JP2010233094A - 鉄道車両用通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄道車両用の通信システムでIEEE802.3規格を適用して、さまざまな車両間の異なる損失の伝送路において、良好に通信できるようにする。
【解決手段】連結された複数の鉄道車両のうち、一の鉄道車両に備えられた中央装置と他の複数の鉄道車両に備えられた各端末装置との間でLAN通信を行う通信装置であり、自装置から他の装置に送信する通信信号の利得を調整するとともに、その通信信号に伝送路損失を検出するための基準信号を重畳させる。そして、受信側で、受信した基準信号のレベルを検出して、その基準信号レベルに基づいて、通信信号の利得を制御する。この方法によれば、伝送路の距離が異なる端末装置への通信であっても、伝送路の損失の影響を考慮して通信信号のゲインを決めることができ、安定な通信システムが得られる。
【選択図】図4
【解決手段】連結された複数の鉄道車両のうち、一の鉄道車両に備えられた中央装置と他の複数の鉄道車両に備えられた各端末装置との間でLAN通信を行う通信装置であり、自装置から他の装置に送信する通信信号の利得を調整するとともに、その通信信号に伝送路損失を検出するための基準信号を重畳させる。そして、受信側で、受信した基準信号のレベルを検出して、その基準信号レベルに基づいて、通信信号の利得を制御する。この方法によれば、伝送路の距離が異なる端末装置への通信であっても、伝送路の損失の影響を考慮して通信信号のゲインを決めることができ、安定な通信システムが得られる。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数両が連結した鉄道車両の間でLAN通信を行う鉄道車両用LAN通信システムに適用される鉄道車両用通信装置に関する。
近年、鉄道車両において、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)802.3規格と称される、いわゆるイーサネット(登録商標)を適用したLAN(Local Area Network)通信を行うことが提案され実用化されている。
このIEEE802.3規格のLAN通信を適用して、各種コンピュータ装置及びその周辺機器との通信用として普及しているLAN通信用の通信機器が様々な分野で利用されている。そして、その一例として、複数の鉄道車両間で比較的高速のデータ通信を可能とする試みが提案されている。
しかしながら、鉄道車両においては、IEEE802.3規格を使用した伝送を行う場合であっても、車両間の連結部に配置できるケーブルやコネクタに制限があり、IEEE802.3規格用のケーブルをそのまま使用することはできないという問題がある。このため、使用するケーブルについては、鉄道車両用として実績のあるケーブルが使用される。また、車両間の連結部の端子台に装着可能されるコネクタについても、端子台に装着可能な鉄道車両専用のものが使用されるため、その損失も大きいものとなる。更に、車両間はノイズが多いことから、車両間のデータ通信では、増幅してレベルを上げて通信を行う方式が提案され、実用化されている。
また、鉄道車両用ケーブル等を用いて隣接車両と離れた車両間の通信では、損失が大きく異なるという問題があり、このような通信においては、送信側を固定利得で増幅し一定レベルの出力で通信を行うのは困難である。このため、損失に応じて利得を変え、受信側で一定レベルになるよう通信することが要請されている。
例えば、特許文献1には、互いに隣接する複数のメタリック伝送路を使用して信号が伝送されるシステムにおいて、メタリック伝送路間の干渉または漏話を小さくするために、第1の伝送装置と第2の伝送装置間のケーブル等の伝送路の損失に応じて利得を変え送信レベルを調整する方法についての記載されている。また、特許文献2には、車両を連結して車両間で光ファイバを接続する場合の、接続損失を自動的に測定することが記載されている。この特許文献2に記載の技術は、車両間の所定の車両から順次車両を接続した際に、光伝送路の接続を検知すると、当該接続された車両の最後尾に位置する車両で、光伝送路上の試験光信号を折り返す折り返し路を形成するものである。
上述の特許文献1に記載の技術は、損失を検出する手段として、通信を開始するのに先立ってトレーディング信号の受信レベルにより算出する方法と、通信装置間に給電される電力の電圧降下もしくは給電電流により算出する方法を提案している。
しかしながら、このような特許文献1に記載の技術を鉄道車両用としてそのまま適用することは困難である。なぜなら、鉄道車両用の通信システムでIEEE802.3規格を使用した伝送を行う場合においては、トレーディング信号の送信といった通信プロトコルはなく、車両通信間で電力を給電するようなインタフェースも存在しないからである。
しかしながら、このような特許文献1に記載の技術を鉄道車両用としてそのまま適用することは困難である。なぜなら、鉄道車両用の通信システムでIEEE802.3規格を使用した伝送を行う場合においては、トレーディング信号の送信といった通信プロトコルはなく、車両通信間で電力を給電するようなインタフェースも存在しないからである。
本発明の目的は、鉄道車両用の通信システムにおいて、IEEE802.3規格等の標準通信インタフェースを応用し、損失が異なる車両間でも同一装置で通信できるようにすることである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の第一の形態の鉄道車両用通信装置は、連結された複数の鉄道車両のうち、一の鉄道車両に備えられた中央装置と他の複数の鉄道車両に備えられた各端末装置との間で伝送路を介してLAN通信を行う鉄道車両用通信装置であって、中央装置及び/または各端末装置は、以下のような構成を具備している。
すなわち、中央装置、各端末装置とも、自装置から他の装置に送信する通信信号の利得を調整する送信増幅部と、利得調整された通信信号を他の装置に送信する手段と、自装置から他の装置に送信する通信信号とは異なる基準信号を生成する基準信号生成部を備えている。
すなわち、中央装置、各端末装置とも、自装置から他の装置に送信する通信信号の利得を調整する送信増幅部と、利得調整された通信信号を他の装置に送信する手段と、自装置から他の装置に送信する通信信号とは異なる基準信号を生成する基準信号生成部を備えている。
また、基準信号生成部で生成された基準信号を、自装置から他の装置に送信する通信信号と合成する合成部と、この合成部において合成された基準信号と通信信号の合成信号を、他の端末装置に送信する送信部とを、更に備えている。また、各端末装置及び中央装置は、他の装置から送信された基準信号と通信信号の合成信号から基準信号を分離して抽出するフィルタ手段と、基準信号のレベルに基づいて伝送路の伝送損失を算出し、伝送損失を考慮して、自装置の送信増幅部の利得を制御することを特徴としている。
また、本発明の別の形態の鉄道車両用通信装置では、中央装置及び/または各端末装置は、自装置から他の装置に送信するために、通信信号の利得を調整する送信増幅部と、利得調整された通信信号を前記他の装置に送信する手段の他に、自装置から他の装置に送信する通信信号を分岐して固定レベルに増幅し、この増幅した通信信号を基準信号とするようにしている。そして、このように生成された基準信号を、他の装置から自装置に送信され自装置で受信された受信通信信号と合成する合成部を備えている。
更に、この基準信号と受信通信信号と合成して生成した合成信号を、他の装置に送信するとともに、自装置においては、自装置からの通信信号を位相反転させた信号と、他の装置から送信された合成信号とを加算することにより、合成信号から自端末の通信信号をキャンセルして基準信号を取り出す第1のキャンセル回路が設けられる。そして、第1のキャンセル回路から抽出される他の装置から送信された基準信号のレベルを検出している。そして、この基準信号レベルに基づいて伝送路の損失を算出することにより、送信増幅部の利得を制御するようにしている。
また、本発明の別の形態の通信装置では、中央装置及び/または各端末装置は、自装置から他の装置に送信するために、通信信号の利得を調整する送信増幅部と、利得調整された通信信号を前記他の装置に送信する手段の他に、自装置から他の装置に送信する通信信号を分岐して固定レベルに増幅し、この増幅した通信信号を基準信号とするようにしている。そして、このように生成された基準信号を、他の装置から自装置に送信され自装置で受信された受信通信信号と合成する合成部を備えている。
更に、この基準信号と受信通信信号と合成して生成した合成信号を、他の装置に送信するとともに、自装置においては、自装置からの通信信号を位相反転させた信号と、他の装置から送信された合成信号とを加算することにより、合成信号から自端末の通信信号をキャンセルして基準信号を取り出す第1のキャンセル回路が設けられる。そして、第1のキャンセル回路から抽出される他の装置から送信された基準信号のレベルを検出している。そして、この基準信号レベルに基づいて伝送路の損失を算出することにより、送信増幅部の利得を制御するようにしている。
本発明の鉄道車両用通信装置では、IEEE802.3規格のLAN通信を鉄道車両に適用し、鉄道車両用として特殊なケーブルやコネクタを使って、隣接車両間、あるいは何両か離れた車両間での通信を行うのであるが、このようなケーブル等の損失が大きく異なる車両間で通信を行った場合であっても、本発明によれば、その損失に応じて適切な出力レベルで通信を行うことが可能となる。
このため、鉄道車両データ通信において、鉄道車両仕様のケーブルを使わなければならないという制約のある環境下においても、比較的安価に大容量かつ高速通信に対応した伝送路を実現することができる。
また、中央装置2aがある車両1aと各端末装置2b〜2fのそれぞれの車両毎に、伝送路の損失を算出し、その出力レベルを自動的に制御しているので、多くの車両が連結した場合でも、出力レベルを調整する労力を大幅に削減することが可能となる。
本発明を鉄道車両用通信装置に応用した場合に限らず、他の用途の通信装置に応用した場合にも、以上説明したのと同様の効果が得られる。
また、中央装置2aがある車両1aと各端末装置2b〜2fのそれぞれの車両毎に、伝送路の損失を算出し、その出力レベルを自動的に制御しているので、多くの車両が連結した場合でも、出力レベルを調整する労力を大幅に削減することが可能となる。
本発明を鉄道車両用通信装置に応用した場合に限らず、他の用途の通信装置に応用した場合にも、以上説明したのと同様の効果が得られる。
以下、本発明の第一の実施の形態例(以下、「本例」ということもある)を、図1〜図6を参照して説明する。
まず、本発明の前提となるシステムの全体構成例を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、複数の車両を接続した列車全体を含むシステム構成図である。図1に示されるように、本例の列車システムは、1号車から6号車までの6両の鉄道車両1a、1b、1c、1d、1e、1f(「1a〜1f」とする。以下、同様。)が連結されている。そして、車両1aは中央装置2aを備え、車両1b〜1fはそれぞれ端末装置2b〜2fを備えている。車両1aの中央装置2aと車両1b〜1f端末装置2b〜2fは、各々伝送路10〜14によって接続されている。
まず、本発明の前提となるシステムの全体構成例を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、複数の車両を接続した列車全体を含むシステム構成図である。図1に示されるように、本例の列車システムは、1号車から6号車までの6両の鉄道車両1a、1b、1c、1d、1e、1f(「1a〜1f」とする。以下、同様。)が連結されている。そして、車両1aは中央装置2aを備え、車両1b〜1fはそれぞれ端末装置2b〜2fを備えている。車両1aの中央装置2aと車両1b〜1f端末装置2b〜2fは、各々伝送路10〜14によって接続されている。
ここで、伝送路10〜14は、鉄道用ケーブルとして実績のあるものが使用される。また、伝送路10〜14の途中には、鉄道車両用の特殊なコネクタなどが配置される場合もある。中央装置2a及び端末装置2b〜2fは、コンピュータ装置等を備えている。そして、1号車にある中央装置2aが、列車システム全体の情報管理を行い、他の車両(2号車〜6号車)に装備された端末装置2b〜2fとの間で情報の送受信を行うようになっている。
図1では、説明を簡単にするために6両の編成で、1号車と他の車両間で伝送路を接続した例を示しているが、より多くの車両で編成され、車両間の伝送路接続が複雑な形態となる場合においても本方式により通信が可能であることはいうまでもない。
図2は、一つの車両に実装される、中央装置2aとそれに接続される端末装置2b〜2fの内部構成の例を示した図である。
図2に示すように、中央装置2a内部においては、バス6aに、CPU3a、ROM4a、RAM5aが接続されるとともに、車両内用に不図示の入出力装置等が接続される。また、中央装置2aのバス6aには、他の車両1b〜1fに実装されている端末装置2b〜2fと通信を行うため、IEEE802.3規格に準拠したLANコントローラ20a〜24aが接続されている。このLANコントローラの数は、中央装置を除く各端末装置の数に相当する数であり、本例では、2号車から6号車に対応する、5つのLANコントローラが設けられている。
図2に示すように、中央装置2a内部においては、バス6aに、CPU3a、ROM4a、RAM5aが接続されるとともに、車両内用に不図示の入出力装置等が接続される。また、中央装置2aのバス6aには、他の車両1b〜1fに実装されている端末装置2b〜2fと通信を行うため、IEEE802.3規格に準拠したLANコントローラ20a〜24aが接続されている。このLANコントローラの数は、中央装置を除く各端末装置の数に相当する数であり、本例では、2号車から6号車に対応する、5つのLANコントローラが設けられている。
LANコントローラ20a〜24aは、各々IEEE802.3規格に準拠したLANケーブル30a〜34aを用いて通信を行うものであるが、LANコントローラ20a〜24aだけでは、鉄道用ケーブル等を用いた、ノイズが大きい車両間での通信が行うことができない。そこで、本例では、中央装置2aに通信装置40a〜44aを設けて、各端末装置2b〜2fの通信装置40b〜40fとの通信を行うようにしている。そして、中央装置2aの通信装置40a〜44aは、伝送路10〜14を通して他の車両の端末装置2b〜2fとの通信を行うようにしている。
図2に示すように、各伝送路10〜14には、各々端末装置2b〜2fが接続されている。そして、端末装置2b〜2fの各々は、中央装置2aと同様に、バス6b〜6fを有しており、これらのバス6b〜6fには、CPU3b〜3f、ROM4b〜4f、RAM5b〜5f及びその他の車両内用の入出力装置等が接続されている。
端末装置2b〜2fは、中央装置2aと通信を行うために、各々1台のLANコントローラ20b〜20fと、LANケーブル30b〜30f及び通信装置40b〜40fとを備え、これによって中央装置2aとの通信を実現している。
端末装置2b〜2fは、中央装置2aと通信を行うために、各々1台のLANコントローラ20b〜20fと、LANケーブル30b〜30f及び通信装置40b〜40fとを備え、これによって中央装置2aとの通信を実現している。
次に、図3に基づいて、本例のシステムにおける通信装置の動作概要について説明する。
図3は、中央装置2aと中間位置に装備される代表的な端末装置2dとの間の通信、つまり通信装置42aと通信装置40dの間の通信について説明するための図である。
図3に示すように、中央装置2aのLANコントローラ22aより出力される送信信号レベルは2Vである。この送信信号をLANケーブル32a経由で受けた中央装置2aの通信装置42aは、送信増幅部52aにおいて送信信号を増幅して伝送路12に出力する。そして、伝送路12に送られて送信信号が、端末装置2dの通信装置40dによって受信される。
図3は、中央装置2aと中間位置に装備される代表的な端末装置2dとの間の通信、つまり通信装置42aと通信装置40dの間の通信について説明するための図である。
図3に示すように、中央装置2aのLANコントローラ22aより出力される送信信号レベルは2Vである。この送信信号をLANケーブル32a経由で受けた中央装置2aの通信装置42aは、送信増幅部52aにおいて送信信号を増幅して伝送路12に出力する。そして、伝送路12に送られて送信信号が、端末装置2dの通信装置40dによって受信される。
ここで、送信増幅部52aの利得G1は、車上のノイズマージンを増加するため、通信装置40dの受信時点で3dB(受信レベルは2.825V)となるよう制御されている。すなわち伝送路12における損失が−XdBとすると、送信増幅部52aの利得G1を3dB+XdB(レベルは2.825V×10X/20)とする。
また、端末装置2dの通信装置40dは、中央装置2aから送信された信号を受信し、この受信した信号を受信増幅部60dで元の信号レベル0dB(送信レベルは2V)に復元する。そしてLANケーブル30d経由で、LANコントローラ20dに送信する。この時、受信増幅部60dの利得G2は−3dBである。
こうしてLANコントローラ20dには、0dB、2Vの信号が受信されることになる。一方、LANコントローラ20dからは、LANケーブル30dを経由して、通信装置40dに送信信号が送られる。この信号は通信装置40dの送信増幅部50dを経由して伝送路12に送られ、中央装置2aの通信装置42aに送られる。ここで、送信増幅部50dも送信増幅部52aと同様に、利得をG1(3dB+XdB)とし、伝送損失−XdBが加わって、利得3dBの信号が中央装置2aの通信装置42aに送られる。
通信装置42aは、受信増幅部62aにより、この入力された信号を増幅し、LANケーブル32a経由でLANコントローラ22aに送る。この受信増幅部62aの利得も受信増幅部60dと同じ利得G2(−3dB)とされる。したがって、中央装置2aのLANコントローラ22aには、0dB、2Vの信号が受信されることになる。つまり、中央装置2aのLANコントローラ22aの受信信号においても、通信装置40dの送信増幅部50d及び通信装置42aの受信増幅部62aを使用し、上述した、送信増幅器52aと受信増幅器60dと同様な利得制御が行われる。
このように中央装置2a側の送信増幅部52aと端末装置2d側の送信増幅部50dの利得を決定するためには、伝送路12における損失がわからなければならない。しかも、中央装置2aの通信装置42aからは、端末装置2dだけでなく、他の車両に設けられた端末装置2b、2c、2e、2fにも、伝送路10,11、13、14を経由して信号を送らなければならない。このような場合、車両間距離が異なる伝送路10〜14の各々においてその伝送損失が変わるため、損失を検出する手段を設ける必要がある。
<本発明の第1の実施の形態例の説明>
次に、図4を参照して、本例の中央装置2aから端末装置2b〜2fへの通信の詳細について説明する。図4は、中央装置2aの通信装置42aと端末装置2dの通信装置40dの具体的な構成図を示したものである。ここでは、中央装置2aと代表的な一つの端末装置2dの構成との間のデータ通信動作について説明する。なお、端末装置2dの代わりに他の端末装置2b、2c、2e、2fの通信装置40b、40c、40e、40fを用いてもよいことは言うまでもない。
次に、図4を参照して、本例の中央装置2aから端末装置2b〜2fへの通信の詳細について説明する。図4は、中央装置2aの通信装置42aと端末装置2dの通信装置40dの具体的な構成図を示したものである。ここでは、中央装置2aと代表的な一つの端末装置2dの構成との間のデータ通信動作について説明する。なお、端末装置2dの代わりに他の端末装置2b、2c、2e、2fの通信装置40b、40c、40e、40fを用いてもよいことは言うまでもない。
図4に示す通信装置42aは、100kHzの発信器からなる基準信号生成器112aを内蔵している。そして、この基準信号生成器112aにおいて、端末装置2dを構成する通信装置40dが伝送路12の損失を検出するために、通常の通信信号とは異なる基準信号が生成される。ここで、基準信号の出力レベルは2Vであるが、この基準信号は、アンプ72aを通すことにより利得G3(=7.8dB)分だけ増幅される。その後、増幅された基準信号は、合成部122aで送信増幅部52aにて増幅された10MHzの通信信号と合成される。この合成器122aで合成された信号は、伝送路12を経由して、端末装置2dの通信装置40dに送られる。
端末装置2dの通信装置40dは、伝送路12を経由して受信した上記合成信号を、低周波(100kHz)の基準信号のみを通すローパスフィルタ130dと高周波(10MHz)の通信信号のみを通すハイパスフィルタ140dとを通すことにより、基準信号と通信信号に分離する。ハイパスフィルタ140dで分離された通信信号(10MHz)は、受信増幅部60dで増幅された後に、AGC回路100dにて出力レベルが検出され、受信増幅部60dの出力レベルが2Vになるように利得制御が行われる。なお、AGC回路100dが必要とされる理由については、後述する。
また、ローパスフィルタ130dで分離された基準信号は、アンプ80dにて利得G4(=−3dB)に増幅される。そして、送信増幅利得制御部90dにおいて、増幅された基準信号のレベルが検出され、伝送路12の損失が算出される。これにより、送信増幅部50dの利得制御が行われ、利得G1が決定される。
ところで、伝送路12を構成するケーブル等の損失は、周波数により一定ではなく、一般的に低周波ほど損失は小さくなる傾向にある。従って、10MHzの通信信号より100kHzの基準信号の方が伝送路12の損失は小さくなる。本例においては、基準信号と通信信号の損失比率は2/5として中央装置2aの送信増幅利得制御部92aにて補正を行っている。その結果、伝送路12の損失は通信信号で−12dB、基準信号で−4.8dBとなる。
同様に、端末装置2dのLANコントローラ20dからも送信信号が送信され、通信装置40dで基準信号と合成されて、伝送路12を経由して通信装置42aに送られる。
この場合でも、通信装置40dの送信増幅利得制御部90dにおいて、中央装置2aの送信増幅利得制御部92aと同様に、基準信号と通信信号の損失比率2/5に応じて補正を行っている。
この場合でも、通信装置40dの送信増幅利得制御部90dにおいて、中央装置2aの送信増幅利得制御部92aと同様に、基準信号と通信信号の損失比率2/5に応じて補正を行っている。
次に、送信増幅利得制御部90dと送信増幅部50dにおける利得G1の制御処理例について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、送信増幅利得制御部90dにおいて、基準信号の受信レベルが検出され、伝送路12での損失が算出される(ステップS01)。ここでは、基準信号の出力レベルは2Vであり、アンプ72aの利得G3は7.8dB、アンプ80dの利得G4は−3dBとして、伝送路12の損失を下記(1)の計算式により算出している。
まず、送信増幅利得制御部90dにおいて、基準信号の受信レベルが検出され、伝送路12での損失が算出される(ステップS01)。ここでは、基準信号の出力レベルは2Vであり、アンプ72aの利得G3は7.8dB、アンプ80dの利得G4は−3dBとして、伝送路12の損失を下記(1)の計算式により算出している。
すなわち、伝送路12の基準信号伝送路損失(dB)は、通信装置42a側のアンプ72aの利得G3と端末装置40d側のアンプ80dの利得G4を加算した値を、入力電圧に対する基準信号受信レベルのデシベル値から減算した値になる。すなわち、
伝送路12の基準信号伝送路損失(dB)
=20×log(基準信号受信レベル/2V) (dB)
−(7.8(G3)−3(G4))(dB)・・・(1)
となる。
伝送路12の基準信号伝送路損失(dB)
=20×log(基準信号受信レベル/2V) (dB)
−(7.8(G3)−3(G4))(dB)・・・(1)
となる。
この(1)式で求めた基準信号伝送路損失と、基準信号と通信信号の損失比率による補正値の2/5とにより、通信信号伝送路損失が下記(2)の計算式により算出される(ステップS02)。つまり、伝送路12における通信信号伝送路損失は基準信号伝送路損失の(5/2)倍になる。
通信信号伝送路損失(dB)=基準信号伝送路損失(dB)/(2/5)・・・(2)
通信信号伝送路損失(dB)=基準信号伝送路損失(dB)/(2/5)・・・(2)
次に、(2)式でもとめた通信信号伝送損失に基づいて、受信側で3dBになるように通信装置40dの送信増幅部50dの利得G1が、送信増幅利得制御部90dによって制御される(ステップS03)。
すなわち、送信増幅部50dの利得G1は、通信信号伝送路損失から下記(3)の計算式により算出される。
送信増幅部の利得G1(dB)=−通信信号伝送路損失(dB)+3(dB)・・・(3)
すなわち、送信増幅部50dの利得G1は、通信信号伝送路損失から下記(3)の計算式により算出される。
送信増幅部の利得G1(dB)=−通信信号伝送路損失(dB)+3(dB)・・・(3)
ここで、(3)式において、通信信号伝送路損失に(−)符号がついているのは、図3に示すように、伝送路損失(−XdB)が負の値になっているからである。このため、通信信号伝送路損失に(−)符号を付けて、全体として、送信増幅部の利得G1(dB)をプラスの値(X+3)dBとしている。
以上、図1に示す車両1a〜1f(1号車から6号車)の中で、車両1aの中央装置2aから中間距離の位置にある車両1dの端末装置2dまでの距離の伝送路12を例にとって説明した。上述したように、伝送路が短くなると伝送路損失が小さくなり、伝送路が長くなると伝送路損失が大きくなる。いずれの場合であっても、端末装置2b〜2fの送信増幅部50a〜50fにおいて、通信信号は適切な出力レベルに制御されて、通信が可能となる。
図6は、各伝送路における利得の制御結果を表にしたものである。図6(a)は、基準信号伝送路損失が補正値と同じ場合であり、図6(b)は基準信号伝送路損失が補正値より大きい場合、図6(c)は基準信号伝送路損失が補正値より小さい場合を示している。
図6(a)〜(c)では、通信信号伝送路損失を「通信信号損失」、基準信号伝送路損失を「基準信号損失」と記載しているので、以下、その記述にしたがって説明する。
図6(a)〜(c)では、通信信号伝送路損失を「通信信号損失」、基準信号伝送路損失を「基準信号損失」と記載しているので、以下、その記述にしたがって説明する。
図6(a)に示すように、通信信号損失(dB)は、車両間の各伝送路10〜14の距離に比例して変化する。そして、通信信号損失(dB)の2/5が各伝送路10〜14の基準信号損失(dB)となり、その損失に比例して基準信号受信レベルが変化している。図2に示すように、中央装置2aは、通信装置40a〜44aを備えており、これらの通信装置40a〜44aが、各端末装置2b〜2fの通信装置40b〜40fと通信する。
図6(a)の利得G3は、中央装置2aの通信装置40a〜44aの中の基準信号を増幅するアンプ70a〜74a(図4ではアンプ72a)及び端末装置2b〜2fの通信装置40b〜40fの中のアンプ70b〜70f(図4ではアンプ70d)の利得である。
また、図6(a)の利得G4は、中央装置2aの通信装置40a〜44a、及び端末装置2b〜2fの通信装置40b〜40fにおいて、通信信号と基準信号の合成信号から分離した基準信号を増幅するアンプ80a〜84a及びアンプ80b〜80f(図4ではアンプ82aとアンプ80d)の利得を示している。利得G3は、全ての伝送路10〜14において、7.8dBに設定され、利得G3は−3dBに設定されている。
また、図6(a)の利得G4は、中央装置2aの通信装置40a〜44a、及び端末装置2b〜2fの通信装置40b〜40fにおいて、通信信号と基準信号の合成信号から分離した基準信号を増幅するアンプ80a〜84a及びアンプ80b〜80f(図4ではアンプ82aとアンプ80d)の利得を示している。利得G3は、全ての伝送路10〜14において、7.8dBに設定され、利得G3は−3dBに設定されている。
また、基準信号受信レベル(dB)は、通信装置40a〜44aにおける送信利得制御部90a〜94a(図4では92a)で検出される基準信号レベル及び通信装置40b〜40fにおける送信利得制御部90b〜90f(図4では90d)で検出される基準信号レベルを示している。ここでは、伝送路12を「0」として、伝送路が短い場合はプラス、伝送路が長い場合はマイナスになるように設定している。
図6(a)の利得G1は、通信装置40a〜44aの中の送信増幅部50〜54a(図4では52a)と、通信装置40b〜40fの送信増幅部50b〜50f(図4では50d)の利得を示し、利得G2は通信装置40a〜44aの中の受信増幅部60〜64a(図4では62a)と、通信装置40b〜40fの受信増幅部60b〜60f(図4では60d)の利得を示している。利得G1は、伝送路の長さに比例して大きくなっているが、利得G2は伝送路の長さに関係しないで、通常は(−3dB)に設定される。
送信利得制御部90a〜94a(図4では92a)及び送信利得制御部90b〜90f(図4では90d)により送信増幅器50a〜54a(図4では52a)及び50b〜50f(図4では50d)の利得G1が適切な値に設定されると、図4に基づいて説明した動作となり、中央装置2aのLANコントローラ20〜24a、及び端末装置2b〜2fのLANコントローラ20b〜20fへの送信レベルはいずれも0dB(レベル2V)となる。
しかしながら、伝送路のケーブル等のバラツキにより実際の通信信号と基準信号の損失の比率は補正値(2/5)よりズレが生じる場合がある。
図6(b)は、補正値より基準信号の伝送路損失が大きかった場合、図6(c)は、補正値より基準信号の伝送路損失が小さかった場合を示している。
図6(b)に示す基準信号損失(dB)は、図6(a)に示した基準信号損失(dB)と比べて、基準信号損失が大きい方にずれている。このとき、通信装置40a〜44aにおける送信利得制御部90a〜94a(図4では92a)及び通信装置40b〜40fにおける送信利得制御部90b〜90f(図4では90d)で検出される基準信号レベルは、図6(a)と比べて小さい方に変化している。
図6(b)は、補正値より基準信号の伝送路損失が大きかった場合、図6(c)は、補正値より基準信号の伝送路損失が小さかった場合を示している。
図6(b)に示す基準信号損失(dB)は、図6(a)に示した基準信号損失(dB)と比べて、基準信号損失が大きい方にずれている。このとき、通信装置40a〜44aにおける送信利得制御部90a〜94a(図4では92a)及び通信装置40b〜40fにおける送信利得制御部90b〜90f(図4では90d)で検出される基準信号レベルは、図6(a)と比べて小さい方に変化している。
この結果、通信装置40a〜44aの中の送信増幅部50〜54a(図4では52a)と、通信装置40b〜40fの送信増幅部50b〜50f(図4では50d)の利得G1は、図6(a)と比べて大きくなるように変化し、通信装置40a〜44aの中の受信増幅部60a〜64a(図4では62a)通信装置40b〜40fの受信増幅部60b〜60f(図4では60d)の利得G2は、小さくなる方向に変化する。これにより、中央装置2aのLANコントローラ20〜24a、及び端末装置2b〜2fのLANコントローラ20b〜20fへの送信レベルはいずれも0dB(レベル2V)が維持されることになる。
また、図6(c)の基準信号損失(dB)に示されるように、基準信号損失が図6(a)のものに比べて小さい方向に変化した場合には、基準信号受信レベル(dB)は図6(a)に比べて、大きい方に変化する。このため、送信増幅部50〜54a(図4では52a)と送信増幅部50b〜50f(図4では50d)の利得G1は、図6(a)と比べて小さくなるように変化し、受信増幅部60a〜64a(図4では62a)と受信増幅部60b〜60f(図4では60d)の利得G2は、大きくなる方向に変化する。つまり、図6(b)とは反対方向の利得制御が行われることになる。これにより、図6(b)と同様に、中央装置2aのLANコントローラ20〜24a、及び端末装置2b〜2fのLANコントローラ20b〜20fへの送信レベルはいずれも0dB(レベル2V)が維持される。
ここで、通信装置40a〜44aのAGC回路100a〜104a及び通信装置40b〜40fのAGC回路100b〜100fの働きについて説明する。上述したように、基準信号損失のバラツキにより適切な通信信号レベルに多少ズレが生じた場合は、AGC回路100〜104a(図4では102a)及びAGC回路100b〜100f(図4では100d)により、受信増幅部60a〜64a(図4では62a)及び受信増幅部60b〜60f(図4では60d)の利得G2が制御されて、通信信号のレベルを適切なレベルに戻している。この結果、中央装置2aのLANコントローラ20a〜24a及び端末装置2b〜2fのLANコントローラ20b〜20fへの通信信号の送信レベルはいずれも0dB(レベル2V)となるように制御される。
また、図4で示したように、本例の鉄道車両通信装置では、通信信号とは異なる周波数の固定レベルの基準信号が発振器112aにて生成され、アンプ72aにて増幅される。アンプ72aで増幅された基準信号は、合成部122aで通信信号と合成され、その合成信号が伝送路12を経由して端末装置2dに送信される。
端末装置2dでは、受信した合成信号からローパスフィルタ130dにより基準信号を分離して取り出し、アンプ80dにより適切なレベルに戻す。そして、その後、送信増幅利得制御部90dにて基準信号の受信レベルを測定し、補正値を含めて通信信号伝送路損失が算出される。また、送信増幅部50dにおいて、算出された通信信号伝送路損失に基づいて、適切なレベルで通信信号を送信するように利得制御が行われる。
端末装置2dでは、受信した合成信号からローパスフィルタ130dにより基準信号を分離して取り出し、アンプ80dにより適切なレベルに戻す。そして、その後、送信増幅利得制御部90dにて基準信号の受信レベルを測定し、補正値を含めて通信信号伝送路損失が算出される。また、送信増幅部50dにおいて、算出された通信信号伝送路損失に基づいて、適切なレベルで通信信号を送信するように利得制御が行われる。
また、ハイパスフィルタ140dで分離された通信信号は、ケーブル等のバラツキ等によりずれたレベルの信号が適切な出力になるように、AGC回路100dを用いて受信増幅部60dの利得制御が行われる。これにより、鉄道車両用の特殊なケーブルを使ってさまざまな車両間の異なる損失の伝送路において、IEEE802.3規格の通信が良好に行われることになる。
<本発明の第2の実施の形態例の説明>
以上、図4〜図6に基づいて、本発明の第1の実施形態例について説明してきた。次に、図4の回路構成とは異なる本発明の第2の実施形態例について、図7〜図9に基づいて説明する。
以上、図4〜図6に基づいて、本発明の第1の実施形態例について説明してきた。次に、図4の回路構成とは異なる本発明の第2の実施形態例について、図7〜図9に基づいて説明する。
図4の回路構成で、通信信号と基準信号の周波数を同じにした場合には、通信信号と基準信号の伝送路損失の違いを補正する必要はなくなる。しかし、この場合、同一伝送路に合成して送信すると、通信信号と基準信号をフィルタ等で分離することができなくなってしまう。
図7に示す本発明の第2の実施形態例は、通信信号と基準信号の周波数を同じにした場合でも、合成された通信信号と基準信号を分離可能な通信装置42a、40dを示したものである。図7の例では、通信信号と基準信号が同一の伝送路を経由してやり取りされるので、基準信号の流れと通信信号の流れの矢印記号を変えて示している。
図7に示す本発明の第2の実施形態例は、通信信号と基準信号の周波数を同じにした場合でも、合成された通信信号と基準信号を分離可能な通信装置42a、40dを示したものである。図7の例では、通信信号と基準信号が同一の伝送路を経由してやり取りされるので、基準信号の流れと通信信号の流れの矢印記号を変えて示している。
図7に示すように、中央装置2aのLANコントローラ22aから送信された通信信号は、通信装置42aの送信増幅部52aに接続されるとともに、送信増幅部52aへの接続とは別に分岐して固定ゲイン(利得G3=15dB)のアンプ72aに接続される。アンプ72aで受信した信号は、利得G3だけ増幅され、この増幅されたアンプ72aの出力信号が基準信号として使用される。
アンプ72aから出力された基準信号は、合成部192aで通信装置40dからの受信通信信号と合成され、再び、伝送路12を介して通信装置40dへ送信される。
また、アンプ72aからの基準信号は、インバータ162aで位相反転されて、キャンセル回路182aにおいて、合成部192aで合成された基準信号をキャンセルする。つまり、キャンセル回路182aからは、合成された基準信号と受信通信信号のうち、受信通信信号のみが分離されて、受信増幅部62aに送られる。受信増幅部62aは、分離した受信通信信号を利得G2(−3dB)だけ増幅し、その出力をLANコントローラ22aに送信する。
また、アンプ72aからの基準信号は、インバータ162aで位相反転されて、キャンセル回路182aにおいて、合成部192aで合成された基準信号をキャンセルする。つまり、キャンセル回路182aからは、合成された基準信号と受信通信信号のうち、受信通信信号のみが分離されて、受信増幅部62aに送られる。受信増幅部62aは、分離した受信通信信号を利得G2(−3dB)だけ増幅し、その出力をLANコントローラ22aに送信する。
一方、合成部192aで合成された基準信号と受信通信信号は、伝送路12を介して通信装置40dに送られる。通信装置40dでは、受信した合成信号を、キャンセル回路170dで受信する。そして、このキャンセル回路170dにおいて、送信増幅器50dからの通信信号をインバータ150dにより位相反転させた通信信号と合成される。つまり、キャンセル回路170dでは、受信した合成信号(基準信号+受信通信信号)から、受信通信信号(送信増幅器50dからの送信信号に相当する)が相殺されて、基準信号のみが出力される。
このキャンセル回路170dで分離された通信装置42aからの基準信号は、アンプ80dで利得G4(−3dB)だけ増幅された後、送信増幅利得制御部90d(基準信号レベル検出部90d)に入力される。そして、送信増幅利得制御部90dは、この基準信号のレベルを検出することにより、伝送路12の損失を算出し、送信増幅部50dの利得制御を行い、送信増幅部50dの利得G1が決定される。
中央装置2aの一つの通信装置42aから端末装置2dの通信装置40dに、基準信号を送る場合については、上述したとおりであるが、逆に、通信装置40dから通信装置42dに基準信号を送る場合も同様な手法が取られる。つまり、図7に示すように、通信装置2dのLANコントローラ20dから送信される通信信号を、送信増幅部50dへ出力する他に、固定ゲイン(利得G3=15dB)のアンプ70dにも出力する。そして、アンプ70dからの基準信号が、合成部190dにおいて、通信装置42aからの受信送信信号と合成される。この合成された信号は伝送路12を介して通信装置42に戻され、以後は、同様な方法でキャンセル回路172a、インバータ172a、アンプ82a、送信利得制御部92aにより、通信装置40dから送られてきた基準信号に基づいて、通信装置42aの送信増幅器52aの利得G1が制御される。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態例は、通信信号と基準信号の周波数が同一であるため伝送路12の損失も同じ場合の例である。このような場合には、本発明の第1の実施形態例で示したような基準信号と通信信号の伝送路損失の違いを送信増幅利得制御部90dで補正する必要がない。つまり伝送路12の損失は、基準信号と通信信号ともに(−12dB)となるので、補正値(2/5)により補正をする必要がない。
図8は、本発明の第2の実施形態例に係る通信装置40dにおける送信増幅部50dの利得G1を制御する処理の例を説明するためのフローチャートである。通信装置42aにおける送信増幅部52aの利得G1を制御する処理も全く同じであるので、ここでは、送信増幅部50dの利得G1を制御する処理として以下説明する。
本発明の第1の実施形態例と異なり、本発明の第2の実施形態例においては、通信信号をアンプ70dで15dBだけ増幅して基準信号を生成している。そして、このアンプ70dで通信信号を増幅して生成した基準信号が、合成器190dで相手側から送られてきた受信送信信号と合成され、通信装置42aに送信されるようになっている。したがって、まず、通信装置42aでは、相手側(通信装置40d)から送られてきた信号の中に基準信号が含まれているかどうかを判定する(ステップS11)。同様に、通信装置40dでは通信装置42aから送られてきた信号の中に基準信号が含まれているか否かを判断することになる。
この基準信号の受信の有無は、通信装置4dを例にとると、図7のキャンセル回路170dで行われ、キャンセル回路170dから何らかの信号が検出されたならば、受信した信号に基準信号が含まれていたと判断する。判断ステップS11において、キャンセル回路170dで基準信号を受信したと判定された場合には、受信した基準信号のレベルを送信増幅利得制御部90d(基準信号レベル検出部)で検出し、この基準信号に基づいて伝送路12での損失を算出する(ステップS12)。
ここでは、基準信号も通信信号であるから出力レベルは2Vである。しかし、基準信号は、中央装置2aの1つのLANコントローラ22aから送られる通信信号をアンプ72a(G3=15dB)で増幅した信号である。
この基準信号は、端末装置2dの通信装置40dのアンプ80d(利得G4=−3dB)を通って受信されるので、伝送路12の損失は下記の計算式(4)によって算出される。
図4で示した第1の実施形態例と同様に、伝送路12の基準信号伝送路損失(dB)は、通信装置42a側のアンプ72aの利得G3(15dB)と端末装置40d側のアンプ80dの利得G4(−3dB)を加算した値を、送信信号の入力電圧に対する基準信号受信レベルのデシベル値から減算した値になる。すなわち、
基準信号伝送路損失(dB)=20×log(基準信号受信レベル/2V) (dB)
−(15(G3)−3(G4))(dB)・・・・・(4)
となる。
この基準信号は、端末装置2dの通信装置40dのアンプ80d(利得G4=−3dB)を通って受信されるので、伝送路12の損失は下記の計算式(4)によって算出される。
図4で示した第1の実施形態例と同様に、伝送路12の基準信号伝送路損失(dB)は、通信装置42a側のアンプ72aの利得G3(15dB)と端末装置40d側のアンプ80dの利得G4(−3dB)を加算した値を、送信信号の入力電圧に対する基準信号受信レベルのデシベル値から減算した値になる。すなわち、
基準信号伝送路損失(dB)=20×log(基準信号受信レベル/2V) (dB)
−(15(G3)−3(G4))(dB)・・・・・(4)
となる。
本発明の第2の実施形態例においては、基準信号と通信信号の周波数が等しいため、基準信号伝送路損失は通信信号伝送路損失と同じになる。したがって、受信側で3dBとなるように、(4)式で求めた基準信号伝送路損失に基づいて送信増幅部50dの利得G1を決定して制御している(ステップS13)。すなわち、送信増幅部50dの利得G1の算出は、計算式(5)により行われる。
送信増幅部の利得G1(dB)=−基準信号伝送路損失(dB)+3(dB)・・・(5)
送信増幅部の利得G1(dB)=−基準信号伝送路損失(dB)+3(dB)・・・(5)
以上、本発明の第2の実施形態例について、中央装置2aの通信装置42aと、図1に示す4号車(車両1d)の端末装置2dの通信装置40dとの通信について説明した。車両1dは、1号車(車両1a)にある中央装置2aからの距離(伝送路12)が中間距離にある車両である。
この、中央装置2aと端末装置2b〜2fを接続する伝送路10〜14(図1参照)は、その伝送路が短くなって損失が小さくなっても、伝送路が長くなって損失が大きくなっても、その伝送路を流れる通信信号は適切な出力レベルに制御され、それぞれの装置間で通信することが可能となる。
この、中央装置2aと端末装置2b〜2fを接続する伝送路10〜14(図1参照)は、その伝送路が短くなって損失が小さくなっても、伝送路が長くなって損失が大きくなっても、その伝送路を流れる通信信号は適切な出力レベルに制御され、それぞれの装置間で通信することが可能となる。
図9は、各伝送路における利得の制御結果をまとめた図である。
図9に示される各項目は、図6に示した項目と同じなので、その説明は割愛する。ただ、本発明の第2の実施形態例においては、基準信号伝送路損失と通信信号伝送路損失が同じとなるので、(2/5)の補正が必要でなくなった分、補正値の欄が省略されている。
図9に示されるように、伝送路が長くなるにしたがって、基準信号と送信信号の伝送損失が比例して大きくなっている。
利得G3は、中央装置2a側のアンプ70a〜74a(図7では72a)、及び端末装置2b〜2f側のアンプ70b〜70f(図7では70d)の利得であり、利得G4は、中央装置2a側のアンプ80a〜84a(図7では82a)、及び端末装置2b〜2f側のアンプ80b〜80f(図7では80d)の利得を示している。
図9に示される各項目は、図6に示した項目と同じなので、その説明は割愛する。ただ、本発明の第2の実施形態例においては、基準信号伝送路損失と通信信号伝送路損失が同じとなるので、(2/5)の補正が必要でなくなった分、補正値の欄が省略されている。
図9に示されるように、伝送路が長くなるにしたがって、基準信号と送信信号の伝送損失が比例して大きくなっている。
利得G3は、中央装置2a側のアンプ70a〜74a(図7では72a)、及び端末装置2b〜2f側のアンプ70b〜70f(図7では70d)の利得であり、利得G4は、中央装置2a側のアンプ80a〜84a(図7では82a)、及び端末装置2b〜2f側のアンプ80b〜80f(図7では80d)の利得を示している。
また、基準信号受信レベル(dB)は、中央装置2a側の送信増幅利得制御部(基準信号レベル検出部)90a〜94a(図7では92a)、及び端末装置2b〜2f側の送信増幅利得制御部(基準信号レベル検出部)90b〜90f(図7では90d)による、基準信号の検出レベルを示している。ここでは、伝送路12を0dBとして、伝送路が長くなるとマイナス方向に大きくなり、伝送路が短くなるとプラス方向に大きくなるように設定されている。
利得G1は、中央装置2a側の送信増幅部50〜54a及び端末装置2b〜2f側の送信増幅部50b〜50fの利得であり、この利得G1が、図4〜6に示した本発明の第1の実施形態例と同様な方法で適切に制御される。したがって、図4に示されるような、AGC回路100a〜104a(中央装置側2a側)及びAGC回路100b〜100f(端末装置2b〜2f側)により受信増幅部60〜64a及び受信増幅部60b〜60f(図4参照)の利得G2を制御する必要もなくなるので、利得G2は図9に示されるように−3dBに固定される。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態例においては、例えばアンプ72aで通信信号を固定レベルに増幅した信号を、通信信号とは別の基準信号としている。そしてこの基準信号を相手側から送られてくる受信通信信号と合成部192aにて合成し、この合成した信号(基準信号と受信通信信号を合成したもの)を相手側から送られてきた通信信号の受信線を通して相手側に送り返すようにしている。
そして、受信側でキャンセル回路170d、アンプ80dにて基準信号のみを適切なレベルで取り出した後、送信増幅利得制御部90dで基準信号受信レベルを測定して、基準信号伝送路損失を算出する。これにより、端末装置2d側の送信増幅部50dが適切なレベルで通信信号を送信できるように、送信増幅部50dの利得制御が行われる。このようにすることにより、基準信号の周波数を通信信号と異なる周波数として送受信する第1の実施形態例と同じ作用効果を奏することができる。更に、本発明の第2の実施形態例によれば、通信信号伝送路損失と基準信号伝送路損失の違いによる補正をする必要がないので、ケーブル等のバラツキによって通信号出力レベルがずれることがなく、いつも最適なレベルで通信できるという効果がある。
以上、本発明の2つの実施形態例を鉄道車両を例として説明してきたが、本発明は、上述した実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の応用例、変形例を含むことはいうまでもない。
1a〜1f・・・車両、2a・・・中央装置、2b〜2f・・・端末装置、3a〜3f・・・CPU、4a〜4f・・・ROM、5a〜5f・・・RAM、6a〜6f・・・システムバス、10〜14・・・伝送路、20a〜24a、20b〜20f・・・LANコントローラ、30a〜34a、30b〜30f・・・LANケーブル、40a〜44a、40b〜40f・・・通信装置、50a〜54a、50b〜50f…送信増幅部、60a〜64a、60b〜60f・・・受信増幅部、70a〜74a,70b〜70f、80a〜84a、80b〜80f・・・アンプ、90a〜94a、90b〜90f・・・送信増幅利得制御部(基準信号レベル検出部)、100a〜104a、100b〜100f・・・AGC回路(受信信号レベル検出部)、110a〜114a、110b〜110f・・・発振器、120a〜124a、120b〜120f,190a〜194a、190b〜190f・・・合成部、130a〜134a、130b〜130f・・・ローパスフィルタ、140a〜144a、140b〜140f・・・ハイパスフィルタ、150a〜154a、150b〜150f、160a〜164a、160b〜160f・・・インバータ、170a〜174a、170b〜170f、180a〜184a、180b〜180f・・・キャンセル回路
Claims (7)
- 連結された複数の鉄道車両のうち、一の鉄道車両に備えられた中央装置と他の複数の鉄道車両に備えられた各端末装置との間で伝送路を介してLAN通信を行う鉄道車両用通信装置であって、
前記中央装置及び/または前記各端末装置は、
自装置から他の装置に送信する前記通信信号の利得を調整する送信増幅部と、
前記利得調整された前記通信信号を前記他の装置に送信する手段と、
前記自装置から前記他の装置に送信する前記通信信号とは異なる基準信号を生成する基準信号生成部と、
前記基準信号生成部で生成された前記基準信号を、前記自装置から前記他の装置に送信される前記通信信号と合成する合成部と、
前記合成部において合成された前記基準信号と前記通信信号の合成信号を、前記他の端末装置に送信する送信部とを、備えるとともに、
更に、前記各端末装置及び/または前記中央装置は、
前記他の装置から送信された前記基準信号と前記通信信号の合成信号から前記基準信号を分離して抽出するフィルタ手段と、
前記基準信号のレベルを検出して、前記伝送路の伝送損失を算出し、前記伝送損失を考慮して、前記自装置の送信増幅部の利得を制御する送信増幅利得制御部と、を備える、
ことを特徴とする鉄道車両用通信装置。 - 前記中央装置及び/または前記各端末装置で作成される前記基準信号は、前記通信信号の周波数よりも低い周波数の信号であり、前記各端末装置及び/または前記中央装置では、前記基準信号と前記通信信号の合成信号をから、ローパスフィルタにより前記基準信号を分離抽出することを特徴とする、請求項1に記載の鉄道車両用通信装置。
- 前記中央装置及び/または前記各端末装置は、更に、前記基準信号と前記通信信号の合成信号から前記通信信号を分離抽出するハイパスフィルタを有し、前記ハイパスフィルタで抽出した前記通信信号の受信レベルを調整するためのAGC回路を備えることを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用通信装置。
- 連結された複数の鉄道車両のうち、一の鉄道車両に備えられた中央装置と他の鉄道車両に備えられた各端末装置との間で、伝送路を介してLAN通信を行う鉄道車両用通信装置であって、
前記中央装置及び/または前記各端末装置は、
自装置から他の装置に送信するために、前記通信信号の利得を調整する送信増幅部と、
前記利得調整された前記通信信号を前記他の装置に送信する手段と、
前記自装置から前記他の装置に送信する前記通信信号を分岐して固定レベルに増幅し、前記増幅した通信信号を基準信号とする基準信号生成部と、
前記基準信号生成部で生成された前記基準信号を、前記他の装置から前記自装置に送信され、前記自装置で受信された受信通信信号と合成する合成部と、
前記基準信号と前記受信通信信号と合成して生成した前記合成信号を、前記他の装置に送信する送信部とを、備え、
更に前記端末装置及び/または前記中央装置は、
前記自装置からの通信信号を位相反転させた信号と、前記他の装置から送信された前記合成信号とを加算することにより、前記合成信号から前記自端末の通信信号をキャンセルして前記基準信号を取り出す第1のキャンセル回路と、
前記第1のキャンセル回路から取り出される前記他の装置から送信された前記基準信号のレベルを検出し、前記基準信号レベルに基づいて前記伝送路の損失を算出することにより、前記送信増幅部の利得を制御する送信利得増幅制御部を、
備えたことを特徴とする鉄道車両用通信装置。 - 更に、前記中央装置及び/または前記各端末装置は、前記基準信号と前記受信通信信号の合成信号から、前記基準信号を取り出す第2のキャンセル回路を備え、前記第2のキャンセル回路から前記受信通信信号を抽出することを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両用通信装置。
- 中央装置と、前記中央装置と伝送路を介して接続される複数の端末装置とを備え、前記中央装置と各端末装置との間で、前記伝送路を介してLAN通信を行う通信装置であって、
前記中央装置及び/または前記各端末装置は、
自装置から他の装置に送信するために、前記通信信号の利得を調整する送信増幅部と、
前記利得調整された前記通信信号を前記他の装置に送信する手段と、
前記自装置から前記他の装置に送信する前記通信信号を分岐して固定レベルに増幅し、前記増幅した通信信号を基準信号とする基準信号生成部と、
前記基準信号生成部で生成された前記基準信号を、前記他の装置から前記自装置に送信され、前記自装置で受信された受信通信信号と合成する合成部と、
前記基準信号と前記受信通信信号と合成して生成した前記合成信号を、前記他の装置に送信する送信部とを、備え、
更に前記端末装置及び/または前記中央装置は、
前記自装置からの通信信号を位相反転させた信号と、前記他の装置から送信された前記合成信号とを加算することにより、前記合成信号から前記自端末の通信信号をキャンセルして前記基準信号を取り出す第1のキャンセル回路と、
前記第1のキャンセル回路から取り出される前記他の装置から送信された前記基準信号のレベルを検出し、前記基準信号レベルに基づいて前記伝送路の損失を算出することにより、前記送信増幅部の利得を制御する送信利得増幅制御部を、
備えたことを特徴とする通信装置。 - 更に、前記中央装置及び/または前記各端末装置は、前記基準信号と前記受信通信信号の合成信号から、前記基準信号を取り出す第2のキャンセル回路を備え、前記第2のキャンセル回路から前記受信通信信号を抽出することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
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2009
- 2009-03-27 JP JP2009080173A patent/JP2010233094A/ja active Pending
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