心カム162を駆動する駆動ベルト163とステッピングモータ164(駆動手段)と、を備える。折りローラ40aと折りローラ40bとは、最も近接した状態でシート1枚ほどの隙間を有するように配置されており、折りローラ40aと折りローラ40bの間隔を偏心カム162の駆動によって変更することができる。駆動ベルト163は、偏心カム162のカム軸とステッピングモータ164の駆動軸とに張架され、ステッピングモータ164の駆動力が駆動ベルト163を介して偏心カム162に伝達される。
偏心カム162は、折りローラ対40に押し込まれる折り曲げ部材の厚さに応じて駆動する。具体的には、折り曲げ部材の厚さが厚い場合には、折りローラ40aと折りローラ40bとが成す間隔を拡げるように偏心カム162を駆動する。折りローラの成す間隔が拡がると、折り曲げ手段100の動作時に折りローラ対40がシート束に与える圧力(ニップ圧力)を弱くすることができる。このように、折りローラ40aと折りローラ40bとが成す間隔を折り曲げ部材の厚さに応じて変更することで折り精度を高め、シート束の厚さに応じて折りの高さを一定にすることができる。なお、折りローラ対40に複数の折り曲げ部材を押し込む場合には、突出させる折り曲げ部材の厚さを合計した値に基づいて、偏心カム162を駆動する。
本発明の第三の実施形態について図8に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折りローラ対40を構成する折りローラの成す距離を調整することにより、シート束折り曲げ動作時のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えた点に特徴がある。図8は、圧力調整機構の概略構成図である。
圧力調整機構160は、折りローラ40aに取り付けられて折りローラ対40にニップされるシート束に圧力を加えるコイルバネ161(付勢手段)と、コイルバネ161を介して折りローラ40aと折りローラ40bとの間隔を調整する偏心カム162と、偏心カム162を駆動する駆動ベルト163とステッピングモータ164(駆動手段)と、を備える。折りローラ40aと折りローラ40bとは、最も近接した状態でシート1枚ほどの隙間を有するように配置されており、折りローラ40aと折りローラ40bの間隔を偏心カム162の駆動によって変更することができる。駆動ベルト163は、偏心カム162のカム軸とステッピングモータ164の駆動軸とに張架され、ステッピングモータ164の駆動力が駆動ベルト163を介して偏心カム162に伝達される。
偏心カム162は、折りローラ対40に押し込まれる折り曲げ部材の厚さに応じて駆動する。具体的には、折り曲げ部材の厚さが厚い場合には、折りローラ40aと折りローラ40bとが成す間隔を拡げるように偏心カム162を駆動する。折りローラの成す間隔が拡がると、折り曲げ手段100の動作時に折りローラ対40がシート束に与える圧力(ニップ圧力)を弱くすることができる。このように、折りローラ40aと折りローラ40bとが成す間隔を折り曲げ部材の厚さに応じて変更することで折り精度を高め、シート束の厚さに応じて折りの高さを一定にすることができる。なお、折りローラ対40に複数の折り曲げ部材を押し込む場合には、突出させる折り曲げ部材の厚さを合計した値に基づいて、偏心カム162を駆動する。
また、偏心カム162は、折り込まれるシート束を構成するシートの枚数やシートの厚さに応じて駆動することもできる。具体的には、例えば、シート束を構成するシートの枚数が16枚以上の場合には、折りローラ40aと折りローラ40bとの間隔を拡げるように偏心カム162を駆動する。なお、シートの枚数は入口センサ1によって計数する。このように、折りローラ40aと折りローラ40bとの間隔をシートの枚数やシートの厚さに応じて変更することで折り精度を高め、シート束の厚さに応じて折りの高さを一定にすることができる。
なお、圧力調整機構160は、一方の折りローラのみを駆動する構成でもあってもよく、また図8に示すように双方の折りローラを駆動する構成であっても良い。双方の折りローラを駆動する構成とした場合には、夫々別の駆動手段によって駆動することで、ニップ圧をより細かく調整することができる。
また、折りローラ40aと折りローラ40bとが最も近接した場合に、所定の隙間(例えばシート1枚程度の隙間)を有するように配置することで、ローラ同士の摩擦による負荷の増大を防ぐことができる。
なお、圧力調整機構160は、一方の折りローラのみを駆動する構成でもあってもよく、また図8に示すように双方の折りローラを駆動する構成であっても良い。双方の折りローラを駆動する構成とした場合には、夫々別の駆動手段によって駆動することで、ニップ圧をより細かく調整することができる。
また、折りローラ40aと折りローラ40bとが最も近接した場合に、所定の隙間(例えばシート1枚程度の隙間)を有するように配置することで、ローラ同士の摩擦による負荷の増大を防ぐことができる。
〔第四の実施形態〕
本発明の第四の実施形態について図9、図10に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材を交互に駆動する点に特徴がある。図9、図10は、折り曲げ手段の動作を説明するための概略図である。
本実施形態における中折り処理について説明する。中折りスタックトレイ30(不図示)にシート束がスタックされると、まず折り曲げ部材130を折りローラ対40のニップ部に押し込んで、図10に示すようにシート束の下側に折り角をつける。次に、折り曲げ部材検知センサ134がセンサ検知板133を検知したときに、折り曲げ部材110を折りローラ対40のニップ部に押し込んで、シート束の上側に折り角をつける。
このように、シート束に形成する2つの折り角を下側と上側とで順につけるので、折り重ねた状態でもシート束のふくらみを押え、薄い状態に仕上げることができる。
本発明の第四の実施形態について図9、図10に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材を交互に駆動する点に特徴がある。図9、図10は、折り曲げ手段の動作を説明するための概略図である。
本実施形態における中折り処理について説明する。中折りスタックトレイ30(不図示)にシート束がスタックされると、まず折り曲げ部材130を折りローラ対40のニップ部に押し込んで、図10に示すようにシート束の下側に折り角をつける。次に、折り曲げ部材検知センサ134がセンサ検知板133を検知したときに、折り曲げ部材110を折りローラ対40のニップ部に押し込んで、シート束の上側に折り角をつける。
このように、シート束に形成する2つの折り角を下側と上側とで順につけるので、折り重ねた状態でもシート束のふくらみを押え、薄い状態に仕上げることができる。
〔第五の実施形態〕
本発明の第五の実施形態について図11に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材の動作に特徴がある。図11は、折り曲げ手段の動作を説明するための概略図である。本実施形態における説明中、折りローラの正回転方向とは、シート束を引き込む回転方向の意味である。
中折りスタックトレイ30(不図示)にシート束がスタックされると、折りローラ対40を逆回転させて、折り曲げ部材110、130を同時に折りローラ対40のニップ部に押し込む((a)、(b))。次に、一方の折りローラ40bの回転を一時停止して折り曲げ部材110を退避させることにより、シート束の図中下側に折り角をつける((c))。このとき、退避速度を遅くすることにより、折り角を強くつけることができる。
再度、折りローラ対40を逆回転させて、折り曲げ部材110、130を同時に折りローラ対40のニップ部に押し込む((d))。次に、他方の折りローラ40aの回転を一時停止して折り曲げ部材130を退避させることにより、シート束の図中上側に折り角をつける((e))。このとき、退避速度を遅くすることにより、折り角を強くつけることができる。最後に、折りローラ対を正回転させて、シート束をニップしつつ引き込む((f))。
本発明の第五の実施形態について図11に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材の動作に特徴がある。図11は、折り曲げ手段の動作を説明するための概略図である。本実施形態における説明中、折りローラの正回転方向とは、シート束を引き込む回転方向の意味である。
中折りスタックトレイ30(不図示)にシート束がスタックされると、折りローラ対40を逆回転させて、折り曲げ部材110、130を同時に折りローラ対40のニップ部に押し込む((a)、(b))。次に、一方の折りローラ40bの回転を一時停止して折り曲げ部材110を退避させることにより、シート束の図中下側に折り角をつける((c))。このとき、退避速度を遅くすることにより、折り角を強くつけることができる。
再度、折りローラ対40を逆回転させて、折り曲げ部材110、130を同時に折りローラ対40のニップ部に押し込む((d))。次に、他方の折りローラ40aの回転を一時停止して折り曲げ部材130を退避させることにより、シート束の図中上側に折り角をつける((e))。このとき、退避速度を遅くすることにより、折り角を強くつけることができる。最後に、折りローラ対を正回転させて、シート束をニップしつつ引き込む((f))。
以上の折り動作により、折り重ねた状態でもシート束のふくらみを押え、薄い状態に仕上げることができる。なお、図11の(a)乃至(e)に示した工程を複数繰り返すことで、更に強く折り目位置に角をつけ、折り枚数に関わらず、折り重ねた状態でもシート束のふくらみを押え、薄い状態に仕上げることができる。
また、折り曲げ部材110、130の退避速度は、シート束の厚さに応じて変化させると効果的である。具体的には、厚紙モードが選択されたときやシート束を構成するシートの枚数が所定量以上のときに、折り曲げ部材110、130の退避速度を遅くすると効果的である。
また、折り曲げ部材110、130の退避速度は、シート束の厚さに応じて変化させると効果的である。具体的には、厚紙モードが選択されたときやシート束を構成するシートの枚数が所定量以上のときに、折り曲げ部材110、130の退避速度を遅くすると効果的である。
〔第六の実施形態〕
本発明の第六の実施形態について図12に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させることにより各折り曲げ部材の間隔を変化させる間隔調整機構を備えた点に特徴がある。図12は、折り曲げ部材の移動動作を説明するための概略図である。なお、折り曲げ部材の間隔とは、最も外側に位置する各折り曲げ部材の外側面の間隔のことであり、この間隔が可変することにより、折り曲げ部材自体の厚さが可変したのと同様の効果を得ることができる。
間隔調整機構170は、折り曲げ部材110、130を夫々その突出方向と交差する方向に移動させるソレノイド171(171a、171b)と、折り曲げ部材110、130の突出−退避動作に応じて伸縮するコイルバネ173(173a、173b)と、から構成されている。コイルバネ173の一端部はソレノイド171の直動部172(172a、172b)に固定され、他端部は夫々折り曲げ部材110、130に固定されている。直動部172が突出すると、折り曲げ部材110、130の間隔が狭くなり、厚さの薄いシート束に適した間隔となる。また、直動部が後退すると、折り曲げ部材110、130の間隔が広くなり、厚さの厚いシート束に適した間隔となる。従って、シート束の厚さに応じて折り曲げ部材110、130を適切な位置に設定することができるので、折り精度を高め、シート束の厚さに関わらず折りの高さを一定にすることができる。なお、ソレノイド171を別個に突出−後退させてもよい。
具体的には、シート後処理として画像形成装置PRから中綴じモードが選択され、シート厚のモードが厚紙モードでない場合には、シート後処理装置PDの入口センサ1にて、画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数する。シートの枚数が所定の枚数以上、例えば16枚以上である場合には、直動部172を後退させた状態で折りローラ対40へとシート束を押し込む。また、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば15枚以下である場合には、直動部172を突出させた状態で折りローラ対40へとシート束を押し込む。
本発明の第六の実施形態について図12に基づいて説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させることにより各折り曲げ部材の間隔を変化させる間隔調整機構を備えた点に特徴がある。図12は、折り曲げ部材の移動動作を説明するための概略図である。なお、折り曲げ部材の間隔とは、最も外側に位置する各折り曲げ部材の外側面の間隔のことであり、この間隔が可変することにより、折り曲げ部材自体の厚さが可変したのと同様の効果を得ることができる。
間隔調整機構170は、折り曲げ部材110、130を夫々その突出方向と交差する方向に移動させるソレノイド171(171a、171b)と、折り曲げ部材110、130の突出−退避動作に応じて伸縮するコイルバネ173(173a、173b)と、から構成されている。コイルバネ173の一端部はソレノイド171の直動部172(172a、172b)に固定され、他端部は夫々折り曲げ部材110、130に固定されている。直動部172が突出すると、折り曲げ部材110、130の間隔が狭くなり、厚さの薄いシート束に適した間隔となる。また、直動部が後退すると、折り曲げ部材110、130の間隔が広くなり、厚さの厚いシート束に適した間隔となる。従って、シート束の厚さに応じて折り曲げ部材110、130を適切な位置に設定することができるので、折り精度を高め、シート束の厚さに関わらず折りの高さを一定にすることができる。なお、ソレノイド171を別個に突出−後退させてもよい。
具体的には、シート後処理として画像形成装置PRから中綴じモードが選択され、シート厚のモードが厚紙モードでない場合には、シート後処理装置PDの入口センサ1にて、画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数する。シートの枚数が所定の枚数以上、例えば16枚以上である場合には、直動部172を後退させた状態で折りローラ対40へとシート束を押し込む。また、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば15枚以下である場合には、直動部172を突出させた状態で折りローラ対40へとシート束を押し込む。
一方、画像形成装置PRから中綴じモードが選択され、シート厚モードとして厚紙が選択された場合には、用紙後処理装置PDの入口センサ1にて画像形成装置PRから搬送されるシートの枚数を計数し、シートの枚数が所定の枚数以上、例えばシートが6枚以上である場合には、直動部172を突出させた状態で折りローラ対40へとシート束を押し込む。逆に、シートの枚数が所定の枚数以下、例えば5枚以下である場合には、直動部172を突出させた状態で折りローラ対40へとシート束を押し込む。
このような制御を行うことにより、紙厚入力手段と中折りスタックトレイ内にスタックされる用紙の厚さ、及び枚数に応じて、折り曲げ部材の間隔を変更できるので、折りの高さを一定にすることができる。
本実施形態においては、折り曲げ部材110、130の移動をソレノイド171の突出後退動作を利用して行っているが、圧力調整機構160のようにステッピングモータと偏心カムを用いて、折り曲げ部材110、130の間隔を多段階に変更できるようにしてもよい。このようにすることで、折り曲げ部材110、130にデフォルト位置を設け、デフォルト位置を基準として、折り曲げ部材同士の間隔を狭めたり、広げたりする制御が可能となる。
また、3個以上の折り曲げ部材を備えた構成としてもよい。例えば、折り曲げ部材110、130の間に他の折り曲げ部材を備えた構成としてもよい。また、本実施形態においてソレノイド171は固定されているが、折り曲げ部材110、130の突出退避動作に連動してシート面と直交する方向に移動するように構成してもよい。
このような制御を行うことにより、紙厚入力手段と中折りスタックトレイ内にスタックされる用紙の厚さ、及び枚数に応じて、折り曲げ部材の間隔を変更できるので、折りの高さを一定にすることができる。
本実施形態においては、折り曲げ部材110、130の移動をソレノイド171の突出後退動作を利用して行っているが、圧力調整機構160のようにステッピングモータと偏心カムを用いて、折り曲げ部材110、130の間隔を多段階に変更できるようにしてもよい。このようにすることで、折り曲げ部材110、130にデフォルト位置を設け、デフォルト位置を基準として、折り曲げ部材同士の間隔を狭めたり、広げたりする制御が可能となる。
また、3個以上の折り曲げ部材を備えた構成としてもよい。例えば、折り曲げ部材110、130の間に他の折り曲げ部材を備えた構成としてもよい。また、本実施形態においてソレノイド171は固定されているが、折り曲げ部材110、130の突出退避動作に連動してシート面と直交する方向に移動するように構成してもよい。
〔第七の実施形態〕
本発明の第七の実施形態について説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材の突出回数に応じて折りローラ対のニップ圧力を可変させる点に特徴がある。
シート束の折り曲げ作業時に折り曲げ部材の突出−後退を複数回繰り返す場合、1回目の折り曲げ部材の突出動作においては、折りローラ対のニップ圧力を弱くして折り跡を付ける仮折りを行い、2回目以降の突出後退動作においては、ニップ圧力を弱くして折り跡を付ける本折りを行う。
ニップ圧力の調整とともに、仮折り時に突出させる折り曲げ部材の枚数を多くしたり、厚い折り曲げ部材を突出させたり、折り曲げ部材間の間隔を広くした状態で突出させたりして、弱い折り目を付けるようにしてもよい。逆に本折り時には、突出させる折り曲げ部材の枚数を少なくしたり、薄い折り曲げ部材を突出させたり、折り曲げ部材間の間隔を狭くした状態で突出させたりして、弱い折り目を付けるようにしてもよい。
このように、本実施形態においては折り曲げ部材の突出回数に応じて折りローラ対のニップ圧力を可変させて折り目を徐々に強くつけていくので、折り精度を高めることができる。さらに、突出させる折り曲げ部材の枚数、厚さ、間隔を調節することにより、折り精度を高めることができる。
本発明の第七の実施形態について説明する。本実施形態におけるシート折り装置は、折り曲げ部材の突出回数に応じて折りローラ対のニップ圧力を可変させる点に特徴がある。
シート束の折り曲げ作業時に折り曲げ部材の突出−後退を複数回繰り返す場合、1回目の折り曲げ部材の突出動作においては、折りローラ対のニップ圧力を弱くして折り跡を付ける仮折りを行い、2回目以降の突出後退動作においては、ニップ圧力を弱くして折り跡を付ける本折りを行う。
ニップ圧力の調整とともに、仮折り時に突出させる折り曲げ部材の枚数を多くしたり、厚い折り曲げ部材を突出させたり、折り曲げ部材間の間隔を広くした状態で突出させたりして、弱い折り目を付けるようにしてもよい。逆に本折り時には、突出させる折り曲げ部材の枚数を少なくしたり、薄い折り曲げ部材を突出させたり、折り曲げ部材間の間隔を狭くした状態で突出させたりして、弱い折り目を付けるようにしてもよい。
このように、本実施形態においては折り曲げ部材の突出回数に応じて折りローラ対のニップ圧力を可変させて折り目を徐々に強くつけていくので、折り精度を高めることができる。さらに、突出させる折り曲げ部材の枚数、厚さ、間隔を調節することにより、折り精度を高めることができる。
PR…画像形成装置、PD…シート後処理装置、A、B、C、D…搬送路、E…シート収容部、F…スティプル処理トレイ、G…中折り処理トレイ、H…搬送路、S2…中綴じスティプラ、UT…上トレイ、ST…シフトトレイ、LT…下トレイ、30…中折りスタックトレイ、31…上搬送ガイド板、32、33…搬送ローラ対、34…シート束到達センサ、35…下搬送ガイド板、36…可動後端フェンス、37…移動機構、38…可動後端フェンスHPセンサ、40…折りローラ対、41…折り部通過センサ、42…下排紙ローラ、100…折り曲げ手段、110、130…折り曲げ部材、111、131…支持板、112、132…ベルト掛止部、113、133…センサ検知板、114、134…折り曲げ部材検知センサ、120、140…折り曲げ部材駆動機構、121、141…ステッピングモータ、121a、141a…駆動軸、122、142…駆動ベルト、123、143…プーリ、124、144…伝達ベルト、150…折り曲げ手段、151、152…折り曲げ部材、160…圧力調整機構、161…コイルバネ、162…偏心カム、163…駆動ベルト、164…ステッピングモータ、170…間隔調整機構、171…ソレノイド、172…直動部、173…コイルバネ
Claims (15)
- シート面と直交する方向へ進退自在に配置され突出時に先端部を該シートの一面に当接させて他面側へ押し込むことにより該シートを折り曲げる折り曲げ手段と、該折り曲げ手段により押し込まれることにより前記他面側へ突出したシート部分をニップしつつ引き込む折りローラ対と、を備えたシート折り装置であって、
前記折り曲げ手段は、前記先端部の厚さが同一の、又は前記先端部の厚さが異なる、少なくとも二個の折り曲げ部材を備え、
一方の前記折り曲げ部材だけを、或いは2個以上の前記折り曲げ部材を突出させることにより、前記シートに対する折り曲げ作業を実施可能に構成したことを特徴とするシート折り装置。 - 請求項1記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの枚数を計数する計数手段と、を備え、該計数手段の計数したシートの枚数に応じた最適の前記折り曲げ部材を選択して突出させることを特徴とするシート折り装置。
- 請求項1又は2記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの厚さを入力するシート厚入力手段と、を備え、前記中折りスタックトレイ上にスタックされるシートの厚さに応じた最適の前記折り曲げ部材を選択して突出させることを特徴とするシート折り装置。
- 請求項2又は3記載のシート折り装置において、突出させた前記折り曲げ部材の厚さに応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えたことを特徴とするシート折り装置。
- 請求項4記載のシート折り装置において、前記圧力調整機構は、前記計数手段が計数したシートの枚数に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整することを特徴とするシート折り装置。
- 請求項3記載のシート折り装置において、2個以上の前記折り曲げ部材を同時に突出させた後、少なくとも1個の折り曲げ部材を退避させることを特徴とするシート折り装置。
- 請求項3記載のシート折り装置において、2個以上の前記折り曲げ部材を同時に突出させた後、少なくとも1個の折り曲げ部材を退避させる動作を繰り返すことを特徴とするシート折り装置。
- 請求項6又は7記載のシート折り装置において、前記折り曲げ部材の退避速度を前記中折りスタックトレイ内にスタックされるシートの厚さに応じて変化させることを特徴とするシート折り装置。
- 請求項1記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの枚数を計数する計数手段と、前記折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させて前記各折り曲げ部材の外側面の間隔を変化させる間隔調整機構と、を備え、
前記計数手段の計数したシートの枚数に応じて前記折り曲げ部材の間隔を変化させることを特徴とするシート折り装置。 - 請求項1又は9記載のシート折り装置において、前記折り曲げ手段及び前記折りローラ対の上流側に配置された中折りスタックトレイと、該中折りスタックトレイにスタックされるシートの厚さを入力するシート厚入力手段と、前記折り曲げ部材を突出方向と交差する方向に移動させて前記各折り曲げ部材の外側面の間隔を変化させる間隔調整機構と、を備え、
前記中折りスタックトレイ上にスタックされるシートの厚さに応じて前記折り曲げ部材の間隔を変化させることを特徴とするシート折り装置。 - 請求項9又は10記載のシート折り装置において、突出させた前記折り曲げ部材の移動量に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整する圧力調整機構を備えたことを特徴とするシート折り装置。
- 請求項11記載のシート折り装置において、前記圧力調整機構は、前記折り曲げ部材の突出回数に応じて前記折りローラ対のニップ圧力を調整することを特徴とするシート折り装置。
- 請求項1乃至12の何れか一項記載のシート折り装置を備えたことを特徴とする後処理装置。
- 請求項13記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項13記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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2009
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JP2022528784A (ja) * | 2019-04-12 | 2022-06-15 | 瑞光(上海)電気設備有限公司 | 使い捨て衛生用品の折畳装置 |
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