JP2010234195A - 放電装置および放電装置に用いられるプラズマ発生体、並びに放電装置を用いた反応装置 - Google Patents

放電装置および放電装置に用いられるプラズマ発生体、並びに放電装置を用いた反応装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排ガスの浄化システムに利用した場合に、その浄化システムをできるだけ小型化できるプラズマ発生体を提供する。
【解決手段】 本発明の放電装置は、第1誘電性部材と、空間を介して第1誘電性部材に対向する第2誘電性部材と、第1誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて空間に電界を生じさせる第1電極群と、第2誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて空間に電界を生じさせる第2電極群と、第1電極群および第2電極群の一方に交流電位を供給し、第1電極群および第2電極群の他方に直流電位を供給し、第1電極群と第2電極群との間で交流電位と直流電位とを切り換える切換部とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、放電装置および放電装置に用いられるプラズマ発生体、並びに放電装置を用いた反応装置に関する。
プラズマ放電技術は、オゾン発生器、電気集塵装置、空気清浄機、および有害ガス分解装置など幅広い分野において利用されている技術である。このプラズマ放電技術を用いるためのプラズマ発生体として、例えば、一方向に配列された複数の平板状電極を有するものがある。このようなプラズマ発生体においては、電極間に高電圧を印加してプラズマ場を発生させる。このプラズマ場内に流体を通過させると、流体中の物質を分解することが可能となり、例えば排ガスの浄化に用いることができる。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−221026号公報
しかしながら、上述のプラズマ発生体を、排ガスの浄化システムに利用する際には、スス等の微粒子状不純物を捕集するために、DPF等の集塵システムを別途プラズマ発生体の後段に設置する必要があった。これにより、排ガスの浄化システムが大型化する可能性があった。
よって、プラズマ発生体を排ガスの浄化システムに利用した場合に、その浄化システムをできるだけ小型化できることが望まれている。
本発明の一態様に係る放電装置は、第1誘電性部材と、空間を介して前記の第1誘電性部材に対向する第2誘電性部材と、前記の第1誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記の空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記の空間に電界を生じさせる第1電極群と、前記の第2誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記の空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記の空間に電界を生じさせる第2電極群と、前記の第1電極群および前記の第2電極群の一方に前記の交流電位を供給し、前記の第1電極群および前記の第2電極群の他方に前記の直流電位を供給し、前記の第1電極群と前記の第2電極群との間で前記の交流電位と前記の直流電位とを切り換える切換部とを有する。
本発明の一態様にかかる反応装置は、前記の放電装置と、前記の第1誘電性部材と前記の第2誘電性部材の間の空間に流体を供給する流体供給源とを有する。
本発明の一態様にかかるプラズマ発生体は、第1誘電性部材と、空間を介して前記の第1誘電性部材に対向する第2誘電性部材と、前記の第1誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記の空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記の空間に電界を生じさせる第1電極群と、前記の第2誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記の空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記の空間に電界を生じさせる第2電極群とを有する。
本発明のプラズマ発生体、放電装置、および反応装置によれば、排ガスの浄化システムに利用した場合に、その浄化システムをできるだけ小型化できる。
本発明の第1の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図である。 (a)は、図1のプラズマ発生体の側面図であり、(b)は、図1のプラズマ発生体の平面図である。 (a)は、図2(a)のA11−A11’線における断面図であり、(b)は、図2(a)のA12−A12’線における断面図である。 (a)は、図2(b)のB11−B11’線における断面図であり、(b)は図2(b)のB12−B12’線における断面図である。 第1の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 第1の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 プラズマ発生体に対する電源の接続状態を模式的に示す図である。 (a)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第1誘電性部材12aの電極群を投影したときの図であり、(b)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2誘電性部材12bの電極群を投影したときの図である。 複数のスリットを有するプラズマ発生体の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図である。 (a)は、図10のプラズマ発生体の側面図、図11(b)は、図10のプラズマ発生体の平面図である。 (a)は、図11(a)のA21−A21’線における断面図であり、(b)は、図11(a)のA22−A22’線における断面図である。 (a)は、図11(b)のB21−B21’線における断面図であり、(b)は図11(b)のB22−B22’線における断面図である。 第2の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 第2の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 (a)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第1誘電性部材12aの電極群を投影したときの図であり、(b)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2誘電性部材12bの電極群を投影したときの図である。 複数のスリットを有するプラズマ発生体の断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図である。 (a)は、図18のプラズマ発生体の側面図であり、(b)は、図18のプラズマ発生体の平面図である。 (a)は、図19(a)のA31−A31’線における断面図であり、(b)は、図19(a)のA32−A32’線における断面図である。 (a)は、図19(b)のB31−B31’線における断面図であり、(b)は、図19(b)のB32−B32’線における断面図である 第3の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 第3の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 (a)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第1誘電性部材12aの電極群を投影したときの図であり、(b)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2誘電性部材12bの電極群を投影したときの図である。 本発明の第4の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図である。 (a)は、図25のプラズマ発生体の側面図であり、(b)は、図25のプラズマ発生体の平面図である。 (a)は、図26(a)のA41−A41’線における断面図であり、(b)は、図26(b)のA42−A42’線における断面図である。 (a)は、図26(b)のB41−B41’線における断面図であり、図28(b)は図26(b)のB42−B42’線における断面図である。 第4の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 第4の実施の形態によるプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。 (a)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第1誘電性部材12aの電極群を投影したときの図であり、(b)は、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2誘電性部材12bの電極群を投影したときの図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図であり、図2(a)は、図1のプラズマ発生体の側面図、図2(b)は、図1のプラズマ発生体の平面図である。また、図3(a)は、図2(a)のA11−A11’線における断面図、図3(b)は、図2(a)のA12−A12’線における断面図である。さらに、図4(a)は、図2(b)のB11−B11’線における断面図、図4(b)は図2(b)のB12−B12’線における断面図である。図1乃至図4に示されるように、本実施の形態によるプラズマ発生体11は、一方向に配列された複数の平板状の誘電性部材12を有する。そして、これらの誘電性部材12は、支持部13によって所定の間隔をあけて支持されている。これらの誘電性部材12と支持部13は、放電空間となるスリット14を有する基体15を構成する。なお、以下では、誘電性部材12を、第1誘電性部材12aと第2誘電性部材12bに区別する場合がある。この場合、第1誘電性部材12aと第2誘電性部材12bとは対向して配列されている。
さらに、誘電性部材12の内部には電極16が設けられている。図4(a)、(b)に示されるように、電極16は、誘電性部材12の内部に設けられているとともに、スリット14を挟んで対向している。
ここで、電極16は、図3に示すように、櫛歯電極である。例えば、第1誘電体12aに設けられた電極16a,16dは、櫛歯電極が互いに噛み合うように配置され、櫛歯部が交互に配列されている。また、第2誘電体12bに設けられた電極16b,16cも、櫛歯電極が互いに噛み合うように配置され、櫛歯部が交互に配列されている。
さらに、基体12の端面には、電極16aに電気的に接続された外部端子17aと、電極16bに電気的に接続された外部端子17bと、電極16cに電気的に接続された外部端子17cと、電極16dに電気的に接続された外部端子17dがそれぞれ設けられる。なお、本明細書で基体12とは、内部に形成された電極16等の他の部品を除いた部分をいい、後述するようにプラズマ発生体11が複数のセラミックグリーンシートの積層体とその各セラミックグリーンシートの表面に形成された電極ペーストを同時焼成して得られる場合には、その積層体のみをいう。
本実施の形態によるプラズマ発生体11では、電極16aに基準電位を供給し電極16dに交流電位を供給することにより、電極16a,16dを埋設する誘電性部材12a(以下、「第1誘電性部材12a」ともいう。)のスリット14側の表面近傍にバリア放電を発生させることができ、その結果、スリット14中にプラズマを発生させることができる。また、電極16b,16cに正の直流電位を供給することにより、プラズマ中の電子を、電極16b,16dを埋設する誘電性部材12b(以下、「第2誘電性部材12b」ともいう。なお、第1誘電性部材12aおよび第2誘電性部材12bを区別しない場合は、単に「誘電性部材12」という。)のスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。
例えば、スリット14に、電極16a,16b側の開口部から排気ガス等の微粒子状不純物を含む流体を供給した場合を考える。図5は、このような場合のプラズマ発生体11の作用を説明するための模式的な図である。図5は、図2(b)のC11−C11’線における断面図で示されたプラズマ発生体11のスリット14に流体が供給された場合を示す。ここで、電極16aに基準電位を供給し電極16dに交流電位を供給して、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面近傍にプラズマを発生させる。また、電極16b,16cに正の直流電位を供給する。このスリット14に、流体供給源によって、電極16a,16b側の開口部から排気ガス等の微粒子状不純物Mを含む流体を供給すると、スリット14中に発生したプラズマと流体中の物質とが反応する。また、微粒子状不純物Mは、プラズマ中で正又は負に帯電する。例えば、微粒子状不純物Mが負に帯電しやすい物質である場合、微粒子状不純物Mが負に帯電する。負に帯電した微粒子状不純物Mは、第2誘電性部材12bの表面に電気的に吸着される。これにより、流体中の所定の物質をプラズマと反応させて、別の物質に変化させることができると同時に、供給された流体中から微粒子状不純物Mを取り除くことができる。
なお、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面近傍にバリア放電を発生させたとき、プラズマ中の電子は、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面近傍に引き付けられることから、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面から第2誘電性部材12bのスリット14側の表面まで移動する傾向がある。よって、微粒子状不純物Mは、スリット14全域において電子に帯電可能である。
次に、図6に示すように、電極16bに基準電位を供給し電極16cに交流電位を供給すると、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。これにより、第2誘電性部材12bのスリット14側の面に吸着した微粒子状不純物Mを、プラズマにより分解することができる。
また、電極16a,16dに正の直流電位を供給すると、負に帯電した微粒子状不純物Mを、第1誘電性部材12aの表面に電気的に吸着させることができる。
すなわち、電極16aに基準電位を供給し電極16dに交流電位を供給するとともに、電極16b,16cに正の直流電位を供給した場合と同様に、スリット14中にプラズマを発生させることができ、負に帯電した微粒子状不純物Mを、第1誘電性部材12aの表面に電気的に吸着させることができる。これにより、流体中の所定の物質をプラズマと反応させて、別の物質に変化させることができると同時に、供給された流体中から微粒子状不純物Mを取り除くことができる。
誘電性部材12は、電気絶縁材料から成り、例えば、セラミックスから成る。具体的に、誘電性部材12を製造する場合には、セラミックグリーンシートを準備し、次に準備したセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに必要に応じて複数枚積層し、高温(約1300〜1800℃)で焼成することによって製作される。電気絶縁材料としては、例えば、酸化アルミニウム焼結体(アルミナセラミックス)がある。例えば酸化アルミニウム質焼結体から成るグリーンシートは、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、およびマグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤および溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用し、シート状に成形することによって得られる。
セラミックグリーンシートの積層体を作製する場合には、セラミックグリーンシートを積層した後、圧着を行なう。圧着は3.0〜8.0MPa程度の圧力を加えて行ない、必要に応じて35〜80℃で加熱を行なう。このとき、スリット14を形成するために、グリーンシートに打ち抜き加工を施す。また、セラミックグリーンシート同士の十分な接着性を得るために、溶剤と樹脂バインダーを混合するなどして作製した接着剤を用いてもよい。なお、電気絶縁材料としては、酸化アルミニウム質焼結体以外にも、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、コーディライト質焼結体、又は炭化珪素質焼結体等が挙げられる。
本実施の形態によるプラズマ発生体11において、電極16a,16b,16c,16dは、スリット14内にプラズマ場を発生させるための電極として機能する。なお、電極16a,16b,16c,16dはそれぞれ、その端部が基体12の外表面近傍まで導出されており、対応する外部端子17a,17b、17c、17dに直接に、又は補助電極を介して電気的に接続される。
電極16a,16b,16c,16dは、タングステン、モリブデン、銅、又は銀等の金属粉末電極からなり、スクリーン印刷法等の印刷手段を用いて、基体12用のセラミックグリーンシートの所定の位置に電極16a,16b,16c,16d用の導電体ペーストを印刷塗布し、誘電性部材12用のセラミックグリーンシートと同時焼成することによって誘電性部材12の内部および表面に所定のパターンに形成することができる。導電体ペーストは、主成分の金属粉末に有機バインダーおよび有機溶剤、並びに必要に応じて分散剤等を加えて、ボールミル、三本ロールミル、又はプラネタリーミキサー等の混練手段により混合および混練することで製作される。導電体ペーストには、セラミックグリーンシートの焼結挙動に合わせたり、焼結後の誘電性部材12との接合強度を高めたりするためにガラスやセラミックスの粉末を添加しても良い。
次に、誘電性部材12の外表面には、外部端子17a、17b、17cおよび17dが被着形成されている。外部端子17a、17b、17cおよび17dは、外部電源から電極16a,16b,16c,16dに電圧を印加するための導電路として機能し、誘電性部材12の外表面に導出された電極16a,16b,16c,16dに電気的に接続されている。外部端子17a、17b、17cおよび17dは、タングステン、モリブデン、銅、又は銀等の金属粉末導体からなり、スクリーン印刷法等の印刷手段を用いて、誘電性部材12用のセラミックグリーンシートの所定の位置に外部端子17a、17b、17cおよび17d用の導電体ペーストを印刷塗布し、誘電性部材12用のセラミックグリーンシートと同時焼成することによってプラズマ発生体11の所定の位置に形成することができる。外部端子17a、17b、17cおよび17d用の導電体ペーストは、電極16a、電極16b、電極16cおよび電極16d用の導電体ペーストと同様にして作製されるが、有機バインダーおよび有機溶剤の量により印刷に適した粘度に調製される。
なお、外部端子17a、17b、17cおよび17dの露出する表面には、ニッケル又は金等の耐蝕性に優れる金属を被着しておくことが好ましい。なお、外部端子17a、17b、17cおよび17dが酸化腐食するのを抑制するとともに、外部端子17a、17b、17cおよび17dと外部電源の電源端子との接合を強固なものとするために、厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚みが0.1〜3μm程度の金めっき層とが順次被着されていることが好ましい。なお、外部端子17a、17b、17cおよび17dにおいても、上述と同様に、高温下にて使用する場合には、ニッケル又は金等の耐蝕性に優れる金属を単層で被着しておいても構わない。
あるいは、外部端子17a、17b、17cおよび17dは、誘電性部材12用のセラミックグリーンシートの焼成後に、所定の位置に貼り付けられた金属板でもよい。
そして、外部交流電源の基準電圧側電源端子を圧接又は接合等の手段により外部端子17aに電気的に接続し、高電位側電源端子を圧接又は接合等の手段により外部端子17dに電気的に接続して電圧を印加すると、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面近傍にバリア放電を発生させることができ、スリット中14にプラズマを発生させることができる。
これにより、プラズマ発生体11のスリット14に、電極16aおよび電極16bが形成されている側から供給される流体は、スリット中14においてプラズマ領域を通過することとなるので、プラズマの効果により反応及び分解されて、改質される。例えば、NO(窒素酸化物)は、酸素濃度が1%程度以下の低酸素条件下において、下記の式(1)および(2)に示された反応より分解して、NおよびOが生成されて改質される。
2NO → 2NO+O・・・・・・・・・・(1)
2NO+O → N+2O・・・・・・・・・・(2)
また、プラズマ中で流体中の微粒子状不純物を帯電させることができる。ここで、外部直流電源の正の高電位側電源端子を圧接又は接合等の手段により外部端子17b,17cに電気的に接続して電圧を印加していると、第2誘電性部材12bの表面において、帯電した微粒子状不純物を電気的に吸着することができるので、流体中の微粒子状不純物を取り除くことができる。
なお、電極16aと16dとの間に印加される交流電圧は、必要とされるバリア放電の強度等によって適宜選択される。例えば、ディーゼルエンジンの排気ガス中のNO(窒素酸化物)を改質するプラズマ発生体11において印加される交流電圧の周波数は、例えば1kHz〜100MHzである。
また、電極16aと電極16dとの間に印加する電圧は、1kV〜50kVであり、交流電圧以外に、パルス電圧であってもよい。なお、交流電圧は、正弦波に限らず、矩形波電圧若しくは方形波電圧等であってもよい。
また、電極16aと電極16b,16cとの間に印加される直流電圧は、必要とされる電界強度の大きさ等により適宜選択される。例えば、ディーゼルエンジンの排気ガス中の微粒子状不純物を帯電させ、電極16b,16c付近の第2誘電性部材12bの表面に帯電した微粒子状不純物を電気的に吸着するときに印加される直流電圧の大きさは1〜50kVである。
なお、直流電位は、電極16b,16cの両方に供給してもよいが、電極16b,16cのいずれか一方に供給してもよい。
次に、外部交流電源の基準電圧側電源端子を圧接又は接合等の手段により外部端子17bに電気的に接続し、高電位側電源端子を圧接又は接合等の手段により外部端子17cに電気的に接続して電圧を印加すると、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面近傍にバリア放電を発生させることができ、スリット14にプラズマを発生させることができる。
また、外部直流電源の正の高電位側電源端子を圧接又は接合等の手段により外部端子17a,17dに電気的に接続して電圧を印加すると、第1誘電性部材12aの表面において、帯電した微粒子状不純物を電気的に吸着することができる。
なお、電極16b,16cに交流電圧を印加し、電極16bと電極16a,16dとの間に直流電圧を印加した場合の作用効果は、電極16a,16dに交流電圧を印加し、電極16aと電極16b,16cとの間に直流電圧を印加した場合の作用効果と同様である。また、直流電位を、電極16a,16dの両方に供給してもよいが、電極16a,16dのいずれか一方に供給してもよい。
なお、図5および図6には、交流電源V1および直流電源V2が記載されている。交流電源V1は、第1誘電性部材12aの電極16a,16d、又は第2誘電性部材12bの電極16b,16cに接続される。また、直流電源V2は、第1誘電性部材12aの電極16a,16d又は第2誘電性部材12bの電極16b,16cに接続されて、第1誘電性部材12aの電極16a,16dの少なくとも一方、又は第2誘電性部材12bの電極16b,16cの少なくとも一方に直流電位を供給する。そして、図7に示すように、電源切換部18を設けて、第1誘電性部材12aの電極16a,16dと、第2誘電性部材12bの電極16b,16cとの間で、接続する交流電源V1と直流電源V2を交互に切り替えることにより、第1誘電性部材12aの表面およびその近傍と第2誘電性部材12bの表面およびその近傍との間でプラズマ発生を交互に行うことができる。これにより、スリット14中にプラズマを連続的に発生させることができると同時に、粒子状不純物の分解を効率よく行うことができる。
なお、本実施の形態によるプラズマ発生体11において、第1誘電性部材12aに設けられた電極16a、16dは第1電極群を構成し、第2誘電性部材12bに設けられた電極16b,16cは第2電極群を構成する。そして、スリット14から、誘電性部材12が配列される方向Z(以下、「第1方向Z」ともいう)に垂直な平面に、第1電極群を投影したとき、図8に示すように、領域S1において、電極16aの櫛歯部と電極16dの櫛歯部とが交互に配列されている。また、スリット14から第1方向Zに垂直な平面に第2電極群を投影したとき、電極16bの櫛歯部と電極16cの櫛歯部とが交互に配列されている。なお、以下では、第1電極群と第2電極群とを区別しないときは、単に電極群という。
なお、電極16a、16bの櫛歯部は、第1電極とみなし、電極16c,16dの櫛歯部は、第2電極とみなすことができる。また、電極群をスリット14から第1方向Zに垂直な平面に投影するとは、スリット14内の視点と電極群との間に第1方向に垂直な平面(投影面)を置き、視点と電極群の任意の点とを直線(投影線)で結び、かつ投影面と投影線との交点をつなげることによって投影面に投影図を形成することをいう。
本実施の形態によるプラズマ発生体11によれば、第1誘電性部材12aに設けられた電極16a,16d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極16b,16cが、それぞれ第1方向Zに沿って同じ位置にあることから、第1誘電性部材12aの第1電極群を、スリット14から第1方向Zに垂直な平面に投影したときの電極16aの櫛歯部と電極16cの櫛歯部の位置ずれをより確実に抑制できる。また、同様に、第2誘電性部材12bの電極群を、スリット14から第1方向Zに垂直な平面に投影したときの電極16bの櫛歯部と電極16dの櫛歯部の位置ずれをより確実に抑制できる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体11においては、図9に示されるように、スリット14は複数個存在することが好ましい。スリット14が複数個存在することにより、プラズマ発生体11に供給できる流体量を増すことができ、流体の圧力損失を低減することができる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体11と、第1電極群又は第2電極群に交流電圧を印加する交流電源V1と、第1電極群と第2電極群との間に直流電圧を印加する直流電源V2と、第1電極群と第2電極群との間で、接続する交流電源V1および直流電源V2を切り換える電源切替部18とを用いて放電装置を構成することにより、スリット14に供給される流体を改質し、流体中の微粒子状不純物を除去することのできる放電装置と実現することができる。なお、交流電源V1、交流電源V2および電源切替部18は、第1電極群および第2電極群の一方に交流電位を供給し、第1電極群および第2電極群の他方に直流電位を供給し、第1電極群と第2電極群との間で交流電位と直流電位とを切り換える切換部を構成する。
なお、プラズマ発生体11は、基体12が、セラミックグリーンシートを同時焼成することにより形成され、電極16a、電極16b、電極16c、電極16dおよび外部端子17a、17b、17c、17dが、導電体ペーストをセラミックグリーンシートと同時に焼成することにより形成されることが好ましい。このことにより、プラズマ発生体1はセラミックスと導電体ペーストを同時焼成することにより一体化されているので、高温、高振動等の環境下で長期間使用される場合にも、プラズマ発生体11の変形を小さなものとし、スリット14の形状を安定したものとすることができる。従って、スリット14内を通過するPMや酸化性成分等の流体を長期間にわたって安定して反応させ、分解させて良好に改質することができる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体によれば、プラズマの発生状態を容易に制御して、流体をより高い効率で改質することができる流体改質装置を実現できる。
以上のように、本実施の形態によるプラズマ発生体11を用いた放電装置は、流体から微粒子状不純物を除去する、いわゆる集塵システムをも兼ねることから、浄化システム全体を小型化できる。
なお、プラズマ発生体単独ではなく、他の排気ガスの改質機構をともに用いてもよい。例えば、プラズマ発生体の前後にフィルターや触媒を付着しておいても良く、これにより排気ガス中の微粒子状不純物や酸化成分等の排出をさらに低減させることができる。このようなフィルターとして、セラミック製のDPF(Diesel Particulate Filter)等があり、触媒として白金等を用いることができる。ただし、本実施の形態によるプラズマ発生体11は集塵システムをも兼ねることから、プラズマ発生体11とともに用いるDPFを、従来のDPFよりも小型化することができ、浄化システム全体を小型化できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下では、第1の実施の形態によるプラズマ発生体11と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。図10は、本発明の第2の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図であり、図11(a)は、図10のプラズマ発生体の側面図、図11(b)は、図10のプラズマ発生体の平面図である。また、図12(a)は、図11(a)のA21−A21’線における断面図、図12(b)は、図11(a)のA22−A22’線における断面図である。さらに、図13(a)は、図11(b)のB21−B21’線における断面図、図13(b)は図11(b)のB22−B22’線における断面図である。
本実施の形態によるプラズマ発生体21が、プラズマ発生体11と異なる点は、電極26a,26b,26c,26dの形状および配置である。プラズマ発生体11では、第1誘電性部材12aに設けられた電極16a,16d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極16b,16cが、第1方向Zに沿って同じ位置にあるのに対し、プラズマ発生体21では、図13に示すように、第1誘電性部材12aに設けられた電極26a,26d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極26b,26cが、第1方向Zに沿って異なる位置にある。
また、第1誘電性部材12aに設けられた電極26aおよび第2誘電性部材12bに設けられた電極26bは、櫛歯電極であり、第1誘電性部材12aに設けられた電極26dおよび第2誘電性部材12bに設けられた電極26dは、矩形状の平板電極である。
本実施の形態によるプラズマ発生体では、第1誘電性部材12aの電極26aに基準電位を供給し電極26dに交流電位を供給することで、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。また、電極26b,26cに正の直流電位を供給することで、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面およびその近傍に発生する電子を、電極26b,26dを埋設する第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。
例えば、スリット14に、一方の開口部から排気ガス等微粒子状不純物を含む流体を供給した場合を考える。図14は、このような場合のプラズマ発生体21の作用を説明するための模式的な図である。スリット14に、一方の開口部から排気ガス等微粒子状不純物を含む流体を供給すると、リット14中に発生したプラズマと流体中の物質とが反応する。また、図14に示されるように、特に、電極26b,26cの近傍領域において流体中の微粒子状不純物Mを帯電させることができ、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面において、帯電した微粒子状不純物Mを電気的に吸着させることができる。これにより供給された流体中から微粒子状不純物Mを取り除くことができる。
次に、図15に示されるように、電極26bに基準電位を供給し電極26cに交流電位を供給することで、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。これにより、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に吸着した微粒子状不純物Mをプラズマにより分解することができる。また、電極26a,26dに正の直流電位を供給することで、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面およびその近傍に発生する電子を、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。
なお、図14および図15には図示していないが、プラズマ発生体21にも、プラズマ発生体11と同様に、交流電源V1および直流電源V2が接続される。交流電源V1は、第1誘電性部材12aの電極26a,26d、又は第2誘電性部材12bの電極26b,26cに接続される。また、直流電源V2は、第1誘電性部材12aの電極26a,26d、又は第2誘電性部材12bの電極26b,26cに接続されて、第1誘電性部材12aの電極26a,26dの少なくとも一方、又は第2誘電性部材12bの電極26b,26cの少なくとも一方に直流電位を供給する。そして、第1誘電性部材12aの電極26a,26dと、第2誘電性部材12bの電極26b,26cとの間で、接続する交流電源V1と直流電源V2を交互に切り替えることにより、第1誘電性部材12aの表面およびその近傍と第2誘電性部材12bの表面およびその近傍との間でプラズマ発生を交互に行うことができる。これにより、スリット14中にプラズマを連続的に発生させることができると同時に、粒子状不純物の分解を効率よく行うことができる。
なお、本実施の形態によるプラズマ発生体21において、第1誘電性部材12aに設けられた電極26a、26dは、第1電極群を構成し、第2誘電性部材12bに設けられた電極26b,26cは、第2電極群を構成する。
そして、スリット14から第1方向Zに垂直な平面に第1電極群を投影したとき、図16(a)に示すように、領域S1において、電極26aの櫛歯部と電極26cの一部とが交互に配列されている。また、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2電極群を投影したとき、図16(b)に示すように、領域S2において、電極26bの櫛歯部と電極26dの一部とが交互に配列されている。
なお、電極26aの櫛歯部および電極26bの櫛歯部は、第1電極とみなし、電極26cおよび電極26dは、第2電極とみなすことができる。
本実施の形態によるプラズマ発生体21では、第1誘電性部材12aに設けられた電極26a,26d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極26b,26cが、第1方向Zに沿って異なる位置にあり、第2電極26c,26dが矩形状の平板電極であるため、第1電極と第2電極との電気的絶縁性を保ちつつ、上記電極組み合わせにおける第2電極の面積をより広くすることができる。そして、第2誘電性部材12bにおいては、電極26cに対向するように電極26bを配置することができ、第1誘電性部材12aにおいては、電極26aに対向するように電極26dに配置することができるため、低い電圧でスリット内にプラズマを発生することができる。これにより、より効率よくプラズマを発生させることが可能になる。
また、第1電極と第2電極が、第1方向Zに沿って異なる位置にあることにより、第1電極と第2電極との間の電気的絶縁性をより確実に確保することができる。
さらに、第1電極と第2電極との絶縁性を同一平面状で確保する必要がなくなるため、プラズマ発生体をより容易に製造することができる。
なお、プラズマ発生体21では、交流電源に接続された場合に基準電位が供給される電極を櫛歯電極であるとしたが、交流電位が供給される電極を櫛歯電極とし、基準電位が供給される電極を矩形状平板電極にしてもよい。なお、交流電位が供給される電極を矩形状平板電極とし、基準電位が供給される電極を櫛歯電極にした場合には、誘電性部材12において、交流電位が供給される電極を基準電位が供給される電極の内側に設けることができるため、交流電位をより安定的に維持することができる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体21においても、スリット14は複数個存在することが好ましい。図17は、スリット14を複数個有するプラズマ発生体の、図4に対応する断面図である。スリット14が複数個存在する場合、第1方向Zにおける端部以外の誘電性部材12においては、第2電極の上下に、第2電極から離間して第1電極が配置されている。よって、全てのスリット14において、効率よくプラズマ発生および微粒子状不純物の除去を行うことができる。また、スリット14が複数個存在することにより、プラズマ発生体11に供給できる流体量を増すことができ、流体の圧力損失を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、以下では、第1の実施の形態によるプラズマ発生体11と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。図18は、本発明の第3の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図であり、図19(a)は、図18のプラズマ発生体の側面図、図19(b)は、図18のプラズマ発生体の平面図である。また、図20(a)は、図19(a)のA31−A31’線における断面図、図20(b)は、図19(a)のA32−A32’線における断面図である。さらに、図21(a)は、図19(b)のB31−B31’線における断面図、図21(b)は、図19(b)のB32−B32’線における断面図である。
本実施の形態によるプラズマ発生体31が、プラズマ発生体11と異なる点は、電極36a,36b,36c,36dの配置である。プラズマ発生体11では、第1誘電性部材12aに設けられた電極16a,16d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極16b,16cが、第1方向Zに沿って同じ位置にあるのに対し、プラズマ発生体31では、図20に示すように、第1誘電性部材12aに設けられた電極36a,36d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極36b,36cが、第1方向Zに沿って異なる位置にある。
なお、電極36a,36b,36c,36dは櫛歯電極であり、プラズマ発生体11と同様である。
本実施の形態によるプラズマ発生体31では、第1誘電性部材12aの電極36aに基準電位を供給し電極36dに交流電位を供給することで、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。また、電極36b,36cに正の直流電位を供給することで、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面およびその近傍に発生する電子を、電極36b,36dを埋設する第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。
例えば、スリット14に、電極36c,36d側の開口部から排気ガス等微粒子状不純物を含む流体を供給した場合を考える。図22は、このような場合のプラズマ発生体の作用を説明するための模式的な図である。スリット14に、電極36c,36d側の開口部から排気ガス等微粒子状不純物を含む流体を供給すると、リット14中に発生したプラズマと流体中の物質とが反応する。また、図22に示されるように、特に、電極36b,36cの近傍領域において流体中の微粒子状不純物Mを帯電させることができ、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面において、帯電した微粒子状不純物Mを電気的に吸着することができる。これにより供給された流体中から微粒子状不純物Mを取り除くことができる。
次に、図23に示されるように、電極36bに基準電位を供給し電極36cに交流電位を供給することで、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。これにより、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に吸着した微粒子状不純物Mをプラズマにより分解することができる。また、電極36a,36dに正の直流電位を供給することで、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に発生する電子を、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。
なお、図22および図23には図示していないが、プラズマ発生体31にも、プラズマ発生体11と同様に、交流電源V1および直流電源V2が接続される。交流電源V1は、第1誘電性部材12aの電極36a,36d、又は第2誘電性部材12bの電極36b,36cに接続される。また、直流電源V2は、第1誘電性部材12aの電極36a,36d又は第2誘電性部材12bの電極36b,36cに接続されて、第1誘電性部材12aの電極36a,36dの少なくとも一方、又は第2誘電性部材12bの電極36b,36cの少なくとも一方に直流電位を供給する。そして、図7に示すように、電源切換部18を設けて、第1誘電性部材12aの電極36a,36dと、第2誘電性部材12bの電極36b,36cとの間で、接続する交流電源V1と直流電源V2を交互に切り替えることにより、第1誘電性部材12aの表面およびその近傍と第2誘電性部材12bの表面およびその近傍との間でプラズマ発生を交互に行うことができる。これにより、スリット14中にプラズマを連続的に発生させることができると同時に、粒子状不純物の分解を効率よく行うことができる。
なお、本実施の形態によるプラズマ発生体31において、第1誘電性部材12aに設けられた電極36a、36dは、第1電極群を構成し、第2誘電性部材12bに設けられた電極36b,36cは、第2電極群を構成する。
そして、スリット14から第1方向Zに垂直な平面に第1電極群を投影したとき、図24(a)に示すように、領域S1において、電極36aの櫛歯部と電極36cの櫛歯部とが交互に配列されている。また、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2電極群を投影したとき、図24(b)に示すように、領域S2において、電極36bの櫛歯部と電極36dの櫛歯部とが交互に配列されている。
ここで、電極36aの櫛歯部および電極36bの櫛歯部は、第1電極とみなし、電極36cの櫛歯部、および電極36dの櫛歯部は、第2電極とみなすことができる。
本実施の形態によるプラズマ発生体31では、第1誘電性部材12aに設けられた電極36a,36d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極36b,36cが、第1方向Zに沿って異なる位置にあるため、第1電極と第2電極との絶縁性を同一平面状で確保する必要がなくなるため、プラズマ発生体をより容易に製造することができる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体31では、各誘電性部材12における電極36間の間隔を大きくすることができるため、第1電極および第2電極の電気的絶縁性を高くすることができる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体31においても、スリット14は複数個存在することが好ましい。スリット14が複数個存在する場合、第1方向Zにおける端部以外の誘電性部材12においては、第1方向Zに沿って複数の電極層が存在し、中央の電極層の上下に、中央の電極層から離間して端部電極層が配置されている。第1誘電体部材12aについては、中央の電極層は、電極36dを有し、端部電極層は、電極36aを有する。また、第2誘電性部材12bについては、中央の電極層は、電極36cを有し、端部電極層は、電極36bを有する。これにより、全てのスリット14について、各スリット14から第1方向Zに垂直な平面に電極群を投影したとき、図24に示す投影図が形成される。
よって、全てのスリット14において、プラズマ発生および微粒子状不純物の除去を効率よく行うことができる。また、スリット14が複数個存在することにより、プラズマ発生体11に供給できる流体量を増すことができ、流体の圧力損失を低減することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、以下では、第1の実施の形態によるプラズマ発生体11と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。図25は、本発明の第4の実施の形態によるプラズマ発生体の構成例を示す斜視図であり、図26(a)は、図25のプラズマ発生体の側面図、図26(b)は、図25のプラズマ発生体の平面図である。また、図27(a)は、図26(a)のA41−A41’線における断面図、図27(b)は、図26(b)のA42−A42’線における断面図である。さらに、図28(a)は、図26(b)のB41−B41’線における断面図、図28(b)は図26(b)のB42−B42’線における断面図である。
本実施の形態によるプラズマ発生体41が、プラズマ発生体11と異なる点は、電極46a,46b,46c,46dの形状および配置である。プラズマ発生体11では、第1誘電性部材12aに設けられた電極16a,16d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極16b,16cが、第1方向Zに沿って同じ位置にあるのに対し、プラズマ発生体41では、図28に示すように、第1誘電性部材12aに設けられた電極46a,46d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極46b,46cが、第1方向Zに沿って異なる位置にある。そして、電極46a,46bが、誘電性部材12の表面に設けられている。
また、第1誘電性部材12aに設けられた電極46aおよび第2誘電性部材12bに設けられた電極46bは、櫛歯電極であり、第1誘電性部材12aに設けられた電極46dおよび第2誘電性部材12bに設けられた電極46dは、矩形状の平板電極である。
本実施の形態によるプラズマ発生体41では、第1誘電性部材12aの電極46aに基準電位を供給し電極46dに交流電位を供給することで、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。また、電極46b,46cに正の直流電位を供給することで、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面に発生する電子を、電極46b,46dを埋設する第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。例えば、スリット14に、一方の開口部から排気ガス等微粒子状不純物を含む流体を供給した場合を考える。図29は、このような場合のプラズマ発生体41の作用を説明するための模式的な図である。スリット14に、一方の開口部から排気ガス等微粒子状不純物を含む流体を供給すると、スリット14中に発生したプラズマと流体中の物質とが反応する。また、図29に示されるように、特に、電極46b,46cの近傍領域において流体中の微粒子状不純物Mを帯電させることができ、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面において、帯電した微粒子状不純物Mを電気的に吸着させることができる。これにより供給された流体中から微粒子状不純物Mを取り除くことができる。
次に、図30に示されるように、電極46bに基準電位を供給し電極46cに交流電位を供給することで、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面およびその近傍にバリア放電を発生させることができる。これにより、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に吸着した微粒子状不純物Mをプラズマにより分解することができる。また、電極46a,46dに正の直流電位を供給することで、第2誘電性部材12bのスリット14側の表面に発生する電子を、第1誘電性部材12aのスリット14側の表面に電気的に引き付けることができる。
なお、図29および図30には図示していないが、プラズマ発生体41にも、プラズマ発生体11と同様に、交流電源V1および直流電源V2が接続される。交流電源V1は、第1誘電性部材12aの電極46a,46d、又は第2誘電性部材12bの電極46b,46cに接続される。また、直流電源V2は、第1誘電性部材12aの電極46a,46d又は第2誘電性部材12bの電極46b,46cに接続されて、第1誘電性部材12aの電極46a,46dの少なくとも一方、又は第2誘電性部材12bの電極46b,46cの少なくとも一方に直流電位を供給する。そして、図7に示すように、電源切換部18を設けて、第1誘電性部材12aの電極46a,46dと、第2誘電性部材12bの電極46b,46cとの間で、接続する交流電源V1と直流電源V2を交互に切り替えることにより、第1誘電性部材12aの表面およびその近傍と第2誘電性部材12bの表面およびその近傍との間でプラズマ発生を交互に行うことができる。これにより、スリット14中にプラズマを連続的に発生させることができると同時に、粒子状不純物の分解を効率よく行うことができる。
なお、本実施の形態によるプラズマ発生体41において、第1誘電性部材12aに設けられた電極46a、46dは、第1電極群を構成し、第2誘電性部材12bに設けられた電極46b,46cは、第2電極群を構成する。
そして、スリット14から第1方向Zに垂直な平面に第1電極群を投影したとき、図31(a)に示すように、領域S1において、電極46aの櫛歯部と電極46cの一部とが交互に配列されている。また、スリット14から第1方向に垂直な平面に第2電極群を投影したとき、図31(b)に示すように、領域S2において、電極46bの櫛歯部と電極46dの一部とが交互に配列されている。
なお、電極46aの櫛歯部および電極46bの櫛歯部は、第1電極とみなし、電極46cおよび電極46dは、第2電極とみなすことができる。
本実施の形態によるプラズマ発生体41では、第1誘電性部材12aに設けられた電極46a,46d、および第2誘電性部材12bに設けられた電極46b,46cが、第1方向Zに沿って異なる位置にあり、誘電性部材12に設けられる電極46c,46dが矩形状の平板電極であるため、第1電極と第2電極との絶縁性を保ちつつ、上記電極組み合わせにおける第2電極の面積をより広くすることができる。これにより、より効率よくプラズマを発生させることが可能になる。また、第1電極と第2電極との絶縁性を同一平面状で確保する必要がなくなるため、プラズマ発生体をより容易に製造することができる。
また、電極46a,46bが、誘電性部材12の表面に設けられていることから、スリット14にプラズマを発生させる際に、電極46aと電極46dとの間、および電極46bと電極46cとの間に印加する交流電圧を低減することができる。
なお、プラズマ発生体41では、交流電源に接続された場合に交流電位が供給される電極を平板電極であるとしたが、交流電位が供給される電極を櫛歯電極とし、基準電位が供給される電極を矩形状の平板電極にしてもよい。ただし、櫛歯電極が誘電性部材12の表面に設けられるため、櫛歯電極に基準電位を設けた方が電気的にはより安定である。
なお、プラズマ発生体41では、交流電源に接続された場合に基準電位が供給される電極を誘電性部材12の表面に設けたが、交流電位が供給される電極を誘電性部材12の表面に設けてもよい、
なお、第2の実施の形態によるプラズマ発生体21において、第1電極および第2電極の一方が誘電性部材12の表面に設けられていても、同様の効果が得られる。
また、本実施の形態によるプラズマ発生体41においても、スリット14は複数個存在することが好ましい。スリット14が複数個存在する場合、第1方向Zにおける端部以外の誘電性部材12においては、第1方向Zに沿って複数の電極層が存在し、中央の電極層の上下に中央の電極層から離間して端部電極層が配置されている。第1誘電体部材12aについては、中央の電極層は、電極46dを有し、端部電極層は、46aを有する。また、第2誘電性部材12bについては、中央の電極層は、電極46cを有し、端部電極層は、電極46bを有する。これにより、全てのスリット14について、各スリット14から第1方向Zに垂直な平面に電極群を投影したとき、図31に示す投影図が得られる。
よって、全てのスリット14において、プラズマ発生および微粒子状不純物の除去を行うことができる。また、スリット14が複数個存在することにより、プラズマ発生体11に供給できる流体量を増すことができ、流体の圧力損失を低減することができる。
なお、上述の説明では、誘電性部材12の表面又は内部に設ける電極が、櫛歯電極又は平板電極からなるとしたが、誘電性部材12に接する空間にプラズマを発生させることができるのであれば、これらの形状に限らない。
11 プラズマ発生体
12 誘電性部材
13 支持部
14 スリット
15 基体
16 電極
17 外部電極

Claims (9)

  1. 第1誘電性部材と、
    空間を介して前記第1誘電性部材に対向する第2誘電性部材と、
    前記第1誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記空間に電界を生じさせる第1電極群と、
    前記第2誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記空間に電界を生じさせる第2電極群と、
    前記第1電極群および前記第2電極群の一方に前記交流電位を供給し、前記第1電極群および前記第2電極群の他方に前記直流電位を供給し、前記第1電極群と前記第2電極群との間で前記交流電位と前記直流電位とを切り換える切換部と
    を有する放電装置。
  2. 前記第1電極群および前記第2電極群は、第1電極および第2電極をそれぞれ有し、
    前記第1電極および前記第2電極は、一方に前記交流電位が供給されると前記空間にプラズマを発生させ、少なくとも一方に前記直流電位が供給されると、前記空間に電界を生じさせる請求項1に記載の放電装置。
  3. 前記第1電極群および前記第2電極群の少なくとも一方において、前記第1電極および前記第2電極は、同一平面にある請求項2に記載のプラズマ発生体。
  4. 前記第1誘電性部材および前記第2誘電性部材は、第1方向に沿って対向しており、
    前記第1電極群および前記第2電極群の少なくとも一方において、前記第1電極および前記第2電極は、前記第1方向において異なる位置にある請求項2に記載の放電装置。
  5. 前記第1電極群および前記第2電極群の少なくとも一方において、前記第1電極および前記第2電極の一方が、前記第1誘電性部材および前記第2誘電性部材の対応する一方の前記空間に接する表面に設けられている請求項4に記載の放電装置。
  6. 前記第1誘電性部材および前記第2誘電性部材は、第1方向に沿って対向しており、
    前記第1方向に沿って前記第1誘電性部材および前記第2誘電性部材の一方に空間を介して対向する第3誘電性部材と、
    前記第3誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記第3誘電性部材が接する前記空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記空間に電界を生じさせる第3電極群と
    を有し、
    前記切替部は、前記第1誘電性部材および前記第2誘電性部材の前記一方に対応する前記第1電極群および前記第2電極群の一方に交流電位を供給し、前記第1電極群および前記第2電極群の他方と前記第3電極群に直流電位を供給し、前記第1電極群および前記第2電極群の前記一方と、前記第1電極群および前記第2電極群の前記他方並びに前記第3電極群との間で、前記交流電位と前記直流電位とを切り換える請求項1に記載の放電装置。
  7. 前記第1電極群および前記第2電極群の前記一方は、前記第1方向に沿って第1電極、第2電極、および第3電極をし、
    前記第2電極は、前記交流電位および前記直流電位の一方が供給され、前記第1電極および前記第3電極は、前記交流電位および前記直流電位の他方が供給される請求項6に記載の放電装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の放電装置と、
    前記第1誘電性部材と前記第2誘電性部材の間の空間に流体を供給する流体供給源と
    を有する反応装置。
  9. 第1誘電性部材と、
    空間を介して前記第1誘電性部材に対向する第2誘電性部材と、
    前記第1誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記空間に電界を生じさせる第1電極群と、
    前記第2誘電性部材の内部又は表面に設けられ、交流電位に応じて前記空間にプラズマを発生させ、直流電位に応じて前記空間に電界を生じさせる第2電極群と
    を有するプラズマ発生体。
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