JP2010231280A - 媒体処理装置、自動取引装置及び媒体処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送障害の媒体の確認を速やかに行なうことができ、短時間でジャム媒体を除去することができる。
【解決手段】紙幣を搬送する搬送路に紙幣の有無を検知する紙幣検知手段S1〜S36を複数配置し、紙幣検知手段S1〜S36からの検知信号により紙幣の障害発生を検出する媒体処理装置5において、前記紙幣検知手段(S16)と隣接する紙幣検知手段(S21)との間を複数の区域a〜eに分割し、各区域a〜eにおける障害発生による紙幣残留確率が記憶される記憶部23と、前記紙幣検知手段(S16)と隣接する紙幣検知手段(S21)の間に媒体の障害が発生した場合、前記各区域a〜eを前記残留確率に基づいて識別表示する表示部24を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】紙幣を搬送する搬送路に紙幣の有無を検知する紙幣検知手段S1〜S36を複数配置し、紙幣検知手段S1〜S36からの検知信号により紙幣の障害発生を検出する媒体処理装置5において、前記紙幣検知手段(S16)と隣接する紙幣検知手段(S21)との間を複数の区域a〜eに分割し、各区域a〜eにおける障害発生による紙幣残留確率が記憶される記憶部23と、前記紙幣検知手段(S16)と隣接する紙幣検知手段(S21)の間に媒体の障害が発生した場合、前記各区域a〜eを前記残留確率に基づいて識別表示する表示部24を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、媒体を搬送する媒体処理装置、特に媒体搬送に対する障害発生検知手段を有する媒体処理装置及び当該媒体処理装置を有する自動取引装置に関する。
従来、媒体を搬送する搬送路を有する媒体処理装置においては、搬送路に沿って媒体の有無を検知する検知センサを配置し、検知センサ間で媒体が引っ掛かったり詰まったりした場合、媒体を最後に検知した検知センサとその下流側の検知センサとの間の搬送路で媒体ジャムが発生したことを検出していた。
例えば自動取引装置の媒体としての紙幣を搬送するユニットである紙幣入出金機においては、紙幣を搬送する搬送路にいくつかの検知センサを配置して紙幣の搬送状態を監視しており、紙幣ジャムを検出した場合、検出した搬送路を表示部で識別可能に表示することにより、紙幣のジャム位置をオペレータに知らせるようにしていた。
例えば下記特許文献1には、媒体としての用紙のジャムが発生した場合、残留用紙の位置を操作パネルに表示することが開示されており、更に用紙の残留した位置でどれ位の回数取り忘れがあったかに応じて異なるパターンで表示することも開示されている。
しかしながら従来の技術においては、搬送路における障害があったとき、検知センサと検知センサの間の搬送路の全体を表示するので、特にその搬送路が長いと、その搬送路を確認してジャム媒体を除去するのに時間がかかるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、媒体を搬送する媒体処理装置において、搬送障害の媒体の確認を速やかに行なうことができ、短時間でジャム媒体を除去することができる媒体処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、媒体を搬送する搬送路に媒体の有無を検知する媒体検知手段を複数配置し、媒体検知手段からの検知信号により媒体の障害発生を検出する媒体処理装置において、前記媒体検知手段と隣接する媒体検知手段との間を複数の区域に分割し、各区域における障害発生による残留情報が記憶される記憶部と、前記媒体検知手段と隣接する媒体検知手段の間に媒体の障害が発生した場合、前記区域を前記残留情報に基づいて識別表示する表示部とを設けたことを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、媒体を搬送する搬送路における媒体検知手段と隣接する媒体検知手段の間の区間で媒体の障害が発生した場合、残留情報に基づいて区域を識別表示するようにしたので、障害媒体の確認を速やかに行なうことができる効果が得られる。また、媒体の障害を表示するために、媒体を搬送する搬送路全体について前記媒体検知手段を隈なく配設する必要がなく、少ない数の媒体検知手段により媒体の障害を表示することができるので、コストの上昇を抑えた媒体処理装置を提供することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図2は紙幣入出金機5が内蔵される自動取引装置1を示す構成図である。なお以下に説明する各実施の形態では媒体処理装置として紙幣入出金機を例に説明する。まず図2に従って自動取引装置について説明する。同図において、自動取引装置1はカード処理部2、音声案内部3、通帳処理部4、紙幣入出金機5、硬貨入出金機6、顧客操作部7及び主制御部8を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図2は紙幣入出金機5が内蔵される自動取引装置1を示す構成図である。なお以下に説明する各実施の形態では媒体処理装置として紙幣入出金機を例に説明する。まず図2に従って自動取引装置について説明する。同図において、自動取引装置1はカード処理部2、音声案内部3、通帳処理部4、紙幣入出金機5、硬貨入出金機6、顧客操作部7及び主制御部8を有する。
カード処理部2はキャッシュカード等の取引カードが保持するデータ及びカード表面のエンボスのイメージの読取りを行なう。音声案内部3は自動取引装置1の使用者に対して操作等の音声ガイダンスを行なう。通帳処理部4は、挿入された通帳に対して取引内容の印字処理や磁気データの更新等を行なう。紙幣入出金機5は、入金取引においては紙幣の計数、鑑別を行なって収納処理を行なうとともに、出金取引においては紙幣の繰出し、計数を行なって利用者への払出しを行なう。
硬貨入出金機6も同様に、入金取引においては硬貨の計数、鑑別を行なって収納処理を行なうとともに、出金取引においては硬貨の繰出し、計数を行なって利用者への払出しを行なう。顧客操作部7は、液晶表示部やタッチパネルを具備し、利用者に対して各種の操作ガイダンスを表示するとともに、利用者が必要な入力操作を行なう。主制御部8は上記各部の動作制御を行なう。
次に、図1により紙幣入出金機5について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る紙幣入出金機5を示す内部構成図である。紙幣入出金機5には、紙幣の入出金口を有する接客部11、入金紙幣を一時保留する一時保留部12、入金紙幣及び出金紙幣を鑑別して金種、真偽、正損を判定する鑑別部13、入金された紙幣及び出金用の紙幣を金種別に収納する複数の金庫(14A〜14D)を有する金庫部14、入金又は出金に不適とされた紙幣等を収納するリジェクトカセット15、顧客が出金取引時に取り忘れた紙幣を保管する取忘れカセット16、金庫部14に補充する紙幣及び金庫部14から回収した紙幣を収納する補充回収カセット17、及び補充回収カセット17により紙幣を補充回収する際に入出金を行なう補回カセット入出金部18が具備されている。そして上記各部間で紙幣を搬送する搬送路が設けられている。
本実施の形態では搬送路をいくつかのブロックA〜Eに分けている。そして各搬送路ブロックA〜E及び上述した各部には紙幣の有無を検知する検知センサS1〜S36が設けられている。接客部11には検知センサS1、S2、S3が配置され、搬送路ブロックAには検知センサS4、S5が配置され、一時保留部12には検知センサS6が配置され、搬送路ブロックBには検知センサS7〜S10が配置されている。鑑別部13には検知センサS11が配置され、搬送路ブロックCには検知センサS12、S13が配置され、搬送路ブロックDには検知センサS16、S17が配置されている。検知センサS14は搬送路ブロックBと搬送路ブロックDを結ぶ搬送路上に配置され、検知センサS15は搬送路ブロックBと搬送路ブロックEを結ぶ搬送路上に配置されている。
検知センサS18〜S21は搬送路ブロックDと各金庫14A〜14Dをそれぞれ結ぶ搬送路上に配置されている。金庫部14内の各金庫14A〜14Dにはそれぞれ検知センサS22、S23、S24、S25が配置されている。搬送路ブロックEには検知センサS26、S27が配置され、搬送路ブロックEからリジェクトカセット15へつながる搬送路上に検知センサS28、S29が配置されている。また搬送路ブロックBと補回カセット入出金部18を結ぶ搬送路上に検知センサS30が配置され、補回カセット入出金部18内には検知センサS31が配置されている。補充回収カセット17には検知センサS32、S33が配置され、更に取忘れカセット16には検知センサS34が配置され、リジェクトカセット15には検知センサS35、S36が配置されている。
図3は第1の実施の形態の紙幣入出金機5の制御系を示すブロック図である。なお図3には本発明に関連する部分のみ示してある。図3において、紙幣入出金機制御部21は紙幣入出金機5の動作全体を制御するもので、紙幣入出金機制御部21には係員操作部22、記憶部23及び図1で示した検知センサS1〜S36が接続されている。係員操作部22は保守時に係員が操作する部分で、保守画面表示部24が具備されている。記憶部23は、搬送路における或る検知センサとこれに隣接する検知センサとの間の区間を複数の区域に分け、各区域における紙幣詰まりなどが発生した場合の紙幣残留率を記憶している。
図4は搬送路ブロックDを示す説明図である。図4において、例えば検知センサS21と検知センサS16との間の搬送路について、この区間を5つの区域(a〜e)に分割する。区域aは搬送路D1から検知センサS21方向への分岐点を含む区域で、区域bは検知センサS14から搬送路D1への合流点を中心とする区域で、区域cは搬送路D1から検知センサS20方向への分岐点を含む区域で、区域dは搬送路D1上の他の搬送路と分岐又は合流していない直線状の区域で、区域eは搬送路D1から検知センサS19方向への分岐点を含む区域である。また、これらの区域a〜eには紙幣の有無を検知する検知センサは配置されていない。
以上の複数の区域a〜eにおいて、紙幣を検知センサS21から検知センサS16方向へ搬送して紙幣詰まり(ジャム)などが発生した場合に、紙幣が残留している確率(検知センサS21と検知センサ16の間の区間におけるその区域に紙幣が残留する確率)を記憶部23に記憶しておくのである。例えば区域a:10%、区域b:70%、区域c:10%、区域d:5%、区域e:5%というような確率を記憶する。これらの値は設計評価におけるデータを参考にして予め記憶部23に格納される。同じ区間でも紙幣の搬送方向が異なる場合には確率が異なることがある。
次に第1の実施の形態の動作を説明する。図5は第1の実施の形態における障害発生時の動作を示すフローチャートである。紙幣入出金機制御部21は、各検出センサS1〜S36からの出力信号により障害の発生を確認する(ステップS101)。検知センサS1〜S36でどこに紙幣が詰まっているかを確認する。
次に紙幣が最後に通過した検知センサから紙幣が残留している箇所を特定する(ステップS102)。例えば出金取引において金庫部14の金庫14Dから紙幣を繰り出して接客部11へ搬送する場合、検知センサS21を通り、搬送路ブロックDの検知センサS16方向へ紙幣を搬送する。このとき、検知センサS21は通過したものの一定時間経過しても検知センサS16を通過しない場合、紙幣は図4に示す区域a〜区域eのいずれかの区域に残留していると推測できる。
次に紙幣が残留していると推測される区間における各区域について、図3に示す記憶部23を参照してそれぞれの残留確率を残留情報として識別可能に係員操作部22の保守画面表示部24に表示する(ステップS103)。例えば上述の検知センサS21から検知センサS16までの区間においては、各区域の紙幣残留確率がそれぞれ、区域a:10%、区域b:70%、区域c:10%、区域d:5%、区域e:5%とすると、確率の高い区域bを赤で表示し、その他の区域を黄色で表示する。この表示例を図6に示す。図6は第1の実施の形態における区域の識別表示の例を示す説明図である。同図では区域bはハッチングで図示し、その他の区域は網掛けで図示する。
紙幣残留確率に応じた区域の色分け表示により、係員は紙幣残留確率の最も高い区域から紙幣の残留の有無を確認する(ステップS104)。図6に示す例の場合、係員は赤色で表示された区域bを最初に確認すると、区域bは搬送路の合流部があることなどから紙幣残留確率が最も高くなっており、この区域bを確認することにより、残留紙幣が発見される可能性が最も高い。従って残留紙幣の除去作業を速やかに終了させることができる。係員により残留紙幣が発見されると、残留紙幣は装置外へ除去される(ステップS105)。
以上のように第1の実施の形態においては、紙幣詰まりなどの障害が発生した場合、予め記憶部23にパラメータとして記憶している紙幣残留情報としての紙幣残留確率により障害が発生した区間における各区域を色分けして表示するようにしたので、紙幣の残留確率の高い区域を逸早く確認することができ、残留紙幣の早期発見につながり、保守作業の時間短縮が実現されるという効果が得られる。また、紙幣詰まりなどの障害を表示するために、媒体を搬送する搬送路、例えば上述の検知センサS21から検知センサS16までの区間において、前記媒体検知手段を隈なく配設する必要がなく、少ない数の検知センサにより媒体の障害を表示することができるという効果が得られる。
<第2の実施の形態>
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。図7は第2の実施の形態の紙幣入出金機の制御系を示すブロック図である。図7において、第2の実施の形態の紙幣入出金機制御部31は紙幣入出金部5の動作全体を制御するもので、紙幣入出金機制御部31には係員操作部22、記憶部32及び第1の実施の形態で説明した検知センサS1〜S36が接続されている。
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。図7は第2の実施の形態の紙幣入出金機の制御系を示すブロック図である。図7において、第2の実施の形態の紙幣入出金機制御部31は紙幣入出金部5の動作全体を制御するもので、紙幣入出金機制御部31には係員操作部22、記憶部32及び第1の実施の形態で説明した検知センサS1〜S36が接続されている。
係員操作部22には保守画面表示部33が具備され、保守画面表示部33には図示していないがタッチパネルが具備されている。記憶部32には第1の実施の形態と同様に紙幣入出金機5の搬送路の各区間における区域毎の紙幣残留情報としての紙幣残留確率を記憶しているとともに、各区域の新たな障害情報を記憶する機能を有する。そして記憶部32は紙幣入出金機5の筺体の外側に設けられた制御基板に設けられている。
次に第2の実施の形態の動作を説明する。図8は第2の実施の形態における障害発生時の動作を示すフローチャートである。このフローチャートにおけるステップS201からステップS205までは図5に示す前記第1の実施の形態のステップS101からステップS105までと同様であるので、説明を省略する。
ステップS205において係員による残留紙幣の除去が確認されると、保守画面表示部33に図9に示す画面が表示される。図9は、第2の実施の形態における残留区域情報の入力案内画面を示す説明図である。入力案内画面は保守画面表示部33のタッチパネルに表示し、実際に紙幣が残留した区域をタッチさせることにより、残留区域情報の入力を促す。図9に示す入力案内画面において、係員が実際に紙幣が残留していた区域を入力すると、その入力は保守画面表示部33のタッチパネルにより受け付けられる(ステップS206)。紙幣入出金機制御部31は、入力された区域情報を受けると、該当する区域の残留紙幣有回数を加算し、記憶部32へ格納する(ステップS207)。
このように紙幣入出金機制御部31は、紙幣詰まりなどの障害が発生する毎に、残留紙幣のあった区域の情報として紙幣残留の発生回数を加算し、記憶部32に格納する。従って記憶部32には、1つの区域について設計データとしての紙幣残留確率情報と、紙幣残留の発生回数が格納される。係員は保守時などに障害の履歴を見たい場合、区域ごとに障害(紙幣残留)の履歴を見ることができる(ステップS208)。即ち、係員操作部22において必要な操作をすると、図10に示すように、まず「履歴を表示したい区域をタッチしてください」の案内が保守画面表示部33に表示される。
図10は第2の実施の形態における障害履歴表示画面を示す説明図である。係員が履歴を見たい区域をタッチすると、同図に示すように、タッチした区域の設計データとしての紙幣残留確率と、実際に発生した障害の回数が表示される。図10では区域bの発生件数が例として表示されている。またこのとき同時に、タッチした区域が含まれる区間の全体の障害件数も表示され、設計データとの比較を行なうことができる。なお、確認したい区間において最近障害が発生した区域を知らせるようにしてもよい。
以上のように第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の奏する効果に加えて、紙幣詰まりなどの障害が発生した場合に、障害が発生した区域の障害発生件数を加算して記憶部32に格納するようにしたので、係員は区域毎の実際の障害履歴を確認することができる。従って、どの区域に紙幣が残留しやすいのかを係員が把握できるようになり、残留紙幣を更に発見し易くなるとともに、保守作業を更に短縮することができる。また記憶部32を紙幣入出金機5の筺体外に設けるようにしたので、紙幣入出金機5を保守などで交換する場合でも各区域の障害情報は保存される。
<第3の実施の形態>
次に第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態の紙幣入出金機は第2の実施の形態と同様に、紙幣残留確率情報と実際の障害発生情報を区域毎に記憶する記憶部を有するものであるが、第3の実施の形態の記憶部は図2に示す自動取引装置1の主制御部8に具備される。その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
次に第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態の紙幣入出金機は第2の実施の形態と同様に、紙幣残留確率情報と実際の障害発生情報を区域毎に記憶する記憶部を有するものであるが、第3の実施の形態の記憶部は図2に示す自動取引装置1の主制御部8に具備される。その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
次に第3の実施の形態の動作を説明する。図11は第3の実施の形態における障害発生時の動作を示すフローチャートである。図11におけるステップS301からステップS306までは図8に示す第2の実施の形態のステップS201からステップS206までと同様であるので説明を省略する。
ステップS307において、第3の実施の形態の紙幣入出金機制御部は、入力された区域情報を受けると、該当する区域の残留紙幣有回数を加算し、主制御部8の記憶部に格納する(ステップS307)。このように第3の実施の形態においては、紙幣詰まりなどの障害が発生する毎に、紙幣残留の発生回数が加算されて主制御部8の記憶部に格納される。そして係員は区域毎に障害の履歴を見ることができる(ステップS308)。以上のように第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果を奏する。
上記各実施の形態においては自動取引装置の紙幣搬送路を有する紙幣入出金機を例にとって説明したが、本発明はこのほかに、自動取引装置のほかのユニット、例えばカード処理部や硬貨入出金部、或いは無人契約機などにも適用することが可能である。なお硬貨入出金部の場合、硬貨が本発明における媒体に相当する。
1 自動取引装置
5 紙幣入出金機
A〜E 搬送路ブロック
S1〜S36 検知センサ
21 紙幣入出金機制御部
23 記憶部
22 係員操作部
24 保守画面表示部
5 紙幣入出金機
A〜E 搬送路ブロック
S1〜S36 検知センサ
21 紙幣入出金機制御部
23 記憶部
22 係員操作部
24 保守画面表示部
Claims (8)
- 媒体を搬送する搬送路に媒体の有無を検知する媒体検知手段を複数配置し、媒体検知手段からの検知信号により媒体の障害発生を検出する媒体処理装置において、
前記媒体検知手段と隣接する媒体検知手段との間を複数の区域に分割し、各区域における障害発生による残留情報が記憶される記憶部と、
前記媒体検知手段と隣接する媒体検知手段の間に媒体の障害が発生した場合、前記区域を前記残留情報に基づいて識別表示する表示部とを設けたことを特徴とする媒体処理装置。 - 前記残留情報は設計データとして予め算出される残留確率である請求項1記載の媒体処理装置。
- 前記表示部は、前記各区域を表示する部分が入力手段を構成し、
実際に媒体の障害が発生した区域が入力された場合、該区域の障害発生情報を前記記憶部に記憶する請求項1又は2記載の媒体処理装置。 - 前記記憶部は前記複数の媒体検知手段が設けられるユニットとは別体に設けられる請求項3記載の媒体処理装置。
- 請求項1乃至4のいずれか一に記載の媒体処理装置を有する自動取引装置。
- 媒体を搬送する搬送路に配置された媒体検知手段からの検知信号を受信する媒体検知工程と、
前記媒体検知手段と隣接する媒体検知手段との間を複数の区域に分割し、各区域における障害発生による残留情報を記憶する残留情報記憶工程と、
前記媒体検知工程により前記媒体検知手段と隣接する媒体検知手段の間に媒体の障害を検知した場合、前記区域を前記残留情報記憶工程によって記憶した前記残留情報に基づいて識別表示する表示工程を含むことを特徴とする媒体処理方法。 - 前記残留情報は、設計データとして予め算出される残留確率である請求項6記載の媒体処理方法。
- 前記残留情報は、実際に媒体の障害が発生した区域の障害発生情報である請求項6記載の媒体処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009075239A JP2010231280A (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | 媒体処理装置、自動取引装置及び媒体処理方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012208675A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Oki Electric Ind Co Ltd | 紙幣取扱装置、及び、当該紙幣取扱装置に用いる受渡ユニット |
-
2009
- 2009-03-25 JP JP2009075239A patent/JP2010231280A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012208675A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Oki Electric Ind Co Ltd | 紙幣取扱装置、及び、当該紙幣取扱装置に用いる受渡ユニット |
US9027729B2 (en) | 2011-03-29 | 2015-05-12 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Banknote handling device and passing unit used therein |
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